JP2001288970A - 電動シャッターの閉動方法及び装置 - Google Patents

電動シャッターの閉動方法及び装置

Info

Publication number
JP2001288970A
JP2001288970A JP2000102460A JP2000102460A JP2001288970A JP 2001288970 A JP2001288970 A JP 2001288970A JP 2000102460 A JP2000102460 A JP 2000102460A JP 2000102460 A JP2000102460 A JP 2000102460A JP 2001288970 A JP2001288970 A JP 2001288970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closing
electric
braking
opening
electric motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000102460A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Kitamura
哲夫 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Harmony Co Ltd
Original Assignee
Harmony Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Harmony Co Ltd filed Critical Harmony Co Ltd
Priority to JP2000102460A priority Critical patent/JP2001288970A/ja
Publication of JP2001288970A publication Critical patent/JP2001288970A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】スラットカーテンが制動機能により最適な速度
で閉動し、高速開閉に適した電動モータを採用した場合
にも適切な閉鎖動作を実現することができる。 【解決手段】 電動モータ5が処理装置12からの下降
制御信号Sdで駆動してスラットカーテンの閉動が開始
された後、電動モータ5が処理装置12からの自重閉動
開始信号SDBで停止し、その停止後は、電動モータ5
が処理装置12からの制動付与信号Ebに応じて電気的
制動手段DB(発電制動)として機能しながら、電動モ
ータ5の停止後に生じる閉動慣性力とスラットカーテン
の自重と電気的制動手段DBによる制動力とが相俟っ
て、スラットカーテンが閉動を継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車庫などに設置
される各種電動シャッターにおいて、開閉部材を閉動す
る方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現今の
各種電動シャッターにおいては、空調経費削減等の理由
で高速開閉が要請されている反面、閉鎖時には閉動速度
を抑制して安全面にも配慮しなければならない。
【0003】本発明は、電動シャッターにおいて高速開
閉に適した電動モータを採用した場合にも適切な閉鎖動
作を実現することを目的にしている。
【0004】
【課題を解決するための手段】後記実施形態の図面(図
1〜3)の符号を援用して本発明を説明する。請求項1
の発明にかかる電動シャッターの閉動方法においては、
電動モータ(5)が強制閉動開始条件(Sd)で駆動し
て開閉部材(6)の閉動が開始された後、この電動モー
タ(5)が自重閉動開始条件(SDB)で停止し、その
停止後は、この電動モータ(5)が制動付与条件(E
b)に応じて電気的制動手段(DB)として機能しなが
ら、この電動モータ(5)の停止後に生じる閉動慣性力
(F5)と前記開閉部材(6)の自重(F6)と前記電
気的制動手段(DB)による制動力(FDB)とが相俟
って、この開閉部材(6)が閉動を継続する。
【0005】請求項2の発明では、請求項1の発明にか
かる電動シャッターの閉動方法において、電動モータ
(5)の停止後から開閉部材(6)の閉動が終了するま
での電気的制動付与区間(R)のうち、この開閉部材
(6)の閉動が終了する前の停止準備区間(Rs)での
開閉部材(6)の閉動速度(Vs)を、この停止準備区
