JP2001289765A - 化学計測用の水晶振動子を駆動する高周波発振回路 - Google Patents
化学計測用の水晶振動子を駆動する高周波発振回路Info
- Publication number
- JP2001289765A JP2001289765A JP2000103709A JP2000103709A JP2001289765A JP 2001289765 A JP2001289765 A JP 2001289765A JP 2000103709 A JP2000103709 A JP 2000103709A JP 2000103709 A JP2000103709 A JP 2000103709A JP 2001289765 A JP2001289765 A JP 2001289765A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- oscillation circuit
- mhz
- oscillation
- quartz oscillator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】化学センサー用の重さセンサーとしての水晶振
動子の基本周波数が高くなっても、それに容易に対応し
て安定な高周波発振を持続することができ、しかも簡便
で安価に作製し得る高周波発振回路を提供する。 【解決手段】本発明の高周波発振回路は、高速応答の論
理素子を用いて閉回路を作り、その中に高周波数の水晶
振動子を組み込んだものである。水晶振動子の基本周波
数が、1MHzから2GHzまでに対応し、各振動子の
基本発振周波数で安定に発振する。
動子の基本周波数が高くなっても、それに容易に対応し
て安定な高周波発振を持続することができ、しかも簡便
で安価に作製し得る高周波発振回路を提供する。 【解決手段】本発明の高周波発振回路は、高速応答の論
理素子を用いて閉回路を作り、その中に高周波数の水晶
振動子を組み込んだものである。水晶振動子の基本周波
数が、1MHzから2GHzまでに対応し、各振動子の
基本発振周波数で安定に発振する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学計測用の水晶
振動子を発振させるための高周波発振回路に関するもの
であり、更に詳しくは、ガスセンサー、浮遊微粒子、化
学センサー、免疫センサー、粘度センサーとして用いら
れている各種測定器の測定感度を高めるために有用な高
周波発振回路に関する。
振動子を発振させるための高周波発振回路に関するもの
であり、更に詳しくは、ガスセンサー、浮遊微粒子、化
学センサー、免疫センサー、粘度センサーとして用いら
れている各種測定器の測定感度を高めるために有用な高
周波発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、水晶子を重さセンサー、化学セン
サー、バイオセンサー、粘度センサー、膜厚計などとし
て用いる各種測定器が多数開発されているが、検出物質
の多様化、検出物質の精密な定量化などの要請に対応し
て、高精度で高感度測定機器の開発が急務とされつつあ
る。ところで、周知のように、水晶振動子に用いる水晶
のウエハは、その両面に薄膜電極を取り付け電圧を加え
るとひずみを生じ(圧電効果)、除くともとに戻るとい
う性質を有する。この性質の結果、水晶振動子は厚さで
決まる固有の周波数で発振する。すなわち、水晶のウエ
ハは物質が吸着すると、厚さが変わり発振周波数が変化
する。
サー、バイオセンサー、粘度センサー、膜厚計などとし
て用いる各種測定器が多数開発されているが、検出物質
の多様化、検出物質の精密な定量化などの要請に対応し
て、高精度で高感度測定機器の開発が急務とされつつあ
る。ところで、周知のように、水晶振動子に用いる水晶
のウエハは、その両面に薄膜電極を取り付け電圧を加え
るとひずみを生じ(圧電効果)、除くともとに戻るとい
う性質を有する。この性質の結果、水晶振動子は厚さで
決まる固有の周波数で発振する。すなわち、水晶のウエ
ハは物質が吸着すると、厚さが変わり発振周波数が変化
する。
【0003】この発振周波数変化Δfは、厚さの変化と
比例関係にあるが、厚さの変化を質量変化Δmに置き換
えるとサーブレの式と呼ばれる次式が導かれる。
比例関係にあるが、厚さの変化を質量変化Δmに置き換
えるとサーブレの式と呼ばれる次式が導かれる。
【数1】 ここでf0は基本周波数、ρqとμqは水晶の密度と弾性
率で、Aは圧電応答している部分の面積である。
率で、Aは圧電応答している部分の面積である。
【0004】この式から感度Δfは基本周波数f0の2
乗に比例するから、f0の大きな水晶振動子の使用が望
