JP2001282863A - 3次元cadシステム、そのシステムにおけるフィーチャ再生成方法、およびフィーチャ再生成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
3次元cadシステム、そのシステムにおけるフィーチャ再生成方法、およびフィーチャ再生成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体Info
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- JP2001282863A JP2001282863A JP2000090957A JP2000090957A JP2001282863A JP 2001282863 A JP2001282863 A JP 2001282863A JP 2000090957 A JP2000090957 A JP 2000090957A JP 2000090957 A JP2000090957 A JP 2000090957A JP 2001282863 A JP2001282863 A JP 2001282863A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィーチャの編集によりベース要素が消失し
たりベース要素の形状が大幅に変化したような場合で
も、フィーチャを確実にかつ安定して再生成することが
できる3次元CADシステムを提供する。 【解決手段】 履歴管理部5に入力された通常命令は、
通常命令管理部7を介して命令実行部9に渡され、命令
実行部9における命令の実行によりフィーチャが生成さ
れる。命令実行部9は、当該命令の実行により生成され
るフィーチャの位置情報をデータベース11に保存す
る。一方、履歴管理部5に入力された再実行命令は再実
行命令管理部8を介して命令実行部9に渡され、命令実
行部9における命令の実行によりフィーチャが生成され
る。このとき、再実行命令管理部8は、再実行命令に含
まれる各命令により生成されるフィーチャの基となるベ
ース要素のIDが消失しているときに、データベース1
1に保存されたフィーチャの位置情報に基づいて当該フ
ィーチャの基となるベース要素のIDを変更した上で命
令実行部9により当該フィーチャを再生成させる。
たりベース要素の形状が大幅に変化したような場合で
も、フィーチャを確実にかつ安定して再生成することが
できる3次元CADシステムを提供する。 【解決手段】 履歴管理部5に入力された通常命令は、
通常命令管理部7を介して命令実行部9に渡され、命令
実行部9における命令の実行によりフィーチャが生成さ
れる。命令実行部9は、当該命令の実行により生成され
るフィーチャの位置情報をデータベース11に保存す
る。一方、履歴管理部5に入力された再実行命令は再実
行命令管理部8を介して命令実行部9に渡され、命令実
行部9における命令の実行によりフィーチャが生成され
る。このとき、再実行命令管理部8は、再実行命令に含
まれる各命令により生成されるフィーチャの基となるベ
ース要素のIDが消失しているときに、データベース1
1に保存されたフィーチャの位置情報に基づいて当該フ
ィーチャの基となるベース要素のIDを変更した上で命
令実行部9により当該フィーチャを再生成させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のフィーチャ
(形状の特徴)を組み合わせてモデリングを行う3次元
CADシステムに係り、とりわけ、パラメータ変更やス
ケッチ編集等の再実行命令を実行して一連の命令を再実
行する際にフィーチャを確実にかつ安定して再生成する
ことができる3次元CADシステムに関する。
(形状の特徴)を組み合わせてモデリングを行う3次元
CADシステムに係り、とりわけ、パラメータ変更やス
ケッチ編集等の再実行命令を実行して一連の命令を再実
行する際にフィーチャを確実にかつ安定して再生成する
ことができる3次元CADシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数のフィーチャを組み合わ
せてモデリングを行う3次元CADシステムとして、あ
るフィーチャ(あるいはそのフィーチャの要素)をベー
ス要素として、そのベース要素に依存する形で新たなフ
ィーチャを順次生成していく3次元CADシステムが知
られている。このような従来の3次元CADシステムで
は、フィーチャを生成していく過程で、個々のフィーチ
ャを生成するための命令の履歴が逐次保存され、その保
存された命令の履歴に基づいてそれを再実行することに
よりフィーチャを再生成することができるようになって
いる。なお、このような命令の履歴においては、個々の
フィーチャごとに、そのフィーチャを生成するための命
令(コマンドおよびパラメータ)、およびそのフィーチ
ャが依存するベース要素のID(識別子)が保存され
る。
せてモデリングを行う3次元CADシステムとして、あ
るフィーチャ(あるいはそのフィーチャの要素)をベー
ス要素として、そのベース要素に依存する形で新たなフ
ィーチャを順次生成していく3次元CADシステムが知
られている。このような従来の3次元CADシステムで
は、フィーチャを生成していく過程で、個々のフィーチ
ャを生成するための命令の履歴が逐次保存され、その保
存された命令の履歴に基づいてそれを再実行することに
よりフィーチャを再生成することができるようになって
いる。なお、このような命令の履歴においては、個々の
フィーチャごとに、そのフィーチャを生成するための命
令(コマンドおよびパラメータ)、およびそのフィーチ
ャが依存するベース要素のID(識別子)が保存され
る。
【0003】図6(a)(b)(c)は従来の3次元CADシス
テムにおけるフィーチャの生成方法および再生成方法を
説明するための図である。
テムにおけるフィーチャの生成方法および再生成方法を
説明するための図である。
【0004】図6(a)(b)に示すように、従来の3次元C
ADシステムでは、まず、フィーチャ21を生成した
後、このようにして生成されたフィーチャ21の面21
aを基礎として、フィーチャ22を生成する。なお、こ
のようにしてフィーチャ21,22を生成していく過程
で得られる命令の履歴は逐次保存され、その命令の履歴
に基づいてフィーチャ21,22からなるモデルを再生
成することができる。
ADシステムでは、まず、フィーチャ21を生成した
後、このようにして生成されたフィーチャ21の面21
aを基礎として、フィーチャ22を生成する。なお、こ
のようにしてフィーチャ21,22を生成していく過程
で得られる命令の履歴は逐次保存され、その命令の履歴
に基づいてフィーチャ21,22からなるモデルを再生
