JP2001296302A - 測定支援システム及び測定支援方法 - Google Patents

測定支援システム及び測定支援方法

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JP2001296302A
JP2001296302A JP2000112893A JP2000112893A JP2001296302A JP 2001296302 A JP2001296302 A JP 2001296302A JP 2000112893 A JP2000112893 A JP 2000112893A JP 2000112893 A JP2000112893 A JP 2000112893A JP 2001296302 A JP2001296302 A JP 2001296302A
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Satoshi Asai
聰 浅井
Koichi Ishikawa
紘一 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種測定を迅速、かつ正確に行うことを可能
とし、さらには各ユーザにおける測定手段を用いて行う
測定に対する負担を著しく軽減させることを可能とする
測定支援システム及び測定支援方法を提供する。 【解決手段】 本発明は、ネットワーク1を介して接続
された複数の測定手段2と、特定ユーザの要求により、
測定手段2に対して測定手段2が使用して所定の測定を
行うための測定情報4を提供するネットワーク1に接続
された測定情報提供手段3とを含む測定支援システム及
び測定支援方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定支援システム
及び測定支援方法に関し、より詳細には、所定の測定手
段を用いて測定を行うことを希望する測定手段のユーザ
に対して、測定手段が使用する測定情報を提供すること
により、測定を支援する測定支援システム及び測定支援
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、バイオテクノロジー、半導体、医
療、医薬といった技術分野においては、各種の物性測定
技術・分析技術により、新規な特性に対する知見を得、
その知見に基づいて必要とされるDNAシーケンス、新
規機能を発現させるためのデバイス構成、医薬品の開発
指針の決定等が行われることが多い。また、上述した技
術分野において用いられる各種の製造プロセス等におい
てプロセスを管理するためにも、上述した物性測定技術
・分析技術が広く用いられていて、これらの物性測定に
基づいて所定の製品を安定提供することが可能とされて
いる。このため、物性測定や、分析技術においては各種
測定をより迅速、確実に行うことが必要となっている。
【0003】近年では、このような物性測定、分析に
は、多くの場合コンピュータ手段が用いられている。こ
のコンピュータ手段は、通常では所定の測定を行うため
のシステムプログラムを記憶していて、このシステムプ
ログラムを実行させることにより、多くの場合オートサ
ンプラといった連続的な試料供給手段を用いて所定のサ
ンプル数について、各種の測定を自動で行うようにされ
ている場合が多い。従来では、このような物性測定、分
析技術における測定条件は、各測定を行うユーザが個別
に設置した物性・分析測定センター等において、測定者
が測定・分析を行いユーザ独自の条件として確立させ、
使用されている。
【0004】しかしながら、上述した先端技術分野にお
ける測定・分析は、多くの場合複雑で時間を必要とする
作業である。またその測定条件を確立させるため、ユー
ザ個々においてそのための人員を確保することは、測定
のノウハウとしての測定条件・測定手法を特定のユーザ
が保存することが必要となるとしても、同種の測定が各
ユーザにおいて現実的には平行して行われることを考え
れば、必ずしも効率的とはいえない。
【0005】また、上述した分野においては権利の妥当
性の判断を、多くの場合、分析・物性の測定によらなけ
ればならないことも多く、このためにも高い信頼性を有
する分析測定及び物性測定の条件を迅速に入手すること
が必要とされる。
【0006】一方で、測定手段を提供する提供者におい
ては、実際に測定手段によりどのような測定が可能であ
り、どのような測定プロセスがそのために使用されるか
を検討することは、新たな測定手段の開発を行ない、ま
た測定手段の購入者に対するユーザサービスのために
は、いずれにせよ行わなければならない必要な研究・開
発プロセスである。しかしながら、測定手段の提供者に
おいても上述した先端技術分野における個々のユーザの
要求に対して測定条件、測定プロセスを含む測定情報を
個別に提供するのではコストがかさみ、またそのための
要員を確保しなければならないという不都合を生じ、こ
