JP2001297329A - 領域分割方法及び装置並びに記憶媒体 - Google Patents
領域分割方法及び装置並びに記憶媒体Info
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Abstract
ルを構成し(S1)、セルの状態値を決定する(S
2)。確率計算を行うべきセルと領域ラベルの組み合わ
せを選択し(S3)、選択されたセルと領域ラベルの組
み合わせについて確率を計算し(S4)、セルと領域ラ
ベルの組み合わせを選択するための計算実行状態を設定
する(S5)。S4による確率計算の結果からセルの領
域ラベルを決定し、確率計算に必要なパラメータ値を更
新する(S6)。セルの状態が収束したかどうかを判定
し(S7)、収束していない場合にはS3に戻り、収束
した場合には、領域分割結果を出力し、処理を終了する
(S8)。計算実行判定ステップS3では、領域ラベル
計算フラグを参照して、確率を計算すべきセルと状態値
の組み合わせを選択する。但し、S4では、領域ラベル
設定フラグがオフに設定されているセルと状態値の組み
合わせに対して、確率計算を行わずに、確率値を0とす
る。
Description
デルを利用した領域分割方法及び装置並びに記憶媒体に
関する。
ーゲットを複数の領域に切り分ける処理であり、静止画
像の領域分割は様々な画像処理の前処理として有用であ
る。例えば、オブジェクト抽出及び画像圧縮の前処理と
して用いることができる。動画像の領域分割には、動画
フレームの領域分割、及び動画フレームのストリームを
シーンに分割する処理が考えられる。
領域の不連続性に注目する方法であり、もう1つは、領
域の連続性に注目する方法である。前者の例として、エ
ッジ検出法が知られている。エッジ検出法には、検出さ
れたエッジが閉領域を構成する保証が無いという欠点が
ある。後者の例として、リージョン・グローイング法が
知られている。
ているノイズの影響である。例えば、エッジ検出法の場
合、ノイズにより正常にエッジを検出できないことがあ
る。リージョン・グローインク法では、ノイズの影響に
よって、成長すべき領域が極値にトラップされてしま
う。
ルタ処理を行なうことにより、ノイズの影響を低減でき
る。しかし、単純な平滑化フィルタを適用すると、ノイ
ズでない重要な情報をも無くしてしまう可能性がある。
理する方法としては、マルコフ確率場MRF(Mark
ov Random Field)を用いる方法があ
る。MRFを用いた領域分割法として、ベイズ決定則を
利用した手法などが知られている。ベイズ決定則を利用
した手法による領域分割は、例えば、次のような手段に
より実現出来る。確率計算の処理単位をセルと呼ぶ。画
素単位で確率を計算する場合、1画素を1つのセルとし
て扱う。第1ステップとして、セルiが各領域ラベルに
なる確率を計算し、求めた確率からセルiの領域ラベル
を決定する。第2ステップとして、領域ラベルが変化し
たセル数を調べ、収束率を計算する。第3ステップとし
て、収束率の値からセルの状態が収束していないと判定
された場合、第1ステップに戻り、収束した場合には、
処理を終了する。同じ領域を構成するセルは、同じ領域
ラベルを持つ。このような収束演算を用いた処理を行う
ことで、各セルに対して最も確からしい領域ラベルを決
定できる。
割処理は、計算コストが非常に高いという問題点があ
る。MRFを用いた領域分割法は、領域分割における処
理単位であるセルの領域ラベルを確率的に決定し、セル
の領域ラベルが安定するまで、状態を繰り返し更新する
方法であるので、処理に膨大な時間がかかる。従って、
1回の更新処理を高速化し、セルの領域ラベルの収束を
早めることが重要である。
れる領域分割方法及び装置並びに記憶媒体を提示するこ
とを目的とする。
法は、確率関数を用いた収束演算により領域を分割する
方法であって、入力情報から領域分割における処理単位
となるセルを生成するセル生成ステップと、各セルを初