成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の3次元CADシステムでは、フィーチャを生成
していく過程で、個々のフィーチャが依存するベース要
素のIDを保存している。
た従来の3次元CADシステムでは、フィーチャを生成
していく過程で、個々のフィーチャが依存するベース要
素のIDを保存している。
【0006】このため、フィーチャ21,22からなる
モデル(図6(b)参照)を生成した後、フィーチャ21
の編集により面21aが消失したような場合には、フィ
ーチャ22はその生成の基盤をなくしてしまい、パラメ
ータ変更やスケッチ編集等の再実行命令を実行してフィ
ーチャ21,22を再生成する際に、フィーチャ22が
再生成できなくなる場合が生じるという問題がある。な
お、この場合でも、フィーチャ21を編集したユーザ
は、フィーチャ22がフィーチャ21の面21aの近く
のいずれかの面を基礎として再生成されることを望んで
いる場合が多い。
モデル(図6(b)参照)を生成した後、フィーチャ21
の編集により面21aが消失したような場合には、フィ
ーチャ22はその生成の基盤をなくしてしまい、パラメ
ータ変更やスケッチ編集等の再実行命令を実行してフィ
ーチャ21,22を再生成する際に、フィーチャ22が
再生成できなくなる場合が生じるという問題がある。な
お、この場合でも、フィーチャ21を編集したユーザ
は、フィーチャ22がフィーチャ21の面21aの近く
のいずれかの面を基礎として再生成されることを望んで
いる場合が多い。
【0007】また、フィーチャ21,22からなるモデ
ル(図6(b)参照)を生成した後、フィーチャ21の編
集により面21aの形状が大幅に変化したような場合
(図6(c)参照)には、フィーチャ22が予期しない異
常な方向に再生成されてしまう場合が生じるという問題
がある。なお、多くのフィーチャを積み重ねてモデリン
グを行う3次元CADシステムでは、フィーチャの形状
の変化が複雑に絡み合い、パラメータ変更やスケッチ編
集等の再実行命令を実行してフィーチャを再生成する際
の挙動を推測することが難しいので、最終的に再生成さ
れたモデルが設計者の全く意図しない形状となり、また
その原因を究明することが非常に難しくなる場合が多
い。
ル(図6(b)参照)を生成した後、フィーチャ21の編
集により面21aの形状が大幅に変化したような場合
(図6(c)参照)には、フィーチャ22が予期しない異
常な方向に再生成されてしまう場合が生じるという問題
がある。なお、多くのフィーチャを積み重ねてモデリン
グを行う3次元CADシステムでは、フィーチャの形状
の変化が複雑に絡み合い、パラメータ変更やスケッチ編
集等の再実行命令を実行してフィーチャを再生成する際
の挙動を推測することが難しいので、最終的に再生成さ
れたモデルが設計者の全く意図しない形状となり、また
その原因を究明することが非常に難しくなる場合が多
い。
【0008】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、フィーチャが依存するベース要素のIDと
ともに、当該フィーチャとそのフィーチャの基となるベ
ース要素との位置関係を保存することにより、フィーチ
ャの編集によりベース要素が消失したりベース要素の形
状が大幅に変化したような場合でも、フィーチャを確実
にかつ安定して再生成することができる3次元CADシ
ステム、そのシステムにおけるフィーチャ再生成方法、
およびフィーチャ再生成プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とす
る。
ものであり、フィーチャが依存するベース要素のIDと
ともに、当該フィーチャとそのフィーチャの基となるベ
ース要素との位置関係を保存することにより、フィーチ
ャの編集によりベース要素が消失したりベース要素の形
状が大幅に変化したような場合でも、フィーチャを確実
にかつ安定して再生成することができる3次元CADシ
ステム、そのシステムにおけるフィーチャ再生成方法、
およびフィーチャ再生成プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、その第1の解
決手段として、3次元CAD用の命令を入力する入力部
と、前記入力部により入力された命令を実行する命令実
行部と、前記命令実行部により実行される一連の命令の
履歴を管理する履歴管理部であって、当該各命令ととも
にその命令により生成されるフィーチャの基となるベー
ス要素の識別子を保存する履歴管理部と、前記命令実行
部における命令の実行により生成されるフィーチャの位
置情報として、当該フィーチャとそのフィーチャの基と
なるベース要素との位置関係を保存するフィーチャ位置
情報データベースと、前記命令実行部により実行された
一連の命令を再実行する再実行命令を管理する再実行命
令管理部であって、当該再実行命令に含まれる各命令に
より生成されるフィーチャの基となるベース要素の識別
子の有無を検知し、当該ベース要素の識別子が消失して
いるときに、前記フィーチャ位置情報データベースに保
存されたフィーチャの位置情報に基づいて当該フィーチ
ャの基となるベース要素の識別子を変更した上で前記命
令実行部により当該フィーチャを再生成させる再実行命
令管理部とを備えたことを特徴とする3次元CADシス
テムを提供する。
決手段として、3次元CAD用の命令を入力する入力部
と、前記入力部により入力された命令を実行する命令実
行部と、前記命令実行部により実行される一連の命令の
履歴を管理する履歴管理部であって、当該各命令ととも
にその命令により生成されるフィーチャの基となるベー
ス要素の識別子を保存する履歴管理部と、前記命令実行
部における命令の実行により生成されるフィーチャの位
置情報として、当該フィーチャとそのフィーチャの基と
なるベース要素との位置関係を保存するフィーチャ位置
情報データベースと、前記命令実行部により実行された
一連の命令を再実行する再実行命令を管理する再実行命
令管理部であって、当該再実行命令に含まれる各命令に
より生成されるフィーチャの基となるベース要素の識別
子の有無を検知し、当該ベース要素の識別子が消失して
いるときに、前記フィーチャ位置情報データベースに保
存されたフィーチャの位置情報に基づいて当該フィーチ
ャの基となるベース要素の識別子を変更した上で前記命
令実行部により当該フィーチャを再生成させる再実行命
令管理部とを備えたことを特徴とする3次元CADシス
テムを提供する。
【0010】なお、上述した第1の解決手段において
は、前記フィーチャ位置情報データベースに保存された
フィーチャの位置情報に基づいて前記命令実行部におけ
る命令の実行により生成されるフィーチャの基となるベ
ース要素の形状の変化を検知し、当該ベース要素の形状
