JP2001302379A - 伐採現場内における伐採木の堆肥化装置及び堆肥化方法 - Google Patents

伐採現場内における伐採木の堆肥化装置及び堆肥化方法

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JP2001302379A JP2000115342A JP2000115342A JP2001302379A JP 2001302379 A JP2001302379 A JP 2001302379A JP 2000115342 A JP2000115342 A JP 2000115342A JP 2000115342 A JP2000115342 A JP 2000115342A JP 2001302379 A JP2001302379 A JP 2001302379A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】木材の伐採現場において、切返し作業を行わず
に良質の堆肥を製造する。 【解決手段】材木の伐採現場の地盤2を掘削し、伐採材
木をチップ状にした伐採材チップ8を入れるピット3を
形成する。ピット3の内側に遮水シート4を設置し、家
畜糞尿と混合した伐採材チップ8を入れる。伐採材チッ
プ8の間には、湿度及び温度センサ、給水パイプ、送気
・吸気パイプからなるセンサ及びパイプ6が略等間隔に
敷設されており、湿度及び温度センサから得られた伐採
材チップ8の湿度や温度をもとに、給水パイプ及び送気
・吸気パイプによって給水及び換気が行われるようにな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伐採現場における
伐採木の堆肥化装置及び堆肥化方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】木を伐採した現場において伐採材を堆肥
化する場合、特開平11−029386号公報に示され
るように、伐採現場の地盤上にチップ状にした伐採材を
山積みし、家畜糞尿(主に鶏糞)を混ぜ込んだ後、水分
量を調節すると共にバックホウ等を用いて切返しを行う
ことにより通気と温度管理を行って堆肥化させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法では、切返しが不十分であったり、切返しが行われな
かった部分が生じたりすることがあり、それにより堆肥
の温度が上昇し堆肥が炭化して堆肥としての品質が低下
してしまうといった問題がある。また、この切返し作業
を行うためにバックホウ等の重機と重機を操作するオペ
レータとが必要であり、経済的にも問題がある。
【0004】本発明の課題は、木材の伐採現場におい
て、重機を用いた切返し作業を行わずに、均質かつ良質
の堆肥を製造することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、例えば図1に示すように、木材
伐採現場の地盤(2)を掘削して形成し底面及び側面に
遮水処理(例えば遮水シート4)を施した、伐採材チッ
プ(8)を収容するピット(3)と、前記ピット内に設
けられ、前記伐採材チップの湿度及び温度を検知する湿
度及び温度センサ(例えばセンサ及びパイプ6)と、前
記ピット内に設けられ、前記伐採材チップに給水する給
水パイプ(例えばセンサ及びパイプ6)と、前記ピット
内に設けられ、前記伐採材チップに送気または吸気する
送気・吸気パイプ(例えばセンサ及びパイプ6)とから
なることを特徴としている。
【0006】ここで、遮水処理とは、ピット内の水分が
外へ流出しないようにする処理であり、例えば、ピット
の底部に遮水性のあるシート等を設置することである。
【0007】請求項1記載の発明によれば、木材伐採現
場の地盤を掘削してピットを形成し、底面に遮水処理を
施したことにより、伐採材チップの堆肥化中に出る水分
が土壌に染み込むことがないため、地下水等を汚染する
ことがない。また、伐採材チップを山積みにしないの
で、外観上も良い。また、ピット内に湿度及び温度セン
サと、給水パイプと、送気・吸気パイプとを設置するこ
とにより、伐採材チップの湿度及び温度に合せて給水及
びピット内の換気を行うことができるので、伐採材チッ
プの湿度及び温度管理を確実に行うことができる。ま
た、バックホウ等の重機を用いて伐採材チップの切返し
を行わなくても良いので、コストの削減を図ることがで
