JP2001285298A - 無線データ通信システム - Google Patents

無線データ通信システム

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JP2001285298A
JP2001285298A JP2000091123A JP2000091123A JP2001285298A JP 2001285298 A JP2001285298 A JP 2001285298A JP 2000091123 A JP2000091123 A JP 2000091123A JP 2000091123 A JP2000091123 A JP 2000091123A JP 2001285298 A JP2001285298 A JP 2001285298A
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signal
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communication
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Eiji Yokogawa
英二 横川
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親局が指向性を有した複数のアンテナを順次
切替えて各アンテナの配下領域に存在する子局との間で
データ信号を無線通信する無線データ通信システムにお
いて、例えば親局から全ての子局に対して同一のデータ
を効率よく報知すること等を実現する。 【解決手段】 例えばバックボーンネットワーク3に接
続される親局1と、データ処理装置P1〜P3に接続さ
れる複数の子局2a〜2cとを備えた無線LANシステ
ムにおいて、親局1ではデータ報知手段が各アンテナ
(セクタアンテナ)の配下領域毎に子局2a〜2cに対
して共通データ信号を送信する旨を通知する共通許可信
号を送信した後に、当該共通データ信号を送信する。こ
れにより、親局1では、例えば全ての子局2a〜2cに
対して同一のデータを効率よく送信することや、特定の
アンテナの配下領域のみに対してデータを送信すること
や、各アンテナの配下領域毎に送信するデータを異なら
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親局が指向性を有
した複数のアンテナを切り替えて子局との間で無線によ
りデータ通信を行う無線LANシステム等といった無線
データ通信システムに関し、特に、親局が各アンテナの
配下領域毎に子局へのデータ送信を行うことができる無
線データ通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば無線LANシステムでは、バック
ボーンネットワークに接続される親局と、データ処理装
置に接続される複数の子局との間で無線によりデータを
通信することが行われている。こうしたシステムでは、
例えばバックボーンネットワークとして用いることが可
能なインターネットが広く普及してきたことや、データ
処理装置として用いることが可能な携帯型のノートPC
(ノートサイズのパーソナルコンピュータ)や小型の携
帯情報通信端末(PDA:Personal Digital Assistan
t)が広く普及してきたこと等に伴って、大容量のデー
タを無線で高速に通信することの実現が要求されるよう
になってきた。
【0003】そこで、こうしたシステムでは、例えば準
ミリ波帯等といった高い周波数帯域の電波を用いて無線
通信を行うことが必要となってきており、こうした高周
波数帯域の電波を用いて伝送帯域を十分に確保すること
により、上記のような高速大容量のデータ通信を実現す
ることが強く望まれていた。
【0004】しかしながら、上記のようなシステムで
は、例えば従来より用いられていたオムニ(全方向性)
アンテナを親局に備えて当該アンテナにより高周波数帯
域での無線通信を行うと、こうした高周波数帯域の電波
の指向性が強いことから、例えば親局では子局との間で
のデータ通信の品質を確保しつつ多くの子局を収容する
ことができないといった不具合があった。また、こうし
た不具合は特に、準ミリ波の周波数帯域以上の帯域の電
波を用いた無線通信を行う場合に顕著であった。
【0005】このような不具合を解消するものとして、
例えば特願平9−211565号に記載されたデータ通
信無線回線選択方法では、親局(無線基地局)が指向性
を有した複数のアンテナ(セクタアンテナ)を切り替え
て用いることにより複数の子局(無線子局)との間で効
率よくデータ通信を行っている。例えば、この親局と子
局との間の無線通信では固定長の通信フレームが用いら
れており、親局では、複数のセクタアンテナを通信フレ
ーム毎に順次切り替えて報知信号(報知バースト)を子
局に対して順次送信することを行っており、子局では、
親局から無線送信された報知信号を受信したタイミング
により親局との同期をとることで、親局に対して通信開
始要求(要求信号)を送信するタイミングを管理してい
る。また、親局では、子局に対して報知信号を伝達する
ことができたセクタアンテナを用いて、当該子局に対す
る無線バーストの割り当て情報等を含んだ許可信号を送
信することを行っている。
【0006】このように、親局が指向性を有した複数の
アンテナを順次切り替えて複数の子局との間でデータ通
信を行うことにより、例えば準ミリ波等といった高周波
数帯域の無線信号(電波)により親局と複数の子局との
間でデータ通信を行う場合であっても、当該データ通信
の効率化を図ることができる。具体的には、例えば指向
性を有したアンテナでは特定の方向からの電波のみを選
択的に受信することが可能なためマルチパスの影響を低
減することができ、また、例えば特定の方向のみへ電波
を送信することが可能なため周波数帯域を空間的に効率
よく用いることができる。このようなことから、例えば
データ通信の品質を確保しつつ親局が多くの子局を収容
することが実現される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような親局と子局との間でのデータ通信では、親局と各
子局との間で個別にデータ通信を行うことはできるもの
の、例えば親局から複数の子局に対して同一のデータを
報知する場合には、親局では各子局毎に許可信号や同一
のデータ信号を送信する必要があったため、データ通信
の効率が非常に悪くなってしまうといった不具合があっ
た。すなわち、親局から複数の子局に対して報知するデ
ータが同じものであるにもかかわらず、親局では当該子
局数と同数のデータ信号等を送信しなければならなかっ
た。なお、このように複数の子局に対して共通に送信さ
れるデータとしては、例えばイーサネット(登録商標)
フレームのブロードキャストデータ等といったものがあ
る。
【0008】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、親局が指向性を有した複数の
アンテナを切り替えて複数の子局とデータ通信を行うに
際して、例えば親局から複数の子局に対して同一のデー
タを報知する場合に、当該データ信号等の送信を各アン