が大幅に変化しているときに、前記フィーチャ位置情報
データベースに保存されたフィーチャの位置情報に基づ
いて当該フィーチャの基となるベース要素の識別子を変
更した上で前記命令実行部により当該フィーチャを再生
成させるフィーチャ位置管理部をさらに備えることが好
ましい。
は、前記フィーチャ位置情報データベースに保存された
フィーチャの位置情報に基づいて前記命令実行部におけ
る命令の実行により生成されるフィーチャの基となるベ
ース要素の形状の変化を検知し、当該ベース要素の形状
が大幅に変化しているときに、前記フィーチャ位置情報
データベースに保存されたフィーチャの位置情報に基づ
いて当該フィーチャの基となるベース要素の識別子を変
更した上で前記命令実行部により当該フィーチャを再生
成させるフィーチャ位置管理部をさらに備えることが好
ましい。
【0011】また、上述した第1の解決手段において
は、前記フィーチャ位置情報データベースに保存された
フィーチャの位置情報に基づいて計算待ち時間中にフィ
ーチャの基となるベース要素の識別子を変更するベース
識別子メインテナンス部をさらに備えることが好まし
い。
は、前記フィーチャ位置情報データベースに保存された
フィーチャの位置情報に基づいて計算待ち時間中にフィ
ーチャの基となるベース要素の識別子を変更するベース
識別子メインテナンス部をさらに備えることが好まし
い。
【0012】さらに、上述した第1の解決手段において
は、前記フィーチャ位置情報データベースに保存された
フィーチャの位置情報を編集するフィーチャ位置情報編
集部をさらに備えることが好ましい。
は、前記フィーチャ位置情報データベースに保存された
フィーチャの位置情報を編集するフィーチャ位置情報編
集部をさらに備えることが好ましい。
【0013】本発明は、その第2の解決手段として、3
次元CADシステムにより実行される一連の命令の履歴
を管理するとともに、その管理された命令の履歴に基づ
いてフィーチャを再生成するフィーチャ再生成方法にお
いて、3次元CADシステムにより実行される命令とと
もにその命令により生成されるフィーチャの基となるベ
ース要素の識別子を保存するステップと、命令の実行に
より生成されるフィーチャの位置情報として、当該フィ
ーチャとそのフィーチャの基となるベース要素との位置
関係を保存するステップと、一連の命令を再実行するス
テップであって、当該各命令により生成されるフィーチ
ャの基となるベース要素の識別子が消失しているとき
に、保存されているフィーチャの位置情報に基づいて当
該フィーチャの基となるベース要素の識別子を変更した
上で当該フィーチャを再生成させるステップとを含むこ
とを特徴とするフィーチャ再生成方法を提供する。
次元CADシステムにより実行される一連の命令の履歴
を管理するとともに、その管理された命令の履歴に基づ
いてフィーチャを再生成するフィーチャ再生成方法にお
いて、3次元CADシステムにより実行される命令とと
もにその命令により生成されるフィーチャの基となるベ
ース要素の識別子を保存するステップと、命令の実行に
より生成されるフィーチャの位置情報として、当該フィ
ーチャとそのフィーチャの基となるベース要素との位置
関係を保存するステップと、一連の命令を再実行するス
テップであって、当該各命令により生成されるフィーチ
ャの基となるベース要素の識別子が消失しているとき
に、保存されているフィーチャの位置情報に基づいて当
該フィーチャの基となるベース要素の識別子を変更した
上で当該フィーチャを再生成させるステップとを含むこ
とを特徴とするフィーチャ再生成方法を提供する。
【0014】なお、上述した第2の解決手段において
は、保存されているフィーチャの位置情報に基づいてフ
ィーチャの基となるベース要素の形状の変化を検知し、
当該ベース要素の形状が大幅に変化しているときに、保
存されているフィーチャの位置情報に基づいて当該フィ
ーチャの基となるベース要素の識別子を変更した上で当
該フィーチャを再生成させるステップをさらに含むこと
が好ましい。
は、保存されているフィーチャの位置情報に基づいてフ
ィーチャの基となるベース要素の形状の変化を検知し、
当該ベース要素の形状が大幅に変化しているときに、保
存されているフィーチャの位置情報に基づいて当該フィ
ーチャの基となるベース要素の識別子を変更した上で当
該フィーチャを再生成させるステップをさらに含むこと
が好ましい。
【0015】本発明は、その第3の解決手段として、3
次元CADシステムにより実行される一連の命令の履歴
を管理するとともに、その管理された命令の履歴に基づ
いてフィーチャを再生成するフィーチャ再生成プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体にお
いて、3次元CADシステムにより実行される命令とと
もにその命令により生成されるフィーチャの基となるベ
ース要素の識別子を保存する手順と、命令の実行により
生成されるフィーチャの位置情報として、当該フィーチ
ャとそのフィーチャの基となるベース要素との位置関係
を保存する手順と、一連の命令を再実行する手順であっ
て、当該各命令により生成されるフィーチャの基となる
ベース要素の識別子が消失しているときに、保存されて
いるフィーチャの位置情報に基づいて当該フィーチャの
基となるベース要素の識別子を変更した上で当該フィー
チャを再生成させる手順とをコンピュータに対して実行
させることを特徴とする、フィーチャ再生成プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供
する。
次元CADシステムにより実行される一連の命令の履歴
を管理するとともに、その管理された命令の履歴に基づ
いてフィーチャを再生成するフィーチャ再生成プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体にお
いて、3次元CADシステムにより実行される命令とと
もにその命令により生成されるフィーチャの基となるベ
ース要素の識別子を保存する手順と、命令の実行により
生成されるフィーチャの位置情報として、当該フィーチ
ャとそのフィーチャの基となるベース要素との位置関係
を保存する手順と、一連の命令を再実行する手順であっ
て、当該各命令により生成されるフィーチャの基となる
ベース要素の識別子が消失しているときに、保存されて
いるフィーチャの位置情報に基づいて当該フィーチャの
基となるベース要素の識別子を変更した上で当該フィー
チャを再生成させる手順とをコンピュータに対して実行
させることを特徴とする、フィーチャ再生成プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供
する。
【0016】なお、上述した第3の解決手段において
は、保存されているフィーチャの位置情報に基づいてフ
