JPH11250248A - 画像領域抽出装置 - Google Patents

画像領域抽出装置

Info

Publication number
JPH11250248A
JPH11250248A JP6413298A JP6413298A JPH11250248A JP H11250248 A JPH11250248 A JP H11250248A JP 6413298 A JP6413298 A JP 6413298A JP 6413298 A JP6413298 A JP 6413298A JP H11250248 A JPH11250248 A JP H11250248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
area
texture
region
area image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6413298A
Other languages
English (en)
Inventor
Michinori Ando
道則 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Central R&D Labs Inc
Priority to JP6413298A priority Critical patent/JPH11250248A/ja
Publication of JPH11250248A publication Critical patent/JPH11250248A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】より正確な領域画像を抽出する装置を得るこ
と。 【解決手段】テクスチャ画像から領域画像を推定する領
域画像抽出装置において、テクスチャ画像が、第1層で
ある隠れ層で観測できない領域画像を生成する確率過程
である領域過程と第2層である観測層であり各領域のテ
クスチャを表現する複数の確率過程であるテクスチャ過
程とに階層化されたマルコフ確率場を用いてモデル化で
きると仮定し、テクスチャ過程としてガウスマルコフ確
率場を用いて領域画像を推定するにあたって、テクスチ
ャ過程のパラメータである相関行列の行列式の値が0で
あっても領域過程のみを用いて領域画像推定を行う第2
推定手段をもうけることにより、より正確な領域画像を
抽出できるようにした装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された自然画
像等がどのような部分領域からなりその位置関係がどの
ようになっているかをテクスチャ情報を手がかりとして
推定する領域画像抽出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、複数のテク
スチャから構成される画像に対するデータ駆動型領域画
像抽出アルゴリズムを用いる装置が知られている。その
装置は、テクスチャ画像のモデルとして2層からなる階
層的マルコフ確率場モデルを用いるものである。第1層
のマルコフ確率場は、観測できない領域画像を表現し、
領域過程と呼ばれている。第2層のマルコフ確率場は、
領域ごとに異なるテクスチャ画像を表現し、テクスチャ
過程と呼ばれている。その装置では、領域画像推定は、
与えられた画像データだけを用いたデータ駆動型でテク
スチャ過程としてガウスマルコフ確率場を用いることに
より、領域画像を推定するものである。
【0003】その装置では、テクスチャ画像と領域画像
から次の領域画像を推定するときに、ガウスマルコフ確
率場を用いるためテクスチャ過程のパラメータとしては
クラスタリングされた1つの領域における輝度の平均
値、その領域における画素の輝度の相関関係を表す相関
行列を求める必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この相
関行列の行列式は、ガウスの確率密度関数の表現式の分
母に現れるため、テクスチャ過程において、相関行列の
行列式の値が0となる場合がある。このため、相関行列
の行列式の値が0となった時点で、領域画像の抽出処理
が終了されていた。従って、抽出した領域画像の精度が
良くないという問題があった。
【0005】本発明は、行列式の値が0となっても領域
過程のみを用いて領域画像の抽出処理を行うことによ
り、より正確な領域画像を得る手段を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】テクスチャ画像が、第1層である隠れ層で
観測できない領域画像を生成する確率過程である領域過
程と、第2層である観測層であり各領域のテクスチャを
表現する複数の確率過程であるテクスチャ過程とに階層
化されたマルコフ確率場を用いてモデル化できると仮定
し、テクスチャ過程としてガウスマルコフ確率場を用い
て領域画像を推定するに当たって、テクスチャ画像と中
間領域画像とから次の中間領域画像をテクスチャ過程と
領域過程とに基づいて逐次、演算することにより最終的
な領域画像の推定を行う装置において、テクスチャ過程
のパラメータである相関行列の行列式が0か否かを判定
する判定手段と、判定結果が0以外の場合に領域過程及
びテクスチャ過程を用いて領域画像推定を行う第1推定
手段と、判定結果が0の場合に領域過程のみを用いて領
