JP2001297328A - 印鑑照合端末装置および印鑑照合システム並びに印鑑照合プログラムを記憶した媒体 - Google Patents

印鑑照合端末装置および印鑑照合システム並びに印鑑照合プログラムを記憶した媒体

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JP2001297328A
JP2001297328A JP2000113901A JP2000113901A JP2001297328A JP 2001297328 A JP2001297328 A JP 2001297328A JP 2000113901 A JP2000113901 A JP 2000113901A JP 2000113901 A JP2000113901 A JP 2000113901A JP 2001297328 A JP2001297328 A JP 2001297328A
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Noriyoshi Ishino
知徳 石野
Hiroto Fujita
裕人 藤田
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Glory Ltd
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Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】登録印影情報が漏洩する危険性が無く、渉外員
が顧客のもとで印鑑照合を行うことのできる印鑑照合端
末装置および印鑑照合システム並びに印鑑照合プログラ
ムを記憶した媒体を提供する。 【解決手段】携帯型通信装置3を介して、暗号化した登
録印影情報をサーバ4から印鑑照合端末1に送信し、印
鑑照合端末1で受信した登録印影情報と画像入力装置2
から入力した被照合印影情報に基づいて印鑑照合処理を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印鑑照合端末装
置および印鑑照合システム並びに印鑑照合プログラムを
記憶した媒体に関し、特に、金融機関等の渉外業務にお
いて用いられる印鑑照合端末装置および印鑑照合システ
ム並びに印鑑照合プログラムを記憶した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、金融機関の渉外業務では、一般的
に依頼書を営業店へ持ち帰った後、印鑑票と依頼書の印
鑑の照合を行っている。しかしながら、依頼書を営業店
へ持ち帰った後に印鑑照合を行うと、依頼書に捺印され
た印鑑が誤っていた等の際に再び渉外員が顧客のもとへ
出向かなければならず、印鑑の訂正に多大な時間と手間
を要し、効率が悪いものであった。
【0003】そのため、業務の効率化を図り、顧客のも
とで通帳の副印鑑と依頼書の印鑑の照合を行う場合もあ
る。しかしながら、通帳の副印鑑は、偽造対策の観点か
ら望ましいものではなく、廃止されようとしている。こ
のため金融機関の渉外員が顧客のもとへ登録印影情報を
携行しその場で印鑑照合を行う手段が必要とされてい
る。
【0004】このような背景から、通帳の副印鑑を使わ
ず顧客のもとで印鑑照合を行う技術として、特開平5−
46740号公報に記載されている「印鑑登録・照合装
置」等が提案されている。この印鑑登録・照合装置は、
可搬型の記憶媒体に登録印影を記憶させ、この記憶媒体
と被照合印影を取り込み照合を行う装置を一緒に携行
し、顧客のもとで印鑑照合を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た「印鑑登録・照合装置」のように、登録印影情報を可
般形記憶媒体に保存し携行する場合、可般形記憶媒体の
盗難や紛失等により登録印影情報が第三者に知られる危
険性がある。
【0006】そこで、この発明は、登録印影情報が漏洩
する危険性が無く、渉外員が顧客のもとで印鑑照合を行
うことのできる印鑑照合端末装置および印鑑照合システ