期設定する初期分割ステップと、セルと領域ラベルの組
み合わせに対して確率計算が必要かどうかを判定する計
算実行判定ステップと、当該計算実行判定ステップによ
って確率計算が必要と判定されたセルと領域ラベルの組
み合わせについて、セルがその領域ラベルに属する確率
を算出する確率計算ステップと、当該計算実行判定ステ
ップが参照する計算実行状態を更新する計算状態更新ス
テップと、当該確率計算ステップの計算結果からセルの
領域ラベルを決定する状態値決定ステップと、セルと領
域ラベルから分割結果を出力する分割結果出力ステップ
とを具備することを特徴とする。
用いた収束演算により領域を分割する装置であって、入
力情報から領域分割における処理単位となるセルを生成
するセル生成手段と、各セルを初期設定する初期分割手
段と、セルと領域ラベルの組み合わせに対して確率計算
が必要かどうかを判定する計算実行判定手段と、当該計
算実行判定手段によって確率計算が必要と判定されたセ
ルと領域ラベルの組み合わせについて、セルがその領域
ラベルに属する確率を算出する確率計算手段と、当該計
算実行判定手段が参照する計算実行状態を更新する計算
状態更新手段と、当該確率計算手段の計算結果からセル
の領域ラベルを決定する状態値決定手段と、セルと領域
ラベルから分割結果を出力する分割結果出力手段とを具
備することを特徴とする。
割方法を実行するプログラム・ソフトウエアが格納され
る。
細に説明する。
ック図を示す。10は全体を制御し、領域分割の演算を
実行するCPU、12はCPU10の実行するプログラ
ム及び固定データを記憶するROM、14はCPU10
の主記憶となり、演算途中のデータを記憶するRAM、
16はイメージスキャナ、電子カメラの接続手段及びビ
デオキャプチャ装置等の画像入力装置、18は、キーボ
ード及びマウスなどからなる操作装置、20はバイナリ
データ及び領域情報等を記憶する記憶装置であり、ハー
ドディスク装置などからなる。22はCRT又は液晶表
示パネルなどからなる画像表示装置である。
が最大になるような画素の集合、即ち領域を構成するこ
とを目的とする。その処理を高速化するために、似た色
を持ち隣接する画素を予めまとめておく。このような画
素のまとまりを、確率計算の処理単位、即ちセルとす
る。これらの処理の詳細については後述する。
示す。先ず、似た色を持つ隣接する画素をまとめてセル
を構成し(S1)、セルの状態値を決定する(S2)。
確率計算を行うべきセルと領域ラベルの組み合わせを選
択し(S3)、選択されたセルと領域ラベルの組み合わ
せについて確率計算を行い(S4)、セルと領域ラベル
の組み合わせを選択するための計算実行状態を設定する
(S5)。S4による確率計算の結果からセルの領域ラ
ベルを決定し、確率計算に必要なパラメータ値を更新す
る(S6)。セルの状態が収束したかどうかを判定し
(S7)、収束していない場合にはS3に戻り、収束し
た場合には、領域分割結果を出力し、処理を終了する
(S8)。
ャートを示す。本実施例では、図4に示すように、1回
の処理で4分割することとする。入力画像を4分割し
(S11)、分割条件を満たす部分画像を更に4分割す
る(S12)。分割条件は、例えば、本実施例では部分
画像内の色の輝度差がある閾値を超えた場合に真、そう
でない場合に偽とする。全ての部分画像が分割条件を満
たさなくなるまで(S13)、部分画像の分割(S1
2)を繰り返す。このようにして得られた画素の集合を
セルと1対1に対応させる。セルは、確率計算を行う処
理単位である。図5は、セル生成ステップS1の処理結
果の一例を示す。
状態値の初期値を設定する。セルの状態値とは、セルが
属する領域ラベルに対応する値である。初期値は、どの
ように設定しても良いが、例えば、本実施例では乱数で
状態値の初期値を設定する。全てのセルの状態値が設定
された後、同じ状態値を持つセルの特徴量の平均と分散
共分散行列を計算する。また、各セルについて、各状態
