JP2001300782A - スクリュープレス脱水装置 - Google Patents

スクリュープレス脱水装置

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JP2001300782A JP2000121236A JP2000121236A JP2001300782A JP 2001300782 A JP2001300782 A JP 2001300782A JP 2000121236 A JP2000121236 A JP 2000121236A JP 2000121236 A JP2000121236 A JP 2000121236A JP 2001300782 A JP2001300782 A JP 2001300782A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の濾過孔を設けた濾過筒と、該濾過筒内
に設けられたスクリューと、該スクリューを回転駆動す
る駆動装置とを備え、前記スクリューの上流側から下流
側に至るにしたがってスクリューと濾過筒の間に存在す
るスラリーに圧縮力を作用させるスクリュープレス脱水
装置において、簡素な構造でありながら、濾過孔の目詰
まり防止に適した振動を濾過筒に加えることのできるよ
うにする。 【解決手段】 濾過筒3に打撃力を作用させることで該
濾過筒3を振動させて濾過孔2の目詰まりを防止する加
振装置6を設ける。さらに、打撃力、打撃位置、打撃周
期をそれぞれ独立して調節可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚泥や含水樹脂粉
砕物などのスラリーを脱水するためのスクリュープレス
脱水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種従来のスクリュープレス脱水装置
として、例えば、特開昭61−853号公報並びに特公
昭61−49039号公報に記載のものが挙げられる。
【0003】これらスクリュープレス脱水機はいずれ
も、多数の濾過孔を設けた濾過筒と、該濾過筒内に設け
られたスクリューと、該スクリューを回転駆動する駆動
装置とを備えており、スクリューの上流側から下流側に
至るにしたがってスクリューと濾過筒の間に存在する汚
泥などのスラリーに圧縮力を作用させて脱水させ、水分
を濾過筒の濾過孔から排出し、脱水後の固形分(ケー
キ)を濾過筒の下流端から排出するようになっている。
【0004】さらに、前者の従来装置では、固形分と水
分との分離を促進するために、振動発生機により、スク
リュー全体を上下振動させるようになっている。
【0005】また、後者の従来装置では、繊維分を含ん
だ汚泥の固形粉体が濾過筒内で架橋することを抑制する
ために、濾過筒内の汚泥に振動を加える振動発生機が設
けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスクリュー
プレス脱水装置では、濾過筒に設けた濾過孔が目詰まり
すると脱水性能に大きな支障をきたすため、何らかの目
詰まり防止対策を行うことが肝要である。上記した各従
来装置では、いずれも振動発生機が設けられており、か
かる振動発生機の作用によりある程度目詰まりの解消が
図られるとも考えられるが、そもそもの加振の目的が目
詰まり防止ではないため、目詰まり防止用の振動発生機
としては種々問題があった。
【0007】即ち、前者の従来装置は、スクリュー全体
を上下振動することにより加振させるものであるため、
スクリュー全体の重量並びに濾過筒内のスラリーの重量
に応じた過大なトルクが必要であり、振動発生機として
大規模のものが必要であり、動力消費も過大となる。さ
らに、機械部品のゆるみや摩耗が生じやすく、装置全体
の耐振に考慮する必要があり、据付基礎等も過大になっ
てしまい、装置全体の大型化、設備コスト増、スループ
ットの低減などの原因となる。
【0008】また、後者の従来装置では、固形粉体の架
橋を防止するために、アンバランスウェイトを電動機で
比較的高速(数千回転/分程度)で回転させてる一方、
その振幅は比較的小さいものとなる。このような振動数
が大きく振幅の小さい振動の発生機を用いた場合、スラ
リー中の固形分の強度が弱いときに特に、固形分が濾過
孔から抜け出し易くなり、脱水効率が非常に悪くなると
ともに、濾液が濁りを生じて廃水基準をクリアせず、廃
水処理をしなければ排水することができなくなることも
あった。スラリーの固形分の強度がある場合において
も、比較的比重の軽い固形分の場合は濾過孔で目詰まり
を起こし、上記の様な振動発生機による高速低振幅の振
