JP2001283029A

JP2001283029A - 商品の共同購入方法およびそのシステム

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Publication number: JP2001283029A
Application number: JP2000095148A
Authority: JP
Inventors: Minoru Inaba; 穣稲葉
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2000-03-30
Filing date: 2000-03-30
Publication date: 2001-10-12

Abstract

(57)【要約】【課題】販売者側との価格交渉を可能として消費者が
価格形成に参画できるようにすること。【解決手段】データ通信可能に接続された複数のコン
ピュータ端末５，６から成るコンピュータネットワーク
８上において複数の利用者が共同して商品購入を行う共
同購入方法であって、少なくとも利用者の個人情報と該
利用者が購入希望する商品を特定可能な情報とを対応付
けて登録する購入希望受付ステップと、該登録された情
報に基づいて各商品毎の購入希望者数を集計する購入希
望者集計ステップと、集計された購入希望数を各商品毎
に販売者側に開示する購入希望者数開示ステップと、販
売者側より販売希望価格を受け付ける販売価格受付ステ
ップと、を含むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、利用者が購入を希
望する商品情報をインターネット等のコンピュータネッ
トワークにて収集、集計し、該集計した購入希望者の数
や情報を販売者側にコンピュータネットワークを介して
開示することで、利用者が商品の価格決定に参画できる
とともに、販売者側にとっても物流コストや販売コスト
を低減させることのできる商品の共同購入方法およびそ
のシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】現在における商品（消費財並びにサービ
ス）の価格形成においては、現状の流通システム自体が
販売者から消費者への一方通行的であるために、メーカ
ー或いは小売店である販売側が価格の決定権を有してお
り、消費者が、その商品の価格に対して疑問を抱いたと
しても、その価格決定に関与できないのが現状である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】具体的には、消費者が
商品を購入する場合には、個人対小売りまたは製造メー
カーとの商取引となるため、多少の値引き等の交渉が存
在するものの、消費者が１個人であって弱い立場となる
ため、それ以上の価格交渉は困難であるため、消費者が
その商品の価格形成に関して関与する機会がなく、よっ
て販売者側の考えた価格において利用者が購入する以外
に方法がないという問題があった。

【０００４】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、商品に対して購入意欲のある消費者
のニーズを集約、顕在化させることで、販売者側との価
格交渉を可能として消費者が価格形成に参画できるよう
にするとともに、販売者側にとっても購入を希望する多
数の消費者の情報を低コストにて収集することが可能と
なり、物流コストや販売コストを低減させることのでき
る商品の共同購入方法およびそのシステムを提供するこ
とを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の商品の共同購入方法は、データ通信可
能に接続された複数のコンピュータ端末から成るコンピ
ュータネットワーク上において複数の利用者が共同して
商品購入を行う共同購入方法であって、少なくとも利用
者の個人情報と該利用者が購入希望する商品を特定可能
な情報とを対応付けて登録する購入希望受付ステップ
と、該登録された情報に基づいて各商品毎の購入希望者
数を集計する購入希望者集計ステップと、集計された購
入希望数を各商品毎に販売者側に開示する購入希望者数
開示ステップと、販売者側より販売希望価格を受け付け
る販売価格受付ステップと、を含むことを特徴としてい
る。この特徴によれば、購入希望者からの購入希望商品
の情報を受け付けて、各購入希望商品における購入希望
者数を集計することで、購入意欲のある消費者のニーズ
を集約、顕在化させることができ、これら購入希望商品
と購入希望者数との情報を販売者側に開示することで販
売者側は、その商品の販売ボリュームに合わせて販売価
格を提示することで、事実上の販売者側との価格交渉が
可能となって、消費者が価格形成に参画できるようにな
るとともに、販売者側にとっても購入を希望する多数の
消費者の情報を低コストにて収集することが可能とな
り、物流コストや販売コストを低減させることができ
る。

