JP2001301719A - シーラー機 - Google Patents

シーラー機

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JP2001301719A
JP2001301719A JP2000126339A JP2000126339A JP2001301719A JP 2001301719 A JP2001301719 A JP 2001301719A JP 2000126339 A JP2000126339 A JP 2000126339A JP 2000126339 A JP2000126339 A JP 2000126339A JP 2001301719 A JP2001301719 A JP 2001301719A
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sheet material
predetermined
sealer
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lower molds
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Application number
JP2000126339A
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English (en)
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Toshiki Saito
敏樹 齋藤
Mitsuru Sugiyama
満 杉山
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KASUGA Inc
KASUGA KK
SAITOUTOSHIKI DESIGN SHITSU KK
Original Assignee
KASUGA Inc
KASUGA KK
SAITOUTOSHIKI DESIGN SHITSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 郵便等で配送されるのに適適した圧着シート
を、特に、小物を収納するための突出ケースを有する圧
着シートを均一な圧着によって一度に複数製造すること
が可能なシーラー機を提供するものである。 【解決手段】 感圧接着剤層を有する所定のシート材料
12を上下の型2,3 で挟んで圧着するシーラー機であっ
て、上下の型2,3 の面積が複数のシート材料12を並べて
配置することが可能な面積であり、上下の型2,3 が開い
ているときは、下型3 から上方に伸長して前記所定のシ
ート材料12を配置されるべき所定の位置に導き、上下の
型2,3 が閉じられるに従って収縮して上下の型2,3 が密
着することを可能にする伸縮自在なガイドピン10が所定
のシート材料12が配置されるべき位置を囲むように下型
3 に設けられ、上下の型2,3 の何れか一方若しくは両方
であって所定のシート材料12が配置されるべき部分内の
所定の位置に突出ケース11の突出部が配置されるべき孔
13が設けられたシーラー機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便や宅配、手配
り等で配送されるのに適した配送用圧着シートを製作す
るためのシーラー機に係わり、特に、小物の収納が可能
な突出ケースを有する配送用圧着シートを製作するため
のシーラー機に関する。
【0002】
【従来の技術】郵便や宅配、手配り等で配送されるのに
適した従来の配送用圧着シートの一例として圧着葉書が
ある。従来の圧着葉書は、特開平8-238872にも示される
ように、一枚の葉書よりも大きい面積を有し、その表面
が感圧接着剤層により被覆された一枚の用紙が3 つ折り
等の複数回に折り畳まれて葉書大の大きさにされ、シー
ラー機によって圧着されることによって葉書に形成され
たものである。この圧着葉書を構成する前記折り畳まれ
た用紙には予め情報が印字されており、配送中には剥離
しないが、宛て先人が前記情報を読むときには宛て先人