域画像推定を行う第2推定手段とを有することを特徴と
する。ここで、テクスチャ画像をモデル化するとは、例
えば、ガウスマルコフ確率場の場合、テクスチャが持っ
ている輝度分布を、ガウスマルコフ確率場を表している
ガウス分布の数式で表現し、パラメータを求めることを
いう。
【0007】中間領域画像の初期値の与え方は任意であ
るが、次のようにして、与えても良い。テクスチャ画像
を小領域分割し、その小領域毎の輝度の平均値に応じ
て、その小領域をクラスタリングして、中間領域画像の
初期値を得ることができる。さらに、この1回の演算で
は、中間領域画像の初期値が粗いために、収束に時間が
かかる。そこで、テクスチャ画像とこの中間領域画像の
初期値とを用いて、クラスタリングされた各領域の輝度
平均値と、輝度に関する相関行列式を初期パラメータと
して求め、このパラメータを用いてテクスチャ過程のみ
から次の領域画像を推定し、この画像を中間領域画像の
初期値とする。このように2段階演算により中間領域画
像の初期値を求めても良い。
【0008】また、テクスチャ画像と中間領域画像とか
ら次の中間領域画像を得るには、次の手段で実現でき
る。テクスチャ画像と既に求められている中間領域画像
とから、各領域の輝度の平均値と、各領域の輝度の相関
行列とをテクスチャ過程のパラメータとして、領域間の
相互作用を表す値を領域過程のパラメータとして推定す
る。これらのパラメータと、テクスチャ画像と中間領域
画像とを用いて、テクスチャ過程と領域過程とにより次
の領域画像を推定する。この逐次演算により、最終的な
領域画像を確定することができる。
【0009】ここで、各逐次演算において、テクスチャ
過程のパラメータである相関行列の行列式の判定結果が
0の場合にのみ、その回のその該当領域の演算に関して
のみ領域過程を用い、相関行列式が0でなくなった時に
は、テクスチャ過程と領域過程とを用いることができ
る。その他、相関行列式が0となった後の演算過程にお
けるその領域の画像推定に関しては、領域過程のみを用
いるようにしても良い。
【0010】
【発明の作用及び効果】本発明は、ガウスマルコフ確率
場を用いてテクスチャ画像から領域画像を推定するに当
たって、繰り返し演算をする際にテクスチャ画像、中間
領域画像からテクスチャ過程のパラメータである輝度の
平均値、相関行列、及び領域過程のパラメータを求め
る。そのパラメータを使用して、領域画像の画像推定を
行う。その際、テクスチャ過程のパラメータである相関
行列の行列式が0か否かを判定し、判定結果が0の場合
に領域過程のみを用いて、次の中間領域画像の推定を行
うとともに、判定結果が0以外の場合に領域過程及びテ
クスチャ過程を用いて、次の中間領域画像推定を行う。
得られた中間領域画像とテクスチャ画像とを用いて次の
パラメータ推定と画像推定を、指定繰り返し回数、また
は、求める領域画像が収束したか判定し収束するまで、
繰り返すことにより、より正確な領域画像を得られるよ
うになる。
【0011】本発明では、テクスチャ過程のパラメータ
である相関行列の行列式の値が0となっても、以後の領
域画像の推定が行えるので、より正確な領域画像を得る
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例について図
面により説明する。図2は、本発明の構成のブロック図
である。画像入力部3は、スキャナ、カメラ画像メモリ
等のハードウエアを用いてメモリ等の記憶媒体上にテク
スチャ画像を構成するユニットである。初期領域画像推
定部10は、画像入力部3により得られたテクスチャ画
像に基づいて初期領域画像を推定し、推定した領域画像
を領域画像メモリ2に書き込むユニットである。
【0013】初期パラメータ推定部11は、初期領域画
像推定部10によって推定され、領域画像メモリ2に書
き込まれた初期領域画像に基づいて、初期パラメータを
推定するユニットである。初期中間領域画像推定部12
は、領域画像メモリ2に書き込まれた初期領域画像と初
期パラメータ推定部11により推定された初期パラメー
タと、テクスチャ画像に基づいて初期中間領域画像をテ
クスチャ過程で推定し、推定した初期中間領域画像を領
域画像メモリ2に書き込むユニットである。
【0014】パラメータ推定部13は、領域画像メモリ
2に書き込まれた初期中間領域画像と、テクスチャ画像
より、テクスチャ過程と領域過程のパラメータを推定す
るユニットである。相関行列の行列式判定部14は、パ
ラメータ推定部13により推定されたテクスチャ過程の
パラメータである相関行列の行列式の値が0であるか否
かを判定しその判定結果をディマルチプレクサ15に伝
えるユニットである。
【0015】ディマルチプレクサ15は、相関行列の行
列式判定部14の信号に基づいて、画像領域メモリ2の
領域画像情報(中間領域画像)を第1推定手段による領
域画像推定部16または、第2推定手段による領域画像
推定部17に切り換えて送るユニットである。第1推定
手段による領域画像推定部16は、行列式の値が0以外
の場合に領域画像メモリ2の領域画像情報と、テクスチ
ャ画像と、パラメータ推定部13により得られた、パラ
メータに基づいて領域過程及びテクスチャ過程により次
の中間領域画像を推定し、マルチプレクサ18に領域画
像情報を伝えるユニットである。第2推定手段による領
