JP2001285181A - 移動局とその消費電流低減方法 - Google Patents

移動局とその消費電流低減方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 待ち受け時に間欠受信を行っているFDMA
方式デジタル移動通信システムのマルチプロセッサ制御
の移動局では、間欠受信時に自局へのページングがある
かどうかのデータはレイヤ2情報であるので、レイヤ1
を処理するプロセッサとともに、レイヤ2以上の処理を
行うプロセッサも起動させておく必要があり、移動局の
平均電流消費量が大きくなっていた。 【解決手段】 レイヤ1を処理するプロセッサに、レイ
ヤ2データの一部のビット処理機能を付加し、レイヤ1
を処理するプロセッサで自局へのページングがあるかど
うかを判定し、自局へのページングがないときはレイヤ
2を処理するプロセッサを起動しないことで移動局の平
均電流消費量を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局と移動局か
らなるFDMA方式デジタル移動通信システムの、マル
チプロセッサ制御の移動局とその消費電流低減方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】FDMA方式デジタル移動通信システム
である狭帯域デジタル通信方式(SCPC/FDMA)
標準規格、ARIB STD−T61における、従来の
移動局の間欠受信について説明する。図4はシステム構
成図で、本システムは、無線基地局(以下基地局と称
す)と複数の移動局から構成される。図4には一つの基
地局41と2台の移動局42、43が示されている。基
地局41からは情報報知・呼接続等のために、常時、制
御チャネルで各種の制御信号が送出されていて、移動局
41、42はこの制御チャネルで呼接続を行っている。
待ち受け時には常時受信機を動作させるのでなく、移動
局へ着信信号を送出する一斉呼出チャネル(PCH)が
送出されている時間帯だけ受信動作を行う間欠受信をお
こなっている。制御チャネルの信号構造はOSIモデル
に準拠した階層構造で、物理層、データリンク層、ネッ
トワーク層からなる。以後これらを、レイヤ1、レイヤ
2、レイヤ3と呼ぶ。
【0003】図3に移動局装置(受信処理部)のハード
ウェア構成例を示す。RF受信部31で無線信号を受信
し、A/D変換部32でデジタル信号にし、線形受信機
であるDSP(デジタル信号処理装置)33で復調す
る。復調された信号は、レイヤ1の処理を行うDSP3
4で復号され、デュアルポートラムであるDPRAM3
5を介して、レイヤ2、3の処理を行うMPU36に渡
される。DSP34は、MPU36、DSP34、DS
P33の間欠受信間隔を設定する起動/停止タイマ37
に値を設定する。MPU36は受信データを解析し、間
欠受信の指示等を行う。起動/停止制御回路38は、タ
イマ37に設定された値に従い、MPU36、DSP3
4、DSP33の起動および動作停止を行う。またRO
M39には、移動局を識別する移動局識別子(MSI)
等、移動局に必要な情報が格納されていて、MPU36
は必要に応じてこれを読みだす。
【0004】図5に基地局下り制御チャネルの構成と一
斉呼出しチャネル(PCH)の配置例を示す。無線チャ
ネルのフレーム長は40msで、フレーム長の18倍を
単位としてスーパーフレームを構成する。制御チャネル
はスーパーフレーム構造をとり、スーパーフレーム内の
定められた位置に、報知チャネル(BCCH)、一斉呼
出チャネル(PCH)等が配置される。図ではフレーム
16にPCHが配置されている。移動局は基地局への位
置登録後、PCHを受信し、PCHに自移動局を呼出し
ている移動局識別子(MSI)が送出されていると着呼
処理に入る。そのため移動局は、待ち受け時にはPCH
のみを間欠的に受信している。この間欠受信により、移
動局は待ち受け時の消費電流の低減を図っている。
【0005】図2に従来技術における間欠受信処理ブロ
ック図を示す。図2では、図3のDSP34をプロセッ
サ1とし、MPU36をプロセッサ2として説明する。
待ち受け時にPCHを受信した移動局は、受信データ復
調処理部20(DSP33に相当)でPCHの受信デー
タを復調し、レイヤ1処理を行うプロセッサ1(DSP
34に相当)のデータ復号処理部21でデータを復号す
る。復号されたデータは、データレイヤ2、3処理を行
うプロセッサ2(MPU36に相当)に送られ、プロセ