値をとる確率を計算する状態、すなわち、計算実行状態
にあるかどうかを示す領域ラベル計算フラグを設定す
る。領域ラベル計算フラグは、状態値の上限値とセル数
の積の長さを持つ配列であり、初期状態では、配列の各
要素は全てオンに設定されている。
ル計算フラグを参照して、確率を計算すべきセルと状態
値の組み合わせを選択する。
で選択されたセルと状態値の組み合わせに関して、各セ
ルが各状態値をとる確率を計算する。色ベクトルyiを
特徴量とするセルiの集合の状態値xiがmになる確率
密度関数P(xi=m|yi)は、次式で表される。す
なわち、
平均特徴ベクトル、Aはクラスmに属するセルの特徴ベ
クトルの分散共分散行列である。xcは、cに含まれる
セルの集合を示す。クリークcは、注目しているセルの
状態を決定するための領域を示す。例えば、本実施例で
は、クリークcは、注目するセルに隣接するセルの集合
である。
して行われる訳ではなく、ある条件に合致するセルにつ
いては、確率計算を行わずに確率値を決定する。例え
ば、本実施例では、領域ラベル設定フラグがオフに設定
されているセルと状態値の組み合わせに対して、確率計
算を行わない。確率計算を行わない場合、本実施例で
は、確率値を0とする。この処理は、実際に確率を計算
するよりも十分に速いので、全ての確率計算を行うより
高速に処理できる。
S4で算出した確率値と計算実行状態を示す領域ラベル
設定フラグの状態に応じて、領域ラベル設定フラグを更
新する。条件により以下の2つの処理に分かれる。即
ち、ステップS4において確率計算を行うことなく確率
値を定めたセルと状態値の組み合わせに対しては、セル
と状態値の組み合わせごとに設けたスキップカウンタの
値を1増やす。スキップカウンタの値が予め定めた値n
を越えた場合、スキップカウンタをリセットして領域ラ
ベル設定フラグを更新する。例えば本実施例では、n=
3であるとする。この場合、スキップカウンタが3を越
えると、スキップカウンタの値を0に戻し、そのセルと
状態値の組み合わせに対応する領域ラベル設定フラグを
オンに設定する。他方、ステップS4の時点で領域ラベ
ル設定フラグがオンに設定されており、且つ、ステップ
S4で算出された確率値が予め設定した閾値Tpに満た
ないセルと状態値の組み合わせに対しては、そのセルと
状態値の組み合わせに対応する領域ラベル設定フラグを
オフに設定する。
は、n=1、即ち、確率計算を省略したセルと状態値の
組み合わせについて次回には省略を行なわない場合、ス
キップカウンタは0か1の2値しかとらない。この場
合、スキップカウンタは、領域ラベル設定フラグと意味
的に同値になるので、スキップカウンタの機能を領域ラ
ベル設定フラグに兼ねさせることによって、スキップカ
ウンタを省略できる。
4で算出した確率値から各セルの状態値を決定する。本
実施例では、ICM法により状態値を決定する。ICM
法は、各セルについて確率が最大となる状態値をセルの
状態値として設定するので、各セルの状態値は、確率が
最大となる値となる。状態値を決定した後、状態値が変
化したセル数の、全セル数に対する割合で示される収束
率と、確率計算に必要な分散共分散行列と、平均特徴ベ
クトルを再計算する。
から状態値決定までの一連の処理の値変化を示す。図6
では、状態値は1乃至5の5つであり、領域ラベル計算
フラグは単にフラグ、スキップカウンタは単にカウンタ
と略して図示されている。
ップS4で、領域ラベル計算フラグがオンである状態値
に対して、それぞれに属する確率値を算出する。
2つの処理を実行する。この例では、領域ラベル計算フ
ラグをリセットする値n=3とする。先ず、状態値5の
スキップカウンタが3であるので、スキップカウンタを
0に戻し、領域ラベル計算フラグがオフである状態値5
に対応する領域ラベル計算フラグをオンにする。ここ
で、領域ラベル計算フラグをオフにする閾値が0.01
0であるとすると、セルiが状態値3になる確率は0.
