JP2001283128A - 経理管理装置、方法、記録媒体 - Google Patents

経理管理装置、方法、記録媒体

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JP2001283128A
JP2001283128A JP2000097036A JP2000097036A JP2001283128A JP 2001283128 A JP2001283128 A JP 2001283128A JP 2000097036 A JP2000097036 A JP 2000097036A JP 2000097036 A JP2000097036 A JP 2000097036A JP 2001283128 A JP2001283128 A JP 2001283128A
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JP2000097036A
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English (en)
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Hiroichi Maruta
博一 丸田
Nobuyuki Takashima
伸行 高嶋
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MUFG Bank Ltd
Original Assignee
Bank of Tokyo Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の企業を一体として経理の管理を行える
経理管理装置を提供する。 【解決手段】 統括口座10と、少なくとも一時的に統
括口座10との間でのみ入出金を行う被統括口座20
A、B、Cと、を有する資金集中系を管理する経理管理
装置40であって、統括口座10への出金額、入金額お
よび入出金先を記録する入出金情報記録部30から入出
金情報を読みこんで、入出金先20A、B、Cごとに、
出金額および入金額を計算する貸借管理部41、を備
え、統括口座10と被統括口座20A、B、Cとの貸借
状態として、被統括口座20A、B、Cの状態を管理で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グループ本社がグ
ループ会社全体の経理を管理するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】企業の入出金処理にあたっては、企業が
銀行に預金口座を設けて入出金処理を行う場合が多い。
企業に入金してもらう場合には、この預金口座に入金し
てもらう。企業が出金する場合には、この預金口座から
金を引き出す。このようにすれば、預金口座の状態を見
れば、企業の入出金の状態を把握できる。
【0003】また、近年では、連結会計が導入され、親
会社と子会社の関係にあるようなグループ企業について
は、グループ会社全体で会計処理を行う必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、企業ご
とに預金口座を設け、この預金口座の状態を見るので
は、グループ企業の各社ごとの入出金額等を集計する等
の手間がかかり、グループ企業全体の連結会計を行いが
たい。
【0005】そこで、本発明は、複数の企業を一体とし
て経理の管理を行える経理管理システム等を提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、統括口座と、少なくとも一時的に前記統括口座との
間でのみ入出金を行う被統括口座と、を有する資金集中
系を管理する経理管理装置であって、前記統括口座から
の出金額、前記統括口座への入金額および入出金先を記
録する入出金情報記録手段から情報を読みこんで、入出
金先ごとに、出金額および入金額を計算する貸借管理手
段、を備えるように構成される。
【0007】「少なくとも一時的に統括口座との間での
み入出金を行う」とは、外部との資金の流通を遮断し
て、統括口座と被統括口座との間で入出金を行う時期が
あるということである。
【0008】このような資金集中系は、統括口座の入出
金のみを把握しておけば、被統括口座における入出金の
状態を把握できるという利点がある。
【0009】そこで、上記のように構成された経理管理
装置は、このような資金集中系の利点を活かして、統括
口座と被統括口座との貸借状態として、被統括口座の状
態を管理する。すなわち、貸借管理手段が、被統括口座
である入出金先ごとに出金額および入金額を計算するた
め、統括口座の被統括口座に対する貸付金額(出金額)
および借入金額(入金額)が計算できる。よって、貸付
金額および借入金額に着目すれば、被統括口座の状態が
わかる。
【0010】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載の発明であって、貸借管理手段は、入出金先ごとの
出金額の合計および入金額の合計を計算する、ものであ
る。
【0011】請求項3に記載された発明は、請求項2に
記載の発明であって、入出金先ごとの出金額の合計およ
び入金額の合計に金利を乗算して貸付利息および借入利
息を計算する利息計算手段を備えるように構成される。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明であって、金利は、出金額の合計および前記入金
額の合計に応じて異なるものである。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の発明であって、金利は、出金額の合計および前記入金
額の合計を分割したものに乗算するものである。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5に記載の発明であって、ある一定の額を出金額の合計
および入金額の合計が超えれば、金利はそれまでと異な
った傾向で変動する。これは、いわゆるペナルティ金利
である。
【0015】請求項7に記載された発明は、請求項2に
記載の発明であって、入出金先ごとの出金額の合計が所
定の金額以上になった場合に、警告を行う与信管理手段
を備えるように構成される。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項2に記載
の発明であって、入出金先ごとの入金額の合計が所定の
金額以上になった場合に、警告を行う借入枠管理手段を
備えるように構成される。
【0017】請求項9に記載の発明は、請求項1ないし
8のいずれか一項に記載の発明であって、計算の結果の
配列を被統括口座の名義人ごとに入れかえる、ものであ
る。
【0018】請求項10に記載された発明は、統括口座
と、少なくとも一時的に統括口座との間でのみ入出金を
行う被統括口座と、を有する資金集中系を管理する経理
管理装置であって、被統括口座の名義人の各々が送信す
る、入出金予定日、出金予定額および入金予定額を有す
る被統括口座資金繰り予定情報を受理する資金繰り予定
情報受理手段と、受理された被統括口座資金繰り予定情
報を単一のデータとして、入出金予定日順に並べ替える
資金繰り予定情報並べ替え手段と、統括口座の残高と並
べ替えられた情報とを合算して将来の統括口座の残高を
予測する資金繰り予測手段と、を備えるように構成され
る。いわば、資金繰り予測である。
【0019】資金繰り予定情報並べ替え手段が、被統括
口座資金繰り予定情報を単一のデータとして、入出金予
定日順に並べ替えるため、いつ、どれだけの入出金があ
るかを予測できる。その予測結果と、統括口座の残高と
を、資金繰り予測手段が合算するので、将来の資金繰り
が予測できる。
【0020】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明であって、資金繰り予測手段は、統括口座の
入出金予定日、出金予定額および入金予定額を、さらに
合算するものである。
【0021】請求項12に記載の発明は、請求項10に
記載の発明であって、資金繰り予定情報並べ替え手段
は、被統括口座ごとに被統括口座資金繰り予定情報を並
べ替え、資金繰り予測手段は、被統括口座の残高と並べ
替えられた情報とを合算して将来の被統括口座の残高を
予測する、ものである。
【0022】請求項13に記載の発明は、請求項10ま
たは12に記載の発明であって、資金繰り予定情報受理
手段は、被統括口座資金繰り予定情報のデータの配列を
所定の配列に並べ替えるものである。
【0023】請求項14に記載の発明は、請求項10に
記載の発明であって、資金繰り予測手段は、統括口座の
実際の残高と資金繰り予測手段の予測結果とを対比す
る、ように構成される。いわば、資金繰り予実管理であ
る。
【0024】請求項15に記載された発明は、統括口座
と、少なくとも一時的に統括口座との間でのみ入出金を
行う被統括口座と、を有する資金集中系を管理する経理
管理装置であって、被統括口座の名義人の各々が送信す
る、支払予定日、支払予定額および支払先を有する被統
括口座支払い予定情報を受理する支払い予定情報受理手
