JP2001299533A - 水の動きを鑑賞可能な花器 - Google Patents

水の動きを鑑賞可能な花器

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JP2001299533A
JP2001299533A JP2000161172A JP2000161172A JP2001299533A JP 2001299533 A JP2001299533 A JP 2001299533A JP 2000161172 A JP2000161172 A JP 2000161172A JP 2000161172 A JP2000161172 A JP 2000161172A JP 2001299533 A JP2001299533 A JP 2001299533A
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vase
water
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flower container
container main
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Shigiko Yukioka
信貴子 行岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 花器本体の中に花入れを納置するような
二重構造の花器とすることにより、静的な生花等と動的
な水の流れを併せて鑑賞することができるような多面性
を有する花器を提供する。 【解決手段】 生花等を活けるための花入れ2を、水を
張った花器本体1内に挿脱自在に納置するか、または花
入れ2と花器本体1を一体状に形成した二重構造の花器
であって、その花入れ2の排水口10を花器本体1の水
面よりも高い位置に形成し、且つ花入れ2と花器本体1
の双方に収容した水を循環ポンプ3によって循環させる
ことにより、花入れ2から排出される水が花器本体1の
水面に向けて流下するようにするとともに、別体に設け
た濾過網4を前記した花器本体1の内部に配設して構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生花や造花、桜や
紅葉などの小枝、その他の各種装飾材等(これらを生花
等と総称する)を長持ちさせることができるようにする
とともに、その生花等の鑑賞と併せて、花入れから流下
する水の動きも鑑賞することができるようにした花器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、花器(花瓶)の水を循環させるこ
とにより、生花等を長期保存するようにした技術が、実
開昭64−30064号や特開平5−23052号に開
示されているが、これらの各技術は、本発明における花
入れに相当する花器または花瓶(以下、これらを花入れ
と称して説明する)の側部や台部に循環ポンプやエアポ
ンプを取付けて、花入れ内の水のみを循環するように構
成されたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
各公報の花入れにおいては、花入れ内の水のみを循環さ
せるようになっているので、花などを長期的に保存する
以外の効果を期待することができず、またその鑑賞の対
象が静的な生花等のみに限定されていた。
【0004】そこで本発明は、花器の構造を、花器本体
の中に花入れを納置するような二重構造とすることによ
り、静的な生花等と動的な水の流れを併せて鑑賞するこ
とができるような多面性を有する花器を提供しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、生花等を活け
るための花入れ2を、水を張った花器本体1内に挿脱自
在に納置するか、または花入れ2と花器本体1を一体状
に形成した二重構造の花器であって、その花入れ2の排
水口10を花器本体1の水面よりも高い位置に形成し、
且つ花入れ2と花器本体1の双方に収容した水を循環ポ
ンプ3によって循環させることにより、花入れ2から排
出される水が花器本体1の水面に向けて流下するように
するとともに、別体に設けた濾過網4を前記した花器本
体1の内部に配設して構成したものである。
【0006】また本発明の花入れ2としては、その側面
上部に導水部5を突設して形成されたものや、導水部5
が形成されていない公知のものを使用するようにする。
【0007】
【発明の実施の形態】花を活けた状態の花入れ2と循環
ポンプ3とを、水を張った花器本体1の内部に納置し、
その循環ポンプ3の注水管8の先端部を花入れ2に挿入
した後、循環ポンプ3の近傍に濾過網4を設定する。そ
して電気コード9を用いて循環ポンプ3に通電すると、
花入れ2に新たな水が注入されるので、排水口10から
溢れ出た水が花器本体1の水面に向けて流下するととも
に、花器本体1の水面下で濾過網4によって濾過された
水が、循環ポンプ3の吸込口11から取り入れられ、さ
らにその循環ポンプ3内を通過して注水管8に到った水
が、再び花入れ2に注水されるという経路で、花入れ2
と花器本体1の水が間断なく循環されるようになってい
る。したがって循環ポンプ3の稼働が停止されない限
り、花入れ2から排出される水が、花器本体1の水面に
向けて連続的に流下する形態となるのである。なお濾過
網4は、その上部に挿通された伸縮可能な掛止棒6と、
その下部に挿通された錘棒7によって、花器本体1の内
部に幕状に垂設されるようになっている。なおまた花入
れ2に生花等を活ける場合には、その花入れ2の内底部
