JP2001293877A - インクカートリッジ - Google Patents
インクカートリッジInfo
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- JP2001293877A JP2001293877A JP2000115212A JP2000115212A JP2001293877A JP 2001293877 A JP2001293877 A JP 2001293877A JP 2000115212 A JP2000115212 A JP 2000115212A JP 2000115212 A JP2000115212 A JP 2000115212A JP 2001293877 A JP2001293877 A JP 2001293877A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用前に振ることによって顔料粒子を均一分
散化することができ、更に、インクジェット記録装置へ
装着して使用する際に、インク液を撹拌して顔料粒子を
均一分散化することができるインクカートリッジを提供
する。 【解決手段】 インクカートリッジ1は、インク収納室
内にインク液含浸多孔質保持体12の収容部と、多孔質
保持体の存在しないインク液撹拌用領域21とを有す
る。
散化することができ、更に、インクジェット記録装置へ
装着して使用する際に、インク液を撹拌して顔料粒子を
均一分散化することができるインクカートリッジを提供
する。 【解決手段】 インクカートリッジ1は、インク収納室
内にインク液含浸多孔質保持体12の収容部と、多孔質
保持体の存在しないインク液撹拌用領域21とを有す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクカートリッ
ジに関し、特には、顔料インク含浸多孔質保持体充填型
のインクカートリッジに関する。
ジに関し、特には、顔料インク含浸多孔質保持体充填型
のインクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置へのインク供給
には、従来からインクカートリッジが広範に使用されて
いる。例えば、カラー印刷用のインクカートリッジは、
各色のインク毎にインク収納室とインク供給手段とを備
えており、インクジェット記録装置の所定位置に取付け
ることによって、前記のインク供給手段と、インクジェ
ット記録装置側に設けたインク吸入口とが連結され、イ
ンクカートリッジからインクジェット記録装置へインク
が供給される。
には、従来からインクカートリッジが広範に使用されて
いる。例えば、カラー印刷用のインクカートリッジは、
各色のインク毎にインク収納室とインク供給手段とを備
えており、インクジェット記録装置の所定位置に取付け
ることによって、前記のインク供給手段と、インクジェ
ット記録装置側に設けたインク吸入口とが連結され、イ
ンクカートリッジからインクジェット記録装置へインク
が供給される。
【0003】また、インクカートリッジにおいては、前
記のインク収納室にウレタンフォームなどの多孔質体を
充填したタイプも広範に利用されている。これは、液状
インクを多孔質体に含浸させた状態でインク収納室に充
填したタイプのインクカートリッジであり、インクの安
定供給を主な目的としている。
記のインク収納室にウレタンフォームなどの多孔質体を
充填したタイプも広範に利用されている。これは、液状
インクを多孔質体に含浸させた状態でインク収納室に充
填したタイプのインクカートリッジであり、インクの安
定供給を主な目的としている。
【0004】一方、インクジェット記録方法において
は、染料インクに代わり、顔料インクの使用が拡がって
いる。顔料インクを用いる場合でも、インクカートリッ
ジを利用するのが便利であり、多孔質保持体充填型のイ
ンクカートリッジを利用するのが更に有利である。
は、染料インクに代わり、顔料インクの使用が拡がって
いる。顔料インクを用いる場合でも、インクカートリッ
ジを利用するのが便利であり、多孔質保持体充填型のイ
ンクカートリッジを利用するのが更に有利である。
【0005】しかしながら、顔料インクは水性分散液で
あるため、顔料粒子の沈降という問題がある。例えば、
倉庫や販売店の棚上などにて、インクカートリッジの状
態で長期間放置されると、インクカートリッジのインク
収納室内部で顔料粒子が徐々に沈降する。その結果、イ
ンク収納室の内部で底部から上部の方向に顔料粒子の濃
度傾斜が発生し、底部には、顔料粒子濃度が高く、過度