段と、受理された支払い予定情報を単一のデータとし
て、支払予定日順に並べ替える支払い予定情報並べ替え
手段と、並べ替えられた情報を支払い指示として、統括
口座の設けられている組織に送信する支払い指示手段
と、を備えるように構成される。いわば、支払い代行で
ある。
【0025】支払い予定情報並べ替え手段が支払い予定
情報を単一のデータとして、支払予定日順に並べ替える
ので、いつ、どれだけの金額の支払いを行うべきかがわ
かる。そこで、統括口座の設けられている組織(銀行、
信用金庫、信用組合等の金融機関)に、その支払い情報
を送れば、統括口座の設けられている組織が支払いを代
行できる。
【0026】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の発明であって、支払い予測手段は、統括口座の支
払予定日、支払予定額および支払先を、さらに合算する
ものである。
【0027】請求項17に記載の発明は、請求項15に
記載の発明であって、支払い予定情報受理手段は、被統
括口座支払い予定情報のデータの配列を所定の配列に並
べ替えるものである。
【0028】請求項18に記載の発明は、請求項15に
記載の発明であって、支払い指示手段は、支払い指示を
キャンセルするか、あるいは支払い拒絶を受理すること
ができ、統括口座の実残高にキャンセルあるいは拒絶さ
れた支払いの額を加算できるものである。
【0029】請求項19に記載された発明は、請求項1
5に記載の発明であって、並べ替えられた情報におい
て、支払先が被統括口座である場合には、支払いを統括
口座と被統括口座との入出金として記録するグループ間
記帳手段、を備えるように構成される。
【0030】請求項20に記載された発明は、請求項1
0ないし19のいずれか一項に記載の発明であって、予
定情報を承認すべき人と承認すべき順序を記録した承認
順序記録テーブルと、予定情報を承認すべき順序に従っ
て承認すべき人に提示し、承認を受ける承認受理手段
と、承認受理手段が承認を全ての承認すべき人から受け
終えた場合には、予定情報を送信する予定情報送信手段
と、を備えるように構成される。いわば、承認をもらう
流れであるワークフローの管理である。
【0031】請求項21に記載された発明は、請求項1
0ないし19のいずれか一項に記載の発明であって、予
定情報受理手段は、予定情報を承認すべき人と承認すべ
き順序を記録した承認順序記録テーブルと、予定情報を
承認すべき順序に従って承認すべき人に提示し、承認を
受ける承認受理手段と、を備え、承認受理手段が承認を
全ての承認すべき人から受け終えた場合には、予定情報
を受理する、ように構成される。いわば、承認をもらう
流れであるワークフローの管理である。
【0032】請求項22に記載された発明は、請求項2
0または21に記載の発明であって、承認受理手段は、
承認すべき人の承認が得られない場合は、直前の承認す
べき順序の人に予定情報を提示するように構成される。
いわば、承認をもらう流れであるワークフローの管理で
あって、差し戻しの機能にあたる。
【0033】請求項23に記載の発明は、請求項20な
いし22のいずれか一項に記載の発明であって、承認受
理手段の提示は、承認すべき人への通告の送信を含む、
ものである。
【0034】通告の送信とは、例えばe-mail、掲示板
(後述)によるものである。承認すべき予定情報がある
ことを、e-mail等で知らせておく(通告)ため、承認す
べき人が、うっかり忘れたりすることを防止できる。
【0035】請求項24に記載された発明は、請求項1
0ないし19のいずれか一項に記載の発明であって、予
定情報受理手段が、所定の期日になっても名義人から予
定情報を受理しない場合は、名義人に警告を送信する、
ように構成される。
【0036】この警告は例えば、e-mail、掲示板(後
述)であってよい。いわば、e-mail等による、督促機能
である。
【0037】請求項25に記載された発明は、統括口座
と、少なくとも一時的に統括口座との間でのみ入出金を
行う被統括口座と、を有する資金集中系を管理する経理
管理装置であって、統括口座と被統括口座とにおける入
出金に対応する貸借記種別を記録する貸借記種別記録手
段と、統括口座と被統括口座とにおける入出金の記録を
行う入出金記録手段と、入出金の記録の際に、貸借記種
別を貸借記種別記録手段から読み出して付加する貸借記
種別付加手段と、を備えるように構成される。いわば、
仕訳の記帳である。
【0038】口座への入出金を記録する際には、貸付、
借入などの貸借記種別を併記するとわかりやすい。そこ
で、貸借記種別付加手段が貸借記種別を貸借記種別記録
手段から読み出して口座への入出金の記録に付加するた
め、口座への入出金の記録を読む際にわかりやすくな
る。
【0039】請求項26に記載の発明は、請求項25に
記載の発明であって、計算の結果の配列および貸借記種
別を被統括口座の名義人ごとに入れかえるものである。
【0040】請求項27に記載の発明は、請求項1ない
し26のいずれか一項に記載の機能を前記被統括口座の
名義人ごとに使用許可を行うものである。
【0041】請求項28に記載の発明は、統括口座およ
び被統括口座の名義人は、一人以上の構成員から構成さ
れる組織であり、請求項1ないし26のいずれか一項に
記載の機能を構成員ごとに使用許可を行う、ものであ
る。
【0042】請求項29に記載された発明は、統括口座
と、少なくとも一時的に統括口座との間でのみ入出金を
行う被統括口座と、を有する資金集中系を管理する経理
管理方法であって、統括口座からの出金額、統括口座へ
の入金額および入出金先を読みこんで、入出金先ごと
に、出金額および入金額を計算する貸借管理工程、を備
えるように構成される。
【0043】請求項30に記載された発明は、統括口座
と、少なくとも一時的に統括口座との間でのみ入出金を
行う被統括口座と、を有する資金集中系を管理する経理
管理方法であって、被統括口座の名義人の各々が送信す
る、入出金予定日、出金予定額および入金予定額を有す
る被統括口座資金繰り予定情報を受理する資金繰り予定
情報受理工程と、受理された被統括口座資金繰り予定情
報を単一のデータとして、入出金予定日順に並べ替える
資金繰り予定情報並べ替え工程と、統括口座の残高と並
べ替えられた情報とを合算して将来の統括口座の残高を
予測する資金繰り予測工程と、を備えるように構成され
る。
【0044】請求項31に記載された発明は、統括口座
と、少なくとも一時的に統括口座との間でのみ入出金を
行う被統括口座と、を有する資金集中系を管理する経理
管理方法であって、被統括口座の名義人の各々が送信す
る、支払予定日、支払予定額および支払先を有する被統
括口座支払い予定情報を受理する支払い予定情報受理工
程と、受理された支払い予定情報を単一のデータとし
て、支払予定日順に並べ替える支払い予定情報並べ替え
工程と、並べ替えられた情報を支払い指示として、統括
口座の設けられている組織に送信する支払い指示工程
と、を備えるように構成される。
【0045】請求項32に記載された発明は、統括口座
と、少なくとも一時的に統括口座との間でのみ入出金を
行う被統括口座と、を有する資金集中系を管理する経理
管理方法であって、統括口座と被統括口座とにおける入
出金に対応する貸借記種別を記録する貸借記種別記録工
程と、統括口座と被統括口座とにおける入出金の記録を
行う入出金記録工程と、入出金の記録の際に、貸借記種
別を付加する貸借記種別付加工程と、を備えるように構
成される。
【0046】請求項33に記載された発明は、統括口座
と、少なくとも一時的に統括口座との間でのみ入出金を
行う被統括口座と、を有する資金集中系を管理する経理
管理処理をコンピュータに実行させるためのプログラム
を記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒
体であって、統括口座からの出金額、統括口座への入金
額および入出金先を読みこんで、入出金先ごとに、出金
額および入金額を計算する貸借管理処理、を備えた記録
媒体である。
【0047】請求項34に記載された発明は、統括口座
と、少なくとも一時的に統括口座との間でのみ入出金を
行う被統括口座と、を有する資金集中系を管理する経理
管理処理をコンピュータに実行させるためのプログラム
を記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒
体であって、被統括口座の名義人の各々が送信する、入
出金予定日、出金予定額および入金予定額を有する被統
括口座資金繰り予定情報を受理する資金繰り予定情報受
理処理と、受理された被統括口座資金繰り予定情報を単
一のデータとして、入出金予定日順に並べ替える資金繰
り予定情報並べ替え処理と、統括口座の残高と並べ替え
られた情報とを合算して将来の統括口座の残高を予測す
る資金繰り予測処理と、を備えた記録媒体である。
【0048】請求項35に記載された発明は、統括口座
と、少なくとも一時的に統括口座との間でのみ入出金を
行う被統括口座と、を有する資金集中系を管理する経理
管理処理をコンピュータに実行させるためのプログラム
を記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒
体であって、被統括口座の名義人の各々が送信する、支
払予定日、支払予定額および支払先を有する被統括口座
支払い予定情報を受理する支払い予定情報受理処理と、
受理された支払い予定情報を単一のデータとして、支払
予定日順に並べ替える支払い予定情報並べ替え処理と、
並べ替えられた情報を支払い指示として、統括口座の設
けられている組織に送信する支払い指示処理と、を備え
た記録媒体である。
【0049】請求項36に記載された発明は、統括口座
と、少なくとも一時的に統括口座との間でのみ入出金を
行う被統括口座と、を有する資金集中系を管理する経理
管理処理をコンピュータに実行させるためのプログラム
を記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒
体であって、統括口座と被統括口座とにおける入出金に
対応する貸借記種別を記録する貸借記種別記録処理と、
統括口座と被統括口座とにおける入出金の記録を行う入
出金記録処理と、入出金の記録の際に、貸借記種別を付
加する貸借記種別付加処理と、を備えた記録媒体であ
る。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。まず、本発明の実施形態において
前提となっている口座の関係について図1を参照しなが
ら説明する。
【0051】図1に示すように、統括口座10と被統括
口座20A、B、Cとが存在する。これらの口座は銀
行、信用金庫等の金融機関に設けられている。これらの
口座は、実際の決済に使用されている。しかし、ある期
間は、外部との資金の流通を断ち、統括口座10と被統
括口座20A−Cとの間でのみ資金の流通が行われる。
例えば、15時以降は外部との資金の流通を断ち、19
時から夜中にかけて統括口座10と被統括口座20A−
Cとの間の資金の流通を行う。なお、被統括口座20A
−C相互間での資金の流通は行われない。このような関
係の口座群を、ここでは、「資金集中系」という。
【0052】各口座に「当初」とあるのは、外部との資
金の流通を断ち、未だ統括口座10と被統括口座20A
−Cとの間で資金の流通を行っていないときの残高を意
味する。「最終」とは、統括口座10と被統括口座20
A−Cとの間で資金の流通を全て終えたときの残高を意
味する。統括口座10と被統括口座20A−Cとの間の
線に資金の流れ(キャッシュフロー)が示されている。
「デイリー」とは、一日ごとのキャッシュフローであ
り、「ターム」とは、ある一定の期間(例、一月)を意
味する。なお、口座に記入されている金額の単位は、例
えば「百万円」である。また、被統括口座20A−Cの
A−Cとは、グループ会社であるA社、B社、C社を想
定している。
【0053】図1の例においては、被統括口座20Aか
らはデイリーの入金100が統括口座10にあり、ター
ムごとの借入20を被統括口座20Aが統括口座10か
らしている。被統括口座20Bからはデイリーの入金7
0が統括口座10にある。被統括口座20Cにはデイリ
ーの入金50が統括口座10からある。なお、統括口座
10の当初の残高は300、被統括口座20Aの当初の
残高は100、被統括口座20Bの当初の残高は70、
被統括口座20Cの当初の残高は−50である。
【0054】上記のようなキャッシュフローを経て、各
口座は図1に示す最終残高になる。ここで、被統括口座
20A−Cの最終残高を計算するためには、被統括口座
20A−Cの当初残高と、統括口座10への入出金の情
報が与えられればよい。被統括口座20A−Cは、統括
口座10としか資金の流通を行わないからである。例え
ば、被統括口座20Aの当初残高は100、被統括口座
20Aから統括口座10への入金100、被統括口座2
0Aへの統括口座10からの出金20、といった情報か
ら、被統括口座20Aの最終残高は、100−100+
20=20となる。
【0055】このように、資金集中系においては、被統
括口座20A−Cの状態を把握するために、統括口座1
0の状態だけを把握すればよいことがわかる。なお、資
金集中系においては、上記のようにデイリーものも、タ
ームものも、まとめて取り扱える。以後、特にことわら
ない限り、貸借および入出金についてはデイリーもの、
タームものの双方を含む。
【0056】第一の実施形態 まず、第一の実施形態の構成を説明する。第一の実施形
態の経理管理装置40は、図2(a)に示すように、貸
借管理部41、経理データ保管部42、利息計算部4
4、与信(借入)管理部46を備える。
【0057】経理管理装置40は、入出金情報記録手段
30から、統括口座10からの出金額、統括口座10へ
の入金額および入出金先を読み出して利用する。入出金
情報記録手段30には、入出金情報記録テーブル30a
があり、入出金情報記録テーブル30aに統括口座10
への出金額等が記載されている。入出金情報記録テーブ
ル30aの内容は図2(b)に示すように、統括口座1
0からの出金額、統括口座10への入金額および入出金
先が記録されている。例えば、図2(b)の内容では、
A社から100入金があったこと等が記載されている。
【0058】貸借管理部41は、入出金情報記録テーブ
ル30aから、統括口座10からの出金額等を読み出し
て、入出金先すなわちA社、B社、C社ごとに入出金額
を計算し、さらに統括口座10の入出金額を計算し、経
理データ保管部42の貸借管理記録テーブル42aに出
力する。
【0059】経理データ保管部42は、貸借管理記録テ
ーブル42a、貸借金利テーブル42b、与信枠(借入
枠)記録テーブル42cを有する。
【0060】貸借管理記録テーブル42aの記録内容を
図3に示す。図3(a)におけるA社、B社、C社の下
の「出」は、統括口座10からA社等への出金、「入」
は、統括口座10へのA社等からの入金、を意味する。
なお、統括口座、A社、B社、C社については、入金額
の合計、出金額の合計も求めておく。利息計算に用いる
ためである。図3(b)に示したものは、A社が自らの
会計処理に用いるのに便利なように、「出」「入」の金
額を入れ替えたものである。統括口座10から見た入出
金と、被統括口座から見た入出金とは逆である。そこ
で、統括口座10から見た入出金の「出」「入」の金額
を入れかえるとA社等は処理しやすい。このように、計
算結果の配列を変更する機能が、経理データ保管部42
にあってもよい。
【0061】貸借金利テーブル42bの記録内容を図4
に示す。貸借金利テーブル42bには、図4(a)に示
すように、統括口座10から被統括口座20A−C(A
社、B社、C社)への貸借金利が記録されている。ま
た、貸借の金額に応じて金利を変更することもできる
(図4(b)参照)。図4(b)に示すように、貸借金
額が上昇するにつれて、金利を下降させることが可能で
ある。しかし、ある所定の額を超えると、懲罰的に金利
を上昇させてもよい。なお、金利が上昇していたものを
下降させる、あるいは金利が下降(上昇)していたもの
を、下降(上昇)値を小さくさせてもよい。所定額内に
おける金利の変動傾向と異ならせて、貸借金額が所定額
を超えたときの金利を決定すればよい。ある所定の額
は、与信枠(借入枠)に応じて定めてもよい。なお、貸
借金利の定め方は、ベース金利(金額により不変)にス
プレッド金利(金額により変わる)を加えて求めてもよ
い。
【0062】与信枠(借入枠)記録テーブル42cの記
録内容を図5に示す。与信枠(借入枠)記録テーブル4
2cには、デイリーおよびタームごとの統括口座10か
ら被統括口座20A−C(A社、B社、C社)へ貸付け
てもよい金額(与信枠)(図5(a)参照)および統括
口座10が被統括口座20A−C(A社、B社、C社)
から借入てもよい金額(借入枠)(図5(b)参照)が
記録されている。なお、「予備警告」とあるのは、与信
枠に「予備警告」の係数を乗算した額に貸付けが達すれ
ば、予備的な警告(例、「そろそろ与信枠が近づいてい
ます。」)を行うためのものである。例えば、A社につ
いては、100×0.8=80以上に貸付け額が達する
と、予備的な警告が行われる。なお、このように係数を
もって予備警告を行う額を決定する他に具体的な金額を
カッコ書きの数字のように与信枠(借入枠)記録テーブ
ル42cに記録しておいてもよい。
【0063】利息計算部44は、貸借管理記録テーブル
42aおよび貸借金利テーブル42bの記録内容から、
貸借の利息を計算する。与信(借入)管理部46は、貸
借金利テーブル42bおよび与信枠(借入枠)記録テー
ブル42cの記録内容から、統括口座10から被統括口
座20A−C(A社、B社、C社)へ貸付けてもよい金
額(与信枠)および統括口座10が被統括口座20A−
C(A社、B社、C社)から借入てもよい金額(借入
枠)の管理を行う。具体的には、上述の予備的警告や警
告(与信枠または借入枠を超えた場合)を行う。なお、
被統括口座20A−Cの残金不足によるA社、B社、C
社が不渡りを起こすことを防ぐために、警告のみを行
い、貸付け停止までは行わないことが好ましい。
【0064】次に、第一の実施形態の動作を説明する。
図6は第一の実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【0065】まず、経理管理装置40を動作させる前提
として、資金集中系において資金流通を行っておき(S
