JP2001290840A - キーワード検索装置 - Google Patents

キーワード検索装置

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JP2001290840A
JP2001290840A JP2000101952A JP2000101952A JP2001290840A JP 2001290840 A JP2001290840 A JP 2001290840A JP 2000101952 A JP2000101952 A JP 2000101952A JP 2000101952 A JP2000101952 A JP 2000101952A JP 2001290840 A JP2001290840 A JP 2001290840A
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keyword
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words
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JP2000101952A
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English (en)
Inventor
Hiroshige Kamine
広茂 加峰
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ興味対象に関連したキーワードを自動
生成し、ユーザ興味対象を的確に反映した検索が可能な
環境を提供することができるキーワード検索装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 二次記憶装置5のウェブサーバ6は、検
索のためのキーワードを入力する検索GUI部7と、入
力キーワードの文字列を取得するキーワード取得部8
と、キーワードを含むコメントを取り出すキーワード検
索処理部9と、与えられた日本語文章から品詞と単語を
決定する形態素解析処理部11と、決定された単語の中
から名詞だけを抽出する名詞選択部12と、日本語文章
を単語毎に分割して品詞と共に取り出す単語切出し処理
部10と、取り出した単語を使用回数の多い順に整理す
る単語ヒストグラム作成部13とを有し、キーワード検
索処理部9は使用回数の多い単語をキーワードとして再
度コメントを検索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコン、ノート
パソコン、携帯端末等のブラウザからコメントを登録し
たり、閲覧することにより、不特定多数のユーザ間でコ
ミュニケーションを図るインターネット環境下の掲示板
システムにおいて、大量の登録コメント内から自分の興
味のあるコメントをキーワードを用いて見つけ出すキー
ワード検索装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンや小型端末を使って、イ
ンターネット上の様々なサービスが提供されている。そ
の中でも、若者を中心とした電子掲示板などのコミュニ
ケーションや情報共有サービスは非常に多く存在してい
る。これらのサービスの利用を促すためには、気軽に簡
単な操作でアクセスできる環境の提供が必須条件とな
る。そのような中で、パソコンや小型端末より、インタ
ーネット上のコンテンツへのアクセスを容易にする機能
の需要は高まっており、溢れる情報の中で、簡単な操作
で目的の情報を取得したいというニーズがある。
【0003】ところで、文章を検索対象とした最もポピ
ュラーな検索手法に「キーワード検索」という手法があ
る。これは、ユーザの目的の内容を反映したキーワード
を入力し、その単語を含むものを取り出すという手法で
あり、インターネットのホームページ検索などに利用さ
れている。しかし、現実には、キーワードを入力するだ
けでよい簡単な操作性とトレードオフで、キーワード検
索においてもユーザが満足を得られる十分な結果は得ら
れない場合が多い。また、高度な検索処理を行うことは
ユーザの操作を複雑化してしまう傾向にあるため、簡単
な操作性を維持したまま、従来にない高精度な検索方法
の実現が求められている。
【0004】上述したように、テキストを検索対象とす
る最も慣れ親しまれている手法に「キーワード検索」が
あり、インターネット上に点在したホームページを検索
する場合などに利用されている。この手法は、自分の欲
しい情報のキーワードを入力するだけでよいという簡単
な操作で検索を行うことが可能なため、エンドユーザに
も受け入れられている手法である。しかしながら、キー
ワード検索を行う場合、ユーザが或る興味の対象をキー
ワード化する時点で適切なキーワードを思いつかない場
合は、何度もキーワードを入れ換えて検索を行わなけれ
ばならない。このように、検索操作自体は簡単である
が、必要な情報を得るために処理を繰り返し行わなけれ
ばならないという問題があった。
【0005】また、ユーザ興味の対象かどうかを基準に
判断した時に、キーワード検索は、ユーザ興味の対象で
あっても、キーワードとして与えられた単語を含まない
ものは取り出さない。結局は、ユーザの与えるキーワー
ドに依存した検索結果しか得られないという問題があっ
た。
【0006】上記、2つの問題は、手軽に利用する電子
掲示板システムにおいて、操作性を悪化させる原因とな
っていた。
【0007】ここで、コメントが登録されている電子掲
示板システムにおいて、従来のキーワード検索を使って
自分の目的のコメントを取り出す従来のキーワード検出
装置について説明する。
【0008】図14は従来のキーワード検出装置を示す
ブロック図である。
【0009】図14において、1は要求された情報を処
理する中央処理装置、2はウィンドウ、図形要素、文字
などを表示する表示装置、3は文字、数値、位置などデ
ータを表示するキーボード、タブレット、マウス等の入
力装置、4はオペレーティングシステム、ウィンドウシ