テナの配下領域毎に効率よく行うことができる無線LA
Nシステム等といった無線データ通信システムを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る無線データ通信システムでは、バック
ボーンネットワークに接続される親局と、データ処理装
置に接続される複数の子局とを備え、親局が指向性を有
した複数のアンテナを順次切替えて各アンテナの配下領
域に存在する子局との間でデータ信号を無線通信するに
際して、親局に次のような機能手段を備えた。すなわ
ち、親局には、各アンテナの配下領域毎に子局に対して
データ信号を送信する旨を通知する許可信号を送信し
て、当該データ信号を送信するデータ報知手段を備え
た。
【0010】従って、親局では、例えば各アンテナの配
下領域毎に存在する子局に対して1回の許可信号及びデ
ータ信号を送信するのみで当該配下領域に存在する全て
の子局に対して同一のデータを送信することが可能であ
り、これにより、データ通信の効率化を図ることができ
る。また、このような各アンテナ毎の送信処理を例えば
全てのアンテナについて順次実行していくことにより、
親局では全てのアンテナの配下領域に存在する全ての子
局に対して同一のデータを効率よく送信することができ
る。
【0011】また、親局では、上記のように各アンテナ
の配下領域毎にデータ信号等を送信する構成であるた
め、例えば或るデータを特定のアンテナの配下領域のみ
に対して送信するといったデータ通信の態様や、また、
例えば各アンテナの配下領域毎に送信するデータを異な
らせるといったデータ通信の態様を実行することも可能
である。このように、本発明では、親局に指向性を有し
た複数のアンテナを備えた無線データ通信システムにお
いて、親局と子局とのデータ通信の態様を多様化するこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施例を図面を参
照して説明する。図1には、本発明に係る無線データ通
信システムを無線LANシステムに適用した場合のシス
テムの構成例を示してあり、同図に示したシステムに
は、LANのバックボーンネットワーク3に接続される
親局(CM:Control Module)1と、データ処理装置P
1〜P3に接続される複数の子局(UM:User Modul
e)2a〜2cとが備えられている。本例では、このよ
うな親局1と複数の子局2a〜2cとの間で無線により
データ通信が行われる。
【0013】ここで、本例では、上記した各データ処理
装置P1〜P3はノートPC等といったパーソナルコン
ピュータ(PC)から構成されており、例えば各データ
処理装置P1〜P3に設けられたPCカードスロットを
用いて、各子局2a〜2cと各データ処理装置P1〜P
3とがPCカードスロットインタフェースF1〜F3を
介して接続されている。なお、子局2a〜2cに接続さ
れるデータ処理装置としてはどのようなものが用いられ
てもよい。また、本発明では、例えば子局とデータ処理
装置とが必ずしも別体で構成されなくともよく、例えば
両者が一体として構成されていてもよい。
【0014】また、本例では、バックボーンネットワー
ク3は例えばイーサネットのケーブルから構成されてい
るが、例えばバックボーンネットワークが無線通信を用
いたネットワークから構成されていてもよい。
【0015】次に、上記した親局1と子局2a〜2cの
構成例を説明する。なお、本例では、各子局2a〜2c
の構成やその動作は同様であるため、説明の便宜上から
複数の子局2a〜2cをまとめて子局2として示すこと
として、親局1と子局2の構成例を説明する。図2に
は、親局1の構成例を示してあり、この親局1には、指
向性を有したアンテナを備えたアンテナ部11と、ベー
スバンド信号の処理等を行うベースバンド処理部(BB
部)12と、ベースバンド信号の変復調等を行うIF部
13と、信号の送受信の切替等を行うRF部14と、こ
れら各処理部11〜14を制御等する制御部15とが備
えられている。
【0016】アンテナ部11には、12個のセクタアン
テナT0〜T11を設けたセクタアンテナ部Tと、これ
らのセクタアンテナT0〜T11を切り替えるスイッチ
部21とが備えられている。本例では、各セクタアンテ
ナT0〜T11は同様な構成であり、各セクタアンテナ
T0〜T11は30度の指向性を有している。
【0017】図3には、上記した各セクタアンテナT0
〜T11やその通信可能領域(配下領域)を概念的に示
してあり、親局1では、上記のように30度の指向性を
有した12個のセクタアンテナT0〜T11により全体
として360度の範囲で通信可能領域(サービスエリ
ア)が形成されている。なお、同図に示した他の部分に
ついては後述する。本例では、上記した12個のセクタ
アンテナT0〜T11により、子局との通信に用いる指
向性を有した複数のアンテナが構成されている。スイッ
チ部21は、上記した12個のセクタアンテナT0〜T
11の中から通信に用いるアンテナを切り替えるスイッ
チを有しており、本例では、このスイッチの切替は制御
部15からの指示に従って行われる。
【0018】BB部12には、データ信号等の送信処理
や受信処理を制御する通信制御部22と、送信対象のデ
ータ信号等を処理する送信データ処理部23と、受信し
たデータ信号等を処理する受信データ処理部24とが備
えられている。通信制御部22は、制御部15との間で
データ信号等を送受する機能を有しており、例えば制御
部15から受信したデータ信号等をパラレル/シリアル
(P/S)変換等して送信データ処理部23へ出力する
一方、受信データ処理部24から入力したデータ信号等
をシリアル/パラレル(S/P)変換等して制御部15
へ送信する。
【0019】送信データ処理部23は、例えば誤り訂正
処理を行うためのFECエンコーダや、ベースバンド信
号のゼロ抑圧や秘匿のためのスクランブラや、デジタル
信号で形成した無線フレームの同期制御を行う論理回路
や、S/P変換処理を行う回路等を有しており、通信制
御部22から入力したデータ信号等を誤り訂正処理等し
てIF部13へ出力する。受信データ処理部24は、P
/S変換処理を行う回路や、バッファや、無線フレーム
の同期制御を行う回路や、スクランブルされた信号を解
読するデスクランブラや、誤り訂正処理を行うためのF
ECデコーダ等を有しており、IF部13から入力した
データ信号等を誤り訂正処理等して通信制御部22へ出
力する。
【0020】IF部13には、変復調処理を行う変復調
部25と、信号波を発信する発信部26とが備えられて
いる。変復調部25は、例えばデジタルベースバンド信
号を変調する機能や、デジタルベースバンド信号を復調
する機能や、送信処理(すなわち、変調処理)及び受信
処理(すなわち、復調処理)を切り替えるスイッチ等を
有しており、送信データ処理部23から入力したデータ
信号等を変調等してRF部14の混合・分離部28へ出
力する一方、混合・分離部28から入力したデータ信号
等を復調等して受信データ処理部24へ出力する。発振
部26は、例えば所定の周波数の信号波を発生するため
の発振器PLL等を有しており、発生した信号波をRF
部14のキャリア生成部27や上記した変復調部25へ
出力する。