に剣山を置いて活けるものとする。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図中1は、後述する花入れ2等を挿脱自在に収容す
べく、上部が開放されたやや大型の箱状に形成された花
器本体であるが、この花器本体1は、納置した花入れ2
から排出される水の動きを鑑賞可能とするために、合成
樹脂やガラスなどによって透明または半透明に形成され
たものである。また上記花器本体1に合わせて使用され
る花入れ2は、その側面上部の1個所または複数個所
に、図2に示すようなパイプ状の導水部5を突設して形
成されたものであるが、この導水部5の形状は、図示の
ようなパイプ状に限定するものではなく、例えば断面半
円形の樋状に設けたり、または断面正方形の角筒状に設
けるようにしてもよい。さらに導水部5の排水口10の
形状も、図においては全面が開口状となっているが、排
水部10を遮蔽して複数の小孔を形成するというよう
に、好みに応じて適宜に形成するものとする。なお本例
に用いる花入れ2の高さについては、花器本体1の内部
に没入するような高さのものでも使用可能なことは勿論
であるが、その上部が花器本体1の上縁部よりも突出す
るような高さに形成すれば、必然的に水面までの距離が
長くなって落下の状態が躍動的になるので、やや縦長状
の花入れとするのが好適である。
【0009】また本発明における花入れ2としては、図
3に示すような公知の花入れ2を使用することも可能で
ある。この場合においてもやや縦長状の花入れを使用す
るのが好適であり、さらに花入れ2の上端開口部が排水
口10となるので、この排水口10の位置まで水が注入
されるようになっている。したがってその排水口10が
狭いと、排出される水が花入れの側壁を伝って流下して
しまうので、躍動感のある水の動きを鑑賞するために
は、排水口10が広く、且つ排水口10の下部が図示の
ようにやや凹んだ形状の花入れを選択するとよい。
【0010】次に、花器本体1内の水の汚れを濾過する
ために、取替え自在に設けられた濾過網4について、図
4を参照して説明する。この濾過網4は、合成樹脂など
で形成された網を輪状に設けたもので、その上端部に掛
止棒6を挿通し、且つその下端部に金属製の錘棒7を挿
通することにより、花器本体1の内部において濾過網4
を幕状に垂設可能としたものである。またその両端部を
ほぼ直角状に折り曲げて形成された掛止棒6は、該濾過
網4の横幅寸法よりもやや長く設けられているので、花
器本体1の相対向する上縁間に掛止可能となっており、
且つ伸縮自在に設けられている(図示しない)ので、ど
のような大きさの花器本体1にも使用可能な構造となっ
ているのである。なお本発明における濾過網4は、例え
ば全体形状を袋状に設けて、後述する循環ポンプ3を包
んで使用する形態とするなど、その使用方法は図示のも
のに限定するものではない。
【0011】続いて図5を参照して、駆動機構が内蔵
(図示しない)された循環ポンプ3について説明する。
この循環ポンプ3は、その上面部に注水管8が取付けら
れ、その下部側に吸込口11を設けるとともに、電気コ
ード9を取付けた構造の公知のものであるので、その詳
しい説明は省略するが、本例の循環ポンプ3は、その全
体を花器本体1の内部に水没させて使用するものであ
る。なおこのような循環ポンプとしては、その下半分の
みを水没させるような形態のものや、作動機構と駆動機
構が別体となっていて、作動機構のみを水没させるよう
な形態のものや、使用する電源を電池にするものなど様
々なものがあるので、所望に応じて適宜に選択するもの
とする。
【0012】また上述した実施例においては花入れ2と
花器本体1を別体に設けるとともに、花器本体1を透明
または半透明に形成する例を示したが、その花器本体1
を不透明な材質のもので形成してもよいことは勿論であ
り、さらにその花入れ2と花器本体1とを一体状に固定
して設けるようにしてもよい。これらの場合の花器本体
1は、花入れ2と同一素材(例えば陶製または金属製)
で形成し、色彩や模様なども一対状に施すようにする
と、花器そのものも鑑賞の対象となるのでさらに好適で
ある。なおこのように花器本体1を不透明に設けた場合
には、花器本体1の内部を横方向から透視することがで
きないので、水の動きを上方から見るようにするか、ま
たは花入れ2の高さをかなり高くして、排水口10や導
水部5を高い位置に形成するようにするとよい。
【0012】以上のように構成された本発明の花器を使
用する場合は、まず花を活けた状態の花入れ2と循環ポ
ンプ3とを、水を張った花器本体1の内部に納置し、そ
の循環ポンプ3の注水管8の先端部を花入れ2に挿入し
た後、循環ポンプ3の近傍に濾過網4を設定する。そし
て電気コード9をコンセントに差し込んで循環ポンプ3
に通電すると、図2または図3の矢印で示すように、花
入れ2に新たな水が連続的に注入されるので、排水口1
0から溢れ出た水が花器本体1の水面に向けて連続的に
流下されるようになっている。また花器本体1の水面下
では濾過網4によって水アカ等が濾過されるので、濾過
されたきれいな水が循環ポンプ3を経て再び花入れ2に
注水されるようになっていて、花入れ2に活けられた生
花等を長持ちさせることができる構造にもなっている。
【0013】
【発明の効果】本発明の水の動きを鑑賞可能な花器は、
花入れを花器本体の中に納置するような二重構造になっ
ており、且つその花入れと花器本体の水を循環させるこ
とにより、花入れから排出される水の動きを鑑賞可能と
なっているので、静的な生花等と躍動的な水の動きを同
時に鑑賞することができるという特筆すべき効果がある
とともに、花入れに活けられた生花等を長持ちさせるこ