間(Rs)を除く電気的制動付与区間(R)での開閉部
材(6)の閉動速度(V)よりも、遅くする。
【0006】請求項3の発明では、請求項1または請求
項2の発明にかかる電動シャッターの閉動方法におい
て、電動モータ(5)の停止後から開閉部材(6)の閉
動が終了するまでの電気的制動付与区間(R)で、この
開閉部材(6)の閉動速度(V)に応じて前記電気的制
動手段(DB)による制動付与時間(T)を変動させ
る。すなわち、この閉動速度(V)が大きくなるほど、
この制動付与時間(T)も長くする。
【0007】請求項4の発明では、請求項1または請求
項2または請求項3の発明にかかる電動シャッターの閉
動方法において電気的制動手段(DB)を発電制動にす
る。請求項5の発明にかかる電動シャッターの閉動装置
は、下記のように構成されている。
【0008】この電動シャッターは、開動向き(A)と
閉動向き(B)とへ移動可能に支持して開口(1)を開
閉し得る開閉部材(6)と、この開閉部材(6)を開動
向き(A)と閉動向き(B)とへ移動させる電動モータ
(5)と、この電動モータ(5)に制御信号(Su,S
s,Sd)を送ってこの電動モータ(5)を駆動制御す
る処理装置(12)と、前記電動モータ(5)に対し制
動を行なう電気的制動手段(DB)と、前記開閉部材
(6)の閉動に伴う閉動時実際変動値(N5)を検出す
る閉動時変動検出手段(10)とを備えている。前記処
理装置(12)にあっては、強制閉動開始信号(Sd)
に基づき駆動する電動モータ(5)が自重閉動開始信号
(SDB)に基づき停止した場合に、この電動モータ
(5)が制動付与信号(Eb)に基づき前記電気的制動
手段(DB)として機能する。
【0009】請求項6の発明において、請求項5の発明
にかかる処理装置(12)の制動付与信号(Eb)は、
予め設定した閉動時設定変動値(N)に対し閉動時実際
変動値(N5)が制動条件範囲(Q)にある場合に電気
的制動手段(DB)に送られ、電動モータ(5)の停止
後から開閉部材(6)の閉動が終了するまでの電気的制
動付与区間(R)でこの閉動時設定変動値(N)を変更
した。すなわち、この電気的制動付与区間(R)のう
ち、この開閉部材(6)の閉動が終了する前の停止準備
区間(Rs)での閉動時設定変動値(N)は、この停止
準備区間(Rs)を除く電気的制動付与区間(R)での
閉動時設定変動値(N)よりも、小さい値(Ns)に設
定されている。
【0010】請求項7の発明において、請求項5または
請求項6の発明にかかる処理装置(12)の制動付与信
号(Eb)は、予め設定した閉動時設定変動値(N)に
対し前記閉動時実際変動値(N5)が制動条件範囲
(Q)にある場合に前記電気的制動手段(DB)に送ら
れ、この閉動時設定変動値(N)に対するこの閉動時実
際変動値(N5)の変動度合(n)に応じて電気的制動
手段(DB)による制動付与時間(T)を変動させた。
すなわち、この変動度合(n)が大きくなるほど、この
制動付与時間(T)も長く設定されている。
【0011】請求項8の発明において、請求項5または
請求項6または請求項7の発明にかかる電気的制動手段
(DB)を発電制動とした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
電動シャッターを図面を参照して説明する。 <この電動シャッターにおける機械的構成の概要>図1
に示すように、開口1は床1aと壁Wの両ガイドレール
2と天井1bとの間で形成され、この開口1上の天井1
bに設置されたケース3内に巻取軸4が支持されている
とともに、このケース3外に電動モータ5が取着されて
いる。スラットカーテン6(開閉部材)は、その上端部
で前記巻取軸4に巻かれ、前記開口1の両ガイドレール
2間において吊下状態で支持されている。このスラット
カーテン6は、両ガイドレール2により案内されなが
ら、巻取軸4に巻き取られて上昇向きA(開動向き)へ
移動し得るとともに、巻取軸4から引き出されて下降向
きB(閉動向き)へ移動し得る。
【0013】前記電動モータ5は減速機構5aを有し、
この電動モータ5と前記スラットカーテン6との間の駆
動伝達系7は、図2にも示すように、この減速機構5a
の出力側にある第一出力系7aを含む。この駆動伝達系
7においては、第一出力系7aにエンコーダなどの位置
センサ8が連動され、この第一出力系7aの回転は、こ
の位置センサ8に伝達されるとともに、前記巻取軸4に
伝達される。この減速機構5aを通さずに駆動伝達系7
に対し区別して出力させた第二出力系9においては、タ