【0021】RF部14には、通信キャリアを生成する
キャリア生成部27と、変調されたベースバンド信号と
通信キャリアとを混合(合成)或いは分離する混合・分
離部28と、送信処理及び受信処理を切り替える送受信
切替部29とが備えられている。キャリア生成部27
は、発振部26から入力した信号波の周波数を逓倍する
逓倍器や、信号波を増幅する増幅器(AMP)等を有し
ており、発振部26から入力した信号波を用いて通信キ
ャリア(例えばミリ波)を生成して混合・分離部28へ
出力する。
【0022】混合・分離部28は、変調されているベー
スバンド信号と通信キャリアとを混合する機能や分離す
る機能を有しており、変復調部25から入力されたデー
タ信号等とキャリア生成部27から入力された通信キャ
リアとを混合して送受信切替部29へ出力する一方、送
受信切替部29から入力した混合波を通信キャリアとデ
ータ信号等とに分離して、分離したデータ信号等を変復
調部25へ出力する。送受信切替部29は、送信処理と
受信処理とを切り替える機能等を有しており、混合・分
離部28から入力したデータ信号等(本例では、通信キ
ャリアとの混合波)をアンテナ部11へ出力して無線に
より送信させる一方、アンテナ部11により無線で受信
されたデータ信号等(本例では、通信キャリアとの混合
波)を入力して混合・分離部28へ出力する。
【0023】制御部15には、各種の演算処理等を行う
CPU30と、CPU30の作業用等に用いられるRA
M31と、制御プログラム等を格納したROM(例え
ば、フラッシュROM)32と、BB部12との間でデ
ータ信号等の送受を行うDPRAM33と、バックボー
ンネットワーク3との間でデータ等の送受を行うLAN
インタフェース部34とが備えられている。ここで、D
PRAM33は上記したBB部12の通信制御部22と
接続されており、LANインタフェース部34はバック
ボーンネットワーク3と接続されている。CPU30
は、例えばROM32に格納された制御プログラムをR
AM31に展開して実行することにより、上記した各処
理部11〜14を統括制御し、また、各種の処理を実行
することを行う。
【0024】本例では、こうしたCPU30等により、
例えば後述する報知信号や許可信号や受信確認信号をア
ンテナ部11から子局2に対して無線送信する処理や、
アンテナ部11により子局2から無線受信した後述する
要求信号や受信確認信号を解析等する処理や、LANイ
ンタフェース部34を介してバックボーンネットワーク
3から受信した子局2宛のデータをデータ信号としてア
ンテナ部11から子局2に対して無線送信する処理や、
アンテナ部11によりデータ信号として子局2から無線
受信したデータをLANインタフェース部34を介して
バックボーンネットワーク3へ送信する処理や、また、
アンテナ部11のスイッチ部21を制御して通信に用い
るセクタアンテナT0〜T11を切り替えさせる処理等
を行う。
【0025】なお、データ信号等をアンテナ部11によ
り送受信する処理は、例えばCPU30が上記したBB
部12やIF部13やRF部14を制御することにより
行われ、具体的には、送信対象のデータ信号等は、CP
U30によりDPRAM33を介して通信制御部22へ
出力されて、送信データ処理部23や変復調部25によ
り誤り訂正処理や変調処理等された後に、混合・分離部
28及び送受信切替部29を介してアンテナ部11から
送信される。また、アンテナ部11により受信されたデ
ータ信号等は、送受信切替部29や混合・分離部28を
介して変復調部25へ入力されて、当該変復調部25や
受信データ処理部24により復調処理や誤り訂正処理等
された後に、通信制御部22を介して制御部15のDP
RAM33へ入力される。
【0026】ここで、本例の親局1と子局2との間では
通信フレームを用いてデータ通信が行われ、本例のデー
タ通信に用いられる通信フレームの構成を説明する。図
4(a)には、本例のデータ通信に用いられる通信フレ
ームのフォーマット例を示してあり、この通信フレーム
の1フレーム中には、報知信号(Bch)を送信するた
めの1個の報知信号スロットBと、受信確認信号(Ac
h)を送信するための4個の受信確認信号スロットA1
〜A4と、要求信号(Rch)を送信するための12個
の要求信号スロットR1〜R12と、許可信号(Gc
h)を送信するための4個の許可信号スロットG1〜G
4と、例えば短いデータ信号(DSch)を送信するた
めの3個のデータ信号スロットDS1〜DS3と、例え
ば長いデータ信号(DLch)を送信するための1個の
データ信号スロットDL4とが例えば記載順に包含され
ている。
【0027】また、図4(b)〜図4(g)には、上記
した各信号を送信するための各スロットの更に詳しい構
成例を示してあり、これらの図に示されるように、本例
では各信号の先頭に図4(h)に示すガードタイム信号
や図4(i)に示すバーストヘッダ信号が付加されて各
スロットにより送信される。なお、図4(i)に示すよ
うに、バーストヘッダ信号は例えばビット同期信号H1
とフレーム同期信号H2と識別信号H3とから構成され
ており、これらにより、送受信の切替やビット同期や信
号の識別等が行われる。
【0028】また、上記した報知信号は親局1が子局2
の存在を確認するための信号であり、要求信号は子局2
が親局1に対して自己の存在を通知することやデータ通
信を要求することを行うための信号(応答信号)であ
り、許可信号は親局1が子局2に対してデータ通信を許
可することや子局2に対してデータ通信を要求すること
を行うための信号であり、データ信号は親局1と子局2
との間でデータを通信するための信号であり、受信確認
信号はデータ信号を受信した局が送信元の局に対してデ
ータの受信状況を通知するための信号である。
【0029】また、図5〜図7を用いて、上記した通信
フレームの構成や親局1の制御部15により行われる処
理を更に詳しく説明する。本例の親局1の制御部15で
は、図5に示すスキャンパターンテーブルQ1がROM
32等に格納されており、このテーブルQ1では、セク
タアンテナT0〜T11と同数の通信フレームの番
号(”第1フレーム”〜”第12フレーム”)と、各セ
クタアンテナT0〜T11に割り当てられた番号(セク
タ番号)”0”〜”11”とが対応して記憶されてい
る。
【0030】本例では、CPU30が上記したスキャン
パターンテーブルQ1を参照して、例えば順次通信され
る各通信フレーム(”第1フレーム”、”第2フレー
ム”、・・・、”第12フレーム”)毎に対応して記憶
されているセクタ番号”0”〜”11”に従って、通信
に用いるアンテナを各セクタ番号に対応したセクタアン
テナT0、T1、・・・、T11に順次切り替えさせて
報知信号スロットBにより報知信号を送信することを行
い、CPU30では、こうした12フレーム分の報知信
号の送信処理を繰り返し行う。
【0031】このような構成により、親局1では、セク
タアンテナT0〜T11と同数の12フレームを1周期
として、例えば同一の情報信号を各周期毎に360度の
サービスエリア内に存在する全ての子局2に対して送信
することができる。なお、例えば上記したスキャンパタ
ーンテーブルQ1を書き換え可能なメモリに格納した場
合には、使用状況等に応じて適時その内容を書き換える
