JP2001292024A - アンテナ - Google Patents
アンテナInfo
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- spiral
- spiral element
- conductor lines
- antenna
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Abstract
する。 【解決手段】 アンテナ10は、約1/2・λ(λ=送
受信波長)の距離を隔てて上下にほぼ同軸上に配置され
た2つのスパイラル素子11a,11bから構成されて
いる。スパイラル素子11a,11bは、各々、90°
ずらした中心部に位置する起点から平行な状態を保ちつ
つ、スパイラル状にほぼ同一平面上に巻回され、外周側
まで延長する4本の導体線路12a〜12d、および導
体線路14a〜14dからなる。導体線路12a〜12
dおよび導体線路14a〜14dには、各々、互いに9
0°位相が異なる電流が供給されるとともに、スパイラ
ル素子11aとスパイラル素子11bとで、90°位相
の異なるようにする。
Description
器に用いて好適な小型かつ広帯域のアンテナに関する。
して、例えば、特開平11−74720公報に記載され
ているように、円偏波を輻射させる広ビーム幅のヘリカ
ルアンテナが知られている。ここで、図3は、上記公報
におけるヘリカルアンテナの略構成を示す斜視図であ
る。円柱状部材1は、絶縁材(誘電体)から構成されて
おり、該円柱状部材1には、送受信波長より十分小さい
半径で、アンテナ素子2が螺旋状にN回巻き付けられて
いる。アンテナ素子2の上部端は開放させらており、下
部端に設けられている給電部3から給電することで、同
振幅で位相差が90°になるような回路構成となってい
る。
術によるアンテナは、動作帯域が狭く、また、動作帯域
を広げるのが難しいため、移動体通信のように広い周波
数帯域が割り当てられている通信システムに適用するこ
とが難しいという問題点があった。
もので、広い周波数帯域で動作させることができるアン
テナを提供することを目的とする。
るために、請求項1記載の発明では、同一面上に配置さ
れるほぼ同心とされたスパイラル状の複数本の導体線路
からなる第1のスパイラル素子と、同一面上に配置され
るほぼ同心とされたスパイラル状の複数本の導体線路か
らなる第2のスパイラル素子とを具備し、前記第1のス
パイラル素子と前記第2のスパイラル素子とは、1/2
・λ(λ=送受信波長)の距離を隔てて上下に同軸上に
配置されていることを特徴とする。
記載のアンテナにおいて、前記第1のスパイラル素子お
よび前記第2のスパイラル素子は、各々、2π/n(n
=2,3,4,…)ずつ角度をずらして配置されたn本
のスパイラル状の導体線路から形成されることを特徴と
する。
記載のアンテナにおいて、前記第1のスパイラル素子を
形成する前記複数の導体線路、および前記第2のスパイ
ラル素子を形成する前記複数の導体線路には、各々、互
いに位相が2π/n(n=2,3,4,…)異なる電流
が給電されるとともに、前記第1のスパイラル素子と前
記第2のスパイラル素子とには、位相が2π/n(n=
2,3,4,…)異なる電流が給電されることを特徴と
する。
記載のアンテナにおいて、前記第1のスパイラル素子お
よび前記第2のスパイラル素子は、各々、90°ずらし
て配置された4本のスパイラル状の導体線路から形成さ
れることを特徴とする。
記載のアンテナにおいて、前記第1のスパイラル素子を
形成する前記複数の導体線路、および前記第2のスパイ
ラル素子を形成する前記複数の導体線路には、各々、互
いに位相が90°異なる電流が給電されるとともに、前
記第1のスパイラル素子と前記第2のスパイラル素子と
には、位相が90°異なる電流が給電されることを特徴
とする。
同心とされたスパイラル状の複数本の導体線路からなる
第1のスパイラル素子と、同一面上に配置されるほぼ同
心とされたスパイラル状の複数本の導体線路からなる第
2のスパイラル素子とを、1/2・λ(λ=送受信波
長)の距離を隔てて上下に同軸上に配置する。そして、
前記第1のスパイラル素子を形成する前記複数の導体線
路、および前記第2のスパイラル素子を形成する前記複
数の導体線路に、各々、互いに位相が2π/n(n=
2,3,4,…)異なる電流を給電する。この際、前記
第1のスパイラル素子と前記第2のスパイラル素子とに
は、位相が2π/n(n=2,3,4,…)異なる電流
