JP2001282527A - 情報提供サーバ、端末、配信プログラム、汎用ネットワークを利用した情報配信システム、ライセンス提供サーバ、およびライセンスプログラム - Google Patents

情報提供サーバ、端末、配信プログラム、汎用ネットワークを利用した情報配信システム、ライセンス提供サーバ、およびライセンスプログラム

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JP2001282527A
JP2001282527A JP2000092179A JP2000092179A JP2001282527A JP 2001282527 A JP2001282527 A JP 2001282527A JP 2000092179 A JP2000092179 A JP 2000092179A JP 2000092179 A JP2000092179 A JP 2000092179A JP 2001282527 A JP2001282527 A JP 2001282527A
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晶 仲島
Yumitsuka Shigemori
弓束 重森
Atsushi Shimizu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】端末側に配信された情報を自動的に削除し、ま
た、プロダクトの不正な使用を防止する。 【解決手段】端末12a、12bは、プロダクト提供者
10からCD−ROMやダウンロードによって購入した
プロダクトをインストールした後、ライセンス提供サー
バ11に対してライセンスの要求を行う。ライセンス提
供サーバ11は、この要求に応じて、ライセンス15が
ラップされた配信プログラム14を端末12a、12b
に送信する。端末12a、12bでは、この配信プログ
ラム14にラップされている15をプロダクト13a、
13bにそれぞれ入力し、プロダクトの起動を可能にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットな
どの汎用ネットワークを利用して、広告、ニュースや、
ソフトウエアプロダクトの使用に対するライセンスキー
などの情報を、情報提供サーバから端末に対して配信す
る情報配信システムに関する。
【0001】
【従来の技術】インターネットなどの汎用ネットワーク
を利用した従来の情報配信システムでは、ニュース、広
告、機密情報などについては、メールなどを用いて配信
することが一般的である。図1は、汎用ネットワークを
利用して情報配信を行う従来のシステムの概略の構成図
である。
【0002】情報提供者1は、情報2を、情報提供サー
バ3に登録する。情報提供サーバ3は、汎用ネットワー
ク4、ネットワーク接続サーバ5を介して、受信者の端
末6a、6bに情報2を提供する。
【0003】また、ソフトウエアプロダクト(以下,単
にプロダクトという)を記憶媒体(CD−ROMなど)
やネットワークを介して購入した後に、その起動許可の
ためのライセンスキー(以下,単にライセンスという)
をネットワークを介して提供するようにしたシステムに
おいては、そのライセンスをサーバ側から個別に与え
る。図2は、このようなライセンス配信システムの従来
の概略構成図を示している。
【0004】プロダクト提供者10は、利用者に対して
記憶媒体(CD−ROMなど)によってプロダクトを配
信したり、ネットワークを利用してダウンロードによっ
てプロダクトを配信したりする。受信者の端末12aで
は、記憶媒体によって入手したプロダクトをインストー
ルし、受信者の端末12bでは、ダウンロードによって
配信されたプロダクトをインストールする。また、イン
ストール後、端末12a、12bでは、そのプロダクト
に起動許可を与えるためのライセンスをライセンス提供
サーバ11からネットワークを介して入手する。入手し
たライセンスはプロダクト13aまたは13bに組み込
まれ、その後プロダクトの利用が可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1に
示す従来の情報配信システムでは、以下に述べるような
欠点がある。
【0006】(1)情報提供者にとって、機密情報など
の特定の情報については、ある一定の期間を過ぎた時点
で消去したい、一度見たら消去して欲しいなどの要望が
あるが、仮に、情報提供者が受信者に情報の消去を依頼
しても実際にその情報が消去されたかどうかを知ること
ができない。情報の消去は、受信者の良心に左右され、
情報提供者には実際に削除されたかどうかの不安が残る
ことになる。また、広告などの情報については、有効期
限が過ぎた時点または一定の販売数に達した時点で全て
破棄できるようにすることが情報提供者1および受信者
の双方にとって望ましいが、上記の従来のシステムでは
このような情報の破棄を自動的に行うことができない。
【0007】(2)定期的に配信されてくる広告、たと
えば、ニュース配信サービスによる広告、ニュースは、
通常、毎日送付されてくる場合が多いが、これを全て保
存する必要はまったくないことが多い。しかし、これを
削除しようとすると、その作業は全て受信者の負担とな
り、受信者にとっては極めて作業が煩雑となる不都合が
ある。
【0008】また、図2に示す従来のライセンス配信シ
ステムでは以下のような欠点がある。
【0009】(3)CD−ROM化されたプロダクトま
たはダウンロードしたプロダクトは、購入者以外の他の
端末(図2の12c)で使用することができる。すなわ
ち、ライセンスが組み込まれているプロダクト13a、
13bを、端末12cに不正コピーするすることによっ
てこの端末12cでもそのままプロダクト13cを使用
することが可能になる。プロダクト13cの起動時にラ
イセンスコードを入力する仕組みを持つものでは、ライ
センスコードを端末12aまたは12bの利用者から入
手することで対応できる。これは、ライセンスコードが
そのままメールによってライセンス提供サーバ11から
配信されるから、技術的にまったく問題がない。
【0010】以上のように、図1に示すような従来の情
報配信システムでは、消去したいタイミングで情報の消
去ができないという不都合があり、また、図2に示す従
来のライセンス配信システムでは、プロダクトの不正な
使用を防止できないという不都合があった。
【0011】本発明の目的は、端末側に配信された情報
を自動的に削除することのできるシステムを提供するこ
とにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、プロダクトの
不正な使用を防止することのできるシステムを提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のように構成される。
【0014】(1)汎用ネットワークに接続され特定の
受信者へ提供するための情報が登録されている情報提供
