JP2001291382A - 着脱可能に取り付けられるハードディスク装置 - Google Patents

着脱可能に取り付けられるハードディスク装置

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JP2001291382A
JP2001291382A JP2000107217A JP2000107217A JP2001291382A JP 2001291382 A JP2001291382 A JP 2001291382A JP 2000107217 A JP2000107217 A JP 2000107217A JP 2000107217 A JP2000107217 A JP 2000107217A JP 2001291382 A JP2001291382 A JP 2001291382A
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Japan
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hard disk
connector
main body
disk device
recording apparatus
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JP2000107217A
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Keizo Kono
景三 河野
Fusahiko Hasegawa
房彦 長谷川
Hajime Nose
肇 野瀬
Hajime Ishikawa
元 石川
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Victor Company of Japan Ltd
Adtex Inc
Original Assignee
ADTEX KK
Victor Company of Japan Ltd
Adtex Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録装置本体に着脱可能なハードディスク装
置を提供する。 【解決手段】 本発明によるハードディスク装置30
は、コネクタ100および穴部102を備える。穴部1
02の開口部の形状は、記録装置20に設けられたガイ
ド部62の形状に合わせて形成されるのが好ましい。ま
た、ハードディスク装置30は、側面92に、コネクタ
100がコネクタ60に差し込まれる方向(矢印Aで示
される方向)に沿って形成された溝部104を備える。
溝部104は、記録装置本体20のレール部72の形状
に基づいて形成されるのが望ましい。さらに、ハードデ
ィスク装置30は、側面92に、矢印Aの方向に実質的
に垂直な方向に形成された凹部106を備える。コネク
タ100がコネクタ60に差し込まれたときに、凹部1
06は、記録装置本体20に設けられた把持部70(図
4参照)により把持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク本
体を有するハードディスク装置に関し、特に、記録装置
本体に着脱可能に取り付けられ、記録装置から受け取っ
たデータを格納するハードディスク本体を有するハード
ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルビデオカメラなどの撮像
装置からIEEE1394ポートを経由して供給される
デジタル動画データを、MPEG圧縮などの動画圧縮処
理を行うことなく格納するための録画装置が存在する。
従来の録画装置は、例えば、記録媒体としてデジタルビ
デオテープを有しているものがあり、また、数ギガの大
容量のハードディスク本体を内部に有しているものもあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のハードディスク
本体を内部に有した録画装置において、デジタル動画デ
ータを動画圧縮を行うことなく連続して格納すると、数
十分から数時間でハードディスクの容量は足りなくな
る。ハードディスク本体は、録画装置内部で、ねじなど
により固定されているため、新しいハードディスク本体
と交換するのが面倒であり、交換しない場合には、上書
きするしかなく、これまでに撮影した画像データを無駄
にするという欠点があった。そのため、録画装置などの
記録装置において、記録装置本体に対して、簡単に取り
外して交換することのできる、ハードディスク本体を有
するハードディスク装置を提供することが望まれる。
【0004】ハードディスク本体は精密機械であって壊
れやすいので、ハードディスク装置は、一般ユーザが扱
いやすいように形成されることが望ましい。特に、この
ようなハードディスク装置は、記録装置本体に対して、
簡単且つ確実に取り付け可能であることが望ましい。
【0005】そこで本発明は、記録装置本体に着脱可能
に取り付けられるハードディスク装置を提供することを
目的とする。特に、本発明は、記録装置本体に対して簡
単且つ確実に取り付けることのできるハードディスク装
