JP2001292917A - 調理器 - Google Patents

調理器

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JP2001292917A
JP2001292917A JP2000109374A JP2000109374A JP2001292917A JP 2001292917 A JP2001292917 A JP 2001292917A JP 2000109374 A JP2000109374 A JP 2000109374A JP 2000109374 A JP2000109374 A JP 2000109374A JP 2001292917 A JP2001292917 A JP 2001292917A
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JP
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reverse rotation
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commutator
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JP2000109374A
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Izumi Yoshida
泉 吉田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カッターの回転により食材を粉砕あるいは液
体を攪拌する調理器において、食材の咬み込み等モータ
が過負荷になった場合に、電源を切ることなく食材の咬
み込みを解消し動作を継続させることを目的とする。 【解決手段】 整流子モータ6の回転数あるいは過電流
検出装置3の出力から出力調整装置2及び正逆回転切り
替え装置4に信号を出力するモータ制御装置A1と、モ
ータ制御装置A1の出力から所望の電圧を出力する出力
調整装置2と、出力調整装置2からの出力をモータ制御
装置A1の出力信号によりモータの正逆回転を切り替え
る正逆回転切り替え装置4と、正逆回転切り替え装置4
の出力により駆動される整流子モータ6と、整流子モー
タ6の軸に取り付けられたカッター7を備えたものであ
り、モータが過負荷になった場合には、逆転を行い食材
等の咬み込みを解消し、停止させることなく継続した動
作が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にカッターでの
食材の粉砕、液体の攪拌をする調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の調理器は、容器内におい
て整流子モータ等を用いてカッターを回転させ、固形
物,液体を粉砕または攪拌するようになっている。特に
液体の場合、容器の容量をある程度必要とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】構成自体は非常に簡単
であるが、これら調理器の容器に固形物を液体と同量入
れた場合、電動機の定格トルク以上の過負荷状態とな
る。また特に問題となるのは、被切削物の切り方の大小
によって、カッターと容器内壁の間に被切削物がはさま
り、カッター部がロック状態になる場合がある。ロック
状態になった場合には整流子モータにダメージを与える
場合がある。
【0004】この様な問題点を解決するため、電動機の
トルクを上げることも出来るが、電動機のトルクを上げ
るため電動機の外形寸法が大きくなってしまう。
【0005】また、特開昭59−186531号公報に
開示されているものは、ロックした場合のモータに流れ
る電流により、電源回路に直列に入れた電流ブレーカー
を切ることで対応しているが、この場合は、この時点で
咬み込んでいる被切削物を取り除き、再度起動させると
いう手間が発生し、使い勝手の点で問題がある。
【0006】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたものであり、モータが過負荷になった場合には、
