JP2001295615A - 内燃機関用バルブリフタ及びその製造方法 - Google Patents

内燃機関用バルブリフタ及びその製造方法

Info

Publication number
JP2001295615A
JP2001295615A JP2000113470A JP2000113470A JP2001295615A JP 2001295615 A JP2001295615 A JP 2001295615A JP 2000113470 A JP2000113470 A JP 2000113470A JP 2000113470 A JP2000113470 A JP 2000113470A JP 2001295615 A JP2001295615 A JP 2001295615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rib
valve lifter
skirt
skirt portion
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000113470A
Other languages
English (en)
Inventor
Masabumi Ishizaka
正文 石坂
Yoji Fukazawa
洋二 深沢
Iwao Tejima
巌 手島
Susumu Aoyama
進 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riken Corp filed Critical Riken Corp
Priority to JP2000113470A priority Critical patent/JP2001295615A/ja
Publication of JP2001295615A publication Critical patent/JP2001295615A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブリフタのスカート部の変形量を小さく
しかつスカート部の強度を向上させる。 【解決手段】 バルブリフタ(15)の内周面に格子状
のリブ(23,24)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関用バルブリ
フタ、特に変形量の小さいスカート部を備えた軽量な内
燃機関用バルブリフタ、及びその製造方法とそのための
金型に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用バルブリフタ15は、図5及
び図6に示すように、カムシャフト13の回転運動をバ
ルブ16の往復運動に変える機構中に組み込まれた重要
な動弁部品の一つである。従来のバルブリフタ15は、
冠部1と冠部1の外周縁から軸方向の下方に延び、末端
部4が開口5した円筒状のスカート部3とを有する。冠
部1はカムシャフト13のカム12と直接又はシムを挟
んで接触し、冠部1の内面部のほぼ中央にボス状に形成
された当接部2はバルブステム17と接触する。またス
カート部3外周はシリンダヘッド11のガイド孔内周面
14と接触摺動する。
【0003】近年、内燃機関は、高出力、高効率等の性
能が強く要求され、よって高速化が指向されているが、
その場合、バルブ16やバルブリフタ15等の動弁部品
においては慣性力によるエネルギー損失の問題や種々の
不具合が発生する。すなわち、質量の大きなバルブリフ
タ15を高速運動させると大きな慣性力が発生し、バル
ブ16の追従性能が低下し、内燃機関として期待する性
能がでなくなるばかりでなく、燃費低下や排気ガスへも
悪影響する等の問題が発生する。また、小型の内燃機関
では、バルブリフタ15を採用した直動形動弁系は、ロ
ッカーアームを採用した動弁系よりも慣性重量を小さく
でき、また剛性を高く保てるため、バルブ作動の異常現
象である踊り(バウンス、ジャンプ)を高速側にずらす
ことができるので運動特性としては優れているものの、
弁揚程量(バルブリフト)を大きく採ろうとした場合に
は、カムとの接点がバルブリフタからはみ出すため、バ
ルブリフタの径を大きくしなければならない等の軽量化
に逆行する問題も生じる。
【0004】従って、内燃機関の高速化の観点からは、
バルブリフタの軽量化が望まれ、具体的には材質面で鉄
系材料からアルミニウム系材料への材料変更、形状面で
は冠部又はスカート部の薄肉化が検討されてきた。
【0005】スカート部の薄肉化は比較的簡単に軽量化
に貢献するが、過度に薄くすると種々の問題が発生す
る。高速で往復運動するバルブリフタでは、シリンダヘ