きる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の伐
採現場内における伐採木の堆肥化装置であって、例えば
図1に示すように、前記湿度及び温度センサ、給水パイ
プ及び送気・吸気パイプは、前記ピット内に納められた
伐採材チップ間に、略等間隔に敷設されていることを特
徴としている。
【0009】ここで、各センサ及びパイプは、それぞれ
単独で適度に分散させて敷設してもよいし、湿度及び温
度センサと給水パイプと送気・吸気パイプ全てが一緒に
敷設されても良い。
【0010】請求項2記載の発明によれば、湿度及び温
度センサ、給水パイプ及び送気・吸気パイプを、ピット
内の伐採材チップ間に略等間隔に設けたことにより、ピ
ット内の伐採材チップ全体の湿度及び温度を正確に管理
することができ、また、充分に伐採材チップ間に通気す
ることができる。従って、堆肥の炭化等を防止すること
ができると共に、好気環境下での微生物分解を維持する
ことができるので、悪臭の発生を抑制し、良質の堆肥を
均一に製造することができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の伐採現場内における伐採木の堆肥化装置であっ
て、例えば図3に示すように、前記湿度及び温度セン
サ、給水パイプ及び送気・吸気パイプは、前記ピット外
部に設けられた巻き取り機(71)と連結していること
を特徴としている。
【0012】請求項3記載の発明によれば、センサ及び
パイプをピット外部に設けられた巻き取り機に連結し、
伐採材チップの堆肥化が完了した後、この巻き取り機で
巻き取ることにより、容易にセンサ及びパイプを回収す
ることができ、堆肥を搬出する場合に、センサ及びパイ
プが邪魔にならない。
【0013】請求項4記載の発明は、材木伐採現場の地
盤を掘削し、底部に遮水処理を施して、伐採材チップを
収容するピットを形成し、前記ピット内に、家畜糞尿と
混合し湿らせた前記伐採材チップを入れ、前記伐採材チ
ップの間に、湿度及び温度センサ、給水パイプ及び送気
・吸気パイプを略等間隔に敷設することを特徴としてい
る。
【0014】請求項4記載の発明によれば、伐採現場の
地盤を掘削し、底部に遮水処理をしてピットを形成し、
このピット内に家畜糞尿と混合し湿らせた伐採材チップ
を入れて堆肥化させることにより、堆肥化の際に生じる
水分が土壌に染み込むのを防止できると共に、伐採材チ
ップを地表に山積みしないので、外観上も良く、また家
畜糞尿臭を帯びた水の流出も抑制することができる。ま
た、この伐採材チップの間に複数の湿度及び温度セン
サ、給水パイプ及び送気・吸気パイプを略等間隔に敷設
することによって、重機等を用いた切返し作業を行う必
要がなく、ピット内における堆肥化中の伐採材チップ全
体の湿度及び温度の管理を均等に行うことができる。ま
た、伐採材チップ全体に通気を行うことができるので好
気環境下での微生物分解を維持でき、悪臭の発生を抑制
し、品質の良い堆肥を製造することができる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載の伐
採現場内における伐採木の堆肥化方法であって、前記湿
度及び温度センサにより、前記伐採材チップの湿度及び
温度を検知し、前記湿度センサにより検出された湿度を
もとに、前記給水パイプにて前記伐採材チップに水分を
供給し、前記温度センサにより検出された温度をもと
に、前記送気・吸気パイプにて伐採材チップ内を換気す
ることを特徴としている。
【0016】請求項5記載の発明によれば、湿度及び温
度センサにより、堆肥化中の伐採材チップの湿度及び温
度を検知し、その湿度及び温度のデータをもとに、給水
パイプで給水し、送気・吸気パイプで換気することによ
り、確実な温度及び湿度管理ができるので、堆肥が炭化
してしまうこともなく、均質かつ良質の堆肥を製造する
ことができる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項4または5
記載の伐採現場内における伐採木の堆肥化方法であっ
て、前記伐採材チップの堆肥化が完了した後、前記湿度
及び温度センサ、給水パイプ及び送気・吸気パイプを、
巻き取り機で巻き取り、堆肥中から撤去することを特徴
としている。
【0018】請求項6記載の発明によれば、伐採材チッ
プの堆肥化完了後、湿度及び温度センサ、用水パイプ及