それをモータ電流を検出している電流センサにより検出
し、電流センサに検出された出力があらかじめ設定され
ている基準値を越えた場合はモータロック発生と判断、
モータを一定期間逆転運転をする事により、被切削物の
咬み込みを解消し、その後正転させ、モータにダメージ
を与えることなく粉砕あるいは攪拌を継続する事で使い
勝手を良くする事を目的とする。
【0007】または、モータが過負荷になった場合に
は、それをモータ電流を検出している電流センサにより
検出し、電流センサに検出された出力があらかじめ設定
されている基準値を越えた場合はモータロック発生と判
断、モータを一定期間の逆転と停止を繰り返す事によ
り、被切削物の咬み込みを振動を加える事で解消し、そ
の後正転させることで、モータにダメージを与えること
なく粉砕あるいは攪拌を継続させる事で使い勝手を良く
する事を目的とする。
【0008】または、モータが過負荷になった場合に
は、それをモータ電流を検出している電流センサにより
検出し、電流センサに検出された出力があらかじめ設定
されている基準値を越えた場合はモータロック発生と判
断、モータを非常に短い周期で正逆回転を交互に繰り返
すことにより、被切削物の咬み込みを大きな振動と他の
被切削物との衝突で確実に解消し、その後正転させる事
により、モータにダメージを与えることなく粉砕あるい
は攪拌を継続させる事で使い勝手を良くする事を目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、整流子モータを回転させ、前記整流子モー
タの軸に取り付けられたカッターにより固形物の粉砕あ
るいは液体の攪拌を行う調理器において、前記整流子モ
ータの回転数あるいは過電流検出装置の出力から出力調
整装置及び正逆回転切り替え装置に信号を出力するモー
タ制御装置と、前記モータ制御装置の出力から前記正逆
回転切り替え装置に所望の電圧を出力する前記出力調整
装置と、前記出力調整装置からの出力を前記モータ制御
装置の出力信号によりモータの正逆回転を切り替える前
記正逆回転切り替え装置と、前記正逆回転切り替え装置
の出力により駆動される正逆回転可能な前記整流子モー
タと、前記整流子モータの軸に取り付けられた前記カッ
ターを備えたものである。
【0010】この本発明によれば、モータが過負荷にな
った場合には、ぞれをモータ電流を検出している電流セ
ンサにより検出し、電流センサに検出された出力があら
かじめ設定されている基準値を越えた場合はモータロッ
ク発生と判断、モータを一定期間逆転運転をする事によ
り、被切削物の咬み込みを解消し、その後正転させ、モ
ータにダメージを与えることなく粉砕あるいは攪拌を継
続する事で使い勝手を良くする事ができる。
【0011】または、モータが過負荷になった場合に
は、それをモータ電流を検出している電流センサにより
検出し、電流センサに検出された出力があらかじめ設定
されている基準値を越えた場合はモータロック発生と判
断、モータを一定期間の逆転と停止を繰り返す事によ
り、被切削物の咬み込みを振動を加える事で解消し、そ
の後正転させることで、モータにダメージを与えること
なく粉砕あるいは攪拌を継続させる事で使い勝手を良く
する事ができる。
【0012】または、モータが過負荷になった場合に
は、それをモータ電流を検出している電流センサにより
検出し、電流センサに検出された出力があらかじめ設定
されている基準値を越えた場合はモータロック発生と判
断、モータを非常に短い周期で正逆回転を交互に繰り返
すことにより、被切削物の咬み込みを大きな振動と他の
被切削物との衝突で確実に解消し、その後正転させる事
により、モータにダメージを与えることなく粉砕あるい
は攪拌を継続させる事で使い勝手を良くする事ができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、整流子モータを回転させ、前記整流子モータの軸に
取り付けられたカッターにより固形物の粉砕あるいは液
体の攪拌を行う調理器において、前記整流子モータの回
転数あるいは過電流検出装置の出力から出力調整装置及
び正逆回転切り替え装置に信号を出力するモータ制御装