ッドのガイド孔内でのカムとバルブステムを通した変動
荷重によってスカート部に複雑で大きな変形が生じ、バ
ルブリフタの往復運動を案内するガイド孔内周面との接
触により激しい摩耗を生じる。よって、軽量化と同時
に、これらの変動荷重に耐え得る剛性や強度もあわせ持
っていなければならない。以上のような背景から、内燃
機関の性能を向上させるため、又、動弁系設計の自由度
を向上させるために、軽量化と同時に適正な剛性と強度
をあわせ持つバルブリフタを提供することが強く求めら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような問題の解決
には、比強度の高い材料の使用も一手段ではあるが、形
状的にも種々工夫することが検討されている。例えば、
特許第2624474号明細書には、強度を維持しつつ
軽量化を図るため、冠部の内面部とスカート部の内周面
に複数の環状リブを形成したバルブリフタが開示されて
いる。また、形状的には剛性と強度に優れた冠部近辺よ
りもスカート部開口端に近づくほど剛性と強度が求めら
れていることから、実開昭62−18304号公報には
板金部材のプレス加工により製造されるスカート部の開
口端に短い円筒状のリブを付加して補強する薄型バルブ
リフタが提案され、特願平11−228872号明細書
にはスカート部の開口端が内側に曲がったテーパ状リブ
を備えたバルブリフタが提案されている。
【0007】しかしながら、スカート部の内周面に形成
された環状リブは円周方向の強度を向上させるのに効果
的であるが、軸方向の強度向上には十分ではなく、また
軸方向に垂直な複数のリブは互いに分離した状態である
ため、強度は軸方向に一様でなく、まだ実用に供するレ
ベルに至っていないというのが実状である。バルブリフ
タに加わる変動荷重は、スカート部の曲げや捻り又はガ
イド孔内面を往復運動するときの摩擦力として作用する
ので、円周方向の剛性や強度の大きいことも重要である
が、軸方向の剛性や強度の大きいことも同時に大切な要
求特性である。
【0008】従って、本発明の目的は、スカート部の薄
肉化により軽量化を図り、且つ円周方向の剛性や強度だ
けでなくスカート部全体の強度を一様に向上させ、よっ
て変形量の小さいスカート部を備えた内燃機関用バルブ
リフタ、及びその製造方法とそのための金型を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、スカート部全
体の強度をより一様に高めることを目的として、スカー
ト部内周面に格子状リブを設けたことを特徴とする。も
ちろん、前述の先行技術として開示されているスカート
部開口端の環状リブを加えてもよい。一般に、環状リブ
を形成するためには切削加工又は研削加工などの複雑な
加工を必要とし、製造コストを引き上げるという欠点が
ある。また、スカート部の開口端にリブを後付けする方
法でも、コスト上昇及びリブ取り付け時の変形等の問題
が生じる。本発明者らは、鋭意研究の結果、リブ形状を
転写可能な形状に仕上げた金型を用いた鍛造加工によっ
て、スカート部内周面に格子状リブを設けることができ
るということに想到した。
【0010】すなわち、本発明は、内燃機関用バルブリ
フタにおいて、スカート部内周面に格子状のリブを設け
たことを特徴とする。格子状リブはバルブリフタの軸方
向に平行及び垂直なリブから構成されても、又、軸方向
に所定の角度を持ったリブから構成されてもよい。もち
ろん、これとスカート部開口端の環状リブと組み合わせ
てもよい。ここで、スカート部開口端の環状リブの代わ
りに、格子状リブにおいてスカート部開口端の該リブの
幅寸法が冠部付近の該リブの幅寸法よりも大きな形状の
格子状リブとすることもできる。スカート部開口端のリ
ブ幅寸法を大きくしていった究極の形状は、いわゆる連
続した環状リブとなる。リブ幅寸法をスカート部開口端
に向かって大きくする代わりに、リブの高さ寸法を大き
くしていっても同様の効果が得られるが、バルブリフタ
の仕様上及び製法上限界がある。リブの断面形状は、矩
形又は半円形若しくは半楕円形とすることができるが、
応力集中を緩和し亀裂の発生や破壊を防止する観点で
は、半円形又は半楕円形が好ましい。
【0011】また、本発明は、スカート部内周面に、格
子状リブを鍛造加工によって形成することを特徴とする
内燃機関用バルブリフタの製造方法とそのための金型を
提供することを目的とする。すなわち、焼鈍し、潤滑処
理を加えた材料を、所定寸法に仕上げ、プレス機に組み
付けられた下型内に挿入し、リブ形状を転写可能な形状
に仕上げ分割構成された上パンチにより鍛造成形を行っ
て、スカート部内周面に所定のリブを形成する。その
