JP2001301607A - ホームドア - Google Patents
ホームドアInfo
- Publication number
- JP2001301607A JP2001301607A JP2000125137A JP2000125137A JP2001301607A JP 2001301607 A JP2001301607 A JP 2001301607A JP 2000125137 A JP2000125137 A JP 2000125137A JP 2000125137 A JP2000125137 A JP 2000125137A JP 2001301607 A JP2001301607 A JP 2001301607A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- vehicle
- platform
- home
- home door
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 交通機関のプラットホームから、人が車輛走
行路に転落することを物理的に防ぎ得て、かつ安価なホ
ームドアを提供する。 【解決手段】 ホームドアの車輛ドアに相対する側に、
電磁フック装置またはあて板とばねを設け、ホームドア
を車輛ドアと連動させる。また、このホームドアへ向け
て、可動ストッパを突出させる。
行路に転落することを物理的に防ぎ得て、かつ安価なホ
ームドアを提供する。 【解決手段】 ホームドアの車輛ドアに相対する側に、
電磁フック装置またはあて板とばねを設け、ホームドア
を車輛ドアと連動させる。また、このホームドアへ向け
て、可動ストッパを突出させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道などの交通機
関において、転落防止のために、プラットホームに設置
されるホームドアに関するものである。
関において、転落防止のために、プラットホームに設置
されるホームドアに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】人がプラットホームから車輛走行路に転
落することを防止する手段としては、白線や点字ブロッ
クによって、人の注意力に頼らざるを得なかったが、従
来の白線や点字ブロックは、人の注意を喚起するのみ
で、転落事故を物理的に防ぐ機能はなかった。１９８０
年代より自動運転鉄道（いわゆる新交通システム）など
に、転落防止壁とホームドアが普及しはじめ、一部の路
線では、転落防止壁の代わりに欄干を設け、乗降用の欄
干の開口部には光線等を用いたセンサを設けて、このセ
ンサが人の転落を検知すると、列車に非常制動をかける
方法等も採用された。
落することを防止する手段としては、白線や点字ブロッ
クによって、人の注意力に頼らざるを得なかったが、従
来の白線や点字ブロックは、人の注意を喚起するのみ
で、転落事故を物理的に防ぐ機能はなかった。１９８０
年代より自動運転鉄道（いわゆる新交通システム）など
に、転落防止壁とホームドアが普及しはじめ、一部の路
線では、転落防止壁の代わりに欄干を設け、乗降用の欄
干の開口部には光線等を用いたセンサを設けて、このセ
ンサが人の転落を検知すると、列車に非常制動をかける
方法等も採用された。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】図８に、従来の転落防
止壁とホームドアの設置例を示す。同図において、１は
転落防止壁、２はホームドア、３はモータ、４はボール
ネジである。車輛の発着時には、モータ３を適宜駆動
し、ホームドア２の開閉を行なうが、本例のホームドア
では、ドアの１箇所ごとに、モータやボールねじ等から
成るドア開閉装置（ドアエンジン）が必要であり、特に
ボールねじは精密加工を要し高価であること、さらに列
車の連結輛数が様々な場合には的確な対応が難しい等の
不具合があった。また、前述のセンサによって人の転落
を検出する方法であっても、欄干の開口部からの、人の
転落そのものは防止できない。
止壁とホームドアの設置例を示す。同図において、１は
転落防止壁、２はホームドア、３はモータ、４はボール
ネジである。車輛の発着時には、モータ３を適宜駆動
し、ホームドア２の開閉を行なうが、本例のホームドア
では、ドアの１箇所ごとに、モータやボールねじ等から
成るドア開閉装置（ドアエンジン）が必要であり、特に
