JP2001302190A - 高所作業車の作業台ユニット - Google Patents

高所作業車の作業台ユニット

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JP2001302190A
JP2001302190A JP2000120865A JP2000120865A JP2001302190A JP 2001302190 A JP2001302190 A JP 2001302190A JP 2000120865 A JP2000120865 A JP 2000120865A JP 2000120865 A JP2000120865 A JP 2000120865A JP 2001302190 A JP2001302190 A JP 2001302190A
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JP2000120865A
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Mitsuyoshi Iwasaki
光美 岩崎
Tokuji Kikuchi
徳次 菊池
Seiichi Tamura
誠一 田村
Keiichi Tonobe
圭一 戸野部
Koichi Aiba
耕一 相場
Takashi Narita
隆司 成田
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JOSEI KOGYO KK
WESTERN CORP KK
WESTERN CORP
Japan Railway Construction
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JOSEI KOGYO KK
WESTERN CORP KK
WESTERN CORP
Japan Railway Construction
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高所作業における被作業対象廻りの死角領域
を解消し、高所作業の確実性、作業性及び安全性を向上
するとともに、被作業対象に対して対称な人員配備を可
能にし、複数の作業員による協働作業の作業効率を向上
する。 【解決手段】 高所作業車1の昇降装置6に支持された
作業台ユニット10は、複数の作業台20又は作業台部
分を有する。各作業台又は作業台部分は、作業員が搭乗
可能な作業床21を有し、作業台又は作業台部分の間に
は、空所域30が形成される。空所域は、被作業対象を
受入れ可能な凹状平面形態及び平面寸法を有し、高所の
被作業対象に向かって開放する。作業台ユニットが被作
業対象に接近する際、空所域は、被作業対象を少なくと
も部分的に収容する。左右の作業台又は作業台部分の各
作業員は、高所作業位置において被作業対象の両側から
所定の作業工程を確実且つ安全に遂行し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高所作業車の作業台ユ
ニットに関するものであり、より詳細には、高所作業の
確実性及び安全性等を向上するとともに、被作業対象に
対する複数の作業者の対称又は均等な連携作業を可能に
する高所作業車の作業台ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】起伏可能且つ旋回可能なブーム式作業装
置、或いは、上下動可能又は伸縮可能な昇降式作業装置
を備えた高所作業車が知られている。ブーム式作業装置
は、例えば、特開平11−301996号公報等に開示
される如く、作業台を昇降可能且つ旋回可能に支持する
旋回台及び起伏ブーム等を備える。車体に固定された旋
回台は、起伏ブームを旋回可能に支持し、起伏ブーム
は、作業者を搭載した作業台を常時水平に支持した状態
で昇降する。また、昇降式作業装置は、例えば、特開平
11−301984号公報等に開示される如く、作業台
を昇降可能に支持するリフト装置又は伸縮マスト等を備
える。車体に取付けられたリフト装置又は伸縮マスト
は、作業者が搭乗した水平な作業台を鉛直方向に上下動