10)、入出金情報記録手段30が有する入出金情報記
録テーブル30aに統括口座10からの出金額、統括口
座10への入金額および入出金先を記録しておく(S1
2)。
【0066】次に、貸借管理部41が入出金情報記録テ
ーブル30aから、統括口座10からの出金額等を読み
出して、入出金先すなわちA社、B社、C社ごとに入出
金額を計算し、さらに統括口座10の入出金額を計算す
る。その結果は、貸借管理記録テーブル42aに出力さ
れる(S14)。
【0067】貸借管理記録テーブル42aの記録内容を
図3に示したとおりである。A社、B社、C社の下の
「出」は、統括口座10からA社等への出金、「入」
は、統括口座10へのA社等からの入金、を意味する。
統括口座10からA社等への出金額は、統括口座10か
らA社等への貸付金額を意味する。統括口座10へのA
社等からの入金額は、統括口座10がA社等から借り入
れる借入金額を意味する。
【0068】また、図3における「出」「入」は統括口
座10を基準としており、A社等のグループ企業、被統
括口座を基準とすれば「出」「入」は逆になる。例え
ば、A社(被統括口座20A)から見れば、20入金、
100出金となる。
【0069】すなわち、貸借管理記録テーブル42aに
は、統括口座10から見た、統括口座10と被統括口座
20A−C(A社、B社、C社)との貸借関係が記録さ
れており、この貸借関係が被統括口座20A−Cの状態
を示している。
【0070】よって、貸借管理部41によって、統括口
座10と被統括口座20A−C(A社、B社、C社)と
の貸借関係の形式をとって、被統括口座20A−Cの状
態を管理できる。
【0071】図6に戻り、利息計算部44は、貸借管理
記録テーブル42aおよび貸借金利テーブル42bの記
録内容から、貸借の利息を計算する(S16)。計算法
を図7(a)に示す。貸借の金額は貸借管理記録テーブ
ル42a(図4(a)参照)から読み出し、貸借金利は
貸借金利テーブル42bから読み出し、それらを乗算し
て利息を得る。ここで、図7(a)のA社の欄には、貸
借の双方に記載がある。これは、貸20はタームの貸付
けであり、借100はデイリーはデイリーの借入なの
で、期間が異なり相殺できないからである。もし、貸2
0、借100が共にデイリーならば、借80というよう
に相殺される。
【0072】なお、図7(a)のように、貸借額の全額
に金利を乗算してもよいが、図7(b)のように、貸借
額を分割して、金利(図4(b)参照)を乗算してもよ
い。
【0073】図6に戻り、与信(借入)管理部46は、
貸借金利テーブル42bおよび与信枠(借入枠)記録テ
ーブル42cの記録内容から、統括口座10と被統括口
座20A−C(A社、B社、C社)への貸付け金額と与
信枠との比較を行う(S20)。もし、「予備警告」を
すべき額に貸付け金額が達していれば、予備警告を行い
(S22)、与信枠を超えていれば、警告を行う(S2
4)。ただし、借入枠については、予備警告はなくても
よい。すなわち、枠を超えなければ終了し、枠を超えれ
ば警告(S24)する。
【0074】図3より、A社には20貸付け、B社には
貸付けなし、C社には50の貸付けがある。A社、B社
は予備警告の額にも達しない。C社は与信枠を超えない
ものの予備警告の額(48)を超えているため、予備警
告を行う。借入枠については、A社から100借入、B
社から70借入、C社から借入なしである。いずれの企
業も借入枠におさまっているので、そのまま終了する。
【0075】第一の実施形態によれば、資金集中系を前
提としていることから、統括口座10の状態に着目し
て、被統括口座20A−Cの状態を様々に管理できる。
【0076】第二の実施形態 第一の実施形態の経理管理装置においては、統括口座1
0および被統括口座20A−Cの現状分析が可能である
一方で、第二の実施形態の経理管理装置は、被統括口座
20A−Cの名義人からの入力を受け付けることで、将
来の資金繰り予測や支払い依頼をも可能な点が異なる。
【0077】第二の実施形態の経理管理装置50は、図
8に示すように、予定情報受理部52、予定情報並べ替
え部54、資金繰り予測部56、支払い指示部58、グ
ループ間記帳部59を備える。
【0078】経理管理装置50は、クライアント60
A、60B、60Cからの入力を受け付けるWWW(Wo
rld Wide Web)サーバである。経理管理装置50は、例
えば、Windows NT(商品名)、UNIX(商標名)をOS(Op
erating System)とするコンピュータである。なお、ク
ライアント60A、60B、60CはWWWクライアン
トである。クライアント60A、60B、60Cは、例
えば、Netscape(商品名)、Internet Explorer(商標
名)をインストールしたコンピュータである。
【0079】なお、第二の実施形態においては、サーバ
とクライアントとが別々のコンピュータであることを想
定している。しかし、サーバ用ソフトとクライアント用
ソフトとは同一のコンピュータにインストールすること
も可能であることから、サーバとクライアントとが同一
のコンピュータ上で実装されていてもよい。
【0080】クライアント60A、60B、60Cは、
被統括口座20A−Cの名義人であるA−C社の従業員
等からの入力を受け付ける。ここで、名義人について説
明する。名義人は人格を持つ自然人、法人であってもよ
い。しかし、自然人、法人に限らず、人格を持たない組
織であってもよい。
【0081】予定情報受理部52は、クライアント60
A―Cから送信されてくる被統括口座ごとの資金繰り予
定情報および支払い予定情報を受理する。資金繰り予定
情報のフォーマットを図9(a)に、支払い予定情報の
フォーマットを図9(b)に示す。なお、このフォーマ
ットの送信日付は、4月20日とする。
【0082】図9(a)に示すように、被統括口座ごと
の資金繰り予定情報には、入出金を予定している入出金
予定日付、その入出金予定日付に出金を予定する出金予
定額、その入出金日付に入金を予定する入金予定額、が
含まれている。例えば、A社は、5月1日に入金50を
予定しており、B社は5月10日に出金50を予定して
いる。なお、被統括口座ごとの資金繰り予定情報に、入
出金先や貸借記種別などを付加することは任意である。
4月20日送信のため、5月1日などの入出金は、あく
まで予定である。
【0083】図9(b)に示すように、被統括口座ごと
の支払い予定情報には、支払いを予定している支払予定
日付、その支払予定日付に出金を予定する支払予定金
額、支払い先、が含まれている。例えば、A社は、5月
1日に甲に対して支払い20を予定しており、B社は5
月3日にA社に対して支払い30を予定している。ここ
で、支払い先にA、Bとなっているのは、グループ会社
である。甲、乙となっているのは、グループ会社ではな
い外部の企業である。なお、被統括口座ごとの支払い予
定情報に、貸借記種別などを付加することは任意であ
る。4月20日送信のため、5月1日などの入出金は、
あくまで予定である。なお、同一支払い先への支払い予
定はひとまとめに記載することが好ましい。
【0084】なお、図9(a)(b)においては、A
社、B社ともにデータの配列が同一である。すなわち、
図9(a)においては、A社、B社ともに、入出金予定
日付、出金予定額、入金予定額の順にデータが配列され
ている。図9(b)においては、A社、B社ともに支払
予定日付、支払予定金額、支払先の順にデータが配列さ
れている。しかし、A社、B社が異なった種類の経理シ
ステムを使用していると、データの配列が異なってしま
うことがある。
【0085】そこで、予定情報受理部52は、A社、B
社が送信してくる予定情報をデータの配列を並べ替えて
共通のデータ配列にしてしまうこともできる。これは、
例えば、以下のような方法で実現できる。その方法を図
9(c)を参照して説明する。まず、図9(c)左側を
参照し、A社からは、出金予定額、入金予定額、入出金
予定日付の順でデータが送信されてくるとする。共通の
データ配列は、入出金予定日付、出金予定額、入金予定
額の順であるとする。ここで、図9(c)右側を参照
し、A社のデータ項目aは共通のデータ配列のデータ項
目2に対応するといった旨の変換テーブルを予定情報受
理部52が備えておく。すると、変換テーブルによっ
て、A社のデータ配列を並べ替えて共通のデータ配列に
できる。なお、共通のデータ配列を各グループ企業ごと
の配列に変換することも同様に可能である。
【0086】図8に戻り、予定情報受理部52は、所定
の期日までに予定情報を受理しないと、その予定情報に
対応するグループ会社の名義人にe-mail、あるいは掲示
板(Webブラウザ上で、自らのなすべき送信等の一覧を
示すもので、予定情報送信用画面にリンクを張っておい
てもよい)で、督促を行う。例えば、被統括口座20A
の予定情報を受理していなければ、被統括口座20Aの
名義人であるA社の従業員などにe-mailを送る。期日は
様々な種類を定めることができる。例えば、締切日と締
切日の数日前を期日として、締切日の数日前になっても
なお予定情報を送らない場合と、締切日を経過してもな
お予定情報を送らない場合に、e-mail等で、督促を行う
ようにしてもよい。