サーバにおいて、前記登録されている情報を配信プログ
ラムに組み込む配信プログラム設定部と、この配信プロ
グラムを汎用ネットワークに接続されている前記特定の
受信者の端末に送信する部分とを備え、配信プログラム
は以下の部分を持つことを特徴とする。
【0015】(A)端末上で表示する情報を格納する情
報格納部 (B)配信プログラムの削除タイミングの条件を記憶す
る条件記憶部 (C)削除タイミングの条件が満たされたときに配信プ
ログラムを削除する部分 図3は、本発明に係る情報配信システムの概略構成図で
ある。図1と同一または同様の部分については同一符号
を用いている。
【0016】なお、図3は、本発明の理解を容易にする
ための図であって、本発明の特許請求の範囲を示すもの
ではない。本発明は,同図及び、同図の説明部分によっ
てその範囲を限定されるものではない。
【0017】このシステムは、情報提供サーバ3におい
て、情報提供者1が提供した情報2を組み込んだ配信プ
ログラム7を作成し、これを汎用ネットワーク4を介し
て端末6(6a、6b)に提供するようにしている。配
信プログラムとは、情報提供サーバ上、およびその受信
端末上で実行されるプログラムであって、本発明では、
条件が満たされた段階でその受信端末上で自らを削除す
る機能を持っている。配信プログラム7が自身を削除す
る条件には種々考えられる。たとえば、 ・配信プログラム7が端末に到達して実行されると、情
報2を端末上に表示した後自身を削除する。
【0018】・配信プログラム7が一定の期間のみ生存
し、その期間が経過すると自身を削除する、といった条
件が考えられる。
【0019】なお、端末6a、6b側では、配信プログ
ラム7を利用者の意思によって自由に削除することが可
能である。また、配信プログラム7の削除タイミングの
条件については、配信プログラム7自身が記憶している
が、この条件を情報提供サーバ3側から汎用ネットワー
ク4を介して変更することが可能である。さらに、この
条件を配信プログラム7が情報提供サーバ3側にある状
態で端末6a、6bから設定・変更することも可能であ
る。
【0020】以上の構成において、配信プログラム7
は、上記(A)〜(C)の機能を持っている。
【0021】(A)の情報格納部は、端末上で表示する
情報を格納する部分である。
【0022】(B)の条件記憶部は、情報提供サーバ3
または端末6a、6bで設定される配信プログラムの削
除タイミングの条件を記憶する (C)の部分は、上記削除タイミングの条件が満たされ
た時に受信を削除する部分である。
【0023】このように、情報提供サーバ3から、単に
情報2を端末に送るのではなく、配信プログラムの形に
して端末6a、6bに送ることにより、且つ、配信プロ
グラムを上記(A)〜(C)の機能を持たせることによ
って、情報提供者側の要求に応じたタイミング、または
受信者側の要求に応じたタイミングで、この情報プログ
ラム7を情報2とともに自動的に端末上から削除するこ
とができる。
【0024】上記端末6(6a、6b)は、汎用ネット
ワーク4に接続する機能を持つ通常のパソコンなどで構
成される。また、携帯電話で構成することも可能であ
る。また、この端末は、さらに、配信プログラム7を受
信する機能と、その配信プログラムを実行する機能と、
実行結果を表示する機能と、表示された内容に対して入
力可能なユーザインターフェイスとをさらに備えてい
る。また、配信プログラム自身が削除される時に、その
プログラムの実際の削除動作を行う部分も備えている。
これらの機能は、望ましくは、端末6a、6bの機種
(プラットホーム)に依存しないように実現されるのが
よい。そこで、たとえば、ミドルウエア(OSの上のレ
イヤに配置されるプログラム分)で提供することが可能
である。
【0025】(2)汎用ネットワークに接続されプロダ
クトを利用する端末に対してプロダクトに起動許可を与
えるライセンスを与えるライセンス提供サーバにおい
て、ライセンスを配信プログラムに組み込む配信プログ
ラム設定部と、この配信プログラムをプロダクトを利用
する端末に送信する部分とを備え、配信プログラムは以
下の部分を持つことを特徴とする。
【0026】(D)ライセンスを格納し、プロダクトに
接続してライセンスを入力するライセンス格納/出力部 (E)ライセンスの削除タイミングの条件を記憶する条
件記憶部 (F)削除タイミングの条件が満たされたときに配信プ
ログラムを削除する部分 図4は、本発明に係るライセンス提供サーバを用いるラ
イセンス配信システムの概略構成図である。
【0027】図2と同一または同類の部分については同
一符号を用いている。
【0028】図4において、プロダクト提供者10は、
CD−ROM等の記憶媒体によって、または、ネットワ
ーク経由のダウンロードによって、ユーザにプロダクト
を配信する。受信者端末12aは、記憶媒体によって入
手したプロダクトをインストールし、受信者端末12b
は、ダウンロードによって入手したプロダクトをインス
トールする。このようにして、プロダクト13a、13
bをインストールした後、このプロダクトに起動許可を
与えるためのライセンスをライセンス提供サーバ11か
ら受ける。このとき、このライセンスを受けるのに、ラ
イセンスが組み込まれた配信プログラム14をライセン
ス提供サーバ11からネットワーク経由で受信する。受
信者端末12aでは、受信した配信プログラム14に組
み込まれているライセンスを取り出してプロダクト13
aに与える。これによってプロダクト13aを起動する
ことができる。端末12bでも同様である。
【0029】上記配信プログラム14は、上記(D)〜
(F)の機能を持っている。したがって、ライセンスの
削除タイミングの条件として、端末間を移動した時を削
除タイミングとする条件とした場合、配信プログラム1
4を端末12aまたは12bから端末12cに移動させ
ることができなくなる。このため、プロダクト13aま
たは13bを端末12cにコピーしても、配信プログラ
ム14のコピーはできないから、端末12cではプロダ
クト13cを起動することができなくなる。これによっ
て、プロダクト13aまたは13bの不正使用を防止す
ることができる。
【0030】なお、ライセンスの削除タイミング条件と
して、最大コピー回数を超えたコピーの時に削除すると
いう条件の場合は、許可された回数のコピーである限
り、端末12cへの配信プログラム14のコピーが可能
である。この場合には、端末12cでプロダクト13c
の起動ができるようになる。
【0031】(3)汎用ネットワークに接続されプロダ
クトを利用する端末に対してプロダクトに起動許可を与
えるライセンスを与えるライセンス提供サーバにおい
て、プロダクトに起動許可を与えるライセンスを与える
ライセンスプログラムをプロダクトを利用する端末に送
信する部分とを備え、ライセンスプログラムは以下の部
分を持つことを特徴とする。
【0032】(G)プロダクトに接続してライセンスプ