する。
【0003】作業台又は車両の作業者又は操作員は、ブ
ーム式又は昇降式作業装置の操作盤をマニュアル操作
し、ブームの旋回、起伏及び伸縮運動、或いは、リフト
装置等の昇降運動を制御し、この結果、ブーム又はリフ
ト等の先端部に取付けられた作業台は、高所に位置する
任意の被作業対象に接近する。
【0004】この種の作業台は一般に、作業床及び保護
用手摺を有し、作業者の搭乗域は、正方形、長方形又は
円形等の平面形態に形成される。作業台は、電柱、柱状
物又は鉄塔等の高所部分に接近し、作業台に搭乗した作
業者は、作業台の上から被作業対象の目視検査又は加工
・修繕工事等を所期の作業工程に従って遂行する。
【0005】
【発明が解決しよとうする課題】しかしながら、この種
の作業台から実施する作業では、作業員の視野が被作業
対象によって部分的に遮られることから、作業者が直接
に目視確認し難い死角領域が発生し易い。例えば、電柱
の裏面部分は、電柱の正面部分に横付けした作業台上の
作業者からは、容易に目視確認し難く、作業員は、この
ような死角部分の目視検査又は加工・修繕等を行う場
合、手探りの状態で作業を遂行したり、或いは、死角部
分を覗き込む等の不自然な姿勢をとらざるを得ない。
【0006】また、複数の作業員の力を要する被作業対
象の加工・修繕工事等においては、複数の作業員が作業
台に搭乗し、関連した作業を互いに連携して行う必要が
生じる。このような協働作業では、多くの場合、複数の
作業員を被作業対象に対して対称位置に配備した作業形
態、或いは、対称又は均等な作業員の力が被作業対象に
作用するような作業環境が望まれる。しかしながら、従
来の作業台の構造によっては、被作業対象に対して作業
員を対称配置し難く、しかも、作業台上の作業員の力
は、対称又は均等に被作業対象に作用し難く、このた
め、協働作業の作業効率が低下したり、或いは、作業の
困難性又は作業者の負担が増すなどの不都合が生じ易
い。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、高所作業における
被作業対象廻りの死角領域を解消し、高所作業の確実
性、作業性及び安全性を向上するとともに、被作業対象
に対して対称な人員配備を可能にし、複数の作業員によ
る協働作業の作業効率を向上することができる高所作業
車の作業台ユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明は、高所作業車の昇降装置に支持さ
れ且つ作業員が搭乗可能な作業床を有する昇降可能な作
業台ユニットにおいて、前記昇降装置に取付けられ且つ
相互間隔を隔てた複数の作業台と、該作業台の間に形成
され且つ高所の被作業対象に向かって開放する空所域と
をし、前記空所域は、前記被作業対象を受入れ可能な平
面形態及び平面寸法を有し、前記作業台の高所作業位置
において前記被作業対象を少なくとも部分的に収容し、
前記作業台は、各作業台の作業員が前記高所作業位置に
おいて前記被作業対象に対する所定の作業工程を遂行し
得る相対位置に配置されることを特徴とする高所作業車
の作業台ユニットを提供する。
【0009】本発明は又、高所作業車の昇降装置に支持
され且つ作業員が搭乗可能な作業床を有する昇降可能な
作業台ユニットにおいて、前記昇降装置に取付けられた
作業台と、前記作業台に形成され且つ高所の被作業対象
に向かって開放する平面視凹状形態の空所域とを有し、
前記空所域は、前記被作業対象を受入れ可能な平面形態
及び平面寸法を有し、前記作業台の高所作業位置におい
て前記被作業対象を少なくとも部分的に収容し、前記空
所域の両側には、作業員が搭乗可能な作業台部分が形成
され、各作業台部分は、各作業台部分の作業員が前記高
所作業位置において前記被作業対象に対する所定の作業
工程を遂行し得る相対位置に配置されることを特徴とす
る高所作業車の作業台ユニットを提供する。
【0010】本発明の上記構成によれば、作業台ユニッ
トが上昇し且つ被作業対象に接近する際に、左右の作業
台又は作業台部分の間に形成された空所域は、被作業対
象を少なくとも部分的に収容する。左右の作業台又は作
業台部分に搭乗した作業員は、被作業対象の全周を目視