ことが可能な構成とすることもできる。
【0032】また、本例では、親局1により12個のセ
クタアンテナT0〜T11を切り替えることが行われる
ため、上記したスキャンパターンテーブルQ1では12
フレーム分のセクタ番号を記憶させたが、例えば図6に
セクタアンテナの数(CMのアンテナセクタ数)とスキ
ャンパターンテーブルQ1の参照範囲とを対応付けたテ
ーブルQ2を示すように、セクタアンテナの数が12個
より少ない場合には、例えば当該セクタアンテナと同数
のフレーム分のセクタ番号のみを参照してアンテナの切
替処理が行われればよい。また、セクタアンテナが12
個より多い場合についても同様に、例えば少なくとも当
該セクタアンテナと同数のフレーム分のセクタ番号が記
憶されて参照されればよい。
【0033】また、本例の親局1の制御部15では、図
7に示す受信セクタローテーションテーブルQ3がRO
M32等に格納されており、このテーブルQ3では、各
通信フレーム中の報知信号スロットBに割り当てられる
セクタアンテナT0〜T11のセクタ番号(Bch送信
セクタ)と、当該通信フレーム中の各要求信号スロット
R1〜R12に割り当てられるセクタアンテナT0〜T
11のセクタ番号(Rch受信セクタ)とが対応して記
憶されている。
【0034】同図に示されるように、本例では、各通信
フレーム中で報知信号スロットBと12個目の要求信号
スロットR12とに同一のセクタアンテナT0〜T11
が割り当てられており、他の各要求信号スロットR1〜
R11には、12個の要求信号スロットR1〜R12に
割り当てられるセクタアンテナT0〜T11の順序が上
記したスキャンパターンテーブルQ1で規定された報知
信号を送信するためのセクタアンテナT0〜T11の切
替順序と同様な並び順序となるように各セクタアンテナ
T0〜T11が割り当てられている。具体的には、一例
として、報知信号スロットBにセクタアンテナT3が割
り当てられた通信フレーム中では、各要求信号スロット
R1〜R12に、セクタ番号がそれぞれ”4”、”
5”、”6”、”7”、”8”、”9”、”10”、”
11”、”0”、”1”、”2”、”3”に対応したセ
クタアンテナT4〜T11、T0〜T3が記載順に割り
当てられる。
【0035】本例では、CPU30が上記した受信セク
タローテーションテーブルQ3を参照して、各通信フレ
ーム中の報知信号スロットBにおいて切り替えさせたセ
クタアンテナT0〜T11のセクタ番号に対応させて、
当該通信フレーム中の各要求信号スロットR1〜R12
において通信に用いるアンテナを当該テーブルQ3で割
り当てられている各セクタアンテナT0〜T11に順次
切り替えさせて子局2から送信される要求信号を受信待
機及び受信することを行う。なお、受信セクタローテー
ションテーブルQ3についても、上記したスキャンパタ
ーンテーブルQ1の場合と同様に、書き換え可能な構成
とすることもできる。
【0036】このように、本例の通信フレームでは、1
個の報知信号スロットBと、親局1のアンテナT0〜T
11と同数で各アンテナT0〜T11に対応した要求信
号スロットR1〜R12が設けられており、各要求信号
スロットR1〜R12が報知信号スロットBに割り当て
たアンテナT0〜T11の切替順序に対応する順序で配
列されている。
【0037】また、本例では、CPU30が上記したよ
うに通信に用いるセクタアンテナT0〜T11を切り替
えさせて報知信号の送信処理や受信待機を行うことによ
り、指向性を有した複数のアンテナを順次切り替えさせ
て報知信号を順次送信することや、報知信号を送信した
後に通信に用いるアンテナを所定のサーチタイミングで
当該報知信号を送信したアンテナに切り替えさせること
を行っている。ここで、本例では、CPU30が報知信
号を送信した後に要求信号スロットR1〜R12におい
て通信に用いるアンテナを当該報知信号を送信したセク
タアンテナT0〜T11に切り替えさせるタイミングが
上記した所定のサーチタイミングである。
【0038】また、後述するように本例の子局2では親
局1から送信された報知信号を受信すると親局1に対し
て要求信号を送信することが行われ、親局1では要求信
号スロットR1〜R12を介して子局2から送信された
要求信号を受信すると、例えば許可信号スロットG1〜
G4やデータ信号スロットDS1〜DS3、DL4や受
信確認信号スロットA1〜A4を用いて子局2との間で
無線によりデータ通信を行うことが開始される。このよ
うなデータ通信において親局1の制御部15により行わ
れる処理や上記した通信フレーム中の許可信号スロット
G1〜G4やデータ信号スロットDS1〜DS3、DL
4や受信確認信号スロットA1〜A4の構成について説
明する。
【0039】本例の通信フレームでは、好ましい態様と
して、親局1が子局2に対してデータ通信の要求や許可
を指示する許可信号を送信するための許可信号スロット
G1〜G4と、親局1と子局2との間でデータ信号を送
信するためのデータ信号スロットDS1〜DS3、DL
4と、データの受信確認信号を送信するための受信確認
信号スロットA1〜A4が互いに同数で複数設けられて
おり、互いに対応する各スロットに対応する番号”1”
〜”4”が与えられている。そして、通信フレーム中で
は、許可信号スロットG1〜G4の配列に対応して当該
許可信号スロット番号”1”〜”4”に対応する番号”
1”〜”4”のデータ信号スロットDS1〜DS3、D
L4と受信確認信号スロットA1〜A4が配列されてい
る。
【0040】このような通信フレームの構成により、本
例では、親局1が子局2に対して許可信号を送信した許
可信号スロット番号”1”〜”4”に対応する番号”
1”〜”4”の各スロットを用いて、親局1と当該子局
2との間でデータ信号及び受信確認信号の通信が行われ
る。なお、親局1では、制御部15のCPU30が子局
2から要求信号を受信したセクタアンテナT0〜T11
を特定することにより、当該子局2が当該セクタアンテ
ナT0〜T11により通信可能な領域に存在することを
把握することができ、本例では当該子局2との間でのデ
ータ通信に用いる各スロットにおいて、CPU30が通
信に用いるアンテナを特定したセクタアンテナT0〜T
11に切り替えさせることが行われる。
【0041】例えば親局1により子局2からデータ通信
を要求する要求信号が受信されると、親局1の制御部1
5では、CPU30が通信に用いるアンテナを当該要求
信号を受信したセクタアンテナT0〜T11に切り替え
させてデータ通信を許可する許可信号をいずれかの許可
信号スロットG1〜G4を介して送信する。ここで、親
局12では各通信フレーム毎に最大で12個の要求信号
を受信することがあるが、本例のCPU30では子局2
からのデータ通信の要求と、バックボーンネットワーク
3を介して受信したデータをデータ信号として子局2に
対して送信する要求とを調整して、各許可信号スロット
G1〜G4に上りの通信(子局2から親局1への通信)
或いは下りの通信(親局1から子局2への通信)を割り
当てることを行い、こうした割り当てを例えば許可信号
により子局2に対して通知する。
【0042】後述するように子局2では親局1から上記
した許可信号を受信すると当該許可信号を受信した許可
