JP2001287438A - インクジェット印刷方法 - Google Patents

インクジェット印刷方法

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JP2001287438A
JP2001287438A JP2001046214A JP2001046214A JP2001287438A JP 2001287438 A JP2001287438 A JP 2001287438A JP 2001046214 A JP2001046214 A JP 2001046214A JP 2001046214 A JP2001046214 A JP 2001046214A JP 2001287438 A JP2001287438 A JP 2001287438A
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Huijuan Chen
チェン フイジャン
Steven Evans
エバンス スティーブン
James Reczek
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、速い乾燥時間を有する画像
を提供するインクジェット印刷方法を提供することであ
る。本発明のもう1つの目的は、改良された明暗安定性
を有する画像を提供するインクジェット印刷方法を提供
することである。 【解決手段】 A)ディジタルデータ信号に応答するイ
ンクジェットプリンターを用意する工程、B)上記プリ
ンターに、多孔質インク受容層を担持している支持体を
含んでなるインク受容要素を装填する工程、C)上記プ
リンターに、水不溶性染料を含有している水分散性高分
子ラテックスを含んでなるインクジェットインク組成物
を装填する工程、およびD)上記ディジタルデータ信号
に応答して、上記インクジェットインクを使用して、イ
ンク受容基材に印刷する工程、を含むインクジェット印
刷方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多孔質受容体と改
良された明暗安定性(light and dark stability)を提供
するインクジェット組成物とを用いるインクジェット印
刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット印刷は、ディジタル信号
に応答して、基材(紙、透明フィルム、布帛など)にイ
ンク液滴を付着させることによって画像を生じさせるた
めの非衝撃式の方法である。インクジェットプリンター
には、産業上のラベル貼付から卓上文書および絵画像形
成のための短時間印刷までの範囲にわたる市場の端々に
わたる広範な用途がある。
【0003】インクジェットプリンターにおいて使用さ
れるインクは、一般に、染料系または顔料系のいずれか
に分類することができる。染料は、キャリアーによって
分子的に分散または溶媒和される着色剤である。キャリ
アーは室温において液体であっても固体であってもよ
い。一般的に使用されるキャリアーは水または水と有機
補助溶媒との混合物である。各々の個々の染料分子はキ
ャリアーの分子によって取り囲まれている。染料系イン
クにおいては、顕微鏡下では粒子がまったく観察できな
い。最近、染料系インクジェットインクの技術において
多くの進歩があったけれども、このようなインクは、普
通紙上での光学濃度が低い、耐光堅牢性が乏しいなどの
欠点を未だに有する。キャリアーとして水を使用する場
合には、このようなインクは耐水堅牢性が乏しいという
欠点をも有するのが一般的である。
【0004】米国特許第 4,246,154号および同 5,852,0
74号は、水分散性ポリマー中に分散された水不溶性染料
を含んでなるインクジェットインク組成物に関する。
【0005】米国特許第 4,460,637号は、多孔質インク
ジェット受容体要素に関する。
【0006】米国特許第 4,246,154号および同 5,852,0
74号のインクには、従来の受容体に印刷された場合に、
乾燥時間が遅いという問題がある。
【0007】米国特許第 4,460,637号においては、従来
の水性染料系インクで印刷した場合に、印刷された画像
の明暗安定性が乏しいという点で、要素に問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、速い
乾燥時間を有する画像を提供するインクジェット印刷方
法を提供することである。本発明のもう1つの目的は、
改良された明暗安定性を有する画像を提供するインクジ
ェット印刷方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】これらの目的および他の
目的は、 A)ディジタルデータ信号に応答するインクジェットプ
リンターを用意する工程、 B)上記プリンターに、多孔質インク受容層を担持して
いる支持体を含んでなるインク受容要素を装填する工
程、 C)上記プリンターに、水不溶性染料を含有している水
分散性高分子ラテックスを含んでなるインクジェットイ
ンク組成物を装填する工程、および D)上記ディジタルデータ信号に応答して、上記インク
ジェットインクを使用して、インク受容基材に印刷する
工程、を含むインクジェット印刷方法に関する本発明に
よって達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】インク受容要素のための支持体
は、紙もしくは樹脂コート紙、またはポリエチレンテレ