【0087】予定情報並べ替え部54は、受理された被
統括口座ごとの資金繰り予定情報および支払い予定情報
を単一のデータとして、予定日順に並べ替える。予定情
報並べ替え部54の並べ替えの例を図10(a)(b)
を参照して説明する。
【0088】図9(a)に示す被統括口座ごとの資金繰
り予定情報の並べ替えの結果が、図10(a)のように
なる。ただし、右端二列は並べ替えの結果にさらに付加
されるデータである。図9(a)に示す被統括口座ごと
の資金繰り予定情報は、各グループ企業(A社、B社、
…)ごとに分かれていたが、予定情報並べ替え部54は
それらを一体にして、予定日順に並べ替える。
【0089】図9(b)に示す被統括口座ごとの資金繰
り予定情報の並べ替えの結果が、図10(b)のように
なる。図10(b)に示す被統括口座ごとの支払い予定
情報は、各グループ企業(A社、B社、…)ごとに分か
れていたが、予定情報並べ替え部54はそれらを一体に
して、予定日順に並べ替える。
【0090】資金繰り予測部56は、予定情報並べ替え
部54が被統括口座ごとの資金繰り予定情報を並べ替え
た結果(図10(a)参照)と、入出金情報記録手段3
0(図2(a)参照)から読み出した統括口座の残高と
を合算する。さらに、入出金情報記録手段30から読み
出して、資金繰り予定情報に対応した日付の統括口座の
実際の残高を表示する。資金繰り予測部56の動作を図
10(a)を参照して説明する。資金繰り予測部56は
4月20日現在(被統括口座ごとの資金繰り予定情報の
送信日)の残高を読み出して、統括口座10の当初残高
=400を得る。ここで、仮に、4月20日から4月末
日まで全く統括口座10の入出金がないとする。する
と、当初残高=400に入金額を加え、出金額を減じれ
ば、図10(a)の右端から二列目のように予測残高が
計算される。なお、上記の記載は、統括口座10自体が
外部との入出金を行わないことを想定している。しか
し、統括口座10が外部との入出金を行うならば、統括
口座10自体の入出金予定日付、出金予定額、入金予定
額をも加算すればよい。
【0091】また、資金繰り予測部56は、入出金予定
日付が到来すれば、その時点での統括口座10の残高
(実残高)を読み出して、予測残高と対比する。図10
(a)の右端列のように実残高が表示される。例えば、
5月1日現在の実残高は400、5月3日現在の実残高
は430というように表示される。
【0092】また、予定情報並べ替え部54が、被統括
口座20A−Cごとに、資金繰り予定情報の並べ替えを
行って、並べ替えの結果に、資金繰り予測部56が、被
統括口座20A−Cの残高を加算すれば、グループ企業
A−C社ごとの資金繰りの予測が可能である。さらに、
資金繰り予測部56が、被統括口座20A−Cごとの実
残高を併せて表示することもできる。
【0093】支払い指示部58は、予定情報並べ替え部
54が被統括口座ごとの支払い予定情報(図10(b)
参照)を並べ替えた結果を、統括口座10の設けられて
いる組織(例、銀行等の金融機関)に送信する。銀行等
は統括口座10から支払いを行う。ただし、支払い先が
グループ企業である場合は、そのデータのみは、グルー
プ間記帳部59に送信する。なお、同一支払先への支払
が分割して記載されていれば、ひとまとめにする(例、
AからBへ10支払、CからBへ30支払→Bへ40支
払)。なお、上記の記載は、統括口座10自体が被統括
口座20A−Cの支払い代行以外には、外部との入出金
を行わないことを想定している。しかし、統括口座10
がそれ自体の外部への支払いを行うならば、統括口座1
0自体の支払予定日付、支払予定金額、支払い先をも加
算すればよい。
【0094】グループ間記帳部59は、被統括口座ごと
の支払い予定情報の内、払い先がグループ企業であるも
のについては、貸借管理部41と同様にして記帳を行う
(図3参照)。記帳のみですますことができるので、送
金・振替手数料を払わずにすむなどの長所がある。
【0095】グループ間記帳部59の動作について、図
10(b)(c)を参照して説明する。図10(b)を
参照すると、5月3日にB社からA社(被統括口座20
Bから20Aへ)に金額30の支払い予定があることが
わかる。これは、(1)被統括口座20Bから統括口座
10へ入金30、(2)統括口座10から被統括口座2
0Aへ出金30、という会計操作で実現可能である。そ
こで、図10(c)のように、統括口座10、被統括口
座20Aから統括口座10への入出金、被統括口座20
Bから統括口座10への入出金を記帳する。なお、図1
0(b)を参照すると、5月10日にA社からB社(被
統括口座20Aから20Bへ)に金額30の支払い予定
があることがわかる。これも同様に、図10(c)に示
すように記帳する。記帳した結果は貸借管理記録テーブ
ル42a(図2(a)参照)に送られて合算される。
【0096】次に、第二の実施形態の動作を説明する。
図11および図12は第二の実施形態の動作を示すフロ
ーチャートである。なお、図11は、資金繰り予定情報
を受理した場合の動作を示す。図12は、支払い予定情
報を受理した場合の動作を示す。
【0097】まず、資金繰り予定情報を受理した場合の
動作を図11を参照して説明する。まず、予定情報受理
部52は被統括口座ごとの資金繰り予定情報を期日まで
に受理したかを確認する(S30)。もし、受理してい
なければ(S30、No)、未受理の資金繰り予定情報
に対応する被統括口座の名義人に督促のe-mailを発送す
る(S31)。そして、受理確認(S30)に戻る。も
し、受理していれば(S30、Yes)、予定情報並べ
替え部54は受理された被統括口座ごとの資金繰り予定
情報を単一のデータとして、予定日順に並べ替える(S
32)。次に、資金繰り予測部56は予定情報並べ替え
部54が被統括口座ごとの資金繰り予定情報を並べ替え
た結果(図10(a)参照)と、入出金情報記録手段3
0(図2(a)参照)から読み出した統括口座の残高と
を合算することで、将来の資金繰りを予測する(S3
4)。そして、資金繰り予測部56は、入出金予定日付
が到来すれば、その時点での統括口座10の残高(実残
高)を読み出して、予測残高と対比する(S36)。
【0098】図10(a)を参照すると、統括口座10
の予測残高と実残高とは必ずしも一致していないことが
わかる。これは、予定された入出金が行われていないこ
とを意味する。図10(a)の例でいえば、5月1日に
50の入金が行われるべきところ、入金されていないこ
とから予測残高と実残高とが一致しない。このように、
統括口座10の予測残高と実残高とを対比することで、
予定された入出金が正確に行われているかを正確に把握
できるので経理の管理に有益である。
【0099】次に、支払い予定情報を受理した場合の動
作を図12を参照して説明する。まず、予定情報受理部
52は被統括口座ごとの支払い予定情報を期日までに受
理したかを確認する(S30)。もし、受理していなけ
れば(S30、No)、未受理の支払い予定情報に対応
する被統括口座の名義人に督促のe-mailを発送する(S
31)。そして、受理確認(S30)に戻る。もし、受
理していれば(S30、Yes)、予定情報並べ替え部
54は受理された被統括口座ごとの支払い予定情報を単
一のデータとして、予定日順に並べ替える(S32)。
支払い指示部58は予定情報並べ替え部54が被統括口
座ごとの支払い予定情報を並べ替えた結果(図10
(b)参照)を見て、支払い先がグループ企業か否かを
判定する(S40)。
【0100】もし、支払い先がグループ企業ならば(S
40、Yes)、グループ間記帳部59に支払い予定情
報を送信し、グループ間記帳部59が記帳を行う(図1
0(c)参照)(S42)。
【0101】もし、支払い先がグループ企業ではないな
らば(S40、No)、統括口座10の設けられている
組織(例、銀行等の金融機関)に支払い予定情報送信し
て、支払いを指示する(S44)。ここで、もし支払い
指示をキャンセルもせず、しかも銀行に「口座番号が不
正である」などの理由で拒絶されなければ、(S46、
No)支払いの指示を受けた銀行等は統括口座10から
支払いを行う。もし、キャンセルあるいは拒絶されれ
ば、入出金情報記録手段30に記録される統括口座の実
残高に、キャンセルなどにより実際に支払われなかった
支払い額を加算する(S48)。実残高はすでに、支払
ったものとみて書きかえられているので、それを訂正す
るためである。このようにして、被統括口座20A−C
が別々に支払いを行う代わりに統括口座10から支払い
を行うことができる。
【0102】第三の実施形態 第三の実施形態は、第二の実施形態におけるクライアン
ト60A、60B、60Cや予定情報受理部52に複数
のユーザが予定情報を承認する機能を付加したものであ
る。
【0103】図13は、本発明の第三の実施形態の特徴
部分である、クライアント60Aおよび予定情報受理部
52の内部構成を示した図である。クライアント60
B、60Cは、クライアント60Aと同様の内部構成ゆ
え図示省略する。
【0104】クライアント60Aは、承認順序記録テー
ブル62A、承認受理部64A、予定情報送信部66A
を備える。予定情報受理部52は、承認順序記録テーブ
ル52A、承認受理部52Bを備える。