【０００６】本発明の商品の共同購入方法は、利用者の
個人情報と該利用者を特定可能な識別符号とを対応付け
て登録するとともに、該利用者を特定可能な識別符号を
利用者に発行する会員登録ステップと、アクセス時にお
いて前記にて発行した識別符号にて利用者の照会を行う
会員照会ステップとを含み、前記個人情報として利用者
を特定可能な識別符号を用いて成ることが好ましい。こ
のようにすれば、購入希望者が必ず会員登録を実施した
利用者であることから、不必要な購入希望等が入力され
て購入希望の情報の精度が低下してしまうことを極力回
避できる。

【０００７】本発明の商品の共同購入方法は、前記購入
希望受付ステップにおいて、商品を特定可能な情報とと
もに、利用者が購入したい購入希望価格の受付を行うこ
とが好ましい。このようにすれば、販売者側は購入希望
価格を確認することで、消費者の価格認識を把握するこ
とができる。

【０００８】本発明の商品の共同購入方法は、前記購入
希望者集計ステップにおいて、各商品毎における最高購
入希望価格と最低希望購入価格を抽出し、前記購入希望
者数開示ステップにおいて、該抽出された最高購入希望
価格と最低希望購入価格を開示することが好ましい。こ
のようにすれば、これら前記最高購入希望価格と最低希
望購入価格を参考にして、販売者側が販売希望価格を決
定することができる。

【０００９】本発明の商品の共同購入方法は、前記購入
希望者集計ステップにおいて、集計された人数が予め定
められた最低購入希望者数を越えた場合においてのみ、
前記購入希望者数開示ステップへの移行を実施すること
が好ましい。このようにすれば、購入希望者数が少なく
価格交渉力がない有用性に乏しい情報までが販売者側に
開示されてしまい、情報の質が低下することを回避でき
るばかりか、これら開示される商品情報の総数を低減で
き、より効率的な運用を実施できる。

【００１０】本発明の商品の共同購入方法は、前記販売
価格受付ステップにて受け付けた最低販売価格を各購入
希望者に開示する最低販売価格開示ステップと、該最低
販売価格での購入を受け付ける購入申し込み受付ステッ
プと、を含むことが好ましい。このようにすれば、購入
希望者は、販売者側において提示された最も低い価格に
おいて商品を発注することができる。

【００１１】本発明の商品の共同購入システムは、複数
のコンピュータ端末とデータ通信可能に接続されたコン
ピュータサーバから成り、前記コンピュータサーバ上に
おいて複数の利用者が共同して商品購入を行う商品の共
同購入システムであって、少なくとも利用者の個人情報
と該利用者が購入希望する商品を特定可能な情報とを対
応付けて登録する購入希望受付ステップと、該登録され
た情報に基づいて各商品毎の購入希望者数を集計する購
入希望者集計ステップと、集計された購入希望数を各商
品毎に販売者側に開示する購入希望者数開示ステップ
と、販売者側より販売希望価格を受け付ける販売価格受
付ステップと、を含むことを特徴としている。この特徴
によれば、購入希望者からの購入希望商品の情報を受け
付けて、各購入希望商品における購入希望者数を集計す
ることで、購入意欲のある消費者のニーズを集約、顕在
化させることができ、これら購入希望商品と購入希望者
数との情報を販売者側に開示することで販売者側は、そ
の商品の販売ボリュームに合わせて販売価格を提示する
ことで、事実上の販売者側との価格交渉が可能となっ
て、消費者が価格形成に参画できるようになるととも
に、販売者側にとっても購入を希望する多数の消費者の
情報を低コストにて収集することが可能となり、物流コ
ストや販売コストを低減させることができる。

