JP2001294200A - 大気圏の内外を飛行可能な航空機 - Google Patents

大気圏の内外を飛行可能な航空機

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JP2001294200A
JP2001294200A JP2000111574A JP2000111574A JP2001294200A JP 2001294200 A JP2001294200 A JP 2001294200A JP 2000111574 A JP2000111574 A JP 2000111574A JP 2000111574 A JP2000111574 A JP 2000111574A JP 2001294200 A JP2001294200 A JP 2001294200A
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compressed air
jet
propeller
chamber
flying
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JP2000111574A
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English (en)
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Yoshiyuki Ogawa
譽之 小川
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HOMARE SHOJI KK
Original Assignee
HOMARE SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】プロペラ飛行とジェット飛行とが可能で、長い
滑走路を必要とせず、ヘリコプタ−式の離発着が可能
で、広大な用地を必要とせず、騒音を小さくでき、又、
天然資源燃料を使わなくて済み、又、離着後適宜高度に
て飛行体制をジェット装置に切り替えることができるこ
と。 【解決手段】複数の回転プロペラ2を有するプロペラ装
置3と、螺旋状スクリュ−と圧縮空気受蔵調整室18と
イオン供給装置と燃焼室とを有し、圧縮空気を圧縮空気
受蔵調整室に送込み、圧縮空気とイオン供給装置により
供給されたイオンとを燃焼室にて混合して得られたジェ
ツト流を空中に噴射する空中噴射ジェツト装置16と、
ジェット噴射装置Dと、圧縮空気貯蔵室33とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大気圏の内外を飛
行可能な航空機に関し、プロペラによるプロペラ飛行と
ジェット装置によるジェット飛行とが可能で、長い滑走
路を必要とせず、ヘリコプタ−式の離発着が可能で、離
陸後適宜高度にてプロペラ飛行からジェット飛行へと飛
行体制を切り替えることができる等の利点を有する飛行
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の航空機(飛行機)は、固定翼の揚
力により空中に浮かばせる方式をとっているので、滑走
路を利用して加速走行し、飛行揚力と推進力を十分に蓄
えた上で上昇を始め、水平飛行態勢に入るようになって
おり、この為、長い滑走路を必要とし、施設を含めた空
港施設は、広大な用地を必要としている。又、離陸時
は、エンジンに相当の回転数が必要で、その為、騒音が
大きく空港周辺に多大な騒音公害を与えている。一方、
従来の航空機(飛行機)におけるその航空用原動機に
は、例えば、大気から吸入した空気を圧縮機で圧縮し、
この圧縮空気を燃焼室に導き、燃料を噴射して燃焼さ
せ、得られた高温高圧の燃焼ガスを圧縮機駆動用タ−ビ
ンに吹き付けてタ−ビンを駆動し、このタ−ビンを通過
したガスをジェット・ノズルを通して噴出させて推進力