を給電する。したがって、広帯域で動作させることが可
能となる。
の形態を説明する。図1は、本発明の実施形態によるア
ンテナの略構成を示す斜視図である。図において、アン
テナ10は、ほぼ同一平面上にスパイラル状に巻回され
た複数の導体線路からなる2つのスパイラル素子11
a,11bから構成されている。該スパイラス素子11
a,11bは、約1/2・λ(λ=送受信波長)の距離
を隔てて上下に同軸上に配置されている。スパイラル素
子11a,11b間には、図示しない絶縁部材(誘電
体)を挿入することが可能であり、該絶縁部材の電気特
性に応じて、スパイラル素子11a,11bを所望の大
きさ、すなわち所望の直径に形成することが可能となっ
ている。
1a,11bのより詳細な構造を示す略平面図である。
図示するように、スパイラル素子11a,11bは、各
々、4本(n本)の導体線路12a,12b,12c,
12d、および導体線路14a,14b,14c,14
dからなる。導体線路12a,12b,12c,12d
は、各々、90°ずらした中心部に位置する起点から平
行な状態を保ちつつ、スパイラル状にほぼ同一平面上に
巻回され、外周側まで延長する。同様に、導体線路14
a,14b,14c,14dは、各々、90°ずらした
中心部に位置する起点から平行な状態を保ちつつ、スパ
イラル状にほぼ同一平面上に巻回され、外周側まで延長
する。そして、上記スパイラル素子11aの各起点に
は、給電部13a,13b,13c,13dが設けられ
ている。同様に、上記スパイラル素子11bの各起点に
は、給電部15a,15b,15c,15dが設けられ
ている。
dには、互いに90°位相が異なる電流が供給される。
同様に、給電部15a,15b,15c,15dにも、
同様に、互いに90°位相が異なる電流が供給される。
但し、上側のスパイラル素子11aの各給電部13a,
13b,13c,13dに供給される電流を、それぞれ
I1,I2,I3,I4とした場合、下側のスパイラル
素子11bの各給電部部15a,15b,15c,15
dには、それぞれI2,I3,I4,I1が供給される
ようになっている。すなわち、上側のスパイラル素子1
1aと下側のスパイラル素子11bとは、互いに、電気
的に90°回転させた構造となっている。
おいて、それぞれの中心部B1,B2からそれぞれのス
パイラル状の導体線路12a,12b,12c,12
d、およびスパイラル状の導体線路14a,14b,1
4c,14dまでの半径rは、次式のように表される。 r=as・φw ……(1) r=r0・exp(as・φw) ……(2) ただし、(1)式及び(2)式においてasはスパイラ
ル定数であり、φwは巻き始め角φsから巻き終わり角φ
eまでの巻き角度を示している。
1a,11bは、周波数−インピーダンス特性が一定で
あるという特徴がある。したがって、周波数−インピー
ダンス特性が一定であるスパイラル素子11a,11b
を約1/2・λ(λ=送受信波長)の距離を隔てて上下
にほぼ同軸上に配置し、各スパイラル素子11a,11
bに90°位相が異なる電流を給電するようにしたの
で、広帯域で動作させることができるアンテナとするこ
とができる。
においては、約1/2・λ(λ=送受信波長)の距離を
隔てて上下にほぼ同軸上に配置したスパイラル素子11
a,11bを構成する導体線路を4本としたが、これに
限定されることなく、n本(n=2,3,4,…)であ
ってもよい。この場合、各導体線路は、2π/nずらし
た中心部に位置する起点から巻回されることになる。
同一面上に配置されるほぼ同心とされたスパイラル状の
複数本の導体線路からなる第1のスパイラル素子と、同
一面上に配置されるほぼ同心とされたスパイラル状の複
数本の導体線路からなる第2のスパイラル素子とを、1
/2・λの距離を隔てて上下に同軸上に配置し、前記第
1のスパイラル素子を形成する前記複数の導体線路、お
よび前記第2のスパイラル素子を形成する前記複数の導
体線路に、各々、互いに位相が2π/n(n=2,3,
4,…)異なる電流を給電するとともに、前記第1のス
パイラル素子と前記第2のスパイラル素子とで、位相が
2π/n(n=2,3,4,…)異なるようにしたの
で、一定の周波数−インピーダンス特性で動作させるこ
とができ、広い周波数帯域で動作させることができると
いう利点が得られる。
示す斜視図である。
面図である。
図である。
導体線路) 13a,13b,13c,13d 給電部 14a,14b,14c,14d 導体線路(複数本の
導体線路) 15a,15b,15c,15d 給電部
Claims (5)