ム並びに印鑑照合プログラムを記憶した媒体を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1の発明は、登録印影と被照合印影とを比
較し、該比較結果に基づいて印鑑照合を支援する情報を
表示する印鑑照合端末装置において、帳票に捺印された
被照合印影を画像として取得する画像入力手段と、通信
回線を介して印影データベースから登録印影を取得する
通信手段と、前記画像入力手段が取得した被照合印影と
前記通信手段が取得した登録印影とを照合する照合手段
と、前記照合手段による照合結果を表示する表示手段と
を具備することを特徴とする。
【0008】例えば、画像入力手段、通信手段、照合手
段、表示手段は、それぞれ後述する発明の実施の形態で
説明する画像入力装置2、携帯型通信装置3、印鑑照合
演算部11、表示部16に相当する。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、暗号化された画像を復号する復号手段をさら
に具備し、前記通信手段は、前記印影データベースから
暗号化された登録印影を取得し、前記復号手段は、前記
通信手段が取得した暗号化された登録印影を復号するこ
とを特徴とする。
【0010】また、請求項3の発明は、登録印影と被照
合印影とを比較し、該比較結果に基づいて印鑑照合を支
援する情報を表示する印鑑照合端末装置において、帳票
に捺印された被照合印影を画像として取得する画像入力
手段と、前記画像入力手段が取得した被照合印影を通信
回線を介して印影データベースへ送信するとともに、該
印影データベースから前記被照合印影の登録印影との照
合結果を受信する通信手段と、前記通信手段が受信した
照合結果を表示する表示手段とを具備することを特徴と
する。
【0011】例えば、画像入力手段、通信手段、表示手
段は、それぞれ後述する発明の実施の形態で説明する画
像入力装置402、携帯型通信装置403、表示部41
6に相当する。
【0012】また、請求項4の発明は、登録印影と被照
合印影とを比較し、該比較結果に基づいて印鑑照合を支
援する情報を表示する印鑑照合システムにおいて、帳票
に捺印された被照合印影を画像として取得する画像入力
手段を有する印鑑照合端末装置と、登録印影を格納した
印影データベースとを通信回線を介して接続し、前記印
鑑照合端末装置は、前記印影データベースに口座番号を
送信して該印影データベースから該口座番号に対応する
登録印影を取得し、該取得した登録印影と前記画像入力
手段が取得した被照合印影とを照合することを特徴とす
る。
【0013】この印鑑照合システムは、例えば、後述す
る発明の実施の形態で説明する画像入力装置2(画像入
力手段)を印鑑照合端末1(印鑑照合端末装置)に接続
するとともに、携帯型通信装置3を介して印影データベ
ース41を有するサーバ4に接続することで構成され
る。
【0014】また、請求項5の発明は、請求項4の発明
において、前記登録印影は、前記印影データベースで暗
号化され、前記通信回線を介して該印影データベースか
ら前記印鑑照合端末装置へ送信されることを特徴とす
る。
【0015】また、請求項6の発明は、登録印影と被照
合印影とを比較し、該比較結果に基づいて印鑑照合を支
援する情報を表示する印鑑照合システムにおいて、帳票
に捺印された被照合印影を画像として取得する画像入力
手段を有する印鑑照合端末装置と、登録印影を格納した
印影データベースとを通信回線を介して接続し、前記印
鑑照合端末装置は、前記画像入力手段が取得した被照合
印影および該被照合印影に対応する口座番号を前記印影
データベースに送信し、前記印影データベースは、前記
印鑑照合端末装置から受信した口座番号に対応する登録
印影と前記被照合印影とを照合し、該照合結果を前記印
鑑照合端末装置に送信することを特徴とする。
【0016】この印鑑照合システムは、例えば、後述す
る発明の実施の形態で説明する画像入力装置402(画
像入力手段)を印鑑照合端末401(印鑑照合端末装
置)に接続するとともに、携帯型通信装置403を介し
て印影データベース441を有するサーバ404に接続
することで構成される。
【0017】また、請求項7の発明は、登録印影と被照
合印影とを比較し、該比較結果に基づいて印鑑照合を支