とができるという効果もある。また花入れに設けた排水
口の形状を工夫することにより、水の動きを滝状や噴水
状などの好みの形態にすることができるとともに、花入
れと花器本体に一対状の模様を施せば鑑賞価値をさらに
高めることができるので、室内装飾やショーウインドウ
の展示物として大いに活用することができるという特長
がある。さらに本発明は濾過網を用いることによって常
にきれいな水を使用しているので、見た目に美しく且つ
清涼感があり、また水資源を大幅に節約することができ
るという利点がある。また花入れとして旧来から使用さ
れている花瓶を使用するようにし、花器本体を台所用品
などで代用するようにすれば、本発明になる花器を一般
家庭において手軽に楽しむことが可能であるという長所
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水の動きを鑑賞可能な花器の斜視図で
ある。
【図2】本発明の花器の断面図である。
【図3】他の形状の花入れを示す断面図である。
【図4】本発明で使用する濾過網の斜視図である。
【図5】本発明で使用する循環ポンプの斜視図である。
【符号の説明】
1・・・花器本体 2・・・花入れ 3・・・循環ポンプ 4・・・濾過網 5・・・導水部 6・・・掛止棒 7・・・錘棒 8・・・注水管 9・・・電気コード 10・・・排水口 11・・・吸込口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月8日(2000.6.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項 1】 生花等を活けるための花入れを水を張
った花器本体内に納置するようにした二重構造の花器で
あって、その花入れの排水口を花器本体の水面よりも高
い位置に形成し、且つ花入れと花器本体の双方に収容し
た水を循環ホンプによつて循環させることにより花入れ
から排出される水が花器本体の水面に向けて流下するよ
うにするとともに、別体に設けた濾過網を前記花器本体
の内部に配設して構成したことを特徴とする水の動きを
鑑賞可能な花器。
【請求項 2】 上記した花入れの側面上部に導水部を
突設して構成したことを特徴とする請求項 1に記載の
水の動きを鑑賞可能な花器。
【請求項 3】 上記した花器本体と花入れを一体状に
構成したことを特徴とする請求項 1に記載の水の動き
を鑑賞可能な花器。
【請求項 4】 水は減っていきますから花器を洗うと
き以外は水を追加するだけでよいのを特徴とする請求項
1に記載の水の動きを鑑賞可能な花器。
【請求項 5】 請求項 1に記載の水の動きを鑑賞可
能な花器は多数つくりだすことができます。
【請求項 6】 請求項 1に記載の水の動きを鑑賞可
能な花器は電池によっておこなうことができる。これは
ナショナルの電池関係でいろいろ教えていただき、また
大須のあぼ照明関係でいろいろ教えていただきました。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生花等を活けるための花入れを、水を張
    った花器本体内に納置するようにした二重構造の花器で
    あって、その花入れの排水口を花器本体の水面よりも高
    い位置に形成し、且つ花入れと花器本体の双方に収容し
    た水を循環ポンプによって循環させることにより、花入
    れから排出される水が花器本体の水面に向けて流下する
    ようにするとともに、別体に設けた濾過網を前記花器本
    体の内部に配設して構成したことを特徴とする水の動き
    を鑑賞可能な花器。
  2. 【請求項2】 上記した花入れの側面上部に導水部を突
    設して構成したことを特徴とする請求項1に記載の水の
    動きを鑑賞可能な花器。
  3. 【請求項3】 上記した花器本体と花入れを一体状に構
    成したことを特徴とする請求項1に記載の水の動きを鑑
    賞可能な花器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005124236A3 (en) * 2004-06-18 2006-04-27 Ultra Violet Star Holding B V Method and apparatus for clearing water from micro-organisms, and water supply system and shower unit provided with such apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005124236A3 (en) * 2004-06-18 2006-04-27 Ultra Violet Star Holding B V Method and apparatus for clearing water from micro-organisms, and water supply system and shower unit provided with such apparatus
EP2282132A3 (en) * 2004-06-18 2013-01-02 Ultra Violet Star Holding B.V. Vase comprising means for clearing water from micro organism, method for clearing water from micro organism in a vase.

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