ッサ2のデータ解析部23でデータ解析され、移動局の
受信処理が、連続受信か間欠受信かを判定し、結果を連
続受信/間欠受信指示部24でプロセッサ1に通知す
る。間欠受信の場合、プロセッサ1は、プロセッサ1、
2および受信データ復調処理部20の停止時間間隔を算
出し、タイマ37に設定する。起動/停止制御回路38
は、このタイマ設定値に従い、プロセッサ1、2、受信
データ変調部20を停止、起動する。連続受信の場合
は、プロセッサ1、2、受信データ変調部20の動作を
停止させずに、受信を継続させることになる。
【0006】図9に従来技術におけるプロセッサ1、2
の消費電流の時間変化例を示す。移動局は、図5のスー
パーフレーム内のフレーム16のPCHのみを受信して
いる。下り制御CHにあるPCHの位置を図9(a)に
示す。斜線部がPCHであり、図では最初の二つが他局
への一斉呼出(ページング)で三番目が自局へのページ
ングの場合を示している。図9(b)はプロセッサ1の
消費電流である。図2、図3に示すタイマ37に設定さ
れた値に従い、起動/停止制御回路38が、PCHが送
出される間隔で一定時間プロセッサ1を動作させてい
る。同様にプロセッサ2の消費電流を図9(c)に示
す。プロセッサ2もプロセッサ1と同じ周期で動作して
いる。すなわち、他局へのページングであっても、自局
へのページングであってもプロセッサ1とプロセッサ2
は動作させている。従来技術におけるプロセッサ1、2
の消費電流の詳細な時間変化例を図10に示す。図10
(a)は、下り制御チャネルのPCHの位置を拡大して
示している。図10(b)は、プロセッサ1の消費電流
で、時間エリア91、92、93の間だけ電流を消費し
ている。時間エリア91はPCHデータを復号している
時間で、PCHのフレーム時間に対応している。プロセ
ッサ1は、時間エリア91でPCHデータを復号する
と、プロセッサ2を起動し、復号データを受け渡す。図
10(c)がプロセッサ2の消費電流で、時間エリア9
4と95の時間、動作している。プロセッサ2は時間エ
リア94でプロセッサ1から受信した復号データを解析
し、継続受信か間欠受信かを判定し、間欠受信であれ
ば、プロセッサ1に間欠受信を指示する。その指示を受
け取るとプロセッサ1は、時間エリア93でプロセッサ
1、2などの起動/停止間隔をタイマに設定し、動作を
停止する。時間エリア92はプロセッサ1でデータ復号
以外のレイヤ1処理を行っている時間で、時間エリア9
5はプロセッサ2が受信データ解析以外のレイヤ2、3
の処理を行う時間である。
【0007】図20に従来技術におけるプロセッサ1の
間欠受信処理フローを示す。プロセッサ1は、受信デー
タ復調部21から受信したPCHのデータを復号し(S
TEP120)、復号したデータをプロセッサ2に送出
し(STEP121)、プロセッサ2からの連続受信を
行うか、間欠受信を行うかの指示を待つ(STEP12
2)。受信した結果が連続受信であれば(STEP12
2でNO)、受信データ復号処理を継続し(STEP1
23)、プロセッサ2からの指示を待つ(STEP12
2)。もし間欠受信であったら(STEP122でYE
S)、プロセッサ1、2、受信データ復調部21の起動
/停止タイマに値を設定し(STEP124)動作を停
止する。これにより移動局は間欠受信状態に移行する。
【0008】以上詳細に説明したように、移動局が間欠
受信時に受信するPCHデータの情報はレイヤ2以上の
情報であるので、マルチプロセッサ方式の場合、通常プ
ロセッサ2がこのデータを解析する。そのため、PCH
受信毎にプロセッサ2も起動する必要がある。また間欠
動作への移行のための停止処理もプロセッサ2のデータ
解析を待たねばならないため、従来方式の移動局はプロ
セッサ1、2ともに動作している時間が長かった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、待ち受け
時の間欠受信において、プロセッサ1とプロセッサ2の
両方を動作させねばならないことは、移動局の平均消費
電流の減少を図る上で問題であった。
【0010】本発明の目的は、マルチプロセッサ制御の
FDMA方式の移動通信システムにおいて、通常プロセ
ッサ2で行っている連続受信/間欠受信の判定をプロセ
ッサ1で行い、プロセッサ2の平均消費電流を低減させ
るようにした移動局とその消費電流低減方法を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、待ち受け時に間欠受信を行うFDMA方