【００１２】本発明の商品の共同購入システムは、利用
者の個人情報と該利用者を特定可能な識別符号とを対応
付けて登録するとともに、該利用者を特定可能な識別符
号を利用者に発行する会員登録ステップと、アクセス時
において前記にて発行した識別符号にて利用者の照会を
行う会員照会ステップとを含み、前記個人情報として利
用者を特定可能な識別符号を用いて成ることが好まし
い。このようにすれば、購入希望者が必ず会員登録を実
施した利用者であることから、不必要な購入希望等が入
力されて購入希望の情報の精度が低下してしまうことを
極力回避できる。

【００１３】本発明の商品の共同購入システムは、前記
購入希望受付ステップにおいて、商品を特定可能な情報
とともに、利用者が購入したい購入希望価格の受付を行
うことが好ましい。このようにすれば、販売者側は購入
希望価格を確認することで、消費者の価格認識を把握す
ることができる。

【００１４】本発明の商品の共同購入システムは、前記
購入希望者集計ステップにおいて、各商品毎における最
高購入希望価格と最低希望購入価格を抽出し、前記購入
希望者数開示ステップにおいて、該抽出された最高購入
希望価格と最低希望購入価格を開示することが好まし
い。このようにすれば、これら前記最高購入希望価格と
最低希望購入価格を参考にして、販売者側が販売希望価
格を決定することができる。

【００１５】本発明の商品の共同購入システムは、前記
購入希望者集計ステップにおいて、集計された人数が予
め定められた最低購入希望者数を越えた場合においての
み、前記購入希望者数開示ステップへの移行を実施する
ことが好ましい。このようにすれば、購入希望者数が少
なく価格交渉力がない有用性に乏しい情報までが販売者
側に開示されてしまい、情報の質が低下することを回避
できるばかりか、これら開示される商品情報の総数を低
減でき、より効率的な運用を実施できる。

【００１６】本発明の商品の共同購入システムは、前記
販売価格受付ステップにて受け付けた最低販売価格を各
購入希望者に開示する最低販売価格開示ステップと、該
最低販売価格での購入を受け付ける購入申し込み受付ス
テップと、を含むことが好ましい。このようにすれば、
購入希望者は、販売者側において提示された最も低い価
格において商品を発注することができる。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。（実施例）まず図１は、本実施例の商品の共同購入シス
テムの構成を示すシステム図であり、図２は、本実施例
の商品の共同購入システムに用いたコンピュータサーバ
の構成を示すブロック図であり、図３は、本実施例の商
品の共同購入システムに用いたコンピュータサーバにお
ける処理動作を示すフロー図である。

【００１８】まず、本発明の商品の共同購入方法を適用
した商品購入システムは、図１に示すように、コンピュ
ータネットワークであるインターネット網８に接続され
た消費者である利用者のコンピュータ端末である携帯電
話３や可搬可能なノートパソコン４やデスクトップパソ
コン５等や、販売者側の各コンピュータ６，７と、受付
センターに設置され、前記インターネット網８に通信装
置２を介して接続されたコンピュータサーバ１とから主
に構成されており、前記各利用者のコンピュータ端末
３，４，５並びに販売者側の各コンピュータ６，７とコ
ンピュータサーバ１とは、インターネット網８を介して
双方にデータ授受可能に構成されている。