を得るタ−ボ・ジェット式、当該タ−ボ・ジェット式と
同様でただプロペラを付けたタ−ボ・ブロップ式、飛行
速度が大きくなると機関に流入する空気は空気自身の慣
性により圧縮されるというラム効果を利用して、圧縮空
気を燃焼室に導き燃料を噴射するラム・ジェット式、空
気取り入れ口先端に自動開閉弁を付設し、間欠的に燃料
を燃焼させるパルス・ジェット式等があるが、一般に、
これら駆動方式は、石油等の天然資源燃料が必要で、
又、燃料消費量が大きくなるという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の有する欠点を解消できる技術を提供することを目
的としたものである。本発明は、大気圏の内外を飛行可
能な航空機を提供することを目的としたものである。本
発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面からあきらかになるであろ
う。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の回転プ
ロペラを有するプロペラ装置と、螺旋状スクリュ−と圧
縮空気受蔵調整室とイオン供給装置と燃焼室とを有して
なり、前記螺旋状スクリュ−の回転により空気を圧縮し
て得られた圧縮空気を前記圧縮空気受蔵調整室に送込
み、当該圧縮空気と前記イオン供給装置により供給され
たイオンとを前記燃焼室にて混合し、燃焼爆発させるこ
とにより得られたジェツト流を空中に噴射する空中噴射
ジェツト装置と、機首部分に配設したジェット噴射装置
と、前記圧縮空気を貯蔵しておくことができる圧縮空気
貯蔵室とを備えてなることを特徴とする大気圏の内外を
飛行可能な航空機に係るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を適宜その実
施例を示す図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明
の実施例を示す飛行機の平面図、図2は、本発明に使用
されるプロペラ装置の実施例を示す平面図、図3は、同
プロペラ装置の断面図、図4は、同プロペラ装置の他の
実施例を示す断面図、図5は、同プロペラ装置に使用さ
れる高圧蒸気噴射装置の説明図、図6は、本発明の他の
実施例を示す平面図、図7は、本発明に使用されるジェ
ット装置の一例説明図、図8は、本発明に使用されるイ
オン供給装置の一例説明図、図9(A)ー(D)は、そ
れぞれ本発明に使用される螺旋状スクリュ−の説明図、
図10は、圧縮空気とエアーの製造プロセスの説明図、
図11(A)は、飛行機の後部説明図、図11(B)
は、同ジェット装置の噴射部説明図、図12は、直下型
ジェット装置の実施例を示す説明図、図13(A)ー
(C)は、それぞれ宇宙飛行用噴射装置の説明図、図1
4は、本発明の実施例を示す航空機の説明図、図15
は、本発明の航空機の飛行説明図、図16は、本発明に
使用される光発電装置の説明図、図17は、飛行機に使
用される機体材料の好ましい例を示す説明図である。
【0006】
【実施例】図1に示すように、飛行機1には、多数のプ
ロペラ2よりなるプロペラ装置3が設けられている。当
該多数のプロペラ2は、適宜間隔を開けて設けられてい
る。当該各プロペラ装置3における複数の水平プロペラ
2は、図2に示すように、地上に対し水平方向に向いた
ヘリコプタ−式の回転翼羽根となっている。プロペラ装
置3におけるプロペラ2は、多数設けられ、個々に独立
して駆動するようにする。多数のプロペラ2をセットす
ることにより、故障に際し代替えが可能で安全飛行上良
いし、個々のプロペラ2の負荷揚力は少なくて済み、そ
の回転翼羽根も比較的に軽くて薄くて短かくて済み又小
型のもので足りる。プロペラ装置3の多数のプロペラ2
の回転揚力により、当該飛行機1を一定の高度まで上昇
させることができ、又、飛行機1の離発着も可能であ
る。従来例のように、滑走路を利用して加速走行し飛行