フタレートなどのポリエステルタイプの樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリスルホン樹脂、メタクリル系樹脂、
セロハン、アセテートプラスチック、二酢酸セルロー
ス、三酢酸セルロース、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン
ナフタレート、二酢酸ポリエステルなどのプラスチッ
ク、種々のガラス材料などであってもよい。本発明にお
いて用いられる支持体の厚みは、例えば、12〜 500μm
、好ましくは75〜 300μm とすることができる。
【0011】本発明の好ましい態様において、多孔質イ
ンク受容層は、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、クレ
ー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、または酸化亜鉛な
どの無機粒子を含有している。もう1つの好ましい態様
において、多孔質インク受容層は、20%〜90%の無機粒
子および10%〜80%の高分子バインダー(例えばゼラチ
ン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ま
たはポリ酢酸ビニル)を含んでなる。多孔質インク受容
層はまた、米国特許第 5,374,475号および同 4,954,395
号の各明細書において示されているように、無機充填材
粒子を含まないポリマー微細多孔質構造を含有していて
もよい。
【0012】本発明においては、米国特許第 4,246,154
号および同 5,852,074号の各明細書において開示されて
いる油染料(oil dye) 、分散染料、溶媒染料、または米
国特許第 5,997,622号および同 6,001,161号の各明細書
に記載されているものの水不溶性の類似物などの金属錯
体染料(すなわち、8-ヘテロシクリルアゾ -5-ヒドロキ
シキノリンの遷移金属錯体)などの広範囲の水不溶性染
料を使用してもよい。
【0013】上記染料含有高分子ラテックスは、水混和
性有機溶媒に染料を溶解させ、この溶液をラテックスと
混合し、そして次に溶媒を除去することによって調製す
ることができる。有用な水混和性有機溶媒は、水混和性
アルコール、ケトンおよびアミド、テトラヒドロフラ
ン、N-メチル -2-ピロリドン、ジメチルスルホキシドお
よびそれらの混合物(例えばアセトン、エチルアルコー
ル、メチルアルコール、イソプロピルアルコール、ジメ
チルホルムアミド、メチルエチルケトンなど)
【0014】本発明において用いられる水分散性高分子
ラテックスを含有しているインクジェットインクは、連
続相としての水および分散相としての染料含有高分子ラ
テックスを含んでなる。本発明の好ましい態様におい
て、高分子ラテックスは以下の基準を満たす。25℃にお
いて、高分子ラテックスは、(a) 0.2〜50質量%、好
ましくは1〜20質量%の濃度において安定な水との分散
液を形成することが可能なものでなければならず、かつ
(b)次に 100mLのラテックスを等量の上述の水混和性
有機溶媒に混合し、撹拌し、そして10分間放置しても、
高分子ラテックスの凝集が認められないものでなければ
ならない。インク中で有用であるためには、ラテックス
は、平均粒径が1μm 未満、好ましくは 0.5μm 未満で
あるべきである。
【0015】水性ラテックスは、ラジカル重合または縮
重合によって調製することができる。乳化重合は、ポリ
マーラテックスの調製方法として好ましい。この用途の
ためのポリマーラテックスを調製するのに好適なモノマ
ーには、アクリル酸、例えば、アクリル酸、α−クロロ
アクリル酸、α−アルキルアクリル酸(例えばメタクリ
ル酸など)など、アクリル酸から誘導されるエステルま
たはアミド(例えば、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、n-ブチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミ
ド、ジアセトンアクリルアミド、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸n-プロピル、アクリル酸n-
ブチル、アクリル酸t-ブチル、アクリル酸イソブチル、
アクリル酸2-エチルヘキシル、アクリル酸n-オクチル、
アクリル酸ラウリル、アクリル酸テトラヒドロフリル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸n-ブチル、β−ヒドロキシメタクリレート、メタクリ
ル酸テトラヒドロフリルなど)、ビニルエステル(例え
ば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウリン酸ビニ
ルなど)、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、芳
香族ビニル化合物(例えば、スチレンおよびその誘導
体、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、ビニルアセト
フェノン、スルホスチレンなど)、イタコン酸、シトラ
コン酸、クロトン酸、塩化ビニリデン、ビニルアルキル
エーテル(例えば、ビニルエチルエーテルなど)、マレ
イン酸のエステル、N-ビニル -2-ピロリドン、N-ビニル
ピリジン、2-または4-ビニルピリジンなどが含まれる。