【００１９】この本実施例において使用したコンピュー
タサーバ１の構成は、図２に示すように、コンピュ−タ
内部にてデ−タの送受を行うデ−タバス１０に、該コン
ピュータサーバ１が実施する会員受付処理や購入希望の
受付処理や販売者側からの販売希望価格の受付処理や、
会員からの購入受付処理等の各種処理を所定の処理プロ
グラムに基づき実施する中央演算処理装置（ＣＰＵ）１
１や、ＲＡＭ１２、現在の時刻情報や任意の年月日の曜
日等のカレンダ−情報を出力可能なリアルタイムクロッ
ク（ＲＴＣ）１７と、前記通信装置２に接続されてデー
タの送受信を行う第１の通信インターフェイス１３と、
磁気ディスクや光磁気ディスクから成り、前記処理プロ
グラム並びに会員の個人情報が会員を識別可能な情報で
あるＩＤと対応付けて登録されている会員情報データベ
ース（ＤＢ）とが記憶されている記憶装置Ａ１５と、磁
気ディスクや光磁気ディスクから成り、会員により入力
された購入希望商品の商品番号とその購入希望金額とが
購入希望者である会員のＩＤとともに登録されている購
入希望商品データベース（ＤＢ）と、メーカーや小売店
等の販売業者から入力される販売希望価格が販売業者を
特定可能な情報とともに登録されている販売希望価格デ
ータベース（ＤＢ）と、販売業者よりの販売希望価格に
おける最低価格に基づく購入を受け付け、該購入商品の
商品番号と購入者の前記会員ＩＤとが対応付けて登録さ
れている購入受付データベース（ＤＢ）とが記憶された
記憶装置Ｂ１６と、出力装置としてのプリンターが接続
される第２の通信インターフェイス１４と、が接続され
た比較的高速の演算処理が可能な通常のコンピュ−タと
されており、前記記憶装置Ａ１５には、利用者や販売者
の使用する各コンピュータ端末のプラットホーム（オペ
レーションシステム）等に依存せずに、どのプラットホ
ームにおいても相互に使用可能なＨＴＭＬ（ハイパーテ
キストメーリングラングエッジ）言語にて記述され、各
プラットホームにおいて動作するブラウザソフトを用い
て情報の閲覧、入力が実施できるホームページ形式のＷ
ＷＷ（ワールドワイドウェッブ）データが記憶されてお
り、これらＷＷＷ（ワールドワイドウェッブ）データと
前記各種処理プログラムとが協調して各種の受付処理等
を実施するようになっている。

【００２０】以下、消費者である利用者が本実施例のコ
ンピュータサーバ１にアクセスした際におけるコンピュ
ータサーバ１の処理状況について、図３に基づき説明す
ると、まず、会員ではない一般の消費者がアクセスした
場合には、トップページにある入会手続きを選択する。

【００２１】該入会手続きが選択された場合には、会員
登録ページが利用者のコンピュータ端末に表示され、該
表示に基づき利用者は所定の項目、例えば氏名や性別や
年齢とともに、住所、電話番号等の各個人情報の項目を
入力するとともに、電子メールアドレスを入力する。

【００２２】これら各項目の入力が確認された後、前記
コンピュータサーバ１は、利用者を識別可能な識別符号
としての会員ＩＤを決定し、該会員ＩＤとともに前記に
て入力された個人情報を前記会員情報ＤＢに登録すると
ともに、該会員ＩＤを利用者に発行することで会員登録
が実施されて、利用者は会員になることができる。

【００２３】会員となった利用者は、前記トップページ
のジャンル別商品インデックスの中から、所望する商品
のジャンルを選択入力すると、会員であることの認証が
実施される会員認証ページに移行し、前記により発行さ
れた会員ＩＤとともに自分の電子メールアドレスの入力
要求がなされる。

【００２４】利用者が前記会員認証ページに自己の電子
メールアドレスと会員ＩＤとを入力すると、入力された
電子メールアドレスと会員ＩＤとが前記会員情報ＤＢに
登録されている内容と一致するか否かが確認され、一致
した場合においてのみ選択された商品ジャンルのページ
への入場が可能となり、該商品ジャンルのページにおい
て、商品の情報や商品番号等を確認した後、購入を希望
する商品が存在する場合には、購入希望商品の入力ペー
ジへ移行して、購入希望の商品番号並びに購入希望価格
を入力する。

【００２５】この入力された購入希望価格は、購入希望
の商品番号並びに購入希望の利用者の会員ＩＤと対応付
けて前記購入希望商品ＤＢに登録される。これら利用者
により登録された購入希望価格の中から下限価格上限価
格とが各商品毎に抽出され、前記商品ジャンルのページ
の各商品毎に表示されることで、利用者はこれらの下限
価格と上限価格とを参考にして前記購入希望価格を決定
できるようになっている。