置と、前記モータ制御装置の出力から前記正逆回転切り
替え装置に所望の電圧を出力する出力調整装置と、前記
出力調整装置からの出力を前記モータ制御装置の出力信
号によりモータの正逆回転を切り替える前記正逆回転切
り替え装置と、前記正逆回転切り替え装置の出力により
駆動される正逆回転可能な前記整流子モータと、前記整
流子モータの軸に取り付けられた前記カッターとにより
構成されたものであり、モータが過負荷になりモータロ
ックが発生した場合においても、モータを一定期間逆転
運転をする事により、被切削物の咬み込みを解消し、そ
の後正転させる事により、運転を停止することなく、粉
砕あるいは攪拌を継続する事ができるという作用を有す
る。
【0014】請求項2に記載の発明は、整流子モータを
回転させ、前記整流子モータの軸に取り付けられたカッ
ターにより固形物の粉砕あるいは液体の攪拌を行う調理
器において、前記整流子モータの回転数あるいは過電流
検出装置の出力から出力調整装置及び正逆回転切り替え
装置に信号を出力するモータ制御装置と、前記モータ制
御装置の出力から前記正逆回転切り替え装置に所望の電
圧を出力する出力調整装置と、前記出力調整装置からの
出力を前記モータ制御装置の出力信号によりモータの正
逆回転を切り替える前記正逆回転切り替え装置と、前記
正逆回転切り替え装置の出力により駆動される正逆回転
可能な前記整流子モータと、前記整流子モータの軸に取
り付けられた前記カッターとにより構成されたものであ
り、モータが過負荷となりモータロックが発生した場合
においても、モータを一定期間逆転と停止を繰り返す事
により、被切削物の咬み込みを振動を加える事で解消
し、その後正転させることで運転を停止することなく、
粉砕あるいは攪拌を継続する事ができるという作用を有
する。
【0015】請求項3に記載の発明は、整流子モータを
回転させ、前記整流子モータの軸に取り付けられたカッ
ターにより固形物の粉砕あるいは液体の攪拌を行う調理
器において、前記整流子モータの回転数あるいは過電流
検出装置の出力から出力調整装置及び正逆回転切り替え
装置に信号を出力するモータ制御装置と、前記モータ制
御装置の出力から正逆回転切り替え装置に所望の電圧を
出力する出力調整装置と、前記出力調整装置からの出力
を前記モータ制御装置の出力信号によりモータの正逆回
転を切り替える前記正逆回転切り替え装置と、前記正逆
回転切り替え装置の出力により駆動される正逆回転可能
な前記整流子モータと、前記整流子モータの軸に取り付
けられた前記カッターとにより構成されたものであり、
モータが過負荷となりモータロックが発生した場合にお
いても、モータを非常に短い周期で正逆回転を交互に繰
り返すことにより、被切削物の咬み込みを大きな振動と
他の被切削物との衝突で確実に解消しその後正転させる
ことで運転を停止することなく、粉砕あるいは攪拌を継
続する事ができるという作用を有する。
【0016】以下、本発明の実施例について図1から図
8を用いて説明する。
【0017】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における調理器の構成図である。
【0018】1は回転数指令と過電流検出装置3の出力
から出力調整装置2に回転数指令を出力するモータ制御
装置A、2はモータ制御装置A1から出力される回転数
指令に従い交流電源8を整流子モータ6を駆動する電圧
に変換する出力調整装置、5は出力調整装置2の出力電
流を検出し過電流検出装置3に伝える電流センサ、3は
電流センサ5からの出力信号と基準値を比較し過電流が
流れていると判断した場合にはモータ制御装置1に過電
流発生の信号を出力する過電流検出装置、4はモータ制
御装置1の正転/逆転を表す出力信号に従い出力調整装
置2の出力電圧を切り替え整流子モータ6を正逆回転さ
せる正逆回転切り替え装置、6は正逆回転可能な整流子
モータ、7は整流子モータ6の軸に取り付けられ固形物
の粉砕あるいは液体の攪拌を行うカッターである。
【0019】過電流検出装置3の内部構成を図2に示
す。図2中のVocは過電流判定レベルであり、電流セ
ンサ5の出力信号とVocを比較し、電流センサ出力信
号がVocを越える場合信号をモータ制御装置1に出力