式デジタル移動通信システムの、レイヤ1のデータを処
理するプロセッサ1と、レイヤ2及びレイヤ3のデータ
処理を行うプロセッサ2をもち、マルチプロセッサ制御
で動作している移動局において、前記プロセッサ1に、
受信復調データを復号するデータ復号手段と、間欠受信
時に前記データ復号手段により復号されたレイヤ2以上
のデータのビット解析を行い、受信アドレスフィールド
に短縮移動局識別子があるか、あるいは移動局識別子が
あってかつその識別子が時移動局の移動局識別子と一致
したとき、かつそのときのみプロセッサ2の起動が必要
と判定してプロセッサ2を起動する起動手段と、間欠受
信のためのプロセッサ1およびプロセッサ2の停止時間
間隔を算出してタイマに設定するタイマ設定手段と、を
設けたことを特徴とする移動局を提供する。
【0012】また、本発明は、待ち受け時に間欠受信を
行うFDMA方式デジタル移動通信システムの、レイヤ
1のデータを処理するプロセッサ1と、レイヤ2及びレ
イヤ3のデータ処理を行うプロセッサ2をもち、マルチ
プロセッサ制御で動作している移動局の消費電流低減方
法において、間欠受信時に、前記プロセッサ1で、レイ
ヤ2以上のデータをビット解析し、ビット解析した受信
アドレスフィールドに短縮移動局識別子があるか、ある
いは移動局識別子があってその識別子が自移動局の移動
局識別子と一致したとき、かつそのときのみプロセッサ
2を起動するようにしたことを特徴とする移動局の消費
電流低減方法を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。図1は、本発明の移動局の構成例を示すブ
ロック図で、デジタル信号処理プロセッサで構成されて
いる受信データ復調部10は、変調されている受信デー
タを復調する。この受信データはレイヤ1を処理するプ
ロセッサ1に渡される。プロセッサ1には、レイヤ1の
データを複号するデータ複合部11、レイヤ2、3の処
理を行うプロセッサ2の起動判定を行うプロセッサ2起
動判定部12、各プロセッサの間欠受信の間隔を設定す
る起動/停止タイマ設定部13がある。レイヤ2、3の
処理を行うプロセッサ2には、レイヤ2以上のデータ解
析を行うデータ解析部14、解析されたデータにもとず
き連続受信を行うか間欠受信を行うかを判定し、プロセ
ッサ1に指示する連続受信/間欠受信指示部15があ
る。またタイマ16には、間欠受信時の各プロセッサの
停止時間間隔が設定され、この値にもとづき起動/停止
制御回路17がプロセッサ1、2と受信データ復調部1
0の起動および動作停止を制御する。
【0014】つぎに、狭帯域デジタル通信方式(SCP
C/FDMA)、ARIB STD−T61に規定され
ているPCHのデータ構成について詳細に説明する。図
11にPCHのチャネルコーディングを示す。無線区間
1フレームは384ビットで、30ビットのリニアライ
ザ用プリアンブル(LP)及びバースト過度応答用ガー
ドタイム(R)、2ビットのプリアンブル(P)、96
ビットの一斉呼出チャネル(PCH)、56ビットの無
線情報チャネル(RICH)、20ビットの同期ワード
(SW)、4ビットのアイドルビット(I)、176ビ
ットのPCHで構成されている。PCHデータ部は96
+176=272ビットである。これにデスクランブ
ル、デインタリーブ、誤り訂正復号を施し、PCHデー
タとして信号構成情報のW(8ビット)およびレイヤ2
以上の情報(88ビット)が得られる。図12に1フレ
ームで伝送されるPCHデータの構成を示す。1オクテ
ットのW(信号構成情報)と11オクテットのレイヤ2
以上の情報により構成されている。Wの第0から第5ビ
ットまでがW0で、第6ビットがF2,第7ビットがF
1である。F1が0ならこのユニットは非先頭ユニット
で、1なら先頭ユニットを示す。F2が0ならこのユニ
ットは非最終ユニットで、1なら最終ユニットを示す。
W0はF2=1なら有効バイト数を示し、F2=0の場
合は残りユニット数を示す。
【0015】図13にレイヤ2データフレームフォーマ
ットを示す。レイヤ2データフレームは、アドレスフィ
ールド、制御フィールド、情報からなり、複数オクテッ
トで構成される。図14にアドレスフィールドフォーマ
ットを示す。第1オクテットの第4、5ビットはAI
(ID表示フィールド)であり、第2オクテット以降は
SMSI(短縮移動局識別子)およびMSI(移動局識
別子)である。図15にID表示フィールド(AI)の