ログラム自身を登録するプロダクト通信部 (H)ライセンスプログラムの削除タイミングの条件を
記憶する条件記憶部 (I)削除タイミングの条件が満たされたときにライセ
ンスプログラムを削除する部分 図5は、本発明に係るライセンス提供サーバを用いたラ
イセンス配信システムの概略構成図である。
【0033】このシステムでは、図4の配信プログラム
14に代えて、それ自身がライセンスであるライセンス
プログラム14´を使用している。構造的に、配信プロ
グラム14とライセンスプログラム14´は異なるが、
プロダクト側から見た場合は、配信プログラムであって
もライセンスプログラムであっても同じである。したが
って、図5では、ライセンスプログラム14´があれば
プロダクトの起動が可能であり、これがなければプロダ
クトの起動が不可能である。ライセンスプログラムはそ
の中に削除タイミングの条件を記憶しているために、こ
の条件として、プログラムの移動時に削除するという条
件を設定しておけば、プロダクトとライセンスプログラ
ムとを一緒に端末12cにコピーすることができなくな
る。それゆえ、プロダクトの不正使用はできない。
【0034】なお、図4および図5に示すシステムにお
いて、端末12a〜12cは、パソコン等の通常の端末
で構成することができるが、配信プログラム14やライ
センスプログラム14´をサーバから受信し、この削除
が行われる時に同削除の実際の動作を行うプログラム削
除部を備える必要がある。これらの機能については、ミ
ドルウエア等のソフトウエアによって実現される。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態は、イン
ターネットを使用した情報配信システムである。システ
ムの構成は、図3に示すものと同一である。以下、情報
提供サーバ、端末、配信プログラムのそれぞれの構造に
ついて説明する。
【0036】図6は、図3のシステムでの情報提供サー
バ3の機能構成図である。
【0037】情報登録/削除部20は、特定の受信者へ
提供するための情報の登録、および、登録した情報の削
除を行う。
【0038】情報記憶部21は、情報登録/削除部20
によって登録された情報を保存する。
【0039】配信プログラム登録/削除部22は、情報
が組み込まれた(以下、ラップされたという)配信プロ
グラムの登録/削除を行う。
【0040】配信プログラム記憶部23は、配信プログ
ラム登録/削除部22によって登録された配信プログラ
ムを保存する。
【0041】送信アドレス登録/削除部24は、情報を
配信する端末のアドレス登録、および、登録した端末の
アドレス削除を行う。登録の対象となるアドレスは、ネ
ットワーク上で一意に定まるIDによって行う。インタ
ーネットにおいては、IPアドレスがこれに相当する。
【0042】送信アドレス記憶部25は、送信アドレス
登録/削除部24によって登録された端末のアドレスを
記憶する。
【0043】情報取得/送信要求受信部26は、端末か
らの情報取得要求を受信し、対応する配信プログラムを
送信する。
【0044】配信プログラム送信部27は、情報取得要
求を発行した端末、または、送信アドレス記憶部25に
登録されている端末に対して配信プログラムを送信す
る。
【0045】配信プログラム設定部28は、情報を配信
プログラムにラップし、端末の入力に基づいて、また
は、情報提供者からの入力に基づいて、配信プログラム
の削除タイミングの条件を設定する。
【0046】配信プログラム通信部29は、端末に送信
した配信プログラムと通信し、その配信プログラムに記
憶されている削除タイミングの条件設定を行う。
【0047】図7は、端末の機能構成図である。
【0048】ネットワーク接続部30は、ネットワーク
接続サーバ5へ通信を行い、端末のネットワーク接続状
態を構成、保持する。
【0049】配信プログラム受信部31は、情報提供サ
ーバ3より送信される配信プログラム7を受信する。
【0050】配信プログラム実行部32は、受信した配
信プログラム7を実行する。配信プログラム7の実行に
より、情報2を含む実行結果がユーザインターフェイス
34上に表示される。
【0051】配信プログラム通信部33は、配信プログ
ラム7が情報提供サーバ3と通信する部分である。
【0052】ユーザインターフェイス34は、配信プロ
グラム7の実行結果を表示する。これにより、情報2を
表示する。
【0053】配信プログラム記憶部35は、受信した配
信プログラム7を保存する。
【0054】配信プログラム登録/削除部36は、受信
した配信プログラム7の登録、削除を行う。
【0055】時間管理部37は、配信プログラム7の保
存時間を管理する。この機能は、配信プログラムの削除
タイミングの条件として、一定時間が経過した時に削除
するという条件が設定された時に機能する。
【0056】図8は、配信プログラム7の機能構成図で
ある。
【0057】条件判別部40は、条件入力部42により
設定された条件を満たすか否かを判別する。条件とは、
配信プログラムの削除タイミングの条件である。
【0058】状態決定部41は、条件判別部40によっ
て、条件を満たしたことか判別された場合に、自身を端
末の配信プログラム記憶領域から削除する。
【0059】条件入力部42は、情報提供者、または受
信者から配信プログラムの削除タイミングの条件を受け
付ける。
【0060】条件記憶部43は、設定された条件を保存
する。
【0061】アドレス登録部44は、配信プログラム7
の送信先を登録する。
【0062】アドレス記憶部45は、登録されたアドレ
スを保存する。
【0063】情報格納/表示部46は、情報2を格納
し、表示する部分である。
【0064】次に、情報提供者によって配信プログラム
を設定した場合の情報配信システムを、図9を参照して
説明する。
【0065】情報提供者1は、配信プログラム7にラッ
プされうる情報2を情報提供サーバ3に入力して、この
サーバ3において情報2がラップされた配信プログラム
7が生成され、これを、端末6a〜6cに送信する。こ
の時、配信プログラム7に記憶される配信プログラムの
削除タイミングの条件は、情報2が端末において表示さ
れた時に削除される条件とする。これにより、各端末6
a〜6cでは、配信プログラム7を受信して実行後(情
報2の表示後)、同配信プログラム7が情報2とともに
自動的に削除される。
【0066】図10は、上記のシステムにおいての全体
の動作を示している。
【0067】情報提供サーバ7において、情報の作成が
行われて(ステップ100)、配信プログラムにラップ
され(ステップ101)、送信先の選択が行われる(ス
テップ102)。配信プログラムの削除タイミングの条
件設定がされると(ステップ104)、この条件が条件
記憶部に記憶された配信プログラム7が送信される(ス
テップ105)。
【0068】端末側では、配信プログラム7の受信を行
い(ステップ110)、これを、配信プログラム記憶部
35(図7)に保存する(ステップ111)。また、こ
のプログラムを実行することによってプログラム内の情