コジェネレータなどの回転センサ10が連動され、この
第二出力系9の回転はこの回転センサ10に伝達され
る。
【0014】また、この電動モータ5は電磁式ブレーキ
11(機械的制動手段)に接続されている。この電磁式
ブレーキ11は第一出力系7aの制動を行なう。 <この電動シャッターにおける電気的構成の概要>図2
に示すように、処理装置12は、大別して、記憶装置1
3と制御装置14と演算判断装置15とを備え、記憶装
置13に格納されたプログラムや、前記位置センサ8及
び回転センサ10や後記操作部16の各スイッチ17,
18,19からのデータ等に基づき、制御装置14によ
る命令サイクルと実行サイクルとを自動的に行う。
【0015】前記操作部16には上昇スイッチ17と下
降スイッチ18と停止スイッチ19とが設けられてい
る。この各スイッチ17,18,19からの操作信号
(上昇操作信号、下降操作信号、停止操作信号)は、前
記処理装置12に入力される。処理装置12は、この各
スイッチ17,18,19からの操作信号に基づき、各
操作モード(上昇操作モード、下降操作モード、停止操
作モード)に切り換え、この各操作信号に対応する各制
御信号(上昇制御信号Su、下降制御信号Sd、停止制
御信号Ss)をモータ駆動回路20に送る。前記電動モ
ータ5は、単相誘導電動機であり、モータ電源21及び
制動電源22に対しこのモータ駆動回路20を介して接
続されている。
【0016】前記位置センサ8(エンコーダ)は、前記
電動モータ5からの第一出力系7aの回転に伴う出力値
(スラットカーテン6の最上昇位置UPなどの適宜基準
位置に対するパルス数)を検出し、この出力値信号(パ
ルス数に関する実際データ値)を前記処理装置12に出
力する。
【0017】前記回転センサ10(タコジェネレータ)
は、前記電動モータ5からの第二出力系9の回転数を検
出し、この回転数信号を前記処理装置12に出力する。
前記記憶装置13(移動範囲記憶手段)は、前記各操作
モードごとに、前記位置センサ8からの出力値信号(位
置信号)に基づき、前記スラットカーテン6の各移動位
置(最上昇位置UPと最下降位置DPとの間の任意位
置)をこの出力値信号(位置信号)に対応して記憶する
とともに、この各移動位置(位置信号)を複数に区分し
た各移動範囲E1〜En(図1に示すように最上昇位置
UPと最下降位置DPとの間の各移動位置を複数に分割
した移動位置群)として記憶する。
【0018】前記演算判断装置15は、前記記憶装置1
3から読み出した各移動範囲E1〜Enごとに、回転セ
ンサ10からの回転数信号に基づき、前記電動モータ5
からの第二出力系9の実際回転数N5を演算する。
【0019】前記電動モータ5は、モータ駆動回路20
に送られた前記各制御信号Su,Sd,Ssに基づき、
駆動制御される。この電動モータ5に連動する前記スラ
ットカーテン6は、このモータ駆動回路20が上昇制御
信号Suを入力すると上昇操作モードで上昇向きAへ移
動して最上昇位置UPで停止し、このモータ駆動回路2
0が下降制御信号Sdを入力すると下降操作モードで下
降向きBへ移動して最下降位置DPで停止し、このモー
タ駆動回路20が停止制御信号Ssを入力すると停止操
作モードになり最上昇位置UPと最下降位置DPとの間
の任意位置で停止する。
【0020】前記電磁式ブレーキ11は、ディスクブレ
ーキであり、ブレーキ駆動回路23を介してブレーキ電
源24に接続されている。このブレーキ駆動回路23が
前記処理装置12から制動開始信号Mbを入力すると、
この電磁式ブレーキ11は電動モータ5に対し制動を行
なう。
【0021】図2に示す処理手段PCは、前記処理装置
12の記憶装置13、制御装置14及び演算判断装置1
5や、前記操作部16の上昇スイッチ17、下降スイッ
チ18及び停止スイッチ19や、前記位置センサ8及び
前記回転センサ10や、前記モータ駆動回路20、モー
タ電源21及び制動電源22や、前記ブレーキ駆動回路
23及びブレーキ電源24などを含み、前記上昇操作モ
ード及び下降操作モードごとに、下記の処理動作を行
う。
【0022】<下降操作モードにおける処理動作の概要
>スラットカーテン6が最上昇位置UPまで移動した状
態では、前記停止制御信号Ssに基づき電動モータ5が
停止し、その停止状態は前記制動開始信号Mbに基づき
電磁式ブレーキ11により保持されている。その最上昇
状態で、処理装置12がブレーキ駆動回路23に制動解
除信号を送るとともに、下降制御信号Sd(強制閉動開
始信号、強制閉動開始条件)をモータ駆動回路20に送
ると、電磁式ブレーキ11による保持が解除されるとと