揚力と推進力を十分に蓄えた上で上昇を始め水平飛行態
勢に入るのではないので、長い滑走路を必要とせず、
又、離着陸時の騒音も少なく、更に、空港用地も比較的
に狭くて済む。
【0007】当該プロペラ装置3による飛行機の揚力を
高めるために特に空気の希薄な状態時に、図2に示すよ
うに、プロペラ2に、蒸気噴射装置4から蒸気を噴射す
るようにするとよい。即ち、図2に示すように、当該蒸
気噴射装置における蒸気噴射管4から蒸気を噴霧して当
該プロペラ2の回転を助けるようにする図3及び図4
は、同様に蒸気をプロペラ2に噴霧する態様を示したも
ので、これら図に示すように、蒸気噴射装置4から適宜
複数の角度で蒸気噴射を行うとよい。即ち、当該プロペ
ラ2には、図示のように、上下に多段に蒸気噴射装置4
から蒸気が噴射されるようにするとよい。これにより、
蒸気噴霧層(幕)ができ、当該プロペラ2の回転を助
け、プロペラ2を高速回転させることができる。プロペ
ラ装置3におけるプロペラ2は、飛行機1の翼5の内部
に収納されている。図4に示すように、プロペラ2を、
ジェット飛行時の空気抵抗の減少及びいん石などの外的
要因から保護するために、保護蓋6を設けるようにして
もよい。当該保護蓋6は、開閉自在にしておくとよい。
尚、これら図にて、7は、モータ、8は、高速回転変換
ギアである。当該蒸気は、図5に示すように、加熱装置
9にて、給水管10を通して送られてきた水11を加熱
して、蒸気12を生成し、ラセン型コンプレッサー13
を通して、高圧蒸気14として、前記蒸気噴射装置4に
送り、当該蒸気噴射装置4から前記のように蒸気を噴射
させる。上記の場合、加熱装置9に、空気供給管15か
ら圧縮空気を送り込み、圧縮空気と蒸気とが混合したも
のとすると,より一層プロペラの回転を助け、超高度の
飛行機の上昇を助けることができる。上記の蒸気噴射装
置4からの蒸気噴霧(圧縮空気との混合の場合も含
む。)の調節により、飛行機の速度を調節できる。本発
明における当該プロペラ装置3は、図6にも示すよう
に、翼を移動自在として、当該飛行機の内部から外部に
突き出させ、あるいは、その逆に、外部から内部に収納
するようにしてもよい。
【0008】本発明では、当該プロペラ装置3に加え
て、図1にも示すように、ジェツト装置16を有する。
ジェツト装置16は、飛行機1において複数個を有する
ようにする。当該ジェット装置16は、図7にも示すよ
うに、螺旋状スクリュ−17と圧縮空気受蔵調整室18
とイオン供給装置19と燃焼室20と液体酸素供給装置
21とを有してなる。又、点火装置Tを備えている。空
気取り入れ口22より取り入れられた空気は、螺旋状ス
クリュ−17の回転により圧縮され、得られた圧縮空気
は、圧縮空気受蔵調整室18に送込まれる。次いで、圧
縮空気は、開閉蓋(開閉弁)23を介して燃焼室20に
送込まれ、イオン供給装置19により供給されたイオン
と混合され、点火装置Tにより燃焼爆発される。螺旋状
スクリュ−17を用いることにより、空気の圧縮が効率
良く行なわれ、飛行機1の飛行の際の推進力の向上に役
立つ。
【0009】図8に一例を示すイオン供給装置19は、
高圧ガスを蛇腹部24を通して装置内部に送り込み、一
方、液体セシウムのタンク25から液体セシウムを装置
内部に送り込み、噴霧器26で噴霧し、白熱したタング
ステンの格子27を通過させ、磁場28を通し、加速電
圧を印加して、イオンを発生させ、当該イオンを前記燃
焼室20に供する。当該イオン供給装置19におけるイ
オン発生機構は、セシウムCsとHOとの反応によ
り、水酸化CsとHガスが生成し、次いで、当該H
ガスが格子通過等によりHイオンにイオン化される。
当該イオン供給装置19としては、他に、水素貯蔵合金
内部に水素を貯蔵しておき、適宜、加熱してその水素を
外部に出して、イオン化装置によりH+イオンにイオン
化する等の方法を採用してもよい。
【0010】図7に示すように、前記開閉弁23は、複
数設けられ、当該複数の開閉弁23が、個々に、複数の