の手による剥離が可能なように接着の度合いが調整され
て圧着されている。そのため、ダイレクトメール等に使
用されることがある。
【0003】上記のような従来の圧着葉書を製作するた
めの従来のシーラー機、特開平11-1054571にも示される
ように、前記折り畳まれた用紙を上下方向から挟んで加
圧する上下2 つの加圧ローラを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような上下2 つの加圧ローラによって加圧するシーラー
機では、複数の前記折り畳まれた用紙を一度に加圧する
のは難しい。一度に複数の前記折り畳まれた用紙を加圧
するにはローラの軸方向の長さを長くしなければならな
い。ローラの軸方向の長さを長くすると加圧の度合いが
不均等になり、接着の度合いが不均一なる。その結果、
配送中に剥離してしまうものや、宛て先人による剥離が
できないものができ、製品の品質を一定に管理できない
という問題が生じる。また、突出ケースを有する圧着葉
書を製造する場合には、加圧ローラよって加圧するシー
ラー機では製造できない。
【0005】本発明は、上記問題を鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、郵便等で配送され
るのに適適した圧着シートを、特に、小物を収納するた
めの突出ケースを有する圧着シートを均一な圧着によっ
て一度に複数製造することが可能なシーラー機を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は感圧接着剤層を
有する所定のシート材料を上下の型で挟んで圧着するシ
ーラー機である。そして、上記目的を達成するために請
求項1に記載の本発明のシーラー機は、前記上下の型が
開いているときは、前記下型から上方に伸長して前記所
定のシート材料を配置されるべき所定の位置に導き、前
記上下の型が閉じられるに従って収縮して前記上下の型
が密着することを可能にする伸縮自在なガイドピンが下
型に設けられていることを特徴とする。
【0007】上記構成のシーラー機によれば、前記ガイ
ドピンによって正確にシート材料が下型の所定の位置に
配置されると共に、前記ガイドピンは前記上下の型の密
着を妨げることがないので型全体に均一に圧力が加わり
前記シート材料は均一に圧着される。
【0008】請求項2に記載の本発明のシーラー機は、
前記請求項1に記載の特徴に加えて、前記上下の型の面
積が、複数の前記シート材料を並べて配置することが可
能な面積であり、前記ガイドピンは前記所定のシート材
料が配置されるべき位置を囲むように設けられているこ
とを特徴とする。上記構成のシーラー機によれば、複数
のシート材料が前記ガイドピンによって正確に下型の所
定の位置に配置されると共に、一度に均一に圧着され
る。
【0009】請求項3に記載の本発明のシーラー機は、
前記請求項1又は2に記載の特徴に加えて、前記上下の
型の何れか一方若しくは両方であって前記所定のシート
材料が配置されるべき部分内の所定の位置に突出ケース
の突出部が配置されるべき孔が設けられていることを特
徴とする。上記構成のシーラー機によれば、前記シート
材料を所定の位置に配置すると共に前記突出ケースの突
出部を前記孔に配置すると前記所定のシート材料に突出
ケースが貼着される。
【0010】前記所定のシート材料には、何回か折り畳
まれて所望の大きさ及び所望の厚みにされたシート材料
や封筒等の袋部を有するシート状物、通常の葉書等の一
枚のシート材料が含まれる。また、本発明のシーラー機
により圧着されて製品として完成された圧着シートは、
郵便に限らず、宅配便や手配りによって配送されたり、
直接各個のポストに配られたりすることが可能な大きさ
を有し、葉書、封筒、広告、カタログ等として使用でき
る。郵便による場合は、定型サイズとするのが送料を抑
えることができるので好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。図1 は本発明のシーラー機全体の概略
図であって、(a) は上面図、(c) は正面図である。
【0012】本発明のシーラー機1 は、上型2 と、下型
3 と、前記上型2 を上側から支持する上熱盤4 と、前記