【0105】承認順序記録テーブル62Aの内容を図1
4に示す。資金繰り予定情報や支払い予定情報の承認を
すべき人およびその順序が記録されている。図14の例
でいえば、人X1、X2、Y1、Y2の順番に承認を得
なければならないことを意味している。なお、承認すべ
き人は部門Xから二人(担当者X1、責任者X2)、部
門Yから二人(担当者Y1、責任者Y2)、選ばれてい
る。部門Xは例えば営業、部門Yは例えば経理というよ
うにする。
【0106】承認受理部64Aは、資金繰り予定情報や
支払い予定情報を承認すべき順序に従って承認すべき人
に提示し、承認を受ける。なお、承認を受けられず却下
された場合は、直前の承認すべき順序の人に予定情報を
提示する。すなわち、差し戻す。なお、提示には、イン
ターネットや社内LAN(Local Area Network)において
使用されるe-mailによる督促、あるいは掲示板(Webブ
ラウザ上で、自らのなすべき承認等の一覧を示すもの
で、承認用画面にリンクを張っておいてもよい)を含む
ものとする。すなわち、承認すべき人はe-mailにより、
承認すべき予定情報があることを知り、図示省略した承
認用の画面を開いて承認を行うことが可能である。
【0107】予定情報送信部66Aは、承認受理部64
Aが承認を全ての承認すべき人から受け終えた場合に
は、予定情報を送信する。
【0108】承認順序記録テーブル52Aの内容を図1
5に示す。資金繰り予定情報や支払い予定情報の承認を
すべき人およびその順序が記録されている。図15の例
でいえば、人Z1、Z2、Z3の順番に承認を得なけれ
ばならないことを意味している。なお、承認すべき人は
部門Zから三人選ばれている。部門Zは例えば経理とい
うようにする。
【0109】承認受理部52Bは、資金繰り予定情報や
支払い予定情報を承認すべき順序に従って承認すべき人
に提示し、承認を受ける。なお、承認を受けられず却下
された場合は、直前の承認すべき順序の人に予定情報を
提示する。すなわち、差し戻す。もし、全ての人から承
認を得られれば、予定情報を受理する。
【0110】次に、第三の実施形態の動作を説明する。
図16は、クライアント60Aの動作を示すフローチャ
ートである。図17は、予定情報受理部52の動作を示
すフローチャートである。
【0111】まず、クライアント60Aの動作を図16
を参照して説明する。まず、承認受理部64Aは、承認
順序記録テーブル62Aに記録されている全ての人X
1、X2、Y1、Y2から承認を得られたかを確認する
(S50)。
【0112】まだ、得られていないならば(S50、N
o)、承認受理部64Aは、承認順序記録テーブル62
Aを参照して、次の順番の人にe-mailの送信および予定
情報を提示する(S52)。例えば、今までX1、X2
の承認を得られていれば、Y1に予定情報を提示する。
【0113】そこで、承認受理部64Aは、承認を得ら
れたかを確認する(S54)。承認を得られれば(S5
4、Yes)、全ての承認が得られたかの確認(S5
0)に戻る。承認を得られなければ(S54、No)、
提示した人の直前の順序の人にe-mailの送信および予定
情報を提示する(S56)。すなわち、差し戻しであ
る。例えば、Y1の承認が得られなければ、X2に差し
戻す。そして、全ての承認が得られたかの確認(S5
0)に戻る。
【0114】なお、全ての人X1、X2、Y1、Y2か
ら承認を得られたならば(S50、Yes)、承認受理
部64Aから予定情報が予定情報送信部66Aに送信さ
れ、予定情報送信部66Aが、経理管理装置50へ予定
情報を送信する(S58)。
【0115】次に、予定情報受理部52の動作を図17
を参照して説明する。まず、承認受理部52Bは、承認
順序記録テーブル52Aに記録されている全ての人Z
1、Z2、Z3から承認を得られたかを確認する(S5
0)。
【0116】まだ、得られていないならば(S50、N
o)、承認受理部52Bは、承認順序記録テーブル52
Aを参照して、次の順番の人にe-mailの送信および予定
情報を提示する(S52)。例えば、今までZ1、Z2
の承認を得られていれば、Z3に予定情報を提示する。
【0117】そこで、承認受理部52Bは、承認を得ら
れたかを確認する(S54)。承認を得られれば(S5
4、Yes)、全ての承認が得られたかの確認(S5
0)に戻る。承認を得られなければ(S54、No)、
提示した人の直前の順序の人にe-mailの送信および予定
情報を提示する(S56)。すなわち、差し戻しであ
る。例えば、Z3の承認が得られなければ、Z2に差し
戻す。そして、全ての承認が得られたかの確認(S5
0)に戻る。
【0118】なお、全ての人Z1、Z2、Z3から承認
を得られたならば(S50、Yes)、承認受理部64
Aは予定情報を受理し(S60)、予定情報並べ替え部
54により予定情報が処理される。
【0119】第三の実施形態によれば、予定情報の送信
および受理にあたって、数名の者のチェックをうけるこ
ととなり、予定情報の取り扱いに万全を期すことができ
る。貸借については、デイリーものについては自動的に
行うことが好適であるが、タームもの(一ヶ月などのあ
る程度期間のあるもの)については、ある程度は検討の
ための時間がとれるので、第三の実施形態にかかる装置
が好適である。
【0120】第四の実施形態 第四の実施形態は、第一から第三の実施形態まで記載さ
れたグループ間の記帳に貸借記種別を付加するものであ
る。
【0121】図18は、本発明の第四の実施形態の構成
を示すブロック図である。本発明の第四の実施形態にか
かる経理管理装置は、入出金記録部100、貸借記種別
記録部200、貸借記種別付加部300を備える。
【0122】入出金記録部100は、統括口座10と被
統括口座20A−Cとにおける入出金の記録を行う。入
出金記録部100は、第一の実施形態における貸借管理
部41(図2(a)参照)、第二の実施形態におけるグ
ループ間記帳部59(図8参照)、に相当する。
【0123】貸借記種別付加部300は、記録の際に、
貸借記種別を貸借記種別記録手段から読み出して付加す
る。貸借記種別付加部300は、第一の実施形態におけ
る貸借管理記録テーブル42a(図2(a)参照)に相
当する。
【0124】貸借種別記録部200は、統括口座10と
被統括口座20A−Cとにおける入出金に対応する貸借
種別を記録する。貸借種別記録部200の記録内容を図
19に示す。例えば、統括口座10から被統括口座20
A−Cへ資金が流れれば貸付、統括口座10と被統括口
座20A−Cとの間に資金の流れがなければ利息といっ
たように記録してある。なお、被統括口座20A−Cか
ら見れば、貸付、借入は逆である。
【0125】なお、資金集中系の特色として、貸借記種
別が限られているということがいえる。例えば、統括口
座10から被統括口座20A−Cへ資金が流れれば貸借
記種別は貸付と一意に定まる。
【0126】第四の実施形態の動作を図20を参照して
説明する。図20(a)に示してあるのは、統括口座1
0から被統括口座20Aへの入出金をあらわした表であ
る。このような表を、入出金記録部100が作成する。
作成された表は、貸借記種別付加部300に送られる。
貸借記種別付加部300は、貸借記種別記録部200か
ら貸借記種別を読み込んで、貸借記種別を図20(b)
のように付加する。
【0127】すなわち、統括口座10から被統括口座2
0Aへ出金20があったので、図19によれば仕訳は貸
付である。そこで、貸付と記載する。統括口座10へ被
統括口座20Aから入金100があったので、図19に
よれば仕訳は借入である。そこで、借入と記載する。
【0128】なお、図20(c)のように、A社用に
「出」「入」を入れかえるとA社にとって処理しやすく
好適である。統括口座から見た入出金と被統括口座から
見た入出金は、逆だからである。なお、貸借記種別をコ
ンピュータで処理しやすくするために、コード化してあ
ることが多い。例えば、統括口座では貸付を20A、借
入を10Aとしているとする。一方、A社では貸付を0
2α、借入を01αとしているとする。このような場合
は、貸借記種別を各グループ企業でどのようにコード化
しているかを貸借記種別付加部300に記録しておけ
ば、貸借記種別を変換することもできる。
【0129】本発明の第四の実施形態によれば、貸借記
種別が併記されているため、口座への入出金の記録を読
む際にわかりやすくなる。
【0130】なお、上記の第一から第四の実施形態にお
いては、単一の統括口座に複数の被統括口座があるとい
う前提で説明をすすめてきた。しかし、図21(a)の
ように、複数の統括口座があってもよい。あるいは、図
21(b)のように、複数の統括口座をさらに統括する
口座を設けてもよい。
【0131】また、上記の第一から第四の実施形態は、
以下のようにして実現できる。CPU、ハードディス
ク、メディア(フロッピー(登録商標)ディスク、CD
−ROMなど)読み取り装置を備えたコンピュータのメ
ディア読み取り装置に、上記の各部分を実現するプログ
ラムを記録したメディアを読み取らせて、ハードディス
クにインストールする。このような方法でも、上記の機
能を実現できる。
【0132】さらに、上記の第一から第四の実施形態を