燃焼室20に連結されている。複数の燃焼室20は、個
々に独立している。上記から、これら複数の開閉弁23
と当該複数の燃焼室20との関係において、時差式に適
宜時間をおいて圧縮空気が送り込まれ、時差式に点火が
行なわれるようになっている。これら複数の開閉弁23
及び燃焼室20を、それぞれ独立させることにより、一
が故障しても、他が作動でき、安全性を向上できる。当
該複数の燃焼室20は、一の噴射ノズル29に個々に接
続されている。噴射ノズル29からは、ジェツト流が急
激な勢いで噴出される。当該ジェット流には、蒸気供給
装置30から蒸気を送って、適宜蒸気を混入させるとよ
い。又、拡散装置Cを付設して拡散を行うようにすると
よい。燃焼室20には、予備的に液体酸素供給装置21
を付設して、当該液体酸素供給装置21から液体酸素を
供給するようにしてもよい。大気圏外で酸素が欠乏する
時に、当該液体酸素供給装置21から酸素を供給するよ
うにするとよい。
【0011】上記螺旋状スクリュ−(プロペラ)17と
しては、各種形態のものが使用できる。図9(A)に示
す螺旋状スクリュ−プロペラ17は、羽根(水中翼)部
分31を有するスクリュ−プロペラで、その羽根(水中
翼)部分31を、刃やランドを有するフライス様のもの
としてもよい。図9(B)に示す螺旋状スクリュ−プロ
ペラ17は、ねじれ溝32を有するスクリュ−プロペラ
の例を示し、図9(C)に示す螺旋状スクリュ−プロペ
ラ17は、ラセン階段様のスクリュ−プロペラの例を示
し、又、図9(D)に示す螺旋状スクリュ−プロペラ
は、プラスチックの射出成形機のシリンダ−内部に使用
されるようなスクリュ−の例を示す。
【0012】本発明の航空機は、図1に示すように、圧
縮空気を貯蔵しておくことができる圧縮空気貯蔵室33
を備えてなる。圧縮空気貯蔵室33から予備的に前記圧
縮空気受蔵調整室18に空気を送り込むことができる。
図10に示すように、液体酸素を液体酸素気化室34に
送り込み、又、液体窒素を液体窒素気化室35に送り込
み、当該酸素と窒素とを前者が20%、後者が80%の
割合で混合室36にて混合し、一部は、乗客室などに、
他方は、ラセン型コンプレッサー37を通し、前記圧縮
空気受蔵調整室18用の為、圧縮空気貯蔵室33に補充
することができる。
【0013】飛行機の後部ジェット装置において、図1
1に示すように、ジェット噴出口に、エアー幕形成装置
Xを付設し、当該装置Xのノズルから圧縮空気を噴射し
て、エアー幕を形成するようにするとよい。これによ
り、飛行機の推進力を向上させ、また、速度調節を図る
ことができる。
【0014】前記実施例では、飛行機のジェット装置を
機体に水平に配設する例を示したが、図12に示すよう
に、当該ジェット装置を機体に対し直下型に配設しても
よく、当該直下型ジェット装置は、前記水平型ジェット
装置と同様の構成とすればよいが、ここに例示する
と、、圧縮空気供給管Aから圧縮空気を圧縮空気受蔵調
整室18に送込み、当該圧縮空気は、イオン供給装置1
9から供給されたイオンとイオン混入室38で混合さ
れ、燃焼室20にて燃焼爆発され、必要に応じて、蒸気
供給管Sから送られてきた蒸気と蒸気混入室39で混合
され、ジェット噴射される。当該イオンには、水素イオ
ンなどを用いることができる。なお、圧縮空気供給管A
から送られてきた圧縮空気と蒸気供給管Sから送られて
きた蒸気とが圧縮蒸気室Bにて混合され、前記ジェット
流に吹き付けられる。
【0015】本発明の飛行機は、機首部分に、宇宙飛行
用として、ジェット噴射装置Dを配設するとよい。その
一例は、図13に示すように、宇宙飛行用として、36
0度回転可能の爆射口49を飛行機の機首部に備えさ
せ、圧縮空気調整室50、酸素と水素イオンとの混入室
51、燃焼爆発室52及び蒸気混入室53を介して、前
記ジェット装置と同様の原理で噴射流を当該爆射口49
より噴射して、宇宙空間での速度の制御を行い、宇宙で
の操縦が楽になるようにすることが好ましい。
