JP2001295796A - 床下等の換気システム用送風機 - Google Patents

床下等の換気システム用送風機

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JP2001295796A
JP2001295796A JP2000114723A JP2000114723A JP2001295796A JP 2001295796 A JP2001295796 A JP 2001295796A JP 2000114723 A JP2000114723 A JP 2000114723A JP 2000114723 A JP2000114723 A JP 2000114723A JP 2001295796 A JP2001295796 A JP 2001295796A
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gear
motor
fan cover
fan
blower
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JP2000114723A
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Yasuto Imai
康人 今井
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YAZAWA KK
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YAZAWA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送風機のファンカバーを全方位(360度)
回転可能とし、若しくは所定角度だけ往復移動可能とし
た、床下等の換気システムにおける新規な送風機構造を
提供する。 【解決手段】 上部シャーシ11と、下部シャーシ12
とを複数の結合棒13で間隔を置いて対峙させて空域1
4を形成し、上記空域14にはモータ15により駆動さ
れるファン16が配設されており、上記下部シャーシ1
2の外面には上記モータ15の回転軸18と係合させた
ギヤ装置21などの回転伝達機構を設け、上記モータ1
5が駆動すると、上記ギヤ装置21等の回転伝達機構を
介して上記ファンカバー17が上記上部シャーシ11と
上記下部シャーシ12の間の上記空域14内を回転可能
としてなる、床下等の換気システム用送風機である。こ
の構成により、ファンカバー17が単独で回転又は、所
定角度だけ枢動することにより、ファンカバーの送風口
としての開口部25の位置が回転(枢動)して、乾燥し
た空気の排出位置を変化させることで床下内の空気を攪
拌することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床下や天井裏など
の湿気の多い場所に配置する床下等の換気装置に関し、
より具体的には、床下などに配置して、例えば家屋南側
の乾燥空気を取り入れて家屋北側などに排出するように
した換気システムに用いて床下等の空気を攪拌しながら
外部に排出するようにした、空気攪拌型の送風機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の床下及び/又は天井裏の換気装置
は、家屋の、例えば南側と北側の枠体の所定場所に複数
の通気口を設け、この通気口(多くの場合、北側の通気
口)に換気装置を設置し、この換気装置の運転により床
下等の空気を強制的に屋外に排出することで、南側の乾
燥空気を強制通気式にて床下内に取り入れると共に、こ
の乾燥空気を床下内を移動させて乾燥に寄与せしめ、北
側の排気口より湿った空気を強制的に屋外に排出し、こ
の動作を繰り返して行うものである。これは、一般に自
然通風式と呼ばれるものであって、南側に位置した通気
口と北側に位置した通気口とを直線的に結んだ線(空気
の移動路)に沿って空気は集まり且つ移動することにな
り、そこから離れたところでは空気は効率的には移動せ
ず、従って、上記空気の移動路から離れた部分、例えば
床下の隅部等では空気が停滞したままとなって、換気の
所期目的が達成されず、その部分での土台の腐食進行は
依然として避けることが出来ない状態ともなっていた。
【0003】上記の欠陥を払拭するために種々の提案や
考案がなされている。例えば、床下内の所定位置に送風
口を設けると共に、送風機を1台又は複数台配置し、そ
の周囲の所定位置に等間隔で送風ガイドを設け床下内の
全域にまで送風し得るようにした提案もなされている。
(例えば実用新案登録第2550225号公報など。)しかし
送風機自体が吸気孔と排気孔とを有していて、それが固
定されている以上、排気され空気はその位置が一定であ
り、その排気孔が複数個設けられていても、床下などの
空間内の通気路を形成するのは限られた部分のみであ
り、通気路から外れた部分には依然として空気の淀みが
見られるものであった。また、通気路を複数個形成する
ことは、送風機のカバーの排気孔を複数個形成すること
であり、これは通気路を分割することとなり、その結果
一つの通気路における風量が分割されてしまい、送風の
到達距離が短くなり、且つ風量が減少されて、充分な効
果が得られない欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、床下
や天井裏などの換気システムにおいて上記欠点を解消
し、送風機の周囲全方位に亘って通気路とすることので
きる攪拌型の新規な送風機を提供することを目的とする
ものである。
【0005】本発明の別の目的は、送風機の周りの所定
角度に亘って通気路とすることの可能な、床下などの換
気システムにおける新規な送風機を提供することであ
る。
【0006】本発明の更に別の目的は、送風機のファン
カバーを全方位(360度)回転可能とし、若しくは所
定角度だけ往復移動可能とした、床下等の換気システム
における新規な送風機構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、板状の上部シ
ャーシと、板状の下部シャーシとを複数の結合棒で間隔
を置いて対峙させて空域を形成し、上記空域にはモータ
により駆動されるファンが配設されており、上記下部シ
ャーシの外面には上記モータの回転軸と係合させたギヤ
手段を設け、上記モータが駆動すると、上記ギヤ手段を
介して駆動ギアを回転させ、この駆動ギアに結合した上
記ファンカバーが上記上部シャーシと上記下部シャーシ
の間の上記空域内を回転可能としてなる、床下等の換気
システム用送風機である。
【0008】本発明の好適な実施例において、上記ギヤ
手段は、モータの回転軸と結合したプーリと、上記プー
リに係合した段付きギヤと、上記段付きギヤに係合し且
つ上記ファンカバーと結合された駆動ギヤとを備えてな
る床下等の換気システム用送風機である。
【0009】更に、好ましい態様として、上記駆動ギヤ
は、その一側が上記ファンカバーに固定されており、他
側が上記段付きギヤに係合されており、上記駆動ギヤ
と、下部シャーシとの間には軸受けが介装され、上記軸
受けを介して上記ファンカバーが上記上部及び下部シャ
ーシに対して回動し得るようにしてなる、床下等の換気
システム用送風機である。本発明の別の好適な実施態様
において、上記段付きギヤは、上記ファンカバーが所定
角度往復移動が出来るようにした往復移動手段を有して
なる、床下等の換気システム用送風機である。
【0010】更に本発明は、床下や天井裏に設置される
換気システムにおける送風機であって、多数の吸気孔を
形成した板状の上部シャーシ11と、上記上部シャーシ
11に対して、間隔を置いて対向する板状の下部シャー
シ12とを有し、上部シャーシ11と下部シャーシ12
の間に形成した空域14には、モータ15と、モータ1
5に結合して回転するファン16が配設されていると共
に、ファン16の外側には、ファンカバー17が上記シ
ャーシ11,12に対して回転又は枢動自在に取り付い
ており、上記下部シャーシ12の下方中央部には、モー
タ15の駆動軸18と作動結合した段付きギア20を有
するギア装置21が結合されており、上記ギア装置21
は、上記ファンカバー17に結合した駆動ギア19に係
合されており、上記モータ15の駆動により上記ファン
16が高速回転すると共に、上記駆動軸18が回転して
ギア装置21を介して駆動ギア19を回動させ、上記駆
動ギア19に結合したファンカバー17を低速で上記空
域14内を回転又は枢動させるファンカバー回動手段を
備えてなる、床下等の換気システムにおける送風機であ
る。
【0011】本発明の別の好適な実施例において、上記
ファンカバー回動手段は、モータの駆動軸に係合したプ
ーリと、このプーリに係合した5個の段付きギア手段
と、この段付きギア手段に係合した駆動ギアとを備えて
いる。
【0012】本発明の別の好適な実施例において、上記
ファンカバー回動手段は、モータの駆動軸に係合したプ
ーリと、このプーリに係合した段付きギア手段と、この
段付きギア手段に係合した駆動ギアとを有し、更に、上
記ファンカバーの底面に植設した偏芯ピンに一端を枢着
したカムレバーと、上記カムレバーの他端に形成した長
孔内を移動可能としたピンを植設したカムを前記駆動ギ
アに結合させ、上記駆動ギアの回転が上記カムとカムレ
バーを介して上記ファンカバーを所定角度だけ往復枢動
出来るようにしている。
【0013】更に、本発明の別の実施例において、モー
タは、その駆動軸がファンの中心軸と結合すると共に、
下部シャーシのファン軸受けと係合し、更にプーリを介
して段付きギアと係合し、上記段付きギアは上記駆動ギ
アと係合し、上記駆動ギアと結合されているファンカバ
ーを低速にて回動させてなる、床下や天井裏に設置され
る換気システムにおける送風機である。
【0014】更に、上記ファンカバーを低速回転させる
のにギア手段(即ち、段付きギア20と駆動ギア19)
を採用した構成に代えて例えばベルトとそれと結合及び
協働する回転体(ロール群)とを使用してもよい。即
ち、上部シャーシと、下部シャーシとを複数の結合棒で
間隔を置いて対峙させて空域を形成し、上記空域にはモ
ータにより駆動されるファンが配設されており、上記下
部シャーシの外面には上記モータの回転軸と係合させた
ベルト型減速手段を設け、上記モータが駆動すると、上
記ベルト型減速手段を介して駆動回転体を回転させ、こ
の駆動回転体に結合した上記ファンカバーが上記上部シ
ャーシと上記下部シャーシの間の上記空域内を回転可能
としてなる、床下等の換気システム用送風機である。
【0015】
【作用】本発明において、ほぼ円形の上部シャーシと、
ほぼ円形の下部シャーシとを複数の結合棒で間隔を置い
て対峙させて空域を形成し、上記空域にはモータにより
駆動されるファンが配設されており、上記下部シャーシ
の外面には上記モータの回転軸と係合させたギヤ手段を
設け、上記モータが駆動すると、上記ギヤ手段を介して
駆動ギアを回転させ、この駆動ギアに結合した上記ファ
ンカバーが上記上部シャーシと上記下部シャーシの間の
上記空域内を回転可能としてなる、床下等の換気システ
ム用送風機であるので、ファンカバーが単独で回転又
は、所定角度だけ往復枢動することにより、ファンカバ
ーの送風口としての開口部の位置が回転(枢動)して、
乾燥した空気の排出位置を変化させることで床下内の空
気を攪拌することができる。
【0016】ファンカバーの360度回転に関しては駆
動ギアと、5個の段付けギアなどのギア装置との協働に
よりなし得、また、ファンカバーの所定角度の往復移動
(枢動)は、上記駆動ギアと段付きギアとの協働の他
に、ファンカバー底部に設けたカムとカムレバーとの組
合せによって達成できる。
【0017】
【発明の実施の形態】先ず、図1、図2及び図3におい
て、多数の吸気孔11aを円環状に形成した円盤状の上
部シャーシ11と、円盤状の下部シャーシ12とを、両
者間に空域14を形成するように互いに間隔を置いて対
設させて複数の結合棒体13によって結合させる。上記
結合棒体13は、図示例では等間隔に8本立設させた構
成となっているが、棒体の形状や本数は適宜選択でき
る。また、上記2枚のシャーシ11,12の形状も、円
形の他に、全体構成を考慮して四角形、五角形などの多
角形とする等、適宜選択可能である。
【0018】上部シャーシ11と下部シャーシ12の間
に形成した空域14には、モータ15と、モータ15に
結合して回転するファン16が配設されていると共に、
ファン16の外側には、詳細は後述するように、ファン
カバー17が上下のシャーシ11,12に対して回転、
若しくは枢動自在に取り付いている。
【0019】下部シャーシ12の下方中央部には、モー
タ15の駆動軸18と作動結合した駆動ギア19および
段付きギア20を有するギア装置21が結合されてお
り、ギアカバー22に収納されている。ギア装置21
は、上記駆動ギア19を介してファンカバー17に結合
されており、モータ15の回転によりファン16が回転
すると共に、駆動軸18が回転し、それにより駆動ギア
19とギア装置21を作動させて、ファンカバー17を
ゆっくりと、或いは所望の速度で図2の矢印Aの方向に
空域14内を回転する。このファンカバー17の回転
は、2〜4回転/分、或いは数分に1回転程度の低速自
動回転とするのが望ましいが、360度の回転に代え
て、90度、120度、180度などの所定の回転角度
だけ往復枢動出来るようにしても良い。
【0020】上記所定角度の往復枢動については、7図
及び図8の機構を採用することで達成できる。この構成
は、通常の扇風機などに見られる首振り機構を基本的に
は同様であるので比較的簡単な機構により達成できる
が、好適な実施例を後述する。
【0021】ファンカバー17は、詳細を図5に示すよ
うに、円周壁23と底板24及び開口部25とを備えた