内容を示す。AIの値により、アドレスフィールドに含
まれるMSIおよびSMSIを識別する。例えば図15
に示すようにAIが“00”ならSMSIもMSIもと
もに無く、“01”ならMSIのみがあることを示す。
図16にSMSI、図17にMSIのフォーマットを示
す。SMSIは基地局によって選択され、一時的に移動
局に割り当てられる識別子で1オクテットの固定長であ
る。MSIは移動局固有の固定されたアドレスである。
MSIの長さは可変で、EA(アドレスフィールド拡張
ビット)により判断する。EAが“0”なら非最終オク
テットで、“1”なら最終オクテットである。MSIの
最大ビット長は64ビットで10オクテットで構成され
る。
【0016】つぎに、本発明の間欠処理の動作を図1と
図19に示すプロセッサ1の間欠受信処理フローにもと
づき詳細に説明する。受信データ復調部10からの受信
データをデータ復号部11で復号すると(STEP10
1)、プロセッサ2起動判定部12は、プロセッサ2の
起動が必要かを判定する。これにはまず、図12のPC
Hデータの第1オクテットの第7ビット(F1)を見て
先頭ユニットであるかを判定する(STEP102)。
もしF1が“1”で先頭ユニットであれば(STEP1
02でYES)、つぎにSMSIがあるかを見る(ST
EP103)。これは図12の第2オクテットを見るこ
とで行える。すなわち図12の第2オクテットは、図1
3のレイヤ2データフレームフォーマットの第1オクテ
ットであり、図14の第1オクテットである。図14の
第1オクテットの第4、5ビット(AI)を用いてSM
SIが含まれているか、MSIが含まれているかを判定
することができる。もしSMSIが含まれていれば(S
TEP103でYES)、プロセッサ起動判定部12は
プロセッサ2を起動し(STEP107)、データをプ
ロセッサ2に送り(STEP108)、データ復号部1
1で受信データ復号処理を継続する(STEP10
9)。
【0017】もしSMSIがなければ(STEP103
でNO)、つぎにMSIがあるかを見る(STEP10
4)。MSIが含まれていれば(STEP104でYE
S)、プロセッサ1であらかじめプロセッサ2より通知
された自局のMSIと受信したMSIを比較し(STE
P105)、一致すれば(STEP106でYES)、
プロセッサ起動判定部12はプロセッサ2を起動し(S
TEP107)、データをプロセッサ2に送り(STE
P108)、データ復号部12で受信データ復号処理を
継続する(STEP109)。受信データ処理を継続し
ていると(STEP109)、復号データはプロセッサ
2に送られ、プロセッサ2のデータ解析部14でレイヤ
2以上が解析され、間欠受信に移行するかどうかの指示
が連続受信/間欠受信指示部15からプロセッサ1に送
出される。プロセッサ1では間欠受信指示をまっている
(STEP110)が、間欠受信指示が来なければ(S
TEP110でNO)、受信データ復号処理を継続し
(STEP109)、間欠受信指示が来れば(STEP
110でYES)、起動/停止タイマ設定部13で、間
欠受信の間隔をタイマ16に設定する(STEP11
2)。タイマが設定されると、起動/停止制御回路17
はプロセッサ1、プロセッサ2、受信データ復調部10
の起動/停止をタイマに従い制御し間欠受信状態に入
る。
【0018】もしPCHデータのF1が“1”でなかっ
たり(STEP102でNO)、アドレスフィールドに
MSIがなかったり(STEP104でNO)、MSI
があっても自局のMSIと一致しなければ(STEP1
06でNO)、PCHの残りユニットをF2やW0から
算出し(STEP111)、プロセッサ1はプロセッサ
2を起動することなく、プロセッサ1の起動/停止タイ
マ設定部13で、間欠受信間隔をタイマ16に設定し
(STEP112)、タイマが設定されると、起動/停
止制御回路17はプロセッサ1、プロセッサ2、受信デ
ータ復調部10の起動/停止をタイマに従い制御し、間
欠受信状態に入る。すなわち、PCHに自局のMSIが
なければプロセッサ2を起動することなく間欠受信を行
うことができる。
【0019】図18にプロセッサ2の起動判定条件を示
す。すなわち、F1が“1”で、AIが“01”で、受
信MSIが自局MSIに一致するか、F1が“1”でA
Iが“10”または“11”の場合にプロセッサ1はプ
ロセッサ2を起動し、その他の場合には起動しない。こ
のように、プロセッサ1では、F1とAIとMSIのみ
をビット処理で読み込み判定することで、プロセッサ2