ステムなど実行中のプログラムを記憶するための主記憶
装置、5はプログラム、テキストデータ等を記憶するた
めの二次記憶装置である。二次記憶装置5は、インター
ネットを介したアクセスを可能にするWEBサーバ(ウ
ェブサーバ)6と、登録者、登録日時、登録メッセージ
(コメント)等の複数のデータを効率的に管理するため
の環境であるデータベース15とを有する。WEBサー
バ6は、掲示板に登録されたコメントを対象にキーワー
ド検索を行う際、ユーザがキーワードを入力するための
検索GUI部7と、端末において入力したキーワードを
インターネットを介してサーバ上で取得するキーワード
取得部8と、取得したキーワードを用いて、既存コメン
トを対象にキーワードを含むコメントを検索するキーワ
ード検索処理部9と、検索されたコメントだけを用い
て、端末から閲覧可能なHTML形式のデータを自動的
に生成するHTML作成部14とを有し、データベース
15は、大量のデータに対して関係付けを行いテーブル
としてアクセスするためのデータ管理部16と、データ
の「挿入」や「取り出し」、「検索」を行うデータアク
セス部17とを有する。
【0010】このように構成されたキーワード検索装置
について、端末から大量のデータが登録されている掲示
板において、キーワード検索を用いて、自分の目的のコ
メントを見つけ出すまでの処理動作を図15を用いて説
明する。図15は図14のキーワード検索装置の動作を
示すフローチャートである。
【0011】図15において、まず、ユーザは端末から
インターネット上の電子掲示板にアクセスし、検索GU
I部7は、掲示板データを対象とした検索GUIを端末
に表示させる(S51)。ユーザは、自分の所望の内容
(興味の対象)を反映したキーワードを検索GUI部7
を介して入力する(S52)。キーワード取得部8は、
端末から検索GUI部7を介して入力したキーワードを
インターネットを通じて電子掲示板に送信し、キーワー
ド検索処理部9は電子掲示板におけるキーワード検索処
理を行う(S53)。キーワード検索処理部9は、掲示
板に登録されているコメントの中で、ユーザが入力した
キーワードを含むものを検索し、キーワードを含むコメ
ントだけを取得する(S54)。HTML作成部14
は、ステップS54において取り出されたコメントだけ
で、端末から閲覧可能なコメントを構成するHTMLを
自動生成し(S55)、端末側にステップS55で生成
されたHTMLを表示させ、ユーザはその閲覧を行う
(S56)。この検索結果内に、ユーザの目的のコメン
トが存在しない場合、ステップS51で入力したキーワ
ードとは異なるキーワードを考え、再度キーワードを入
力し、キーワード検索を行う。この処理をユーザの所望
のコメントが見つかるまで繰り返す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
キーワード検索装置では、自分の目的のものを取り出す
ためには、似たようなキーワードを何度も入れ替えて、
キーワード検索を行わなければならないという問題点を
有していた。また、繰り返す検索結果の内容には、前回
の検索時に既に閲覧した検索結果の重複があり、前回の
検索処理において閲覧済みのコメントを再度表示させる
ということになり、余分な通信コストを発生させてしま
うという問題点を有していた。さらには、ユーザの興味
の対象をキーワード化する時点で、適切なキーワードを
思いつかなければ、ユーザの所望のコメントを見つけ出
せないという問題点を有していた。コミュニケーション
の場として気軽に利用されるべき電子掲示板において、
ユーザの興味のあるコメントを見つけ出すまでの操作の
複雑さ、また、それに有する余分な通信コストの発生
は、ユーザの利用回数を減らしてしまう原因となり得る
と考えられる。
【0013】このキーワード検索装置では、ユーザが入
力したキーワードで目的のコメントを見つけ出すキーワ
ード検索をベースにして、例えば既存コメント内の単語
の同時出現頻度情報を利用し、ユーザ興味対象に関連し
たキーワードを自動生成し、ユーザ興味対象を的確に反
映した検索が可能な環境を提供することにより、電子掲
示板における操作の煩雑さを軽減させた操作環境を実現
できることが要求されている。
【0014】本発明は、この要求を満たすため、ユーザ
興味対象に関連したキーワードを自動生成し、ユーザ興
味対象を的確に反映した検索が可能な環境を提供するこ
とができるキーワード検索装置を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のキーワード検索装置は、要求された情報を処
理する中央処理装置と、ウィンドウ、図形要素、文字な
どを表示する表示装置と、文字、数値、位置などデータ
を表示するキーボード、タブレット、マウス等の入力装
置と、オペレーティングシステム、ウィンドウシステム
など実行中のプログラムを記憶するための主記憶装置
と、インターネットを介したアクセスを可能とするウェ
ブサーバを有しプログラム、テキストデータ等を記憶す
るための二次記憶装置とを有するキーワード検索装置で
あって、ウェブサーバは、検索のためのキーワードを入
力する検索GUI部と、検索GUI部から入力されたキ
ーワードの文字列を取得するキーワード取得部と、検索
対象のコメントのうちキーワードを含むコメントを取り
出すキーワード検索処理部と、品詞と単語を特定するた
めの辞書を用いて与えられた日本語文章から品詞と単語
を決定する形態素解析処理部と、形態素解析処理部によ
り取り出された単語の中から名詞だけを抽出する名詞選
択部と、形態素解析処理部と名詞選択部とを用いること
により日本語文章を単語毎に分割して品詞と共に取り出
す単語切出し処理部と、単語切出し処理部で取り出した
単語毎の使用回数をカウントして使用回数の多い順に単
語を整理する単語ヒストグラム作成部とを有し、キーワ
ード検索処理部は、単語ヒストグラム作成部で使用回数
の多い単語を関連キーワードとして再度コメントを検索
する構成を備えている。
【0016】これにより、ユーザ興味対象に関連したキ