信号スロット番号に対応した番号のデータ信号スロット
DS1〜DS3、DLを介してデータ信号を送信するこ
とが行われ、一方、親局1のCPU30では、子局2か
ら送信された当該データ信号を受信すると上記した許可
信号スロット番号に対応した番号の受信確認信号スロッ
トA1〜A4を介して例えばACKやNAKといった受
信確認信号を切り替えさせたセクタアンテナT0〜T1
1から子局2に対して送信することを行う。なお、図8
には、このようなデータ通信において親局1と子局2と
の間で行われる通信処理の手順の一例を概念的に示して
ある。
【0043】本例では、上記のようにしてCPU30が
通信に用いるセクタアンテナT0〜T11を切り替えさ
せて上記した許可信号の送信処理や子局2から送信され
るデータ信号の受信待機を行うことにより、子局からデ
ータ通信を要求する要求信号(応答信号)を受信したア
ンテナを用いてデータ通信を許可する許可信号を送信す
ることや、当該許可信号を送信した後に通信に用いるア
ンテナを所定のデータ受信タイミングで当該許可信号を
送信したアンテナに切り替えさせることを行っている。
ここで、本例では、CPU30が許可信号を送信した後
にデータ信号スロットDS1〜DS3、DL4において
通信に用いるアンテナを当該許可信号を送信したセクタ
アンテナT0〜T11に切り替えさせるタイミングが上
記した所定のデータ受信タイミングである。
【0044】また、親局1では、例えば子局2との間で
データ通信を行っている場合や、子局2からその存在を
通知する要求信号を受信した場合に、バックボーンネッ
トワーク3を介して当該子局2宛のデータを受信する
と、当該データをデータ信号として子局2に対して送信
等することが行われる。すなわち、親局1の制御部15
では、CPU30が通信に用いるアンテナを子局2から
要求信号を受信したセクタアンテナT0〜T11に切り
替えさせてデータ通信を要求する許可信号をいずれかの
許可信号スロットG1〜G4を介して送信するととも
に、当該許可信号を送信した許可信号スロット番号に対
応した番号のデータ信号スロットDS1〜DS3、DL
4を介して当該子局2宛のデータ信号を送信することを
行う。
【0045】後述するように子局2では親局1からデー
タ信号を受信すると上記した許可信号を受信した許可信
号スロット番号に対応した番号の受信確認信号スロット
A1〜A4を介して受信確認信号を送信することが行わ
れ、一方、親局1のCPU30では、こうした番号の受
信確認信号スロットA1〜A4において、通信に用いる
アンテナをデータ信号を送信したセクタアンテナT0〜
T11に切り替えさせて子局2から送信される受信確認
信号を受信待機及び受信することを行う。なお、図9に
は、このようなデータ通信において親局1と子局2との
間で行われる通信処理の手順の一例を概念的に示してあ
る。
【0046】本例では、上記のようにしてCPU30が
通信に用いるセクタアンテナT0〜T11を切り替えさ
せて上記した許可信号の送信処理や子局2から送信され
る受信確認信号の受信待機を行うことにより、子局から
要求信号(応答信号)を受信したアンテナを用いてデー
タ通信を要求する許可信号を送信するとともにデータ信
号を送信することや、当該データ信号を送信した後に通
信に用いるアンテナを所定の確認タイミングで当該デー
タ信号を送信したアンテナに切り替えさせることを行っ
ている。ここで、本例では、CPU30がデータ信号を
送信した後に受信確認信号スロットA1〜A4において
通信に用いるアンテナを当該データ信号を送信したセク
タアンテナT0〜T11に切り替えさせるタイミングが
上記した所定の確認タイミングである。
【0047】また、上記したように本例の通信フレーム
中には、データ長が異なる複数のデータ信号スロットD
S1〜DS3、DL4が設けられており、本例の親局1
では、CPU30が送信対象のデータの長さを検出し
て、検出した長さに応じて当該データの送信に用いるデ
ータ信号スロットDS1〜DS3、DL4を切り替える
ことを行う。すなわち、本例のCPU30では、例えば
バックボーンネットワーク3を介して受信したデータの
長さ(例えば、イーサネットフレームの長さ)や、子局
2から要求信号等により通知された当該子局2からの送
信を要求するデータの長さに応じて、実用上で可能な範
囲で、比較的短いデータについては短いデータ長を有す
るデータ信号スロットDS1〜DS3を割り当ててデー
タ通信を行う一方、比較的長いデータについては長いデ
ータ長を有するデータ信号スロットDL4を割り当てて
データ通信を行う。
【0048】本例では、上記のようにして、CPU30
が送信対象のデータの長さに応じて当該データの送信に
用いるデータ信号スロットDS1〜DS3、DL4を切
り替えることを行っている。なお、データ信号スロット
のデータ長やその種類の数は任意であり、例えば3種類
以上のデータ長を有するデータ信号スロットを通信フレ
ーム中に設けて、これら3種類以上のデータ信号スロッ
トを切り替えてデータ通信を行う構成が用いられてもよ
い。また、上記のようなデータ信号スロットの切替処理
を例えば親局1から子局2へのデータ通信のみ或いは子
局2から親局1へのデータ通信のみに用いることもでき
る。また、上記のようなデータ信号スロットの切替処理
を行う構成は必ずしも用いられなくともよく、例えばデ
ータ長が等しいデータ信号スロットのみが通信フレーム
中に設けられてもよい。
【0049】以上の構成により、本例の親局1では、指
向性を有した複数のセクタアンテナT0〜T11を切り
替えて、サービスエリア内に存在する複数の子局2に対
して報知信号を無線により送信することを行い、これに
より、これらの子局2との間で要求信号や許可信号やデ
ータ信号や受信確認信号を送受信してデータ通信を行
う。なお、本例の親局1と子局2との間では上記した通
信フレームによりTDD無線通信が行われている。ま
た、親局1では、バックボーンネットワーク3を介して
データ等を送受信することも行う。
【0050】ここで、以上では、親局1とそれぞれの子
局2との間で個別に許可信号やデータ信号を通信する場
合の態様を示したが、本例の親局1では、例えば複数の
子局2に対して同一のデータを送信する場合に、当該デ
ータ信号等の送信を各セクタアンテナT0〜T11の配
下領域毎に効率よく行うこともできる。
【0051】なお、本例では、このようなデータ送信処
理(データ報知処理)は、上記したように制御部15の
CPU30が制御プログラムを実行することにより制御
されて行われ、本例では、このようなCPU30の制御
処理等により、各アンテナの配下領域毎に子局に対して
データ信号を送信する旨を通知する許可信号を送信し
て、当該データ信号を送信するデータ報知手段が構成さ
れる。
【0052】具体的には、本例の親局1では、各セクタ
アンテナT0〜T11の配下領域毎に当該配下領域に存
在する全ての子局2に対して共通の許可信号(共通許可
信号)を送信することで当該全ての子局2に対して共通
のデータ信号(共通データ信号)を送信する旨を通知す
ることを行った後に、当該全ての子局2に対して当該共
通データ信号を送信することにより、当該全ての子局2
に対して同一のデータを送信(報知)することを行う。
【0053】ここで、親局1から複数の子局2に対して