009であるので、セルiと状態値3の組み合わせに対
応する領域ラベル計算フラグをオフに設定する。
状態値を決定する。本実施例では、ICM法を用いて状
態値を決定するので、確率値が最大になる状態値2が、
セルiの状態値となる。
するために必要な確率計算の回数が5回から4回に削減
されている。状態値の数が多い場合、確率計算の回数を
大幅に削減することが出来るので、この方法は、状態値
の数が多いほど効果的になる。
を出力する。本実施例では、同じ状態値を持つ画素の平
均色で分割画像を構成し、ファイルに出力する。
るのにICM法を用いた。しかし、セルの状態値を決定
するのにICM法を採用しない場合でも、同様に高速化
できる。例えば、状態値をICM法のように決定論的に
決めるのではなく、確率計算で得られた確率値の大きさ
に応じて確率論的に決める場合でも、同様の方法で高速
化が達成される。以下、セルの状態値を確率計算ステッ
プで算出した確率値に応じて遷移させる方式を説明す
る。なお、この第2実施例における領域分割処理の流れ
自体は、図2と同じである。
から状態値決定までの、第2実施例における一連の処理
による値変化例を示す。図7では、状態値は1乃至5の
5つであるとし、領域ラベル計算フラグは単にフラグ、
スキップカウンタは単にカウンタと略して図示されてい
る。
テップで、領域ラベル計算フラグがオンである状態値に
関して、それぞれに属する確率を算出する。
処理を実行する。この例では領域ラベル計算フラグをリ
セットする値n=3とする。状態値5のスキップカウン
タが3であるので、スキップカウンタを0に戻し、領域
ラベル計算フラグがオフである状態値5に対応する領域
ラベル計算フラグをオンにする。ここで領域ラベル計算
フラグをオフにする閾値が0.010であるとすると、
セルiが状態値3になる確率は0.009であるので、
セルiと状態値3の組み合わせに対応する領域ラベル計
算フラグをオフに設定する。
状態値をとる確率の合計が1になるように正規化し、セ
ルiが各状態値に遷移する確率を求める。セルiの状態
値は、遷移確率に従って決定される。この例において
も、セルiの状態値を決定するのに必要な確率計算の回
数が5回から4回に削減されている。状態値の数が多い
場合、確率計算の回数を大幅に削減出来るので、この方
法は、状態値の数が多いほど、効果的である。
論、動画像にも適用できる。例えば、セル生成ステップ
S1に入力される情報は、動画像のフレーム間差分から
算出される動きベクトルを特徴量として持つブロックを
表す。そして、セル生成ステップにおいて生成されるセ
ルを、所定の分割条件に従い、当該動画像のフレームを
構成するブロックの集合のうち当該分割条件を満たすブ
ロックの集合を再帰的に分割することによって得られる
ブロックの集合と対応させる。
種のデバイスを動作させるべく当該各種デバイスと接続
された装置又はシステム内のコンピュータに、上記実施
例の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコ
ードを供給し、その装置又はシステムのコンピュータ
(CPU又はMPU)を格納されたプログラムに従って
動作させ、前記各種デバイスを動作させることによって
実施したものも、本願発明の範囲に含まれる。
コード自体が、前述した実施例の機能を実現することに
なり、そのプログラムコード自体、及びそのプログラム
コードをコンピュータに供給するための手段、例えば、
かかるプログラムコードを格納した記憶媒体は、本発明
を構成する。かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード及び
ROM等を用いることが出来る。
ムコードを実行することにより、前述の実施例の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)又は他のアプリケーションソフトウエア等と
共同して上述の実施例の機能が実現される場合にも、か
かるプログラムコードが本出願に係る発明の実施例に含
まれることは言うまでもない。
コンピュータの機能拡張ボード又はコンピュータに接続
された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された
後、そのプログラムコードの指示に基づいて、その機能
拡張ボード又は機能拡張ユニットに備わるCPU等が実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上