に色の濃い層が生じ、上部には顔料粒子濃度が低く、過
度に色の薄い層が生じる。このままの状態で、インクカ
ートリッジをインクジェット記録装置に装着して印刷を
行うと、最初に、顔料粒子濃度の高い層からインクが供
給されるので、過度に色の濃い印刷物が生じる。従っ
て、均一な顔料濃度のインクを安定に供給する目的を達
成することができなくなる。
あるため、顔料粒子の沈降という問題がある。例えば、
倉庫や販売店の棚上などにて、インクカートリッジの状
態で長期間放置されると、インクカートリッジのインク
収納室内部で顔料粒子が徐々に沈降する。その結果、イ
ンク収納室の内部で底部から上部の方向に顔料粒子の濃
度傾斜が発生し、底部には、顔料粒子濃度が高く、過度
に色の濃い層が生じ、上部には顔料粒子濃度が低く、過
度に色の薄い層が生じる。このままの状態で、インクカ
ートリッジをインクジェット記録装置に装着して印刷を
行うと、最初に、顔料粒子濃度の高い層からインクが供
給されるので、過度に色の濃い印刷物が生じる。従っ
て、均一な顔料濃度のインクを安定に供給する目的を達
成することができなくなる。
【0006】インクカートリッジのインク収納室が液状
インクをそのまま収納するタイプである場合は、インク
ジェット記録装置への装着前にインクカートリッジを充
分に振ることにより内部のインク液を撹拌し、顔料粒子
の分散状態を均一化することも可能であるが、多孔質保
持体充填型のインクカートリッジの場合には、インク液
を多孔質保持体に含浸させた状態でインク収納室に充填
しているため、インクカートリッジを振っても、顔料粒
子を均一分散化することは極めて困難であるか、事実上
不可能な場合もある。
インクをそのまま収納するタイプである場合は、インク
ジェット記録装置への装着前にインクカートリッジを充
分に振ることにより内部のインク液を撹拌し、顔料粒子
の分散状態を均一化することも可能であるが、多孔質保
持体充填型のインクカートリッジの場合には、インク液
を多孔質保持体に含浸させた状態でインク収納室に充填
しているため、インクカートリッジを振っても、顔料粒
子を均一分散化することは極めて困難であるか、事実上
不可能な場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、多孔
質保持体充填型の顔料インクカートリッジを長期間にわ
たって放置した場合であっても、使用前に振ることによ
って顔料粒子を均一分散化することができ、更に、イン
クカートリッジをインクジェット記録装置へ装着して使
用する際に、インクカートリッジ内のインク液を撹拌し
て顔料粒子を均一分散化することのできるインクカート
リッジを提供することにある。
質保持体充填型の顔料インクカートリッジを長期間にわ
たって放置した場合であっても、使用前に振ることによ
って顔料粒子を均一分散化することができ、更に、イン
クカートリッジをインクジェット記録装置へ装着して使
用する際に、インクカートリッジ内のインク液を撹拌し
て顔料粒子を均一分散化することのできるインクカート
リッジを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、インク収納室内にインク液含浸多孔質保持体収容
領域と、多孔質保持体の存在しないインク液撹拌用領域
とを有することを特徴とする、インクカートリッジによ
って解決することができる。
より、インク収納室内にインク液含浸多孔質保持体収容
領域と、多孔質保持体の存在しないインク液撹拌用領域
とを有することを特徴とする、インクカートリッジによ
って解決することができる。
【0009】本発明の好ましい態様においては、前記イ
ンク液撹拌用領域が、撹拌手段を備える。また、本発明
の更に好ましい態様においては、前記撹拌手段の回転軸
の少なくとも一方の端部が、インクカートリッジのハウ
ジングの外側に動力伝達可能な状態で突出し、その突出
端部においてインクジェット記録装置の動力伝達機構と
連結可能である。
ンク液撹拌用領域が、撹拌手段を備える。また、本発明
の更に好ましい態様においては、前記撹拌手段の回転軸
の少なくとも一方の端部が、インクカートリッジのハウ
ジングの外側に動力伝達可能な状態で突出し、その突出
端部においてインクジェット記録装置の動力伝達機構と
連結可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に沿って本発明の
特定の態様を説明する。
特定の態様を説明する。
【0011】図1は、本発明のインクカートリッジの一