び送気・吸気パイプを巻き取り機で巻き取ることによ
り、容易に堆肥中から撤去することができ、堆肥を搬出
する際にこれらのセンサ及びパイプが邪魔にならず、搬
出作業を容易に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0020】先ず、構成を説明する。図1及び図2に示
すように、堆肥化装置1は、ピット3、遮水シート4、
ダクト5及び、センサ及びパイプ6から構成されてい
る。ピット3は、伐採現場の地盤2を掘削して形成した
ものであり、ピット3の側面及び底部には、遮水シート
4が設置されている。ピット3の内部には、ダクト5が
設置されている。ダクト5は円筒状で、内部に複数のセ
ンサ及びパイプ6を通すことが可能であり、側面にはセ
ンサ及びパイプ6が貫通可能な複数の孔51を有してい
る。
【0021】センサ及びパイプ6は、湿度を検知する湿
度センサと、温度を検知する温度センサと、給水パイプ
と、送気・吸気パイプとからなるものであり、湿度セン
サ及び温度センサはそれぞれ1本のケーブルに略等間隔
に複数個設けられている。同様に、給水パイプの水を放
出する給水部(図示省略)と、送気・吸気パイプの送気
部及び吸気部(図示省略)もそれぞれ1本のパイプに等
間隔に複数個設けられている。なお、湿度センサ及び温
度センサは、給水パイプの給水部及び送気・吸気パイプ
の送気部に近接しないよう束ねられているものとする。
センサ及びパイプ6は、図3に示すように、一端が地盤
2上に設けられた給水・送気・排気装置7に連結されて
おり、ピット3内に設置されたダクト5の上部からダク
ト5内を通り、ダクト5の側面に設けられた孔51から
ピット3内へ敷設されている。また、センサ及びパイプ
6は複数本用いられており、図1及び図2に示すよう
に、ピット3内に略等間隔に敷設されている。また、給
水・送気・排気装置7は巻き取り機71を備えており、
給水・送気・排気装置7に接続しているセンサ及びパイ
プ6を巻き取ることが可能となっている。
【0022】次に本実施の形態の動作を説明する。ま
ず、伐採現場の地盤2を掘削してピット3を形成し、ピ
ット3の側面及び底部に遮水シート4を設置する。次
に、伐採した木材を粉砕してチップ状にした伐採材チッ
プ8を家畜糞尿(例えば鶏糞)と混合し、適度に湿ら
せ、ピット3の底部に一定の厚さ(例えば約50cm程
度)敷きつめる。この伐採材チップ8の上にセンサ及び
パイプ6を略等間隔になるように敷設し、その上に更に
伐採材チップ8を先程と同じ厚さ敷き詰める。伐採材チ
ップ8を敷きつめるごとにセンサ及びパイプ6を敷設し
ていき、ピット3内の伐採材チップ8が地盤2と等しい
高さに達するまで同様の作業を行う。伐採材チップ8が
地盤2と等しい高さまで達した後、伐採材チップ8の上
面に土9を被せる。
【0023】センサ及びパイプ6中の湿度センサでピッ
ト3内の伐採材チップ8の湿度を計測し、この計測デー
タをもとに給水・送気・排気装置7によって給水パイプ
を介して伐採材チップ8が適度な湿度になるよう給水を
行う。また、センサ及びパイプ6中の温度センサにより
ピット3内の伐採材チップ8の湿度を計測し、給水・送
気・排気装置7及び送気・吸気パイプで伐採材チップ8
の温度が適度な温度となるよう換気を行うと共に、ピッ
ト3内で発生したガスをピット3外へ排気し、外気をピ
ット3内へ送気する。以上のような湿度及び温度管理を
堆肥が完熟するまで行い、伐採材チップ8の堆肥化を完
了させる。
【0024】伐採材チップ8の堆肥化が完了した後、給
水・送気・排気装置7に設けられた巻き取り装置71に
よりセンサ及びパイプ6を巻き取り、堆肥中からセンサ
及びパイプ6を撤去する。
【0025】このように、上記実施の形態の伐採現場内
における伐採木の堆肥化装置及び堆肥化方法によれば、
伐採材チップ8内に等間隔に敷設されたセンサ及びパイ
プ6の湿度及び温度センサにより、伐採材チップ8全体
の湿度及び温度を正確に検知することが可能であり、得
られた湿度及び温度をもとにセンサ及びパイプ6の給水
パイプ及び送気・吸気パイプで給水及び換気を行うこと
により、温度の過上昇による伐採材チップ8の炭化を防
止することができる。また、換気により、伐採材チップ
8間に充分、均一に通気することができるので、好気環
境下で微生物分解を行うことができるので、良質の堆肥
を均一に製造することができる。また、バックホウ等の
重機を用いて切返しを行う必要がないので重機の維持費