ましいことが判る。しかし、あまりf0が大きくなると
薄くなり壊れやすいので、通常の雰囲気下では5〜10
MHzの水晶振動子を一般的であり、また溶液中の場合
においても最大周波数が30MHzの水晶振動子が使用
されているに過ぎず、汎用水晶振動子の検出限界を超え
る測定には至っていない。また、9MHzの水晶振動子
の7次のオーバートーンのモード(63MHz)を用い
た測定例もあるが、その検出限界は0.1ngとされて
おり、従来法の1ngに比べ顕著な検出感度の向上は見
られなかった(「最新の分離・精製・検出法」p44
1、エヌ・ティー・エス出版、1997年5月26日発
行)。
乗に比例するから、f0の大きな水晶振動子の使用が望
ましいことが判る。しかし、あまりf0が大きくなると
薄くなり壊れやすいので、通常の雰囲気下では5〜10
MHzの水晶振動子を一般的であり、また溶液中の場合
においても最大周波数が30MHzの水晶振動子が使用
されているに過ぎず、汎用水晶振動子の検出限界を超え
る測定には至っていない。また、9MHzの水晶振動子
の7次のオーバートーンのモード(63MHz)を用い
た測定例もあるが、その検出限界は0.1ngとされて
おり、従来法の1ngに比べ顕著な検出感度の向上は見
られなかった(「最新の分離・精製・検出法」p44
1、エヌ・ティー・エス出版、1997年5月26日発
行)。
【0005】一方、このような状況に対して、水晶振動
子をセンサーとしてではなく、発振回路の周波数制御用
の用途とする高周波発振回路も提示されてはいる。しか
しこれらの回路は、トランジスタ、カップリングトラン
ス、インダクタンスなど多数の部品を使用する複雑で、
調整が困難なアナログ回路が多く、各種センサーの計測
器として使用するには相応しくなく高価なものであっ
た。
子をセンサーとしてではなく、発振回路の周波数制御用
の用途とする高周波発振回路も提示されてはいる。しか
しこれらの回路は、トランジスタ、カップリングトラン
ス、インダクタンスなど多数の部品を使用する複雑で、
調整が困難なアナログ回路が多く、各種センサーの計測
器として使用するには相応しくなく高価なものであっ
た。
【0006】また、低周波発振回路として、その一部に
論理素子を用いたものも知られているが(特開平3−4
165236号、特公平5−37653号)このもの
は、振動子として低周波数のものしか使用していないた
め、高感度化の要請に対応することができず、また安定
な高周波数の発振回路とすることが困難であった。更に
は、発振させる水晶振動子やその周波数に合わせて発振
回路を設計・構成する必要があった。(特願2000−
31513号)。本発明は、従来の発振回路の常識を覆
すものである。
論理素子を用いたものも知られているが(特開平3−4
165236号、特公平5−37653号)このもの
は、振動子として低周波数のものしか使用していないた
め、高感度化の要請に対応することができず、また安定
な高周波数の発振回路とすることが困難であった。更に
は、発振させる水晶振動子やその周波数に合わせて発振
回路を設計・構成する必要があった。(特願2000−
31513号)。本発明は、従来の発振回路の常識を覆
すものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、センサーと
しての水晶振動子の基本固有振動数が高くなっても、そ
れに容易に対応して、同じ回路で安定な高周波発振を長
期間持続することができ、しかも製作が簡便で安価な高
周波発振回路を提供することを目的とする。
しての水晶振動子の基本固有振動数が高くなっても、そ
れに容易に対応して、同じ回路で安定な高周波発振を長
期間持続することができ、しかも製作が簡便で安価な高
周波発振回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するため、鋭意検討した結果、簡単に手に入れること
ができる論理素子を使い、その入出力をコンデンサと抵
抗と高周波基本振動数を有する水晶振動子で閉ループを
作ると、意外にも論理素子の応答速度およびコンデンサ
と抵抗の時定数などにより安定な高周波発振の持続が可
能な発振回路が得られることを知見し、本発明を完成す
るに至った。
決するため、鋭意検討した結果、簡単に手に入れること
ができる論理素子を使い、その入出力をコンデンサと抵
抗と高周波基本振動数を有する水晶振動子で閉ループを
作ると、意外にも論理素子の応答速度およびコンデンサ
と抵抗の時定数などにより安定な高周波発振の持続が可
能な発振回路が得られることを知見し、本発明を完成す
るに至った。
【0009】すなわち、本発明によれば、高周波CMO
S(Complementary Metal OxidSemiconductor)論理