援する情報を表示する印鑑照合プログラムを記憶した媒
体において、帳票に捺印された被照合印影を画像として
取得するとともに、通信回線を介して印影データベース
から登録印影を取得し、該取得した被照合印影と登録印
影とを照合し、該照合結果を前記被照合印影と前記登録
印影との重ね合わせ画像を含む支援情報として表示させ
る印鑑照合プログラムを記憶したことを特徴とする。
【0018】ここで記憶される印鑑照合プログラムは、
例えば、後述する発明の実施の形態で説明する印鑑照合
端末1の各部を動作させ、画像入力制御部12が画像入
力装置2から被照合印影を取得し、通信制御部14が携
帯型通信装置3を制御して通信回線を介して印影データ
ベース41から登録印影を取得し、印鑑照合演算部11
で印影の照合を行い、表示部16に照合結果を表示する
ものである。
【0019】また、請求項8の発明は、登録印影と被照
合印影とを比較し、該比較結果に基づいて印鑑照合を支
援する情報を表示する印鑑照合プログラムを記憶した媒
体において、 帳票に捺印された被照合印影を画像とし
て取得するとともに、該取得した被照合印影を通信回線
を介して印影データベースへ送信し、前記印影データベ
ースから前記通信回線を介して受信した前記被照合印影
と登録印影との照合結果を前記被照合印影と前記登録印
影との重ね合わせ画像を含む支援情報として表示させる
印鑑照合プログラムを記憶したことを特徴とする。
【0020】ここで記憶される印鑑照合プログラムは、
例えば、後述する発明の実施の形態で説明する印鑑照合
端末401の各部を動作させ、画像入力制御部412が
画像入力装置402から被照合印影を取得し、通信制御
部414が携帯型通信装置403を制御して通信回線を
介して印影データベース441を有するサーバ404へ
被照合印影を送信し、印鑑照合演算部446で印影の照
合結果を受信し、表示部16に照合結果を表示するもの
である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る印鑑照合端
末装置および印鑑照合システム並びに印鑑照合プログラ
ムを記憶した媒体の一実施の形態について、添付図面を
参照して詳細に説明する。
【0022】図1は、印鑑照合システムの構成を示すブ
ロック図である。同図に示す印鑑照合システムは、渉外
員等が携帯する印鑑照合端末1と、これに接続される画
像入力装置2、携帯型通信装置3、営業店等に設置され
るサーバ4を具備して構成される。
【0023】印鑑照合端末1は、渉外員による印鑑照合
作業を補助するデータ等を生成する印鑑照合演算部11
と、画像入力装置2とのインタフェイスとなる画像入力
制御部12、画像入力装置2から入力された画像の歪み
を補正する画像歪補正部13、携帯型通信装置3とのイ
ンタフェイスとなる通信制御部14、サーバ4から送信
される暗号化された印影画像を復号する画像復号部1
5、各種情報や画像等を表示する表示部16とこれを制
御する表示制御部17、渉外員による操作指示やデータ
を入力するキー入力部18とこれを制御するキー入力制
御部19を具備して構成される。
【0024】また、サーバ4は、登録印鑑の印影画像を
格納する印影データベース41と、印影データベース4
1から所望の印影画像を検索する印影検索部42、印影
画像を暗号化する印影暗号化部43、印鑑照合端末1と
携帯型通信端末3を介して通信を行う通信制御部44、
印鑑照合端末1との通信に先立ち、印鑑照合端末1や渉
外員等を認証する認証部45を具備して構成される。
【0025】この印鑑照合端末1は、例えば、ノート型
のPCで構成され、図示しないハードディスク等の記憶
媒体に記憶されている印鑑照合プログラムをCPUが実
行することにより実現する。印鑑照合プログラムは、一
般のアプリケーションソフトウェアと同様に、フロッピ
ー(登録商標)ディスクやCD等の記憶媒体に記憶され
て配布されるものである。
【0026】また、印鑑照合端末1に接続される画像入
力装置2は、CCDカメラ等を具備する撮像装置であ
り、依頼書等に捺印された印影を撮像し、画像データと
して印鑑照合端末1に入力する。同様に印鑑照合端末1
に接続される携帯型通信装置3は、携帯電話やPHS等