ィーチャの基となるベース要素の形状の変化を検知し、
当該ベース要素の形状が大幅に変化しているときに、保
存されているフィーチャの位置情報に基づいて当該フィ
ーチャの基となるベース要素の識別子を変更した上で当
該フィーチャを再生成させる手順をコンピュータに対し
てさらに実行させることが好ましい。
は、保存されているフィーチャの位置情報に基づいてフ
ィーチャの基となるベース要素の形状の変化を検知し、
当該ベース要素の形状が大幅に変化しているときに、保
存されているフィーチャの位置情報に基づいて当該フィ
ーチャの基となるベース要素の識別子を変更した上で当
該フィーチャを再生成させる手順をコンピュータに対し
てさらに実行させることが好ましい。
【0017】本発明によれば、フィーチャが依存するベ
ース要素の識別子とともに、当該フィーチャとそのフィ
ーチャの基となるベース要素との位置関係を保存し、当
該フィーチャの基となるベース要素が消失しているとき
に、その保存されたフィーチャの位置関係に基づいて当
該ベース要素の識別子を変更するので、フィーチャの編
集によりベース要素が消失したような場合でも、その消
失したフィーチャに依存するフィーチャを確実に再生成
することができる。
ース要素の識別子とともに、当該フィーチャとそのフィ
ーチャの基となるベース要素との位置関係を保存し、当
該フィーチャの基となるベース要素が消失しているとき
に、その保存されたフィーチャの位置関係に基づいて当
該ベース要素の識別子を変更するので、フィーチャの編
集によりベース要素が消失したような場合でも、その消
失したフィーチャに依存するフィーチャを確実に再生成
することができる。
【0018】また本発明によれば、フィーチャが依存す
るベース要素の識別子とともに、当該フィーチャとその
フィーチャの基となるベース要素との位置関係を保存
し、当該フィーチャの基となるベース要素の形状が大幅
に変化しているときに、その保存されたフィーチャの位
置関係に基づいて当該ベース要素の識別子を変更するこ
とにより、フィーチャの編集によりベース要素の形状が
大幅に変化したような場合でも、その形状が大幅に変化
したフィーチャに依存するフィーチャを予期しない変形
等を招くことなく安定して再生成することができる。
るベース要素の識別子とともに、当該フィーチャとその
フィーチャの基となるベース要素との位置関係を保存
し、当該フィーチャの基となるベース要素の形状が大幅
に変化しているときに、その保存されたフィーチャの位
置関係に基づいて当該ベース要素の識別子を変更するこ
とにより、フィーチャの編集によりベース要素の形状が
大幅に変化したような場合でも、その形状が大幅に変化
したフィーチャに依存するフィーチャを予期しない変形
等を招くことなく安定して再生成することができる。
【0019】さらに本発明によれば、フィーチャ位置情
報データベースに保存されたフィーチャの位置情報に基
づいて計算待ち時間中(裏処理中)にフィーチャの基と
なるベース要素の識別子をベース識別子メインテナンス
部により自動的に変更することにより、命令実行部にお
ける命令の実行時にフィーチャの基となるベース要素の
識別子を変更する際の計算負荷を減少させることができ
る。
報データベースに保存されたフィーチャの位置情報に基
づいて計算待ち時間中(裏処理中)にフィーチャの基と
なるベース要素の識別子をベース識別子メインテナンス
部により自動的に変更することにより、命令実行部にお
ける命令の実行時にフィーチャの基となるベース要素の
識別子を変更する際の計算負荷を減少させることができ
る。
【0020】さらにまた本発明によれば、フィーチャ位
置情報データベースに保存されたフィーチャの位置情報
をフィーチャ位置情報編集部によりユーザが編集するこ
とにより、複数のフィーチャからなるモデルの設計変更
に対して柔軟に対応することができる。
置情報データベースに保存されたフィーチャの位置情報
をフィーチャ位置情報編集部によりユーザが編集するこ
とにより、複数のフィーチャからなるモデルの設計変更
に対して柔軟に対応することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1および図2は本発明に
よる3次元CADシステムの一実施の形態を示す図であ
る。
施の形態について説明する。図1および図2は本発明に
よる3次元CADシステムの一実施の形態を示す図であ
る。
【0022】図1に示すように、本実施の形態に係る3
次元CADシステム1は、3次元CAD用の命令を入力
する入力部3を備え、入力部3を介して入力された命令
は前処理用命令実行部4を介して3次元CADシステム
1の内部に入力されるようになっている。ここで、この
ようにして入力された命令は、履歴管理部5を介して命
令実行部9に渡され、命令実行部9により最終的に命令
が実行されるようになっている。なお、命令実行部9に
おける命令の実行により生成されるフィーチャのデータ
は3次元モデルデータ10として保存されるようになっ
ている。
次元CADシステム1は、3次元CAD用の命令を入力
する入力部3を備え、入力部3を介して入力された命令
は前処理用命令実行部4を介して3次元CADシステム
1の内部に入力されるようになっている。ここで、この
ようにして入力された命令は、履歴管理部5を介して命
令実行部9に渡され、命令実行部9により最終的に命令
が実行されるようになっている。なお、命令実行部9に
おける命令の実行により生成されるフィーチャのデータ
は3次元モデルデータ10として保存されるようになっ
ている。
【0023】ここで、履歴管理部5は、命令実行部9に
より実行される一連の命令の履歴を管理するものであ
り、命令をその種類(通常命令または再実行命令)に従
って分類する命令管理部6と、命令管理部6により分類
された命令のうち通常命令を管理する通常命令管理部7
とを有している。このうち、通常命令管理部7は、フィ
ーチャ生成等の通常命令を実行する際に、当該命令とと
もにその命令により生成されるフィーチャの基となるベ
ース要素のID(識別子)を履歴管理部5内の記憶装置
(図示せず)に保存するようになっている。
より実行される一連の命令の履歴を管理するものであ
り、命令をその種類(通常命令または再実行命令)に従
って分類する命令管理部6と、命令管理部6により分類
された命令のうち通常命令を管理する通常命令管理部7
とを有している。このうち、通常命令管理部7は、フィ
ーチャ生成等の通常命令を実行する際に、当該命令とと
もにその命令により生成されるフィーチャの基となるベ
ース要素のID(識別子)を履歴管理部5内の記憶装置
(図示せず)に保存するようになっている。
【0024】なお、通常命令管理部7により管理される
通常命令は命令実行部9により実行され、この命令の実