【0016】前記プロペラ装置3は、飛行機に搭載され
た電源装置により駆動されるが、当該駆動電源として又
その補助として、本発明者になる光発電装置40を取り
付けるとよい。次に、図16に基づき当該光発電装置4
0の一例を説明する。同図に示すように、当該光発電装
置40における光電装置41は、太陽エネルギーを電気
エネルギーに変換することのできる太陽電池42と太陽
光によらない光エネルギーを電気エネルギーに変換する
ことのできる光電変換素子43とを備えてなる。当該光
電装置41は、太陽光が当る当該太陽電池42を最上部
に位置させ、その下部に適宜間隔を開けて複数の当該光
電変換素子43が位置するように多層に縦形に配設す
る。当該太陽電池42と当該光電変換素子43との間
は、導体44により電気的に接続される。導体44に
は、光ファイバケーブル等を使用することができる。当
該光電変換素子43には、光照射装置45から光が照射
される。太陽電池42により変換された電気エネルギー
と、当該光照射装置45の光照射に基づき光電変換素子
43により変換された電気エネルギーとは、その上部側
から順次下部側に導体44を介して送電される。当該太
陽電池42は、光が当っている時には、その光量に応じ
た電気量を電極の両端に出現せしめるもので、例えば、
シリコン半導体装置により構成される。光電変換素子の
一つでもある。また、当該光電変換素子43は、光が当
っている時には、その光量に応じた電気量を電極の両端
に出現せしめるもので、例えば、亜酸化銅、セレン等を
素材とする光電池により構成される。当該太陽電池42
や光電変換素子43は、光が当り易いように、お椀型に
構成するとよい。 上記光照射装置45には、例えば、
太陽灯を用いることができる。当該太陽灯は、例えば、
太陽光線に近い光を人工的に発生させる光源とその装置
とを有してなる。その例としては、人工太陽灯、水銀石
英灯、炭素アーク灯、フインゼン灯、水銀灯、白熱電灯
などが挙げられる。当該太陽灯により、天候や季節に影
響されず、常に同じ条件で照射が可能となる。当該光照
射装置45は、光源、反射板、ハウジング、ソケット、
電球その他の投光に必要な部品を収納したユニットより
なっているとよい。
【0017】太陽電池42にて変換された電力および光
電変換素子43により変換された電力は、その上部側か
ら下部側に順次送電すれば、順次電流値が増加し、高圧
電流を当該下部側から取り出すことができる。当該電力
を蓄電池46に蓄電することができる。また、光電装置
41から直接出力することもできる。当該太陽電池42
と当該光電変換素子43との間に電力増幅器47を設置
すると、より増幅された電力を取り出すことができる。
コンバータ48を設けて、ACとDCとのコンバータ
を行なうようにしてもよい。蓄電池46に蓄電された電
力は、飛行機1の電源駆動装置に送られ、又、飛行機1
のプロペラ装置3に送電され、当該プロペラ装置3のプ
ロペラ2の回転駆動等に使用される。又、ジェット装置
16の駆動に使用される。更には、光照射装置45の光
照射等にも使用される。
【0018】前記ジェット装置16も、飛行機に搭載さ
れた電源装置により駆動されるが、当該駆動電源として
又その補助として、本発明者になる上記光発電装置40
を取り付けるとよい。
【0019】航空機には、ジェット飛行時においてその
揚力を向上させるために、図1にも示すように、揚力板
Yを備えていることが好ましい。
【0020】本発明の飛行機1は、図15に示すよう
に、初めに、プロペラによるプロペラ飛行により適宜高
度まで飛行し、その後に、ジェット装置によるジェット
飛行に移ることができる。プロペラによるプロペラ飛行
により大気圏内の適宜高度まで飛行し、その後に、大気
圏外に突入時には、ジェット装置によるジェット飛行に
移ることができる。プロペラ飛行により長い滑走路を必
要とせず、ヘリコプタ−式の離発着が可能で、離陸後適
宜高度にて飛行体制を切り替えることができる。又、同