これらのモノマーの中で、アクリル酸のエステル、メタ
クリル酸のエステル、並びにスチレンおよびスチレン誘
導体が特に好ましい。2種以上のエチレン系不飽和モノ
マーをいっしょに使用することもできる。例えば、アク
リル酸メチルとアクリル酸ブチル、アクリル酸エチルと
スチレン、メタクリル酸テトラヒドロフリルとアクリル
酸エチル、アクリル酸メチルとアクリル酸エチルなどの
組み合わせを使用することができる。
【0016】本発明において使用される高分子ラテック
スは、乳化重合技法または溶液重合技法によって調製す
ることができる。乳化重合が好ましい。乳化重合は当該
技術分野において周知であり、例えば、Interscience P
ublishers Inc. New York, 1955 によって発行された
F. A. Boveyの Emulsion Polymerizationに記載されて
いる。使用してもよい化学開始剤の例には、熱分解性開
始剤、例えば、過硫酸塩(例えば過硫酸アンモニウム、
過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム)、過酸化水素、
4,4'-アゾビス (4-シアノ吉草酸) 、および酸化還元開
始剤(例えば過酸化水素−鉄(II)塩、過硫酸カリウム
−硫酸水素ナトリウム、過硫酸カリウム−メタ重亜硫酸
ナトリウム、過硫酸カリウム−重亜硫酸水素ナトリウ
ム、セリウム塩−アルコール)などが含まれる。
【0017】乳化重合において使用してもよい乳化剤に
は、石鹸、スルホネート(例えば、ナトリウムN-メチル
-N-オレオイルタウレート(oleoyltaurate) 、ナトリウ
ムドデシルベンゼンスルホネートα−オレフィンスルホ
ネート、ジフェニルオキシドジスルホネート、ナフタレ
ンスルホネート、スルホスクシネート、およびスルホス
クシナメート(sulfosuccinamate)、ポリエーテルスルホ
ネート、アルキルポリエーテルスルホネート、アルキル
アリールポリエーテルスルホネートなど)、スルフェー
ト(例えば、ドデシル硫酸ナトリウム)、ホスフェート
(例えば、ノニルフェノールエトキシレートホスフェー
ト、直鎖アルコールアルコキシレートホスフェート、ア
ルキルフェノールエトキシレートホスフェート、フェノ
ールエトキシレート)、カチオン性化合物(例えば、臭
化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ヘキサデシルト
リメチルアンモニウムなど)、両性化合物および高分子
量保護コロイド(例えば、ポリビニルアルコール、ポリ
アクリル酸、ゼラチンなど)が含まれる。
【0018】本発明において使用される第2の種類の高
分子ラテックスは、the Eastman Chemical Companyによ
って生産されているEastman AQ(商標)ポリエステルな
どの水分散性ポリエステルであってもよい。3種のポリ
エステル、 Eastman AQ 29、AQ 38、および AQ 55は、
異なる量のイソフタル酸、スルホイソフタル酸ナトリウ
ム、ジエチレングリコール、および1,4-シクロヘキサン
ジメタノールを含んでなる。これらの熱可塑性非晶質イ
オン性ポリエステルは、高温・低圧における溶融相縮重
合によって調製され、この溶融生成物は小さなペレット
に押出される。この固体ポリマーは最小限の撹拌で70℃
の水に容易に分散し、さらなる界面活性剤または溶媒を
まったく含有していない半透明の低粘度分散液を生ず
る。イオン性モノマー(すなわち、スルホイソフタル
酸)の量を変えることにより、粒径を制御することがで
きる。粒径は20〜 100nmの範囲にわたる。
【0019】本発明において使用される第3の種類の高
分子ラテックスは、Witco Corp. による Witcobond(商
標)アニオン性およびカチオン性ポリウレタン分散液ま
たはBF Goodrich Company による Sancure(商標)ポリ
ウレタンなどの水分散性ポリウレタンである。
【0020】本発明の方法に用いられる組成物に湿潤剤
を添加して、インクが乾固したり、インクジェットプリ
ントヘッドのオリフィス中で固まるのを防ぐのを助け
る。この目的のための本発明の組成物において有用な多
価アルコールには、例えば、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、グリセロール、2-メチル -2,4-ペンタン
ジオール、1,2,6-ヘキサントリオール、およびチオグリ
コールが含まれる。上記の如く、湿潤剤は、10〜50質量
%の濃度で用いられる。好ましい態様においては、10〜
20質量%の濃度で、ジエチレングリコールまたはグリセ
ロールとジエチレングリコールとの混合物が用いられ
る。
【0021】本発明において用いられる組成物におい
て、補助溶媒を用いることもできる。補助溶媒の選択
は、特定の用途の要求条件(例えば所望の表面張力およ
び粘度、選ばれる着色剤、インクジェットインクの乾燥
時間、並びにインクが印刷される紙のタイプ)に依存す
る。選ぶことができる水溶性補助溶媒の代表例には、
(1)アルコール(例えばメチルアルコール、エチルア
ルコール、n-プロピルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、n-ブチルアルコール、sec-ブチルアルコール、t-
ブチルアルコール、イソブチルアルコール、フルフリル
アルコール、およびテトラヒドロフルフリルアルコー
ル)、(2)ケトンまたはケトアルコール(例えばアセ