もに、電動モータ5が駆動してスラットカーテン6の閉
動が開始される。図3(a)に示すように、スラットカ
ーテン6の下降に伴い、スラットカーテン6の自重F6
によるトルクは、次第に大きくなり、下降途中で最大に
なった後に、最下降位置DPで少し小さくなる。図3
(b)の実線で示すように、電動モータ5の実際回転数
N5(閉動時実際変動値)やスラットカーテン6の閉動
速度Vも、モータ起動区間Mではスラットカーテン6の
下降に伴い次第に大きくなる。
【0023】処理装置12の記憶装置13(閉動時設定
変動値記憶手段)は、設定回転数N(閉動時設定変動
値)を予め記憶している。処理装置12の演算判断装置
15(変動値比較手段)は、前記回転センサ10(閉動
時変動検出手段)からの回転数信号に基づき演算した実
際回転数N5と、この設定回転数Nとを比較する。この
実際回転数N5がこの設定回転数Nに到達したと演算判
断装置15が判断した場合、処理装置12は、自重閉動
開始信号SDB(自重閉動開始条件)をモータ駆動回路
20に送る。そのため、電動モータ5が停止し、図3
(b)の実線で示すように、その停止後からスラットカ
ーテン6の閉動が最下降位置DPで終了するまでの電気
的制動付与区間Rで、下記*の閉動抑制処理が行われ
る。
【0024】* 前記閉動抑制処理 電動モータ5が停止して電気的制動付与区間Rに入る
と、前記実際回転数N5が前記設定回転数Nに到達(N
5≧N)したと演算判断装置15が判断するごとに、制
動条件範囲Qにあるものとして、処理装置12は、制動
付与信号Eb(制動付与条件)をモータ駆動回路20に
送る。そのため、電動モータ5は電気的制動手段DBと
して機能する。この電気的制動手段DBによる電気的制
動(発電制動)においては、モータ駆動回路20でモー
タ電源21が電動モータ5(単相誘導電動機)から切り
離されるとともに制動電源22により電動モータ5の1
次回路が直流励磁されて電動モータ5が発電機として動
作し、電動モータ5の持っていた回転エネルギーが発電
機の電気エネルギーとして消費される。
【0025】前記設定回転数Nに対する前記実際回転数
N5の変動差n(変動度合)を図3(c)に示す。処理
装置12の記憶装置13は、前記電気的制動手段DBに
よる制動付与時間Tをこの変動差nに対応して予め記憶
している。処理装置12の演算判断装置15は、実際変
動差nに応じて実際制動付与時間Tを演算する。そのた
め、この実際制動付与時間Tだけ発電制動が行われる。
【0026】図3(b)に示すように、前記電気的制動
付与区間Rのうち、スラットカーテン6の閉動が最下降
位置DPで終了する直前の停止準備区間Rsでは、前記
設定回転数Nが最小値Nsに設定されている。
【0027】従って、前記電気的制動付与区間Rにおい
て、電動モータ5の停止後は、この電動モータ5が発電
制動を行いながら、この電動モータ5の停止後に生じる
閉動慣性力F5と前記スラットカーテン6の自重F6と
この発電制動による制動力FDBとが相俟って、このス
ラットカーテン6が閉動を継続する。その場合、前記停
止準備区間Rsでは、スラットカーテン6の閉動速度V
sが、この停止準備区間Rsを除く電気的制動付与区間
Rでのスラットカーテン6の閉動速度Vよりも、遅くな
る。
【0028】なお、電動モータ5には遠心力により作動
するガバナブレーキ(図示せず)が付設されているた
め、図3(b)の破線で示すように、電動モータ5の実
際回転数N5やスラットカーテン6の閉動速度Vは一定
以上大きくならないようになっている。
【0029】<上昇操作モードにおける処理動作の概要
>スラットカーテン6が最下降位置DPまで移動した状
態では、前記停止制御信号Ssに基づき電動モータ5が
停止し、その停止状態は前記制動開始信号Mbに基づき
電磁式ブレーキ11により保持されている。その最下降
状態で、処理装置12がブレーキ駆動回路23に制動解
除信号を送るとともに、上昇制御信号Suをモータ駆動
回路20に送ると、電磁式ブレーキ11による保持が解
除されるとともに、電動モータ5が駆動してスラットカ
ーテン6の開動が開始される。このスラットカーテン6
の開動時には、前述した閉動時と異なり抑制処理が行わ
れず、前記ガバナブレーキ(図示せず)の働きにより、
電動モータ5の実際回転数N5やスラットカーテン6の
閉動速度Vが一定以上大きくならないようになっている
だけである。
【0030】<本実施形態の特徴>本実施形態は下記*
の特徴(後記する他の技術的思想以外)を有する。 * 電動モータ5によるスラットカーテン6の強制下降