素子を用いて閉回路を作り、その中に高周波数の基本周
波数を持った水晶振動子を組み込んだことを特徴とする
高周波発振回路が提供される。本発振回路は全く新規の
回路内容・構成であり、従来の電子回路からは予測・予
想のできない形式のものである。
S(Complementary Metal OxidSemiconductor)論理
素子を用いて閉回路を作り、その中に高周波数の基本周
波数を持った水晶振動子を組み込んだことを特徴とする
高周波発振回路が提供される。本発振回路は全く新規の
回路内容・構成であり、従来の電子回路からは予測・予
想のできない形式のものである。
【0010】本発明では、論理素子を用いて閉ループを
作製するが、論理素子としては従来公知のもの、例えば
NAND,NOR、インバータなどの簡単に入手できる
ものを利用すればよいが、高周波に対応するために応答
速度の早い論理素子CMOSを使用する。
作製するが、論理素子としては従来公知のもの、例えば
NAND,NOR、インバータなどの簡単に入手できる
ものを利用すればよいが、高周波に対応するために応答
速度の早い論理素子CMOSを使用する。
【0011】また高周波数の基本周波数を持った水晶振
動子としては、例えば1MHz〜2GHz、好ましくは
150MHz以上の周波数を有する水晶振動子が用いら
れる。本発明における閉ループは、このような論理素子
の入出力をコンデンサ、抵抗及び高周波の基本振動数を
有する水晶振動子を用い、該論理素子の応答速度、水晶
振動子の周波数、コンデンサと抵抗の時定数を調製する
ことにより作製される。
動子としては、例えば1MHz〜2GHz、好ましくは
150MHz以上の周波数を有する水晶振動子が用いら
れる。本発明における閉ループは、このような論理素子
の入出力をコンデンサ、抵抗及び高周波の基本振動数を
有する水晶振動子を用い、該論理素子の応答速度、水晶
振動子の周波数、コンデンサと抵抗の時定数を調製する
ことにより作製される。
【0012】具体的な閉ループ回路構成としては、安定
な高発振周波数の持続発振性などからみて、その閉回路
に組み込んだ水晶振動子の高周波の基本振動数に対応で
きる応答速度の論理素子CMOSを選定するような態様
とすることが望ましい。
な高発振周波数の持続発振性などからみて、その閉回路
に組み込んだ水晶振動子の高周波の基本振動数に対応で
きる応答速度の論理素子CMOSを選定するような態様
とすることが望ましい。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。論理素子インバータを使った高周波発振回路を図
1に示す。図1は、基本周波数20MHzから155M
Hzの水晶振動子を対象とした発振回路を示す。
する。論理素子インバータを使った高周波発振回路を図
1に示す。図1は、基本周波数20MHzから155M
Hzの水晶振動子を対象とした発振回路を示す。
【0014】図1において、IC1、IC2は論理素子
インバータ、Xは水晶振動子、Cはコンデンサ、Rは抵
抗器である。具体的なコンデンサC、抵抗Rの値および
論理素子IC名は図中に示す。また、IC2は発振回路
の出力を外部に取り出すためのバッファーである。
インバータ、Xは水晶振動子、Cはコンデンサ、Rは抵
抗器である。具体的なコンデンサC、抵抗Rの値および
論理素子IC名は図中に示す。また、IC2は発振回路
の出力を外部に取り出すためのバッファーである。
【0015】この発振回路においては、インバータIC
1の入出力を結ぶ閉ループを構成する。この閉ループの
中に水晶振動子Xを入れる。水晶振動子Xは持っている
基本振動数のところで最もインピーダンスが低くなる。
このため水晶振動子Xのこの基本振動数で発振する。例
えばその基本周波数は、1〜19MHz、20MHz、
33MHz、50MHz、155MHzでも図1の回路
で可能である。なお、この値と論理素子名、は限定的な
ものではなく、その近くであれば回路のインピーダンス
が十分低いので水晶振動子Xの基本振動数で発振するこ
とになる。更には、論理素子はこの周波数範囲に対応で
きる論理素子CMOSを選定することが望ましい。
1の入出力を結ぶ閉ループを構成する。この閉ループの
中に水晶振動子Xを入れる。水晶振動子Xは持っている
基本振動数のところで最もインピーダンスが低くなる。
このため水晶振動子Xのこの基本振動数で発振する。例
えばその基本周波数は、1〜19MHz、20MHz、
33MHz、50MHz、155MHzでも図1の回路
で可能である。なお、この値と論理素子名、は限定的な
ものではなく、その近くであれば回路のインピーダンス
が十分低いので水晶振動子Xの基本振動数で発振するこ
とになる。更には、論理素子はこの周波数範囲に対応で