置を提供することを目的とする。この目的は特許請求の
範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達
成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を
規定する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の形態は、記録装置本体に着脱可能に
取り付けられ、記録装置本体から受け取ったデータを格
納するハードディスク本体を有するハードディスク装置
であって、前面に設けられ、記録装置本体に設けられた
第1コネクタに差し込まれることにより、データの書き
込み又は読み出しを行わしめる第2コネクタと、側面に
おいて、第2コネクタが第1コネクタに差し込まれる方
向に沿って形成された溝部とを備えたことを特徴とする
ハードディスク装置を提供する。
【0007】記録装置本体におけるハードディスク装置
の底面を支持する底面支持部から、記録装置本体に設け
られたレール部までの距離に基づいて、溝部は、底面支
持部により支持されるハードディスク装置の底面から実
質的に当該距離だけ離れた側面の位置に形成されること
が好ましい。
【0008】また、ハードディスク装置は、第2コネク
タが第1コネクタに差し込まれるときに、記録装置本体
に設けられたガイド部が挿入される穴部を前面に備えて
もよい。また、ハードディスク装置は、第2コネクタが
第1コネクタに差し込まれたときに、記録装置本体に設
けられた把持部により把持される凹部を側面に備えても
よい。
【0009】第2コネクタが設けられた前面近傍のハー
ドディスク装置の厚さが、前面に対向する裏面近傍のハ
ードディスク装置の厚さよりも薄いことが好ましい。ま
た、前面近傍のハードディスク装置の厚さは、前面と裏
面の間のほぼ中央位置におけるハードディスク装置の厚
さよりも薄いことが好ましい。
【0010】ハードディスク装置は、第1上面と、第1
上面よりも底面からの距離が大きい第2上面とを有する
のが好ましい。このとき、第2コネクタが第1コネクタ
に差し込まれる方向における、第1上面の長さは、第2
上面の長さよりも短いことが好ましい。また、第1上面
の下部には第2コネクタが設けられ、第2上面の下部に
はハードディスク本体が設けられてもよい。
【0011】ハードディスク装置の底面から、第1上面
までの距離は、記録装置本体における底面支持部と、記
録装置本体に設けられた第1コネクタの上方に設けられ
たカバー体との距離以下に定められることが好ましい。
また、ハードディスク装置の底面から、第2上面までの
距離は、ハードディスク装置が有するハードディスク本
体の厚さに基づいて定められることが好ましい。
【0012】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲
にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中
で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決
手段に必須であるとは限らない。
【0014】図1は、本発明の一実施形態である記録装
置10と、その周辺機器との接続例を示す。例えば、デ
ジタルビデオカメラ12などにより撮影されたデジタル
動画データが、記録装置10に伝送される。このとき、
IEEE1394デジタルインターフェースを利用し
て、MPEG圧縮などの動画圧縮処理を行っていないデ
ジタル動画データが、高速で記録装置10に伝送されて
もよい。また、別の例では、他の高速インターフェース
を利用して動画データが伝送されてもよい。記録装置1
0は、リアルタイムで、伝送されるデジタル動画データ
を記録する。
【0015】本実施形態において、記録装置10は、記
録装置本体と、記録装置本体に着脱可能に取り付けられ
るハードディスク装置とを備える。記録装置本体は、I
EEE1394端子において伝送されるデジタル画像デ
ータを受け取り、ハードディスク装置に供給するのが好
ましい。ハードディスク装置は、記録装置本体から受け
取ったデータを格納するハードディスク本体を内部に有
する。データが伝送される間、ハードディスク本体に
は、リアルタイムで連続したデジタル動画データが書き
込まれる。
【0016】別の実施形態においては、デジタルビデオ
カメラ12などの撮影装置に、着脱自在なハードディス
ク装置が直接に取り付けられてもよい。すなわち、撮影
装置が、本発明によるハードディスク装置を組み込んだ
構成を有していてもよい。
【0017】ハードディスク本体に格納されたデータ
は、コンバータ14を介して、モニタ16に伝送され
る。コンバータ14は、例えば、IEEE1394によ
り伝送されたデータを、モニタ16の処理形式に適合す
るように変換する。記録装置10から伝送されるデジタ
ル動画データに動画圧縮が施されていない場合には、ユ
ーザは、モニタ16に映し出される映像を見ながら、簡
単にビデオ編集を行うことが可能となる。
【0018】図2は、記録装置10の一実施形態である
内部構成の概念図である。記録装置10は、記録装置本