【００２６】これら購入希望の登録者の数が予め設定さ
れている所定数に達した場合には、その商品と購入希望
者数並びに下限価格と上限価格データとが前記購入希望
商品ＤＢより抽出されて販売者側との交渉に供される。
これら販売者側との交渉の方法としては、本実施例にお
いて２つの方式を併用しており、前記商品の情報と購入
希望者数と購入希望者の購入希望下限価格と上限価格と
をインターネットを通じて閲覧可能に公開したり、これ
らのデータを直接販売者側のコンピュータ端末６，７に
送信することで、販売者らが販売希望価格の入札を実施
する入札方式と、比較的購入希望者が多い場合において
メーカーとの価格交渉を直接実施する直接交渉方式の、
２方式とされており、これら全ての価格が前記販売希望
価格ＤＢに登録されていく。

【００２７】これら販売希望価格ＤＢに登録されている
各販売希望価格の内、最低価格の情報が前記購入希望Ｄ
Ｂに登録されている該当商品の購入希望者へ、電子メー
ルにより提示される。

【００２８】この電子メールによる提示に基づいて、利
用者が該価格での購入を希望する場合には、前記のよう
にその商品ジャンルのページへアクセスして購入受付ペ
ージへ移行し、購入申し込みシートに必要事項を入力す
ることで、該購入希望者の情報が前記購入希望ＤＢに登
録されていき、これら購入希望者の情報リストが前記最
低価格を提示した販売者に提示される。

【００２９】この購入希望者の情報リストに基づき、販
売者は購入を希望する各会員に商品を発送するととも
に、代金を各会員より回収する。尚、これら代金の回収
を前記購入の申し込み時にカードや電子マネー等により
実施するようにしても良い。

【００３０】以上、本実施例のようにすれば、市場に潜
在的に存在する購入希望者の数を顕在化するとともに、
その購入希望者の情報を集約することで、販売者側との
価格交渉が可能となるため、消費者が商品の価格形成に
参画できるようになるばかりか、販売者側にとっても購
入を希望する多数の消費者の情報を低コストにて収集す
ることが可能となり、物流コストや販売コストを低減さ
せることができる。

【００３１】以上、本発明を図面により説明してきた
が、本発明はこれら実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっ
ても本発明に含まれることは言うまでもない。

【００３２】例えば、前記実施例では、会員登録を実施
しないと購入希望の登録ページへのいアクセスが不可と
されているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、これら購入希望の登録を会員以外の利用者全てが実
施できるようにしても良い。

【００３３】また、前記実施例では、購入希望登録の際
に購入希望価格も入力するようにしており、このように
することは、販売者側は購入希望者の購入希望価格を確
認することで、消費者の価格認識を把握することが可能
となるとともに、その下限値や上限値を参考にして、販
売者側が販売希望価格を決定することができることから
好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。

【００３４】また、前記実施例では、購入希望者の最低
希望者数を設定しているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、これらの最低希望者数を適宜に設定せず
とも良い。

【００３５】

【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。

【００３６】（ａ）請求項１項の発明によれば、購入希
望者からの購入希望商品の情報を受け付けて、各購入希
望商品における購入希望者数を集計することで、購入意
欲のある消費者のニーズを集約、顕在化させることがで
き、これら購入希望商品と購入希望者数との情報を販売
者側に開示することで販売者側は、その商品の販売ボリ
ュームに合わせて販売価格を提示することで、事実上の
販売者側との価格交渉が可能となって、消費者が価格形
成に参画できるようになるとともに、販売者側にとって
も購入を希望する多数の消費者の情報を低コストにて収
集することが可能となり、物流コストや販売コストを低
減させることができる。

【００３７】（ｂ）請求項２項の発明によれば、購入希
望者が必ず会員登録を実施した利用者であることから、
不必要な購入希望等が入力されて購入希望の情報の精度
が低下してしまうことを極力回避できる。