ーワードを自動生成し、ユーザ興味対象を的確に反映し
た検索が可能な環境を提供することができるキーワード
検索装置が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のキーワ
ード検索装置は、要求された情報を処理する中央処理装
置と、ウィンドウ、図形要素、文字などを表示する表示
装置と、文字、数値、位置などデータを表示するキーボ
ード、タブレット、マウス等の入力装置と、オペレーテ
ィングシステム、ウィンドウシステムなど実行中のプロ
グラムを記憶するための主記憶装置と、インターネット
を介したアクセスを可能とするウェブサーバを有しプロ
グラム、テキストデータ等を記憶するための二次記憶装
置とを有するキーワード検索装置であって、ウェブサー
バは、検索のためのキーワードを入力する検索GUI部
と、検索GUI部から入力されたキーワードの文字列を
取得するキーワード取得部と、検索対象のコメントのう
ちキーワードを含むコメントを取り出すキーワード検索
処理部と、品詞と単語を特定するための辞書を用いて与
えられた日本語文章から品詞と単語を決定する形態素解
析処理部と、形態素解析処理部により取り出された単語
の中から名詞だけを抽出する名詞選択部と、形態素解析
処理部と名詞選択部とを用いることにより日本語文章を
単語毎に分割して品詞と共に取り出す単語切出し処理部
と、単語切出し処理部で取り出した単語毎の使用回数を
カウントして使用回数の多い順に単語を整理する単語ヒ
ストグラム作成部とを有し、キーワード検索処理部は、
単語ヒストグラム作成部で使用回数の多い単語を関連キ
ーワードとして再度コメントを検索することとしたもの
である。
【0018】この構成により、使用回数の多い単語を関
連キーワードとして再度のキーワード検索処理を行うの
で、ユーザ興味対象に関連したキーワードによるユーザ
興味対象を的確に反映した検索が可能となる作業環境が
提供されるという作用を有する。
【0019】請求項2に記載のキーワード検索装置は、
請求項1に記載のキーワード検索装置において、ウェブ
サーバは、コメントに使用されている単語の部分的な使
用割合と掲示板全体での使用割合とを算出する単語使用
割合算出部と、部分的な使用割合と掲示板全体での使用
割合とを比較して掲示板全体での使用割合よりも部分的
な使用割合の多い単語をジャンル特定用単語として取り
出す割合比較部と、ジャンル特定用単語でかつ単語ヒス
トグラム作成部で使用回数が多いと判定した単語をジャ
ンル特定可能な関連キーワードとして取り出すキーワー
ド絞り込み処理部とを有し、キーワード検索処理部は、
ジャンル特定可能な関連キーワードを用いて再度コメン
トを検索することとしたものである。
【0020】この構成により、部分的な使用割合が掲示
板全体での使用割合よりも多い単語という条件が付加さ
れるので、ユーザの興味対象により近い内容のコメント
を得ることを可能とする環境を提供するという作用を有
し、また、ユーザがキーワードを何度も入力し、内容を
絞り込んでいく手間を軽減させるという作用がある。
【0021】請求項3に記載のキーワード検索装置は、
請求項1に記載のキーワード検索装置において、ウェブ
サーバは、自己組織化クラスタリングを行う上で各クラ
スタの基本値を設定するクラスタ設定部と、ニューラル
ネット分野におけるクラスタリング手法である自己組織
化アルゴリズムと基本値とを用いて複数の単語のクラス
タリングを行うための自己組織化クラスタリング処理部
とを有し、自己組織化クラスタリング処理部は、複数の
単語の所属するクラスタを検索し、検索したクラスタ内
において着目している単語との距離の近い単語を複数の
単語の中から検索し、キーワード検索処理部は距離の近
い単語を関連キーワードとして再度コメントを検索する
こととしたものである。
【0022】この構成により、関連性の高い単語をクラ
スタリングしておくことによって関連キーワードが取得
されるので、ユーザの興味対象により近い内容のコメン
トを得ることを可能とする環境を提供するという作用を
有し、また、ユーザがキーワードを何度も入力し、内容
を絞り込んでいく手間を軽減させるという作用がある。
【0023】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図13を用いて説明する。
【0024】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1によるキーワード検索装置を示すブロック図であ
る。
【0025】図1において、1は要求された情報を処理
する中央処理装置、2はウィンドウ、図形要素、文字な
どを表示する表示装置、3は文字、数値、位置などデー
タを表示するキーボード、タブレット、マウス等の入力
装置、4はオペレーティングシステム、ウィンドウシス
テムなど実行中のプログラムを記憶するための主記憶装
置、5はプログラム、テキストデータ等を記憶するため
の二次記憶装置である。二次記憶装置5は、インターネ
ットを介したアクセスを可能とするWEBサーバ6と、
ユーザが検索のためのキーワードを入力する検索GUI
7と、入力されたキーワードの文字列を取得するキーワ
ード取得部8と、検索対象のコメントに対してキーワー
ドを含むものを取り出すキーワード検索処理部9と、日
本語文章を単語毎に分割し、品詞と共に取り出す単語切
出し処理部10と、自然言語処理において、予め用意さ
れた品詞と単語を特定するための辞書を用いて、与えら
れた日本語文章から単語、品詞を決定する形態素解析処
理部11と、形態素解析処理部11により取り出された
単語の中から名詞だけを抽出する名詞選択部12と、単
語毎の使用回数をカウントし、使用回数の多い順に単語
を整理する単語ヒストグラム作成部13と、複数のコメ
ントデータから、ユーザが端末で閲覧することが可能な
HTMLデータを作成するHTML作成部14と、登録
者、登録日時、コメント等、掲示板に登録された複数の
データを効率的に管理するための環境であるデータベー
ス15と、データの種類や処理に依存した形で関連付け
されたテーブルとしてデータを管理するデータ管理部1