行により生成されるフィーチャの位置情報(当該フィー
チャとそのフィーチャの基となるベース要素との位置関
係)がフィーチャのIDとともにフィーチャ位置情報デ
ータベース11に保存されるようになっている。
通常命令は命令実行部9により実行され、この命令の実
行により生成されるフィーチャの位置情報(当該フィー
チャとそのフィーチャの基となるベース要素との位置関
係)がフィーチャのIDとともにフィーチャ位置情報デ
ータベース11に保存されるようになっている。
【0025】また、履歴管理部5は、命令管理部6によ
り分類された命令のうち再実行命令を管理する再実行命
令管理部8を有している。再実行命令管理部8は、パラ
メータ変更やスケッチ編集等の再実行命令を管理し、命
令実行部9により実行された一連の命令をある命令点ま
で戻って再実行するためのものである。ここで、再実行
命令管理部8は、再実行命令に含まれる各命令により生
成されるフィーチャの基となるベース要素のIDの有無
を検知し、当該ベース要素のIDが消失しているとき
に、フィーチャ位置情報データベース11に保存された
フィーチャの位置情報に基づいて当該フィーチャの基と
なるベース要素のIDを変更した上で命令実行部9によ
り当該フィーチャを再生成させるようになっている。な
お、再実行命令管理部8は履歴管理部5の外部に設ける
ことも可能である。
り分類された命令のうち再実行命令を管理する再実行命
令管理部8を有している。再実行命令管理部8は、パラ
メータ変更やスケッチ編集等の再実行命令を管理し、命
令実行部9により実行された一連の命令をある命令点ま
で戻って再実行するためのものである。ここで、再実行
命令管理部8は、再実行命令に含まれる各命令により生
成されるフィーチャの基となるベース要素のIDの有無
を検知し、当該ベース要素のIDが消失しているとき
に、フィーチャ位置情報データベース11に保存された
フィーチャの位置情報に基づいて当該フィーチャの基と
なるベース要素のIDを変更した上で命令実行部9によ
り当該フィーチャを再生成させるようになっている。な
お、再実行命令管理部8は履歴管理部5の外部に設ける
ことも可能である。
【0026】図2は図1に示すフィーチャ位置情報デー
タベース11の内容を説明するための図である。図2に
示すように、フィーチャ位置情報データベース11に
は、フィーチャの位置情報として、フィーチャごとに、
ベースフィーチャ(ベース要素)の有無、ベースフィー
チャ(ベース要素)のID、ベースフィーチャ(ベース
要素)の重心、およびベースフィーチャ(ベース要素)
重心からの偏差ベクトル情報が保存されるようになって
いる。
タベース11の内容を説明するための図である。図2に
示すように、フィーチャ位置情報データベース11に
は、フィーチャの位置情報として、フィーチャごとに、
ベースフィーチャ(ベース要素)の有無、ベースフィー
チャ(ベース要素)のID、ベースフィーチャ(ベース
要素)の重心、およびベースフィーチャ(ベース要素)
重心からの偏差ベクトル情報が保存されるようになって
いる。
【0027】次に、このような構成からなる本実施の形
態の作用について説明する。
態の作用について説明する。
【0028】図1において、入力部3を介して入力され
た3次元CAD用の命令は前処理用命令実行部4を介し
て履歴管理部5に入力される。
た3次元CAD用の命令は前処理用命令実行部4を介し
て履歴管理部5に入力される。
【0029】履歴管理部5に入力された命令は、命令管
理部6によりその種類(通常命令または再実行命令)に
従って分類される。
理部6によりその種類(通常命令または再実行命令)に
従って分類される。
【0030】ここで、命令管理部6により分類された命
令のうち通常命令(フィーチャ生成等)は通常命令管理
部7を介して命令実行部9に渡され、命令実行部9にお
ける命令の実行によりフィーチャが生成される。なおこ
のとき、通常命令管理部7は、当該命令とともにその命
令により生成されるフィーチャの基となるベース要素の
IDを履歴管理部5内の記憶装置(図示せず)に保存す
る。また、命令実行部9は、当該命令の実行により生成
されるフィーチャの位置情報(当該フィーチャとそのフ
ィーチャの基となるベース要素との位置関係)をフィー
チャのIDとともにフィーチャ位置情報データベース1
1に保存する。さらに、命令実行部9は、当該命令の実
行により生成されるフィーチャのデータを3次元モデル
データ10として保存する。
令のうち通常命令(フィーチャ生成等)は通常命令管理
部7を介して命令実行部9に渡され、命令実行部9にお
ける命令の実行によりフィーチャが生成される。なおこ
のとき、通常命令管理部7は、当該命令とともにその命
令により生成されるフィーチャの基となるベース要素の
IDを履歴管理部5内の記憶装置(図示せず)に保存す
る。また、命令実行部9は、当該命令の実行により生成
されるフィーチャの位置情報(当該フィーチャとそのフ
ィーチャの基となるベース要素との位置関係)をフィー
チャのIDとともにフィーチャ位置情報データベース1
1に保存する。さらに、命令実行部9は、当該命令の実
行により生成されるフィーチャのデータを3次元モデル
データ10として保存する。
【0031】これに対し、命令管理部6により分類され
た命令のうち再実行命令(パラメータ変更やスケッチ編
集等)は再実行命令管理部8を介して命令実行部9に渡
され、命令実行部9における命令の実行によりフィーチ
ャが生成される。なおこのとき、再実行命令管理部8
は、再実行命令に含まれる各命令により生成されるフィ
ーチャの基となるベース要素のIDの有無を検知し、当
該ベース要素のIDが消失しているときに、フィーチャ
位置情報データベース11に保存されたフィーチャの位
置情報に基づいて当該フィーチャの基となる新たなベー
ス要素(消失したベース要素の位置に近いベース要素)
を探索し、当該フィーチャの基となるベース要素のID
を変更した上で命令実行部9により当該フィーチャを再
生成させる。
た命令のうち再実行命令(パラメータ変更やスケッチ編
集等)は再実行命令管理部8を介して命令実行部9に渡
され、命令実行部9における命令の実行によりフィーチ
ャが生成される。なおこのとき、再実行命令管理部8
は、再実行命令に含まれる各命令により生成されるフィ
ーチャの基となるベース要素のIDの有無を検知し、当
該ベース要素のIDが消失しているときに、フィーチャ
位置情報データベース11に保存されたフィーチャの位
置情報に基づいて当該フィーチャの基となる新たなベー
ス要素(消失したベース要素の位置に近いベース要素)
を探索し、当該フィーチャの基となるベース要素のID
を変更した上で命令実行部9により当該フィーチャを再
生成させる。
【0032】このように本実施の形態によれば、フィー