動では濾過孔内に詰まった固形分を除去できないことが
往々にして見られる。一方、インバータを用いれば上記
振動発生機の回転数を下げることはできるが、それに応
じて加振力も大幅に低下してしまい、脱水に適した振動
を加えることができない。さらに、上記振動発生機はモ
ータ一体型であるが、濾過筒の濾過孔から排水された濾
液からの防水構造を考慮する必要もある。
【0009】そこで、本発明は、簡素な構造でありなが
ら、濾過孔の目詰まり防止に適した振動を濾過筒に加え
ることのできる加振装置を備えたスクリュープレス脱水
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次の技術的手段を講じた。
【0011】即ち、本発明は、多数の濾過孔を設けた濾
過筒(スクリーン若しくはバレルと称されることもあ
る)と、該濾過筒内に設けられたスクリューと、該スク
リューを回転駆動する駆動装置とを備え、前記スクリュ
ーの上流側から下流側に至るにしたがってスクリューと
濾過筒の間に存在するスラリーに圧縮力を作用させるス
クリュープレス脱水装置において、前記濾過筒に打撃力
を作用させることで該濾過筒を振動させて前記濾過孔の
目詰まりを防止する加振装置を設けたことを特徴とする
ものである。かかる本発明によれば、濾過筒に打撃力を
作用させることで濾過筒を振動させるものであるから、
かかる振動波形が衝撃的なものとなり、濾過孔に詰まり
かけた固形分を効率的に除去可能である。即ち、打撃力
を作用させた瞬間、固形分及び濾液の慣性力によって該
固形分が濾過孔から除去され、目詰まりが防止される。
なお、濾過筒を多数のウェッジワイヤーにより構成し、
濾過孔が、径方向外方に至るにしたがって末広がり状に
構成されたものの場合に特に効率的に目詰まりが防止さ
れる。
【0012】上記加振装置は、濾過筒の外周側に配設さ
れた支持部材と、該支持部材を往復運動させる作動機構
と、支持部材に取付けられる打撃部材とを備え、該打撃
部材は、前記支持部材の往復運動により濾過筒の外周面
に打撃力を作用させるものとすることができる。これに
よれば、作動機構の動力を調整することにより打撃力を
調節でき、また、支持部材に対する打撃部材の取付位置
を濾過筒の軸方向に調節することで濾過筒の打撃位置を
調節することができ、また、作動機構による往復運動周
期を調節することで打撃周期を調節することが可能であ
る。さらに、これら打撃力、打撃位置及び打撃周期をそ
れぞれ独立して調整することも可能であり、種々のスラ
リー(スラッジ)の性状や濾過筒構造等に応じた適切な
打撃加振を行わせることができ、コンパクトでありなが
ら目詰まりなく脱水効率を向上し得るスクリュープレス
脱水装置を得ることが可能となる。
【0013】また、上記支持部材は、濾過筒と平行に配
設された軸体からなり、打撃部材は、支持部材に軸方向
位置調節自在に取付けられているものとすることができ
る。これによれば、濾過筒の打撃位置調節を容易に行う
ことができるとともに、構成も簡素であり、コスト低減
を図ることができる。さらに、打撃部材は、支持部材に
着脱自在に取付けられているものとするのが好ましい。
これによれば、打撃箇所をの数をスラリー性状等に応じ
て適宜変更することが可能であり、より効率の良い脱水
を行うことができる。
【0014】上記作動機構は、回転体と、該回転体に取
付けられるカム部材と、支持部材に取付けられ且つ前記
カム部材によって押動されて前記支持部材を往動させる
揺動部材と、該揺動部材を復動させる付勢部材とを備え
ており、該付勢部材の付勢力によって揺動部材が復動さ
れたときに打撃部材が濾過筒の外周面を打撃するように
構成されているものとすることができる。これによれ
ば、作動機構の構成の簡素化を図るとともに、回転体の
回転トルクを低く抑えつつも、付勢部材の付勢力によっ
て打撃力を加えるものであるから、モータなどの駆動装
置の駆動トルクを小さくすることができ、加振装置の構
造の簡素化、コスト低減、消費動力の低減を図ることが
できる。
【0015】上記回転体には、周方向複数箇所にカム部
材の取付部を設けることができる。そして、上記複数の
取付部のうち適宜選択して一若しくは複数箇所にカム部
材を取付けることで、容易に打撃周期を変更することが
でき、打撃周期を短くした場合でも消費動力はさほど大
きくならず、浪費動力の低減を図ることができる。
【0016】また、本発明のスクリュープレス脱水装置
は、上記付勢部材の付勢力調節手段を有するものとする
のが良い。これによれば、付勢力調節手段により付勢部
材の付勢力を変更することによって、打撃力を容易に調