れが測定手段のユーザに対してサービスコストを増大さ
せてしまうことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年における測定手段
に用いられる周辺機器及びコンピュータの進歩により、
一定の測定手段は、種々の条件において測定できるよう
に構成できるとはいえ、多くの場合には、一定の測定シ
ーケンスが決まってしまえばサンプルをセットするだけ
で自動的に所定のサンプルを測定して結果が得られるよ
うにされている。
【0008】このため、近年においては、上述した測定
及び分析において最も困難で、かつ労力を要するのは、
いかにして最適な測定条件を見出すか、又は最適な測定
条件を入手して、その条件の下でいかに迅速かつ正確に
測定手段を動作させるかということにある、ということ
ができる。
【0009】すなわち、本発明は、測定手段のユーザの
負担を軽減し、各種測定を迅速、かつ正確に行うことを
可能とし、さらには各ユーザに対し、測定手段を用いて
行う測定に対する負担を著しく軽減させることを可能と
する測定支援システム及び測定支援方法を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
【0011】本発明の上記目的は、本発明の測定支援シ
ステム及び測定支援方法を提供することにより達成され
る。
【0012】すなわち、本発明の本発明の請求項1の発
明によれば、ネットワークを介して接続された複数の測
定手段と、特定ユーザの要求により、該測定手段に対し
て該測定手段が使用して所定の測定を行うための測定情
報を提供する上記ネットワークに接続された測定情報提
供手段とを含む測定支援システムが提供される。
【0013】本発明の請求項2の発明によれば、上記測
定手段は、物性測定装置である、測定支援システムが提
供される。
【0014】本発明の請求項3の発明によれば、上記測
定手段は、分析装置である、測定支援システムが提供さ
れる。
【0015】本発明の請求項4の発明によれば、上記測
定手段は、ハイブリダイゼーション手法を用いるDNA
又はRNA情報測定手段である、測定支援システムが提
供される。
【0016】本発明の請求項5の発明によれば、上記測
定情報は、上記測定手段が使用可能な測定条件データフ
ァイルを含む、測定支援システムが提供される。
【0017】本発明の請求項6の発明によれば、上記測
定情報は、上記測定条件データと、上記測定条件を実行
可能とするシステムプログラムとを含み、上記測定手段
の動作を可能とする実行可能ファイルとして提供され
る、測定支援システムが提供される。
【0018】本発明の請求項7の発明によれば、所定の
測定を行うための測定情報を得るステップと、ネットワ
ークに接続され、上記測定情報を記録する測定情報提供
手段を与えるステップと、上記所定の測定を行うための
測定手段の特定ユーザの要求により、上記測定情報を上
記特定ユーザに対して上記ネットワークを介して提供す
るステップと、上記測定手段が提供された上記測定情報
を用いて上記所定の測定を実行するステップとを含む、
測定支援方法が提供される。
【0019】本発明の請求項8の発明によれば、上記測
定手段は、物性測定装置である、測定支援方法が提供さ
れる。
【0020】本発明の請求項9の発明によれば、上記測
定手段は、分析装置である、測定支援方法が提供され
る。
【0021】本発明の請求項10の発明によれば、上記
測定手段は、ハイブリダイゼーション手法を用いるDN
A又はRNA情報測定手段である、測定支援方法が提供
される。
【0022】本発明の請求項11の発明によれば、上記
測定情報は、上記測定手段が使用可能な測定条件データ
ファイルを含む、測定支援方法が提供される。
【0023】本発明の請求項12の発明によれば、上記
測定情報は、上記測定条件データと、上記測定条件を実
行可能とするシステムプログラムとを含み、上記測定手
段の動作を可能とする実行可能ファイルとして提供され
る、測定支援方法が提供される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面をもって詳細
に説明する。
【0025】本発明における測定手段としては、概ね物
性測定手段や分析手段を挙げることができ、具体的に
は、例えばDNAやRNAの分析機器、ESRやNM
R、示差走査熱分析、熱機械分析、粘弾性測定分析、ガ
ス吸着による表面積測定、赤外線や紫外・可視光線を用
いる吸光光度分析、質量分析、ガスクロマトグラフィ
ー、高速液体クロマトグラフィーといったクロマトグラ
フィー分析、原子吸光分析、X線回折、半導体デバイス
におけるデバイス分析等に用いられる各種測定手段を挙
げることができるが、本発明はこれらの測定手段に限定
されるものではない。
【0026】特に、本発明は、サンプルの調製及びセッ
トを除いてデータ解析まで自動的に行うことができるよ