同一の装置上に実装してもよい。そして、A−C社の各
グループ企業ごとに、使用できる機能を許可してもよ
い。例えば、A社には全機能の使用を許可し、B社には
統括口座10からの支払いの代行を許可しないというこ
とも可能である。
【0133】この場合、クライアント60A−Cに各機
能に対応したボタンを表示しておき、A−C社の各グル
ープ企業の従業員がボタンをクリックすると、各機能を
行うソフトウェアが起動させるようにしてもよい。この
とき、A社のクライアント60Aには全機能に対応した
ボタンを表示し、B社のクライアント60Bには統括口
座10からの支払いの代行に対応するボタンを表示しな
いということも可能である。また、A社の従業員の○○
氏には全機能に対応したボタンを表示し、××氏には統
括口座10からの支払いの代行に対応するボタンを表示
しないということも可能である。すなわち、許可された
機能に対応するボタンのみをクライアントに表示すれば
よい。
【0134】上記の第一から第四の実施形態によれば、
複数の企業を一体として経理の管理を行える。しかも、
資金集中系内部での資金流通により、会計処理を行うた
め、外部に資金を流通させる際の手数料および事務処理
労力を削減できる。
【0135】
【発明の効果】本発明によれば、資金集中系の特色に基
づき、グループ企業の経理の状態を適確に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態において前提となっている口
座の関係(資金集中系)を示す概念図である。
【図2】第一の実施形態の経理管理装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】貸借管理記録テーブル42aの記録内容を示す
図である。
【図4】貸借金利テーブル42bの記録内容を示す図で
ある。
【図5】与信枠(借入枠)記録テーブル42cの記録内
容を示す図である。
【図6】第一の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】貸借の利息の計算法を示す表である。
【図8】第二の実施形態の経理管理装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図9】予定情報のフォーマットを示す図であり、図9
(a)は資金繰り予定情報のフォーマットを、図9
(b)は支払い予定情報のフォーマットを示す図であ
る。
【図10】資金繰り予測部56の動作結果(図10
(a))、支払い指示部58の動作結果(図10
(b))、グループ間記帳部59の動作結果(図10
(c))を示す図である。
【図11】資金繰り予定情報を受理した場合の動作を示
すフローチャートである。
【図12】支払い予定情報を受理した場合の動作を示す
フローチャートである。
【図13】本発明の第三の実施形態の特徴部分である、
クライアント60Aおよび予定情報受理部52の内部構
成を示した図である。
【図14】承認順序記録テーブル62Aの内容を示す図
である。
【図15】承認順序記録テーブル52Aの内容を示す図
である。
【図16】クライアント60Aの動作を示すフローチャ
ートである。
【図17】予定情報受理部52の動作を示すフローチャ
ートである。
【図18】本発明の第四の実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図19】貸借記種別記録部200の記録内容を示す図
である。
【図20】第四の実施形態の動作を説明するための概念
図である。
【図21】統括口座と被統括口座との関係の変形例を示
す図である。
【符号の説明】
10 統括口座 20A、B、C 被統括口座 30 入出金情報記録手段 30a 入出金情報記録テーブル 40 経理管理装置 41 貸借管理部 42 経理データ保管部 44 利息計算部 46 与信(借入)管理部 50 経理管理装置 52 予定情報受理部 54 予定情報並べ替え部 56 資金繰り予測部 58 支払い指示部 59 グループ間記帳部 60A、60B、60C クライアント 62A 承認順序記録テーブル 64A 承認受理部 66A 予定情報送信部 52A 承認順序記録テーブル 52B 承認受理部 100 入出金記録部 200 貸借記種別記録部 300 貸借記種別付加部

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】統括口座と、少なくとも一時的に前記統括
    口座との間でのみ入出金を行う被統括口座と、を有する
    資金集中系を管理する経理管理装置であって、 前記統括口座からの出金額、前記統括口座への入金額お
    よび入出金先を記録する入出金情報記録手段から情報を
    読みこんで、前記入出金先ごとに、前記出金額および前
    記入金額を計算する貸借管理手段、 を備えた経理管理装置。
  2. 【請求項2】前記貸借管理手段は、前記入出金先ごとの
    前記出金額の合計および前記入金額の合計を計算する、
    請求項1に記載の経理管理装置。
  3. 【請求項3】前記入出金先ごとの前記出金額の合計およ
    び前記入金額の合計に金利を乗算して貸付利息および借
    入利息を計算する利息計算手段を備えた、請求項2に記
    載の経理管理装置。
  4. 【請求項4】前記金利は、前記出金額の合計および前記
    入金額の合計に応じて異なるものである請求項3に記載
    の経理管理装置。
  5. 【請求項5】前記金利は、前記出金額の合計および前記
    入金額の合計を分割したものに乗算するものである請求
    項3に記載の経理管理装置。
  6. 【請求項6】前記金利は、ある一定の額を前記出金額の
    合計および前記入金額の合計が超えれば、それまでと異
    なった傾向で変動する請求項4または5に記載の経理管
    理装置。
  7. 【請求項7】前記入出金先ごとの前記出金額の合計が所
    定の金額以上になった場合に、警告を行う与信管理手段
    を備えた請求項2に記載の経理管理装置。
  8. 【請求項8】前記入出金先ごとの前記入金額の合計が所
    定の金額以上になった場合に、警告を行う借入枠管理手
    段を備えた請求項2に記載の経理管理装置。
  9. 【請求項9】前記計算の結果の配列を前記被統括口座の
    名義人ごとに入れかえる、請求項1ないし8のいずれか
    一項に記載の経理管理装置。
  10. 【請求項10】統括口座と、少なくとも一時的に前記統
    括口座との間でのみ入出金を行う被統括口座と、を有す
    る資金集中系を管理する経理管理装置であって、 前記被統括口座の名義人の各々が送信する、入出金予定
    日、出金予定額および入金予定額を有する被統括口座資
    金繰り予定情報を受理する資金繰り予定情報受理手段
    と、 受理された前記被統括口座資金繰り予定情報を単一のデ
    ータとして、前記入出金予定日順に並べ替える資金繰り
    予定情報並べ替え手段と、 前記統括口座の残高と並べ替えられた情報とを合算して
    将来の前記統括口座の残高を予測する資金繰り予測手段
    と、 を備えた経理管理装置。
  11. 【請求項11】前記資金繰り予測手段は、前記統括口座
    の入出金予定日、出金予定額および入金予定額を、さら
    に合算する請求項10に記載の経理管理装置。
  12. 【請求項12】前記資金繰り予定情報並べ替え手段は、
    前記被統括口座ごとに前記被統括口座資金繰り予定情報
    を並べ替え、 前記資金繰り予測手段は、前記被統括口座の残高と並べ
    替えられた情報とを合算して将来の前記被統括口座の残
    高を予測する、 請求項10に記載の経理管理装置。
  13. 【請求項13】前記資金繰り予定情報受理手段は、前記
    被統括口座資金繰り予定情報のデータの配列を所定の配
    列に並べ替える請求項10または12に記載の経理管理
    装置。
  14. 【請求項14】前記資金繰り予測手段は、前記統括口座
    または前記被統括口座の実際の残高と前記資金繰り予測
    手段の予測結果とを対比する、請求項10または12に
    記載の経理管理装置。
  15. 【請求項15】統括口座と、少なくとも一時的に前記統
    括口座との間でのみ入出金を行う被統括口座と、を有す
    る資金集中系を管理する経理管理装置であって、 前記被統括口座の名義人の各々が送信する、支払予定
    日、支払予定額および支払先を有する被統括口座支払い
    予定情報を受理する支払い予定情報受理手段と、 受理された前記支払い予定情報を単一のデータとして、
    前記支払予定日順に並べ替える支払い予定情報並べ替え
    手段と、 並べ替えられた情報を支払い指示として、前記統括口座
    の設けられている組織に送信する支払い指示手段と、 を備えた経理管理装置。
  16. 【請求項16】前記支払い予測手段は、前記統括口座の
    支払予定日、支払予定額および支払先を、さらに合算す
    る請求項15に記載の経理管理装置。
  17. 【請求項17】前記支払い予定情報受理手段は、前記被
    統括口座支払い予定情報のデータの配列を所定の配列に