する。
【0020】モータ制御装置1の処理内容を図3のフロ
ーチャートで説明する。
【0021】ステップ1では回転数指令に応じて図4に
示す指令値テーブルに従い出力調整指令を得る。ステッ
プ2では過電流が発生しているかどうかの確認を行う。
【0022】過電流が発生していない場合は、ステップ
3へ進む。ステップ3では、現在逆転中かどうかの判定
を行う。逆転中でない場合は、ステップ4へ進む。ステ
ップ4ではステップ1で得た出力調整指令を出力調整装
置2に出力する。これにより整流子モータ6は、所定の
回転数で回転を続ける。
【0023】ステップ2において過電流が発生している
場合は、ステップ5へ進む。
【0024】ステップ5では出力調整指令を0とし、一
旦整流子モータ6を停止させ、ステップ6へ進む。ステ
ップ6では、1のモータ制御装置Aが整流子モータ6の
回転方向を変えるために正逆回転切り替え装置4に逆転
信号を出力し、ステップ7へ進む。ステップ7ではあら
かじめ設定されている速度指令を図4の指令値テーブル
に従い出力調整装置2へ出力する。
【0025】そしてステップ8へ進む。ステップ8では
あらかじめ設定されている逆転を行う時間を計測するタ
イマを始動させステップ4へ進む。これにより整流子モ
ータ6は、あらかじめ設定された速度における逆転運転
を行う。
【0026】逆転運転中にステップ3に来た場合はステ
ップ9へ進む。ステップ9ではステップ8で始動させた
タイマが所定の値に到達したかどうかを判断する。所定
の値に到達していない場合は、更に逆転運転を継続させ
るためステップ4へ進む。ステップ9においてタイマが
所定値に達した場合はステップ10へ進む。ステップ1
0では、一旦停止させるために出力調整器2に対し停止
させる指令を出力し、ステップ11へ進む。ステップ1
1では、モータ制御装置1は整流子モータ6を正転させ
るために、正逆回転切り替え装置4に対し正転信号を出
力し、ステップ12へ進む。ステップ12では過電流発
生時の速度指令を再度図4で示す指令値テーブルで出力
調整指令に変換しステップ4へ進む。この様にすること
により、逆転から正転へ切り替え、さらに指定周波数で
の運転が再開されることとなる。
【0027】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2における調理器の構成図である。
【0028】10は回転数指令と過電流検出装置3の出
力から出力調整装置2に回転数指令を出力するモータ制
御装置、2はモータ制御装置B10から出力される回転
数指令に従い交流電源8を整流子モータ6を駆動する電
圧に変換する出力調整装置、5は出力調整装置2の出力
電流を検出し過電流検出装置3に伝える電流センサ、3
は電流センサ5からの出力信号と基準値を比較し過電流
が流れていると判断した場合にはモータ制御装置10に
過電流発生の信号を出力する過電流検出装置、4はモー
タ制御装置10の正転/逆転を表す出力信号に従い出力
調整装置2の出力電圧を切り替え整流子モータ6を正逆
回転させる正逆回転切り替え装置、6は正逆回転可能な
整流子モータ、7は整流子モータ6の軸に取り付けられ
固形物の粉砕あるいは液体の攪拌を行うカッターであ
る。
【0029】過電流検出装置3の内部構成を図2に示
す。図2中のVocは過電流判定レベルであり、電流セ
ンサ5の出力信号とVocを比較し、電流センサ出力信
号がVocを越える場合信号をモータ制御装置10に出
力する。
【0030】モータ制御装置10の処理内容を図6のフ
ローチャートで説明する。
【0031】ステップ1では回転数指令に応じて図4に
示す指令値テーブルに従い出力調整指令を得る。ステッ
プ2では過電流が発生しているかどうかの確認を行う。
【0032】過電流が発生していない場合は、ステップ
3へ進む。ステップ3では、現在逆転中かどうかの判定
を行う。逆転中でない場合は、ステップ4へ進む。ステ
ップ4ではステップ1で得た出力調整指令を出力調整装
置2に出力する。これにより整流子モータ6は、所定の
回転数で回転を続ける。
【0033】ステップ2において過電流が発生している
場合は、ステップ5へ進む。
【0034】ステップ5では出力調整指令を0とし、一