報2を読み込み(ステップ112)、これをユーザイン
ターフェイス34に表示する(ステップ113)。この
直後に、上記条件をチェックし(ステップ114)、条
件がある場合にはその内容を読み込んで(ステップ11
5)、条件を満たしていれば(ステップ116)、削除
を行って(ステップ117)終了する(ステップ11
8)。情報提供サーバ3においては、配信プログラム7
を端末側に送った後も、そのプログラム内の条件設定を
変更することができる。図11はこのような条件変更を
行う場合の動作を示す。
【0069】情報提供側では、配信プログラム7を送信
後(ステップ120)、条件変更の必要がある場合には
(ステップ121)、変更する配信プログラム7を検索
し(ステップ122)、条件設定を行い(ステップ12
3)、その変更内容を該当の端末上の配信プログラムに
対して通知する(ステップ124)。
【0070】端末側では、変更通知を受信すると(ステ
ップ130)、対応する配信プログラムがあることを条
件に(ステップ131)、受信した変更内容に基づいて
プログラム内の条件記憶部に記憶されている条件の変更
を行い(ステップ132)。プログラムが実行される
と、上記条件内容を読み込んで(ステップ133)、条
件を満たす場合に(ステップ134)、削除処理を行っ
て(ステップ135)終了する。
【0071】配信プログラム7の削除タイミングの条件
変更は、端末側からも行うことができる。図12は、端
末の受信者側から上記条件を変更する場合の概念図であ
る。
【0072】情報提供者1が情報3を情報提供サーバ3
に提供したとき、情報提供サーバ3は配信プログラム7
を作成するが、この時、端末6aからは、端末6a向け
の条件をサーバ3に送る。同様に、端末6bは端末6b
用の条件を、端末6cは端末6c用の条件をそれぞれサ
ーバ3に送信する。サーバ3は、配信プログラムに記憶
されている条件を、これらの端末から送られてきた条件
とした、配信プログラム7a、7b、7cを個別に作成
し、これを各端末6a〜6cに対して送信する。図13
は、この時の個別配信プログラムの設定フローである。
【0073】すなわち、端末側(情報受信側)において
受信情報の条件登録、すなわち上記条件の設定登録が行
われると(ステップ140)、情報提供側である情報提
供サーバ3がこれを受信し(ステップ141)、配信プ
ログラムに受信先の端末アドレスを登録するとともに
(ステップ142)、そのプログラムに上記条件を登録
して(ステップ143)、保存する(ステップ14
4)。
【0074】図14は、配信プログラムの送信動作を示
している。
【0075】情報提供側において、提供する情報が作成
されると(ステップ150)、提供先の選択を行い(ス
テップ151)、情報受信者が設定した配信プログラム
があるかどうかの判定を行う(ステップ152)。もし
あれば、その配信プログラムに情報3をラップして(ス
テップ153)、配信する(ステップ154)。もしな
ければ、提供者側の配信プログラムに情報3をラップし
て(ステップ156)、送信する(ステップ154)。
【0076】情報受信側では、上記配信プログラムを受
信すると(ステップ160)、その保存を行い、実行す
る。実行によって情報が読み込まれ(ステップ16
2)、ユーザインターフェイス上に表示される(ステッ
プ163)。その後に、条件がプログラムに記憶されて
いるかどうかの判定を行い(ステップ164)、条件が
あればその内容が読み込まれて(ステップ165)、条
件を満たすかどうかの判定を行って(ステップ16
6)、条件を満たす場合には自身を削除する(ステップ
167)。
【0077】次に実施例を説明する。
【0078】以下の実施例では、上記配信プログラムを
エージェントとし、これを端末上のエージェントサーバ
上で作動するようにしたモバイルエージェットシステム
を採用するものとする。図15は、このモバイルエージ
ェントシステムの概念図である。すなわち、端末は、ハ
ードウエアHW層と、OS層、Java層、Agent
Server層を有し、通常のプログラムはOS上に配
置されている。このシステムでは、Javaで上記Ag
entServerを書き、これをミドルウエアのソフ
トウエアとしてインストールしている。エージェント6
0は図9の配信プログラム7に相当するもので、図8に
示す機能を全て持っている。なお、Java層をOS上
に設けることによって、プラットホーム(端末の種別)
にかかわらず、エージェントシステムを作動させること
ができる。
【0079】第1の実施例では、上記の情報配信システ
ムを使用してコンサート等のチケット販売広告を行う例
について説明する。コンサート等のチケットには、販売
数、および販売期限があるため,販売数に達した場合、
または販売期限に達した場合には配信した広告は全て削
除されることが望ましい。そこで、この実施例では、販
売期限に達した場合に、エージェント60に相当する配
信プログラム7が自動的に自身を削除するようにする。
【0080】この動作について図16を参照して説明す
る。情報提供者が情報としてコンサートなどのチケット
販売などの広告を作成して(ステップ170)、これを
配信プログラムにラップする(ステップ171)。ま
た、登録されている顧客先(送信先)のアドレスを選択
登録し(ステップ172)、配信プログラムに、削除タ
イミングの条件としてチケットの販売期限になると削除
する条件を設定する(ステップ173)。そして、エー
ジェントシステムによってこの配信プログラムを送信す
る(ステップ174)。
【0081】情報受信側では、上記配信プログラムを受
信すると(ステップ180)、これを保存して実行し、
チケット広告の読み込みを行う(ステップ181、18
2)。そして、ユーザインターフェイスによってチケッ
ト広告を表示する(ステップ183)。この時、情報受
信側がチケットを購入する場合には、所定の操作が行わ
れると端末側の配信プログラム通信部33(図7参照)
と情報提供サーバ3が通信を開始し、サーバ側にチケッ
トの販売情報が送信される。次いで、チケット販売期限
の読み込みを行い(ステップ184)、期限が過ぎてい
ればチケット広告を削除する(ステップ185、18
6)。また、情報提供側においてチケット完売を知った
時には、その通知が各端末上の配信プログラムに対して
行われる。この通知はエージェントシステムによって行
われ、具体的には、情報提供サーバ側の配信プログラム
通信部29(図6参照)と端末側の配信プログラム通信
部33(図7参照)によって行われ、配信プログラムの
削除条件として条件記憶部43(図8参照)に記憶され
る。したがって情報受信側では、ステップ185におい
て、チケット完売状態を知った場合には、配信プログラ
ムを無条件に削除する条件が設定されたものと見なし
て、ステップ186において配信プログラムすなわちチ
ケット広告の削除を行う。
【0082】第2の実施例は、ニュースや占いなどの情
報を配信するシステムである。
【0083】この種の情報は、受信者によって削除条件