送信される同一のデータとしては、例えばイーサネット
フレームのブロードキャストデータや、全ての子局2に
対する一斉指示のデータや、全ての子局2に対してプロ
グラムやパラメータをダウンロードさせるためのデータ
等といったものがあり、それぞれ、各セクタアンテナT
0〜T11の配下領域毎に存在する子局2に対して共通
の情報を報知することや、共通の動作指示を与えること
や、共通のプログラム等をダウンロードさせること等が
できる。
【0054】また、本例では、上記した共通許可信号や
共通データ信号を送信するためのスロットとして、例え
ば親局1が各子局2と個別にデータ通信を行う場合に用
いる許可信号スロットG1〜G4やデータ信号スロット
DS1〜DS3、DL4の全て或いは一部を共用してい
るが、例えば共通許可信号や共通データ信号には全ての
子局2に対するものであることを示す識別子を付すこと
により、これら共通許可信号や共通データ信号と各子局
2に対して個別に送信される許可信号やデータ信号とが
子局2により識別可能な構成となっている。
【0055】なお、必ずしもこのような構成が用いられ
なくともよく、例えば他の構成として、複数の許可信号
スロットG1〜G4やデータ信号スロットDS1〜DS
3、DL4の内の特定の許可信号スロットや特定のデー
タ信号スロットを常に或いは所定の周期等で共通許可信
号等を送信するためのスロットとして割り当てる構成を
用いることもでき、また、各セクタアンテナT0〜T1
1毎に順次送信される複数の通信フレームの内の一部を
所定の周期等で共通許可信号等を送信するための通信フ
レームとして割り当てる構成を用いることもできる。
【0056】図10には、本例の親局1により行われる
上記したデータ報知処理の手順の一例を示してある。す
なわち、親局1では、例えば所定の周期毎等に共通デー
タ信号を子局2に対して送信する要求が発生したか否か
を判定し(ステップS1)、このような要求が発生して
いない場合には例えば各子局2との間で個別にデータ通
信を行う処理を実行する一方(ステップS8)、当該要
求が発生した場合には、まず、例えばこれから通信する
通信フレーム中の許可信号スロットG4及びデータ信号
スロットDL4の送信セクタ番号を“0”(本例ではセ
クタアンテナT0と対応した番号)に設定する(ステッ
プS2)。
【0057】上記の設定を行うとともに、親局1では、
上記した許可信号スロットG4により送信する共通許可
信号(例えば全ての子局2に対する報知データ用の許可
情報を含んだ信号)を生成するとともに(ステップS
3)、上記したデータ信号スロットDL4により送信す
る共通データ信号(例えば上記した報知データを含んだ
信号)を生成する(ステップS4)。そして、親局1で
は、生成した共通許可信号を上記した許可信号スロット
GL4によりセクタアンテナT0を用いて送信するとと
もに生成した共通データ信号を上記したデータ信号スロ
ットDL4によりセクタアンテナT0を用いて送信する
(ステップS5)。これにより、セクタアンテナT0の
配下領域に存在する全ての子局2により当該共通データ
信号が受信されて処理される。
【0058】次に、親局1では、送信セクタ番号(現在
の状態では“0”)に1を加え(ステップS6)、これ
により得られた送信セクタ番号“1”(本例ではセクタ
アンテナT1と対応した番号)についても上記と同様に
して、共通許可信号や共通データ信号をセクタアンテナ
T1を用いて送信等する(ステップS3〜ステップS
6)。また、親局1では、残りの各セクタアンテナT2
〜T11(本例では送信セクタ番号“2”〜“11”)
についても同様な処理を順次実行し(ステップS3〜S
6)、全てのセクタアンテナT0〜T11についてのデ
ータ報知処理を実行する(ステップS7)。
【0059】以上のように、本例の親局1では、例えば
各セクタアンテナT0〜T11の配下領域毎に共通許可
信号及び共通データ信号を送信する処理を全てのセクタ
アンテナT0〜T11について順次実行することによ
り、当該全てのセクタアンテナT0〜T11の配下領域
に存在する全ての子局2に対して同一のデータを報知す
ることができる。
【0060】また、本例の親局1では、例えば或るデー
タを特定のセクタアンテナT0〜T11の配下領域に存
在する子局2のみへ送信することも可能であり、具体的
には、特定のセクタアンテナT0〜T11のみを用いて
共通許可信号や共通データ信号を送信すればよい。ま
た、本例の親局1では、例えば各セクタアンテナT0〜
T11の配下領域毎に異なるデータを送信することもで
き、これにより、例えば各配下領域に存在する子局2に
対して各配下領域毎に異なる動作指示等を送信すること
も可能である。
【0061】図11には、子局2の構成例を示してあ
り、この子局2には、アンテナを備えたアンテナ部41
と、ベースバンド信号の処理等を行うベースバンド処理
部(BB部)42と、ベースバンド信号の変復調等を行
うIF部43と、信号の送受信の切替等を行うRF部4
4と、これら各処理部41〜44を制御等する制御部4
5とが備えられている。ここで、BB部42に備えられ
た各処理部52〜54や、IF部43に備えられた各処
理部55、56や、RF部44に備えられた各処理部5
7〜59の構成や動作については、上記した親局1に備
えられた各処理部22〜29の場合と同様であり、これ
らの説明は省略する。
【0062】本例の子局2では、アンテナ部41に、6
個のセクタアンテナを設けたセクタアンテナ部Nと、こ
れらのセクタアンテナを切り替えるスイッチ部51とが
備えられている。本例では、後述する制御部45により
スイッチ部51が制御されて、例えば子局2が起動され
た際に6個のセクタアンテナの中から最も受信感度のよ
いアンテナが選択されて切り替えられるが、以降におい
て例えば親局1との間でデータ通信が行われている最中
等にはセクタアンテナの切替が行われないものとして説
明する。
【0063】子局2の制御部45には、各種の演算処理
等を行うCPU60と、CPU60の作業用等に用いら
れるRAM61と、制御プログラム等を格納したROM
(例えば、フラッシュROM)62と、BB部42との
間でデータ信号等の送受を行うFIFO部63と、デー
タ処理装置P1〜P3との間でデータ等の送受を行うP
Cカードインタフェース部64とが備えられている。こ
こで、FIFO部63は上記したBB部42の通信制御
部52と接続されており、PCカードインタフェース部
64はデータ処理装置P1〜P3と接続されている。C
PU60は、例えばROM62に格納された制御プログ
ラムをRAM61に展開して実行することにより、上記
した各処理部41〜44を統括制御し、また、各種の処
理を実行することを行う。
【0064】本例では、こうしたCPU60等により、
例えば報知信号や許可信号や受信確認信号をアンテナ部
41により親局1から無線受信する処理や、要求信号や
受信確認信号をアンテナ部41により親局1に対して無
線送信する処理や、PCカードインタフェース部64を
介してデータ処理装置P1〜P3から受信したデータを
データ信号としてアンテナ部41から親局1に対して無
線送信する処理や、アンテナ部41によりデータ信号と
して親局1から無線受信したデータをPCカードインタ
フェース部64を介してデータ処理装置P1〜P3へ送
信する処理等を行う。
【0065】例えば子局2により親局1から送信された
報知信号が受信されると、当該子局2の制御部45で
は、例えば親局1に対して送信するデータが存在する場
合にはCPU60がデータ通信を要求する要求信号を親
局1に対して無線送信することを行う。なお、送信対象
のデータが存在しない場合には、CPU60では例えば
自己(子局2)の存在を通知する要求信号を親局1に対
して送信することや、全く要求信号を送信しないことが
実行される。
【0066】上記のような要求信号の送信処理は通信フ
レーム中の要求信号スロットR1〜R12を用いて行わ
れ、子局2のCPU60では、自己(子局2)との間で
通信可能な親局1のセクタアンテナT0〜T11が切り
替えられて通信に用いられるタイミングに同期して、上
記した要求信号を送信することを行う。
【0067】すなわち、具体的には、上記した図3に示
すように、例えば現時点で通信されている通信フレーム
より2つ前の通信フレームで報知信号を受信した子局4
aでは現時点の通信フレーム中で10番目の要求信号ス
ロットR10を用いて要求信号を送信し、また、例えば
現時点で通信されている通信フレームより1つ前の通信
フレームで報知信号を受信した子局4bでは現時点の通
信フレーム中で11番目の要求信号スロットR11を用
いて要求信号を送信し、また、例えば現時点で通信され
ている通信フレームで報知信号を受信した子局4cでは
現時点の通信フレーム中で12番目の要求信号スロット
R12を用いて要求信号を送信する。また、他の通信フ
レームで報知信号を受信した子局についても同様であ
る。
【0068】なお、本例では、このように子局2が親局
1に対して要求信号を送信するために用いる要求信号ス
ロットR1〜R12の番号の指定等は予め各子局2の制
御部45等に設定されており、一例として、上記図7に
示した受信セクタローテーションテーブルQ3と同様に
親局1でのセクタアンテナT0〜T11の切替順序を記
憶したテーブルを子局2の制御部45に格納して、CP
U60が当該テーブルを参照して通信に用いる要求信号
スロットR1〜R12を判定する構成を用いることもで
きる。本例では、子局2のCPU60が上記のようにし
て親局1に対して要求信号を送信することにより、親局
から報知信号を受信した後に前記サーチタイミングに同
期して要求信号(応答信号)を送信することを行ってい
る。
【0069】また、例えば子局2により親局1から送信
されたデータ通信を許可する許可信号が受信されると、
当該子局2の制御部45では、CPU60が当該許可信
号を受信した許可信号スロット番号に対応した番号のデ
ータ信号スロットDS1〜DS3、DLを用いてデータ
信号を親局1に対して送信することを行い、また、当該
許可信号スロット番号に対応した番号の受信確認信号ス
ロットA1〜A4を介して当該データ信号に対して親局
1から送信された受信確認信号を受信することを行う。
なお、本例では、このように子局2がデータ通信に用い
るスロットの番号の指定等は予め各子局2の制御部45
等に設定されている。本例では、子局2のCPU60が
上記のようにして親局1に対してデータ信号を送信する
ことにより、親局から許可信号を受信した後に前記デー
タ受信タイミングに同期してデータ信号を送信すること
を行っている。
【0070】また、例えば子局2により親局1から送信
されたデータ通信を要求する許可信号及びデータ信号が
受信されると、当該子局2の制御部45では、CPU6
0が当該許可信号を受信した許可信号スロット番号に対
応した番号の受信確認信号スロットA1〜A4を用いて
親局1に対して受信確認信号を送信することを行う。な
お、上記のように本例では、このように子局2がデータ
通信に用いるスロットの番号の指定等は予め各子局2の
制御部45等に設定されている。本例では、子局2のC
PU60が上記のようにして親局1に対して受信確認信
号を送信することにより、親局からデータ信号を受信し
た後に前記確認タイミングに同期してデータの受信確認
信号を送信することを行っている。
【0071】このような構成により、本例の子局2で
は、親局1から報知信号を受信した場合に親局1に対し
て要求信号を無線により送信することにより、親局1と
の間で許可信号やデータ信号や受信確認信号を送受信し
てデータ通信を行う。また、子局2では、接続されたデ
ータ処理装置P1〜P3との間でデータ等を送受信する
ことも行う。また、上記したように本例の親局1からは
複数の子局2に対して共通の許可信号や共通のデータ信
号が送信される場合もあり、本例の子局2ではこのよう
な共通許可信号や共通データ信号を受信することも行
う。
【0072】以上のように、本例の無線データ通信シス
テムでは、親局1が通信に用いるセクタアンテナT0〜
T11を切り替えるタイミングと、子局2が親局1に対
して要求信号やデータ信号や受信確認信号を送信するタ
イミングとが同期しているため、親局1では子局2から
送信される各信号を受信するためのセクタアンテナT0
〜T11を効率よく適切に切り替えることができ、これ
により、例えば親局1により子局2からの要求信号等を
正確に受信することができない衝突が生じてしまう確率
を低くして、データスループットの向上やデータ通信に
おける遅延時間の短縮等を実現することができる。
【0073】また、本例の無線データ通信システムで
は、親局1と子局2との間でデータ通信を行うための許
可信号スロットG1〜G4とデータ信号スロットDS1
〜DS3、DL4と受信確認信号スロットA1〜A4と
が例えば予め対応付けられているため、データ通信に際
して当該データ通信(例えばデータ信号や受信確認信号
の通信)に用いるスロット位置の情報を親局1から子局
2に対して必ずしも許可信号に含めて通知する必要がな
いといったことから、こうしたスロット位置を通知する
ための制御情報の通信を省略して、スループットを向上
させることができる。
【0074】なお、必ずしもこのような構成が用いられ
なくともよく、例えば親局1が子局2とのデータ通信に
用いるスロット位置の情報を許可信号に含めて当該子局
2に対して送信し、当該子局2が当該許可信号に基づい
て親局1とのデータ通信に用いるスロット位置を把握す
るといった構成が用いられてもよい。また、共通データ
信号の通信についても同様にどのような構成が用いられ
てもよい。
【0075】また、本例の無線データ通信システムで
は、通信フレーム中にデータ長が異なる複数のデータ信
号スロットDS1〜DS3、DL4が設けられて、親局
1により送信対象のデータの長さに応じて当該データの
送信に用いるデータ信号スロットDS1〜DS3、DL
4を切り替えることが行われるため、例えば比較的短い
データが長いデータ長を有したスロットを用いて送信さ
れてしまって当該スロット中に多くの空きが発生してし
まうといった無駄な通信を低減させて、無線資源を効率
よく活用することができる。
【0076】また、本例の無線データ通信システムで
は、バックボーンネットワーク3に接続される親局1
と、データ処理装置P1〜P3に接続される複数の子局
2とを備え、親局1が指向性を有した複数のアンテナ
(本例ではセクタアンテナT0〜T11)を順次切替え