を利用することができ、公衆回線を介して印鑑照合端末
1をサーバ4に接続する。
【0027】サーバ4は、金融機関の営業店等に設置さ
れ、電話回線等を介して印鑑照合端末1と接続される。
なお、サーバ4は、必ずしも営業店に設置されるもので
はなく、登録印影を集中して管理するセンターや複数の
金融機関の登録印影を管理する別の機関に設置しても良
い。
【0028】ここで、図2を参照して、印鑑照合システ
ムによる印鑑照合処理について説明する。図2は、印鑑
照合処理の流れを示すフローチャートである。
【0029】印鑑照合処理では、渉外員が顧客のもとへ
出向く前に営業店等で行う事前処理と、顧客のもとで行
う照合処理とがある。
【0030】事前処理は、まず、サーバ4に対して渉外
員のIDと認証に用いるパスワード、復号鍵を設定する
(ステップ101)。これらの設定が終了すると、サー
バ4は、設定された復号鍵に基づいて暗号鍵を生成し
(ステップ102)、生成した暗号鍵を保管して(ステ
ップ103)、事前処理を終了する。この事前処理は、
渉外員が自ら行ってもよく、別の担当者が行ってもよ
い。
【0031】事前処理が終了すると、渉外員は、印鑑照
合端末1等を携帯して顧客のもとへ出向き、印鑑の照合
処理を含む渉外業務を行う。印鑑の照合処理では、印鑑
照合端末1を使用してサーバ4から登録印影を取得し
(ステップ151)、画像入力装置2を用いて依頼書等
から被照合印影を取得し(ステップ152)、印鑑照合
端末1の照合支援表示を参照して登録印影と被照合印影
の照合判定を行い(ステップ153)、その結果、印鑑
が一致すると判断すれば(ステップ154でYES)、
印鑑照合OKとして照合処理を終了し、印鑑が一致しな
いと判断すれば(ステップ154でNO)、印鑑照合N
Gとして照合処理を終了する。
【0032】次に、ステップ151乃至153の各処理
の詳細について説明する。図3は、ステップ151の登
録印影取得処理の詳細を示すフローチャートである。
【0033】登録印影の取得処理では、まず、渉外員が
印鑑照合端末1のキー入力部18より、渉外員IDとパ
スワードを入力し、これを携帯型通信装置3を介して営
業店のサーバ4に送信する(ステップ201)。渉外員
IDとパスワードを受信したサーバ4では、認証部45
が渉外員IDとパスワードに基づいた認証を行い、認証
が成功すると、印影データベース41への接続を許可す
る(ステップ203)。なお、携帯型通信装置3が電話
番号等の発信側情報を通知可能な場合には、認証部45
は、当該発信側情報をも認証に用いてもよい。
【0034】続いて、渉外員は、キー入力部18より、
取得する登録印影に対応する口座の口座番号を入力し
(ステップ204)、これがサーバ4へ送信されると、
印影検索部42が受信した口座番号に基づいて印影デー
タベースを検索して対応する登録印影の画像を取得し
(ステップ205)、渉外員IDに基づいて対応する暗
号鍵を検索、取得する(ステップ206)。そして、印
影暗号化部43が登録印影の画像を暗号鍵で暗号化して
印鑑照合端末1に送信する(ステップ207)。
【0035】印鑑照合端末1が暗号化された登録印影を
受信すると、渉外員は、キー入力部18より復号鍵を入
力し(ステップ208)、これに基づいて画像復号部1
5が登録印影の画像を復号して(ステップ209)、登
録印影の取得処理を終了する。
【0036】図4は、ステップ152の被照合印影取得
処理の詳細を示すフローチャートである。
【0037】被照合印影の取得処理では、まず、渉外員
が被照合印影が捺印された依頼書等の上に画像入力装置
2を置き(ステップ211)、画像入力装置2の図示し
ない押しボタンを押下する(ステップ212)。画像入
力装置2は、押しボタンの押下をトリガにして図示しな
いCCDカメラが動作し、印鑑照合端末1に画像が入力
される(ステップ213)。ここで入力された画像は、
画像入力装置の携帯性のためにCCDカメラと被写体の
距離が短くなり、樽型歪が生じている。そのため、画像
歪補正部13が樽型歪を補正し(ステップ214)、被
照合印影の取得処理を終了する。
【0038】図5は、ステップ153における照合支援
表示処理の詳細を示すフローチャートである。