を異ならせるようにするのが望ましい。たとえば、一度
見ると削除する条件や、数日間保存して削除する条件が
考えられる。図17は、ニュース配信を行う場合の実施
例の動作を示している。システムの概要は図12に示さ
れる。
【0084】情報提供側においてニュースが作成される
と(ステップ190)、ニュース送信先の選択を行い
(ステップ191)、受信者設定の配信プログラムにニ
ュースをラップする(ステップ192)。ここで、受信
者はあらかじめ、情報提供サーバ3に対して配信プログ
ラムの削除タイミングの条件を設定しているために、こ
こでは、各受信者ごとに配信プログラムが作成される。
作成された配信プログラムが送信されると(ステップ1
93)、情報受信側では、その配信プログラムの受信と
保存を行い実行する(ステップ200、201)。プロ
グラムの実行によって情報の読み込みが行われ(ステッ
プ202)、情報としてニュースがユーザインターフェ
イス上に表示される(ステップ202、203)。その
後に、保存期間、すなわち削除タイミングの条件が読み
込まれ(ステップ204)、期限が過ぎていれば配信プ
ログラム、すなわちニュースを削除して終了する(ステ
ップ206、207)。
【0085】なお以上の実施例では、情報の種類として
広告やニュースなどを示したが、これに限られるもので
はない。本発明は、各種情報に対して適用することが可
能である。
【0086】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0087】本発明の第2の実施形態のシステム構成の
概要については図2に示す通りである。すなわち、この
実施形態のシステムでは、ライセンス提供サーバ11が
あって、このサーバからライセンスを各端末に対して送
信する。
【0088】すなわち、プロダクト提供者10が、記憶
媒体(CD−ROMなど)によってプロダクトを端末1
2aに提供し、また、ダウンロードによってプロダクト
を配信した後、ライセンス提供サーバ11から、ライセ
ンス15がラップされた配信プログラム14が端末12
a、12bに送信される。各端末では、この配信プログ
ラム14が実行されることによって、そこにラップされ
ているライセンス15をプロダクト13a、13bに入
力する。これによって、各端末12a、12bにおいて
プロダクト13a、13bの起動が可能になる。
【0089】配信プログラム14には、ライセンスの削
除タイミングの条件が記憶されているために、この条件
をたとえば、配信プログラムの移動時に削除するという
条件にしておけば、図14において、端末12a、12
bから端末12cに対して配信プログラム14の移動が
できなくなる。したがって、端末12cではプロダクト
がコピーされてもその起動を行うことかできなく、結果
としてプロダクトの不正な使用が防止される。
【0090】図18は、上記14に示すライセンス配信
システムにおいて、ライセンス提供サーバ11の機能構
成図である。
【0091】ライセンス登録/削除部52は、ネットワ
ーク上の端末に対して提供するライセンスの登録、およ
び、登録したライセンスの削除を行う。
【0092】ライセンス記憶部51は、ライセンス登録
/削除部50によって登録されたライセンスを保存す
る。
【0093】配信プログラム登録/削除部52は、ライ
センスを受信する端末へ送信する配信プログラムの登録
/削除を行う。
【0094】配信プログラム記憶部53は、配信プログ
ラム登録/削除部によって登録された配信プログラムを
保存する。
【0095】送信アドレス登録/削除部54は、ライセ
ンス配信の対象となる端末のアドレス登録、および、登
録した端末のアドレス削除を行う。登録の対象となるア
ドレスは端末がネットワーク上で一意に定まるIDによ
って行う。インターネットにおいては、IPアドレスが
これに相当する。
【0096】送信アドレス記憶部55は、送信アドレス
登録/削除部54によって登録された端末のアドレスを
記憶する。
【0097】ライセンス取得要求受信部56は、端末か
らのライセンス取得要求を受信し、対応する配信プログ
ラムを送信する。
【0098】配信プログラム送信部は、ライセンス取得
要求を発行した端末、または、そしんアドレス記憶部に
登録されている端末に対して配信プログラムを送信す
る。
【0099】配信プログラム設定部58は、ライセンス
を配信プログラムにラップし、受信端末、または、ライ
センス提供者からの入力によって、配信プログラムの削
除条件を設定する。
【0100】配信プログラム通信部59は、送信した配
信プログラムと通信し、上記削除条件の変更設定を行
う。
【0101】図19は、端末の機能ブロック図である。
【0102】ネットワーク接続部70は、ネットワーク
接続サーバ(図4ではこのサーバを省略している)通信
を行い、端末のネットワーク接続状態を構成、保持す
る。
【0103】配信プログラム送受信部71は、ライセン
ス提供サーバ11からの配信プログラム14を受信し、
また、ユーザインターフェイス74によって提供された
アドレスの端末へ配信プログラム14を送信する。
【0104】配信プログラム実行部72は、受信した配
信プログラム14を実行する。配信プログラムの実行に
よって、ライセンスをプロダクトへ提供する。
【0105】配信プログラム通信部73は、実行された
配信プログラムがライセンス提供サーバ11と通信する
機能である。
【0106】ユーザインターフェイス74は、配信プロ
グラム14の実行結果を表示する。
【0107】配信プログラム記憶部75は、受信した配
信プログラム14を保存する。
【0108】配信プログラム登録/削除部76は、受信
した配信プログラム14の登録、削除を行う。
【0109】時間管理部79は、配信プログラム14の
保存時間を管理する。この機能は、削除条件として時間
指定が行われる時にのみ必要とする。
【0110】プロダクト実行部78は、端末上でプロダ
クトを起動する機能である。
【0111】端末管理部79は、自身の端末を識別でき
る機能であり、たとえば、端末のシーアル番号、固定I
Pなどで端末を管理し、システム上に唯一である端末コ
ードを管理する。
【0112】配信プロダクト復元部80は、配信プログ
ラム記憶部75に一度記憶された配信プログラムを読み
だしてシステム上に復元する機能である。
【0113】図20は、プロダクトの機能構成図であ
る。
【0114】ライセンス入力部90は、配信プログラム
14からのライセンスの入力を受け付ける。
【0115】ライセンス管理部91は、入力されたライ
センスを判別し、プロダクトの起動を許可可能か判断す
る。
【0116】アプリケーション起動部92は、ライセン
ス管理部91に起動を許可するかどうかを問い合わせ、
起動が許可された時にプロダクトを起動する。
【0117】アプリケーション部93は、利用者へ提供
するアプリケーション自身である。
【0118】インストール部94は、プロダクトを端末
へインストールする機能である。図21は、配信プログ