上熱盤4 と対向する位置であって下側から前記下型3 を
支持する下熱盤5 と、前記上熱盤4 を前記上型2 と共に
上下動させるエアーシリンダー6 と、前記上熱盤4 や前
記上型2 や前記エアーシリンダー6 等を支えるフレーム
7 とを基本的に有する。本実施形態においては、安全性
の観点から前記上下の熱盤4,5 間と外れる位置で所定の
シート材料を下型3 に配置することを可能にするため
に、前記上下の熱盤4,5 間と外れる位置から前記上型2
と対向する位置であって前記下熱盤5上に前記下型3を
移動させるためのスライドテーブル8が設けられてい
る。
【0013】前記スライドテーブル8は、載置板8aと前
記載置板8aの中央の下面から下方に延びる脚部8bとから
構成されている。前記載置板8aの中央に前記下熱盤5 が
配設されている。前記載置板8aの前後方向の端には、左
右に延びるレール8cが設けられている。このレール8cに
沿って左右の2 台の台車8d,8e が左右方向に移動する。
前記左右の台車8d,8e の上面には下型3 がそれぞれ配設
される。前記下型3 は、前記台車8d,8e の後端部、及び
左端部若しくは右端部に設けられたガイドバー8fによっ
て所定の位置に配設される。前記左側の台車8dが前記上
下の熱盤4,5 間と外れる位置からレール8cに沿って右側
に移動し、前記下型3 の位置が前記上型2 と対向する位
置になると停止するように、図示されないリミッターが
設けられている。同様に、前記右側の台車8eが前記上下
の熱盤4,5 間と外れる位置からレール8cに沿って左側に
移動し、前記下型3 の位置が前記上型2 と対向する位置
になると停止するように、図示されないリミッターが設
けられている。
【0014】上記構造のシーラー機1 の作動を説明す
る。上型2 及び上熱盤4 はエアシリンダー6 によって上
方に持ち上げられている。載置板8a上の台車8d,8e は、
それぞれ載置板8aの左右端側に位置している。左側の台
車8dの下型3 上に接着剤層を有する所定のシート材料を
配置する。前記配置が完了すると、前記左側の台車8dが
前記上下の熱盤4,5 間と外れる位置からレール8cに沿っ
て右側に移動する。前記下型3 の位置が前記上型2 と対
向する位置になると停止する。そして上型2 が上熱盤4
と共に下降し、前記下型3 上のシート材料を加圧し、圧
着する。
【0015】この加圧間に、右側の台車8eの下型3 上に
接着剤層を有する所定のシート材料を配置する。前記加
圧と前記配置が完了すると、前記右側の台車8eが前記上
下の熱盤4,5 間と外れる位置からレール8cに沿って左側
に移動する。前記下型3 の位置が前記上型2 と対向する
位置になると停止する。そして上型2 が上熱盤4 と共に
下降し、前記下型3 上のシート材料を加圧し、圧着す
る。この加圧間に、左側の台車8dの下型3 上に接着剤層
を有する所定のシート材料を配置する。このような工程
を繰り返して圧着シートの製造を行う。
【0016】(第 1実施形態)上記シーラ機に搭載される
上下型2,3 の例を、図 3及び図 4に示す。図 3は上型2
及び下型3 の斜視図であり、図 4は下型3 の圧着シート
1 枚分の部分を拡大した図であり、図 5は図 4のA-A 線
断面から見た圧着操作を説明する図である。
【0017】この上下型2,3 は、例えば、図 2(b) に示
すような表裏の何れか一方の面に突出ケース11を有する
圧着シートを製作するために使用される。前記図 2(b)
に示した圧着シートは、前記図 2(a) に示したように、
一枚のシート12を二つ折りにして表裏面12a,12b を形成
し、前記表裏面の何れか一方12a に窓部12c を設け、前
記突出ケース11を前記表裏面12a,12b の内側に挟んで前
記突出ケース11を前記窓部12c から突出させたものであ
る。前記突出ケース11はカップ状の突出部11aと前記突
出部の縁周の鍔部11b とからなる。前記鍔部11b は前記
表裏面12a,12bの間に挟まれている。
【0018】図 3において、前記上型2 は、前記下型3
の上面全体を覆う一枚の金属板である。前記下型3 と接
触する部分の表面は耐久性の観点からポリテトラフルオ