途中で電動モータ5の実際回転数N5が設定回転数Nに
到達してスラットカーテン6の閉動速度Vが大きくなっ
た場合、電動モータ5を停止させてスラットカーテン6
の自重下降に切り換えるとともに、電動モータ5による
発電制動を所定の制動条件範囲Q(電動モータ5の実際
回転数N5が設定回転数Nに到達すること)で機能させ
てスラットカーテン6の閉動速度Vを抑制している。そ
のため、スラットカーテン6は、安全面に配慮された最
適な閉動速度Vで下降し得る。従って、高速開閉の要請
に合わせた電動モータ5を採用して、スラットカーテン
6を高速で上昇させて開動させることができる反面、高
速開閉に適した電動モータ5のままでも、適切な閉鎖動
作を実現することができる。
【0031】* スラットカーテン6が最下降位置DP
になる直前の停止準備区間Rsにおいて、設定回転数N
を変更した発電制動の付与度合の変化により、スラット
カーテン6の閉動速度Vを遅くすることができる。従っ
て、より一層安全面に配慮された適切な閉鎖動作を実現
することができる。
【0032】* 設定回転数Nに対する実際回転数N5
の変動差nに合わせた制動付与時間Tの変動による発電
制動の付与度合の変化で、スラットカーテン6の閉動速
度Vを調節することができる。従って、より一層安全面
に配慮された適切な閉鎖動作を実現することができる。
【0033】* 電気的制動手段DBとして電動モータ
5による発電制動を採用しているので、スラットカーテ
ン6の閉動を確実に抑制することができる。 〔他の実施形態〕前記実施形態以外にも下記*のように
構成してもよい。
【0034】* 前記実施形態では電動モータ5として
単相誘導電動機を採用したが、電気的制動を行い得る他
の電動機を採用する。 * 前記実施形態では電気的制動として発電制動(ダイ
ナミック制動)を採用したが、逆相制動(プラッギング
制動)や回生制動や単相制動などの電気的制動を採用す
る。
【0035】〔他の技術的思想〕前記実施形態から把握
できる技術的思想(請求項以外)を記載する。 (イ) 請求項5または請求項6または請求項7または
請求項8において、電動モータ5または電動モータ5か
らの駆動伝達系7に対し制動を行なう機械的制動手段
(電磁式ブレーキ11)を備えた。従って、電気的制動
手段DBでは困難な静止状態の保持などの補助的機能を
この機械的制動手段により果たすことができる。
【0036】(ロ) 請求項5または請求項6または請
求項7または請求項8または上記(イ)において、開閉
部材(スラットカーテン6)は、巻取軸4に巻かれ、開
口1において吊下状態で支持され、巻取軸4に巻き取ら
れて開動向き(上昇向きA)へ移動し得るとともに、巻
取軸4から引き出されて閉動向き(下降向きB)へ移動
し得る。このようなシャフト駆動式電動シャッターで
は、図3(a)に示す自重トルク変動が大きいので、本
発明にかかる閉動方法及び閉動装置をこのシャフト駆動
式電動シャッターに適用することは特に有効である。
【0037】
【発明の効果】請求項1または請求項5の発明によれ
ば、開閉部材(6)が制動機能により最適な速度(V)
で閉動し得るので、高速開閉に適した電動モータ(5)
を採用した場合にも適切な閉鎖動作を実現することがで
きる。
【0038】請求項2または請求項6の発明によれば、
停止準備区間(Rs)において閉動時設定変動値(N)
を変更した制動の付与度合の変化で、開閉部材(6)の
閉動速度(V)を遅くして、より一層適切な閉鎖動作を
実現することができる。
【0039】請求項3または請求項7の発明によれば、
閉動時設定変動値(N)に対する閉動時実際変動値(N
5)の変動度合(n)に合わせた制動付与時間(T)の
変動による制動の付与度合の変化で、開閉部材(6)の
閉動速度(V)を調節して、より一層適切な閉鎖動作を
実現することができる。
【0040】請求項4または請求項8の発明によれば、
電動モータ(5)による発電制動により、開閉部材
(6)の閉動を確実に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本実施形態にかかる電動シャッター
おいて機械的構成を示す概略正面図であり、(b)はこ
れを側面側から見た概略断面図である。
【図2】 本実施形態にかかる電動シャッターおいて電
気的構成を示す概略ブロック図である。
【図3】 (a)は本実施形態にかかる電動シャッター
おいてスラットカーテンの自重によるトルク変動を示す
グラフであり、(b)は同じく電動モータの閉動時回転
数変動とスラットカーテンの閉動速度変動とを示すグラ
フであり、(c)は同じく電動モータの閉動時回転数変
動に伴う制動付与時間変動を示すグラフである。
【符号の説明】
1…開口、5…電動モータ(電気的制動手段DB)、6
…スラットカーテン(開閉部材)、10…回転センサ
(閉動時変動検出手段)、12…処理装置(閉動時変動
検出手段)、A…上昇向き(開動向き)、B…下降向き
(閉動向き)、M…モータ起動区間、R…電気的制動付
与区間、Rs…停止準備区間、Su…上昇制御信号、S
d…下降制御信号(強制閉動開始信号、強制閉動開始条
件)、Ss…停止制御信号、SDB…自重閉動開始信号
(自重閉動開始条件)、Eb…制動付与信号(制動付与
条件)、N…設定回転数(閉動時設定変動値)、N5…
実際回転数(閉動時実際変動値)、n…実際変動差(変
動度合)、Q…制動条件範囲、T…実際制動付与時間、
F5…閉動慣性力、F6…自重、FDB…制動力、V,
Vs…閉動速度。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータが強制閉動開始条件で駆動し
    て開閉部材の閉動が開始された後、この電動モータが自
    重閉動開始条件で停止し、その停止後は、この電動モー
    タが制動付与条件に応じて電気的制動手段として機能し
    ながら、この電動モータの停止後に生じる閉動慣性力と
    前記開閉部材の自重と前記電気的制動手段による制動力
    とが相俟って、この開閉部材が閉動を継続することを特
    徴とする電動シャッターの閉動方法。
  2. 【請求項2】 前記電動モータの停止後から前記開閉部
    材の閉動が終了するまでの電気的制動付与区間のうち、
    この開閉部材の閉動が終了する前の停止準備区間での開
    閉部材の閉動速度を、この停止準備区間を除く電気的制
    動付与区間での開閉部材の閉動速度よりも、遅くするこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電動シャッターの閉動
    方法。
  3. 【請求項3】 前記電動モータの停止後から前記開閉部
    材の閉動が終了するまでの電気的制動付与区間で、この
    開閉部材の閉動速度に応じて前記電気的制動手段による
    制動付与時間を変動させることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の電動シャッターの閉動方法。
  4. 【請求項4】 前記電気的制動手段は発電制動であるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3
    に記載の電動シャッターの閉動方法。
  5. 【請求項5】 開動向きと閉動向きとへ移動可能に支持
    して開口を開閉し得る開閉部材と、この開閉部材を開動
    向きと閉動向きとへ移動させる電動モータと、この電動
    モータに制御信号を送ってこの電動モータを駆動制御す
    る処理装置とを備えた電動シャッターにおいて、 前記電動モータに対し制動を行なう電気的制動手段と、
    前記開閉部材の閉動に伴う閉動時実際変動値を検出する
    閉動時変動検出手段とを備え、 前記処理装置にあっては、 強制閉動開始信号に基づき駆動する電動モータが自重閉
    動開始信号に基づき停止した場合に、この電動モータが
    制動付与信号に基づき前記電気的制動手段として機能す
    ることを特徴とする電動シャッターの閉動装置。
  6. 【請求項6】 前記処理装置にあって、 制動付与信号は、予め設定した閉動時設定変動値に対し
    前記閉動時実際変動値が制動条件範囲にある場合に前記
    電気的制動手段に送られ、 前記電動モータの停止後から前記開閉部材の閉動が終了
    するまでの電気的制動付与区間でこの閉動時設定変動値
    を変更したことを特徴とする請求項5に記載の電動シャ
    ッターの閉動装置。
  7. 【請求項7】 前記処理装置にあって、 制動付与信号は、予め設定した閉動時設定変動値に対し
    前記閉動時実際変動値が制動条件範囲にある場合に前記
    電気的制動手段に送られ、 この閉動時設定変動値に対するこの閉動時実際変動値の
    変動度合に応じて前記電気的制動手段による制動付与時
    間を変動させたことを特徴とする請求項5または請求項
    6に記載の電動シャッターの閉動装置。
  8. 【請求項8】 前記電気的制動手段は発電制動であるこ
    とを特徴とする請求項5または請求項6または請求項7
    に記載の電動シャッターの閉動装置。
JP2000102460A 2000-04-04 2000-04-04 電動シャッターの閉動方法及び装置 Pending JP2001288970A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000102460A JP2001288970A (ja) 2000-04-04 2000-04-04 電動シャッターの閉動方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000102460A JP2001288970A (ja) 2000-04-04 2000-04-04 電動シャッターの閉動方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001288970A true JP2001288970A (ja) 2001-10-19

Family

ID=18616338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000102460A Pending JP2001288970A (ja) 2000-04-04 2000-04-04 電動シャッターの閉動方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001288970A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10298093B2 (en) 2014-10-07 2019-05-21 Nidec Sankyo Corporation Tubular motor, control method for brushless motor, and motor equipped with brake

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10298093B2 (en) 2014-10-07 2019-05-21 Nidec Sankyo Corporation Tubular motor, control method for brushless motor, and motor equipped with brake

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1990305A1 (en) Elevator device
JP2004204515A (ja) 巻上装置
KR102229239B1 (ko) 파워 어큐뮬레이터에 의해 야기된 도어 리프의 과속을 방지하기 위한 디바이스
JP2001288970A (ja) 電動シャッターの閉動方法及び装置
ES2271686T3 (es) Determinacion de masa para controles automaticos de puerta corrediza y levadiza.
JP4537043B2 (ja) エレベーターのブレーキ制御装置
JPH05186171A (ja) エレベータ
JP2003327369A (ja) エレベータ装置
JP2003267639A (ja) エレベータ乗りかごの電力供給装置
JP2003261281A (ja) エレベーターのドア装置
JP2009057186A (ja) エレベーター制御方法
JP4769748B2 (ja) 自動ドアの開閉制御装置
JP2001227267A (ja) 電動シャッターの異常停止時における制動方法及び装置
CN114517636B (zh) 用于卷帘门的启停控制方法、装置、驱动控制器及卷帘门
JP3921117B2 (ja) 自動ドアの開閉制御方法
JP3890559B2 (ja) 自動ドアの開閉制御方法
KR100817114B1 (ko) 승강 시스템용 인버터
JP3322614B2 (ja) 電動ブラインド
JP2001302156A (ja) エレベータのドア装置及びその改修工法
JP2006096510A (ja) エレベータ装置
US20220048735A1 (en) Method and system for an automatic rescue operation of an elevator car
JP2846603B2 (ja) 高速シヤッター及びその駆動方法
JP5315107B2 (ja) エレベーター用ブレーキ装置
JP2000337059A (ja) 電動シャッター制御装置
JPH0569041U (ja) モータのブレーキ制御装置