- 【請求項1】 同一面上に配置されるほぼ同心とされた
スパイラル状の複数本の導体線路からなる第1のスパイ
ラル素子と、 同一面上に配置されるほぼ同心とされたスパイラル状の
複数本の導体線路からなる第2のスパイラル素子とを具
備し、 前記第1のスパイラル素子と前記第2のスパイラル素子
とは、1/2・λ(λ=送受信波長)の距離を隔てて上
下に同軸上に配置されていることを特徴とするアンテ
ナ。 - 【請求項2】 前記第1のスパイラル素子および前記第
2のスパイラル素子は、各々、2π/n(n=2,3,
4,…)ずつ角度をずらして配置されたn本のスパイラ
ル状の導体線路から形成されることを特徴とする請求項
1記載のアンテナ。 - 【請求項3】 前記第1のスパイラル素子を形成する前
記複数の導体線路、および前記第2のスパイラル素子を
形成する前記複数の導体線路には、各々、互いに位相が
2π/n(n=2,3,4,…)異なる電流が給電され
るとともに、 前記第1のスパイラル素子と前記第2のスパイラル素子
とには、位相が2π/n(n=2,3,4,…)異なる
電流が給電されることを特徴とする請求項2記載のアン
テナ。 - 【請求項4】 前記第1のスパイラル素子および前記第
2のスパイラル素子は、各々、90°ずらして配置され
た4本のスパイラル状の導体線路から形成されることを
特徴とする請求項1記載のアンテナ。 - 【請求項5】 前記第1のスパイラル素子を形成する前
記複数の導体線路、および前記第2のスパイラル素子を
形成する前記複数の導体線路には、各々、互いに位相が
90°異なる電流が給電されるとともに、 前記第1のスパイラル素子と前記第2のスパイラル素子
とには、位相が90°異なる電流が給電されることを特
徴とする請求項4記載のアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000107086A JP2001292024A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000107086A JP2001292024A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | アンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001292024A true JP2001292024A (ja) | 2001-10-19 |
Family
ID=18620131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000107086A Pending JP2001292024A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001292024A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007517483A (ja) * | 2003-10-29 | 2007-06-28 | ユニバーシティ オブ ピッツバーグ オブ ザ コモンウェルス システム オブ ハイヤー エデュケーション | エネルギー獲得回路 |
WO2020046000A3 (ko) * | 2018-08-30 | 2020-04-23 | 삼성전자 주식회사 | 안테나 구조물을 포함하는 전자 장치 |
-
2000
- 2000-04-07 JP JP2000107086A patent/JP2001292024A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007517483A (ja) * | 2003-10-29 | 2007-06-28 | ユニバーシティ オブ ピッツバーグ オブ ザ コモンウェルス システム オブ ハイヤー エデュケーション | エネルギー獲得回路 |
WO2020046000A3 (ko) * | 2018-08-30 | 2020-04-23 | 삼성전자 주식회사 | 안테나 구조물을 포함하는 전자 장치 |
US11450966B2 (en) | 2018-08-30 | 2022-09-20 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic device including antenna structure |
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