体20およびハードディスク装置30を備える。記録装
置本体20およびハードディスク装置30は、別ユニッ
トとして製造され、ハードディスク装置30は、記録装
置本体20に対して取外し可能に取り付けられる。記録
装置本体20は、入出力端子22、コンバータ24、イ
ンターフェース回路26、およびバッファ28を有す
る。入出力端子22は、高速伝送を可能とするIEEE
1394端子であってもよい。ハードディスク装置30
は、記録装置本体20から受け取ったデータを格納する
ハードディスク本体40を有する。
【0019】外部から伝送されてきたデータが、入出力
端子22から入力される。コンバータ24は、データを
処理可能な形式に変換する。インターフェース回路26
は、変換されたデータをバッファ28に供給する。バッ
ファ28に所定のデータが蓄積されると、インターフェ
ース回路26は、該データを取り出して、ハードディス
ク本体40に書き込む。例えば、データが動画圧縮を施
されていないデジタル動画データである場合、インター
フェース回路26は、バッファ28に画像一枚分のデー
タが蓄積されると、そのデータをハードディスク本体4
0に書き込んでもよい。
【0020】一方、ハードディスク本体40に格納され
たデータを読み出す場合には、インターフェース回路2
6が、ハードディスク本体40からバッファ28に所定
のデータを蓄積させ、該データをコンバータ24に供給
する。コンバータ24は、データを伝送する形式に変換
して、変換したデータを、入出力端子22から出力させ
る。
【0021】図3は、本発明の一実施形態である記録装
置本体20の構造的な外形を示す斜視図である。本実施
形態による記録装置本体20は、ハードディスク装置3
0を収納するためのハードディスク装置収納領域50を
有する。ハードディスク装置収納領域50は、ハードデ
ィスク装置30の装着時にハードディスク装置30の底
面を支持する底面支持部52と、側壁54と、側壁54
に対向する側壁(図示せず)と、前壁56により囲まれ
た領域である。ハードディスク装置収納領域50におい
て、ハードディスク装置30は、矢印Aに示される方向
に沿って、記録装置本体20に装着される。
【0022】記録装置本体20は、側壁54に、底面支
持部52に対して実質的に平行に設けられたレール部7
2を有する。図示される例において、底面支持部52か
らレール部72までの距離は、d1である。また、記録
装置本体20は、ハードディスク装置30が収納された
ときにハードディスク装置30の側面を把持する把持部
70を備える。把持部70は、側壁54の開口部68を
介して、ハードディスク装置収納領域50内部に突出し
ており、ばね力などにより、ハードディスク装置収納領
域50の内側に向かう方向に付勢されている。記録装置
本体20は、側壁52に対向する側壁(図示せず)にお
いても、レール部72、開口部68および把持部70を
有している。
【0023】記録装置本体20は、前壁56に、コネク
タ60およびガイド部62を有する。コネクタ60は、
雄型コネクタであってもよく、又は雌型コネクタであっ
てもよい。コネクタ60は、前壁56の中央部に設けら
れるのが好ましい。また、ガイド部62は、コネクタ6
0の近傍に設けられるのが好ましく、さらには、コネク
タ60と実質的に同じ高さに設けられるのが好ましい。
ガイド部62の前壁56からの長さは、コネクタ60の
前壁56からの長さよりも長いことが好ましい。
【0024】図4は、図3に示される把持部70の構成
の一例を示す。把持部70は、コネクタ60を取り付け
た基部であるコネクタベース76に取り付けられる。把
持部70は、アーム80、ローラ82、ばね部材84お
よび支柱86を有する。ローラ82は、アーム80の一
端に、ローラピンにより回転可能に取り付けられる。ア
ーム80の他端は、支柱86により回転可能に支持され
る。また、ばね部材84が、一端を部材88に固定さ
れ、支柱86を回転軸としてアーム80に取り付けられ
る。
【0025】ハードディスク装置30が記録装置本体2
0に装着されるとき、ハードディスク装置30の側面に
接触する2つの把持部70が互いに押し広げられる。把
持部70は、ばね力により、接触面の方向に付勢され、
ハードディスク装置30の側面に設けられた後述する凹
部にローラ82が嵌まることにより、ハードディスク装
置30を把持し、確実に固定する。
【0026】図5は、本発明の一実施形態であるハード
ディスク装置30の構造的な外形を示す斜視図である。
この斜視図において、ハードディスク装置30の前面9
0、側面92、第1上面94、第2上面96および段状
面98が示される。本実施形態において、第1上面94
および第2上面96は、段状に異なる高さに設けられ、
第2上面96は、第1上面よりも底面からの距離が大き
い。また、第2上面96は、第1上面94よりも広く形
成されるのが好ましい。
【0027】図3および5を参照して、ハードディスク
装置30は、前面90に、記録装置本体20に設けられ
たコネクタ60に差し込まれることにより、データの書
き込み又は読み出しを行わしめるコネクタ100を備え
る。コネクタ100は、雄型コネクタであっても、雌型
コネクタであってもよく、記録装置本体20のコネクタ
60の形状に嵌合するように形状を定められる。また、
ハードディスク装置30は、前面90に、開口部を有す
る穴部102を備える。穴部102の開口部の断面形状
は、記録装置本体20に設けられたガイド部62の断面
形状に合わせて形成されるのが好ましく、また、開口部
は、貫通穴であってもよい。コネクタ100が記録装置
本体20のコネクタ60に差し込まれるときに、穴部1
02に、ガイド部62が挿入されることが好ましい。前
述したように、ガイド部62は、コネクタ60よりも長
く形成されていることが好ましく、コネクタ100がコ
ネクタ60に差し込まれる前に、ガイド部62が穴部1
02に挿入されることが望ましい。先にガイド部62が
穴部102に挿入されることにより、基板支持部52に
対してハードディスク装置30の姿勢を平行にし、コネ
クタ60に対してコネクタ100を平行に導くことが可
能となり、コネクタ60およびコネクタ100が不適切
な方向に嵌合する不具合を是正することが可能となる。
これらの構成により、コネクタ60および100の耐久
性を向上することが可能となる。
【0028】ハードディスク装置30は、前面90に実
質的に垂直な側面92において、コネクタ100がコネ
クタ60に差し込まれる方向(矢印Aで示される方向)
に沿って形成された溝部104を備える。ハードディス
ク装置30は、側面92に対向する側面(図示せず)に
おいても、溝部104を備える。溝部104は、記録装
置本体20のレール部72の形状に基づいて形成される
のが望ましい。記録装置本体20における底面支持部5
2からレール部72までの距離d1に基づいて、溝部1
04は、ハードディスク装置30の底面から実質的に距
離d1だけ離れた側面92の位置に、底面に平行に形成
される。溝部104は、図示されるように、側面92の
前面側端部から長手方向の途中までにわたって形成され
てもよいが、側面92の長手方向全体にわたって形成さ
れてもよい。ハードディスク装置30を記録装置本体2
0に装着する際、溝部104をレール部72に係合させ
ることにより、ハードディスク装置30の上下方向の動
きが抑止され、コネクタ100をスムーズにコネクタ6
0に結合させることが可能となる。
【0029】また、ハードディスク装置30は、側面9
2に、矢印Aの方向に実質的に垂直な方向に形成された
凹部106を備える。コネクタ100がコネクタ60に
差し込まれたときに、凹部106は、記録装置本体20
に設けられた把持部70(図4参照)により把持され
る。そのため、ハードディスク装置30は、記録装置本
体20に対して、確実に固定されることとなる。凹部1
06の形状は、ローラ82の形状に基づいて定められる
のが好ましい。
【0030】図6は、ハードディスク装置30の正面
図、側面図および側面断面図である。図6(a)は、ハ
ードディスク装置30を前面90から見た正面図であ
る。コネクタ100および穴部102は、各々の高さ方
向の中心が揃うように並んで設けられるのが好ましい。
コネクタ100は、前面90の中央領域に形成され、穴
部102は、コネクタ100の近傍に形成されるのが好
ましい。コネクタ100および穴部102の位置関係
は、記録装置本体20におけるコネクタ60およびガイ
ド部62の位置関係に基づいて定められるのが好まし
い。
【0031】図示される例において、溝部104は、コ
ネクタ100および穴部102よりも下方に形成され
る。ハードディスク装置30を記録装置本体20に装着
する際、通常、ハードディスク装置30の先端(前面9
0側)を基板支持部52にまず接触させるが、ユーザ
は、基板支持部52に対してハードディスク装置30を
少し傾けて、溝部104をレール部72にはめようとす
る場合がある。このとき、溝部104が底面近傍に形成
されていれば、ハードディスク装置30が傾いた状態で
あっても、溝部104をレール部72に容易に挿入する
ことができる。逆に、溝部104が上面近傍に形成され
ていれば、ハードディスク装置30の傾きが大きいほ
ど、溝部104をレール部72に挿入することが困難と
なる。このような理由から、溝部104は、コネクタ1
00および穴部102よりも下方に形成されるのが好ま
しく、更には、底面近傍に形成されるのが好ましい。
【0032】図6(b)は、ハードディスク装置30の
側面図である。本実施形態において、コネクタ100が
設けられた前面90近傍のハードディスク装置30の厚
さd2は、前面90に対向する裏面108近傍のハード
ディスク装置30の厚さd3よりも薄い。ここで、厚さ
は、底面110からの距離を意味する。また、同様に、
前面90近傍のハードディスク装置30の厚さd2は、
前面90と裏面108の間のほぼ中央位置におけるハー
ドディスク装置30の厚さd3よりも薄い。この例にお
いては、裏面108近傍におけるハードディスク装置3
0の厚さと、中央位置における厚さとが等しく形成され
ている。前面90近傍の厚さを、他の部分よりも薄く作
ることによって、ユーザがハードディスク装置30を持
つときに、親指で一方の側面を、薬指および小指などで
他方の側面を把持し、人差し指を段状面98に引っ掛け
て持つことができる。このようにハードディスク装置3
0を持てることによって、ユーザが、容易にハードディ
スク装置30を記録装置本体20に装着することが可能
となる。
【0033】また、コネクタ100がコネクタ60に差
し込まれる方向における、第1上面94の長さd5は、
第2上面96の長さd4よりも短い。このように形成す
ることによって、上記したように、ユーザが、ハードデ
ィスク装置30を持ちやすくなるという効果がある。ま
た、ユーザは、コネクタ100が設けられている側を容
易に認識することができ、誤ってハードディスク装置3
0を裏面108から記録装置本体20に装着する可能性
を低減することができる。
【0034】図6(c)は、ハードディスク装置30を
図5に示される矢印Bの方向に沿って切った断面側面図
である。本実施形態において、前面90は、筐体の第1
上面94の端からは僅かに奥まって設けられている。前
面90からは、コネクタ100が外部に表出する。コネ
クタ100の先端は、第1上面94の端と同一面または
それよりも内側に存在することが望ましい。第1上面9
4がコネクタ100の上部に張り出すことによって、コ
ネクタ100を保護することが可能となる。
【0035】図示されるように、第1上面94の下部に
はコネクタ100が設けられ、第2上面96の下部に
は、ハードディスク本体40が設けられている。この場
合、底面110から、第2上面96までの距離は、ハー
ドディスク本体40の厚さに基づいて定められるのが好
ましい。例えば、ハードディスク本体40の厚さは、そ
の容量の大きさに依存して変化するため、底面110か
ら第2上面96までの距離も、容量の大きさに依存して
適宜定められるのが好ましい。
【0036】図7は、本発明の一実施形態である、カバ
ー体112を有する記録装置本体20の構造的な外形を
示す斜視図である。図7に示された記録装置本体20
は、図3に示された記録装置本体20が有する機能およ
び構成を少なくとも含む。カバー体112は、コネクタ
60およびガイド部62の上方に設けられ、ハードディ
スク装置収納領域50の一部の空間を覆うように形成さ
れる。
【0037】図8は、カバー体112を有する記録装置
本体20にハードディスク装置30が収納された状態を
示す。この例においては、第1上面94がカバー体11
2により覆われ、第2上面96が外部に現れる。第1上
面94を覆うことにより、埃やゴミなどが、ハードディ
スク装置収納領域50におけるコネクタ60近傍に入り
にくくなる。この記録装置本体20の構成によると、ハ
ードディスク装置30の底面110から第2上面96ま
での距離が、収納するハードディスク本体40の厚さに
より定められる場合であっても、第2上面96は、カバ
ー体112により覆われないので、底面110から第2
上面96までの厚さの異なる複数種類のハードディスク
装置30を利用することが可能である。そのため、ユー
ザは、複数種類の容量を有するハードディスク装置30
を、必要に応じて適宜使い分けることが可能となる。
【0038】一方、この例において、ハードディスク装
置30の底面110から、第1上面94までの距離は、
記録装置本体20における底面支持部52と、カバー体
112との距離以下に定められる必要がある。カバー体
112の下面と第1上面94とを密着させることによ
り、埃やゴミがコネクタ近傍に入り込むことを更に防止
することが可能となる。
【0039】以上、本発明によるハードディスク装置3
0を、録画装置などの記録装置10において用いる例に
ついて説明してきた。他にも、本発明によるハードディ
スク装置30は、コンピュータや、撮影装置などの大容
量の記憶容量を必要とする装置に利用することが可能で
ある。
【0040】上記説明から明らかなように、本発明によ
れば、記録装置本体に着脱可能なハードディスク装置を
提供することができる。以上、本発明を実施の形態を用
いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態
に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様
な変更又は改良を加えることができることが当業者に明
らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発
明の技術的範囲に含まれることが、特許請求の範囲の記
載から明らかである。
【0041】
【発明の効果】本発明によると、記録装置本体に着脱可
能なハードディスク装置であって、ハードディスク装置
の使用時に、確実に記録装置本体に取り付けることので
きるハードディスク装置を提供する、という効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である記録装置10と、そ
の周辺機器との接続例を示す。
【図2】記録装置10の一実施形態である内部構成の概
念図である。
【図3】本発明の一実施形態である記録装置本体20の
構造的な外形を示す斜視図である。
【図4】図3に示される把持部70の構成の一例を示
す。
【図5】本発明の一実施形態であるハードディスク装置
30の構造的な外形を示す斜視図である。