て各アンテナの配下領域に存在する子局2との間でデー
タ信号を無線通信する構成において、親局1には各アン
テナの配下領域毎に子局2に対してデータ信号(本例で
は共通データ信号)を送信する旨を通知する許可信号
(本例では共通許可信号)を送信して、当該データ信号
を送信するデータ報知手段を備えるようにしたため、本
例の親局1では、例えば各アンテナの配下領域毎に存在
する子局2に対して1回の許可信号及びデータ信号を送
信するのみで当該配下領域に存在する全ての子局2に対
して同一のデータを送信すること等が可能であり、これ
により、データ通信の効率化を図り、システム全体のス
ループットを向上させること等を実現することができ
る。
【0077】以上のように、本例の無線データ通信シス
テムでは、例えば準ミリ波等といった高周波数帯域の無
線信号により親局1と複数の子局2との間でデータ通信
を行う場合であっても、例えば高速で大容量の当該デー
タ通信を効率よく行うことができる。例えば親局1で
は、準ミリ波等を送受信する指向性を有した複数のアン
テナを効率よく切り替えて複数の子局2とデータ通信を
行うことにより、当該データ通信の品質を確保しつつ多
くの子局2を収容すること等を実現することができる。
【0078】ここで、上記実施例の図1では、システム
に備えられた子局として3つの子局2a〜2cを示した
が、システムに備えられる子局の数としては、複数であ
れば任意であってよい。また、親局や子局の構成として
は、必ずしも上記図2や図11に示したものに限られ
ず、種々な構成が用いられてもよい。
【0079】例えば親局に備えられる指向性を有したア
ンテナの数としては、複数であれば任意であってよく、
また、こうしたアンテナとしても種々なアンテナが用い
られてよい。また、例えば上記実施例で示した親局や子
局では、CPUやメモリ等を備えたハードウェア資源に
おいて、CPUが制御プログラムを実行することによ
り、上記したデータ通信に係る各種の処理を制御する構
成としたが、本発明では、当該処理を実行するための各
機能手段を独立したハードウェア回路として構成しても
よい。
【0080】また、親局と子局との間での通信に用いら
れる通信フレームの構成としては必ずしも上記実施例で
示した構成に限られず、種々な構成が用いられてもよ
い。例えば1つの通信フレーム中に設けられる許可信号
スロットやデータ信号スロットや受信確認信号スロット
等といった各スロットの数としては必ずしも上記実施例
で示したものでなくともよく、他の構成が用いられても
よい。
【0081】また、例えば親局が報知信号を送信するた
めに通信フレーム毎に複数のアンテナを切り替える順序
や、親局が要求信号を受信するために各要求信号スロッ
ト毎に複数のアンテナを切り替える順序についても必ず
しも上記実施例で示した態様ばかりでなく、他の順序が
用いられてもよい。また、例えば許可信号スロットとデ
ータ信号スロットと受信確認信号スロットとの対応付け
の態様としても、必ずしも上記実施例で示した態様ばか
りでなく、他の対応付けの態様が用いられてもよい。
【0082】また、親局が複数のアンテナを切り替える
タイミングと子局が要求信号等を送信するタイミングと
は、上記実施例で示したように同期していれば特に限定
はなく、例えば上記したサーチタイミングやデータ受信
タイミングや確認タイミングとしては、システムの使用
状況等に応じて任意に設定されてもよい。また、上記実
施例では、本発明の無線データ通信システムを無線LA
Nシステムに適用した場合を示したが、本発明は、例え
ば公衆無線アクセスサービスにおけるシステム等といっ
た種々なシステムに適用されてもよい。また、例えば通
信方式としても種々なものが用いられてもよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る無線
データ通信システムによると、バックボーンネットワー
クに接続される親局と、データ処理装置に接続される複
数の子局とを備え、親局が指向性を有した複数のアンテ
ナを順次切替えて各アンテナの配下領域に存在する子局
との間でデータ信号を無線通信するに際して、親局では
各アンテナの配下領域毎に子局に対してデータ信号を送
信する旨を通知する許可信号を送信して、当該データ信
号を送信することができるようにしたため、例えば全て
の子局に対して同一のデータを送信する場合にデータ通
信の効率化を図ることができ、また、例えば特定のアン
テナの配下領域のみに対してデータを送信するといった
態様や、各アンテナの配下領域毎に異なるデータを送信
するといった態様でデータ通信を行うことを実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る無線データ通信システ
ムの構成例を示す図である。
【図2】親局の構成例を示す図である。
【図3】親局に備えられた複数のセクタアンテナやそれ
らの通信可能領域を概念的に示す図である。
【図4】通信フレームの構成例を示す図である。
【図5】スキャンパターンテーブルの一例を示す図であ
る。
【図6】親局のセクタアンテナ数とスキャンパターンテ
ーブル参照範囲との対応の一例を示す図である。
【図7】受信セクタローテーションテーブルの一例を示
す図である。
【図8】親局と子局との間でのデータ通信の処理手順の
一例を概念的に示す図である。
【図9】親局と子局との間でのデータ通信の処理手順の
一例を概念的に示す図である。
【図10】親局により行われるデータ報知処理の手順の
一例を示す図である。
【図11】子局の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1・・親局、 2a〜2c、4a〜4c・・子局、3・
・バックボーンネットワーク、 P1〜P3・・データ
処理装置、F1〜F3・・PCカードスロットインタフ
ェース、11・・アンテナ部、 15、45・・制御
部、 T・・セクタアンテナ部、21・・スイッチ部、
T0〜T11・・セクタアンテナ、30、60・・C
PU、 31、61・・RAM、 32、62・・RO
M、34・・LANインタフェース部、 64・・PC
カードインタフェース部、B・・報知信号スロット、
A1〜A4・・受信確認信号スロット、R1〜R12・
・要求信号スロット、 G1〜G4・・許可信号スロッ
ト、DS1〜DS3、DL4・・データ信号スロット、
Q1・・スキャンパターンテーブル、Q3・・受信セク
タローテーションテーブル、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックボーンネットワークに接続される
    親局と、データ処理装置に接続される複数の子局とを備
    え、親局が指向性を有した複数のアンテナを順次切替え
    て各アンテナの配下領域に存在する子局との間でデータ
    信号を無線通信する無線データ通信システムにおいて、 親局には、各アンテナの配下領域毎に子局に対してデー
    タ信号を送信する旨を通知する許可信号を送信して、当
    該データ信号を送信するデータ報知手段を備えたことを
    特徴とする無線データ通信システム。
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