うに構成された測定手段において特に好ましく用いられ
る。また、可能である場合には、本発明において用いら
れる測定手段は、サンプル調製、セットをロボット等を
用いて自動的に行わせることが可能とされていても良
い。
【0027】図1は、本発明の測定支援システムの概要
を示した図である。本発明の測定支援システムは、ネッ
トワーク1を介して接続された複数の測定手段2と、こ
の複数の測定手段2へと測定情報を提供することができ
る測定情報提供手段3とを含んで構成されている。この
測定情報提供手段3には、測定手段2へと測定手段2が
使用する測定情報4が複数記憶されている。この測定情
報手段3は、測定手段2の特定のユーザからの要求に応
じて測定情報を提供する。測定情報4は、必ずしも1つ
の測定手段のための測定情報ばかりではなく、測定手段
2の種類に応じて測定手段2毎の測定情報セットとして
記憶されていても良い。
【0028】この測定情報提供手段3は、PENTIU
M(商標:インテル社)といったマイクロプロセッサ又
はこれと互換性を有するマイクロプロセッサを搭載し
た、パーソナルコンピュータ又はワークステーションか
ら構成されるコンピュータ・サーバとされていて、WI
NDOWS(商標:マイクロソフト・コーポレイショ
ン)、WINDOWS NT(商標:マイクロソフト・
コーポレイション)、OS/2(商標:インターナショ
ナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション)、A
IX(商標:インターナショナル・ビジネス・マシーン
ズ・コーポレイション)、ユニックス、リナックスとい
ったオペレーティングシステムを動作させることができ
るように構成することができる。
【0029】測定情報提供手段3に記憶される測定情報
には、サンプル濃度といったサンプル条件、使用試薬、
前処理条件、測定シーケンス、測定温度、データ処理方
法等、一定の分析を完了させるために必要とされるデー
タを含ませることができる。この測定情報提供手段3へ
の測定情報入力は、手作業で行うこともできるが、測定
情報提供手段3に測定手段2をさらに接続して、オンラ
インで、測定情報提供手段3へとデータが蓄積されるよ
うにされていても良い。
【0030】また、この測定情報提供手段3は、測定情
報4を特定のユーザが測定情報提供手段3に対して測定
情報4の提供を要求した場合に、測定情報提供手段3か
ら、例えばインターネットといったネットワーク手段を
介したいわゆる電子メールといった形態により、測定手
段2が直接読み取れるフォーマットとしてダウンロード
させるようにされていることが好ましい。ネットワーク
としては、上述したいわゆるインターネットの他、TC
P/IPといった通信プロトコルにより遠隔的に接続さ
れた情報提供手段3と、測定手段2とを通信させること
ができれば、光通信、LAN/WANといったいかなる
ネットワークでも用いることができる。また、通信プロ
トコルとしては、TCP/IP以外にも適切ないかなる
通信プロトコルでも用いることができる。
【0031】測定情報提供手段3が提供することができ
る測定情報としては、上述した各種の測定条件データを
例えば、テキスト、HTML、又はその測定手段に固有
のフォーマットとして記憶させた電子的ファイルを挙げ
ることができる。
【0032】測定情報提供手段3から提供される測定情
報4は、ユーザに対してハードコピーとして提供するこ
ともでき、この場合には、ユーザがプリンタ、又はこれ
以外の適切な出力手段により出力されたハードコピーか
ら測定情報4をキーボード等を用いて手入力するように
されていても良い。
【0033】また、測定情報提供手段3は、新たな測定
を行うために必要とされる測定シーケンスをダウンロー
ドしたユーザが、再度システムソフトウエアを別途購入
して再度インストールすることなく、測定手段2に実行
させることができるようにして提供することも可能であ
る。このようにする場合には、要求した測定シーケンス
を測定条件と共に実行させるためのシステムソフトウエ
ア、又はサブルーチンと、測定条件データとを、測定手
段2が実行可能なファイルとして同時に提供される。
【0034】このような実行可能なファイルは、これま
でに知られているいかなる方法によっても作成すること
ができる。この場合、このような実行可能なファイル
は、いわゆるマクロ言語を用いて作成することができ
る。このような実行可能なファイルや、マクロ言語は、
例えば“C”言語といったプログラミング言語の他、適
切ないかなるオブジェクト指向型のプログラミング言語
を用いても作成することができる。
【0035】このようにシステムソフトウエアと共に測
定情報4がダウンロードされる場合には、測定手段2
は、その記憶手段内の所定の領域に当該測定情報4を格
納しておき、ユーザの必要に応じて測定手段2を再起動
等させて、ダウンロードさせた実行可能ファイルを測定