域画像推定部17は、行列式の値が0の場合に領域画像
メモリ2の領域画像情報より領域過程のパラメータを推
定し、領域過程により、次の中間領域画像を推定し、マ
ルチプレクサ18に領域画像情報を伝えるユニットであ
る。
【0016】マルチプレクサ18は、第1推定手段によ
る領域画像推定部16と、第2推定手段による領域画像
推定部17により推定された領域画像の一方を選択し、
P+1回目の中間領域画像とする。領域画像の収束判定
部19は、マルチプレクサ18により出力されたP+1
回目の領域画像と、領域画像メモリ上のP回目の領域画
像を比較し領域画像が収束したか判定し、P+1回目の
領域画像を領域画像メモリ2に書き込み、収束している
場合は領域画像の推定を終了する信号を制御部1に出力
し、収束していない場合は、中間領域画像の推定を続け
る信号を制御部1に返すユニットである。制御部1は、
以上の各部を管理し制御するユニットである。
【0017】実際のシステムとしては、入出力装置と、
メモリ等の記憶媒体と制御部を備えたコンピュータシス
テムで構成されている。
【0018】図1は、本発明の画像領域抽出装置の処理
方法の一実施例の概略処理フロー図である。図1のステ
ップ100において画像を入力し入力画像とする。入力
画像とは、例えば、スキャナ、カメラ、画像メモリ等の
ハードウエアを用いて入力されたメモリ上のテクスチャ
画像をいう。テクスチャ画像とは、観測画像のことであ
り、例えば256×256画素からなり、1画素は、2
56階調で与えられたグレイ画像20(図8)として記
憶されているものをさす。ここでは、256×256画
素と有限の数値を使っているが、連続画像を一定の領域
に分割して処理することにより、境界のない画像を扱う
ことも可能である。さらに各画素も、256階調として
いるが、さらに細分化された、例えば、32,000階調のカ
ラーであってもよく、それ以外のものでも良い。これ以
後の説明では、簡単のために求める領域数を2として説
明を行っている。
【0019】与えられたテクスチャ画像を例えば、L=
{(i,j)};0≦i,j≦N−1はN×N画素(サ
イト)からなる方形格子とする。
【0020】ステップ101では、初期領域画像推定部
10において入力画像から初期領域画像を推定し領域画
像メモリ2に書き込む。
【0021】モデルのパラメータ推定と、領域画像推定
のための初期値は、以下のようにして求める。図1のス
テップ101は初期ステップとして初期中間領域画像を
推定する。詳細を図4に示す。図4のステップ113に
おいて入力画像20つまり、256×256画素の与え
られたテクスチャ画像を16×16画素の256個の部
分画像に分割する。ステップ114は各小領域のテクス
チャ過程のパラメータを求める。つまり、各小領域の画
素の輝度の平均値を求める。ステップ115は、得られ
た256個のパラメータセットを2個の領域にクラスタ
リングする。その値が、しきい値である128より大き
ければ、黒つまり1、小さければ白つまり0にラベル付
けをして初期領域画像21(図8)とし領域画像メモリ
2に書き込む。
【0022】XL={Xij}は、(i,j)∈L:L上
の領域過程である。つまり、推定しようとしている最終
的な領域画像22である。領域過程XLの各要素X
ijは、各画素に共通の状態空間Qx={1、2、…、
M}上の離散値を取るものとする。これは、各画素がM
個の領域のいずれかにラベル付けされることを表す。こ
こでは、明の状態である0と、暗の状態である1、どち
らかにラベル付けされることになり、領域としては、2
である。
【0023】ηij X∈L は、画素(i,j)の近傍を
表し、Cij X:近傍ηに関するクリーク(clique)の集合
は、画素(i,j)を含む。例えば、図11に示すよう
に、1次近傍系は、ηij X={(i,j−1),(i−
1,j),(i,j+1),(i+1,j)}である。
【0024】同様にクリークの集合は、画素(i,j)
自身と(i,j)を含む四つのペアクリークからなり、
次のように表すことができる。 Cij X={{(i,j)},{(i,j),(i,j−
1)},{(i,j),(i−1,j)},{(i,
j),(i,j+1)},{(i,j),(i+1,
j)}}
【0025】マルコフ確率場は、(1)式の確率密度で
あるギブス分布で記述される事が知られている。
【数1】 P(xL)=(ZX-1exp(−ε(xL)) (1) ここで、xLは、領域過程XLの1実現サンプルであり、
領域ラベルの状態配置空間ΩX=QX N×N からの1サン
プルとなる。ε(xL)は領域過程全体のエネルギー関
数となり(2)式であらわされる。
【数2】 ε(xL)=ΣLΣCε(xc) : (i,j)∈L,C∈Cij X (2) さらに ε(xc)はクリークCのエネルギー関数であ
り、ZXを分配関数としたとき(3)式で表すことがで
きる。
【数3】 ZX=Σxexp(−ε(xL)):xL∈ΩX (3)
【0026】階層的マルコフ確率場は、 yL={yij},(i,j)∈L:観測された(与えら
れた)画像でありYL={Yij,(i,j)∈L をテ
クスチャ過程とすると、与えられた画像は、テクスチャ
過程の1実現サンプルとなる。つまり、ここでのy
ijは、各画素のグレイ値となる。
【0027】テクスチャ過程YLは、領域過程XL={X
ij},(i,j)∈Lの関数であると考えられる。これ