部を切り欠いて示す模式的斜視図であり、図2は、図1
のインクカートリッジの模式的断面図である。
部を切り欠いて示す模式的斜視図であり、図2は、図1
のインクカートリッジの模式的断面図である。
【0012】図1及び図2に示すとおり、本発明のイン
クカートリッジ1は、その外壁を構成するハウジング1
1、及びインク供給手段13を含む。また、ハウジング
11の内部に設けたインク収納室には、多孔質保持体収
容領域と、インク液撹拌用領域21とがある。多孔質保
持体収容領域には、顔料インク液が含浸されている多孔
質保持体12が設けられ、インク液撹拌用領域21は多
孔質保持体12を含まないので、インク液のみが充填さ
れる。すなわち、本発明のインクカートリッジ1におい
ては、多孔質保持体12の内部に、多孔質保持体を含ま
ない空隙部(インク液のみが存在)を設ける。カラー印
刷用のインクカートリッジ1の場合には、複数個のイン
ク収納室が存在し、各インク収納室にそれぞれのインク
液を含浸した多孔質保持体12からなる多孔質保持体収
容領域と、多孔質保持体が存在せずインク液のみが存在
する撹拌用領域21とを設けるのが好ましい。
クカートリッジ1は、その外壁を構成するハウジング1
1、及びインク供給手段13を含む。また、ハウジング
11の内部に設けたインク収納室には、多孔質保持体収
容領域と、インク液撹拌用領域21とがある。多孔質保
持体収容領域には、顔料インク液が含浸されている多孔
質保持体12が設けられ、インク液撹拌用領域21は多
孔質保持体12を含まないので、インク液のみが充填さ
れる。すなわち、本発明のインクカートリッジ1におい
ては、多孔質保持体12の内部に、多孔質保持体を含ま
ない空隙部(インク液のみが存在)を設ける。カラー印
刷用のインクカートリッジ1の場合には、複数個のイン
ク収納室が存在し、各インク収納室にそれぞれのインク
液を含浸した多孔質保持体12からなる多孔質保持体収
容領域と、多孔質保持体が存在せずインク液のみが存在
する撹拌用領域21とを設けるのが好ましい。
【0013】インクカートリッジ1の底部に設けられた
インク供給手段13は、多孔質保持体12に含浸されて
いるインクをインクジェット記録装置に供給する手段で
あり、インクカートリッジ1をインクジェット記録装置
の所定位置に設置することにより、インクジェット記録
装置側に設けたインク吸入手段(図示せず)と連結し
て、インク供給が可能な状態になる。インク供給手段1
3は、一般的に、多孔質保持体12と接するインク取込
口14、そのインク取込口14に設けたフィルタ15、
インク取込口14とインク出口17との間に設けたイン
ク通路16、及びインク出口17付近に設けた刺針貫通
用膜18を含む。前記の刺針貫通用膜18は、インクカ
ートリッジ1の使用前(すなわち、インクジェット記録
装置の所定位置に取付ける前)は、前記インク通路16
より内部側を密封状態を保つことができる。しかし、イ
ンクカートリッジ1をインクジェット記録装置の所定位
置に取付けると、インクジェット記録装置側のインク吸
入口の先端部に設けたインク吸入用刺針によって破断さ
れ、インク通路16とインク吸入用刺針とを連絡させる
ことができる。インクは、インク吸入用刺針からインク
ジェット記録装置内のインク案内管を経て、プリンタヘ
ッドまで輸送される。
インク供給手段13は、多孔質保持体12に含浸されて
いるインクをインクジェット記録装置に供給する手段で
あり、インクカートリッジ1をインクジェット記録装置
の所定位置に設置することにより、インクジェット記録
装置側に設けたインク吸入手段(図示せず)と連結し
て、インク供給が可能な状態になる。インク供給手段1
3は、一般的に、多孔質保持体12と接するインク取込
口14、そのインク取込口14に設けたフィルタ15、
インク取込口14とインク出口17との間に設けたイン
ク通路16、及びインク出口17付近に設けた刺針貫通
用膜18を含む。前記の刺針貫通用膜18は、インクカ
ートリッジ1の使用前(すなわち、インクジェット記録
装置の所定位置に取付ける前)は、前記インク通路16
より内部側を密封状態を保つことができる。しかし、イ
ンクカートリッジ1をインクジェット記録装置の所定位
置に取付けると、インクジェット記録装置側のインク吸
入口の先端部に設けたインク吸入用刺針によって破断さ
れ、インク通路16とインク吸入用刺針とを連絡させる
ことができる。インクは、インク吸入用刺針からインク
ジェット記録装置内のインク案内管を経て、プリンタヘ
ッドまで輸送される。
【0014】前記のインク供給手段13のインク出口1