【００３８】（ｃ）請求項３項の発明によれば、販売者
側は購入希望価格を確認することで、消費者の価格認識
を把握することができる。

【００３９】（ｄ）請求項４項の発明によれば、これら
前記最高購入希望価格と最低希望購入価格を参考にし
て、販売者側が販売希望価格を決定することができる。

【００４０】（ｅ）請求項５項の発明によれば、購入希
望者数が少なく価格交渉力がない有用性に乏しい情報ま
でが販売者側に開示されてしまい、情報の質が低下する
ことを回避できるばかりか、これら開示される商品情報
の総数を低減でき、より効率的な運用を実施できる。

【００４１】（ｆ）請求項６項の発明によれば、購入希
望者は、販売者側において提示された最も低い価格にお
いて商品を発注することができる。

【００４２】（ｇ）請求項７項の発明によれば、購入希
望者からの購入希望商品の情報を受け付けて、各購入希
望商品における購入希望者数を集計することで、購入意
欲のある消費者のニーズを集約、顕在化させることがで
き、これら購入希望商品と購入希望者数との情報を販売
者側に開示することで販売者側は、その商品の販売ボリ
ュームに合わせて販売価格を提示することで、事実上の
販売者側との価格交渉が可能となって、消費者が価格形
成に参画できるようになるとともに、販売者側にとって
も購入を希望する多数の消費者の情報を低コストにて収
集することが可能となり、物流コストや販売コストを低
減させることができる。

【００４３】（ｈ）請求項８項の発明によれば、購入希
望者が必ず会員登録を実施した利用者であることから、
不必要な購入希望等が入力されて購入希望の情報の精度
が低下してしまうことを極力回避できる。

【００４４】（ｉ）請求項９項の発明によれば、販売者
側は購入希望価格を確認することで、消費者の価格認識
を把握することができる。

【００４５】（ｊ）請求項１０項の発明によれば、これ
ら前記最高購入希望価格と最低希望購入価格を参考にし
て、販売者側が販売希望価格を決定することができる。

【００４６】（ｋ）請求項１１項の発明によれば、購入
希望者数が少なく価格交渉力がない有用性に乏しい情報
までが販売者側に開示されてしまい、情報の質が低下す
ることを回避できるばかりか、これら開示される商品情
報の総数を低減でき、より効率的な運用を実施できる。

【００４７】（ｌ）請求項１２項の発明によれば、購入
希望者は、販売者側において提示された最も低い価格に
おいて商品を発注することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例における商品の共同購入システ
ムの構成を示すシステム図である。