確認し得るので、被作業対象の死角領域は、実質的に解
消する。かくして、各作業床上の作業員は、被作業対象
を目視確認可能な作業環境の下で安全且つ確実に高所作
業を遂行することができる。しかも、各作業員は、被作
業対象の両側から同一の作業条件で同時に加工・修繕作
業等の各種作業を遂行できるので、高所作業の作業効率
は、大幅に改善する。更に、被作業対象に対して複数の
作業員を左右対称に配備した作業形態を実現し得るの
で、複数の作業員による左右対称又は均等な連携作業又
は協働作業を実施することが可能となる。
【0011】他の観点により、本発明は更に、上記構成
の作業台ユニットを備えたことを特徴とする高所作業車
を提供する。
【0012】
【実施の形態】本発明の好適な実施形態において、上記
作業台ユニットは、相互離間した一対の作業台を備え
る。作業台は、昇降装置の支承部に対して左右対称に配
置され、作業台の間には、空所域が形成される。好まし
くは、左右の作業台の間隔、即ち、空所域の幅は、被作
業対象の全幅又は外径よりも大きな寸法に設定される。
更に好ましくは、上記作業台ユニットは、作業台を上記
支承部に連結する支持フレームを有し、支持フレーム
は、支承部から左右対称に延在し、支承部の両側に上記
作業台を支持する。
【0013】本発明の他の好適な実施形態によれば、上
記空所域は、作業ユニットの正面側中央部分を大きく切
り欠くことにより形成され、上記作業台部分は、上記昇
降装置の支承部に対して左右対称に配置される。好まし
くは、切り欠き部分の幅、即ち、空所域の幅は、被作業
対象の全幅又は外径よりも大きな寸法に設定される。
【0014】このような双胴型作業台を備えた作業台ユ
ニットによれば、被作業対象は、空所域に収容され、各
作業台又は作業台部分の作業員は、被作業対象の両側に
対称に配備される。従って、作業上の死角領域は、実質
的に完全に解消する。
【0015】好適には、上記作業台ユニットは、自走可
能な高所作業車に配設した屈伸可能且つ伸縮可能なブー
ム組立体、或いは、鉛直に伸縮可能な伸縮マスト等に支
持される。ブーム組立体又は伸縮マスト等は、車体後部
の旋回台又は支持台等に取付けられ、操作盤の制御下に
作業台ユニットを所望の向きに配向し且つ所望の高さに
昇降駆動する。作業台ユニットは、旋回台の回転および
ブーム組立体の屈伸・伸縮運動、或いは、伸縮マストの
昇降運動に従って被作業対象に接近し、被作業対象を空
所域に受入れる。好ましくは、空所域は、被作業対象を
完全に収容し、左右の作業台又は作業台部分は、被作業
対象を挟み込むように被作業対象の両側に位置決めされ
る。かくして、作業台ユニットの各作業員は、被作業対
象の各側で被作業対象を目視確認しつつ、検査又は加工
・修繕作業等を効率的に遂行し得る。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る作
業台ユニット及び高所作業車の実施例について、詳細に
説明する。図1(A):(B) は、本発明の第1実施例に係る
高所作業車の全体構成を示す平面図及び側面図であり、
図2(A):(B):(C) は、図1に示す作業台ユニットの構造
を示す平面図、側面図及び正面図である。
【0017】自走可能な高所作業車1は、運転席を含む
車体前部2と、アウトリガ装置4を備えた車体後部3と
から構成される。アウトリガ装置4は、車体後部3の前
後左右4箇所に配設される。車体後部3の上面には、旋
回軸(図示せず)を中心に水平回転可能な旋回台5が配
設され、屈伸可能なブーム組立体6が、旋回台5に支持
される。ブーム組立体6は、旋回台5に取付けられた旋
回ブーム7と、旋回ブーム7に枢動可能に連結された伸
縮ブーム8と、伸縮ブーム8の先端部に取付けられた作
業台連結部9とを備える。
【0018】旋回ブーム7は、旋回台5と一体的に回転
可能なブーム本体71を備えるとともに、ブーム本体7
1に隣接するブーム起伏装置72を備える。ブーム本体
71の先端部は、伸縮ブーム8の基端部に関節連結され
る。ブーム起伏装置72は、流体圧作動型シリンダ装置
により構成され、ブーム起伏装置72の伸縮ロッドが、
伸縮ブーム8の基端部に枢着される。