7には、必要により、シール手段19aを設けることが
できる。シール手段19aを設けることにより、インク
通路16及びインク収納室の密封性を向上することがで
きる。シール手段19aは、例えば、インク出口17へ
の粘着及び剥離可能なシート材であることができる。更
に、前記の刺針貫通用膜18の内側(インク通路16
側)に、刺針シール固定手段19bを設けて、刺針貫通
用膜18を破断した後の刺針を密封状態で固定すること
ができる。刺針シール固定手段は、例えば、ドーナツ状
のゴムパッキンであることができる。
7には、必要により、シール手段19aを設けることが
できる。シール手段19aを設けることにより、インク
通路16及びインク収納室の密封性を向上することがで
きる。シール手段19aは、例えば、インク出口17へ
の粘着及び剥離可能なシート材であることができる。更
に、前記の刺針貫通用膜18の内側(インク通路16
側)に、刺針シール固定手段19bを設けて、刺針貫通
用膜18を破断した後の刺針を密封状態で固定すること
ができる。刺針シール固定手段は、例えば、ドーナツ状
のゴムパッキンであることができる。
【0015】本発明のインクカートリッジ1は、前記の
とおり、多孔質保持体の存在しないインク液撹拌用領域
21を有しているので、使用前にインクカートリッジ1
を充分に振ることにより、インク液に含まれる顔料粒子
の分散状態を均一化することができる。
とおり、多孔質保持体の存在しないインク液撹拌用領域
21を有しているので、使用前にインクカートリッジ1
を充分に振ることにより、インク液に含まれる顔料粒子
の分散状態を均一化することができる。
【0016】また、本発明の好ましい態様においては、
前記のインク液撹拌用領域21に撹拌手段を設けること
ができる。撹拌手段としては、例えば、図1及び図2に
示すように、回転軸23の上に1又はそれ以上の撹拌用
突起24を担持させた撹拌棒22を用いることができ
る。撹拌棒22の各端部は、それぞれインクカートリッ
ジ1のハウジング11の内壁に設けた軸受に担持されて
いても、あるいは、インクカートリッジ1のハウジング
11の外側に突出していてもよい。回転軸23の両端部
がハウジング11の内壁に設けた軸受に担持されている
場合は、インクカートリッジ1を充分に振ることにより
インク液に含まれる顔料粒子の分散状態を均一化する
が、その際に内部の回転軸23の回転を促すか、あるい
は撹拌棒とインク液との衝突によって、前記の均一化を
促進することができる。
前記のインク液撹拌用領域21に撹拌手段を設けること
ができる。撹拌手段としては、例えば、図1及び図2に
示すように、回転軸23の上に1又はそれ以上の撹拌用
突起24を担持させた撹拌棒22を用いることができ
る。撹拌棒22の各端部は、それぞれインクカートリッ
ジ1のハウジング11の内壁に設けた軸受に担持されて
いても、あるいは、インクカートリッジ1のハウジング
11の外側に突出していてもよい。回転軸23の両端部
がハウジング11の内壁に設けた軸受に担持されている
場合は、インクカートリッジ1を充分に振ることにより
インク液に含まれる顔料粒子の分散状態を均一化する
が、その際に内部の回転軸23の回転を促すか、あるい
は撹拌棒とインク液との衝突によって、前記の均一化を
促進することができる。
【0017】撹拌棒22の少なくとも一方の端部23a
がハウジング11の外側に突出していて、その端部23
aが動力伝達可能な場合には、例えば、手動によって前
記回転軸23(従って、撹拌棒22)を回転させること
もできるが、好適には、インクカートリッジ1をインク
ジェット記録装置の所定位置に取付けることにより、イ
ンクジェット記録装置の動力伝達機構と連結可能な構造
とすることもできる。回転軸23の突出端部23aをイ
ンクジェット記録装置の動力伝達機構と連結することに
より、例えば、インクヘッドの往復運動に連動させて回
転軸23を回転させ、従って、撹拌棒22を回転させる
ことができる。
がハウジング11の外側に突出していて、その端部23
aが動力伝達可能な場合には、例えば、手動によって前
記回転軸23(従って、撹拌棒22)を回転させること
もできるが、好適には、インクカートリッジ1をインク
ジェット記録装置の所定位置に取付けることにより、イ
ンクジェット記録装置の動力伝達機構と連結可能な構造
とすることもできる。回転軸23の突出端部23aをイ
ンクジェット記録装置の動力伝達機構と連結することに
より、例えば、インクヘッドの往復運動に連動させて回
転軸23を回転させ、従って、撹拌棒22を回転させる
ことができる。