チャが依存するベース要素のIDとともに、当該フィー
チャとそのフィーチャの基となるベース要素との位置関
係を保存し、当該フィーチャの基となるベース要素が消
失しているときに、その保存されたフィーチャの位置関
係に基づいて当該ベース要素のIDを変更するので、フ
ィーチャの編集によりベース要素が消失したような場合
でも、その消失したフィーチャに依存するフィーチャを
確実に再生成することができる。
チャが依存するベース要素のIDとともに、当該フィー
チャとそのフィーチャの基となるベース要素との位置関
係を保存し、当該フィーチャの基となるベース要素が消
失しているときに、その保存されたフィーチャの位置関
係に基づいて当該ベース要素のIDを変更するので、フ
ィーチャの編集によりベース要素が消失したような場合
でも、その消失したフィーチャに依存するフィーチャを
確実に再生成することができる。
【0033】なお、上述した図1および図2に示す3次
元CADシステム1は、図3乃至図5に示すような実施
の形態に変形することが可能である。
元CADシステム1は、図3乃至図5に示すような実施
の形態に変形することが可能である。
【0034】図3は図1に示す3次元CADシステム1
の一変形例を示す図である。図3に示す3次元CADシ
ステム1は、図1に示す3次元CADシステム1に加え
て、命令実行部9により呼び出されるフィーチャ位置管
理部12を有している。フィーチャ位置管理部12は、
フィーチャ位置情報データベース11に保存されたフィ
ーチャの位置情報に基づいて命令実行部9における命令
の実行により生成されるフィーチャの基となるベース要
素の形状の変化を検知し、当該ベース要素の形状が大幅
に変化しているときに、フィーチャ位置情報データベー
ス11に保存されたフィーチャの位置情報に基づいて当
該フィーチャの基となる新たなベース要素(形状が変化
した後のベース要素よりも位置が近いベース要素)を探
索し、当該フィーチャの基となるベース要素のIDを変
更した上で命令実行部9により当該フィーチャを再生成
させるものである。
の一変形例を示す図である。図3に示す3次元CADシ
ステム1は、図1に示す3次元CADシステム1に加え
て、命令実行部9により呼び出されるフィーチャ位置管
理部12を有している。フィーチャ位置管理部12は、
フィーチャ位置情報データベース11に保存されたフィ
ーチャの位置情報に基づいて命令実行部9における命令
の実行により生成されるフィーチャの基となるベース要
素の形状の変化を検知し、当該ベース要素の形状が大幅
に変化しているときに、フィーチャ位置情報データベー
ス11に保存されたフィーチャの位置情報に基づいて当
該フィーチャの基となる新たなベース要素(形状が変化
した後のベース要素よりも位置が近いベース要素)を探
索し、当該フィーチャの基となるベース要素のIDを変
更した上で命令実行部9により当該フィーチャを再生成
させるものである。
【0035】この変形例によれば、フィーチャが依存す
るベース要素のIDとともに、当該フィーチャとそのフ
ィーチャの基となるベース要素との位置関係を保存し、
当該フィーチャの基となるベース要素の形状が大幅に変
化しているときに、その保存されたフィーチャの位置関
係に基づいて当該ベース要素のIDを変更するので、フ
ィーチャの編集によりベース要素の形状が大幅に変化し
たような場合でも、その形状が大幅に変化したフィーチ
ャに依存するフィーチャを予期しない変形等を招くこと
なく安定して再生成することができる。
るベース要素のIDとともに、当該フィーチャとそのフ
ィーチャの基となるベース要素との位置関係を保存し、
当該フィーチャの基となるベース要素の形状が大幅に変
化しているときに、その保存されたフィーチャの位置関
係に基づいて当該ベース要素のIDを変更するので、フ
ィーチャの編集によりベース要素の形状が大幅に変化し
たような場合でも、その形状が大幅に変化したフィーチ
ャに依存するフィーチャを予期しない変形等を招くこと
なく安定して再生成することができる。
【0036】図4は図1に示す3次元CADシステム1
の他の変形例を示す図である。図4に示す3次元CAD
システム1は、図3に示す3次元CADシステム1に加
えて、履歴管理部5内にベースIDメインテナンス部
(ベース識別子メインテナンス部)13を有している。
ベースIDメインテナンス部13は、フィーチャ位置情
報データベース11に保存されたフィーチャの位置情報
に基づいて計算待ち時間中にフィーチャの基となるベー
ス要素のIDを自動的に変更するものである。なお、ベ
ースIDメインテナンス部13は履歴管理部5の外部に
設けることも可能である。
の他の変形例を示す図である。図4に示す3次元CAD
システム1は、図3に示す3次元CADシステム1に加
えて、履歴管理部5内にベースIDメインテナンス部
(ベース識別子メインテナンス部)13を有している。
ベースIDメインテナンス部13は、フィーチャ位置情
報データベース11に保存されたフィーチャの位置情報
に基づいて計算待ち時間中にフィーチャの基となるベー
ス要素のIDを自動的に変更するものである。なお、ベ
ースIDメインテナンス部13は履歴管理部5の外部に
設けることも可能である。
【0037】この変形例によれば、フィーチャ位置情報
データベース11に保存されたフィーチャの位置情報に
基づいて計算待ち時間中(裏処理中)にフィーチャの基
となるベース要素のIDをベースIDメインテナンス部
13により自動的に変更するので、命令実行部9におけ
る命令の実行時にフィーチャの基となるベース要素のI
Dを変更する際の計算負荷を減少させることができる。
データベース11に保存されたフィーチャの位置情報に
基づいて計算待ち時間中(裏処理中)にフィーチャの基
となるベース要素のIDをベースIDメインテナンス部
13により自動的に変更するので、命令実行部9におけ
る命令の実行時にフィーチャの基となるベース要素のI
Dを変更する際の計算負荷を減少させることができる。
【0038】図5は図1に示す3次元CADシステム1
のさらに他の変形例を示す図である。図5に示す3次元
CADシステム1は、図4に示す3次元CADシステム
1に加えて、前処理用命令実行部4により呼び出される
フィーチャ位置情報編集部14を有している。フィーチ
ャ位置情報編集部14は、フィーチャ位置情報データベ
ース11に保存されたフィーチャの位置情報を編集する
ものである。
のさらに他の変形例を示す図である。図5に示す3次元
CADシステム1は、図4に示す3次元CADシステム
1に加えて、前処理用命令実行部4により呼び出される
フィーチャ位置情報編集部14を有している。フィーチ
ャ位置情報編集部14は、フィーチャ位置情報データベ
ース11に保存されたフィーチャの位置情報を編集する
ものである。
【0039】この変形例によれば、フィーチャ位置情報