6と、データベース15に登録されているデータに対し
て、「挿入」、「取り出し」、「検索」等を行うデータ
ベースアクセス部17とを有する。
【0026】このように構成されたキーワード検索装置
について、その動作を図2を用いて説明する。図2は、
図1のキーワード検索装置の動作を示すフローチャート
であり、関連キーワードを自動的に取得し、キーワード
検索を行う処理を示す。
【0027】図2において、まず、ユーザは、電子掲示
板にアクセスする端末画面上に検索処理を開始するため
の検索GUIを検索GUI部7を介して表示させる(S
1)。ここで、ユーザは、検索GUIを使用し、自分の
興味のある内容を反映したキーワードを入力する(S
2)。キーワード取得部8はユーザが入力したキーワー
ドを検索GUI部7を介して取得し、キーワード検索処
理部9は、取得したキーワードを用いて、電子掲示板に
登録されているコメント内でキーワード検索を行い(S
3)、ユーザが入力した単語によるキーワード検索によ
って、該当する単語を含んでいるコメントを確保する
(S4)。この場合、抽出されたコメントのみを取得す
る(S5)。次に、単語切出し処理部10と形態素解析
処理部11と名詞選択部12とは、ステップS5におい
て抽出されたコメント内で使用されている単語の切出し
を行う。単語の切出しは、自然言語処理分野において、
機械翻訳処理などの前処理となる単語切出しに用いられ
ている日本語辞書を用いた「形態素解析」を用いて行う
(S6)。
【0028】次に、単語ヒストグラム作成部13は、ス
テップS4で取り出されたコメント内に使用されている
単語をカウントしてヒストグラムを作成し(S7)、作
成された使用回数のヒストグラムを用いて、検索された
コメント内で使用回数の多い単語を「関連キーワード」
として確保する(S8)。キーワード検索処理部9は、
ステップS8によって得られた単語によって、再度、電
子掲示板に登録されているコメント内に対してキーワー
ド検索を行う(S9)。HTML作成部14は、ステッ
プS4、S9のキーワード検索によって得られた検索結
果から構成されるHTMLデータを生成し(S10)、
ユーザの端末に検索結果のHTMLデータを送信し、画
面上に検索結果のコメントを表示させる(S11)。
【0029】以上が、ユーザが入力したキーワードによ
る検索結果内で多く使用されている単語を「関連キーワ
ード」として再度キーワード検索を行うことにより、簡
単な操作で、ユーザの興味の対象を反映した検索結果が
得られる動作を示すフローである。
【0030】図3は、本発明の実施の形態1における関
連キーワードの自動生成機能を有する検索機能を実現す
る具体例を示す説明図である。図3に示す例で想定した
環境は、「若者向けの音楽関連の掲示板」に対して、若
者に人気のある「GLAY」(バンドグループ)に興味
のあるユーザが、本発明の検索方法を使用した例であ
る。
【0031】図3において、ユーザが「GLAY」とい
う検索キーを入力すると(S101)、通常のキーワー
ド検索が行われ(S102)、「GLAY」を含むコメ
ントが電子掲示板に登録されたコメント内から取り出さ
れる(S103)。例では、「GLAYの新曲のサバイ
バルは、7月12日発売。」、「テレビでGLAYがサ
バイバル歌うらしい。必見!」などのユーザ興味の対象
である可能性が高いコメントが取り出される。本実施の
形態における検索機能では、次に、前回の検索で得られ
た検索結果内で、多く使用されている単語を自動的に取
り出す処理を行う(S104,S105)。これは、ユ
ーザが興味のあるコメントには、関連性の高い単語が多
く使用されていると考えられることから、例において
は、GLAYの新曲である「サバイバル」などの単語
が、取り出される。次に、そこで取り出された単語「サ
バイバル」を用いて再度、掲示板に対してキーワード検
索を行う(S106)。検索の結果は、「サバイバル」
が含まれるものが自動的に取り出される(S107)。
従って、GLAYに興味のあるユーザが「GLAY」と
いう単語を入力し、検索を行った最終的な結果は、「G
LAY」を含むコメントと、「GLAY」と同時に使用
されている回数が多い単語「サバイバル」などの関連性
の高い単語でのキーワード検索結果を得ることができる
(S108)。
【0032】以上のように本実施の形態では、従来のキ
ーワード検索処理の結果に加えて、ユーザが入力した単
語は含まないにもかかわらず、同時に使用されている単
語を関連性の高い単語のキーワードとして検索に用いる
ことで、よりユーザの興味を反映した検索結果を得るこ
とが可能となる。これにより、ユーザが満足するまで似
たようなキーワードを何度も入れ換えて検索を行う従来
操作における手間が省かれ、操作性の高い検索処理を実
現することが可能となる。
【0033】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2によるキーワード検索装置を示すブロック図であ
る。なお、二次記憶装置5は図1の二次記憶装置5の各
部を有するものである。すなわち、図4の二次記憶装置
5には、本実施の形態で付加される機能を実現する構成
のみが記載されている。
【0034】図4において、中央処理装置1、表示装置
2、入力装置3、主記憶装置4は図1と同様のものなの
で、同一符号を付し、説明は省略する。二次記憶装置5
において付加されるものとして、18は単語ヒストグラ
ムの情報により、単語使用回数の多い単語の中から、ジ
ャンルを特定可能な単語(特定単語)を取り出すキーワ
ード絞り込み処理部、19はキーワード絞り込み処理部
18におけるキーワード絞り込みを行うために、部分的
な使用割合と掲示板全体での使用割合とを算出する単語
使用割合算出部、20はコメントに使用されている単語
の部分的な使用割合と掲示板全体での使用割合との数値
をテーブルとして登録しておくテーブル登録部、21は
キーワードの絞り込み処理時に、特定の単語の検索結果
内での部分的な使用割合と掲示板全体での使用割合とを
比較する割合比較部21から構成される。
【0035】このように構成されたキーワード検索装置
について、関連キーワードを自動的に取得して検索を行
う場合において、ユーザが入力したキーワードと関連性
の高い単語を使用頻度のみで取得するのではなく、ユー
ザが入力したキーワードによる検索結果内での使用割合
と、掲示板に登録されている全コメント内での使用割合
とを比較して、ジャンルを特定可能な単語のみを取り出
すキーワードの絞り込み処理を付加した検索方法を図5
〜図8を用いて説明する。図5はキーワードの絞り込み
処理を付加した検索方法の基本処理を示すフローチャー
トであり、図6は使用割合の比較処理において必要な前
処理を示すフローチャート、図7は使用割合の数値比較
に利用する前処理を示す説明図、図8は実際に検索処理
を行った際の処理を示す説明図である。
【0036】まず、図5を用いて、キーワードの絞り込
み処理を付加した検索方法の基本処理について説明す
る。
【0037】ユーザはキーワードとなる単語を検索GU
I部7を介して入力し、キーワード検索処理部8は通常
のキーワード検索を行う(S21)。次に、単語切出し
処理部10と形態素解析処理部11と名詞選択部12と
は、ステップS21のキーワード検索によって得られた
コメント内で使用されている単語を切り出す(S2
2)。単語ヒストグラム作成部13は、ステップS22
によって切り出された単語の使用回数をカウントしてヒ
ストグラムを作成し(S23)、単語ヒストグラムか
ら、使用回数の多いものだけを抽出する(S24)。キ
ーワード絞り込み処理部18は、ステップS24で抽出
した単語をそのまま関連キーワードとして利用するので
はなく、掲示板全体での使用割合と比較する処理におい
て、キーワードの絞り込み処理を行う。方法は、ステッ
プS21によって検索されたコメント内での単語の使用
割合を単語使用割合算出部で算出すると共に、割合比較
部21はその単語の全体での使用割合との比較を行い
(S25、S26)、キーワード絞り込み処理部18
は、全体での使用割合より部分的な使用割合の方が十分
高いもの(ジャンル特定用単語)だけを関連キーワード
として検索処理に利用する(S27)。キーワード検索
処理部9は、ステップS27までのキーワード絞り込み
処理において抽出された単語のみを関連キーワードとし
て取り出し、再度キーワード検索を行う(S28)。H
TML作成部14は、ステップS21、S28で得られ
たコメントから、端末に表示するためのHTMLデータ
を生成し(S29)、検索結果を構成するHTMLデー
タを端末に送信し、端末は結果を表示する(S30)。
【0038】以上が、キーワードの絞り込みを行う検索
処理方法であるが、使用割合の比較処理において必要な
前処理について図6を用いて説明する。
【0039】検索処理時に迅速にキーワードの絞り込み
を行うために、使用されている単語の掲示板全体での使
用割合を取得する処理をユーザがコメントを登録する際
に前処理として行う。
【0040】まず、ユーザは端末内にコメントを記述
し、それの電子掲示板への登録処理を実行する(S25
1)。次に、キーワード検索処理部9は、サーバ内での
ユーザから送信されてきたコメントを取得する(S25
2)。次に、単語切出し処理部10と形態素解析処理部
11と名詞選択部12とは、登録されるコメント内で使
用されている単語を自動的に切出す(S253)。登録
時点において、単語使用割合算出部19は、電子掲示板
に登録されているコメント内で使用されている単語総数
を使って、各単語の全体での使用割合を算出し、ユーザ
の検索実行時に迅速にアクセス可能なデータベース上に
テーブルとして登録しておく(S254)。
【0041】次に、キーワードの絞り込みを行う場合に
使用割合の数値比較に利用する前処理について、図7を
用いて説明する。
【0042】ユーザがコメントを登録すると(S26
1)、そのコメント内で使用されている単語を自動的に
切出す処理が行われる(S262)。各単語について、
全体で使用されている単語の総数との比が登録されてい
るテーブルを更新する処理を自動的に行う(S26
3)。図7の具体例では、全体で使用されている単語の
総数が1000件のうち、「単語1」が使用回数100
回で使用割合が0.10、「単語2」が使用回数10回
で使用割合が0.01となる。この数値を、ユーザのコ
メント登録時点で、自動更新していき、検索処理におけ
るキーワードの絞り込み処理における部分使用割合との
比較に用いる。この前処理によって、ユーザの検索実行
時に、キーワードの絞り込みが迅速に行われる。続い
て、図7のような前処理が行われている環境下で、実際
に検索処理を行った場合について、図8を用いて説明す
る。
【0043】図3の例と同じく、「GLAY」に興味の
あるユーザが、掲示板に対して「GLAY」というキー
ワードを入力した際(S201)、まずは、通常のキー
ワード検索が行われる(S202)。この処理により、
現在までに登録されているコメント内でキーワードを含
むコメントが全て取り出される(S203)。次に、こ
の検索結果内で使用回数が多いものを自動的に取り出す
(S204,S205)。使用回数が多い単語に対し
て、検索結果内だけでの単語総数との比である部分使用
割合を算出する(S206)。例においては、「単語
1」が使用回数10回、使用割合が0.10、「単語
2」が使用回数10回、使用割合が0.10である。次
に、前処理として算出してある各単語の全体での使用割
合との比較を行う(S206)。図7で説明した全体で
の使用割合を登録しているテーブルにアクセスし、単語
毎に数値を比較する。ここで、全体での使用割合に比べ
て部分使用割合が十分高ければ、この単語は或るジャン
ルを特定する単語になり得るので、関連キーワードとし
て以降のキーワード検索に利用する。また、部分使用割
合は高いが同時に全体での使用割合も高いものは、ジャ
ンルを特定不可能であるため、関連キーワードから除外
する。このような使用割合の数値比較により、よりユー
ザの興味と関連性の高い単語のみを抽出し、検索を行う
ことが可能となる(S207〜S209)。
【0044】以上のように本実施の形態では、キーワー
ド絞り込み処理を付加した検索方法においては、通常の
キーワード検索の検索結果内で単純に使用回数が多いも
のを「関連キーワード」として利用するのではなく、使
用回数が多くとも全体でも多く使用されているものは、
或るジャンルを特定不可能なため、関連キーワードから
除外する処理を組み込む。このようにキーワード絞り込
みによって、よりユーザの興味を反映したコメントだけ
を検索結果として取得することが可能となり、余分なコ
メントの閲覧を最小限に抑えることが出来る。
【0045】(実施の形態3)図9は本発明の実施の形
態3によるキーワード検索装置を示すブロック図であ
る。なお、二次記憶装置5は図1の二次記憶装置5の各
部を有するものである。すなわち、図9の二次記憶装置
5には、本実施の形態で付加される機能を実現する構成
のみが記載されている。
【0046】図9において、中央処理装置1、表示装置
2、入力装置3、主記憶装置4は図1と同様のものなの
で、同一符号を付し、説明は省略する。二次記憶装置5
において付加されるものとして、24はニューラルネッ
ト分野におけるクラスタリング手法である「自己組織化
アルゴリズム」を用いて複数の単語のクラスタリングを
行うための自己組織化クラスタリング処理部、25は自
己組織化クラスタリングを行う上で、各クラスタの基本
値を設定するクラスタ設定部、26は掲示板に登録され
ているコメントに使用されている全ての単語をクラスタ
リング(入力データで似ているもの同士を集めて、自動
的に分類することをいう。自己組織化はその一つの手
法)し、そのクラスタ内の単語間の対応付け情報が登録
されているクラスタテーブルである。
【0047】このように構成されたキーワード検索装置
について、関連キーワードを用いた検索処理において関
連性の高い単語を予めクラスタリングしておくという前
処理を用いる方法を図10〜図13を用いて説明する。
図10はニューラルネット分野におけるクラスタリング
手法である自己組織化アルゴリズムを示すフローチャー
トであり、図11は自己組織化アルゴリズムを導入した
際に得られる結果を説明するための説明図、図12は自
己組織化クラスタリング手法を応用して関連キーワード
を抽出する検索方法の基本処理を示すフローチャート、
図13は自己組織化クラスタリング手法を用いた具体的
な処理手順を示す説明図である。
【0048】まず、ニューラルネット分野におけるクラ
スタリング手法である自己組織化のアルゴリズムについ
て図10を用いて説明する。図10の処理は、自己組織
化クラスタリング処理部24の処理を示す。
【0049】最初に、処理に用いるループカウンタを更
新する(S31)。次に、このループカウンタをチェッ
クする。指定回数処理を行った場合は、クラスタリング
処理を終了する(S32)。ステップS32で指定回数
処理を行っていないと判定した場合、同コメント内での
使用回数から算出される数値をクラスタリングを行う多
次元入力ベクトルとして入力する(S33)。次に、既
存のクラスタとの距離を計算する(S34)。多次元入
力ベクトルと最も距離が近いベクトルを持つクラスタの
距離が或るしきい値以内であるかをチェックする(S3
5)。ステップS35において、最も近いベクトルとの
距離がしきい値以上であった場合は新しいクラスタを生
成する(S36)。ステップS35において、最も近い
ベクトルとの距離がしきい値以内であった場合は多次元
入力ベクトルの所属を決定する(S37)。ステップS
37で決定されたクラスタ自身が持つベクトルの値を多
次元入力ベクトルの値を反映させた上で更新する(S3
8)。この更新処理において、自己組織化クラスタリン
グは、更新の変量を処理回数と反比例させることによっ
て、処理の繰り返しにおいて微調整を行う効果を有して
いる。一連の処理を指定回数だけ繰り返し、入力ベクト
ルの所属するクラスタを決定する。
【0050】以上の自己組織化アルゴリズムを導入した
際に得られる結果に関して、図11を用いて説明する。
クラスタリングの対象となる因子は電子掲示板のコメン
ト内で使用されている単語である(S301)。単語を
自己組織化クラスタリング処理に入力する(S30
2)。図10で説明した自己組織化アルゴリズムによる
クラスタリングによって、同時に使用される回数が多い
単語で構成されるクラスタが生成され、単語がすべてク
ラスタに分別される(S303)。すなわち、クラスタ
リングされた各クラスタ内には、電子掲示板上のコメン
ト内で同時に使用される回数が多いものから構成される
ことになる。検索処理時に迅速に参照可能なように、自
己組織化クラスタリングの結果を各クラスタをテーブル
としてデータベース15上に登録しておく。
【0051】次に、この自己組織化クラスタリング手法
を応用して関連キーワードを抽出する検索方法の基本処
理について図12を用いて説明する。
【0052】まず、ユーザは興味を反映したキーワード
を検索GUI部7を介して入力し、キーワード検索処理
部9はキーワード検索を行う(S41)。単語切出し処
理部10と形態素解析処理部11と名詞選択部12と
は、ステップS41の検索で得られたコメント内での単
語の切出しを行う(S42)。次に、単語ヒストグラム
作成部13は、単語の使用回数をカウントしてヒストグ
ラムを作成し(S43)、単語ヒストグラムから使用回
数の高い単語のみを関連キーワードの候補として取り出
す(S44)。次に、自己組織化クラスタリング処理部
24は、図11で説明した自己組織化クラスタリングを
行って生成されたクラスタ情報からなるクラスタテーブ
ル26の参照の準備を行い(S45)、ステップS44
で取得された単語の所属するクラスタを探す(S4
6)。自己組織化クラスタリング処理部24は、ステッ
プS46で検出したクラスタ内において、着目している
単語と距離の近いものを関連キーワードとして取り出す
(S47)。次に、キーワード検索処理部9は、ステッ
プS47で得られたキーワードを用いてキーワード検索
を行う(S41)。HTML作成部14は、ステップS
41とS48で得られた検索結果から、端末に表示する