は、領域過程の上に各領域ごとに異なるテクスチャを生
成する確率過程が重畳され、二つの確率過程の相互作用
により画像が生成されると考えるためである。具体的に
は、YLの近傍系やクリーク系、エネルギー関数等が、
領域ラベルに依存することを意味する。この例では、領
域ラベルは明か暗で、どちらかの値に依存することとな
る。
【0028】相互作用を行う二つの確率過程(XL
L)は、結合確率密度関数P(yL,xL)の形で記述
される。これは、ベイズ則によりP(xL)とP(yL
L)の積の形でかける。領域過程XLの確率密度関数P
(xL)は(1)式(2)式(3)式で表したとおりで
ある。
【0029】テクスチャ過程YLは,領域過程と同様に
表現できる。ここでも、領域過程XLに依存するので、
L|xLの様に表現する。
【数4】 P(yL|xL)=(ZY/X-1exp(−ε(yL|xL))(4) つまり、(4)式でテクスチャ過程のグレイ値の分布を
表すことになる。
【数5】 ε(yL|xL)=Σ(i,j)ΣCε(yC|xij) (5) :(i,j)∈C,C∈Cij Y (5)式では、グレイ値のエネルギー関数を表す。
【数6】 ZY/X=Σexp(−ε(yL|xL)) (6) :yL∈ΩY(xL) (6)式は、分布を表す分配関数である。
【0030】パラメータ推定を行うときに用いる、EM
アルゴリズムは観測データが不完全データと考えられる
場合の最ゆう推定を行う繰り返しアルゴリズムである。
観測画像yLは、不完全データであり、観測画像yLと領
域ラベルxLの組(yL,xL)が、完全データと考えら
れるが、実際には観測画像が与えられるだけで、領域画
像は未知である。
【0031】EMアルゴリズムはBaumの補助関数Q
を求める期待値操作であるE−stepとその最大値操
作であるM−step から構成される繰り返しアルゴ
リズムで 一般的には次の式で表す。E−step と
しては、
【数7】 Q(λ|λ(p))=ΣxLP(yL|xL,λ(p))logP(xL,yL|λ) :xL∈Ωx (7) この式は、総ての可能なxLについての総和の計算とな
り、これを厳密に行うことは不可能に近い。M−ste
pとしては、
【数8】 λ(p+1)=arg maxλ Q(λ|λ(p)) (8) (8)式では、(7)式で表現される期待値Qを最大化
するλをもとめる。
【0032】λは推定すべき全てのパラメータのセット
でテクスチャ過程及び領域過程のマルコフ確率場のパラ
メータを表し、λ(p)は、p回の繰り返し時点でのλの
推定値である。p回の繰り返し時点でのxLの推定値xL
(p)を用いた形で近似することとする。(7)式を
(9)式で近似する。近似記号として≒を使う。
【0033】
【数9】 Q(λ|λ(p))≒P(xL (p)|yL,λ(p))logP(xL (p),yL|λ) (9) これは、P(xL|yL,λ(p))が、xL=xL (p)を中心
として分散がきわめて小さい急峻な分布であると仮定す
ることを意味する。P(xL (p)|yL,λ(p))は定数で
あるので省略し logP(xL (p),yL|λ) にベイズ則を適用すると次の(10)式になる。
【数10】 Q(λ|λ(p))∝ logP(yL|xL (p)Y)+log P(xL (p)X) (10)
【0034】(10)式で、λXは領域過程のマルコフ
確率場パラメータであり、λYは、テクスチャを生成す
るテクスチャ過程のマルコフ確率場パラメータであり、
【数11】 λ={λX,λY} (11) である。
【0035】(10)式で、P(yL|xL (p),λY)及
びP(xL (p)|λX)を最大化するλYとλXを求めれば
よい。P(yL|xL (p),λY)及びP(xL (p)|λX
を最大化する、λYとλXの値は、対数ゆう度関数も最大
化するので、log P(yL|xL (p),λY)及びlog P
(xL (p)|λX)を最大化する事により、それぞれλY
更新値λY (p+1)およびλXの更新値λX (p+1)を求めるこ
とができる。
【0036】しかし、ゆう度関数P(yL|xL (p)
λY)及びP(xL (p)|λX)の計算には(3)式や
(6)式の分配関数を求める必要があるが、これを厳密
に計算することは一般にきわめて困難である。従って、
その近似として、Besagによって提案された以下の
疑似ゆう度関数を用いる。 ここでは、平均場近似を用
いることにより、ゆう度関数から、疑似ゆう度関数を導
くことができる。平均場近似とは、各サイトにおける近
傍の影響を近傍の各サイトの平均値を用いて近似するこ
とである。つまり、XLは、その平均場からの揺らぎは
小さいと仮定して、平均場をxijで置き換えると(1
2)式(13)式と書く事ができる。
【数12】 P(xL (p)|λX)≒ΠP(xij (p)|xηij (p),λX)(12)
【数13】 P(yL|xL (p),λY)≒ΠP(yij|xij (p),xηij (p),yηij,λX)( 13)
【0037】テクスチャ画像からの領域画像の推定は、
観測画像yLとパラメータλ(p+1)が与えられた場合事後
確率P(xL|yL,λ(p+1))を最大化する領域過程x
Lを求める事である。
【数14】 x^L= arg maxx P(xL|yL,λ(p+1)):xはxL∈ΩX(14) p回の繰り返し時点でのxLの推定値をxL (p)を用いて