【0019】伸縮ブーム8は、基端ブーム81及び先端
ブーム82から構成され、先端ブーム82の末端部は、
作業台連結部9に関節連結される。基端ブーム81は、
流体圧作動型の伸縮駆動装置(図示せず)を内蔵してお
り、先端ブーム82は、伸縮駆動装置の作動により基端
ブーム81の末端部から伸長する。
【0020】作業台連結部9は、先端ブーム82の末端
部に枢動可能に連結された支持アーム91及び流体圧作
動型レベリング装置92を備えるとともに、支持アーム
91の上端部に配設された作業台支承部93を備える。
支承部93は、作業台10の連結ブラケット11に連結
され、作業台ユニット10を首振り可能に支持する。
【0021】図2に示す如く、作業台ユニット10は、
連結ブラケット11から左右対称に延びる支持フレーム
12を備えるとともに、支持フレーム12に固定された
左右一対の作業台20を備える。支持フレーム12は、
水平横架材13、14及び支柱15からなり、上位横架
材13の中央部は、連結ブラケット11に固定される。
左右の支柱15は、上位横架材13の両端部から垂下
し、支柱15の下端部は、下位横架材15の両端部を懸
架する。
【0022】各作業台20は、長方形の平面輪郭を有す
る作業床21を備え、作業員を保護するための保護用手
摺22が、作業床21の外周縁全周に亘って立設する。
作業床21は、有孔鋼板又は鋼製メッシュ材等の鋼製床
材からなり、作業員を支持可能な床面を構成する。手摺
22は、所定の安全基準に適合した高さを有し、作業員
を安全に搭載可能な搭乗領域を作業床21上に画成す
る。左右の作業台20は、所定距離Dだけ相互離間して
おり、被作業対象を受入れ可能な空所域30が、作業台
20の間に形成される。好ましくは、距離Dは、被作業
対象の全幅又は外径よりも大きな寸法に設定される。
【0023】図3は、作業台ユニット10を高所作業位
置に上昇した状態を示す高所作業車1の正面図であり、
図4(A):(B):(C) は、作業台ユニット20を使用した高
所作業の作業形態を例示する平面図、側面図及び正面図
である。
【0024】高所作業車1は、被作業対象を有する柱状
物Wに横付けされ、各アウトリガ装置4の張出し操作に
より、アウトリガジャッキを地盤Gに接地する。この結
果、高所作業車1の位置は、柱状物Wの近傍において地
盤G上に安定する。
【0025】操作盤(図示せず)のマニュアル操作によ
り、旋回台5の回転位置、ブーム起伏装置72の駆動、
更には、伸縮ブーム8の伸縮駆動装置の作動が可変制御
され、ブーム組立体6の向き、傾斜角度及び全長が調節
される。同時に、レベリング装置92のレベリング作用
等により作業台ユニット10の姿勢制御がなされる。か
かる旋回台5及びブーム組立体6の操作により、作業員
Pが搭乗した各作業台20は、水平な姿勢を維持した状
態で高所作業位置に上昇し、図3及び図4に示す如く、
柱状物Wの被作業対象Sに接近する。
【0026】左右の作業台20の間の空所域30は、作
業台ユニット10が被作業対象Sに接近する際に被作業
対象Sを受入れ、被作業対象Sは、図4に示す如く、空
所域30に完全に収容される。かくして、左右の作業台
20に搭乗した各作業員Pは、被作業対象Sの両側から
夫々の作業を所望の如く遂行し得る。例えば、ボルト締
結作業等を伴う電柱工事等の一般的高所作業では、締結
すべきボルトが、一方の作業台からでは目視困難な視覚
領域に位置する状況が生じ得る。このような作業環境で
は、従来構成の作業台によれば、作業員は、手探りの状
態でボルトの締結作業を遂行せざるを得ない。しかしな
がら、本例の作業台ユニット10によれば、少なくとも
一方の作業台20の作業員が、ボルトを目視可能な位置
でボルト締結作業を遂行し得るので、ボルト締結作業を
安全且つ確実に実施することができる。即ち、上記構成
の作業台ユニット10によれば、実質的に被作業対象S
の全周を視認し得るので、被作業対象Sの死角領域が解
消し、ボルト締結作業等の各種作業工程を目視確認可能
な範囲又は作業環境で安全且つ確実に遂行することがで
きる。しかも、複数の作業員Pは、被作業対象Sの両側
から同一の作業条件で同時に加工・修繕作業等の各種作