HTMLデータを生成し(S49)、生成したHTML
データを端末に送信し、端末は画面上に検索結果を表示
させる(S50)。
【0053】上記が、自己組織化クラスタリングを用い
て関連キーワードを決定する検索方法であるが、図13
を用いて、具体的な処理手順の説明を行う。
【0054】説明図では、図3、図8の例と同じく、
「GLAY」に興味のあるユーザが「GLAY」という
単語により検索を行ったことを想定している。ユーザが
「GLAY」と入力すると(S401)、通常のキーワ
ード検索により電子掲示板に登録されているコメント内
で、キーワードを含むコメントが検索される(S40
2)。次に、その中から単語を自動的に切出し、キーワ
ード候補を取り出す(S403,S404)。電子掲示
板に登録されているコメント内で使用されている全ての
単語をクラスタリングした自己組織化マップ(クラスタ
テーブルから構成される)を参照し、着目している単語
が所属しているクラスタを取り出し、またクラスタ内で
単語と近い距離に存在する単語を関連キーワードとして
取り出す(S405)。例では、「GLAY」という単
語に対して、同時に使用されている回数が多い「サバイ
バル」という単語が同クラスタ内に所属しており、「G
LAY」と距離が近いので、関連性の高い単語であると
判定され、以降の関連キーワードによる検索に用いられ
る。以上により、ユーザは、「GLAY」と入力したキ
ーワード検索において、「サバイバル」という関連性の
高い単語による検索を同時に行うことが可能であり(S
406,S407)、簡単な操作でよりユーザ興味を反
映した検索結果を得ることが可能となる(S408)。
【0055】このように本実施の形態では、ユーザが自
分の興味対象を反映したキーワードを入力するという簡
単な操作で検索が可能なキーワード検索をベースに、ユ
ーザのキーワード入力と同時に、使用されている回数が
多いものを自動的に関連キーワードとして取り出し、再
度、その単語を用いたキーワード検索を行うことで、通
常のキーワード検索では得られなかったキーワードを含
まないにもかかわらず、ユーザの興味の対象である可能
性が高い検索結果を得ることが可能となる環境を提供す
る。ユーザは、元来のキーワード検索と同様に、キーワ
ードを入力するだけで、関連した内容のコメントを検索
することが可能となり、少ない検索操作で目的のものを
見つけ出すことが可能となる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載のキーワード検索装置によれば、要求された情報を
処理する中央処理装置と、ウィンドウ、図形要素、文字
などを表示する表示装置と、文字、数値、位置などデー
タを表示するキーボード、タブレット、マウス等の入力
装置と、オペレーティングシステム、ウィンドウシステ
ムなど実行中のプログラムを記憶するための主記憶装置
と、インターネットを介したアクセスを可能とするウェ
ブサーバを有しプログラム、テキストデータ等を記憶す
るための二次記憶装置とを有するキーワード検索装置で
あって、ウェブサーバは、検索のためのキーワードを入
力する検索GUI部と、検索GUI部から入力されたキ
ーワードの文字列を取得するキーワード取得部と、検索
対象のコメントのうちキーワードを含むコメントを取り
出すキーワード検索処理部と、品詞と単語を特定するた
めの辞書を用いて与えられた日本語文章から品詞と単語
を決定する形態素解析処理部と、形態素解析処理部によ
り取り出された単語の中から名詞だけを抽出する名詞選
択部と、形態素解析処理部と名詞選択部とを用いること
により日本語文章を単語毎に分割して品詞と共に取り出
す単語切出し処理部と、単語切出し処理部で取り出した
単語毎の使用回数をカウントして使用回数の多い順に単
語を整理する単語ヒストグラム作成部とを有し、キーワ
ード検索処理部は、単語ヒストグラム作成部で使用回数
の多い単語を関連キーワードとして再度コメントを検索
することにより、使用回数の多い単語を関連キーワード
として再度のキーワード検索処理を行うので、ユーザ興
味対象に関連したキーワードによるユーザ興味対象を的
確に反映した検索が可能となる作業環境を提供すること
ができ、ユーザが満足するまで似たようなキーワードを
何度も入れ替えて検索を行う従来操作における手間が省
かれ、電子掲示板における操作の繁雑さを軽減させた操
作環境を実現することができるという有利な効果が得ら
れる。
【0057】請求項2に記載のキーワード検索装置によ
れば、請求項1に記載のキーワード検索装置において、
ウェブサーバは、コメントに使用されている単語の部分
的な使用割合と掲示板全体での使用割合とを算出する単
語使用割合算出部と、部分的な使用割合と掲示板全体で
の使用割合とを比較して掲示板全体での使用割合よりも
部分的な使用割合の多い単語をジャンル特定用単語とし
て取り出す割合比較部と、ジャンル特定用単語でかつ単
語ヒストグラム作成部で使用回数が多いと判定した単語
をジャンル特定可能な関連キーワードとして取り出すキ
ーワード絞り込み処理部とを有し、キーワード検索処理
部は、ジャンル特定可能な関連キーワードを用いて再度
コメントを検索することにより、部分的な使用割合が掲
示板全体での使用割合よりも多い単語という条件が付加
されるので、ユーザの興味対象により近い内容のコメン
トを得ることを可能とする操作環境を提供することがで
きるという有利な効果が得られる。
【0058】請求項3に記載のキーワード検索装置によ
れば、請求項1に記載のキーワード検索装置において、
ウェブサーバは、自己組織化クラスタリングを行う上で
各クラスタの基本値を設定するクラスタ設定部と、ニュ
ーラルネット分野におけるクラスタリング手法である自
己組織化アルゴリズムと基本値とを用いて複数の単語の
クラスタリングを行うための自己組織化クラスタリング
処理部とを有し、自己組織化クラスタリング処理部は、
複数の単語の所属するクラスタを検索し、検索したクラ
スタ内において着目している単語との距離の近い単語を
複数の単語の中から検索し、キーワード検索処理部は距