【0039】照合支援表示処理では、まず、印鑑照合演
算部11が登録印影画像に対する被照合印影画像のずれ
を補正する(ステップ221)。ここで補正するずれ
は、水平、垂直方向のずれおよび回転角度のずれであ
る。続いて、印鑑照合演算部11が、登録印影画像と被
照合印影画像の2つを重ね合わせる(ステップ22
2)。その後、2つの印影の重なり度合いを数値化し
(ステップ223)、重なり度合いの数値に基づき渉外
員の判定を補助する表示メッセージを作成する(ステッ
プ224)。
【0040】また、ステップ222乃至224の結果
は、それぞれ、表示部16に表示するが、その表示内容
は、2つの印影の重なり具合を共通の下地部分、2つの
印影が重なった部分、登録印のみの部分、被照合印のみ
の部分の4種類に分け、それぞれ異なる色で表示するな
どの印影表示(ステップ225)、重なり度合いの数値
の表示(ステップ226)、重なり度合いの数値に基づ
き渉外員の判定を補助するメッセージの表示(ステップ
227)、等である。例えば、重なり度合いの数値があ
る設定値よりも小さければ、「照合要注意!」等のメッ
セージを表示する。
【0041】次に、印鑑照合端末1を使用した渉外業務
の流れについて説明する。図6は、印鑑照合端末1を使
用した渉外業務の流れを示すフローチャートである。
【0042】まず渉外員は、渉外員IDとパスワードお
よび登録印の復号鍵を設定する(ステップ301)。営
業店では復号鍵からその渉外員へ登録印影を送信すると
きに使用する暗号化鍵を生成し(ステップ302)、渉
外員IDと関連付けて保管する。
【0043】その後、渉外員が客先を訪問し、依頼書を
受け取った時点で印鑑照合端末1を使用し、渉外員ID
とパスワードを入力して営業店のサーバ4に送信する
(ステップ304)。渉外員IDとパスワードを受信し
たサーバ4では、渉外員IDとパスワードに基づいた認
証を行い、認証が成功すると、印影データベース41へ
の接続を許可する(ステップ305)。
【0044】続いて、渉外員が口座番号を入力し(ステ
ップ306)、これがサーバ4へ送信されると、サーバ
4では、受信した口座番号に基づいて印影データベース
41を検索して対応する登録印影の画像を取得し(ステ
ップ307)、渉外員IDに対応する暗号鍵で登録印影
を暗号化して印鑑照合端末1に送信する(ステップ30
8)。印鑑照合端末1は、暗号化された登録印影を受信
すると、渉外員が入力する復号鍵に基づいて登録印影の
画像を復号する(ステップ309)。
【0045】次に、渉外員が依頼書から被照合印影を読
み取ると(ステップ310)、照合処理演算(ステップ
311)、照合支援表示(ステップ312)が行われ、
これに基づいて、渉外員が依頼書に捺印されている印鑑
が正しいものであるかどうかを判定する(ステップ31
3)。印鑑が正しくない場合は(ステップ313でN
O)、その場で顧客に印鑑の訂正を依頼し照合作業を再
度行う。そして、正しい印鑑が捺印されると(ステップ
313でYES)、渉外員は、依頼書を営業店に持ち帰
り(ステップ314)、事務処理を開始する(ステップ
315)。
【0046】さて、上述の実施例では、印鑑の重ね合わ
せ処理等を印鑑照合端末1で行っているが、画像入力装
置で取り込んだ印影を暗号化し営業店に転送することに
より、その処理を営業店で実施することができる。
【0047】この場合の印鑑照合システムの構成を図7
に示す。同図に示す印鑑照合システムは、渉外員等が携
帯する印鑑照合端末401と、これに接続される画像入
力装置402、携帯型通信装置403、営業店等に設置
されるサーバ404を具備して構成される。
【0048】印鑑照合端末401は、画像入力装置40
2とのインタフェイスとなる画像入力制御部412と、
画像入力装置402から入力された画像の歪みを補正す
る画像歪補正部413、携帯型通信装置403とのイン
タフェイスとなる通信制御部414、サーバ404から
送信される暗号化された印影画像を復号する画像復号部
415、各種情報や画像等を表示する表示部416とこ
れを制御する表示制御部417、渉外員による操作指示
やデータを入力するキー入力部418とこれを制御する