後、冠部(冠面)、スカート外周部、スカート端部、及
びバルブステム当接部(ボス部)について、切削加工、
研磨加工等を施すことにより最終製品寸法を持つバルブ
リフタを提供することができる。もちろん必要に応じて
熱処理や表面処理を施すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のバルブリフタ15を図1
の(a)〜(g)に示す。バルブリフタ15は冠部1と
スカート部3とからなり、スカート部3の内周面に格子
状のリブ23、24を形成する。図1の(a)及び
(b)の例は格子軸がバルブリフタ軸と垂直/平行で、
(a)の例はスカート部開口端4において環状リブ25
を備え持ったバルブリフタである。(c)の例は格子状
のリブ24の軸線がバルブリフタ軸に対して45°傾い
た例で、(d)及び(e)の例は格子状リブ23の軸方
向リブにおいて、リブ幅をスカート部開口端4において
大きくした(l<m)例を示している。図1の(f)
は、リブ23の高さ(tn−t)をスカート部開口端4
において大きくした(t1−t<t2−t、ここでtはス
カート厚さ)例である。図示していないが、もちろん、
リブ幅とリブ高さの両方をスカート部開口端において大
きくしてもよい。図1の(g)は、リブの横断面形状の
1例を示す。
【0013】例えば、外形(D1)が32φでスカート
部3の長さと肉厚が、それぞれ、22mm、1.25mmの
バルブリフタ15において、スカート部3の肉厚を1mm
まで薄肉化し、スカート部開口端のリブに加え、環状リ
ブを2本、軸方向リブを12本の格子状リブを設けた場
合、重量が同じ条件でR1、R2、W1、D2、D3の
関係について述べる。この場合のリブ幅R1とリブ高さ
{(D2−D3)/2}との関係を表1と図2に示す。
ここで、R1はリブ幅、R2はスカート部開口端のリブ
幅、W1はスカート部内周のリブのない凹部の幅、D2
はスカート部内周面の内径、D3はスカート部リブ面の
内径を示す。
【0014】
【表1】
【0015】上記の計算結果から理解できるように、リ
ブ幅R1とリブのない内周凹部の幅W1とを3.5mmに
設定した場合、リブ高さは0.33mmとなり、リブ部全
体の高さ、すなわち(リブ高さ+スカート肉厚)は1.
33mmとなる。リブのない場合は肉厚1.25mmである
ので、本発明による格子状リブの形成による剛性と強度
の向上は明らかである。しかし、リブ高さがこれよりも
少ない場合は効果が少なくなるので、リブのない内周凹
部の幅W1は、リブ幅R1よりも大きくすることとす
る。同じ軽量化効果を得る場合、リブ幅R1を小さくす
ればそれだけリブ高さを大きくすることができるが、R
1を極端に小さくすることは製造上制約も多く実質的に
実施困難となるため、リブ幅R1は約1mm以上とする。
【0016】本発明では、格子状のリブを設けることに
よってスカート部の円筒面全体における剛性と強度を一
様に向上させており、又、該格子状リブに組み合わせて
スカート部開口端において環状リブ若しくはリブの断面
積をスカート部開口端に近づくほど大きくすることによ
ってスカート部開口端を強化しているので、本発明によ
るバルブリフタは、スカート部の薄肉化による重量の軽
減が可能となる。
【0017】また、本発明は、前記の内燃機関用バルブ
リフタのスカート部内周面に形成するリブ形状を製造す
るのに好適な方法である。すなわち、リブ形状の成形
は、焼鈍し、潤滑処理を加えた材料をプレス機に組み付
けられた下型内に挿入し、センターパンチ及びリブ形状
を転写可能な形状に仕上げた割パンチに分割構成された
上パンチにより鍛造することによって行うことを特徴と
している。軸方向リブは分割構成された割パンチの合わ
せ目を利用することもできる。
【0018】このリブ形状成形工程は、一般に冷間鍛造
では「しごき」と呼ばれているが、1例を図3の(a)
〜(d)に模式的に示す。図3の(a)の第1過程で
は、材料34を下型31に投入し、センターパンチ32
と割パンチ33で材料34の底部を押す。
【0019】下型31は、その内周面に段部を有する円
筒状のもので、皿状の材料34がこの段部に係止される
ように下型31内に挿入される。円筒体を多分割した割
パンチ33はその外周面にリブ23,24(図1参照)
に対応する転写可能な格子溝を有する。第2過程(b)
では、上パンチ32,33(センターパンチと割パン
チ)の移動に伴いスカート部3の外形が収縮し流動した
余肉でリブが形成される。即ち、材料34が下型31の
段部を通過してその下方の内径の小さい部分に押し込ま
れてくると、スカート部相当部が収縮し、割パンチ33
の溝内に材料34の一部が塑性変形しながら入り込み、