手段2が直接使用して測定動作を実行することができる
ようにされていても良い。しかしながら、これ以外にも
同様の動作を行わせることができるいかなる方法でも用
いることができる。
【0036】このような方法としては例えば、測定情報
をダウンロードしたユーザが、実行可能ファイル又は測
定条件データが含まれたファイルを周知のように、例え
ば「カスタムデータ読み込み」、「システムプログラム
読み込み」といった測定装置2のディスプレイ上に表示
されたメニューから、ファイル名を特定してキーボード
操作により実行させることにより、測定手段2がダウン
ロードした測定情報を直接用いて測定を行うことが可能
とされていても良い。
【0037】また、これとは別に、測定手段2は、画面
上に開かれたウインドウ上に表示されたダウンロードさ
れたファイルを実行させるための表示、例えばアイコン
を操作して、マウス等のポインタ手段を介して実行可能
ファイルを実行させるようにされていても良い。
【0038】測定情報4の提供の際には、測定情報提供
手段3は、特定ユーザからの測定情報要求であることを
判断して、測定情報提供手段3がその時点で提供しうる
測定情報を、その目的、特定項目、制限といったコメン
トと共に、ネットワークを介して適切なブラウザソフト
ウエアを用いて特定ユーザの測定手段2の画面上に表示
させる。この際には、これまで知られているいかなるブ
ラウザソフトウエアを用いることができる。測定情報4
を要求した特定のユーザは、測定装置2の画面上に表示
された測定情報のリストから、各自が必要とする測定情
報を指定して、ダウンロードを行う。
【0039】このようにしてダウンロードした測定情報
4を使用して、測定手段2が各種の測定を行なう。この
ようにすることにより、測定手段2の特定ユーザは、測
定情報4が測定情報提供手段3に蓄積されている場合に
はタイムラグを生じずに、かつ入力ミスといった不都合
を生じさせずに低コストに迅速・高信頼性の測定を行う
ことが可能となる。
【0040】また、本発明において測定手段2が測定情
報4の提供を受ける第2の態様としては、ネットワーク
1を介して測定情報提供手段3へと測定手段2がアクセ
スし、測定情報提供手段3内に測定情報4と共に記憶さ
れたシステムソフトウエアを、測定手段2に使用させる
ことにより行わせる態様を挙げることができる。この場
合、異なった複数のユーザから測定情報4の提供を求め
られた測定情報提供手段3は、そのCPUを複数の特定
ユーザへとシェアさせ、かつ、それぞれの測定手段2に
適合するシステムソフトウエアを複数の測定手段2にシ
ェアさせることにより行うことができる。このようなシ
ステムとしては、具体的にはシトリックス(Citrix)社製
のメタフレーム(MetaFrame(商標:シトリックス社)を
挙げることができる。
【0041】測定情報提供手段3が特定ユーザであるこ
とを特定するためには、種々の手段を用いることができ
る。例えば、測定手段をユーザが購入した際、あるいは
利用登録を行った際に、特定のユーザ名と、ユーザ識別
番号(ユーザID)を付与しておき、特定ユーザが測定
情報提供手段3へとアクセスした場合に、ユーザ名と、
ユーザIDとを入力させることにより、測定情報4の提
供を可能とする表示を所定のウインドウの形態で提供す
るようにしておくことが可能である。また、このユーザ
IDは、測定手段2をその特定ユーザが購入または使用
することが明確であれば、購入実績の有無を問わず、特
定のユーザへと提供することが可能である。
【0042】さらに、特定のユーザが測定情報4を入手
した場合には、測定情報提供手段3は、測定情報4に対
応した課金を行うことを特定ユーザへと通知するように
されていることが好ましい。この課金情報に基づく支払
いは、従来知られているいかなる方法により行うことが
でき、例えば、ウエッブサイトを介して、カード番号
や、取引銀行情報を入力させる方式、予めユーザIDを
付与する際にオフラインで課金先を登録しておく方式、
また可能である場合には、電子商取引を用いる方式等を
挙げることができる。
【0043】図2には、本発明の測定支援方法のフロー
チャートを示す。図2に示した本発明の測定支援方法
は、ステップ101から開始し、ステップ102におい
て、ユーザが測定情報4の提供を受けるために、ユーザ
名及びユーザIDの入力を要求する。ステップ103で
は、測定情報提供手段3は、入力されたユーザ名及びユ
ーザIDの正当性を判断する。ステップ103において
は、ユーザがユーザ名と、ユーザIDとを入力しない場
合や、ユーザ名とユーザIDとが一致しない場合(N
O)には、本発明の測定支援方法は、ステップ104へ
と進行し、測定情報の提供を中止するか、又は他の測定
情報に関連した一般的な情報の提供サービスを行う。ユ
ーザ特定する方法は、上述した方法以外にもこれまで知
られているいかなる方法でも用いることができる。
【0044】ユーザの入力したユーザ名と、ユーザID