整することが可能である。このような付勢力調節手段は
どのような構成であってもよく、例えば、付勢部材をコ
イルスプリングにより構成した場合には、該コイルスプ
リングの取付部を、揺動部材の揺動軸からの距離の異な
る複数箇所に揺動部材に設けておき、これら取付部のう
ちのいずれか一つを選択してコイルスプリングの一端を
取付けることで、てこの原理により容易に打撃力を変更
できる。また、コイルスプリングの他端をねじ軸の先端
に取付ければ、該ねじ軸を進退させることによっても打
撃力を容易に変更できる。
【0017】また、本発明のスクリュープレス脱水装置
において、上記スクリューによるスラリーの圧縮方向は
軸方向であり、打撃部材は、前記圧縮方向と直交する方
向の打撃力を濾過筒に作用させるものとすることができ
る。これによれば、濾過孔内に詰まりかけた固形分に対
し、上記方向の打撃力によって濾過孔から外部に除去さ
れる慣性力を的確に作用させることができ、より効率的
な目詰まり防止が図られる。
【0018】なお、本発明において、スラリーは、液体
に粒状若しくは粉状の細かな固形分の集合物を分散させ
てなる泥、懸濁液あるいはスラッジなど、固形分と液体
の混合物であって流動性あるものであれば良く、特定の
ものに限定されるものではない。例えば、シールド掘進
機などで地中を掘削する際に生じる泥や、粉砕されたプ
ラスチックに水を添加してなる含水プラスチック粉状体
をも、スラリーに含まれるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
るスクリュープレス脱水装置1を示している。該装置1
は、多数の濾過孔2を設けた濾過筒3と、該濾過筒3内
に設けられたスクリュー4と、該スクリュー4を回転駆
動する駆動モータ5と、加振装置6とを備えている。
【0020】濾過筒3は、略円筒状を呈し、その軸心が
水平方向に沿うようにフレーム7に固定されている。濾
過筒3の上流側(図示右側)にはスラリー(スラッジ)
の供給ホッパー8が設けられ、下流側(図示左側)には
脱水後のスラリー固形分(これをケーキと称することも
ある)を排出する排出ホッパー9が設けられている。こ
の濾過筒3は、ウェッジワイヤーを用いて構成すること
ができ、各ワイヤー間の隙間によって濾過孔2を構成す
ることができる。
【0021】上記スクリュー4は、スクリュー軸4aの
周囲に螺旋状の翼部4bを設けてなるものであって、該
翼部4bの外径は、濾過筒3の内径とほぼ同径となされ
ている。また、図示例のスクリュー4は、その翼部4b
の1周回あたりの軸長が下流側に至るにしたがって小さ
くなるものであって、下流側ほど翼部4bと翼部4bと
の間でスラリーを軸方向に圧縮し、スラリーから液状分
を脱水し、その濾液を上記濾過孔2から排出させるよう
になっている。なお、スクリュー軸4aは、全長にわた
って同径に構成することもできるが、下流側に至るにし
たがって大径となる円錐台形状に構成することも勿論可
能である。
【0022】上記加振装置6は、濾過筒3の軸方向所定
位置の下部に上方に向けて打撃力を作用させることで該
濾過筒3を振動させて、濾過孔2の目詰まりを防止する
ためのものであって、濾過筒3の外周側に配設された支
持軸体10(支持部材)と、該支持軸体を所定角度の範
囲で回転往復運動させる作動機構11と、支持軸体10
に取付けられる打撃部材12とを備えている。
【0023】上記支持軸体10は、軸受け13を介して
フレーム7に回転自在に支持されている。また、支持軸
体10は、図2に示すように、濾過筒3の下方側であっ
て、濾過筒3よりも外側方位置に配設されており、その
軸心は、濾過筒3の軸心と平行になされている。
【0024】該打撃部材12は、支持軸体10に軸方向
位置調節自在に取付けられたアーム12aと、濾過筒3
の下部を打撃するハンマーブロック12bとを備えてい
る。前記アーム12aは、支持軸体10から濾過筒3の
下部に向けてほぼ水平に延設され、前記ブロック12b
は、アーム12aに対して取付位置調節自在にアーム中
途部にボルトで固定されている。したがって、支持軸体
10がその軸心回りに回転往復運動すると、それにとも
なってハンマーブロック12bが濾過筒3の下部で上下
運動し、濾過筒3の外周面下部に上方に向けて打撃力を
作用させることができる。
【0025】なお、本実施形態では、打撃部材12は、
支持軸体12の軸方向の複数箇所にそれぞれ取付けられ
ている。この取付個数は、打撃部材12のアーム12a
を支持軸体10から着脱することで容易に変更すること
ができ、脱水処理を行うスラリーの性状等に応じて適宜
調節可能である。