業を遂行できるので、作業効率は、大幅に改善する。
【0027】また、被作業対象Sに対する連携作業又は
協働作業を要する作業環境では、被作業対象Sに対して
対称位置に配備した作業員Pは、同一条件且つ均等な力
を被作業対象Sに加えることができる。従って、上記構
成の作業台ユニット10の使用により、従来の作業台で
は容易に実施し難い形態の作業を比較的容易に遂行し得
る。例えば、各作業台20の作業員Pは、単一の工具又
は一対の工具を使用して被作業対象Sの両側から均等な
力を被作業対象Sのボルト等に加えることができる。
【0028】かくして、本実施例に係る作業台ユニット
10によれば、高所作業における被作業対象S廻りの死
角領域を解消し、高所作業の確実性、作業性及び安全性
を向上するとともに、被作業対象Sに対して作業員Pを
左右対称に配備した左右対称又は均等な連携作業又は協
働作業を実現することができる。
【0029】図5(A):(B):(C) は、本発明の第2実施例
に係る作業台ユニットの平面図、側面図及び正面図であ
る。図5において、上記第1実施例の各構成要素と実質
的に同一又は同等の構成要素については、同一の参照符
号が付されている。
【0030】本実施例において、作業台ユニット10
は、全体的に、正面側中央部分を大きく切欠いた平面形
態を有し、対をなす作業台部分20と、左右の作業台部
分20同士を相互連結する連続部分40と、左右の作業
台部分20の間に画成された空所域30とを備える。空
所域30は、高所の被作業対象Sに向かって開放する平
面視凹状形態を有する。作業台ユニット10は、高所作
業位置において被作業対象Sを受入れ、これを空所域3
0内に収容する。一方の作業台部分20に搭乗した作業
員Pは、連続部分40を通って他方の作業台部分20に
移動することができる。
【0031】前述の第1実施例と同様、本例の作業台ユ
ニット10は、高所作業における被作業対象S廻りの死
角領域を解消し、高所作業の確実性、作業性及び安全性
を向上するとともに、被作業対象Sに対して作業員Pを
左右対称に配備した左右対称又は均等な連携作業又は協
働作業を可能にする。なお、本例の作業台ユニット10
における他の構成及び機能は、第1実施例の作業台ユニ
ットの各部構成及び各機能と実質的に同一であるので、
更なる詳細な説明は、省略する。
【0032】以上、本発明の好適な実施例について詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で
種々の変形又は変更が可能であり、該変形例又は変更例
も又、本発明の範囲内に含まれるものであることは、い
うまでもない。
【0033】例えば、上記作業台の平面形態は、長方形
に限定されるものではなく、例えば、正方形、円形、楕
円形、半円形、円弧形、曲線形、三角形、菱形又は多角
形等の平面形状のものであっても良い。
【0034】また、上記作業台ユニットは、必ずしも2
体の作業台又は作業台部分を備えた構成に限定されるも
のではなく、3体以上の作業台又は作業台部分を備えた
構造の作業台ユニットとして構成することも可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の上記構成に
よれば、高所作業における被作業対象廻りの死角領域を
解消し、高所作業の確実性、作業性及び安全性を向上す
るとともに、被作業対象に対して対称な人員配備を可能
にし、複数の作業員による協働作業の作業効率を向上し
得る高所作業車の作業台ユニットを提供することができ
る。
【0036】また、本発明の上記構成によれば、このよ
うな作業台ユニットを備えた高所作業車を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る高所作業車の全体構
成を示す平面図及び側面図である。
【図2】図1に示す作業台ユニットの構造を示す平面
図、側面図及び正面図である。
【図3】図1及び図2に示す作業台ユニットを高所作業
位置に上昇した状態を示す高所作業車の正面図である。
【図4】高所作業位置の作業台ユニットによる作業形態