とが一致した場合(YES)には、本発明の測定支援方
法は、ステップ105へと進行して、特定の測定機器、
測定目的、測定内容、測定上の制限といった各種の測定
情報4をブラウザソフトウエアを介してユーザの測定手
段2へと表示させる。ついでステップ106において測
定手段2の画面上に表示された情報に基づいてユーザは
所定の測定情報4を選択し、ステップ107において所
定の測定情報をダウンロードする。
【0045】上述したようにダウンロードされる測定情
報は、測定条件データのみから構成されている場合、又
は測定条件データを含む測定シーケンスを実行させる実
行可能ファイルとされている。測定情報4のダウンロー
ドを行った測定手段2は、ステップ108においてダウ
ンロードしたファイルを測定手段2に搭載された記憶手
段へと、その後ユーザにより選択される所定の動作のた
めに記憶する。また、本発明の測定支援方法において
は、ダウンロードした測定情報4が測定条件データか、
又は実行可能ファイルであるかを判断して適切な記憶領
域に記憶させるステップを含んでいても良い。この後、
本発明の測定支援方法においては、上述したように記憶
された測定情報4を用いて測定手段2が測定を行うこと
になる。
【0046】
【実施例】以下、本発明をバイオテクノロジーにおける
免疫染色システムに適用した場合を実施例としてさらに
詳細に説明するが、本発明は、下記実施例に限定される
ものではない。
【0047】図3は、バイオテクノロジー分野において
多用される免疫染色システムを示す。図3に示される免
疫染色システムは、分析システムを制御するためのシス
テムコンピュータ5と、このシステムコンピュータ5に
より駆動される処理モジュール6と、処理モジュール6
へと必要な試薬、溶媒等を供給するためのバッファーモ
ジュール7とから構成されている。システムコンピュー
タ5は、電話回線又はISDNといった回線8によりイ
ンターネット等のネットワーク1を介して測定情報提供
手段3へと接続されている。
【0048】また、このシステムコンピュータ5は、P
ENTIUM(商標:インテル社)といったマイクロプ
ロセッサ又はこれと互換性を有するマイクロプロセッサ
を搭載するパーソナルコンピュータ又はワークステーシ
ョンとされていて、WINDOWS(商標:マイクロソ
フト・コーポレイション)、WINDOWS NT(商
標:マイクロソフト・コーポレイション)、OS/2
(商標:インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・
コーポレイション)、AIX(商標:インターナショナ
ル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション)、ユニ
ックス、リナックスといったオペレーティングシステム
を動作させることができるように構成されており、適宜
インターネットといったネットワークを介して測定情報
提供手段3とインタラクティブに通信可能なブラウザソ
フトウエアを搭載している。
【0049】処理モジュール6には、オートサンプラ9
が装着されており、サンプル調製を行った後、温度、試
薬、等の測定条件にしたがって、in situハイブリダイ
ゼーション処理を行って、免疫染色や、TUNEL法の
自動処理を行う構成とされている。
【0050】バッファモジュール7は、処理モジュール
6により連続的に処理される分析工程に必要とされる試
薬等を、分析が連続して行われる間、途絶えることがな
いように連続して供給している。この処理モジュール6
についても、システムコンピュータ5により制御されて
いる。
【0051】このシステムのユーザが新たな測定情報を
必要とする場合、システムコンピュータ5に搭載された
ブラウザソフトウエアを立ち上げ、測定情報提供手段3
へとアクセスする。この際ユーザは、予め付与されたユ
ーザ名、ユーザIDの入力を測定情報提供手段3から要
求される。ユーザIDの入力の後、測定情報提供画面が
システムコンピュータ5のスクリーン上に開かれ、ユー
ザは必要な測定情報4を選択して、ダウンロードを行
う。
【0052】このダウンロードの後、測定情報4は、シ
ステムコンピュータ5の記憶手段により、ダウンロード
されたファイルを記憶するディレクトリといった記憶領
域に記憶される。ユーザは、画面上に開かれたウインド
ウ上に表示されたダウンロードされたファイルを実行さ
せるための表示、例えばアイコンを、マウス等のポイン
タ手段を介して操作して、システムコンピュータ5にダ
ウンロードした測定情報4を読取るか、又は実行させる
ことにより、免疫染色システムがダウンロードした測定
情報を直接用いて測定を行う。
【0053】この免疫染色システムは、サンプルの調製
以外全自動で分析を進行させるように構成されているの
で、ダウンロードされた測定情報に基づいて、試薬種、
試薬量、前処理、温度、ハイブリダイゼーション時間等
を自動的に設定し測定をデータ処理が終了するまで実行
することができる。
【0054】表1には、上述した免疫染色システムの自
動測定を実行させるために必要な測定情報の一例を示
す。
【0055】
【表1】 AB;アンチボディ(抗体) DIG;ディゴキシゲニン(Digoxigenin) PBS;リン酸緩衝溶液 anti Sheep Biotin labeled;抗ヒツジビオチンラベル
抗体
【0056】
【発明の効果】これまで特定の実施例に基づいて本発明
を説明してきたが、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、バイオテクノロジー、半導体、医
療、医薬といった技術分野において用いられる物性測
定、分析といった自動化測定手段において適用できるこ
とはいうまでもないことである。
【0057】したがって、本発明によれば、バイオテク
ノロジー、半導体、医療、医薬といった技術分野におい
て測定手段のユーザの負担を軽減し、各種測定を迅速、
かつ正確に行うことを可能とし、さらには各ユーザにお
ける測定手段を用いて行う測定に対する負担を著しく軽
減させることを可能とする測定支援システム及び測定支
援方法を提供することが可能となるので、きわめて産業
上の利用価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム概要を示した図。
【図2】本発明の測定支援方法を示したフローチャー
ト。
【図3】本発明の実施例に用いられる免疫染色システム
を示した図。
【符号の説明】
1…ネットワーク 2…測定手段 3…測定情報提供手段 4…測定情報 5…システムコンピュータ 6…処理モジュール 7…バッファーモジュール 8…回線 9…オートサンプラ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続された複数の
    測定手段と、 特定ユーザの要求により、該測定手段に対して該測定手
    段が使用して所定の測定を行うための測定情報を提供す
    る前記ネットワークに接続された測定情報提供手段とを
    含む測定支援システム。
  2. 【請求項2】 前記測定手段は、物性測定装置である、
    請求項1に記載の測定支援システム。
  3. 【請求項3】 前記測定手段は、分析装置である、請求
    項1に記載の測定支援システム。
  4. 【請求項4】 前記測定手段は、ハイブリダイゼーショ
    ン手法を用いるDNA又はRNA情報測定手段である、
    請求項1に記載の測定支援システム。
  5. 【請求項5】 前記測定情報は、前記測定手段が使用可
    能な測定条件データファイルを含む、請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載の測定支援システム。
  6. 【請求項6】 前記測定情報は、前記測定条件データ
    と、前記測定条件を実行可能とするシステムプログラム
    とを含み、前記測定手段の動作を可能とする実行可能フ
    ァイルとして提供される請求項1〜請求項5のいずれか
    1項に記載の測定支援システム。
  7. 【請求項7】 所定の測定を行うための測定情報を得る
    ステップと、 ネットワークに接続され、前記測定情報を記憶する測定
    情報提供手段を与えるステップと、 前記所定の測定を行うための測定手段の特定ユーザの要
    求により、前記測定情報を前記特定ユーザに対して前記
    ネットワークを介して提供するステップと、 前記測定手段が提供された前記測定情報を用いて前記所
    定の測定を実行するステップとを含む、測定支援方法。
  8. 【請求項8】 前記測定手段は、物性測定装置である、
    請求項7に記載の測定支援方法。
  9. 【請求項9】 前記測定手段は、分析装置である、請求
    項7に記載の測定支援方法。
  10. 【請求項10】 前記測定手段は、ハイブリダイゼーシ
    ョン手法を用いるDNA又はRNA情報測定手段であ
    る、請求項7に記載の測定支援方法。
  11. 【請求項11】 前記測定情報は、前記測定手段が使用
    可能な測定条件データファイルを含む、請求項7〜10
    のいずれか1項に記載の測定支援方法。
  12. 【請求項12】 前記測定情報は、前記測定条件データ
    と、前記測定条件を実行可能とするシステムプログラム
    とを含み、前記測定手段の動作を可能とする実行可能フ
    ァイルとして提供される請求項7〜請求項11のいずれ
    か1項に記載の測定支援方法。
JP2000112893A 2000-04-14 2000-04-14 測定支援システム及び測定支援方法 Pending JP2001296302A (ja)

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