【0026】また、ハンマーブロック12bには、濾過
筒3との衝当側に、濾過筒3の損耗を防止するために、
銅、合成樹脂あるいはゴムなどからなるハンマーヘッド
を取付けておくことが好ましい。
【0027】上記作動機構11は、図3にも示すよう
に、モータ13によって回転駆動される回転板14(回
転体)と、該回転板14に取付けられるカムローラ15
(カム部材)と、支持軸体10に取付けられ且つカムロ
ーラ15によって押動されて支持軸体10を往動させる
揺動部材16と、該揺動部材16を復動させる引っ張り
コイルスプリング17(付勢部材)とを備えている。
【0028】回転板14は、円盤状であって、モータ1
3の出力軸に固定されている。回転板14には、周方向
複数箇所(図示例では4カ所)にカムローラ取付部18
が設けられており、これら取付部18のうちの適宜の位
置(図示例では直径方向に対向する位置の2カ所)にカ
ムローラ15が着脱自在に取付けられている。
【0029】上記揺動部材16は、支持軸体10の一端
部に固定されており、回転板14の軸心方向に向けて延
設されて前記カムローラ15に衝当するカム片16a
と、カム片16aとは反対方向(図示例では上方)に向
けて延設されたスプリング取付片16bとを備えてい
る。該取付片16bには、スプリング17の一端が着脱
自在に係止される係止孔20が、軸体10からの距離の
異なる複数箇所に設けられており、これら係止孔20の
一つにスプリング17の一端が選択的に係止されてい
る。一方、スプリング17の他端は、フレーム7に立設
されたブラケット21に進退自在に螺合されたねじ軸2
2の先端に係止されている。したがって、ねじ軸22を
進退させるか、あるいは、スプリング17の揺動部材1
6への取付位置を調節することによって、揺動部材16
の付勢力の調節、ひいては打撃力の調節を行うことが可
能である。
【0030】上記本発明の加振装置6によれば、モータ
13によって回転板14が回転駆動されると、カムロー
ラ15が周期的に揺動部材16のカム片16aを押動し
て、スプリング17の付勢力に抗して揺動部材16を図
3において時計回り方向に往動させ、これに伴い支持軸
体10が回動されて、打撃部材12のハンマーブロック
12bが下方に移動し、濾過筒3の外周面からハンマー
ブロック12bを離反させる。回転板14がさらに回転
してカムローラ15とカム片16aとの係合が外れる
と、スプリング17の付勢力によって揺動部材16並び
に支持軸体10が一気に復動され、これに伴い打撃部材
12のハンマーブロック12bが勢いよく濾過筒3の外
周面に向けて移動し、該打撃部材12により濾過筒3に
その軸心と直交する方向の打撃力を加える。すると、濾
過孔2に詰まりかけた固形分は、その慣性力によって濾
過孔2から除去され、濾過筒3内部からの濾液の排出と
も相まって濾過孔2が清掃されるように作用し、目詰ま
りが防止される。
【0031】なお、打撃回数は、1分間あたり10〜5
0回程度が好ましい。かかる打撃回数の変更は、上記カ
ムローラ15の取付個数を変更するか、あるいは、モー
タ13の回転数をインバータ等の適宜の手段により変更
することによって行うことができ、本実施形態の機構に
よれば、打撃周期を変更しても打撃力には影響を与えな
いため、自由に打撃周期を調節することができる。
【0032】さらに、図1に示すように、供給ホッパー
8の下部付近に濾過筒3に打撃力を加える打撃部材12
を設けることにより、濾過筒3の目詰まり防止と、スラ
リーの脱水により生じた濾液の分離排出を濾過筒3の上
流端側で迅速に行うことができ、後の圧縮、脱水の効果
を増大させることができる。
【0033】また、打撃位置を調節するには、打撃部材
12のアーム12aを支持軸体10に固定しているボル
ト23を緩め、アーム12aを軸方向に移動させた後、
ボルト23を締結することによって、容易に行うことが
できる。また、アーム12aを支持軸体10に着脱する
ことによって打撃部材12の取付個数も適宜変更するこ
とができ、打撃箇所の増減も容易に行うことができる。
【0034】また、図示実施例では、濾過筒3及びスク
リュー4の上流端を支持する機枠24の外側にモータ1
3や揺動部材16などからなる作動機構11を配設して
いるから、濾過筒3から排出される濾液から作動機構1
1が機枠24によって保護され、作動機構11の別途の
防水対策を考慮する必要がない。
【0035】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、適宜設計変更することができる。例えば、濾過
筒3及びスクリュー4は、上下方向に沿って配設するこ
とができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構造でコンパク
トな装置構成としつつも、濾過筒に打撃力を作用させる
ことで、濾過孔の目詰まり防止に適した振動を濾過筒に
加えることができ、かかる振動波形は衝撃的なものであ
るから、濾過孔に詰まりかけた固形分を効率的に除去可
能である。さらに、打撃力、打撃位置、打撃周期をそれ
ぞれ独立して容易に調整することも可能であり、種々の
スラリーの物性に応じた打撃加振を行うことができ、コ
ンパクトで性能の良いスクリュープレス脱水機を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るスクリュープレ
ス脱水装置の全体構造を示す簡略断面図である。
【図2】同装置の濾過筒と打撃部材との関係を示す図1
のA−A線断面相当の拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線断面相当の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 スクリュープレス脱水装置 2 濾過孔 3 濾過筒 4 スクリュー 5 駆動装置 6 加振装置 10 支持部材 11 作動機構 12 打撃部材 14 回転体 15 カム部材 16 揺動部材 17 付勢部材 18 カム部材取付部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の濾過孔を設けた濾過筒と、該濾過
    筒内に設けられたスクリューと、該スクリューを回転駆
    動する駆動装置とを備え、前記スクリューの上流側から
    下流側に至るにしたがってスクリューと濾過筒の間に存
    在するスラリーに圧縮力を作用させるスクリュープレス
    脱水装置において、 前記濾過筒に打撃力を作用させることで該濾過筒を振動
    させて前記濾過孔の目詰まりを防止する加振装置を設け
    たことを特徴とするスクリュープレス脱水装置。
  2. 【請求項2】 加振装置は、濾過筒の外周側に配設され
    た支持部材と、該支持部材を往復運動させる作動機構
    と、支持部材に取付けられる打撃部材とを備え、該打撃
    部材は、前記支持部材の往復運動により濾過筒の外周面
    に打撃力を作用させるものであることを特徴とする請求
    項1に記載のスクリュープレス脱水機。
  3. 【請求項3】 支持部材は、濾過筒と平行に配設された
    軸体からなり、打撃部材は、支持部材に軸方向位置調節
    自在に取付けられていることを特徴とする請求項2に記
    載のスクリュープレス脱水機。
  4. 【請求項4】 打撃部材は、支持部材に着脱自在に取付
    けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の
    スクリュープレス脱水機。
  5. 【請求項5】 作動機構は、回転体と、該回転体に取付
    けられるカム部材と、支持部材に取付けられ且つ前記カ
    ム部材によって押動されて前記支持部材を往動させる揺
    動部材と、該揺動部材を復動させる付勢部材とを備えて
    おり、該付勢部材の付勢力によって揺動部材が復動され
    たときに打撃部材が濾過筒の外周面を打撃するように構
    成されていることを特徴とする請求項2,3又は4に記
    載のスクリュープレス脱水機。
  6. 【請求項6】 回転体には、周方向複数箇所にカム部材
    の取付部が設けられていることを特徴とする請求項5に
    記載のスクリュープレス脱水機。
  7. 【請求項7】 付勢部材の付勢力調節手段を有すること
    を特徴とする請求項5又は6に記載のスクリュープレス
    脱水機。
  8. 【請求項8】 スクリューによるスラリーの圧縮方向は
    軸方向であり、打撃部材は、前記圧縮方向と直交する方
    向の打撃力を濾過筒に作用させることを特徴とする請求
    項2乃至7のいずれか1項に記載のスクリュープレス脱
    水機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114477645A (zh) * 2022-02-16 2022-05-13 汪祥 基于生物膜过滤的水处理装置
CN117463024A (zh) * 2023-12-28 2024-01-30 格莱德(福建)生物科技有限公司 一种犬饲料加工的压滤脱水机

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