ロエチレン( 例えば、du Pont 社商品名テフロン) の層
で被覆していることが好ましい。前記下型3 は木製板
で、圧着されるべき所定のシート材料12が複数並べられ
ることが可能な面積を有する。本実施形態においては、
10シート並べることが可能である。
【0019】前記下型3 の上面には、前記各所定のシー
ト材料12が配置されるべき所定の位置に、上型2 と下型
3 との密着性を向上させるための下敷き部材9 が固着さ
れている。各前記下敷き部材9 の輪郭及び面積は、完成
品となる圧着シートと同じ輪郭及び大きさである。完成
品となる圧着シートの大きさは、郵便に限らず、宅配便
や手配りによって配送されたり、直接各個のポストに配
られたりすることが可能な大きさを有する。大抵の場
合、郵便による配送の際に低価格となるように、郵便の
定型サイズにあわされている。
【0020】前記下敷き部材9 の素材としては、ベーク
ライト等のプラスチック、ゴム、ベークライト等のプラ
スチックとゴムの2 層構造等が挙げられる。ゴム等を使
用して柔軟性を有する下敷き部材9 は、圧着時にクッシ
ョン性が加わり、より上型2と下型3 との密着性が向上
して製品全体に圧力が均一に伝わるのでより好ましい形
態である。更に、前記所定のシート12に予め印刷されて
いる印字や図柄が、圧着時の熱によって前記下敷き部材
9 の表面に移る場合があるので、前記下敷き部材9 の表
面には台紙15を付けておくことが好ましい (図 5参照)
。前記下敷き部材9 及び前記下型3 には前記突出ケー
ス11の突出部を挿入するための孔13が貫通している。
【0021】前記下敷き部材9 毎に、その下敷き部材9
を囲むように6 本のガイドピン10が所定の間隔で前記下
型3 の上面に立設されている。即ち、完成品となる圧着
シートの輪郭に沿うように所定の間隔で配置されてい
る。前記所定の間隔とはいっても前記突出ケース11の突
出部が正確に前記孔13に嵌まるように、少なくとも前記
孔13の周辺にはガイドピン10が設けられてることが望ま
しい。複数の前記所定のシート材料12は、前記ガイドピ
ン10によって所定の位置に導かれる。前記下型3 の上面
に立設されたガイドピン10は、図 5に示されるように、
前記下型3 内に埋設されたバネ14によって前記下型3 の
上面3aから進退可能となっている。前記ガイドピン10
は、上下型2,3 が開いている時は、前記下型3 の上面3a
から飛び出た状態にあり、前記上型2 が前記下型3 へと
下降し始めると、前記上型2 の下降と共に前記下型3 内
へ退き、前記上型2 と前記下型3 型とが閉じられると、
前記上型2 と前記下型3 型との密着を妨げない伸縮自在
のガイドピン10である。
【0022】次に、前記上下型2,3 による圧着操作を図
3及び図 5によって説明する。図 5(a) において、感圧
接着剤層により被覆された面を内側にして2 つ折りにさ
れた所定のシート材料12に小物16を収納した突出ケース
11を挟む。図 5(b) において、下型3 及び下敷き部材9
に貫通している孔13に、前記突出ケース11の突出部11a
が嵌まるように前記所定のシート材料12を置く。この
時、前記下敷き部材9 を囲むようにガイドピン10が立設
しているので、前記所定のシート材料12はこれらのガイ
ドピン10に導かれて前記下敷き部材9 の表面上に正確に
配置される。所定のシート材料12を下敷き部材9 の表面
上に配置するための上記作業を複数回繰り返す。本実施
形態においては10シート分行う( 図 3参照) 。
【0023】次に、図 5(c) において、上型2 を下降さ
せて上下型2,3 を閉じる。この時前記ガイドピン10は、
前記上型2 の下降と共に前記下型3 内へ退き、前記上型
2 と前記下型3 型とが閉じられると、前記上型2 と前記
下型3 型との密着を妨げない。そして、二つ折りされた
前記所定のシート材料12の感圧接着剤層が圧力を感じて
圧着される。このように、本発明のシーラー機によれ
ば、郵便等で配送されるのに適適した圧着シートが、特
に、小物16を収納するための突出ケース11を有する圧着
シートが均一な圧着によって一度に複数、本実施形態に
おいては10シート分、製造することができる。