キー入力制御部419、画像入力装置402から入力し
た被照合印影画像を暗号化する印影暗号化部420を具
備して構成される。
【0049】また、サーバ404は、登録印鑑の印影画
像を格納する印影データベース441と、印影データベ
ース441から所望の印影画像を検索する印影検索部4
42、印影画像を暗号化する印影暗号化部443、印鑑
照合端末401と携帯型通信端末403を介して通信を
行う通信制御部444、印鑑照合端末401との通信に
先立ち、印鑑照合端末401や渉外員等を認証する認証
部445、渉外員による印鑑照合作業を補助するデータ
等を生成する印鑑照合演算部446、印鑑照合端末40
1から受け取った暗号化された印影を複合復号する印影
複合復号部447を具備して構成される。
【0050】この印鑑照合端末401も上述の印鑑照合
端末1と同様に、ノート型のPC等で構成され、図示し
ないハードディスク等の記憶媒体に記憶されている印鑑
照合プログラムをCPUが実行することにより実現す
る。印鑑照合プログラムは、一般のアプリケーションソ
フトウェアと同様に、フロッピーディスクやCD等の記
憶媒体に記憶されて配布されるものである。
【0051】図8は、印鑑照合端末401を使用した渉
外業務の流れを示すフローチャートである。なお、図8
に示す各ステップでの処理は、基本的に上述の実施例の
場合と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0052】まず渉外員は、渉外員IDとパスワードお
よび登録印の復号鍵を設定する(ステップ501)。営
業店では復号鍵からその渉外員へ登録印影を送信すると
きに使用する暗号化鍵を生成し(ステップ502)、渉
外員IDと関連付けて保管する。
【0053】その後、渉外員が客先を訪問し、依頼書を
受け取った時点で印鑑照合端末401を使用し、渉外員
IDとパスワードを入力して営業店のサーバ404に送
信する(ステップ504)。渉外員IDとパスワードを
受信したサーバ404では、渉外員IDとパスワードに
基づいた認証を行い、認証が成功すると、印影データベ
ース441への接続を許可する(ステップ505)。
【0054】続いて、渉外員が口座番号を入力し(ステ
ップ506)、これがサーバ404へ送信されると、サ
ーバ404は、受信した口座番号に基づいて印影データ
ベース441を検索して対応する登録印影の画像を取得
する(ステップ507)。
【0055】次に、渉外員が依頼書から被照合印影を読
み取ると(ステップ508)、画像歪補正部413が被
照合印影画像の補正をし、印影暗号化部420が被照合
印影画像を暗号化してサーバ404へ送信する(ステッ
プ509)。
【0056】サーバ404は、暗号化された被照合印影
を受信すると、渉外員により予め入力された復号鍵に基
づいて被照合印影の画像を復号し(ステップ510)、
照合処理演算を行い(ステップ511)、その結果を暗
号化して印鑑照合端末401に送信する(ステップ51
2)。
【0057】印鑑照合端末401は、受信した照合結果
を復号し(ステップ513)、照合支援表示を行い(ス
テップ514)、これに基づいて、渉外員が依頼書に捺
印されている印鑑が正しいものであるかどうかを判定す
る(ステップ515)。
【0058】印鑑が正しくない場合は(ステップ515
でNO)、その場で顧客に印鑑の訂正を依頼し照合作業
を再度行う。そして、正しい印鑑が捺印されると(ステ
ップ515でYES)、渉外員は、依頼書を営業店に持
ち帰り(ステップ516)、事務処理を開始する(ステ
ップ517)。
【0059】なお、ステップ512でサーバ404から
印鑑照合端末401へ送信される照合結果には、印鑑照
合結果と重ね合わせ印影イメージの両方または一方が含
まれる。
【0060】なお、上述の実施例では、いずれも顧客が
依頼書に捺印後、登録印影の取得を行っているが、顧客
は口座毎に異なる印を使用している場合もあり、該当の
取引に必要な印が分からないことがある。そのような場
合、印鑑照合端末1(401)を使用し、口座番号を営
業店に送信し登録されている印影を印鑑照合端末1(4
01)に読み出し画面上に表示し、必要な印を確認する
ことができる。