きる論理素子CMOSを選定することが望ましい。
【0016】また、図2(a)(b)(c)(d)は、
基本周波数の20MHz、33MHz、50MHz、1
55MHzの水晶振動子Xを、図1の回路に使用した場
合のオシロスコープで測定した出力波形である。各図か
ら明らかなように、当該回路定数での波形は、矩形から
正弦波の間の形をしている。155MHzにおいてはほ
ぼ正弦波を示す。これらの波形を示す発振回路の発振周
波数は、通常の周波数カウンタで十分測定可能なもので
ある。
基本周波数の20MHz、33MHz、50MHz、1
55MHzの水晶振動子Xを、図1の回路に使用した場
合のオシロスコープで測定した出力波形である。各図か
ら明らかなように、当該回路定数での波形は、矩形から
正弦波の間の形をしている。155MHzにおいてはほ
ぼ正弦波を示す。これらの波形を示す発振回路の発振周
波数は、通常の周波数カウンタで十分測定可能なもので
ある。
【0017】このように、各種の1MHz〜2GHzの
基本振動数を持つ水晶振動子Xに対して、同じ回路で、
それぞれの水晶振動子の基本周波数で発振させることが
できる。従来は、水晶振動子毎に発振回路を最適なもの
を設計・構成するのが常識とされていた。本発明は、従
来の発振回路の常識を覆すものである。図3(a)と
(b)は図1の発振回路を用い、同一のアセトンガス濃
度に対して、同一の重量のスチレンプラズマ重合膜を被
覆した水晶振動子のガス吸着に対する周波数応答を示
す。各周波数でのガス吸着の平衡値は、9MHz(●)
では30Hz、50MH(○)zでは1200Hz、1
55MHz(▼)では2500Hzの周波数応答をそれ
ぞれ示す。ガス吸着に使用する水晶振動子の基本周波数
が高い程、ガス吸着により、より大きな応答量を示すこ
とが明らかである。
基本振動数を持つ水晶振動子Xに対して、同じ回路で、
それぞれの水晶振動子の基本周波数で発振させることが
できる。従来は、水晶振動子毎に発振回路を最適なもの
を設計・構成するのが常識とされていた。本発明は、従
来の発振回路の常識を覆すものである。図3(a)と
(b)は図1の発振回路を用い、同一のアセトンガス濃
度に対して、同一の重量のスチレンプラズマ重合膜を被
覆した水晶振動子のガス吸着に対する周波数応答を示
す。各周波数でのガス吸着の平衡値は、9MHz(●)
では30Hz、50MH(○)zでは1200Hz、1
55MHz(▼)では2500Hzの周波数応答をそれ
ぞれ示す。ガス吸着に使用する水晶振動子の基本周波数
が高い程、ガス吸着により、より大きな応答量を示すこ
とが明らかである。
【0018】
【発明の効果】本発明の論理素子を使った高周波発振回
路は安価な部品を使い、簡単な回路でありながら、高い
基本振動数を持った水晶振動子により高安定な発振を続
ける。更には、基本振動数に対応して回路定数を変える
必要がない。従って、本発明の高周波発振回路によれ
ば、従来、困難であった計測目的によりセンサーとして
の水晶振動子を変更して基本振動数を変えても、そのま
ま対応できる。このものを用いれば超高感度のガスセン
サーや浮遊粒子量などの測定に好適な精密高感度測定器
具を簡単に作製することができる。
路は安価な部品を使い、簡単な回路でありながら、高い
基本振動数を持った水晶振動子により高安定な発振を続
ける。更には、基本振動数に対応して回路定数を変える
必要がない。従って、本発明の高周波発振回路によれ
ば、従来、困難であった計測目的によりセンサーとして
の水晶振動子を変更して基本振動数を変えても、そのま
ま対応できる。このものを用いれば超高感度のガスセン
サーや浮遊粒子量などの測定に好適な精密高感度測定器
具を簡単に作製することができる。
【図1】本発明の高周波基本波発振回路を示す。
【図2】(a)は、基本周波数20MHzの水晶振動子
を図1の回路に用いた場合のオシロスコープで測定した
発振波形、(b)は、基本周波数33MHzの水晶振動
子を図1の回路に用いた場合のオシロスコープで測定し
た発振波形、(c)は、基本周波数50MHzの水晶振
動子を図1の回路に用いた場合のオシロスコープで測定
した発振波形、(d)は、基本周波数155MHzの水
晶振動子を図1の回路に用いた場合のオシロスコープで
測定した発振波形をそれぞれ示す図である。
を図1の回路に用いた場合のオシロスコープで測定した
発振波形、(b)は、基本周波数33MHzの水晶振動
子を図1の回路に用いた場合のオシロスコープで測定し
た発振波形、(c)は、基本周波数50MHzの水晶振
動子を図1の回路に用いた場合のオシロスコープで測定
した発振波形、(d)は、基本周波数155MHzの水
晶振動子を図1の回路に用いた場合のオシロスコープで
測定した発振波形をそれぞれ示す図である。