の起動するかしないかを容易に決定できる。なお、SM
SIがあれば無条件にプロセッサ2を起動するのは、S
MSIは基地局、移動局間の双方向チャネル(SCC
H:信号チャネル、および、UPCH:ユーザパケット
チャネル)において用いられるものである。PCHは片
方向チャネルであるのでSMSIは使用されない。もし
受信したPCHにSMSIが含まれていたとすると、P
CHと思って受信したチャネルがPCHでないことを意
味している。すなわち制御チャネルのフレーム構成が変
わっていたことになるので、正しいPCHの位置を知る
ためにプロセッサ2を起動する必要がある。
【0020】図6に本発明におけるプロセッサ1、2の
消費電流の時間変化例を示す。図6(a)は、下り制御
チャネルのPCHの送出時間である。斜線で示したエリ
アにPCHが送出されていて、最初の二つは他局へのペ
ージングであり、三番目が自局へのページングがある場
合の例である。図6(b)がプロセッサ1の消費電流の
変化で、PCHが送出される間隔に対応して動作してい
る。一方、図6(c)はプロセッサ2の消費電流変化
で、他局へのページング時には動作せず、自局へのペー
ジング時のみ動作する。図7は本発明におけるプロセッ
サ1、2が他局へのページングを受信した場合の消費電
流の詳細な時間変化例である。プロセッサ1が動作して
いるのは、時間エリア71、72、73の時間である。
移動局は間欠受信をしているので、PCHが送出される
時間になると、図1の起動/停止制御回路17がプロセ
ッサ1を起動する。動作を開始したプロセッサ1は、時
間エリア71で下り制御チャネルのデータをデータ復号
部11で復号し、時間エリア72でプロセッサ2の起動
が必要かどうかを判定する。図7では他局へのページン
グであり、自局のMSIがデータに含まれてないので、
プロセッサ2の起動を行わず、時間エリア73で起動/
停止タイマ設定部13がタイマ16に間欠受信間隔の値
を設定し、プロセッサ1は動作を停止する。図7ではプ
ロセッサ2は起動されないので、プロセッサ2の消費電
流は0である。
【0021】図8は、本発明におけるプロセッサ1、2
が自局へのページングを受信した場合の消費電流の詳細
な時間変化例である。プロセッサ1が動作しているの
は、時間エリア81、82、83、84、85の時間で
ある。移動局は間欠受信をしているので、PCHが送出
される時間になると、図1の起動/停止制御回路17が
プロセッサ1を起動する。動作を開始したプロセッサ1
は、時間エリア81で下り制御チャネルのデータをデー
タ復号部11で復号し、時間エリア82でプロセッサ2
の起動が必要かどうかを判定する。図8では自局へのペ
ージングであるので、自局のMSIがデータに含まれて
いることを時間エリア83で判定しプロセッサ2を起動
し、復号データをプロセッサ2に送出する。起動された
プロセッサ2の動作している時間が時間エリア86と8
7である。時間エリア86では、プロセッサ2のデータ
解析部14でレイヤ2のデータを解析し、間欠受信を行
う時間になると、間欠受信をプロセッサ1に指示する。
プロセッサ1ではこの指示を受信すると、時間エリア8
5で起動/停止タイマ設定部13がタイマ16に間欠受
信間隔の値を設定しプロセッサ1は動作を停止する。プ
ロセッサ1の時間エリア84ではレイヤ1の他の処理を
行っている。プロセッサ2も間欠受信指示をプロセッサ
1に送出すると、時間エリア87でレイヤ2、3の他の
処理を行い、処理が終了すると動作を停止する。
【0022】待ち受け時における、従来方式のプロセッ
サ1、2の消費電流を示した図9と、本発明の方式のプ
ロセッサ1、2の消費電流を示した図6を比較すれば、
図9では他局へのページング時にもプロセッサ2の消費
電流が必要だが、図6では消費電流は0である。通常の
待ち受け時でPCHを受信した場合に、自局へのページ
ングがある確率はきわめて低いので、プロセッサ2の消
費電流が0となるのは平均消費電流の減少に大きな効果
となる。また従来方式では、復号データをプロセッサ2
に渡し、プロセッサ2でレイヤ2の処理として他局への
ページングか自局へのページングかを判定するが、その
判定の間もプロセッサ1は動作している。一方、本発明
ではプロセッサ1のビット処理で他局へのページングか
自局へのページングを判定している。レイヤ2での判定
よりビット処理での判定の方が処理時間が短時間で済む
ので、プロセッサ1の動作時間も本発明の方が従来より
短くなり、プロセッサ1の平均消費電流も従来の方式よ