トン、メチルエチルケトン、およびジアセトンアルコー
ル)、(3)エステル(例えば酢酸エチル、乳酸エチ
ル、炭酸エチレン、および炭酸プロピレン)、および
(4)硫黄含有化合物(例えばジメチルスルホキシドお
よびテトラメチレンスルホン)が含まれる。
【0022】インクは、広範囲の射出条件(すなわち、
サーマルインクジェット印刷装置のための駆動電圧およ
びパルス幅、ドロップ−オン−デマンド式装置または連
続式装置のいずれかのための圧電素子の駆動周波数、並
びにノズルの形状および大きさ)と適合する物理的性質
を有する。
【0023】また、とりわけ受容基材が高度にサイジン
グ処理を施された紙である場合には、本発明の方法にお
いて用いられるインク組成物に浸透剤(0〜10質量%)
を添加して、インクが受容基材に浸透するのを助けても
よい。本発明のインクに好ましい浸透剤は、最終的な濃
度が1〜6質量%のn-プロパノールである。
【0024】また、殺生剤を添加して、経時によってイ
ンク中に発生することがある微生物の生育を防止しても
よい。本発明のインクに好ましい殺生剤は、最終濃度が
0.05〜 0.5質量%のProxel(商標)GXL (Zeneca Colour
s Co.)である。インクジェットインク中に任意選択的に
存在していてもよいさらなる添加剤には、増粘剤、導電
性増強剤、コゲーション防止剤、乾燥剤、および脱泡剤
が含まれる。
【0025】市販のインクジェットプリンターは、多く
の異なる方法を使用して、インク液滴の付着を制御して
いる。このような方法としては、一般に、連続流式およ
びドロップ−オン−デマンド式の2種類のタイプがあ
る。
【0026】ドロップ−オン−デマンド式システムにお
いて、例えば、ディジタルデータ信号に従って制御され
る圧電装置、音響装置、またはサーマル法によって生成
される圧力によって、インクの液滴がオリフィスから直
接にインク受容層の1つの位置に射出される。インク液
滴は必要になるまでは生成されず、かつプリントヘッド
のオリフィスから射出されない。
【0027】以下の例は、本発明の有用性を説明するも
のである。
【0028】
【実施例】以下の染料を、この例において使用した。
【0029】
【化1】
【0030】比較用要素1(C−1) 比較用のインクジェットインクを調製するために、87mg
の対照標準染料1、0.15gのSurfynol(商標)465 (Ai
r Products製)、0.75gのグリセロール、 0.6gのジエ
チレングリコール、0.75gのプロパノールを13.5gの蒸
留水に添加した。このインクのpHを、トリエタノール
アミンまたは希水酸化ナトリウムの添加によって、およ
そ8に調整した。最終的なインクは、0.58%の染料、お
よび1%のSurfynol(商標)465 、5%のグリセロー
ル、4%のジエチレングリコール、および5%のプロパ
ノールを含有していた。この溶液を0.45μm のポリテト
ラフルオロエチレンフィルターを通して濾過し、補充可
能なインクジェットカートリッジに充填した。
【0031】5%のドット付着量から 100%のドット付
着量の範囲にわたる、大きさが15×13mmの、一連の21種
の濃度が異なるパッチからなる試験画像を、Epson 200
インクジェットプリンターを用いて、市販の Epsonフォ
トペーパー(カタログ番号 S041141)、多孔質受容体に
印刷した。この試料を、周囲温度および周囲湿度におい
て24時間乾燥させた。
【0032】比較用要素2(C−2) この要素は、 Epsonフォトペーパーの代わりに市販のKo
nica QP Photo IJ Paper(カタログ番号KJP-LT-GH-15-Q
P PI)、多孔質受容体を使用したことを除き、対照標準
要素1と同様に調製した。これらの結果も表Iに示す。
【0033】比較用要素3(C−3) この要素は、 Epsonフォトペーパーの代わりに市販のMi
tsubishi Calcomp Glossy CJペーパー(カタログ番号80
21601720)、多孔質受容体を使用したことを除き、対照
標準要素1と同様に調製した。これらの結果も表Iに示
す。
【0034】比較用要素4(C−4) この要素は、対照標準染料1の代わりに対照標準染料2
を使用したことを除き、対照標準要素1と同様に調製し
た。これらの結果も表Iに示す。
【0035】比較用要素5(C−5) この要素は、対照標準染料1の代わりに対照標準染料2
を使用したことを除き、対照標準要素2と同様に調製し
た。これらの結果も表Iに示す。
【0036】比較用要素6(C−6) この要素は、対照標準染料1の代わりに対照標準染料2
を使用したことを除き、対照標準要素3と同様に調製し
た。これらの結果も表Iに示す。
【0037】本発明の要素1 対照標準染料1の代わりに染料1を含有しているAQ55を
使用したことを除き対照標準要素1と類似の要素を調製
した。このAQ55分散系は以下のように調製した。4.76g
の市販の31.5%分散系AQ55(Eastman Chemical Co.製)
に、10.2gの水および15.0gのメタノールを添加した。
得られた組成物を室温で激しく撹拌して、ラテックス溶
液を形成させた。
【0038】染料溶液を調製するために、 150mgの染料
1を、 6.0mLのメタノールおよび 6.0mLの塩化メチレン
の混合物に溶解させた。次に、この染料溶液を、連続的
に撹拌しながら、上記AQ55分散系に滴下添加した。1時
間後、有機溶媒を減圧下で除去した。得られた原液を0.
45μm のフィルターを通して濾過した。このラテックス
原液中の染料1の濃度は1%であると見積もられ、ポリ
マー濃度は〜10質量%であった。インク溶液を調製する
ために、 7.5gの上記ラテックス溶液、0.15gのSurfyn
ol(商標)465 (Air Products製)、0.75gのグリセロ
ール、 0.6gのジエチレングリコール、0.75gのプロパ
ノールを5.25gの蒸留水に添加した。pH調整はまった
く必要ではなかった。
【0039】本発明の要素2 Epsonフォトペーパーの代わりに市販のKonica QP Photo
IJ Paper(カタログ番号KJP-LT-GH-15-QP PI)、多孔
質受容体を使用したことを除き要素1と類似の要素を調
製した。試験画像の暗退色および明退色の結果を表Iに
示す。
【0040】本発明の要素3 Epsonフォトペーパーの代わりに市販のMitsubishi Calc
omp Glossy CJペーパー(カタログ番号8021601720)、
多孔質受容体を使用したことを除き要素1と類似の要素
を調製した。試験画像の暗退色および明退色の結果を表
Iに示す。
【0041】本発明の要素4 染料1の代わりに染料2を使用したことを除き要素1と
類似の要素を調製した。試験画像の暗退色および明退色
の結果を表Iに示す。
【0042】本発明の要素5 Epsonフォトペーパーの代わりに市販のKonica QP Photo
IJ Paper(カタログ番号KJP-LT-GH-15-QP PI)、多孔
質受容体を使用したことを除き要素4と類似の要素を調
製した。試験画像の暗退色および明退色の結果を表Iに
示す。
【0043】本発明の要素6 Epsonフォトペーパーの代わりに市販のMitsubishi Calc
omp Glossy CJペーパー(カタログ番号8021601720)、
多孔質受容体を使用したことを除き要素4と類似の要素
を調製した。試験画像の暗退色および明退色の結果を表
Iに示す。
【0044】安定性試験 次に、上記階段画像を、1週間にわたる50キロルクスの
高強度昼光照射下での明退色および1週間にわたる38
℃、相対湿度80%における暗退色に付した。前記階段画
像の最大濃度パッチのステータスA緑反射濃度を、明暗
それぞれの退色試験の前後で、X-Rite 820(商標)濃度
計を使用して測定した。ドット付着量が 100%のパッチ
についてのステータスA緑濃度の保持率(%)を計算し
たものを、表1に列挙する。
【0045】
【表1】
【0046】上記結果は、本発明の要素が、対照標準要
素と比較して、改良された明暗安定性を有していたこと
を示している。
【0047】
【発明の効果】本発明のインクジェット印刷法により、
速い乾燥時間および改良された明暗安定性を有する画像
が提供される。
フロントページの続き (72)発明者 ジェイムス レゼック アメリカ合衆国,ニューヨーク 14612, ロチェスター,パークサイド レーン 46

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)ディジタルデータ信号に応答するイ
    ンクジェットプリンターを用意する工程、 B)前記プリンターに、多孔質インク受容層を担持して
    いる支持体を含んでなるインク受容要素を装填する工
    程、 C)前記プリンターに、水不溶性染料を含有している水
    分散性高分子ラテックスを含んでなるインクジェットイ
    ンク組成物を装填する工程、および D)前記ディジタルデータ信号に応答して、前記インク
    ジェットインクを使用して、インク受容基材に印刷する
    工程、を含むインクジェット印刷方法。
JP2001046214A 2000-02-23 2001-02-22 インクジェット印刷方法 Pending JP2001287438A (ja)

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