更新値xL (p+1)を完全な局所並列演算で求めることが出
来る方法が(14)式から考案されている。
【数15】 xij (p+1)=arg maxx P(yij|xij,xηY (p),yηY,λ(P+1)) P(xij|xηX (p),λ(p+1)) (15) (15)式右辺の第1項は、テクスチャ過程による項、
第2項は、領域過程による項である。
【0038】テクスチャ過程は、確率密度関数として
(16)式に示すようなガウス分布を用いるためパラメ
ータとして画素値の平均μg、相関行列|Σg| が(1
5)式に反映され次のように表される。
【0039】(15)式のテクスチャ過程による項は、
【数16】 P(yij|xij,xηY (p),yηY,λ(p+1)) =[1/[(2π)d/2|Σg1/2]]exp[-1/2(yt−μg)TΣg -1(yt−μg)] (16)
【0040】ここで、ガウス関数は、(2π)1/2の周
期関数であり、画素値の平均μgは、テクスチャ過程を
構成する画素の画素値の平均値となる。相関行列の行列
式|Σg|は、注目画素に関する相関行列となり次の様
に定義する。
【0041】図11に示すように、注目画素(i,j)
に対して、注目画素を0、その近傍に1、2、3、4
と、番号をつける。輝度ベクトルを、Yij=Y0,Y
i-1j=Y1,Yi+1j=Y2,Yij-1=Y3,Yij+1=Y
4とする。ここで、Y0,Y1,Y2,Y3,Y4がと
る値は、各画素のグレイ値である。
【0042】平均ベクトルを、同様にm0,m1,m
2,m3,m4とする。図9をテクスチャ画像、図10
を領域画像とし、■のとる値をa(ここでは0)、□の
とる値をb(ここでは256)とし、注目画素が、クラ
ス1の領域に含まれるときクラス1の領域は、6画素か
ら構成されその6画素のグレイ値の平均となる。m1は
注目画素の左隣の画素についてクラス1の領域を1画素
分左にシフトした領域でグレイ値の平均を取ることとな
る。ここでは、説明のため、テクスチャ画像として、図
9に示すような斑状の画像を例にあげ、相関行列の行列
式の値が0となる極端な例を示している。具体的な計算
方法を次に示す。
【数17】 m0=(a+b+a+b+a+b)/6=(a+b)/2 m1=(a+b+a+b+a+b)/6=(a+b)/2 m2=(a+b+a+b+a+b)/6=(a+b)/2 m3=(a+b+a+b+a+b)/6=(a+b)/2 m4=(a+b+a+b+a+b)/6=(a+b)/2 (17) となる。
【0043】相関行列は、図12の30で表現される。
行列の要素Sijは、
【数18】 Sij={Σh(Yih−mI)(Yjh−mJ)}/6 (18) Yihは注目画素をYIとしたとき、hはラベル1の領
域に当たる6画素の領域を指し、mIはYIに対応する
平均ベクトルである。相関行列の行列式の値は、一般的
には分散に該当する値となる。
【0044】各要素の値は、次のように計算する。
【数19】 S00={(a−(a+b)/2)2+(b−(a+b)/2)2 +(a−(a+b)/2)2+(b−(a+b)/2)2 +(a−(a+b)/2)2+(b−(a+b)/2)2}/6 ={(a−(a+b)/2)2+(b−(a+b)/2)2}/2 ={(a−b)2+(b−a)2}/8 =(a−b)2/4 (19)
【数20】 S01={((a−(a+b)/2)(b−(a+b)/2)) +((b−(a+b)/2)(a−(a+b)/2)) +((a−(a+b)/2)(b−(a+b)/2)) +((b−(a+b)/2)(a−(a+b)/2)) +((a−(a+b)/2)(b−(a+b)/2)) +((b−(a+b)/2)(a−(a+b)/2))}/6 =(a−(a+b)/2)(b−(a+b)/2) =−(a−b)2/4 (20) となり、
【数21】 k=(a−b)2/4 (21) とおくと相関行列S31が得られる。相関行列S31
は、LU分解法により行列L32、行列U33の積に分
解される。行列L,Uの行列式の値は、
【数22】 |L|=0,|U|=1 (22) となる。従って、
【数23】 detS=detLdetU (23) であるから、この例の場合の行列式の値は0である。こ
のように相関行列の行列式の値が0となる場合が、テク
スチャ過程において起こり得る。
【0045】領域過程では、領域ラベルの相互作用が、
影響する。領域のまとまりが大きい場合、領域過程のパ
ラメータが、大きな値として推定され、(15)式の第
2項の効果が大きくなり、アルゴリズムの収束が遅くな
る。
【0046】領域過程のパラメータを求めるときには、
画像モデルとして2次近傍系、つまり、xηxはxij
8近傍を用いる。βのパラメータ推定は、(12)式
(13)式の疑似ゆう度関数の最大化をニュートン法を
用いて行う。
【0047】ペアクリークをxc={(i,j),
(k,l)}とすると、(i,j)は注目画素、(k,
l)は近傍を表す。
【0048】ペアクリークのエネルギーは、ε(xC
=ε(xij,xkl)と表される。
【数24】 xij=xkl の時 ε(xC)=−β (24)
【数25】 xij≠xklの時 ε(xC)= β (25)
【0049】(15)式の第2項は、(24)式(2
5)式のエネルギーを用いて(26)式の様に表され
る。