【図6】ハードディスク装置30の正面図、側面図およ
び側面断面図である。
【図7】本発明の一実施形態である、カバー体112を
有する記録装置本体20の構造的な外形を示す斜視図で
ある。
【図8】カバー体112を有する記録装置本体20にハ
ードディスク装置30が収納された状態を示す。
【符号の説明】
10・・・記録装置、20・・・記録装置本体、30・
・・ハードディスク装置、40・・・ハードディスク本
体、90・・・前面、92・・・側面、94・・・第1
上面、96・・・第2上面、100・・・コネクタ、1
02・・・穴部、104・・・溝部、106・・・凹部
フロントページの続き (72)発明者 長谷川 房彦 神奈川県藤沢市桐原町1番地 株式会社ア ドテックス内 (72)発明者 野瀬 肇 神奈川県藤沢市桐原町1番地 株式会社ア ドテックス内 (72)発明者 石川 元 神奈川県藤沢市桐原町1番地 株式会社ア ドテックス内 Fターム(参考) 5C022 AA11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録装置本体に着脱可能に取り付けら
    れ、前記記録装置本体から受け取ったデータを格納する
    ハードディスク本体を有するハードディスク装置であっ
    て、 前面に設けられ、前記記録装置本体に設けられた第1コ
    ネクタに差し込まれることにより、前記データの書き込
    み又は読み出しを行わしめる第2コネクタと、 側面において、前記第2コネクタが前記第1コネクタに
    差し込まれる方向に沿って形成された溝部とを備えたこ
    とを特徴とするハードディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記記録装置本体における前記ハードデ
    ィスク装置の底面を支持する底面支持部から、前記記録
    装置本体に設けられたレール部までの距離に基づいて、
    前記溝部は、前記底面支持部により支持される前記ハー
    ドディスク装置の底面から実質的に前記距離だけ離れた
    前記側面の位置に形成されることを特徴とする請求項1
    に記載のハードディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記第2コネクタが前記第1コネクタに
    差し込まれるときに、前記記録装置本体に設けられたガ
    イド部が挿入される穴部を前記前面に備えることを特徴
    とする請求項1または2に記載のハードディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記第2コネクタが前記第1コネクタに
    差し込まれたときに、前記記録装置本体に設けられた把
    持部により把持される凹部を前記側面に備えることを特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載のハードディ
    スク装置。
  5. 【請求項5】 前記第2コネクタが設けられた前記前面
    近傍の前記ハードディスク装置の厚さが、前記前面に対
    向する裏面近傍の前記ハードディスク装置の厚さよりも
    薄いことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    のハードディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記前面近傍の前記ハードディスク装置
    の厚さは、前記前面と前記裏面の間のほぼ中央位置にお
    ける前記ハードディスク装置の厚さよりも薄いことを特
    徴とする請求項1から4のいずれかに記載のハードディ
    スク装置。
  7. 【請求項7】 第1上面と、前記第1上面よりも前記底
    面からの距離が大きい第2上面とを有することを特徴と
    する請求項1から4のいずれかに記載のハードディスク
    装置。
  8. 【請求項8】 前記第2コネクタが前記第1コネクタに
    差し込まれる方向における、前記第1上面の長さは、前
    記第2上面の長さよりも短いことを特徴とする請求項7
    に記載のハードディスク装置。
  9. 【請求項9】 前記第1上面の下部には前記第2コネク
    タが設けられ、 前記第2上面の下部には前記ハードディスク本体が設け
    られていることを特徴とする請求項7または8に記載の
    ハードディスク装置。
  10. 【請求項10】 前記底面から、前記第1上面までの距
    離は、前記記録装置本体における前記底面支持部と、前
    記記録装置本体に設けられた前記第1コネクタの上方に
    設けられたカバー体との距離以下に定められることを特
    徴とする請求項7に記載のハードディスク装置。
  11. 【請求項11】 前記底面から、前記第2上面までの距
    離は、前記ハードディスク装置が有する前記ハードディ
    スク本体の厚さに基づいて定められることを特徴とする
    請求項7に記載のハードディスク装置。
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