【図3】(a)は、図1の発振回路を用い、同一の重量
のプラズマ重合スチレン膜被覆(放電出力100W、モ
ノマー圧力100Pa、重合時間は1分)の水晶振動子
(9MHz、50MHz、155MHz)に同一濃度
(アセトン溶液のヘッドスペースを2ml採取し、10
00mlのガス吸着測定容器に注入して測定)の飽和ア
セトン蒸気を吸着された際の発振周波数の経時変化を示
す。(●)は、基本周波数9MHzの水晶振動子を、
(○)は、基本周波数50MHzの水晶振動子を、
(▼)は、基本周波数155MHzの水晶振動子を用い
て測定したガス吸着応答である。水晶の基本周波数の増
加に伴い、同一濃度のアセトン蒸気に応答する周波数変
化量は著しく増加する。(b)は、図3(a)での9M
Hzの水晶による測定結果の拡大図である。
のプラズマ重合スチレン膜被覆(放電出力100W、モ
ノマー圧力100Pa、重合時間は1分)の水晶振動子
(9MHz、50MHz、155MHz)に同一濃度
(アセトン溶液のヘッドスペースを2ml採取し、10
00mlのガス吸着測定容器に注入して測定)の飽和ア
セトン蒸気を吸着された際の発振周波数の経時変化を示
す。(●)は、基本周波数9MHzの水晶振動子を、
(○)は、基本周波数50MHzの水晶振動子を、
(▼)は、基本周波数155MHzの水晶振動子を用い
て測定したガス吸着応答である。水晶の基本周波数の増
加に伴い、同一濃度のアセトン蒸気に応答する周波数変
化量は著しく増加する。(b)は、図3(a)での9M
Hzの水晶による測定結果の拡大図である。
Claims (4)
- 【請求項1】論理素子の入出力を結ぶ閉回路の中に高周
波の基本周波数を示す水晶振動子を組み込んだことを特
徴とする高周波発振回路。 - 【請求項2】論理素子が高速のCMOSであることを特
徴とする請求項1に記載の高周波発振回路。 - 【請求項3】同一の回路構成で基本周波数1MHzから
500MHz以上の水晶振動子で発振する請求項1乃至
2に記載の高周波発振回路。 - 【請求項4】化学計測に用いる請求項1〜3のいずれか
に記載の高周波発振回路。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000103709A JP2001289765A (ja) | 2000-04-05 | 2000-04-05 | 化学計測用の水晶振動子を駆動する高周波発振回路 |
CA002328813A CA2328813C (en) | 2000-02-09 | 2000-12-18 | High-frequency oscillation circuit |
NZ508983A NZ508983A (en) | 2000-02-09 | 2000-12-19 | High frequency crystal oscillator in a closed circuit configuration with logic gate feedback elements |
AU72381/00A AU767454B2 (en) | 2000-02-09 | 2000-12-19 | High-frequency oscillation circuit |
EP00127908A EP1146634B8 (en) | 2000-02-09 | 2000-12-20 | High frequency oscillation circuit |
US09/739,812 US6798306B2 (en) | 2000-02-09 | 2000-12-20 | High-frequency oscillation circuit and measuring device |
DE60044021T DE60044021D1 (de) | 2000-02-09 | 2000-12-20 | Hochfrequenzoszillatorschaltung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000103709A JP2001289765A (ja) | 2000-04-05 | 2000-04-05 | 化学計測用の水晶振動子を駆動する高周波発振回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001289765A true JP2001289765A (ja) | 2001-10-19 |
Family