    並べ替える請求項15に記載の経理管理装置。
  18. 【請求項18】前記支払い指示手段は、支払い指示をキ
    ャンセルするか、あるいは支払い拒絶を受理することが
    でき、前記統括口座の実残高にキャンセルあるいは拒絶
    された支払いの額を加算できる請求項15に記載の経理
    管理装置。
  19. 【請求項19】前記並べ替えられた情報において、前記
    支払先が前記被統括口座である場合には、支払いを前記
    統括口座と前記被統括口座との入出金として記録するグ
    ループ間記帳手段、を備えた請求項15に記載の経理管
    理装置。
  20. 【請求項20】前記予定情報を承認すべき人と承認すべ
    き順序を記録した承認順序記録テーブルと、 前記予定情報を前記承認すべき順序に従って前記承認す
    べき人に提示し、承認を受ける承認受理手段と、 前記承認受理手段が承認を全ての承認すべき人から受け
    終えた場合には、前記予定情報を送信する予定情報送信
    手段と、 を備えた請求項10ないし19のいずれか一項に記載の
    経理管理装置。
  21. 【請求項21】前記予定情報受理手段は、 前記予定情報を承認すべき人と承認すべき順序を記録し
    た承認順序記録テーブルと、 前記予定情報を前記承認すべき順序に従って前記承認す
    べき人に提示し、承認を受ける承認受理手段と、 を備え、 前記承認受理手段が承認を全ての承認すべき人から受け
    終えた場合には、前記予定情報を受理する、 請求項10ないし19のいずれか一項に記載の経理管理
    装置。
  22. 【請求項22】前記承認受理手段は、前記承認すべき人
    の承認が得られない場合は、直前の前記承認すべき順序
    の人に前記予定情報を提示する、請求項20または21
    に記載の経理管理装置。
  23. 【請求項23】前記承認受理手段の前記提示は、前記承
    認すべき人への通告の送信を含む、請求項20ないし2
    2のいずれか一項に記載の経理管理装置。
  24. 【請求項24】前記予定情報受理手段が、所定の期日に
    なっても前記名義人から予定情報を受理しない場合は、
    前記名義人に警告を送信する、請求項10ないし19の
    いずれか一項に記載の経理管理装置。
  25. 【請求項25】統括口座と、少なくとも一時的に前記統
    括口座との間でのみ入出金を行う被統括口座と、を有す
    る資金集中系を管理する経理管理装置であって、 前記統括口座と前記被統括口座とにおける入出金に対応
    する貸借記種別を記録する貸借記種別記録手段と、 前記統括口座と前記被統括口座とにおける入出金の記録
    を行う入出金記録手段と、 前記入出金の記録の際に、前記貸借記種別を前記貸借記
    種別記録手段から読み出して付加する貸借記種別付加手
    段と、 を備えた経理管理装置。
  26. 【請求項26】前記計算の結果の配列および前記貸借記
    種別を前記被統括口座の名義人ごとに入れかえる、請求
    項25に記載の経理管理装置。
  27. 【請求項27】請求項1ないし26のいずれか一項に記
    載の機能を前記被統括口座の名義人ごとに使用許可を行
    う、経理管理装置。
  28. 【請求項28】前記統括口座および前記被統括口座の名
    義人は、一人以上の構成員から構成される組織であり、 請求項1ないし26のいずれか一項に記載の機能を前記
    構成員ごとに使用許可を行う、経理管理装置。
  29. 【請求項29】統括口座と、少なくとも一時的に前記統
    括口座との間でのみ入出金を行う被統括口座と、を有す
    る資金集中系を管理する経理管理方法であって、 前記統括口座からの出金額、前記統括口座への入金額お
    よび入出金先を読みこんで、前記入出金先ごとに、前記
    出金額および前記入金額を計算する貸借管理工程、 を備えた経理管理方法。
  30. 【請求項30】統括口座と、少なくとも一時的に前記統
    括口座との間でのみ入出金を行う被統括口座と、を有す
    る資金集中系を管理する経理管理方法であって、 前記被統括口座の名義人の各々が送信する、入出金予定
    日、出金予定額および入金予定額を有する被統括口座資
    金繰り予定情報を受理する資金繰り予定情報受理工程
    と、 受理された前記被統括口座資金繰り予定情報を単一のデ
    ータとして、前記入出金予定日順に並べ替える資金繰り
    予定情報並べ替え工程と、 前記統括口座の残高と並べ替えられた情報とを合算して
    将来の前記統括口座の残高を予測する資金繰り予測工程
    と、 を備えた経理管理方法。
  31. 【請求項31】統括口座と、少なくとも一時的に前記統
    括口座との間でのみ入出金を行う被統括口座と、を有す
    る資金集中系を管理する経理管理方法であって、 前記被統括口座の名義人の各々が送信する、支払予定
    日、支払予定額および支払先を有する被統括口座支払い
    予定情報を受理する支払い予定情報受理工程と、 受理された前記支払い予定情報を単一のデータとして、
    前記支払予定日順に並べ替える支払い予定情報並べ替え
    工程と、 並べ替えられた情報を支払い指示として、前記統括口座
    の設けられている組織に送信する支払い指示工程と、 を備えた経理管理方法。
  32. 【請求項32】統括口座と、少なくとも一時的に前記統
    括口座との間でのみ入出金を行う被統括口座と、を有す
    る資金集中系を管理する経理管理方法であって、 前記統括口座と前記被統括口座とにおける入出金に対応
    する貸借記種別を記録する貸借記種別記録工程と、 前記統括口座と前記被統括口座とにおける入出金の記録
    を行う入出金記録工程と、 前記入出金の記録の際に、前記貸借記種別を付加する貸
    借記種別付加工程と、 を備えた経理管理方法。
  33. 【請求項33】統括口座と、少なくとも一時的に前記統
    括口座との間でのみ入出金を行う被統括口座と、を有す
    る資金集中系を管理する経理管理処理をコンピュータに
    実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに
    よって読み取り可能な記録媒体であって、 前記統括口座からの出金額、前記統括口座への入金額お
    よび入出金先を読みこんで、前記入出金先ごとに、前記
    出金額および前記入金額を計算する貸借管理処理、 を備えた記録媒体。
  34. 【請求項34】統括口座と、少なくとも一時的に前記統
    括口座との間でのみ入出金を行う被統括口座と、を有す
    る資金集中系を管理する経理管理処理をコンピュータに
    実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに
    よって読み取り可能な記録媒体であって、 前記被統括口座の名義人の各々が送信する、入出金予定
    日、出金予定額および入金予定額を有する被統括口座資
    金繰り予定情報を受理する資金繰り予定情報受理処理
    と、 受理された前記被統括口座資金繰り予定情報を単一のデ
    ータとして、前記入出金予定日順に並べ替える資金繰り
    予定情報並べ替え処理と、 前記統括口座の残高と並べ替えられた情報とを合算して
    将来の前記統括口座の残高を予測する資金繰り予測処理
    と、 を備えた記録媒体。
  35. 【請求項35】統括口座と、少なくとも一時的に前記統
    括口座との間でのみ入出金を行う被統括口座と、を有す
    る資金集中系を管理する経理管理処理をコンピュータに
    実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに
    よって読み取り可能な記録媒体であって、 前記被統括口座の名義人の各々が送信する、支払予定
    日、支払予定額および支払先を有する被統括口座支払い
    予定情報を受理する支払い予定情報受理処理と、受理さ
    れた前記支払い予定情報を単一のデータとして、前記支
    払予定日順に並べ替える支払い予定情報並べ替え処理
    と、 並べ替えられた情報を支払い指示として、前記統括口座
    の設けられている組織に送信する支払い指示処理と、 を備えた記録媒体。
  36. 【請求項36】統括口座と、少なくとも一時的に前記統
    括口座との間でのみ入出金を行う被統括口座と、を有す
    る資金集中系を管理する経理管理処理をコンピュータに
    実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに
    よって読み取り可能な記録媒体であって、 前記統括口座と前記被統括口座とにおける入出金に対応
    する貸借記種別を記録する貸借記種別記録処理と、 前記統括口座と前記被統括口座とにおける入出金の記録
    を行う入出金記録処理と、 前記入出金の記録の際に、前記貸借記種別を付加する貸
    借記種別付加処理と、 を備えた記録媒体。
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