データベース11に保存されたフィーチャの位置情報を
フィーチャ位置情報編集部14によりユーザが編集する
ことができるので、複数のフィーチャからなるモデルの
設計変更に対して柔軟に対応することができる。
データベース11に保存されたフィーチャの位置情報を
フィーチャ位置情報編集部14によりユーザが編集する
ことができるので、複数のフィーチャからなるモデルの
設計変更に対して柔軟に対応することができる。
【0040】なお、上述した実施の形態における入力部
3、前処理用命令実行部4、履歴管理部5、命令管理部
6、通常命令管理部7、再実行命令管理部8および命令
実行部9はいずれも、コンピュータ上で動作するプログ
ラムコンポーネントとして実現することができる。この
ようなプログラムコンポーネントを含むフィーチャ再生
成プログラムは、各種の記録媒体に記録され、コンピュ
ータから読み出されて上述したような処理が行われる。
3、前処理用命令実行部4、履歴管理部5、命令管理部
6、通常命令管理部7、再実行命令管理部8および命令
実行部9はいずれも、コンピュータ上で動作するプログ
ラムコンポーネントとして実現することができる。この
ようなプログラムコンポーネントを含むフィーチャ再生
成プログラムは、各種の記録媒体に記録され、コンピュ
ータから読み出されて上述したような処理が行われる。
【0041】なお、本実施の形態で用いられる記録媒体
としては、磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディ
スク、ハードディスク、光ディスク(CD−ROM、C
D−RおよびDVD等)、光磁気ディスク(MO等)お
よび半導体メモリ等を含み、プログラムを記録すること
ができ、かつコンピュータ読み取り可能なものであれ
ば、その記録形式はどのようなものでもよい。また、記
録媒体としては、ネットワーク上で伝送される際の搬送
波等の情報伝達媒体を含む。さらに、記録媒体は、コン
ピュータと独立したものに限らず、LANやインターネ
ット等により伝送されたプログラムをダウンロードして
記憶または一時記憶した記録媒体も含まれる。さらにま
た、記録媒体は1つであるとは限らず、複数の記録媒体
から本実施の形態で行われる処理が実現される場合も本
発明における記録媒体の概念に含まれる。
としては、磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディ
スク、ハードディスク、光ディスク(CD−ROM、C
D−RおよびDVD等)、光磁気ディスク(MO等)お
よび半導体メモリ等を含み、プログラムを記録すること
ができ、かつコンピュータ読み取り可能なものであれ
ば、その記録形式はどのようなものでもよい。また、記
録媒体としては、ネットワーク上で伝送される際の搬送
波等の情報伝達媒体を含む。さらに、記録媒体は、コン
ピュータと独立したものに限らず、LANやインターネ
ット等により伝送されたプログラムをダウンロードして
記憶または一時記憶した記録媒体も含まれる。さらにま
た、記録媒体は1つであるとは限らず、複数の記録媒体
から本実施の形態で行われる処理が実現される場合も本
発明における記録媒体の概念に含まれる。
【0042】また、本実施の形態においては、記録媒体
からコンピュータにインストールされたフィーチャ再生
成プログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働し
ているオペレーティングシステム(OS)およびネット
ワークソフト等の他のプログラム(ミドルウェア等)に
より、本実施の形態で行われる処理の一部を実現するよ
うにしてもよい。
からコンピュータにインストールされたフィーチャ再生
成プログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働し
ているオペレーティングシステム(OS)およびネット
ワークソフト等の他のプログラム(ミドルウェア等)に
より、本実施の形態で行われる処理の一部を実現するよ
うにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ィーチャの編集によりベース要素が消失したりベース要
素の形状が大幅に変化したような場合でも、フィーチャ
を確実にかつ安定して再生成することができる。
ィーチャの編集によりベース要素が消失したりベース要
素の形状が大幅に変化したような場合でも、フィーチャ
を確実にかつ安定して再生成することができる。
【図1】本発明による3次元CADシステムの一実施の
形態を示すブロック図。
形態を示すブロック図。
【図2】図1に示すフィーチャ位置情報データベースの
内容を説明するための図。
内容を説明するための図。
【図3】図1に示す3次元CADシステムの一変形例を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図4】図1に示す3次元CADシステムの他の変形例
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図5】図1に示す3次元CADシステムのさらに他の
変形例を示すブロック図。
変形例を示すブロック図。
【図6】従来の3次元CADシステムにおけるフィーチ
ャの生成方法および再生成方法を説明するための図。
ャの生成方法および再生成方法を説明するための図。
1 3次元CADシステム 3 入力部 4 前処理用命令実行部 5 履歴管理部 6 命令管理部 7 通常命令管理部 8 再実行命令管理部 9 命令実行部 10 3次元モデルデータ 11 フィーチャ位置情報データベース 12 フィーチャ位置管理部 13 ベースIDメインテナンス部 14 フィーチャ位置情報編集部 21,22 フィーチャ 21a 面
Claims (8)
- 【請求項1】3次元CAD用の命令を入力する入力部
と、 前記入力部により入力された命令を実行する命令実行部
と、 前記命令実行部により実行される一連の命令の履歴を管
理する履歴管理部であって、当該各命令とともにその命
令により生成されるフィーチャの基となるベース要素の
識別子を保存する履歴管理部と、 前記命令実行部における命令の実行により生成されるフ
ィーチャの位置情報として、当該フィーチャとそのフィ
ーチャの基となるベース要素との位置関係を保存するフ
ィーチャ位置情報データベースと、 前記命令実行部により実行された一連の命令を再実行す
る再実行命令を管理する再実行命令管理部であって、当
該再実行命令に含まれる各命令により生成されるフィー
チャの基となるベース要素の識別子の有無を検知し、当
該ベース要素の識別子が消失しているときに、前記フィ
ーチャ位置情報データベースに保存されたフィーチャの
位置情報に基づいて当該フィーチャの基となるベース要