格子状リブを作る。第3過程(c)では、上パンチ3
2,33が下死点に達し、バルブリフタの鍛造成形が終
了する。第4過程(d)では、始めにセンターパンチ3
2が後退し、割パンチ33外径がリブ高さに対応するバ
ルブリフタ内径より内側に収縮して、内周面から分離す
る。パンチを引き抜いた後、バルブリフタ15を下型か
ら取り出し成形が完了する。
【0020】本発明では、焼鈍し、潤滑処理を加えた材
料をプレス機に組み付けられた下型内に挿入し、センタ
ーパンチ及びリブ形状を転写可能な形状に仕上げた割パ
ンチに分割構成された上パンチにより鍛造することによ
って、スカート部内周面にリブ形状を形成することがで
きるので、該リブによってスカート部の剛性及び強度を
低下させることなく、スカート部の薄肉化による重量の
軽減した内燃機関用バルブリフタの製造方法の提供が可
能となる。
【0021】
【実施例】以下の具体的実施例により本発明をさらに詳
しく説明する。 (実施例1及び比較例1)約20φのクロムモリブデン
鋼(SCM415H材)棒材から、45gに切断した素
材を軸線方向に圧縮し、リブ成形前の外径寸法を約35
mmまで拡大する。850℃、3時間の焼鈍後、化学的潤
滑処理を加え、後方押出、しごき処理を行い、外径32
mm、スカート部長さ22mm、スカート部肉厚を0.75
mmとし、リブ幅2mm、リブ高さ0.8mmの矩形断面形状
を持つ、環状リブ2本、軸方向リブ12本の格子状リブ
を有するバルブリフタを冷間鍛造によって成形した。ま
た、スカート部開口端環状リブについては、リブ幅3.
5mm、リブ高さ0.8mmとした。成形品に外径研磨、冠
面及びスカート端部に切削加工を加え、焼き入れ・焼き
戻し、その他表面処理を施し、仕上研磨の後、最終製品
を得た。比較のために、スカート部肉厚を1.25mmと
したリブのないバルブリフタも作製した。
【0022】得られたバルブリフタ15についてスカー
ト部3の剛性を調べるため、図4に示すように、スカー
ト部開口端4から3mmの位置に、オートグラフ43を利
用したスラスト荷重10kgを加え、スカート部3の変位
量を、梃子式ダイヤルゲージ44を用いて測定した。測
定中、バルブリフタ15は、ジグ41にその冠部を固定
させている。スカート部開口端からの距離(mm)と変位
量(μm)の関係を表2に示す。
【0023】
【表2】
【0024】表2から、スカート部肉厚を大幅に薄くし
て軽量化したバルブリフタにも拘わらず、格子状リブ形
状を持つバルブリフタはスカート部の剛性が高く変形量
も小さいことが分かる。
【0025】実施例1のバルブリフタを動弁系単体試験
機に装着して耐久試験を行ったが、高速運転中にもスカ
ート部の変形は認められなかった。
【0026】(実施例2〜7)実施例1と同様な方法
で、実施例1と同じ外径、スカート部長さ、スカート部
肉厚を持つ、図1の(a)〜(f)に示す矩形断面リブ
形状のバルブリフタを製作した。ここで、図1の(a)
〜(c)におけるリブ幅は2.5mm、リブ高さを0.8
mmとし、図1の(d)におけるリブ幅は、冠部からスカ
ート部中央まで2.5mm、スカート部開口端で、3.5
mm、リブ高さを0.8mmとし、図1の(e)において
は、リブ幅を冠部で1.5mm、開口端で3.5mm、リブ
高さを0.8mmとした。図1の(f)においては、リブ
幅2mmで、リブ高さを冠部で0.8mm、スカート部開口
端で2.5mmとした。実施例1と同様なスカート部の剛
性を試験する変位試験を行った。結果を表3に示す。
【0027】
【表3】
【0028】いずれも、スカート部肉厚を大幅に薄くし
て軽量化したバルブリフタにも拘わらず、図1の(a)
〜(f)に示すリブ形状を持つバルブリフタはスカート
部の剛性が高く変形量も小さいことが分かる。
【0029】実施例2〜7のバルブリフタを動弁系単体
試験機に装着して耐久試験を行ったが、高速運転中にも
スカート部の変形は認められなかった。
【0030】本発明によるバルブリフタの作用効果を列
挙すれば次の通りである。 (1)バルブリフタの十分な剛性を維持できる。 (2)作動時の変形の発生を防止できる。 (3)スカート部の薄肉化による軽量化が可能となる。 (4)動弁系の慣性質量を低減でき、エンジン性能の向
上、燃費向上、許容回転数の引き上げ及び低騒音化が可
能となる。 (5)スカート部開放端の剛性が大きいため、加工時の
変形を抑制でき、高精度加工が可能となる。
【0031】本発明では、スカート部の剛性保持及び薄
肉化による軽量化により、エンジン性能や燃費の向上に
寄与する内燃機関用バルブリフタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(f)は本発明の実施例のバルブリフ