【0061】更に本例では登録印影のみを営業店より取
得しているが、口座番号に基づいて登録されている署名
欄の情報を取得し、口座の名義人等の情報を確認するこ
ともできる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、携帯型通信装置を介して、暗号化した登録印影情報
をサーバから印鑑照合端末に送信し、印鑑照合端末で受
信した登録印影情報と画像入力装置から入力した被照合
印影情報に基づいて印鑑照合処理を行うように構成した
ので、登録印影情報を盗難等の危険性のある可搬形媒体
に保存することなく顧客のもとで必要な登録印影情報を
入手し、印鑑照合を行うことが可能となり、持ち帰った
依頼書の印鑑不一致を防止することが可能となり渉外業
務の効率化を図れる。
【0063】さらに、渉外員の行う印鑑照合作業に対
し、画像入力装置により取り込んだ依頼書の印影イメー
ジと登録印の印影イメージの向きを合わせた重ね合わせ
表示を行うこと、および2つの印影イメージの類似度合
いを数値化しその値に応じた示唆を与えることにより、
作業の正確さを向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印鑑照合システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】印鑑照合処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図3】登録印影取得処理の詳細を示すフローチャート
である。
【図4】被照合印影取得処理の詳細を示すフローチャー
トである。
【図5】照合支援表示処理の詳細を示すフローチャート
である。
【図6】印鑑照合端末1を使用した渉外業務の流れを示
すフローチャートである。
【図7】第2の実施例における印鑑照合システムの構成
を示すブロック図である。
【図8】印鑑照合端末401を使用した渉外業務の流れ
を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 印鑑照合端末 2 画像入力装置 3 携帯型通信装置 4 サーバ 11 印鑑照合演算部 12 画像入力制御部 13 画像歪補正部 14 通信制御部 15 画像復号部 16 表示部 17 表示制御部 18 キー入力部 19 キー入力制御部 41 印影データベース 42 印影検索部 43 印影暗号化部 44 通信制御部 45 認証部 401 印鑑照合端末 402 画像入力装置 403 携帯型通信装置 404 サーバ 412 画像入力制御部 413 画像歪補正部 414 通信制御部 415 画像復号部 416 表示部 417 表示制御部 418 キー入力部 419 キー入力制御部 420 印影暗号化部 441 印影データベース 442 印影検索部 443 印影暗号化部 444 通信制御部 445 認証部 446 印鑑照合演算部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 登録印影と被照合印影とを比較し、該比
    較結果に基づいて印鑑照合を支援する情報を表示する印
    鑑照合端末装置において、 帳票に捺印された被照合印影を画像として取得する画像
    入力手段と、 通信回線を介して印影データベースから登録印影を取得
    する通信手段と、 前記画像入力手段が取得した被照合印影と前記通信手段
    が取得した登録印影とを照合する照合手段と、 前記照合手段による照合結果を表示する表示手段とを具
    備することを特徴とする印鑑照合端末装置。
  2. 【請求項2】 暗号化された画像を復号する復号手段を
    さらに具備し、 前記通信手段は、 前記印影データベースから暗号化された登録印影を取得
    し、 前記復号手段は、 前記通信手段が取得した暗号化された登録印影を復号す
    ることを特徴とする請求項1記載の印鑑照合端末装置。
  3. 【請求項3】 登録印影と被照合印影とを比較し、該比
    較結果に基づいて印鑑照合を支援する情報を表示する印
    鑑照合端末装置において、 帳票に捺印された被照合印影を画像として取得する画像