素の識別子を変更した上で前記命令実行部により当該フ
ィーチャを再生成させる再実行命令管理部とを備えたこ
とを特徴とする3次元CADシステム。 - 【請求項2】前記フィーチャ位置情報データベースに保
存されたフィーチャの位置情報に基づいて前記命令実行
部における命令の実行により生成されるフィーチャの基
となるベース要素の形状の変化を検知し、当該ベース要
素の形状が大幅に変化しているときに、前記フィーチャ
位置情報データベースに保存されたフィーチャの位置情
報に基づいて当該フィーチャの基となるベース要素の識
別子を変更した上で前記命令実行部により当該フィーチ
ャを再生成させるフィーチャ位置管理部をさらに備えた
ことを特徴とする請求項1記載の3次元CADシステ
ム。 - 【請求項3】前記フィーチャ位置情報データベースに保
存されたフィーチャの位置情報に基づいて計算待ち時間
中にフィーチャの基となるベース要素の識別子を変更す
るベース識別子メインテナンス部をさらに備えたことを
特徴とする請求項1または2記載の3次元CADシステ
ム。 - 【請求項4】前記フィーチャ位置情報データベースに保
存されたフィーチャの位置情報を編集するフィーチャ位
置情報編集部をさらに備えたことを特徴とする請求項1
乃至3のいずれか記載の3次元CADシステム。 - 【請求項5】3次元CADシステムにより実行される一
連の命令の履歴を管理するとともに、その管理された命
令の履歴に基づいてフィーチャを再生成するフィーチャ
再生成方法において、 3次元CADシステムにより実行される命令とともにそ
の命令により生成されるフィーチャの基となるベース要
素の識別子を保存するステップと、 命令の実行により生成されるフィーチャの位置情報とし
て、当該フィーチャとそのフィーチャの基となるベース
要素との位置関係を保存するステップと、 一連の命令を再実行するステップであって、当該各命令
により生成されるフィーチャの基となるベース要素の識
別子が消失しているときに、保存されているフィーチャ
の位置情報に基づいて当該フィーチャの基となるベース
要素の識別子を変更した上で当該フィーチャを再生成さ
せるステップとを含むことを特徴とするフィーチャ再生
成方法。 - 【請求項6】保存されているフィーチャの位置情報に基
づいてフィーチャの基となるベース要素の形状の変化を
検知し、当該ベース要素の形状が大幅に変化していると
きに、保存されているフィーチャの位置情報に基づいて
当該フィーチャの基となるベース要素の識別子を変更し
た上で当該フィーチャを再生成させるステップをさらに
含むことを特徴とする請求項5記載のフィーチャ再生成
方法。 - 【請求項7】3次元CADシステムにより実行される一
連の命令の履歴を管理するとともに、その管理された命
令の履歴に基づいてフィーチャを再生成するフィーチャ
再生成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体において、 3次元CADシステムにより実行される命令とともにそ
の命令により生成されるフィーチャの基となるベース要
素の識別子を保存する手順と、 命令の実行により生成されるフィーチャの位置情報とし
て、当該フィーチャとそのフィーチャの基となるベース
要素との位置関係を保存する手順と、 一連の命令を再実行する手順であって、当該各命令によ
り生成されるフィーチャの基となるベース要素の識別子
が消失しているときに、保存されているフィーチャの位
置情報に基づいて当該フィーチャの基となるベース要素
の識別子を変更した上で当該フィーチャを再生成させる
手順とをコンピュータに対して実行させることを特徴と
する、フィーチャ再生成プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体。 - 【請求項8】保存されているフィーチャの位置情報に基
づいてフィーチャの基となるベース要素の形状の変化を
検知し、当該ベース要素の形状が大幅に変化していると
きに、保存されているフィーチャの位置情報に基づいて
当該フィーチャの基となるベース要素の識別子を変更し
た上で当該フィーチャを再生成させる手順をコンピュー
タに対してさらに実行させることを特徴とする、請求項
7記載のフィーチャ再生成プログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000090957A JP2001282863A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 3次元cadシステム、そのシステムにおけるフィーチャ再生成方法、およびフィーチャ再生成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000090957A JP2001282863A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 3次元cadシステム、そのシステムにおけるフィーチャ再生成方法、およびフィーチャ再生成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001282863A true JP2001282863A (ja) | 2001-10-12 |
Family
ID=18606479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000090957A Withdrawn JP2001282863A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 3次元cadシステム、そのシステムにおけるフィーチャ再生成方法、およびフィーチャ再生成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001282863A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010009394A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Toshiba Corp | 設計履歴修正装置、および設計履歴修正方法 |
-
2000
- 2000-03-29 JP JP2000090957A patent/JP2001282863A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010009394A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Toshiba Corp | 設計履歴修正装置、および設計履歴修正方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |