JP2001292034A - Ofdm信号増幅用電力増幅器 - Google Patents

Ofdm信号増幅用電力増幅器

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JP2001292034A
JP2001292034A JP2000106164A JP2000106164A JP2001292034A JP 2001292034 A JP2001292034 A JP 2001292034A JP 2000106164 A JP2000106164 A JP 2000106164A JP 2000106164 A JP2000106164 A JP 2000106164A JP 2001292034 A JP2001292034 A JP 2001292034A
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signal
power amplifier
power
amplifying
ofdm signal
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JP2000106164A
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English (en)
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Kazuhisa Ikuiwa
量久 生岩
Yasuhiro Takeuchi
安弘 竹内
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OFDM信号を電力増幅するにあたって、と
きどき出現するピーク値に対しても直線性のよいA級動
作を確保しながら、電力経費節減の可能なOFDM信号
増幅用電力増幅器は未だ存在しなかった。 【解決手段】 OFDM信号を一定期間遅延させ
(1)、その遅延している間に上記一定期間内の信号レ
ベルが予め定められたレベル値を超えているか否かを判
定し(6)、超えていると判定されたときには、当該電
力増幅器に印加する電源電圧を、超えていると判定され
ないときの電源電圧より高くする(8)ように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、良好な直線性が要
求されるOFDM(Orthogonal Frequency Division Mu
ltiplexing) 信号増幅用電力増幅器に関し、特に、高能
率に電力増幅するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】多数の搬送波(キャリア)から構成され
ていて、かつ平均電力に対してときどき10数dB高い
ピーク値が出現するOFDM信号(図3参照)を電力増
幅する電力増幅器に関しては、相互変調成分によるCN
比の劣化(すなわち、誤り率の増大)を防止するため
に、直線性のよい電力増幅器が要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】直線性を確保するため
に、現在、OFDM送信機に使用されている電力増幅器
としてはA級動作の増幅器を使用し、しかも、図4に振
幅4(相対値)で示される(永塚ほか、「OFDM信号
送信用増幅器の非線形特性測定」、映像情報メディア学
会技術報告、Vol.22,No. 59,pp. 25−30,1
998、参照)ように、ときどき現れるピーク成分にも
対応する必要があるため、平均電力に対して10dB以
上も高い出力電力を出力する電力増幅器が使用されてい
る。例えば、空中線出力(平均電力)が1kWしか必要
でない場合であっても、10kW以上の出力の送信機が
使用されている。
【0004】これに加えて、A級動作の電力増幅器にお
いては、ドレーン電圧、バイアス電圧、出力アイドル電
流などはOFDM入力信号の波形にかかわらず常に一定
であり、ときどき出現するピーク値に備えて大きなアイ
ドル電流を流し続けている。このため、送信機の能率は
5%前後であり、電力経費節減のためにも能率の向上が
望まれている。以下においては、ドレーン電源の電圧、
バイアス電源の電圧(以下、それぞれドレーン電圧、バ
イアス電圧と言う)のことを総称して電源電圧と言い、
電源電圧を高くするとは、それぞれドレーン電圧を高
く、バイアス電圧を低くすることをいう(図5参照)。
【0005】本発明の目的は、OFDM信号を電力増幅
するにあたって、ときどき出現するピーク値に対しても
直線性のよいA級動作を確保しながら、電力経費節減の
可能なOFDM信号増幅用電力増幅器を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明OFDM信号増幅用電力増幅器は、OFDM
信号を一定期間遅延させ、その遅延している間に前記一
定期間内の信号レベルが予め定められたレベル値を超え
ているか否かを判定し、超えていると判定されたときに
は、当該電力増幅器に印加する電源電圧を、超えている
と判定されないときの電源電圧より高くするように構成
することにより、高能率に電力増幅するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0007】また、本発明OFDM信号増幅用電力増幅
器は、前記予め定められたレベル値が複数存在すること
を特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照し、発明の
実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。図1
は、本発明OFDM信号増幅用電力増幅器の一実施形態
をブロック図にて示している。図1において、1は遅延
回路、2は可変減衰器(可変ATT)、3は電力増幅
器、4はA/D変換器、5はメモリ、6はレベル判定回
路、7はD/A変換器、および8は電源電圧(本実施形
態ではドレーン電圧)制御回路である。なお、本実施形
態においては、電力増幅器3は単に電力の増幅だけでな
く、周波数変換(アップコンバート)をも行うものとす
る。
【0009】動作につき説明する。ベースバンド信号ま
たはIF信号のOFDM入力信号は2分岐され、その一
方の信号は遅延回路1に供給され一定期間遅延される。
遅延回路1としては、信号をA/D変換してデジタルメ
モリに蓄え、読み出し時間を遅らせることにより遅延さ
せた後、D/A変換してアナログ信号に戻す方法や広帯
域遅延回路を用いてアナログ信号のまま遅らせる方法な
どがある。遅延されたOFDM入力信号は可変ATT2
(可変ATT2の作用については後述する)を介して電
力増幅器3に供給される。電力増幅器3からは電力増幅
されたRF信号のOFDM出力信号が出力される。2分
岐されたもう一方の信号は、A/D変換器4においてデ
ジタル信号に変換された後、メモリ5において一時記憶
され、さらに、レベル判定回路6においてレベル判定さ
れる。
【0010】このレベル判定は、レベル判定回路6に供
給された信号が予め定められたレベル値を超えているか
否かの判定であり、超えていると判定されたときには、
レベル判定回路6から所定の制御信号を発生する。この
制御信号はD/A変換器7によりアナログ信号に変換さ
れ、電力増幅器3に印加される電源電圧(本実施形態で
はドレーン電圧)を制御するための制御信号として、例
えば、AC電源をもとにスイッチングレギュレーターに
よって制御されたドレーン電圧を得るように構成された
電源電圧制御回路8に供給される。これはまた、相互に
電圧の異なる電力増幅器3の電源を2個用意し、上記の
制御信号によりそれらのいずれかに切り替えて使用する
ようにしても同様の効果を得ることができる。
【0011】図2は、ドレーン電圧を変えたときの電力
増幅器3の入出力特性(入力電圧対出力電圧の特性)を
示している。ここに、図2中に、ドレーン電圧(高)と
なっている入力電圧と出力電圧の関係は、上記制御信号
が電源電圧(本実施形態ではドレーン電圧)制御回路8
に供給され、電力増幅器3のドレーン電圧が高い状態に
なっている場合である。また、図2中に、ドレーン電圧
(低)となっている入力電圧と出力電圧の関係は、レベ
ル判定回路6に供給された信号が予め定められたレベル
値を超えないので、上記制御信号が発生せず、従って、
電力増幅器3のドレーン電圧が低い状態になっている場
合である。これら2つの入出力特性から、ドレーン電圧
(高)、(低)いずれの場合においても、必要なレベル
範囲(図2中、直線で示される範囲)において入出力特
性の直線性が確保されていることが分かる。
【0012】また、図1中に示す可変ATT2は、ドレ
ーン電圧の変化によるゲインの変動を補償し、電力増幅
器3の出力電圧を一定に保つためのものである。このゲ
イン変動の補償は、バイアス電源(図5参照)の電圧を
変化させる方法を併用してもよい。
【0013】以上の説明は、電力増幅器3のドレーン電
圧をレベル判定の結果に応じて変化させた場合である
が、これはバイアス電圧をレベル判定の結果に応じて変
化させてもよいこと勿論である。ただし、上述したよう
に、ドレーン電圧を高くすることはバイアス電圧を低く
することと等価である。
【0014】また、上述した実施形態においては、OF
DM入力信号をベースバンド信号またはIF信号とした
が、これがRF信号の場合には、図1中のA/D変換器
4の入力側にエンベロープ検波器を配置し、エンベロー
プ検波した信号についてレベル判定をするようにすれば
よい。なお、RF信号でなくIF信号の場合でも、エン
ベロープ検波した信号についてレベル判定してもよいこ
とは勿論である。
【0015】上記に関係して、OFDM入力信号(ベー
スバンド)のA/D変換においては、例えば、日本の地
上デジタル放送においては、最高周波数が約5.6MHz
であり、従って、サンプリング周波数は10数MHz が要
求される。OFDM入力信号がIF信号(約37MHz )
の場合には、さらに高いサンプリング周波数が要求され
る。しかし、これに対しても、既に37MHz 帯のA/D
変換器が実用化されている。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、従来、OFDM入力信
号中にときどきにしか現れない10数dB以上も高いレ
ベルのことを考え、電力増幅器に常時高い電源電圧を印
加していたのを、高い電源電圧を印加するのは入力信号
レベルが高いレベルのときだけとなり、従って、高能率
なOFDM信号の電力増幅が実現され、また、電力経費
を節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明OFDM信号増幅用電力増幅器の一実
施形態をブロック図にて示している。
【図2】 ドレーン電圧を変えたときの電力増幅器3の
入出力特性を示している。
【図3】 OFDM信号を示している。
【図4】 OFDM信号のレベル分布を示している。
【図5】 電力増幅器に接続されるドレーン電源とバイ
アス電源の関係を示している。
【符号の説明】
1 遅延回路 2 可変ATT 3 電力増幅器 4 A/D変換器 5 メモリ 6 レベル判定回路 7 D/A変換器 8 電源電圧制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J090 AA01 AA41 AA51 CA21 CA36 FA10 FA18 FA20 GN01 GN07 HA38 HN07 HN15 KA12 KA15 KA17 KA23 KA34 KA49 MA14 MA22 SA14 TA01 TA02 TA06 5J092 AA01 AA41 AA51 CA21 CA36 FA10 FA18 FA20 GR08 HA38 KA12 KA15 KA17 KA23 KA34 KA49 MA14 MA22 SA14 TA01 TA02 TA06 5K022 DD01 DD13 DD19 DD21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OFDM信号を電力増幅する電力増幅器
    であって、OFDM信号を一定期間遅延させ、その遅延
    している間に前記一定期間内の信号レベルが予め定めら
    れたレベル値を超えているか否かを判定し、超えている
    と判定されたときには、当該電力増幅器に印加する電源
    電圧を、超えていると判定されないときの電源電圧より
    高くするように構成することにより、高能率に電力増幅
    するようにしたことを特徴とするOFDM信号増幅用電
    力増幅器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電力増幅器において、前
    記予め定められたレベル値が複数存在することを特徴と
    するOFDM信号増幅用電力増幅器。
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