    入力手段と、 前記画像入力手段が取得した被照合印影を通信回線を介
    して印影データベースへ送信するとともに、該印影デー
    タベースから前記被照合印影の登録印影との照合結果を
    受信する通信手段と、 前記通信手段が受信した照合結果を表示する表示手段と
    を具備することを特徴とする印鑑照合端末装置。
  4. 【請求項4】 登録印影と被照合印影とを比較し、該比
    較結果に基づいて印鑑照合を支援する情報を表示する印
    鑑照合システムにおいて、 帳票に捺印された被照合印影を画像として取得する画像
    入力手段を有する印鑑照合端末装置と、登録印影を格納
    した印影データベースとを通信回線を介して接続し、 前記印鑑照合端末装置は、 前記印影データベースに口座番号を送信して該印影デー
    タベースから該口座番号に対応する登録印影を取得し、
    該取得した登録印影と前記画像入力手段が取得した被照
    合印影とを照合することを特徴とする印鑑照合システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記登録印影は、 前記印影データベースで暗号化され、前記通信回線を介
    して該印影データベースから前記印鑑照合端末装置へ送
    信されることを特徴とする請求項4記載の印鑑照合シス
    テム。
  6. 【請求項6】 登録印影と被照合印影とを比較し、該比
    較結果に基づいて印鑑照合を支援する情報を表示する印
    鑑照合システムにおいて、 帳票に捺印された被照合印影を画像として取得する画像
    入力手段を有する印鑑照合端末装置と、登録印影を格納
    した印影データベースとを通信回線を介して接続し、 前記印鑑照合端末装置は、 前記画像入力手段が取得した被照合印影および該被照合
    印影に対応する口座番号を前記印影データベースに送信
    し、 前記印影データベースは、 前記印鑑照合端末装置から受信した口座番号に対応する
    登録印影と前記被照合印影とを照合し、該照合結果を前
    記印鑑照合端末装置に送信することを特徴とする印鑑照
    合システム。
  7. 【請求項7】 登録印影と被照合印影とを比較し、該比
    較結果に基づいて印鑑照合を支援する情報を表示する印
    鑑照合プログラムを記憶した媒体において、 帳票に捺印された被照合印影を画像として取得するとと
    もに、通信回線を介して印影データベースから登録印影
    を取得し、該取得した被照合印影と登録印影とを照合
    し、該照合結果を前記被照合印影と前記登録印影との重
    ね合わせ画像を含む支援情報として表示させる印鑑照合
    プログラムを記憶した媒体。
  8. 【請求項8】 登録印影と被照合印影とを比較し、該比
    較結果に基づいて印鑑照合を支援する情報を表示する印
    鑑照合プログラムを記憶した媒体において、 帳票に捺印された被照合印影を画像として取得するとと
    もに、該取得した被照合印影を通信回線を介して印影デ
    ータベースへ送信し、前記印影データベースから前記通
    信回線を介して受信した前記被照合印影と登録印影との
    照合結果を前記被照合印影と前記登録印影との重ね合わ
    せ画像を含む支援情報として表示させる印鑑照合プログ
    ラムを記憶した媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003208487A (ja) * 2002-01-11 2003-07-25 Hitachi Ltd 記録情報の原本性確認方法およびシステム
JP2003208488A (ja) * 2002-01-11 2003-07-25 Hitachi Ltd 記録情報の原本性確認方法およびシステム
JP2014235665A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 富士通フロンテック株式会社 携帯型情報端末装置、印影照合システム、印影照合方法、及び、プログラム

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