旦整流子モータ6を停止させ、ステップ6へ進む。ステ
ップ6では、モータ制御装置10が整流子モータ6の回
転方向を変えるために正逆回転切り替え装置4に逆転信
号を出力し、ステップ7へ進む。
【0035】ステップ7ではあらかじめ設定されている
速度指令を図4の指令値テーブルに従い出力調整装置2
へ出力する。そしてステップ8へ進む。ステップ8では
あらかじめ決められた逆転と停止を何回行うかの設定を
行い、ステップ9へ進む。ステップ9ではあらかじめ設
定されている逆転を行う時間を計測するタイマを始動さ
せステップ4へ進む。これにより整流子モータ6は、あ
らかじめ設定された速度における逆転運転を行う。
【0036】逆転運転中にステップ3に来た場合はステ
ップ10へ進む。ステップ10ではステップ9で始動さ
せたタイマが所定の値に到達したかどうかを判断する。
所定の値に到達していない場合は、更に逆転運転を継続
させるためステップ4へ進む。
【0037】ステップ10においてタイマが所定値に達
した場合はステップ11へ進む。ステップ11では、一
旦停止させるために出力調整器2に対し停止させる指令
を出力し、ステップ12へ進む。ステップ12では、ス
テップ8で設定された回数から1を減算しステップ13
へ進む。
【0038】ステップ13ではステップ8で設定された
回数だけ逆転停止を繰り返したかどうかを判定する。こ
こで、指定回数逆転停止を繰り返していた場合はステッ
プ14へ進む。ステップ14では、10のモータ制御装
置Bは整流子モータ6を正転させるために、正逆回転切
り替え装置4に対し正転信号を出力し、ステップ15へ
進む。ステップ15では過電流発生時の速度指令を再度
図4で示す指令値テーブルで出力調整指令に変換しステ
ップ4へ進む。
【0039】この様にすることにより、逆転から正転へ
切り替え、さらに指定周波数での運転が再開されること
となる。ステップ13で指定回数逆転停止を繰り返して
いない場合はステップ16へ進む。ステップ16ではス
テップ7と同様に逆転周波数指令から出力調整指令を
得、ステップ17へ進む。ステップ17では、ステップ
9と同様にあらかじめ設定されている逆転を行う時間を
計測するタイマを始動させステップ4へ進む。これによ
り整流子モータ6は、再度あらかじめ設定された速度に
おける逆転運転を行う。
【0040】(実施の形態3)図7は本発明の実施の形
態3における調理器の構成図である。
【0041】11は回転数指令と過電流検出装置3の出
力から出力調整装置2に回転数指令を出力するモータ制
御装置、2はモータ制御装置11から出力される回転数
指令に従い交流電源8を整流子モータ6を駆動する電圧
に変換する出力調整装置、5は出力調整装置2の出力電
流を検出し過電流検出装置3に伝える電流センサ、3は
電流センサ5からの出力信号と基準値を比較し過電流が
流れていると判断した場合にはモータ制御装置11に過
電流発生の信号を出力する過電流検出装置、4はモータ
制御装置11の正転/逆転を表す出力信号に従い出力調
整装置2の出力電圧を切り替え整流子モータ6を正逆回
転させる正逆回転切り替え装置、6は正逆回転可能な整
流子モータ、7は整流子モータ6の軸に取り付けられ固
形物の粉砕あるいは液体の攪拌を行うカッターである。
【0042】過電流検出装置3の内部構成を図2に示
す。図2の中のVocは過電流判定レベルであり、電流
センサ5の出力信号とVocを比較し、電流センサ出力
信号がVocを越える場合信号をモータ制御装置11に
出力する。
【0043】モータ制御装置11の処理内容を図8のフ
ローチャートで説明する。
【0044】ステップ1では回転数指令に応じて図4に
示す指令値テーブルに従い出力調整指令を得る。ステッ
プ2では過電流が発生しているかどうかの確認を行う。
【0045】過電流が発生していない場合は、ステップ
3へ進む。ステップ3では、現在逆転中かどうかの判定
を行う。逆転中でない場合は、ステップ4へ進む。ステ
ップ4ではステップ1で得た出力調整指令を出力調整装
置2に出力する。これにより整流子モータ6は、所定の
回転数で回転を続ける。
【0046】ステップ2において過電流が発生している
場合は、ステップ5へ進む。