【数26】 P(xij|xηX (p),λ(p+1))=(Z)-1exp(−Σxηε(xC))(26)
【数27】 Z=Σxexp(−Σxηε(xC)) (27)
【0050】(26)式を領域画像の例40(図13参
照)を用いて説明する。注目画素を3×3の領域の中心
とし、注目画素と周囲の8近傍を比較してラベルが同じ
ならエネルギーは、−β、異なるならβを取り、8近傍
の総和を計算する。領域画像の例40の場合8近傍のう
ち3近傍が注目画素と同一であり、残りの5近傍が注目
画素と異なる。 (26)式は(exp(−2β))/Z となる。
【0051】Zは正規化するための関数であり、注目画
素のとり得る値、つまり、この場合ラベルが0、1なの
で2種類に対して総和をとる。注目画素を0にした場合
と、1にした場合でそれぞれexpの項を計算し、総和を
とる。このとき近傍画素の値は、そのまま保持する。注
目画素を1にした場合、exp(−2β)、注目画素を0
にした場合、exp(2β)となる。(27)式は、Z=e
xp(−2β)+exp(2β)となり、この場合、(2
6)式は
【数28】 P(xij|xηX (p),λ(p+1)) =(exp(−2β))/(exp(−2β)+exp(2β)) (28) となる。同様に、注目画素に対して、8近傍の取りうる
値について考えると、8近傍の画素の位置には拠らずそ
の確率を決定することができる。つまり、8近傍の画素
のうちいくつの画素が、注目画素と同一ラベルかによっ
て決定される。同一ラベルの画素無しの例41の場合。
【数29】 P(xij|xηX (p),λ(p+1)) =(exp(−8β))/(exp(−8β)+exp(8β)) (29) 同一ラベルの画素が1つの例42の場合。
【数30】 P(xij|xηX (p),λ(p+1)) =(exp(−6β))/(exp(−6β)+exp(6β)) (30) 同一ラベルの画素が2つの例43の場合。
【数31】 P(xij|xηX (p),λ(p+1)) =(exp(−4β))/(exp(−4β)+exp(4β)) (31) 同一ラベルの画素が4つの例44の場合。
【数32】 P(xij|xηX (p),λ(p+1)) =(exp(0))/(exp(0)+exp(0)) =1/2 (32) 同一ラベルの画素が5つの例45の場合。
【数33】 P(xij|xηX (p),λ(p+1)) =(exp(2β))/(exp(−2β)+exp(2β)) (33) 同一ラベルの画素が6つの例46の場合。
【数34】 P(xij|xηX (p),λ(p+1)) =(exp(4β))/(exp(−4β)+exp(4β)) (34) 同一ラベルの画素が7つの例47の場合。
【数35】 P(xij|xηX (p),λ(p+1)) =(exp(6β))/(exp(−6β)+exp(6β)) (35) 同一ラベルの画素が8つの例48の場合。
【数36】 P(xij|xηX (p),λ(p+1)) =(exp(8β))/(exp(−8β)+exp(8β)) (36) となり、一般的には、(36)式の場合、β>0とする
と、そのとる値が大きくなると確率は、1に近づき与え
る影響は小さくなる。しかし、反対に(29)式の場
合、β>0とすると、そのとる値が大きくなると確率
は、0に近づき与える影響は大きくなる。注目画素が、
(29)式で表されるような状態、つまり、周辺に対し
て、1画素だけ異なるような場合は、確率的には低いと
言えるようになる。(28)式から(36)式により、
注目画素が周囲の画素に対して、同一の領域である程、
領域過程の確率が高くなることが示される。周辺に対し
て、1画素だけ異なるような場合には、ノイズとして除
去された方が良くなり、中間領域画像23の白領域の点
がノイズとして除去され最終領域画像22に平滑化され
ていく事となる。実際、中間領域画像23は、行列式の
値が0となる場合であるが、この領域過程の処理によ
り、より良好な最終領域画像22を得ることができる。
【0052】以上の様にテクスチャ過程と領域過程が定
義される。ステップ101の初期ステップとしては、第
1項のテクスチャ過程のみを用いて、初期中間領域画像
の推定を行う。ステップ115により推定された初期領
域画像とテクスチャ画像からステップ109は、、テク
スチャ過程の初期パラメータを推定する。
【数37】 xij (p+1)= arg maxP(yij|xij,xηY (p),yηY,λ(p+1)) (37 ) ステップ110においては、図8で示す初期領域画像2
1、テクスチャ画像20と初期パラメータに基づいて式
(37)により、初期中間領域画像の推定を行い領域画
像メモリ2に書き込む。
【0053】次に、ステップ102で初期領域画像21
と入力画像20より領域過程とテクスチャ過程のパラメ
ータをパラメータ推定部13において推定する。ステッ
プ103では、得られたパラメータから行列式を計算し
その値が0であるかどうか判定する。行列式の値が0で
なかった場合は、ステップ104の第1推定手段におい
て領域過程とテクスチャ過程のパラメータと初期中間領
域画像と、テクスチャ画像に基づいて、式(38)によ
りP+1回目の領域画像を推定する。
【数38】 xij (p+1)=arg maxP(yij|xij,xηY (p),yηY,λ(p+1)) P(xij|xηX (p),λ(p+1)) (38)
【0054】行列式が0の場合は、ステップ105で