ファンカバー本体部26と、上記底板24に対向するよ
うにしたほぼ環状の上板部27とを備えており、モータ
15の回転軸に結合されたファン16を回転自在に収納
している。
【0022】図3〜図6において、モータ15は、その
駆動軸18がファンの中心軸16aと結合し、更に中心
軸16aを延出して、下部シャーシ12のファン軸受け
30を通過し、更に駆動ギア19の中心孔を自由挿通
し、プーリ35に係合する。プーリ35は、上下のギア
軸受け31及び32に支承された5個の段付きギア20
に係合して前記ギア装置21を構成する。ここで、駆動
軸18とは回転自由に挿通されて非係合状態となってい
る上記駆動ギア19は、プーリ35を介して係合されて
いる段付きギア20によって低速回転され、この駆動ギ
ア19に結合して設けたカムが低速回転し、それの伴っ
て、カム45のピン46と前記カムレバー41との協働
によりファンカバー17を所定角度枢動させる。ここ
で、駆動ギア19は、ファンカバー16にピン止めなど
の所望手段により結合され、ファン軸受け30によって
ファンカバー17を回動自在に支持している。
【0023】駆動ギア19,段付きギア20を含むギア
装置21は、ギア軸受け31,32により、複数のギア
支柱33を介してギアカバー22内に収納される。な
お、本発明は、このギア装置21に代えて、ベルトと回
転体との協働によるベルト減速手段を採用することも可
能である。
【0024】以上の構成により、モータが駆動される
と、モータ15の駆動軸が回転し、プーリ35を回転さ
せ、上記プーリに係合したギア装置21の5個の段付き
ギア20を駆動し、この段付きギア群20を介してこれ
と係合した駆動ギア19を回転させ、この駆動ギア19
に結合されたファンカバー17をゆっくりと回動させ
る。即ち、ファン軸受け30に回転自在に取り付いたフ
ァンカバー17は、その排気口たる開口部25の位置を
移動させながら上下シャーシ11、12内の空域14内
をゆっくりと回転移動する。
【0025】図7と図8は本発明の変形例である。即
ち、ファンカバー17を360度回転させるのではな
く、所定角度だけ往復移動させる構成である。この構成
は、上記実施例の360度回転機構に代えて所定角度往
復枢動させる往復枢動機構を採用した点を除けば、前記
図5及び図6の構成と同様であるので、同様な部分は図
面に同じ符号を付しただけとし、詳細な説明は省略す
る。前記5図及び6図の実施例と相違する構成は次の通
りである。
【0026】即ち、図7と図8において、ファンカバー
17の底部下方にはピン42を偏芯位置に植設し、下部
シャーシ12の上面にはファン軸受け30と同心状に円
弧状のファンカバー台40を設けてファンカバーと下部
シャーシとの間に間隔を設けると共に、上記ピン42を
枢着させる孔43を一端に形成したカムレバー41を設
けてある。このカムレバーの他端部には長孔44が穿設
されて、駆動ギア19に結合したカム45のピン46が
上記長孔内を往復移動できるように形成されている。
【0027】更に、図7及び図8において、モータ15
の駆動軸18がファン16の中心軸16aとファンカバ
ー17の中心孔を通過し、更にカム45と駆動ギア19
に対してとは回動自在に挿通されてプーリ35に結合さ
れている。モータ15の回転によりファンを16を回転
させると共に駆動ギア19の中心孔を自由挿通してプー
リ35と係合し、このプーリ35の回転により5個の段
付きギア20を駆動して駆動ギア19を回転させ、これ
により、カム45を回動させる。この動作は前記360
度回転の場合と同様である。本実施例では、このとき、
駆動ギア19の回転により、カム45は回転してカムレ
バー41を移動させ、カム45のピン46は前記カムレ
バー41の長孔44内を往復移動することになるため、
ピン42によってカムレバーと結合したファンカバー1
7は所定の角度だけ枢動運動を繰り返す。
【0028】このように、本発明の送風機は、吸い込ん
だ空気を排出する際に複数箇所に分岐することなく、ま
とまった空気をそのまま排出口からまとめて排出出来る
ので排出空気の量を減少させることがないし、ファンカ
バー17が所定のゆっくりした速度で回転、又は所定の
角度だけ往復枢動を行えるので、排出空気量を減少させ
ることなく床下又は天井裏の空気を攪拌することが出来
る。その為、極めて効率のより換気を行うことが出来
る。
【0029】このように構成された床下等の換気システ
ム用送風機は、床下や天井裏の適当な位置、例えば、図
示を省略したが家屋の南側に面して配置した通気口と北
側に配置した排気口との間の所定位置に、移動可能に或
いは固定的に設置される。