り少なくなる利点もある。
【0023】
【発明の効果】本発明により、FDMA方式デジタル移
動通信システムのマルチプロセッサ制御の移動局におい
て、待ち受け時の移動局の平均消費電流を減少させるこ
とが可能で、移動局の充電電池の充電間隔を延ばすこと
ができる。また携帯電話機登載電池の小型化が可能で、
携帯電話機を小型、軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の間欠受信処理のブロック図である。
【図2】従来方式の間欠受信処理のブロック図である。
【図3】移動局の受信処理部のハードウェア構成図であ
る。
【図4】移動通信方式のシステム構成図である。
【図5】下り制御チャネルの構成と一斉呼出チャネル
(PCH)の配置例の図である。
【図6】従来方式のプロセッサ1、2の消費電流の時間
変化例の図である。
【図7】従来方式の他局ページング受信時のプロセッサ
1、2の詳細な消費電流時間変化例の図である。
【図8】従来方式の自局ページング受信時のプロセッサ
1、2の詳細な消費電流時間変化例の図である。
【図9】本発明の他局ページング受信時のプロセッサ
1、2の詳細な消費電流時間変化例の図である。
【図10】本発明の自局ページング受信時のプロセッサ
1、2の詳細な消費電流時間変化例の図である。
【図11】PCHのチャネルコーディングの図である。
【図12】PCHのフレーム構成図である。
【図13】レイヤ2データフレームフォーマットの図で
ある。
【図14】ID表示フィールド(AI)の内容の図であ
る。
【図15】ID表示フィールド(AI)の意味を示す図
である。
【図16】短縮移動局識別子(SMSI)のフォーマッ
トの図である。
【図17】移動局識別子(MSI)のフォーマットの図
である。
【図18】プロセッサ2の起動条件を示す図である。
【図19】本発明のプロセッサ1の動作フローの図であ
る。
【図20】従来方式のプロセッサ1の動作フローの図で
ある。
【符号の説明】
10、20 受信データ復調部 11、21 データ復号部 12 プロセッサ2起動判定部 13、22 起動/停止タイマ設定部 14、23 データ解析部 15、24 連続受信/間欠受信指示部 16、37 タイマ 17、38 起動/停止制御回路 31 RF受信部 32 A/D変換部 33、34 デジタル信号処理装置(DSP) 35 デュアルポートラム(DPRAM) 36 MPU 39 RAM 41 無線基地局 42 移動局 71〜73 時間エリア 81〜87 時間エリア 91〜95 時間エリア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 待ち受け時に間欠受信を行うFDMA方
    式デジタル移動通信システムの、レイヤ1のデータを処
    理するプロセッサ1と、レイヤ2及びレイヤ3のデータ
    処理を行うプロセッサ2をもち、マルチプロセッサ制御
    で動作している移動局において、 前記プロセッサ1に、 受信復調データを復号するデータ復号手段と、 間欠受信時に前記データ復号手段により復号されたレイ
    ヤ2以上のデータのビット解析を行い、受信アドレスフ
    ィールドに短縮移動局識別子があるか、あるいは移動局
    識別子があってかつその識別子が時移動局の移動局識別
    子と一致したとき、かつそのときのみプロセッサ2の起
    動が必要と判定してプロセッサ2を起動する起動手段
    と、 間欠受信のためのプロセッサ1およびプロセッサ2の停
    止時間間隔を算出してタイマに設定するタイマ設定手段
    と、 を設けたことを特徴とする移動局。
  2. 【請求項2】 待ち受け時に間欠受信を行うFDMA方
    式デジタル移動通信システムの、レイヤ1のデータを処
    理するプロセッサ1と、レイヤ2及びレイヤ3のデータ
    処理を行うプロセッサ2をもち、マルチプロセッサ制御
    で動作している移動局の消費電流低減方法において、 間欠受信時に、前記プロセッサ1で、レイヤ2以上のデ
    ータをビット解析し、ビット解析した受信アドレスフィ
    ールドに短縮移動局識別子があるか、あるいは移動局識
    別子があってその識別子が自移動局の移動局識別子と一
    致したとき、かつそのときのみプロセッサ2を起動する
    ようにしたことを特徴とする移動局の消費電流低減方
    法。
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