ラムの機能構成図である。
【0119】条件判別部100は、条件入力部102に
より設定された条件を満たすか否かを判別する。
【0120】状態決定部101は、条件判別部100に
よって条件を満たすことを判別した場合に、配信プログ
ラム自身を端末に対して削除登録する機能である。
【0121】条件入力部102は、ライセンス提供者か
らの削除条件を受け付ける機能である。たとえば、カウ
ントを保持し、移動管理部107からの移動通知によっ
て、カウントを減算し、カウントが0になった時に自己
消滅させるといった条件を入力する。
【0122】条件記憶部103は、入力された条件を記
憶する。
【0123】ライセンス格納/出力部104はライセン
スを格納し、プロダクトと接続してライセンスを入力す
る。
【0124】アドレス登録部105は、配信プログラム
14の送信先を登録する。
【0125】アドレス記憶部106は、登録されたアド
レスを保存する。
【0126】移動管理部107は、端末間を移動したこ
とを識別する機能である。端末の端末管理部79(図1
9参照)から、システム上に唯一定まる端末行動を受信
し、プログラムの受信時および復元時において、この端
末行動をチェックすることによって端末間を移動したど
うかを識別する。
【0127】以上の構成において、プロダクトのライセ
ンス確認の方法には2つある。実施例1は、プロダクト
の起動がインストールされた端末に依存する場合を示
す。実施例2は、プロダクトの起動はインストールされ
た端末に依存しない場合を示す。
【0128】上記実施例1では、プロダクトはインスト
ール後にファイルをコピーしても動作しないために、ラ
イセンスの確認はプロダクトのインストール時のみでよ
い。
【0129】第2の実施例では、プロダクトはインスト
ール後ファイル全てをコピーされる可能性があるため
に、ライセンスの確認はプロダクトの起動ごとに行うべ
きである。この場合、毎回ネットワークを経由してライ
センスを受信する場合と、受信したライセンスプログラ
ムを端末へ保存しておき、プロダクトの起動ごとにライ
センスプロダクトを取得する場合がある。
【0130】図22は、上記第2の実施形態のシステム
における実施例1の動作を示している。
【0131】図4を参照しながらこの動作について詳述
する。
【0132】ライセンス提供側においてライセンス要求
を端末から受信すると(ステップ210)、端末側の受
信者が購入したプロダクト名からライセンスを選択する
(ステップ211)。次に、配信プログラム14に配信
先アドレスを登録するとともに、ライセンス15をラッ
プして(ステップ212)、この配信プログラム14を
所定の端末に送信する(ステップ213)。
【0133】ライセンスを受信する端末側においては、
最初にプロダクト13をインストールした後(ステップ
220)、インストラーを起動する(ステップ22
1)。この後、ライセンスが必要かどうかを判定し必要
である場合にはライセンス要求をライセンス提供サーバ
11に対して行う(ステップ222、223)。以下、
ライセンス提供側においては、上述のステップ210以
降が実行され、ライセンス15がラップされた配信プロ
グラム14をステップ224において受信する。配信プ
ログラムの受信後、これを実行して配信プログラム自身
の移動確認を行う(ステップ225)。続いて、ライセ
ンスをプロダクトに対して入力する(ステップ22
6)。ライセンス許可が可能であるかどうかを判定し
(ステップ227)、ライセンス許可が可能の場合に、
配信プログラム自身の削除条件を満たしているかどうか
の判定を行う(ステップ228)。削除条件を満たして
いなければ、端末を識別して登録し(ステップ22
9)、配信プログラムを保存して実行する(ステップ2
30、231)。上記ステップ228において、削除条
件を満たしていれば、配信プログラムを削除する(ステ
ップ232)。削除条件が、たとえば、配信プログラム
が端末間を移動した時に削除する条件として設定する
と、図4に示す例では、配信プログラム14が端末12
aまたは12bから端末12cにコピー(移動)された
時にこの条件を満たすことになって、端末12cにおい
て配信プログラムの削除が行われる(ステップ23
2)。
【0134】図23は、図4に示すライセンス配信シス
テムを使用する第2の実施形態において、プロダクトの
起動がインストールされた端末に依存しない場合の例、
すなわち実施例2の動作を示している。
【0135】ライセンス提供側では、ステップ240〜
ステップ243において、上記実施例1を示す図22の
ステップ210〜ステップ213と同じ動作を行う。
【0136】ライセンス受信側では、プロダクトの起動
が行われると(ステップ250)、最初にライセンスが
必要かどうかの判定を行い、必要であれば配信プログラ
ムがあるかどうかの判定を行う(ステップ251、25
2)。配信プログラムがなければ、ライセンス提供側に
対してライセンス要求を行い(ステップ253)、ステ
ップ254において配信プログラムを受信する。受信し
た配信プログラム14は実行されてプログラム自身の移
動確認が行われ(ステップ255)、続いて、プロダク
トへライセンスが入力される(ステップ256)。以
下、ステップ257〜ステップ262の動作について
は、図22のステップ227〜ステップ233と同じで
ある。
【0137】上記ステップ252において、配信プログ
ラム14が既に配信プログラム記憶部75(図19参
照)に保存されていれば、この配信プログラム14の読
み込みが行われて(ステップ263)、次のステップ2
64において、前回起動した時の端末と同じであるかど
うかの判断を行う。もし同じであれば、配信プログラム
14の端末間移動がないことになるから、ステップ25
6に進む。もし、前回起動の端末と同じでなければ、ス
テップ265に進んで、配信プログラム14の削除を行
って、プロダクトを実行不可とする(ステップ26
6)。次に、本発明の第3の実施形態について説明す
る。
【0138】第3の実施形態のシステムは図5に示すシ
ステムである。このシステムでは、図4の配信プログラ
ム14に代えて、ライセンスプログラム(図中ではLS
Pとしている)14´自身をライセンスとして使用す
る。すなわち、ライセンスプログラム自身がプロダクト
の起動を補完する。全体の流れは図4に示す第2の実施
形態と同じである。すなわち、プロダクト利用者は、プ
ロダクト提供者10からCD−ROMなどによる記憶媒
体によってプロダクトを購入したり、ネットワークをダ
ウンロードすることによってプロダクトを購入して、端
末にインストールする。端末12a、12bでは、上記
プロダクト13a、13bを起動するために、ライセン
ス提供サーバ11にアクセスしてライセンスプログラム
14´を受信する。端末12a、12bにおいて上記ラ
イセンスプログラム14´を受信すると、このライセン
スプログラムがプロダクト13a、13bに組み込まれ
る。これで、プロダクト13a、13bの起動が可能と