離の近い単語を関連キーワードとして再度コメントを検
索することにより、関連性の高い単語をクラスタリング
しておくことによって関連キーワードが取得されるの
で、ユーザの興味対象により近い内容のコメントを得る
ことを可能とする操作環境を提供することができるとい
う有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるキーワード検索装
置を示すブロック図
【図2】図1のキーワード検索装置の動作を示すフロー
チャート
【図3】本発明の実施の形態1における関連キーワード
の自動生成機能を有する検索機能を実現する具体例を示
す説明図
【図4】本発明の実施の形態2によるキーワード検索装
置を示すブロック図
【図5】キーワードの絞り込み処理を付加した検索方法
の基本処理を示すフローチャート
【図6】使用割合の比較処理において必要な前処理を示
すフローチャート
【図7】使用割合の数値比較に利用する前処理を示す説
明図
【図8】実際に検索処理を行った際の処理を示す説明図
【図9】本発明の実施の形態3によるキーワード検索装
置を示すブロック図
【図10】ニューラルネット分野におけるクラスタリン
グ手法である自己組織化アルゴリズムを示すフローチャ
ート
【図11】自己組織化アルゴリズムを導入した際に得ら
れる結果を説明するための説明図
【図12】自己組織化クラスタリング手法を応用して関
連キーワードを抽出する検索方法の基本処理を示すフロ
ーチャート
【図13】自己組織化クラスタリング手法を用いた具体
的な処理手順を示す説明図
【図14】従来のキーワード検出装置を示すブロック図
【図15】図14のキーワード検索装置の動作を示すフ
ローチャート
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 表示装置 3 入力装置 4 主記憶装置 5 二次記憶装置 6 ウェブサーバ(WEBサーバ) 7 検索GUI部 8 キーワード取得部 9 キーワード検索処理部 10 単語切出し処理部 11 形態素解析処理部 12 名詞選択部 13 単語ヒストグラム作成部 14 HTML作成部 15 データベース 16 データ管理部 17 データアクセス部 18 キーワード絞り込み処理部 19 単語使用割合算出部 20 テーブル登録部 21 割合比較部 22 部分単語使用割合テーブル 23 全体単語使用割合テーブル 24 自己組織化クラスタリング処理部 25 クラスタ設定部 26 クラスタテーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】要求された情報を処理する中央処理装置
    と、ウィンドウ、図形要素、文字などを表示する表示装
    置と、文字、数値、位置などデータを表示するキーボー
    ド、タブレット、マウス等の入力装置と、オペレーティ
    ングシステム、ウィンドウシステムなど実行中のプログ
    ラムを記憶するための主記憶装置と、インターネットを
    介したアクセスを可能とするウェブサーバを有しプログ
    ラム、テキストデータ等を記憶するための二次記憶装置
    とを有するキーワード検索装置であって、 前記ウェブサーバは、検索のためのキーワードを入力す
    る検索GUI部と、前記検索GUI部から入力されたキ
    ーワードの文字列を取得するキーワード取得部と、検索
    対象のコメントのうちキーワードを含むコメントを取り
    出すキーワード検索処理部と、品詞と単語を特定するた
    めの辞書を用いて与えられた日本語文章から品詞と単語
    を決定する形態素解析処理部と、前記形態素解析処理部
    により取り出された単語の中から名詞だけを抽出する名
    詞選択部と、前記形態素解析処理部と前記名詞選択部と
    を用いることにより日本語文章を単語毎に分割して品詞
    と共に取り出す単語切出し処理部と、前記単語切出し処
    理部で取り出した単語毎の使用回数をカウントして使用
    回数の多い順に単語を整理する単語ヒストグラム作成部
    とを有し、 前記キーワード検索処理部は、前記単語ヒストグラム作
    成部で使用回数の多い単語を関連キーワードとして再度
    コメントを検索することを特徴とするキーワード検索装
    置。
  2. 【請求項2】前記ウェブサーバは、コメントに使用され
    ている単語の部分的な使用割合と掲示板全体での使用割
    合とを算出する単語使用割合算出部と、前記部分的な使
    用割合と前記掲示板全体での使用割合とを比較して前記
    掲示板全体での使用割合よりも前記部分的な使用割合の
    多い単語をジャンル特定用単語として取り出す割合比較
    部と、前記ジャンル特定用単語でかつ前記単語ヒストグ
    ラム作成部で使用回数が多いと判定した単語をジャンル
    特定可能な関連キーワードとして取り出すキーワード絞
    り込み処理部とを有し、 前記キーワード検索処理部は、前記ジャンル特定可能な
    関連キーワードを用いて再度コメントを検索することを
    特徴とする請求項1に記載のキーワード検索装置。
  3. 【請求項3】前記ウェブサーバは、自己組織化クラスタ
    リングを行う上で各クラスタの基本値を設定するクラス
    タ設定部と、ニューラルネット分野におけるクラスタリ
    ング手法である自己組織化アルゴリズムと前記基本値と
    を用いて複数の単語のクラスタリングを行うための自己
    組織化クラスタリング処理部とを有し、 前記自己組織化クラスタリング処理部は、前記複数の単
    語の所属するクラスタを検索し、前記検索したクラスタ
    内において着目している単語との距離の近い単語を前記
    複数の単語の中から検索し、前記キーワード検索処理部
    は前記距離の近い単語を関連キーワードとして再度コメ
    ントを検索することを特徴とする請求項1に記載のキー
    ワード検索装置。
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