図に示すように、大気圏外のジェット飛行から切り替え
てプロペラ飛行により垂直に降下し、帰還することがで
きる。
【0021】上記のように、本発明の飛行機1は、大気
圏外部においても、飛行するようになっているので、機
体の構造材料として、セラミック複合材料層とカーボン
カーボン複合材料層とプラズマ遮断層とを備えた3層構
造のものとするのがよく、例えば、図17に示すよう
に、外部側にセラミック複合材料層54を配し、その内
部に、順次、ショックアブソーバ層55、セラミック複
合材料層56、液体ヘリウム導入部57、プラズマ遮断
層58、液体ヘリウム導入部59、セラミック複合材料
層60、ショックアブソーバ層61、カーボン・カーボ
ン複合材料層62、真空セル層63を配した構造とす
る。当該セラミック複合材料層54,56、60を構成
するセラミック複合材料としては、例えば、セラミック
スと無機繊維や金属繊維などの繊維との複合品が挙げら
れる。ショックアブソーバ層55、61の例としては、
耐熱性ゴムなどが挙げられる。プラズマ遮断層58の例
としては、超伝導物質からなる電磁石からなる強力磁力
層などが挙げられる。真空セル層は、例えば、ウレタン
などのプラスチックの内部に真空なセルを有する加工品
が挙げられる。耐熱性の観点から外側にセラミック複合
材料層54を配し、酸化に耐性を持たせ、一方、内側に
カーボン・カーボン複合材料層62を配して、セラミッ
ク複合材料層54の割れやすいという欠点をカバーして
いる。、セラミック複合材料層56には、その中央に液
体窒素導入部64を設け、当該液体窒素導入部64中に
液体窒素を導入し、セラミック複合材料層56の耐熱性
を向上させている。同様に、カーボン・カーボン複合材
料層62も、その中央に液体窒素導入部65を設け、当
該液体窒素導入部65中に液体窒素を導入し、カーボン
・カーボン複合材料層62の耐熱性を向上させる。
【0022】以上本発明者によってなされた発明を実施
例にもとずき具体的に説明したが、本発明は上記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。本発明で
は、機体を軽くするために、前記圧縮空気貯蔵室の下部
などに、ヘリウム室を設け、ヘリウムを注入して、機体
を軽くすることができるようにするとよい。本発明の飛
行機では、先の本発明者の提案になるように、操縦室と
乗客室と荷物室を分離して、お互いの室の間を仕切り、
お互いの室を行き来できないようにするとよい。
【0023】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。すなわち、本発明によれば、プロペ
ラによるプロペラ飛行とジェット装置によるジェット飛
行とが可能で、長い滑走路を必要とせず、ヘリコプタ−
式の離発着が可能で、施設を含めた空港施設に、広大な
用地を必要とせず、離着陸時の騒音を小さくでき、又、
石油等の天然資源燃料を使わなくて済み、更には、光発
電装置の設置により、動力源の節減を果せる。又、本発
明によれば、離陸後適宜高度にて飛行体制をジェット装
置に切り替えることができる等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例を示す飛行機の平面図
である。
【図2】図2は、本発明に使用されるプロペラ装置の実
施例を示す平面図である。
【図3】図3は、同プロペラ装置の断面図である。
【図4】図4は、同プロペラ装置の他の実施例を示す断
面図である。
【図5】図5は、同プロペラ装置に使用される高圧蒸気
噴射装置の説明図である。
【図6】図6は、本発明の他の実施例を示す平面図であ
る。
【図7】図7は、本発明に使用されるジェット装置の一
例説明図である。
【図8】図8は、本発明に使用されるイオン供給装置の
一例説明図である。
【図9】図9(A)ー(D)は、それぞれ本発明に使用
される螺旋状スクリュ−の説明図である。
【図10】図10は、圧縮空気とエアーの製造プロセス