【0018】インク液撹拌用領域に撹拌手段を備える本
発明のインクカートリッジにおいては、その撹拌手段の
回転をインクジェット記録装置の動力伝達機構と連動さ
せることができるので、インク収納室内部のインク液に
おいて顔料粒子が不均一に分散した状態であっても、撹
拌手段の回転により、これを均一化することができる。
発明のインクカートリッジにおいては、その撹拌手段の
回転をインクジェット記録装置の動力伝達機構と連動さ
せることができるので、インク収納室内部のインク液に
おいて顔料粒子が不均一に分散した状態であっても、撹
拌手段の回転により、これを均一化することができる。
【0019】本発明のインクカートリッジ1において、
インク液撹拌用領域21の形状は特に限定されず、例え
ば図1及び図2に示すとおり円柱状であることもできる
が、球状又は楕球状(すなわち、ラグビーボール状ある
いは鶏卵状)、更には、立方体状や直方体状であること
もできる。また、インク液撹拌用領域の外周部は、その
全体が多孔質保持体に囲繞されていることもできるが、
例えば図1及び図2に示すとおり、側壁面の全周囲が多
孔質保持体に囲繞され、上面部及び底面部がハウジング
の内壁と接する円柱状であることもできる。なお、円柱
状撹拌用領域の場合も、その全外面(側壁面、上面部及
び底面部)が多孔質保持体に囲繞されていることもでき
る。インク液撹拌用領域の内部に撹拌手段を設ける場合
は、その撹拌手段の運動が多孔質保持体に妨害されない
ように、インク液撹拌用領域の形状にあわせて、撹拌棒
などの形状を適宜選択するのが好ましい。
インク液撹拌用領域21の形状は特に限定されず、例え
ば図1及び図2に示すとおり円柱状であることもできる
が、球状又は楕球状(すなわち、ラグビーボール状ある
いは鶏卵状)、更には、立方体状や直方体状であること
もできる。また、インク液撹拌用領域の外周部は、その
全体が多孔質保持体に囲繞されていることもできるが、
例えば図1及び図2に示すとおり、側壁面の全周囲が多
孔質保持体に囲繞され、上面部及び底面部がハウジング
の内壁と接する円柱状であることもできる。なお、円柱
状撹拌用領域の場合も、その全外面(側壁面、上面部及
び底面部)が多孔質保持体に囲繞されていることもでき
る。インク液撹拌用領域の内部に撹拌手段を設ける場合
は、その撹拌手段の運動が多孔質保持体に妨害されない
ように、インク液撹拌用領域の形状にあわせて、撹拌棒
などの形状を適宜選択するのが好ましい。
【0020】インク液含浸多孔質保持体収容領域12
と、インク液撹拌用領域21との間に、多孔質保持体の
形状保持の目的で、フレーム部25を設けることもでき
る。フレーム部25は、インク液を透過させることがで
きるかぎり特に限定されず、例えば、ネットや複数の細
孔を有する仕切板であることができる。
と、インク液撹拌用領域21との間に、多孔質保持体の
形状保持の目的で、フレーム部25を設けることもでき
る。フレーム部25は、インク液を透過させることがで
きるかぎり特に限定されず、例えば、ネットや複数の細
孔を有する仕切板であることができる。
【0021】本発明のインクカートリッジにおいて、1
つのインク収納室に設ける前記のインク液撹拌用領域の
数は限定されず、複数個のインク液撹拌用領域を1つの
インク収納室に設けることができる。また、それらの各
インク液撹拌用領域にそれぞれ撹拌手段を設けることも
できる。
つのインク収納室に設ける前記のインク液撹拌用領域の
数は限定されず、複数個のインク液撹拌用領域を1つの
インク収納室に設けることができる。また、それらの各
インク液撹拌用領域にそれぞれ撹拌手段を設けることも
できる。
【0022】本発明のインクカートリッジがカラー印刷
用である場合には、それぞれのインク収納室に1又は複
数個のインク液撹拌用領域を設けることができ、それら
の各インク液撹拌用領域にそれぞれ撹拌手段を設けるこ
ともできる。更に、それらの撹拌手段の回転軸を共通に
することもできる。
用である場合には、それぞれのインク収納室に1又は複
数個のインク液撹拌用領域を設けることができ、それら
の各インク液撹拌用領域にそれぞれ撹拌手段を設けるこ
ともできる。更に、それらの撹拌手段の回転軸を共通に
することもできる。
【0023】本発明のインクカートリッジは、顔料イン
ク含浸多孔質保持体を含むインクカートリッジに適用す
るのが好適であるが、染料インク含浸多孔質保持体を含
むインクカートリッジに適用することもできる。
ク含浸多孔質保持体を含むインクカートリッジに適用す
るのが好適であるが、染料インク含浸多孔質保持体を含