ボールねじは精密加工を要し高価であること、さらに列
車の連結輛数が様々な場合には的確な対応が難しい等の
不具合があった。また、前述のセンサによって人の転落
を検出する方法であっても、欄干の開口部からの、人の
転落そのものは防止できない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、プラットホームからの転落防止を目的とす
る転落防止壁に設けられる乗降用のホームドアにおい
て、このホームドアが閉位置から開いた後には、元の閉
位置にこのホームドアを戻す手段と、前記ホームドアの
車輛ドア側の面に、腕木およびコイルから成る電磁フッ
ク装置を有し、この電磁フック装置の腕木を水平あるい
は垂直方向に角度を変える手段とで構成する。また、前
記ホームドアの車輛ドア側の面に、ばねの先端に摩擦係
数の大きいあて板を有するばね装置を設け、開扉時の車
輛ドアに追従させるよう構成する。さらに、転落防止壁
あるいはプラットホームからホームドアへ向けて、可動
ストッパを突出させる手段で構成する。本発明によれ
ば、ホームドアは車輛側のドアによって開き、専用の動
力装置を必要としないので、構造が簡易になって安価に
製造できる。
するために、プラットホームからの転落防止を目的とす
る転落防止壁に設けられる乗降用のホームドアにおい
て、このホームドアが閉位置から開いた後には、元の閉
位置にこのホームドアを戻す手段と、前記ホームドアの
車輛ドア側の面に、腕木およびコイルから成る電磁フッ
ク装置を有し、この電磁フック装置の腕木を水平あるい
は垂直方向に角度を変える手段とで構成する。また、前
記ホームドアの車輛ドア側の面に、ばねの先端に摩擦係
数の大きいあて板を有するばね装置を設け、開扉時の車
輛ドアに追従させるよう構成する。さらに、転落防止壁
あるいはプラットホームからホームドアへ向けて、可動
ストッパを突出させる手段で構成する。本発明によれ
ば、ホームドアは車輛側のドアによって開き、専用の動
力装置を必要としないので、構造が簡易になって安価に
製造できる。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例について説
明する。図１に、本発明の実施例を示す斜視図、図２に
図１における電磁フック装置の斜視図、図３に、ホーム
ドアと車輛ドアとの相互関係のイメージ図を示す。図１
において、１は転落防止壁、２はホームドア、６はおも
り、８は電磁フック装置である。図２において、９は腕
木、１０はコイル、１１はロッドである。図３におい
て、５は車輛ドア、７は突起、１２は引き手である。
明する。図１に、本発明の実施例を示す斜視図、図２に
図１における電磁フック装置の斜視図、図３に、ホーム
ドアと車輛ドアとの相互関係のイメージ図を示す。図１
において、１は転落防止壁、２はホームドア、６はおも
り、８は電磁フック装置である。図２において、９は腕
木、１０はコイル、１１はロッドである。図３におい
て、５は車輛ドア、７は突起、１２は引き手である。
【０００６】電磁フック装置８は、通常は腕木９が自重
により下向きに垂れ下がっているが、コイル１０に通電
するとロッド１１が押し下げられ、腕木９が起きあがっ
て水平になる。図３の（ａ）は車輛が停止位置に近づき
つつある状態を示し、車輛が停止位置に停止すると、電
磁フック装置８の腕木９が水平に起き上がり、図３の
（ｂ）に示す状態になる。
により下向きに垂れ下がっているが、コイル１０に通電
するとロッド１１が押し下げられ、腕木９が起きあがっ
て水平になる。図３の（ａ）は車輛が停止位置に近づき
つつある状態を示し、車輛が停止位置に停止すると、電
磁フック装置８の腕木９が水平に起き上がり、図３の
（ｂ）に示す状態になる。
【０００７】車輛ドア５が開くと、突起７あるいは引き
手１２が電磁フック装置８の腕木９に押されて、ホーム
ドア２が開き、図３の（ｃ）または（ｄ）に示す状態に
なる。なお、車輛ドア５が閉まると、ホームドア２はお
もり６の作用によって閉まり、図３の（ｂ）に示す状態
に戻り、さらに電磁フック装置８の腕木９が下を向く
と、図３の（ａ）に示す状態に戻り、車輛は発車でき
る。本実施例においては、電磁フック装置８を駆動する
ための電気回路が必要になるが、従来の技術におけるモ
ータ３とボールねじ４の組み合わせよりは簡易に構成で
きる。
手１２が電磁フック装置８の腕木９に押されて、ホーム
ドア２が開き、図３の（ｃ）または（ｄ）に示す状態に