を削減でき、重機オペレータも必要なくなるので、人員
の削減も図ることができる。また、重機で切返しを行う
場合、切返しが不十分で通気及び温度管理が不十分な部
分が生じる場合があるが、伐採材チップ8内に等間隔に
敷設したセンサ及びパイプ6で通気及び温度管理を行う
ので、均一に行うことができる。また、地盤2に掘削し
て形成したピット3内に伐採材チップ8をいれることに
より、伐採材チップ8を地盤2上に山積みしないので外
観が良く、また悪臭の流出を抑制することができる。ピ
ット3内の底部及び側面には遮水シートが施されている
ので地下水や土壌の汚染も防止することができる。
【0026】なお、以上の実施の形態例においては、ピ
ットの形状を上面視四角形としたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、センサ及びパイプを隅まで略等
間隔に敷設できる形状であれば、例えば円形状などの他
の形状であっても良い。また、センサ及びパイプとし
て、湿度及び温度センサと給水パイプと送気・吸気パイ
プを1本にまとめたが、湿度センサ、温度センサ、給水
パイプ及び送気・吸気パイプを適度に分散させて敷設し
ても良い。また、パイプ及びセンサの敷設方法も、図2
に示すような放射状に限らず、ピット全体の温度及び湿
度の管理をくまなく管理できるのであれば、例えば図4
に示すような格子状に敷設しても良い。ダクトの形状を
円筒状としたが、中空で内部に複数のセンサ及びパイプ
を通すことが可能であれば、例えば角柱状等のダクトで
あっても良い。また、巻き取り機の構造等も任意であ
り、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更
可能であることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、木材伐採
現場の地盤を掘削し、底部に遮水処理を施したピットを
形成したことにより、伐採材チップを地盤上に山積みし
ないので、外観が良く、悪臭の流出を抑制することもで
きる。また、堆肥化中に発生する水分が地盤に染み込む
ことがないので、地盤や地下水等を汚染することもな
い。また、ピット内に湿度及び温度センサと、給水パイ
プと、送気・吸気パイプとを敷設することにより、伐採
材チップの湿度及び温度に合せて給水及びピット内の換
気を行うことができるので、バックホウ等の重機を用い
て伐採材チップの切返しを行わずに、伐採材チップの湿
度及び温度管理を確実に行うことができる。従って、重
機の維持にかかる費用を削減することができ、重機を操
作するオペレータも必要がないので人員の削減も図るこ
とができる。
【0028】請求項2記載の発明によれば、湿度及び温
度センサ、給水パイプ及び送気・吸気パイプを等間隔に
設けたことにより、ピット内の伐採材チップ全体の湿度
及び温度を正確に最適な湿度及び温度に調節することが
できるので、好気環境下での微生物分解を維持でき、質
の良い堆肥を製造することができる。また、悪臭の発生
も抑制することが可能である。
【0029】請求項3記載の発明によれば、ピット外部
の巻き取り機に、湿度及び温度センサ、給水パイプ及び
送気・吸気パイプを連結しておくことにより、堆肥化完
了後、この巻き取り機で容易にセンサ及びパイプを堆肥
中から撤去することができる。
【0030】請求項4記載の発明によれば、伐採現場の
地盤を掘削し、底部に遮水処理をしてピットを形成し、
このピット内に家畜糞尿と混合し湿らせた伐採材チップ
を入れて堆肥化させることにより、堆肥化する伐採材チ
ップを地盤上に山積みしないので、外観上が良く臭いの
流出も抑制することができると共に、堆肥化の際に生じ
る水分が地盤に染み込み、地下水や地盤を汚染するのを
防止できる。また、伐採材チップの間に複数の湿度及び
温度センサ、給水パイプ及び送気・吸気パイプを略等間
隔に敷設することによって、重機等による切返しを行わ
ずに伐採材チップ全体の湿度及び温度の管理、及び通気
を行うことができる。これにより、堆肥の炭化を防止で
きると共に好気環境下での微生物分解を維持することが
できるので、悪臭の発生を抑制し、品質の良い堆肥を製
造することが可能である。
【0031】請求項5記載の発明によれば、湿度及び温
度センサにより検知した伐採材チップの湿度及び温度を
もとに、給水パイプまたは送気・吸気パイプによって給
水または換気することにより、堆肥化中の伐採材チップ