は、第2推定手段において領域過程のみにより領域画像
を推定をする。ステップ111では、領域過程のパラメ
ータを推定する。ステップ112では、ステップ111
で推定したパラメータ、領域画像、テクスチャ画像に基
づいて (39)式によりP+1回目の領域画像を推定
する。
【数39】 xij (p+1)= arg maxP(xij|xηX (p),λ(p+1)) (39)
【0055】ステップ106では、P回目の領域画像と
P+1回目の領域画像を比較し、変化した画素数が所定
値以下の場合に収束したと判定する。収束している場合
は、P+1回目の領域画像を、推定する領域画像として
出力し演算を終了する。収束していない場合は、ステッ
プ102に戻り繰り返し演算を行う。この繰り返し演算
により、図8の中間領域画像23が順次生成される。図
8の中間領域画像23が得られた後の演算で相関行列の
行列式の値が0となる場合には、中間領域画像23が最
終画像となり、正確な領域抽出が行われないところ、本
発明ではさらに、領域過程のみによる演算が実行され
て、その後の演算過程で、相関行列式の行列式の値が0
となる状態を回避させることができる。その結果、正確
な最終領域画像22が得られることとなる。
【0056】ここで、ステップ103において、相関行
列の行列式の値が0と判定された場合、ステップ105
aにより以後の領域画像推定を領域過程のみにより行っ
てもよい。ステップ105aは、ステップ105の変形
例であり、相関行列の行列式の値が0となった場合、そ
の領域に関しては、画像が収束するまで領域過程のみに
より領域画像推定を行う。ステップ118では、P回目
の領域画像とP+1回目の領域画像を比較し、変化した
画素数が所定値以下の場合に収束したと判定し、領域過
程とテクスチャ過程により推定された領域画像と重畳す
る事により最終的な領域画像となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な処理手順を示した概略フロー
チャート。
【図2】システムの構成を表すブロック図。
【図3】詳細フローチャート。
【図4】初期ステップの詳細フローチャート。
【図5】第2推定手段の詳細フローチャート。
【図6】本発明の変形例の処理手順を示した概略フロー
チャート。
【図7】変形例の第2推定手段の詳細フローチャート。
【図8】テクスチャ画像より領域画像の抽出過程の説明
図。
【図9】テクスチャ画像の一例の説明図。
【図10】領域画像の一例の説明図。
【図11】画素(i,j)の近傍、輝度ベクトルの一例
の説明図。
【図12】相関行列と相関行列の行列式の1例の説明
図。
【図13】領域過程による項の2次近傍系を用いた説明
図。
【符号の説明】
1…制御部 2…領域画像メモリ 3…画像入力部 10…初期領域画像推定部 11…初期パラメータ推定部 12…初期中間領域画像推定部 13…パラメータ推定部 14…相関行列の行列式判定部 16…第1推定手段による領域画像推定部 17…第2推定手段による領域画像推定部 18…領域画像の収束判定部 20…テクスチャ画像 21…初期領域画像 22…最終領域画像 23…中間領域画像 ステップ100…画像入力手段 ステップ102…パラメータ推定手段 ステップ103…相関行列の行列式判定手段 ステップ104…第一推定手段 ステップ105…第2推定手段 ステップ105a…第2推定手段の変形例 ステップ106…領域画像収束判定手段 ステップ108…初期領域画像推定手段 ステップ109…初期パラメータ推定手段 ステップ110…初期中間領域画像推定手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テクスチャ画像が、第1層である隠れ層で
    観測できない領域画像を生成する確率過程である領域過
    程と第2層である観測層であり各領域のテクスチャを表
    現する複数の確率過程であるテクスチャ過程とに階層化
    されたマルコフ確率場を用いてモデル化できると仮定
    し、テクスチャ過程としてガウスマルコフ確率場を用い
    て領域画像を推定するにあたって、 テクスチャ画像と中間領域画像とから次の中間領域画像
    をテクスチャ過程と領域過程とに基づいて逐次、演算す
    ることにより最終的な領域画像の推定を行う装置におい
    て、 テクスチャ過程のパラメータである相関行列の行列式が
    0か否かを判定する判定手段と、 前記判定結果が0以外の場合に領域過程及びテクスチャ
    過程を用いて領域画像推定を行う第1推定手段と、 前記判定結果が0の場合に領域過程のみを用いて領域画
    像推定を行う第2推定手段とを有する領域画像抽出装
    置。
JP6413298A 1998-02-28 1998-02-28 画像領域抽出装置 Pending JPH11250248A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6413298A JPH11250248A (ja) 1998-02-28 1998-02-28 画像領域抽出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6413298A JPH11250248A (ja) 1998-02-28 1998-02-28 画像領域抽出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11250248A true JPH11250248A (ja) 1999-09-17