なる。なお、ライセンスプログラム14´は図4に示す
配信プログラム14と同じ構造にあるために、これを含
むプロダクト13b全体を端末12cにコピーした時
に、端末12cにおいてライセンスプログラムLSP自
身を削除することができる。
【0139】以下、システムの各要素について説明す
る。
【0140】ライセンス提供サーバ11については、第
2の実施形態のライセンス提供サーバ11と同じであ
る。したがって、図18に示す機能構成をそのまま有す
る。図24は、ライセンス提供サーバの機能構成図を示
しているが、図18と比較して、相違点は、配信プログ
ラムがライセンスプログラムとなっている点だけであ
る。
【0141】端末についても、図19に示す端末と同一
である。図25は、端末12の機能構成図である。図1
9と対比して、相違点は、配信プログラムがライセンス
プログラムになっている点だけである。
【0142】プロダクトおよびライセンスプログラムの
それぞれの機能構成についても、図20、図21に示す
それぞれの機能構成と同様である。本実施例でのプロダ
クト、ライセンスプログラムの機能構成図は図26、図
27に示す通りである。相違点は、図27のプロダクト
通信部110が、図21のライセンス格納/出力部10
4のようにライセンスを格納する機能を持っていない点
である。この実施形態では、ライセンスプログラム自身
がプロダクトを起動するためのライセンスとなるため
に、ライセンスを格納する部分をプログラム内に設ける
必要がない。したがって、図27のプロダクト通信部1
10は、プロダクトとの接続と自身へのプロダクトの登
録を行うだけである。
【0143】この第3の実施形態において、プロダクト
のライセンス確認の方法には次の2つの実施例がある。
【0144】実施例1では、プロダクトの起動がインス
トールされた端末に依存する場合の例である。実施例2
は、プロダクトの起動がインストールされた端末に依存
しない場合の例である。
【0145】上記実施例1では、プロダクトはインスト
ール後にファイルをコピーしても動作しないため、ライ
センスの確認はプロダクトのインストール時のみでよ
い。
【0146】実施例2では、プロダクトはインストール
後にファイル全てをコピーされる可能性があるため、ラ
イセンスの確認はプロダクトの起動ごとに行うべきであ
る。この場合、毎回ネットワークを経由してライセンス
を受信する場合と、受信したライセンスプロダクトを端
末へ保存しておき、プロダクトの起動ごとにライセンス
プログラムを取得する場合がある。
【0147】図28は、上記実施例1の動作を示してい
る。この動作は、図22に示す第2の実施形態の実施例
1の動作とほとんど同一である。相違点は、配信プログ
ラムとライセンスプログラムの違いだけである。
【0148】本発明の第3の実施形態の実施例2の動作
を示す図29も、第2の実施形態の実施例2の動作を示
す図23とほとんど同じである。相違点は、ライセンス
をラップした配信プログラムかプログラム全体がライセ
ンスとなるライセンスプログラム(LSP)かだけであ
る。
【0149】以上の、本発明の第1の実施形態の2つの
実施例および第3の実施形態の2つの実施例によれば、
配信プログラムを受信または記憶部から読みだして実行
した時に、そのプログラムの端末間の移動確認を行う。
このため、この段階で端末を識別することになるから、
削除条件として、端末間の移動があった場合にプログラ
ムを削除する条件としておけば、不正にプロダクトを他
の端末へインストールすることはできるが、配信プログ
ラム(またはライセンスプログラム)が存在しないため
に、結果としてプロダクトを起動することができず、不
正コピーによる起動防止を行うことができる。
【0150】上記の削除条件としては、プロダクト提供
者が任意に設定することができる。たとえば、評価版の
プロダクトについてはその有効期限を設定することが可
能である。
【0151】また、プロダクトのライセンスを起動ごと
にネットワーク経由でインストールする場合には、プロ
ダクト提供者はプロダクトの利用状況を随時把握するこ
とができる。
【0152】また、配信プログラム(ライセンスプログ
ラム)を削除する条件として、あらかじめ設定したカウ
ントの値が特定の値になった時に削除するようにしても
よい。図30は、カウントを使って不正コピーを防止す
る実施例3を示す。
【0153】まず、プロダクト提供者10は、ライセン
スプログラム14´を削除する条件として、移動ごとに
減算し、カウント=0の時点で消滅する条件を設定す
る。
【0154】・カウント=2としてライセンスプログラ
ム14´を端末12aに送信する。
【0155】・ライセンスプログラム14´が端末12
aに移動完了すると、その端末での復元時(実行時)に
カウントを減算する。この例では、カウント=1とな
る。
【0156】・ライセンスプログラム14´はカウント
=1なので、プロダクト13aにライセンスを提供す
る。
【0157】・不正利用者が、ライセンスプログラム1
4´をプロダクト13aとともにコピーして他の端末1
2cへ転送する。
【0158】・ライセンスプログラム14´は端末12
cに移動完了時にカウントを減算し、カウント=0とな
る。
【0159】・ライセンスプログラム14´は、カウン
ト=0なので自身を削除する。この結果、端末12cで
は、プロダクト13cへのライセンスを得ることができ
ない。
【0160】図31は、図30に示す実施例3の動作を
示している。
【0161】ライセンス提供側では、端末側からライセ
ンス要求を受信すると(ステップ270)、プロダクト
名からライセンスを選択し、さらにライセンスプログラ
ムに配信先アドレスを登録する(ステップ271、27
2)。また、ライセンスプログラムのカウントを初期登
録する(ここではカウント=2)(ステップ273)。
その後、ライセンスプログラム14´の送信を行う(ス
テップ274)。
【0162】端末では、プロダクトのインストールを行
う時にインストーラを起動する(ステップ280、28
1)。続いて、ライセンス提供サーバ11に対してライ
センス要求を行い(ステップ282)、対応するライセ
ンスプログラムを受信して実行されると、ライセンスプ
ログラムの読み込みとカウントの減算が行われる(ステ
ップ283、284)。この時、カウント値が0を超え
ていれば、ライセンスを入力し(ステップ285、28
6)。ライセンス登録がOKならライセンスプログラム
に端末の識別番号を登録し、且つそのライセンスプログ
ラムを保存してプロダクトを実行する(ステップ286
〜290)。ステップ285において、カウント値が0
以下であるなら、そのライセンスプログラムを削除して
プロダクトを実行不可とする(ステップ291、29
2)。
【0163】いま、上記ステップ287において、カウ
ント=1の状態で他の端末に対してライセンスプログラ
ムを転送すると(ステップ293)、他の端末では、ス
テップ283以下が実行される。すると、その他の端末