なる。なお、車輛ドア５が閉まると、ホームドア２はお
もり６の作用によって閉まり、図３の（ｂ）に示す状態
に戻り、さらに電磁フック装置８の腕木９が下を向く
と、図３の（ａ）に示す状態に戻り、車輛は発車でき
る。本実施例においては、電磁フック装置８を駆動する
ための電気回路が必要になるが、従来の技術におけるモ
ータ３とボールねじ４の組み合わせよりは簡易に構成で
きる。
【０００８】図４に、本発明の第２の実施例を示す斜視
図、図５にホームドアと車輛ドアとの相互関係のイメー
ジ図を示す。本実施例は車輛ドアとしてプラグドアを装
備した車輛が運行される路線に適用できる。図４におい
て、図１と同一番号は同一物であり、１３はあて板、１
４はばねである。図５の（ａ）は車輛が停止位置に近づ
きつつある状態を示し、車輛が停止すると図５の（ｂ）
のように、車輛から車輛ドア５がせり出して、あて板１
３に圧着してばね１４を圧縮し、車輛ドア５が開くと、
あて板１３との摩擦力により、ホームドア２も追従して
開き、図５の（ｃ）に示す状態になる。車輛ドア５が閉
まるとホームドア２も追従して閉まり、図５の（ａ）に
示す状態に戻り、車輛は発車できる。
図、図５にホームドアと車輛ドアとの相互関係のイメー
ジ図を示す。本実施例は車輛ドアとしてプラグドアを装
備した車輛が運行される路線に適用できる。図４におい
て、図１と同一番号は同一物であり、１３はあて板、１
４はばねである。図５の（ａ）は車輛が停止位置に近づ
きつつある状態を示し、車輛が停止すると図５の（ｂ）
のように、車輛から車輛ドア５がせり出して、あて板１
３に圧着してばね１４を圧縮し、車輛ドア５が開くと、
あて板１３との摩擦力により、ホームドア２も追従して
開き、図５の（ｃ）に示す状態になる。車輛ドア５が閉
まるとホームドア２も追従して閉まり、図５の（ａ）に
示す状態に戻り、車輛は発車できる。
【０００９】図６に、本発明の第３の実施例を示す斜視
図、図７にその機構の概略を現わす断面図を示す。図６
において、図１と同一番号は同一物であり、１５は可動
ストッパ、１９はロッド、２０は案内軌条である。図７
において、図６と同一番号は同一物であり、１６は梃
子、１７はおもり、１８はリンク装置、２１はプラット
ホームである。
図、図７にその機構の概略を現わす断面図を示す。図６
において、図１と同一番号は同一物であり、１５は可動
ストッパ、１９はロッド、２０は案内軌条である。図７
において、図６と同一番号は同一物であり、１６は梃
子、１７はおもり、１８はリンク装置、２１はプラット
ホームである。
【００１０】可動ストッパ１５は梃子１６に連結されて
いるおもり１７の作用により、プラットホーム２１の床
面から突出してホームドア２が故意等により不用意に開
扉する事を防止しているが、車輛が入線すると案内軌条
２０が車輛の案内車輪に押されて、リンク装置１８を介
して可動ストッパ１５をプラットホーム２１の中に引き
込み、ホームドア２は開扉できるようになる。なお本実
施例では、可動ストッパ１５を作動させる機構として機
械的な方法を想定したが、電気的な方法を用いても良
く、またゴムタイヤ電車が走行する案内軌条式鉄道を想
定したが、通常の鉄レールの鉄車輪式鉄道に使用するこ
ともできる。
いるおもり１７の作用により、プラットホーム２１の床
面から突出してホームドア２が故意等により不用意に開
扉する事を防止しているが、車輛が入線すると案内軌条
２０が車輛の案内車輪に押されて、リンク装置１８を介
して可動ストッパ１５をプラットホーム２１の中に引き
込み、ホームドア２は開扉できるようになる。なお本実
施例では、可動ストッパ１５を作動させる機構として機
械的な方法を想定したが、電気的な方法を用いても良
く、またゴムタイヤ電車が走行する案内軌条式鉄道を想
定したが、通常の鉄レールの鉄車輪式鉄道に使用するこ
ともできる。
【００１１】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によるホーム
ドアは、開閉のための動力を持たないため、構造が簡易
であり、安価でかつ信頼性が高く、実用上大いに有用で
ある。なお本明細書では、鉄道などの陸上交通機関に適
用することを前提に記述したが、船舶用や、エレベータ
等への応用も可能であることは言うまでもない。
ドアは、開閉のための動力を持たないため、構造が簡易
であり、安価でかつ信頼性が高く、実用上大いに有用で
ある。なお本明細書では、鉄道などの陸上交通機関に適