【0024】前記所定のシート材料には、上記のような
2 つ折りや3 つ折りのように複数回折られた後、圧着に
よって所望の大きさ及び所望の厚みの一枚のシートに成
形されるためのシート材料や封筒等の袋部を有するシー
ト状物、通常の葉書等が含まれる。前記突出ケースに
は、前記突出ケース11の突出部11a の内部空間を閉じる
蓋11c を有するものも含まれる( 図 6(c) 参照) 。
【0025】図 6は、前記所定のシート材料12と突出ケ
ース11の種々の貼着の態様を示した断面略図である。図
6(a) は所定のシート材料12が、葉書等の一枚のシート
や、感圧接着剤層を有する一枚のシートを複数回折って
形成した所定のシート材料であり、その表面に上記第 1
実施形態と同様な蓋無しの突出ケース11を貼着した態様
を示している。図 6(b),(c) は上下のシート材料12a,12
b の間に突出ケース11の鍔部11b が挟まれて貼着されて
いる態様である。上下のシート材料12a,12b は、上下に
分かれた2 枚のシートであっても良いし、上記第 1実施
形態と同様に一枚のシート材料12を複数回折ることによ
って形成された上下のシート材料12a,12b であっても良
い。
【0026】図 6(b) における突出ケースは、上記第 1
実施形態と同様なケース11である。図 6(c) における突
出ケースは、上記第 1実施形態と同様なケース11の突出
部11a の内部空間を閉じる蓋体11c を有するものであ
る。図 6(c) における突出ケースの前記突出部11a 及び
前記鍔部11b と前記蓋体11c とは一枚のシートから形成
された連続物であっても良いし、前記蓋体11c が前記突
出部11a 及び前記鍔部11b から分かれたものであっても
良い。
【0027】図 6(d) は所定のシート材料12が封筒等の
袋部を有するシート状物であり、その表面に上記第 1実
施形態と同様な蓋無しの突出ケース11を貼着した態様を
示している。図 6(e) は、所定のシート材料12と同じ大
きさにまで突出ケース11の鍔部11bを拡大して所定のシ
ート材料12の表面に突出ケース11を貼着した態様を示し
ている。図 6(e) における突出ケースの前記突出部11a
及び前記鍔部11b と前記所定のシート材料12とは一枚の
シートから形成された連続物であっても良いし、前記所
定のシート材料12が前記突出部11a 及び前記鍔部11b か
ら分かれたものであっても良い。
【0028】尚、突出ケースの形状及びサイズは、上記
に限らず完成品となる圧着シートの大きさに合わせて適
宜選択される。完成品となる圧着シートの大きさは、郵
便に限らず、宅配便や手配りによって配送されたり、直
接各個のポストに配られたりすることが可能な大きさを
有するように選択される。大抵の場合、郵便による配送
の際に低価格となるように、完成品となる圧着シートの
大きさは、郵便の定型サイズにあわされている。従っ
て、突出ケースの形状及びサイズもそれに合わせて選択
される。
【0029】(第 2実施形態)次に、第 2実施形態を図
7 乃至図 9を参照しつつ説明する。図 7に示すような所
定のシート材料18の表裏に突出する突出ケース17を有す
る圧着シートをシールするのに適した上下型19,3を図 8
に示す。図 8において上記第 1実施形態の型と異なる点
は、前記表裏に突出する突出ケース17の突出に対応して
上型19にも前記突出ケース17の突出部を収納する孔19a
が設けられている点である。
【0030】図 9は、前記所定のシート材料18と突出ケ
ース17の種々の貼着の態様を示した断面略図である。図
9(a) は、前記突出ケース17が表裏の突出部17a と前記
各突出部17a の周縁の鍔部17b とを有し、前記突出部17
a の突出を可能とする窓部を有する上下のシート材料18
a,18b の間に前記突出ケース17の鍔部17b が挟まれて貼
着されている態様である。上下のシート材料18a,18b
は、上下に分かれた2 枚のシート材料であっても良い
し、一枚のシート材料18を複数回折ることによって形成
された上下のシート材料18a,18b であっても良い。
【0031】図 9(b) は、完成品となる圧着シートの大