述した実施例の機能が実現される場合も、本出願に係る
発明に含まれることは言うまでもない。
に、本発明によれば、マルコフ確率場モデルを利用した
領域分割処理において、各セルの状態値決定に必要な確
率計算の回数を低減でき、その結果、領域分割処理を高
速化できる。
ある。
ャートである。
トである。
る。
値決定ステップの処理例である。
値決定ステップの処理例である。
Claims (33)
- 【請求項1】 確率関数を用いた収束演算により領域を
分割する方法であって、 入力情報から領域分割における処理単位となるセルを生
成するセル生成ステップと、 各セルを初期設定する初期分割ステップと、 セルと領域ラベルの組み合わせに対して確率計算が必要
かどうかを判定する計算実行判定ステップと、 当該計算実行判定ステップによって確率計算が必要と判
定されたセルと領域ラベルの組み合わせについて、セル
がその領域ラベルに属する確率を算出する確率計算ステ
ップと、 当該計算実行判定ステップが参照する計算実行状態を更
新する計算状態更新ステップと、 当該確率計算ステップの計算結果からセルの領域ラベル
を決定する状態値決定ステップと、 セルと領域ラベルから分割結果を出力する分割結果出力
ステップとを具備することを特徴とする領域分割方法。 - 【請求項2】 当該計算実行判定ステップは、当該計算
実行状態を表す領域ラベル計算フラグがオンになってい
る場合に、そのセルと領域ラベルの組み合わせに関する
確率計算が必要であると判定する請求項1に記載の領域
分割方法。 - 【請求項3】 当該確率計算ステップは、マルコフ確率
場モデルを用いて表現される確率密度関数を用いて確率
を計算する請求項1に記載の領域分割方法。 - 【請求項4】 当該確率計算ステップは、当該計算実行
判定ステップの判定により確率計算が不要と判定された
場合、確率計算を行うことなくそのセルと領域ラベルの
組み合わせに関する確率値を決定する請求項3に記載の
領域分割方法。 - 【請求項5】 確率計算を行うことなく定められるセル
と領域ラベルの組み合わせに関する当該確率値が0であ
る請求項4に記載の領域分割方法。 - 【請求項6】 確率計算を行うことなく定められたセル
と領域ラベルの組み合わせに関する当該確率値が、同じ
セルに対して最後に確率計算して得られた確率値である
請求項4に記載の領域分割方法。 - 【請求項7】 当該計算状態更新ステップは、全てのセ
ルと全ての領域ラベルの組み合わせに関して確率計算が
必要かどうかを示す領域ラベル計算フラグを更新する請
求項1に記載の領域分割方法。 - 【請求項8】 当該計算状態更新ステップは、確率計算
において求められた確率が予め定めた閾値を超えない場
合に当該領域ラベル計算フラグをオフにする請求項7に
記載の領域分割方法。 - 【請求項9】 当該計算状態更新ステップは、当該領域
ラベル計算フラグがオフであるために確率計算が行われ
なかった回数がnを超えた場合に、当該領域ラベル計算
フラグをオンとする請求項7に記載の領域分割方法。 - 【請求項10】 当該計算状態更新ステップは、当該領
域ラベル計算フラグがオフであるために確率計算が行わ
れなかった場合、予め定めた確率で当該領域ラベル計算
フラグをオンとする請求項7に記載の領域分割方法。 - 【請求項11】 当該入力情報が、ディジタル情報であ
る請求項1に記載の領域分割方法。 - 【請求項12】 当該セル生成ステップにおいて生成さ
れるセルを、所定の分割条件に従い当該入力情報の部分
集合のうち当該分割条件を満たす部分集合を再帰的に分
割することによって得られる当該入力情報の部分集合と
対応させる請求項11に記載の領域分割方法。 - 【請求項13】 当該ディジタル情報が静止画像である
請求項11に記載の領域分割方法。 - 【請求項14】 当該セル生成ステップにおいて生成さ
れるセルを、所定の分割条件に従い、当該静止画像の部
分画像のうち当該分割条件を満たす部分画像を再帰的に
分割することによって得られる部分画像と対応させる請
求項13に記載の領域分割方法。 - 【請求項15】 当該ディジタル情報は、動画像のフレ
ーム間差分から算出される動きベクトルを特徴量として
持つブロックを表す請求項11に記載の領域分割方法。 - 【請求項16】 当該セル生成ステップにおいて生成さ
れるセルを、所定の分割条件に従い、当該動画像のフレ
ームを構成するブロックの集合のうち当該分割条件を満