タの断面図である。(g)は本発明の実施例のリブの断
面形状の1例を示す部分断面図である。
【図2】リブ幅とリブ高さとの関係を示すグラフ図であ
る。
【図3】(a)〜(d)は本発明のバルブリフタのリブ
成形工程を示す模式図である。
【図4】バルブリフタのスカート部の剛性を試験する変
位試験の模式図である。
【図5】バルブリフタの使用例を示す断面図である。
【図6】従来のバルブリフタの1例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 冠部(冠面) 2 当接部(ボス部) 3 スカート部 4 スカート部開口端 5 開口部 11 シリンダヘッド 12 カム 13 カムシャフト 14 ガイド孔 15 バルブリフタ 23,24 格子状リブ 25 環状リブ 31 下型 32 センターパンチ 33 割パンチ 41 固定ジグ 43 オートグラフ 44 梃子式ダイヤルゲージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手島 巌 埼玉県熊谷市末広町4丁目14番1号 株式 会社リケン内 (72)発明者 青山 進 埼玉県熊谷市末広町4丁目14番1号 株式 会社リケン内 Fターム(参考) 3G016 AA06 AA19 BA19 BB04 CA03 CA07 CA35 CA39 EA02 FA04 GA01 4E087 CB03 EC19 EC37 EC52 HA69

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冠部とスカート部からなる内燃機関用バ
    ルブリフタにおいて、スカート部の内周面に格子状のリ
    ブを有するバルブリフタ。
  2. 【請求項2】 スカート部開口端のリブ横断面積が冠部
    付近のリブ横断面積より大である請求項1に記載のバル
    ブリフタ。
  3. 【請求項3】 冠部とスカート部からなる内燃機関用バ
    ルブリフタにおいて、スカート部の内周面に格子状のリ
    ブに加えてスカート部開口端に環状リブを有するバルブ
    リフタ。
  4. 【請求項4】 リブ横断面形状がほぼ半円形又は半楕円
    形の請求項1乃至3のいずれかに記載のバルブリフタ。
  5. 【請求項5】 バルブリフタのスカート部の内周面に格
    子状のリブを形成するために、リブ形状を転写可能な形
    状に仕上げた金型を用いた鍛造加工による内燃機関用バ
    ルブリフタの製造方法。
  6. 【請求項6】 リブの成形において、センターパンチと
    割パンチに分割構成された金型を用いた鍛造加工による
    請求項5に記載のバルブリフタの製造方法。
  7. 【請求項7】 軸方向リブの成形において、分割構成さ
    れた割パンチの合わせ目を利用した請求項6に記載のバ
    ルブリフタの製造方法。
  8. 【請求項8】 内燃機関用バルブリフタのスカート部の
    内周面に格子状リブ形状を転写可能とさせるバルブリフ
    タ製造用金型。
  9. 【請求項9】 金型がセンターパンチと割パンチとに分
    割構成されている上型を有する請求項8に記載の金型。
JP2000113470A 2000-04-14 2000-04-14 内燃機関用バルブリフタ及びその製造方法 Pending JP2001295615A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000113470A JP2001295615A (ja) 2000-04-14 2000-04-14 内燃機関用バルブリフタ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000113470A JP2001295615A (ja) 2000-04-14 2000-04-14 内燃機関用バルブリフタ及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001295615A true JP2001295615A (ja) 2001-10-26

Family

ID=18625431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000113470A Pending JP2001295615A (ja) 2000-04-14 2000-04-14 内燃機関用バルブリフタ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001295615A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011092958A1 (ja) * 2010-01-27 2011-08-04 Ntn株式会社 ポンプ用タペット