きさにまで突出ケース17の表裏の鍔部17b を拡大して前
記表裏の鍔部17b を貼着した態様を示している。前記突
出ケース17の表裏の突出部17a 及び表裏の鍔部17b は一
枚のシートから形成され、鍔部の一か所17c で連続した
物であっても良いし、前記突出ケース17の突出部17a及
び鍔部17b は表裏それぞれ別のシート材料から形成され
たものであってもよい。
【0032】尚、上記第 1, 第 2実施形態においては、
突出ケースが所定のシート材料に貼着される形態のみを
記述しているが、孔を有しない上下の型を用いた本発明
のシーラー機によれば、ケースを有さない圧着シートも
一度に複数シールすることができる。更に、上記実施形
態においては左右に下型が移動するスライドテーブルを
用いたが、円板状の載置面を有するターンテーブルを用
いても良い。この場合、前記円板状の載置面の円周に沿
って複数配置されたパレットに上に下型を配設し、ター
ンテーブルを回転させて所定の下型を上型と対向する位
置に移動させて圧着する。
【0033】(第 3実施形態)また、宅配便や手配り等に
よる配送ができ、広告装飾品としても使用されることの
できる図10及び図11に示されるような圧着シートを製造
するためのシーラー機としても本発明のシーラー機を使
用できる。図10に示された圧着シート20は、幅が狭いテ
ープ状部分21と、前記テープ状部分21の一端側から連続
して前記テープ状部分21よりも幅が広く、且つ、突出ケ
ース23が取り付けられる幅広部分22とを有する。前記テ
ープ状部分21の他端側21aが固定されると、突出ケース2
3が付けられた幅広部分22が垂れ下がるようにしてスイ
ングし、人の目を引きつけてるというものである。図11
に示された圧着シート24には、一方に突出ケース25が付
けられ、他方にボトルネックが挿入可能な孔が26が設け
られている。前記圧着シート24の孔26にボトルネックを
通して、ボトルに前記圧着シート24をかけると広告装飾
品となる。
【0034】図12(b) は、前記図10に示された圧着シー
ト20を製造するための下型27の斜視図である。図12(a)
は、図12(b) に示した下型の圧着シート1 枚分の部分を
拡大した図である。符号28はガイドピン、29は下敷き部
材、30は孔を示している。
【0035】
【実施例】(A) 図 1に示されたタイプのシーラー機を用
いた。 シーラー機の能力: 加圧力3,000kg 直圧式; スライドサ
イクル60/min max シート材料: 図 2に示したタイプ 上下型: 図 3に示したタイプ (B) 条件: 1. 完全圧着のタイプ (圧着後の剥離不可) 感圧接着剤層 圧着温度 圧着時間 UV塗料 90℃〜110 ℃ 7 〜8 秒 ニス 100 ℃〜110 ℃ 5 〜6 秒 2. 再剥離可能なタイプ 感圧接着剤層 圧着温度 圧着時間 UV塗料 90℃〜110 ℃ 7 〜8 秒 ニス 120 ℃〜135 ℃ 6 〜7 秒 ここで、上記UV塗料とは紫外線(UV)に反応して高分子化
し、接着層皮膜を形成をする塗料である。 (C) 結果: 接着が均一な品質の圧着シートが1 時間に2,
400 個製造することができた。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明のシーラー機
は、前記上下の型が開いているときは、前記下型から上
方に伸長して前記所定のシート材料を配置されるべき所
定の位置に導き、前記上下の型が閉じられるに従って収
縮して前記上下の型が密着することを可能にする伸縮自
在なガイドピンが下型に設けられているので、前記ガイ
ドピンによって正確にシート材料が下型の所定の位置に
配置されると共に、前記ガイドピンによっては前記上下
の型の密着は妨げられないので型全体に均一に圧力が加
わり前記シート材料は均一に圧着される。その結果、接
着が均一な品質を有する圧着シートを得ることができ
る。
【0037】請求項2に記載の本発明のシーラー機は、
前記請求項1の効果に加えて、前記上下の型の面積が、
複数の前記シート材料を並べて配置することが可能な面
積であり、前記ガイドピンは前記所定のシート材料が配
置されるべき位置を囲むように設けられているので、複