たすブロックの集合を再帰的に分割することによって得
られるブロックの集合と対応させる請求項15に記載の
領域分割方法。 - 【請求項17】 確率関数を用いた収束演算により領域
を分割する装置であって、 入力情報から領域分割における処理単位となるセルを生
成するセル生成手段と、 各セルを初期設定する初期分割手段と、 セルと領域ラベルの組み合わせに対して確率計算が必要
かどうかを判定する計算実行判定手段と、 当該計算実行判定手段によって確率計算が必要と判定さ
れたセルと領域ラベルの組み合わせについて、セルがそ
の領域ラベルに属する確率を算出する確率計算手段と、 当該計算実行判定手段が参照する計算実行状態を更新す
る計算状態更新手段と、 当該確率計算手段の計算結果からセルの領域ラベルを決
定する状態値決定手段と、 セルと領域ラベルから分割結果を出力する分割結果出力
手段とを具備することを特徴とする領域分割装置。 - 【請求項18】 当該計算実行判定手段は、当該計算実
行状態を表す領域ラベル計算フラグがオンになっている
場合に、そのセルと領域ラベルの組み合わせに関する確
率計算が必要であると判定する請求項17に記載の領域
分割装置。 - 【請求項19】 当該確率計算手段は、マルコフ確率場
モデルを用いて表現される確率密度関数を用いて確率を
計算する請求項17に記載の領域分割装置。 - 【請求項20】 当該確率計算手段は、当該計算実行判
定手段により確率計算が不要と判定された場合、確率計
算を行うことなくそのセルと領域ラベルの組み合わせに
関する確率値を決定する請求項19に記載の領域分割装
置。 - 【請求項21】 確率計算を行うことなく定められるセ
ルと領域ラベルの組み合わせに関する当該確率値が0で
ある請求項20に記載の領域分割装置。 - 【請求項22】 確率計算を行うことなく定められたセ
ルと領域ラベルの組み合わせに関する当該確率値が、同
じセルに対して最後に確率計算して得られた確率値であ
る請求項20に記載の領域分割装置。 - 【請求項23】 当該計算状態更新手段は、全てのセル
と全ての領域ラベルの組み合わせに関して確率計算が必
要かどうかを示す領域ラベル計算フラグを更新する請求
項17に記載の領域分割装置。 - 【請求項24】 当該計算状態更新手段は、確率計算に
おいて求められた確率が予め定めた閾値を超えない場合
に当該領域ラベル計算フラグをオフにする請求項23に
記載の領域分割装置。 - 【請求項25】 当該計算状態更新手段は、当該領域ラ
ベル計算フラグがオフであるために確率計算が行われな
かった回数がnを超えた場合に、当該領域ラベル計算フ
ラグをオンとする請求項23に記載の領域分割装置。 - 【請求項26】 当該計算状態更新手段は、当該領域ラ
ベル計算フラグがオフであるために確率計算が行われな
かった場合、予め定めた確率で当該領域ラベル計算フラ
グをオンとする請求項23に記載の領域分割装置。 - 【請求項27】 当該入力情報が、ディジタル情報であ
る請求項17に記載の領域分割装置。 - 【請求項28】 当該セル生成手段において生成される
セルを、所定の分割条件に従い当該入力情報の部分集合
のうち当該分割条件を満たす部分集合を再帰的に分割す
ることによって得られる当該入力情報の部分集合と対応
させる請求項27に記載の領域分割装置。 - 【請求項29】 当該ディジタル情報が静止画像である
請求項27に記載の領域分割装置。 - 【請求項30】 当該セル生成ステップにおいて生成さ
れるセルを、所定の分割条件に従い、当該静止画像の部
分画像のうち当該分割条件を満たす部分画像を再帰的に
分割することによって得られる部分画像と対応させる請
求項29に記載の領域分割装置。 - 【請求項31】 当該ディジタル情報は、動画像のフレ
ーム間差分から算出される動きベクトルを特徴量として
持つブロックを表す請求項27に記載の領域分割装置。 - 【請求項32】 当該セル生成ステップにおいて生成さ
れるセルを、所定の分割条件に従い、当該動画像のフレ
ームを構成するブロックの集合のうち当該分割条件を満
たすブロックの集合を再帰的に分割することによって得
られるブロックの集合と対応させる請求項31に記載の
領域分割装置。 - 【請求項33】 請求項1乃至16に記載の領域分割方
法を実行するプログラム・ソフトウエアを記憶すること
を特徴とする記憶媒体。
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