を例示する平面図、側面図及び正面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る作業台ユニットの平
面図、側面図及び正面図である。
【符号の説明】
1 高所作業車 2 車体前部 3 車体後部 4 アウトリガ装置 5 旋回台 6 ブーム組立体 7 旋回ブーム 8 伸縮ブーム 9 作業台連結部 10 作業台ユニット 11 連結ブラケット 12 支持フレーム 20 作業台、作業台部分 21 作業床 22 手摺 30 空所域 40 連続部分 G 地盤 W 柱状物 S 被作業対象 P 作業員
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 徳次 北海道函館市北美原1−12−19 (72)発明者 田村 誠一 新潟県新潟市物見山1−3−11 (72)発明者 戸野部 圭一 東京都武蔵野市関前2−29−2 (72)発明者 相場 耕一 神奈川県藤沢市大庭5595−13 (72)発明者 成田 隆司 千葉県佐倉市白銀1丁目8番15 Fターム(参考) 3F333 AA09 AB04 AC01 DA02 DA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高所作業車の昇降装置に支持され且つ作
    業員が搭乗可能な作業床を有する昇降可能な作業台ユニ
    ットにおいて、 前記昇降装置に取付けられ且つ相互間隔を隔てた複数の
    作業台と、 該作業台の間に形成され且つ高所の被作業対象に向かっ
    て開放する空所域とをし、 前記空所域は、前記被作業対象を受入れ可能な平面形態
    及び平面寸法を有し、前記作業台の高所作業位置におい
    て前記被作業対象を少なくとも部分的に収容し、 前記作業台は、各作業台の作業員が前記高所作業位置に
    おいて前記被作業対象に対する所定の作業工程を遂行し
    得る相対位置に配置されることを特徴とする高所作業車
    の作業台ユニット。
  2. 【請求項2】 前記作業台ユニットは、相互離間した一
    対の作業台を含み、該作業台は、前記作業台ユニットを
    支持する前記昇降装置の支承部に対して左右対称に配置
    されるとともに、前記作業台の間に前記空所域を形成
    し、 前記作業台の間には、前記被作業対象の幅又は直径より
    も大きな幅を有する前記空所域が形成されることを特徴
    とする請求項1に記載の作業台ユニット。
  3. 【請求項3】 前記作業台ユニットは、前記作業台を前
    記支承部に連結する支持フレームを有し、該支持フレー
    ムは、前記支承部から左右対称に延在し、前記支承部の
    両側で前記作業台を支持することを特徴とする請求項1
    に記載の作業台ユニット。
  4. 【請求項4】 高所作業車の昇降装置に支持され且つ作
    業員が搭乗可能な作業床を有する昇降可能な作業台ユニ
    ットにおいて、 前記昇降装置に取付けられた作業台と、 前記作業台に形成され且つ高所の被作業対象に向かって
    開放する平面視凹状形態の空所域とを有し、 前記空所域は、前記被作業対象を受入れ可能な平面形態
    及び平面寸法を有し、前記作業台の高所作業位置におい
    て前記被作業対象を少なくとも部分的に収容し、 前記空所域の両側には、作業員が搭乗可能な作業台部分
    が形成され、各作業台部分は、各作業台部分の作業員が
    前記高所作業位置において前記被作業対象に対する所定
    の作業工程を遂行し得る相対位置に配置されることを特
    徴とする高所作業車の作業台ユニット。
  5. 【請求項5】 前記作業台は、前記作業台ユニットを支
    持する前記昇降装置の支承部に対して左右対称に形成さ
    れ、 前記空所域の幅は、前記被作業対象の幅又は直径よりも
    大きな寸法に設定されることを特徴とする請求項4に記
    載の作業台ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    作業台ユニットを備えたことを特徴とする高所作業車。
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