の説明図である。
【図11】図11(A)は、飛行機の後部説明図、図1
1(B)は、同ジェット装置の噴射部説明図である。
【図12】図12は、直下型ジェット装置の実施例を示
す説明図である。
【図13】図13(A)ー(C)は、それぞれ宇宙飛行
用噴射装置の説明図である。
【図14】図14は、本発明の実施例を示す航空機の説
明図である。
【図15】図15は、本発明の航空機の飛行説明図であ
る。
【図16】図16は、本発明に使用される光発電装置の
説明図である。
【図17】図17は、飛行機に使用される機体材料の好
ましい例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…飛行機 2…プロペラ 3…プロペラ装置 4…蒸気噴射装置 5…翼 6…保護蓋 7…モータ 8…高速回転変換ギア 9…加熱装置 10…給水管 11…水 12…蒸気 13…ラセン型コンプレッサー 14…高圧蒸気 15…空気供給管 16…ジェツト装置 17…螺旋状スクリュ−(プロペラ) 18…圧縮空気受蔵調整室 19…イオン供給装置 20…燃焼室 21…液体酸素供給装置 22…空気取り入れ口 23…開閉蓋(開閉弁) 24…蛇腹部 25…液体セシウムのタンク 26…噴霧器 27…タングステンの格子 28…磁場 29…噴射ノズル 30…蒸気供給装置 31…羽根(水中翼)部分 32…ねじれ溝 33…圧縮空気貯蔵室 34…液体酸素気化室 35…液体窒素気化室 36…混合室 37…ラセン型コンプレッサー 38…イオン混入室 39…蒸気混入室 40…光発電装置 41…光電装置 42…太陽電池 43…光電変換素子 44…導体 45…光照射装置 46…蓄電池 47…電力増幅器 48…コンバータ 49…爆射口 50…圧縮空気調整室 51…酸素と水素イオンとの混入室 52…燃焼爆発室 53…蒸気混入室 54…セラミック複合材料層 55…ショックアブソーバ層 56…セラミック複合材料層 57…液体ヘリウム導入部 58…プラズマ遮断層 59…ヘリウム導入部 60…セラミック複合材料層 61…ショックアブソーバ層 62…カーボン・カーボン複合材料層 63…真空セル層 64…液体窒素導入部 65…液体窒素導入部 A…圧縮空気供給管 B…圧縮空気混合室 C…拡散装置 D…ジェット噴射装置 S…蒸気供給管 T…点火装置 X…エアー幕形成装置 Y…抑揚板 Z…操縦室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回転プロペラを有するプロペラ装
    置と、螺旋状スクリュ−と圧縮空気受蔵調整室とイオン
    供給装置と燃焼室とを有してなり、前記螺旋状スクリュ
    −の回転により空気を圧縮して得られた圧縮空気を前記
    圧縮空気受蔵調整室に送込み、当該圧縮空気と前記イオ
    ン供給装置により供給されたイオンとを前記燃焼室にて
    混合し、燃焼爆発させることにより得られたジェツト流
    を空中に噴射する空中噴射ジェツト装置と、機首部分に
    配設したジェット噴射装置と、前記圧縮空気を貯蔵して
    おくことができる圧縮空気貯蔵室とを備えてなることを
    特徴とする大気圏の内外を飛行可能な航空機。
JP2000111574A 2000-04-13 2000-04-13 大気圏の内外を飛行可能な航空機 Pending JP2001294200A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008019862A (ja) * 2007-06-27 2008-01-31 Matsuura Matsue 低圧タービン駆動方法とその低圧タービン駆動装置
CN114135457A (zh) * 2021-11-30 2022-03-04 中国工程物理研究院电子工程研究所 一种离子推进器

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