Family

ID=13249254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6413298A Pending JPH11250248A (ja) 1998-02-28 1998-02-28 画像領域抽出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11250248A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001297329A (ja) * 2000-04-12 2001-10-26 Canon Inc 領域分割方法及び装置並びに記憶媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001297329A (ja) * 2000-04-12 2001-10-26 Canon Inc 領域分割方法及び装置並びに記憶媒体
JP4553332B2 (ja) * 2000-04-12 2010-09-29 キヤノン株式会社 領域分割方法及び装置並びに記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111369572B (zh) 一种基于图像修复技术的弱监督语义分割方法和装置
JP6939111B2 (ja) 画像認識装置および画像認識方法
Wang et al. A dynamic conditional random field model for object segmentation in image sequences
CN111079931A (zh) 一种基于图神经网络的状态空间概率性多时间序列预测方法
CN111695415A (zh) 图像识别模型的构建方法、识别方法及相关设备
JP7405198B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
CN112101207B (zh) 一种目标跟踪方法、装置、电子设备及可读存储介质
Singh et al. Online sequential extreme learning machine for watermarking in DWT domain
Wang et al. PFDN: Pyramid feature decoupling network for single image deraining
CN108810551B (zh) 一种视频帧预测方法、终端及计算机存储介质
JP2014063359A (ja) 信号処理装置および信号処理方法、出力装置および出力方法、並びにプログラム
CN114120263A (zh) 图像处理装置、记录介质以及图像处理方法
Gao et al. Correlative mean-field filter for sequential and spatial data processing
Kumar et al. A review of different prediction methods for reversible data hiding
JP7472471B2 (ja) 推定システム、推定装置および推定方法
Jia et al. Multiperspective progressive structure adaptation for JPEG steganography detection across domains
JPH11250248A (ja) 画像領域抽出装置
Gastaldo et al. No-reference quality assessment of JPEG images by using CBP neural networks
Quidu et al. Mine classification based on raw sonar data: an approach combining Fourier descriptors, statistical models and genetic algorithms
Rani et al. Robust object tracking using kernalized correlation filters (KCF) and Kalman predictive estimates
Rajpal et al. Fast digital watermarking of uncompressed colored images using bidirectional extreme learning machine
CN113743576A (zh) 数据获取方法和装置、相似度计算方法和装置及存储介质
JP5458791B2 (ja) 連想記憶装置、連想記憶方法、及びプログラム
Ma et al. Risk adjusted identification of Wiener systems
Boudaren et al. Hidden Markov model based classification of natural objects in aerial pictures