WO2020164762A1 (de) * 2019-02-11 2020-08-20 Federal-Mogul Valvetrain Gmbh Verfahren und vorrichtungen zum einprägen von oberflächenstrukturen in eine innenseite eines rohrs oder eines ventilschafts eines tellerventils und tellerventil mit einer eingeprägten innenstruktur

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011092958A1 (ja) * 2010-01-27 2011-08-04 Ntn株式会社 ポンプ用タペット
JP2011153573A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Ntn Corp ポンプ用タペット
WO2020164762A1 (de) * 2019-02-11 2020-08-20 Federal-Mogul Valvetrain Gmbh Verfahren und vorrichtungen zum einprägen von oberflächenstrukturen in eine innenseite eines rohrs oder eines ventilschafts eines tellerventils und tellerventil mit einer eingeprägten innenstruktur

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6508215B2 (en) Sheet metal rocker arm, manufacturing method thereof, cam follower with said rocker arm, and assembling method thereof
WO2016092850A1 (ja) 鍛造クランク軸の製造方法
JPS61172643A (ja) 内燃機関用ピストンの製造方法
JP2012007726A (ja) クランクシャフトおよびその製造方法
WO2015075934A1 (ja) 鍛造クランク軸の製造方法
WO2015075924A1 (ja) 鍛造クランク軸の製造方法
WO2016009620A1 (ja) 鍛造クランク軸の製造方法
US10413965B2 (en) Method for producing forged crankshaft
JP6561575B2 (ja) 鍛造クランク軸の製造方法
US7000582B2 (en) Rocker arm
JP2001295615A (ja) 内燃機関用バルブリフタ及びその製造方法
JP3693564B2 (ja) ロッカーアーム及びその製造方法
JP2016070297A (ja) 内燃機関のコネクティングロッド
JP2001295616A (ja) 内燃機関用バルブリフタ及びその製造方法
US7308760B2 (en) Method of making a valve lifter
JPH11270311A (ja) ロッカーアーム及びその製造方法
EP3871800B1 (en) Method of manufacturing intermediate product with engine valve boss portion
KR100449120B1 (ko) 자동차용 엔진 밸브의 밸브 태핏 제조 방법
KR100445870B1 (ko) 자동차용 엔진 밸브의 밸브 태핏 제조 방법
US20180147621A1 (en) Apparatus for manufacturing forged crankshaft
JP3684971B2 (ja) 突起付き中空軸およびその製造方法
JPH08303216A (ja) 内燃機関用タペットの製造方法
JP6550919B2 (ja) 鍛造クランク軸の製造装置
JPS62253908A (ja) 頭上弁式内燃機関のバルブリフタ
JPS62253905A (ja) 頭上弁式内燃機関のバルブリフタ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050920