【図２】本発明の実施例における商品の共同購入システ
ムに用いたコンピュータサーバの構成を示すブロック図
である。

【図３】本発明の実施例における商品の共同購入システ
ムに用いたコンピュータサーバにおける処理動作を示す
フロー図である。

【符号の説明】

１コンピュータサーバ２通信装置３携帯電話（コンピュータ端末）４ノートパソコン（コンピュータ端末）５デスクトップパソコン（コンピュータ端末）６デスクトップパソコン（コンピュータ端末）７デスクトップパソコン（コンピュータ端末）８インターネット網１０データバス１１中央演算処理回路（ＣＰＵ）１２ＲＡＭ１３第１通信インターフェイス１４第２通信インターフェイス１５記憶装置Ａ１６記憶装置Ｂ１７リアルタイムクロック（ＲＴＣ）１８プリンタ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】データ通信可能に接続された複数のコン
ピュータ端末から成るコンピュータネットワーク上にお
いて複数の利用者が共同して商品購入を行う共同購入方
法であって、少なくとも利用者の個人情報と該利用者が
購入希望する商品を特定可能な情報とを対応付けて登録
する購入希望受付ステップと、該登録された情報に基づ
いて各商品毎の購入希望者数を集計する購入希望者集計
ステップと、集計された購入希望数を各商品毎に販売者
側に開示する購入希望者数開示ステップと、販売者側よ
り販売希望価格を受け付ける販売価格受付ステップと、
を含むことを特徴とする商品の共同購入方法。
【請求項２】利用者の個人情報と該利用者を特定可能
な識別符号とを対応付けて登録するとともに、該利用者
を特定可能な識別符号を利用者に発行する会員登録ステ
ップと、アクセス時において前記にて発行した識別符号
にて利用者の照会を行う会員照会ステップとを含み、前
記個人情報として利用者を特定可能な識別符号を用いて
成る請求項２に記載の商品の共同購入方法。
【請求項３】前記購入希望受付ステップにおいて、商
品を特定可能な情報とともに、利用者が購入したい購入
希望価格の受付を行う請求項１または２に記載の商品の
共同購入方法。
【請求項４】前記購入希望者集計ステップにおいて、
各商品毎における最高購入希望価格と最低希望購入価格
を抽出し、前記購入希望者数開示ステップにおいて、該
抽出された最高購入希望価格と最低希望購入価格を開示
する請求項３に記載の商品の共同購入方法。
【請求項５】前記購入希望者集計ステップにおいて、
集計された人数が予め定められた最低購入希望者数を越
えた場合においてのみ、前記購入希望者数開示ステップ
への移行を実施する請求項１〜４のいずれかに記載の商
品の共同購入方法。
【請求項６】前記販売価格受付ステップにて受け付け
た最低販売価格を各購入希望者に開示する最低販売価格
開示ステップと、該最低販売価格での購入を受け付ける
購入申し込み受付ステップと、を含む請求項１〜５のい
ずれかに記載の商品の共同購入方法。
【請求項７】複数のコンピュータ端末とデータ通信可
能に接続されたコンピュータサーバから成り、前記コン
ピュータサーバ上において複数の利用者が共同して商品
購入を行う商品の共同購入システムであって、少なくと
も利用者の個人情報と該利用者が購入希望する商品を特
定可能な情報とを対応付けて登録する購入希望受付ステ
ップと、該登録された情報に基づいて各商品毎の購入希
望者数を集計する購入希望者集計ステップと、集計され
た購入希望数を各商品毎に販売者側に開示する購入希望
者数開示ステップと、販売者側より販売希望価格を受け
付ける販売価格受付ステップと、を含むことを特徴とす
る商品の共同購入システム。
【請求項８】利用者の個人情報と該利用者を特定可能
な識別符号とを対応付けて登録するとともに、該利用者
を特定可能な識別符号を利用者に発行する会員登録ステ
ップと、アクセス時において前記にて発行した識別符号
にて利用者の照会を行う会員照会ステップとを含み、前
記個人情報として利用者を特定可能な識別符号を用いて
成る請求項７に記載の商品の共同購入システム。
【請求項９】前記購入希望受付ステップにおいて、商
品を特定可能な情報とともに、利用者が購入したい購入
希望価格の受付を行う請求項７または８に記載の商品の
共同購入システム。
【請求項１０】前記購入希望者集計ステップにおい
て、各商品毎における最高購入希望価格と最低希望購入
価格を抽出し、前記購入希望者数開示ステップにおい
て、該抽出された最高購入希望価格と最低希望購入価格
を開示する請求項９に記載の商品の共同購入システム。
【請求項１１】前記購入希望者集計ステップにおい
て、集計された人数が予め定められた最低購入希望者数
を越えた場合においてのみ、前記購入希望者数開示ステ
ップへの移行を実施する請求項７〜１０のいずれかに記
載の商品の共同購入システム。
【請求項１２】前記販売価格受付ステップにて受け付
けた最低販売価格を各購入希望者に開示する最低販売価
格開示ステップと、該最低販売価格での購入を受け付け
る購入申し込み受付ステップと、を含む請求項７〜１１
のいずれかに記載の商品の共同購入システム。