【0030】この場合、従来の固定型送風機を排除し
て、南側の乾燥した空気の流入は通気口を介した自然通
気に依存して、本発明の全方位型の送風機のみの構成と
することでも、床下内の空気は充分に攪拌出来る。しか
し、従来の固定型の送風機を、そのまま従来例通り、床
下或いは天井裏の基礎の外枠部分に設けた通気口(特に
排気口側)の近傍に配置させ、強制的に湿った空気を外
部に排出させることで南側の通気口からの乾燥空気の取
り入れを達成出来るので、更に望ましい換気が達成出来
る。
【0031】また、本発明による全方位型、即ち、36
0度回転型の送風機を複数個回転のタイミングをずらし
て同一の床下などに設置しても良いし、360度回転型
の送風機と所定角度往復移動型の送風機とを併用するこ
とも可能である。このような複数の送風機を採用する場
合には回転による送風の方向が送風機毎に互いに相殺し
てしまわないように配慮して、適切な位置及び適切な回
転タイミングとすることが必要である。
【0032】上記構成は、ファンカバーを低速回転させ
るのにギア手段(即ち、段付きギア20と駆動ギア1
9)を採用した構成を示したが、本発明はこの構成に限
定されるものではなく、図示を省略するが、例えばベル
トとそれと結合及び協働する回転体(ロール群)とを使
用してもよい。その場合には、次の構成となる。即ち、
上部シャーシと、下部シャーシとを複数の結合棒で間隔
を置いて対峙させて空域を形成し、上記空域にはモータ
により駆動されるファンが配設されており、上記下部シ
ャーシの外面には上記モータの回転軸と係合させたベル
ト型減速手段を設け、上記モータが駆動すると、上記ベ
ルト型減速手段を介して駆動回転体を回転させ、この駆
動回転体に結合した上記ファンカバーが上記上部シャー
シと上記下部シャーシの間の上記空域内を回転可能とし
てなる、床下等の換気システム用送風機とすることも可
能である。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、上部シ
ャーシと、下部シャーシとを複数の結合棒で間隔を置い
て対峙させて空域を形成し、上記空域にはモータにより
駆動されるファンが配設されており、上記下部シャーシ
の外面には上記モータの回転軸と係合させたギヤ手段を
設け、上記モータが駆動すると、上記ギヤ手段を介して
上記ファンカバーが上記上部シャーシと上記下部シャー
シの間の上記空域内を回転可能としてなる、床下等の換
気システム用送風機とした構成であるので、ファンカバ
ーが単独で低速回転し、又は、所定角度だけ枢動するこ
とにより、ファンカバーの送風口としての開口部25の
位置が回転(枢動)して、通気口より順次床下空気を外
部に効率よく排出することが出来るので換気効率が上昇
するものである。なお、上記本発明の全方位型或いは所
定角度往復回転型の送風機は、従来より広く採用されて
いる強制排気型の送風機と関連させて併用することで、
一層の換気効果を期待することが出来る。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による換気システム用送風機の内部の一
部を透視した状態の斜視図である。
【図2】図1に示す本発明の送風機の平面図であり、フ
ァンカバーが回転可能とした構成を示す図である。
【図3】本発明の換気システム用送風機の構成を示す断
面図である。
【図4】図3に示したギア装置の内部構成を示す図であ
る。
【図5】本発明による換気システム用送風機の構造を示
す分解斜視図である。
【図6】本発明の換気システム用送風機のギア構成とモ
ータとの結合を示す一部破断の斜視図である。
【図7】本発明の別の実施例に換気システム用送風機の
構造を示す分解斜視図であり、図5に相当する図であ
る。
【図8】本発明の図7の実施例における換気システム用
送風機のギア構成とモータとの結合を示す一部破断の斜
視図であり、図6に相当する図である。
【符号の説明】
11 上部シャーシ 12 下部シャーシ 13 棒状結合部材 14 空域 15 モータ 16 ファン 17 ファンカバー 18 駆動軸 19 駆動ギア 20 段付きギア 21 ギア装置 25 ファンカバーの排気口 30 ファン軸受け 40 ファンカバー台 41 カムレバー 42 ピン 45 カム 46 ピン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部シャーシと、下部シャーシとを複数
    の結合棒で間隔を置いて対峙させて空域を形成し、上記
    空域にはモータにより駆動されるファンが配設されてお
    り、上記下部シャーシの外面には上記モータの回転軸と