むインクカートリッジに適用することもできる。
【0024】
【発明の効果】本発明のインクカートリッジは、インク
収納室にインク液撹拌用領域を有するので、長期間にわ
たって放置した場合であっても、使用前に振ることによ
って顔料粒子を均一分散化することができる。また、前
記のインク液撹拌用領域に撹拌手段を設け、その撹拌手
段をインクジェット記録装置の動力伝達機構と連動させ
ることができるので、カートリッジが使用前に長期間に
わたって放置された場合であっても、インクカートリッ
ジをインクジェット記録装置へ装着して使用する際に、
インクカートリッジ内のインク液を撹拌して顔料粒子を
均一分散化することができる。
収納室にインク液撹拌用領域を有するので、長期間にわ
たって放置した場合であっても、使用前に振ることによ
って顔料粒子を均一分散化することができる。また、前
記のインク液撹拌用領域に撹拌手段を設け、その撹拌手
段をインクジェット記録装置の動力伝達機構と連動させ
ることができるので、カートリッジが使用前に長期間に
わたって放置された場合であっても、インクカートリッ
ジをインクジェット記録装置へ装着して使用する際に、
インクカートリッジ内のインク液を撹拌して顔料粒子を
均一分散化することができる。
【図1】本発明のインクカートリッジの一部を切り欠い
て示す模式的斜視図である。
て示す模式的斜視図である。
【図2】図1のインクカートリッジの模式的断面図であ
る。
る。
1・・・インクカートリッジ 11・・・ハウジング 12・・・多孔質保持体 13・・・インク供給手段 14・・・インク取込口 15・・・フィルタ 16・・・インク通路 17・・・インク出口 18・・・刺針貫通用膜 19a・・・シール手段 19b・・・刺針シール固定手段 21・・・インク液撹拌用領域 22・・・撹拌棒 23・・・回転軸 23a・・・突出端部 24・・・撹拌用突起 25・・・フレーム
Claims (3)
- 【請求項1】 インク収納室内にインク液含浸多孔質保
持体収容領域と、多孔質保持体の存在しないインク液撹
拌用領域とを有することを特徴とする、インクカートリ
ッジ。 - 【請求項2】 前記インク液撹拌用領域が、撹拌手段を
備える、請求項1に記載のインクカートリッジ。 - 【請求項3】 前記撹拌手段の回転軸の少なくとも一方
の端部が、インクカートリッジのハウジングの外側に動
力伝達可能な状態で突出し、その突出端部においてイン
クジェット記録装置の動力伝達機構と連結可能である、
請求項2に記載のインクカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000115212A JP2001293877A (ja) | 2000-04-17 | 2000-04-17 | インクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000115212A JP2001293877A (ja) | 2000-04-17 | 2000-04-17 | インクカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001293877A true JP2001293877A (ja) | 2001-10-23 |
Family
ID=18626902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000115212A Withdrawn JP2001293877A (ja) | 2000-04-17 | 2000-04-17 | インクカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001293877A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170096011A1 (en) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | Océ-Technologies B.V. | Ink storage apparatus for a printing system |
-
2000
- 2000-04-17 JP JP2000115212A patent/JP2001293877A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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