【0047】ステップ5では出力調整指令を0とし、一
旦整流子モータ6を停止させ、ステップ6へ進む。ステ
ップ6では、モータ制御装置11が整流子モータ6のと
回転方向を変えるために正逆回転切り替え装置4に逆転
信号を出力し、ステップ7へ進む。ステップ7ではあら
かじめ設定されている速度指令(逆転周波数指令)を図
4の指令値テーブルに従い出力調整装置2へ出力する。
そしてステップ8へ進む。ステップ8ではあらかじめ決
められた逆転と正転のセットを何回行うかの設定(逆転
実行回数)を行い、ステップ9へ進む。ステップ9では
あらかじめ設定されている逆転及び正転を行う時間を計
測するタイマを始動させステップ4へ進む。これにより
整流子モータ6は、あらかじめ設定された速度における
逆転運転を行う。
【0048】逆転運転中にステップ3に来た場合はステ
ップ10へ進む。ステップ10ではステップ9で始動さ
せたタイマが所定の値に到達したかどうかを判断する。
所定の値に到達していない場合は、更に逆転あるいは正
転運転を継続させるためステップ4へ進む。ステップ1
0においてタイマが所定値に達した場合はステップ11
へ進む。ステップ11では、一旦停止させるために出力
調整器2に対し停止させる指令を出力し、ステップ12
へ進む。ステップ12では、ステップ8で設定された回
数から1を減算しステップ13へ進む。ステップ13で
はステップ8で設定された回数だけ逆転停止を繰り返し
たかどうかを判定する。ここで、指定回数逆転停止を繰
り返していた場合はステップ14へ進む。ステップ14
では、11のモータ制御装置は整流子モータ6を正転さ
せるために、正逆回転切り替え装置4に対し正転信号を
出力し、ステップ15へ進む。ステップ15では過電流
発生時の速度指令を再度図4で示す関係で出力調整指令
に変換しステップ4へ進む。
【0049】この様にすることにより、逆転から正転へ
切り替え、さらに指定周波数での運転が再開される事と
なる。ステップ13で指定回数逆転停止を繰り返してい
ない場合はステップ16へ進む。ステップ16では次の
回転方向が正転か逆転かを判断する。次が逆転の場合は
ステップ17に進む。ステップ17ではステップ7と同
様に逆転周波数指令から出力調整指令を得、ステップ1
8へ進む。ステップ18では、ステップ9と同様にあら
かじめ設定されている逆転正転を行う時間を計測するタ
イマを始動させステップ4へ進む。
【0050】これにより整流子モータ6は、再度あらか
じめ設定された速度における逆転運転を行う。ステップ
16において次が正転の場合はステップ19へ進む。ス
テップ19では、正転周波数指令から出力調整指令を
得、ステップ20へ進む。ステップ20では、あらかじ
め設定されている逆転正転を行う時間を計測するタイマ
を始動させステップ4へ進む。これにより整流子モータ
6は、再度あらかじめ設定された速度における正転運転
を行う。
【0051】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、モータが過負荷になった場合には、それを電流セン
サにより検出し、モータを所定の一定期間逆転運転をす
る事により、被切削物の咬み込みを解消し、その後正転
させ、粉砕あるいは攪拌を継続する事ができ、モータに
ダメージを与えることなく使い勝手が改善される。
【0052】また、請求項2記載の発明によれば、モー
タが過負荷になった場合には、それを電流センサにより
検出し、モータを所定の期間の逆転と停止を繰り返す事
により、逆転と停止時の衝撃により被切削物の咬み込み
を解消し、その後正転させ、粉砕あるいは攪拌を継続す
る事ができ、モータにダメージを与えることなく使い勝
手が改善される。
【0053】また、請求項3記載の発明によれば、モー
タが過負荷になった場合には、それを電流センサにより
検出し、モータを所定の短い周期で正逆回転を交互に繰
り返すことにより、大きな衝撃を被切削物に与え、被切
削物の咬み込みを振動と他の被切削物との衝突で解消
し、その後正転させ、粉砕あるいは攪拌を継続する事が
でき、モータにダメージを与えることなく使い勝手が改
善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における調理器の構成図