用することを前提に記述したが、船舶用や、エレベータ
等への応用も可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による第１の実施例を示す斜視図。
【図２】図１の電磁フック装置８を示す断面図。
【図３】図１のホームドアと車輛ドアとの相互関係のイ
メージ図。
メージ図。
【図４】本発明による第２の実施例を示す斜視図。
【図５】図４のホームドアと車輛ドアとの相互関係のイ
メージ図。
メージ図。
【図６】本発明による第３の実施例を示す斜視図
【図７】図６の機構の概略を示す断面図。
【図８】従来の技術例を示す斜視図。
１ 転落防止壁 ２ ホームドア ３ モータ ４ ボールねじ ５ 車輛ドア ６ おもり ７ 突起 ８ 電磁フック装置 ９ 腕木 １０ コイル １１ ロッド １２ 引き手 １３ あて板 １４ ばね １５ 可動ストッパ １６ 梃子 １７ おもり １８ リンク装置 １９ ロッド ２０ 案内軌条 ２１ プラットホーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Claims (3)
- 【請求項１】 プラットホームからの転落防止を目的と
する転落防止壁に設けられる乗降用のホームドアにおい
て、このホームドアが閉位置から開いた後には、元の閉
位置にこのホームドアを戻す手段と、前記ホームドアの
車輛ドア側の面に、腕木およびコイルから成る電磁フッ
ク装置を有し、この電磁フック装置の腕木を水平あるい
は垂直方向に角度を変える手段とを有することを特徴と
した前記ホームドア。 - 【請求項２】 閉位置から開いた後には、元の閉位置に
このホームドアを戻す手段と、前記ホームドアの車輛ド
ア側の面に、ばねの先端に摩擦係数の大きいあて板を有
するばね装置を設け、開扉時の車輛ドアに追従する手段
とを有することを特徴としたホームドア。 - 【請求項３】 転落防止壁あるいはプラットホームから
ホームドアへ向けて、可動ストッパを突出させる手段を
有することを特徴とした前記、請求項１、２項記載のホ
ームドア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000125137A JP2001301607A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | ホームドア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000125137A JP2001301607A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | ホームドア |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001301607A true JP2001301607A (ja) | 2001-10-31 |
Family
ID=18635143
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000125137A Pending JP2001301607A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | ホームドア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001301607A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006273289A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Railway Technical Res Inst | Ｌｒｔ・バス複合交通システム用停留所 |
-
2000
- 2000-04-26 JP JP2000125137A patent/JP2001301607A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006273289A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Railway Technical Res Inst | Ｌｒｔ・バス複合交通システム用停留所 |
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