数のシート材料が前記ガイドピンによって正確に下型の
所定の位置に配置されると共に、一度に均一に圧着され
る。その結果、接着が均一品質の圧着シートを複数得る
ことができる。
【0038】請求項3に記載の本発明のシーラー機は、
前記請求項1又は2の効果に加えて、前記上下の型の何
れか一方若しくは両方であって前記所定のシート材料が
配置されるべき部分内の所定の位置に突出ケースの突出
部が配置されるべき孔が設けられているので、前記シー
ト材料を所定の位置に配置すると共に前記突出ケースの
突出部を前記孔に配置すると前記所定のシート材料に突
出ケースが貼着される。その結果、突出ケースを有して
接着が均一品質の圧着シートを複数得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシーラー機全体の概略図であって、
(a) は上面図、(c) は正面図である。
【図2】表裏の何れか一方の面に突出ケース11を有する
圧着シートを示す図である。
【図3】第1 実施形態における上型及び下型の斜視図で
ある。
【図4】図3 に示した下型の圧着シート1 枚分の部分を
拡大した図である。
【図5】図 4のA-A 線断面から見た圧着操作を説明する
図である。
【図6】第1実施形態における所定のシート材料と突出
ケースの種々の貼着の態様を示した断面略図である。
【図7】表裏に突出する突出ケース17を有する圧着シー
トを示す図である。
【図8】第2 実施形態における上型及び下型の斜視図で
ある。
【図9】第2実施形態における所定のシート材料と突出
ケースの種々の貼着の態様を示した断面略図である。
【図10】他の圧着シートを示す図である。
【図11】更に他の圧着シートを示す図である。
【図12】第3 実施形態における下型の斜視図である。
【符号の説明】
2 上型 3 下型 9 下敷き部材 10 ガイドピン 11 突出ケース 12 シート材料 13 孔
フロントページの続き (72)発明者 杉山 満 奈良県大和高田市曽大根1丁目201−1 株式会社カスガ内 Fターム(参考) 2C005 WA03 3E075 BA68 BA84 CA01 DD13 DD34 GA04 3E094 AA16 BA14 CA30 DA01 FA16 HA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感圧接着剤層を有する所定のシート材料
    を上下の型で挟んで圧着するシーラー機であって、 前記上下の型が開いているときは、前記下型から上方に
    伸長して前記所定のシート材料を配置されるべき所定の
    位置に導き、前記上下の型が閉じられるに従って収縮し
    て前記上下の型が密着することを可能にする伸縮自在な
    ガイドピンが下型に設けられていることを特徴とするシ
    ーラー機。
  2. 【請求項2】 前記上下の型の面積が、複数の前記シー
    ト材料を並べて配置することが可能な面積であり、 前記ガイドピンは前記所定のシート材料が配置されるべ
    き位置を囲むように設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載のシーラー機。
  3. 【請求項3】 前記上下の型の何れか一方若しくは両方
    であって前記所定のシート材料が配置されるべき部分内
    の所定の位置に突出ケースの突出部が配置されるべき孔
    が設けられ、 前記シート材料と共に前記突出ケースの突出部を前記孔
    に配置すると前記所定のシート材料に突出ケースが貼着
    されることを特徴とする請求項1又は2に記載のシーラ
    ー機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009184332A (ja) * 2008-01-07 2009-08-20 Nakabayashi Co Ltd 収納具
CN102858645A (zh) * 2009-12-10 2013-01-02 特格兰特阿洛伊德品牌股份有限公司 泡罩包装容器和方法

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