【図2】過電流検出装置の内部構成図
【図3】本発明の実施の形態1におけるモータ制御装置
の処理を説明したフローチャート
【図4】出力調整装置の回転数指令と出力調整指令の関
係を示した関係図
【図5】本発明の実施の形態2における調理器の構成図
【図6】本発明の実施の形態2におけるモータ制御装置
の処理を説明したフローチャート
【図7】本発明の実施の形態3における調理器の構成図
【図8】本発明の実施の形態3におけるモータ制御装置
の処理を説明したフローチャート
【符号の説明】
1 モータ制御装置A 2 出力調整装置 3 過電流検出装置 4 正逆回転切り替え装置 5 電流センサ 6 整流子モータ 7 カッター 8 交流電源 10 モータ制御装置B 11 モータ制御装置C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整流子モータを回転させ、前記整流子モ
    ータの軸に取り付けられたカッターにより固形物の粉砕
    あるいは液体の攪拌を行う調理器において、前記整流子
    モータの回転数あるいは過電流検出装置の出力から出力
    調整装置及び正逆回転切り替え装置に信号を出力するモ
    ータ制御装置と、前記モータ制御装置の出力から前記正
    逆回転切り替え装置に所望の電圧を出力する出力調整装
    置と、前記出力調整装置からの出力を前記モータ制御装
    置の出力信号によりモータの正逆回転を切り替える前記
    正逆回転切り替え装置と、前記正逆回転切り替え装置の
    出力により駆動される正逆回転可能な前記整流子モータ
    と、前記整流子モータの軸に取り付けられた前記カッタ
    ーとにより構成された調理器。
  2. 【請求項2】 整流子モータを回転させ、前記整流子モ
    ータの軸に取り付けられたカッターにより固形物の粉砕
    あるいは液体の攪拌を行う調理器において、前記整流子
    モータの回転数あるいは過電流検出装置の出力から出力
    調整装置及び正逆回転切り替え装置に信号を出力するモ
    ータ制御装置と、前記モータ制御装置の出力から前記正
    逆回転切り替え装置に所望の電圧を出力する出力調整装
    置と、前記出力調整装置からの出力を前記モータ制御装
    置の出力信号によりモータの正逆回転を切り替える前記
    正逆回転切り替え装置と、前記正逆回転切り替え装置の
    出力により駆動される正逆回転可能な前記整流子モータ
    と、前記整流子モータの軸に取り付けられた前記カッタ
    ーとにより構成された調理器。
  3. 【請求項3】 整流子モータを回転させ、前記整流子モ
    ータの軸に取り付けられたカッターにより固形物の粉砕
    あるいは液体の攪拌を行う調理器において、前記整流子
    モータの回転数あるいは過電流検出装置の出力から出力
    調整装置及び正逆回転切り替え装置に信号を出力するモ
    ータ制御装置と、前記モータ制御装置の出力から正逆回
    転切り替え装置に所望の電圧を出力する出力調整装置
    と、前記出力調整装置からの出力を前記モータ制御装置
    の出力信号によりモータの正逆回転を切り替える前記正
    逆回転切り替え装置と、前記正逆回転切り替え装置の出
    力により駆動される正逆回転可能な前記整流子モータ
    と、前記整流子モータの軸に取り付けられた前記カッタ
    ーとにより構成された調理器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102736539A (zh) * 2012-06-12 2012-10-17 宁波凯普电子有限公司 智能螺杆榨汁机的控制方法及控制系统
JP2014100274A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Panasonic Corp 自動製パン機
JP2021013465A (ja) * 2019-07-10 2021-02-12 シャープ株式会社 加熱調理器

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