    係合させたギヤ手段を設け、上記モータが駆動すると、
    上記ギヤ手段を介して駆動ギアを回転させ、この駆動ギ
    アに結合した上記ファンカバーが上記上部シャーシと上
    記下部シャーシの間の上記空域内を回転可能としてな
    る、床下等の換気システム用送風機。
  2. 【請求項2】上記ギヤ手段は、モータの回転軸と結合し
    たプーリと、上記プーリに係合した段付きギヤと、上記
    段付きギヤに係合し且つ上記ファンカバーと結合された
    駆動ギヤとを備えてなる請求項1記載の床下等の換気シ
    ステム用送風機。
  3. 【請求項3】上記駆動ギヤは、その一側が上記ファンカ
    バーに固定されており、他側が上記段付きギヤに係合さ
    れており、上記駆動ギヤと、下部シャーシとの間には軸
    受けが介装され、上記軸受けを介して上記ファンカバー
    が上記上部及び下部シャーシに対して回動し得るように
    してなる、請求項1記載の床下等の換気システム用送風
    機。
  4. 【請求項4】上記段付きギヤは、上記ファンカバーが所
    定角度往復移動が出来るようにした往復移動手段を有し
    てなる、請求項1記載の床下等の換気システム用送風
    機。
  5. 【請求項5】床下や天井裏に設置される換気システムに
    おける送風機であって、 多数の吸気孔を形成した板状の上部シャーシと、 上記上部シャーシに対して、間隔を置いて対向する板状
    の下部シャーシとを有し、 上部シャーシと下部シャーシの間に形成した空域には、
    モータと、このモータに結合して回転するファンが配設
    されていると共に、上記ファンの外側には、ファンカバ
    ーが上記シャーシに対して回転又は枢動自在に取り付い
    ており、 上記下部シャーシの下方中央部には、モータの駆動軸と
    作動結合した段付きギアを有するギア装置が結合されて
    おり、 上記ギア装置は、上記ファンカバーに結合した駆動ギア
    に係合されており、 上記モータの駆動により上記ファンが高速回転すると共
    に、上記駆動軸が回転してギア装置を介して駆動ギアを
    回動させ、これにより、上記駆動ギアに結合したファン
    カバーを低速で上記空域内を回転又は枢動させるファン
    カバー回動手段を備えてなる、床下等の換気システムに
    おける全方位型の送風機。
  6. 【請求項6】上記ファンカバー回動手段は、モータの駆
    動軸に係合したプーリと、このプーリに係合した複数の
    の段付きギア手段と、この段付きギア手段に係合した駆
    動ギアとを備えている請求項4記載の床下等の換気シス
    テムにおける送風機。
  7. 【請求項7】上記ファンカバー回動手段は、モータの駆
    動軸に係合したプーリと、このプーリに係合した段付き
    ギア手段と、この段付きギア手段に係合した駆動ギアと
    を有し、更に、上記ファンカバーの底面に植設した偏芯
    ピンに一端を枢着したカムレバーと、上記カムレバーの
    他端に形成した長孔内を移動可能としたピンを植設した
    カムを前記駆動ギアに結合させ、上記駆動ギアの回転が
    上記カムとカムレバーを介して上記ファンカバーを所定
    角度だけ往復枢動出来るようにした請求項5の床下等の
    換気システムにおける送風機。
  8. 【請求項8】上記モータ15は、その駆動軸18がファ
    ンの中心軸16aと結合すると共に、下部シャーシ12
    のファン軸受け30と係合し、更にプーリ35を介して
    段付きギア20と係合し、上記段付きギア19は上記駆
    動ギア19と係合し、上記駆動ギアと結合されているフ
    ァンカバーを低速にて回動させてなる、請求項4項記載
    の床下や天井裏に設置される換気システムにおける送風
    機。
  9. 【請求項9】上部シャーシと、下部シャーシとを複数の
    結合棒で間隔を置いて対峙させて空域を形成し、上記空
    域にはモータにより駆動されるファンが配設されてお
    り、上記下部シャーシの外面には上記モータの回転軸と
    係合させたベルト型減速手段を設け、上記モータが駆動
    すると、上記ベルト型減速手段を介して駆動回転体を回
    転させ、この駆動回転体に結合した上記ファンカバーが
    上記上部シャーシと上記下部シャーシの間の上記空域内
    を回転可能としてなる、床下等の換気システム用送風
    機。
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