の温度及び湿度を堆肥化に適したものにすることができ
るので、質の良い堆肥を製造することができる。
【0032】請求項6記載の発明によれば、巻き取り機
によって、伐採材チップの堆肥化完了後に、湿度及び温
度センサ、用水パイプ及び送気・吸気パイプを巻き取る
ことにより、堆肥中から容易にセンサ及びパイプを撤去
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての堆肥化装置の縦
断面図である。
【図2】図1における堆肥化装置の矢印A−A線に沿っ
た堆肥化装置の断面図である。
【図3】センサ及びパイプの巻き取り方法を示す堆肥化
装置の一部縦断面図である。
【図4】センサ及びパイプの別の敷設状態例を示す堆肥
化装置の断面図である。
【符号の説明】
1 堆肥化装置 3 ピット 4 遮水シート 6 センサ及びパイプ 8 伐採材チップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C05F 15/00 B09B 3/00 ZABA (72)発明者 橋本 剛 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA01 AC07 BA04 CA19 CC02 CC03 CC15 DA01 DA06 DA08 4D059 AA01 BA03 BF15 CB19 CC01 DB32 EA06 EA20 EB01 EB15 4H061 AA02 AA03 CC36 CC41 CC47 FF06 GG10 GG49 GG69 GG70

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木材伐採現場の地盤を掘削して形成し底面
    及び側面に遮水処理を施した、伐採材チップを収容する
    ピットと、 前記ピット内に設けられ、前記伐採材チップの湿度及び
    温度を検知する湿度及び温度センサと、 前記ピット内に設けられ、前記伐採材チップに給水する
    給水パイプと、 前記ピット内に設けられ、前記伐採材チップに送気また
    は吸気する送気・吸気パイプとからなることを特徴とす
    る伐採現場内における伐採木の堆肥化装置。
  2. 【請求項2】前記湿度及び温度センサ、給水パイプ及び
    送気・吸気パイプは、前記ピット内に納められた伐採材
    チップ間に、略等間隔に敷設されていることを特徴とす
    る請求項1記載の伐採現場内における伐採木の堆肥化装
    置。
  3. 【請求項3】前記湿度及び温度センサ、給水パイプ及び
    送気・吸気パイプは、前記ピット外部に設けられた巻き
    取り機と連結していることを特徴とする請求項1または
    2記載の伐採現場内における伐採木の堆肥化装置。
  4. 【請求項4】材木伐採現場の地盤を掘削し、底部に遮水
    処理を施して、伐採材チップを収容するピットを形成
    し、 前記ピット内に、家畜糞尿と混合し湿らせた前記伐採材
    チップを入れ、 前記伐採材チップの間に、湿度及び温度センサ、給水パ
    イプ及び送気・吸気パイプを略等間隔に敷設することを
    特徴とする伐採現場内における伐採木の堆肥化方法。
  5. 【請求項5】前記湿度及び温度センサにより、前記伐採
    材チップの湿度及び温度を検知し、 前記湿度センサにより検出された湿度をもとに、前記給
    水パイプにて前記伐採材チップに水分を供給し、 前記温度センサにより検出された温度をもとに、前記送
    気・吸気パイプにて伐採材チップ内を換気することを特
    徴とする請求項4記載の伐採現場内における伐採木の堆
    肥化方法。
  6. 【請求項6】前記伐採材チップの堆肥化が完了した後、
    前記湿度及び温度センサ、給水パイプ及び送気・吸気パ
    イプを、巻き取り機で巻き取り、堆肥中から撤去するこ
    とを特徴とする請求項4または5記載の伐採現場内にお
    ける伐採木の堆肥化方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013226483A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Ohbayashi Corp 植物遺体の減容化システム、及び減容化方法
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