ID=18617365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000103709A Pending JP2001289765A (ja) | 2000-02-09 | 2000-04-05 | 化学計測用の水晶振動子を駆動する高周波発振回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001289765A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7046096B2 (en) | 2003-03-17 | 2006-05-16 | Seiko Epson Corporation | Oscillator circuit, oscillator circuit adjusting method, and mass measuring apparatus using oscillator circuit |
-
2000
- 2000-04-05 JP JP2000103709A patent/JP2001289765A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7046096B2 (en) | 2003-03-17 | 2006-05-16 | Seiko Epson Corporation | Oscillator circuit, oscillator circuit adjusting method, and mass measuring apparatus using oscillator circuit |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2271603C2 (ru) | Генератор эталонного времени на основе интегрального микромеханического настраиваемого камертонного резонатора | |
US7140255B2 (en) | Devices and method of measuring a mass | |
WO2019217668A1 (en) | Piezoelectric resonant-based mechanical frequency combs | |
JP2011024225A (ja) | 水晶振動子と水晶ユニットと水晶発振器の各製造方法及び水晶振動子と水晶ユニットと情報通信機器 | |
JP2009100480A (ja) | 水晶ユニットと水晶発振器の製造方法 | |
JP2008035409A (ja) | 感知装置 | |
JPH10142134A (ja) | 匂い測定装置 | |
JP6352263B2 (ja) | 温度安定型lc発振器、及び温度ヌル位相での発振方法 | |
JP2001289765A (ja) | 化学計測用の水晶振動子を駆動する高周波発振回路 | |
JP3376417B2 (ja) | 高周波数水晶振動子を用いた超微量質量の検出装置用校正方法 | |
JP4517332B2 (ja) | 水晶振動子と水晶ユニットと水晶発振器の製造方法 | |
JP2002310662A (ja) | 角速度センサ | |
CA2378759C (en) | Frequency warping for improving resonator signal-to-noise ratio | |
JP2001221732A (ja) | 高周波数安定性を示す高周波発振回路 | |
EP1146634B1 (en) | High frequency oscillation circuit | |
JP3849014B2 (ja) | 高周波発振回路 | |
JP2004286476A (ja) | 振動子の検出離調の測定方法、その調整方法および振動子 | |
JP2010183634A (ja) | 水晶振動子と水晶ユニットと水晶発振器の各製造方法 | |
JP2005094733A (ja) | 振動子と振動子ユニットと発振器と電子機器とそれらの製造方法 | |
JP4253713B2 (ja) | 高感度水晶振動子センサー | |
Ma et al. | A design of highly sensitive pressure sensor based on film bulk acoustic resonator | |
JP2005308452A (ja) | 質量検出素子 | |
JPH08261743A (ja) | 圧電結晶発振式膜厚計用発振回路 | |
JP2005094734A (ja) | 振動子と振動子ユニットと発振器と電子機器 | |
Hyun et al. | Development of a Micromachined Differential Type Resonant Accelerometer and Its Performance |