ではカウント=0となるために、ステップ291へと進
んで、そのライセンスプログラムが削除される。
【0164】図32は、複数ライセンスを提供する場合
の不正コピーを防止する方法を実施例4として示す図で
ある。
【0165】プロダクト提供者10は、ライセンスプロ
グラム14´を削除する条件として、移動ごとに減算
し、カウント=0の時点で消滅し、カウント>1の場合
に自身のコピーを1つだけ許可し、コピー時にはコピー
元のカウントを減算する条件を設定する。
【0166】・ここでは、最初のカウントの値をカウン
ト=3としてライセンスプログラム14´を端末12a
に送信する。
【0167】・ライセンスプログラム14´は端末12
aに移動が完了して復元された時(実行された時)にカ
ウントを減算する。この結果、カウント=2となる。
【0168】・ライセンスプログラム14´は、カウン
ト=2なのでプロダクト13aにライセンスを提供す
る。
【0169】・ライセンスプログラム14´は、これを
移動しようとする時に、コピー16を1つ生成し、コピ
ー元のライセンスプログラムのカウントを減算する。
【0170】ライセンスプログラムのコピーはカウント
=2であるが、これを他の端末12bに転送する。
【0171】・ライセンスプログラムのコピー16は端
末12bに移動完了時にカウント値が減算され、カウン
ト=1となる。
【0172】この状態では、端末12a、12bにおい
て、ライセンスプログラムのカウント値が1以上である
ために、それぞれ、プロダクト13a、13bを起動す
ることが可能である。
【0173】・ライセンスプログラム14´、またはラ
イセンスプログラムのコピー16を、他の端末12cへ
転送しても、その端末への移動時にはカウント=0とな
るために、移動して復元された段階(実行された段階)
で削除される。このため、端末12cではプロダクト1
3cのライセンスは得られない。
【0174】また、カウント数=ライセンス提供数であ
って、カウント数に達した時点でライセンスプログラム
の移動を不可能とする。このため、ライセンス数を複数
同時に提供する場合においても、不正なプロダクト使用
を防止できる。
【0175】図33は、上記図32に示す実施例4の動
作を示している。
【0176】図31に示す動作と相違する点は、図31
のステップ284とステップ285の間にステップ30
0が挿入されている点である。このステップ300で
は、ライセンス提供側において、カウント=3と初期設
定されたライセンスプログラムのカウントが2を超えて
いるかどうかの判定をする。カウントが2を超えている
時には、コピーが可能であり、ステップ301において
コピーを生成し、コピー元のカウントを1に設定する。
以下、ステップ285に進む。ステップ301におい
て、他の端末へライセンスプログラムのコピーが送信さ
れると、その他の端末では、ステップ283以下が実行
される。
【0177】図34は、第5の実施例を示す。この実施
例では、ライセンスプログラムのコピーは許可せず、コ
ピーされた時には自己削除するように設定する。プロダ
クトの起動時には、ネットワーク経由によってライセン
ス提供サーバ11からライセンスプログラムをダウンロ
ードし、ライセンスプログラムのファイルとしての保存
は許可しない。したがって、アプリケーションの起動ご
とにライセンスを得る。このようなライセンスの与え方
は、フローティングライセンスと称される。
【0178】ライセンス提供サーバ11から、端末12
aに対してフローティングライセンスとなるライセンス
プログラム14´を提供する(送信する)。
【0179】・ライセンスを受信した端末12aは、ラ
イセンスプログラムによってプロダクト13aの起動を
許可される。
【0180】・プロダクトの利用権であるライセンスプ
ログラム14´を他の端末12bに移動する。移動時に
プロダクトは起動不可となる。
【0181】・ライセンスプログラム14´を受信した
他の端末12bではプロダクト13bの起動が可能とな
る。
【0182】・プロダクト終了時には、ライセンスプロ
グラムは消滅する。
【0183】このようにして、ライセンスプログラム1
4´は、1つだけいずれかの端末上に存在し、ライセン
スプログラムが存在する端末においてのみプロダクトの
起動が可能になる。
【0184】図35は、上記実施例5の動作を示してい
る。
【0185】ライセンス提供側のステップ310〜ステ
ップ313は、図31のステップ270〜ステップ27
4とほぼ同一であって、ステップ273に対応する処理
がないだけである。
【0186】図34に示す端末12b(受信端末A)で
は、ステップ320においてプロダクトの起動を行う
と、ライセンス提供サーバ11に対してライセンス要求
を出す(ステップ321)。その直後にライセンス提供
サーバ11からライセンスプログラムを受信して(ステ
ップ322)、ライセンスをプロダクト内に登録する
(ステップ323)。ライセンス登録がOKであること
を条件にプロダクトを実行する(ステップ324、32
5)。続いて、他の端末12c(受信端末B)からのラ
イセンス要求を受信する(ステップ326)。この要求
を受信すると、次のステップ327において、ライセン
スプログラム14´を他の端末12cに送信し(ステッ
プ327)、プロダクトを終了する(ステップ32
8)。なお、ステップ328においては、自身のライセ
ンスプログラムが削除される。
【0187】端末12b(受信端末B)では、プロダク
トを起動することによって(ステップ330)、端末1
2a(受信端末A)に対してライセンス要求を出す(ス
テップ331)。その直後に、端末12a(受信端末
A)からライセンスプログラムを受信し(ステップ33
2)、ライセンス登録を行う(ステップ333)。以
下、ライセンス登録がOKであることを条件に、プロダ
クトを実行し終了する(ステップ334〜ステップ33
6)。この後、ステップ337においてライセンスプロ
グラムの自己削除を行う。
【0188】
【発明の効果】本発明によれば、情報提供サーバから、
情報を配信プログラムの形にして端末に送ることによ
り、情報提供者側の要求に応じたタイミング、または受
信者側の要求に応じたタイミングで、この情報プログラ
ムを情報とともに自動的に端末上から削除することがで
きる。このため、情報提供側または情報利用者側におい
て消去したいタイミングで情報の消去を行うことができ
る。
【0189】また、配信プログラムを、ライセンスを含
むプログラム、または、プログラム全体がライセンスと
なるライセンスプログラムとすることで、ライセンスの
削除タイミングの条件をプロダクト提供側で簡単に設定
することが可能となり、プロダクトの不正な使用を確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の情報配信システムの構成図
【図2】従来のプロダクトのライセンス配信システムの
構成図
【図3】本発明に係る情報配信システムの構成図
【図4】本発明に係るライセンス配信システムの構成図
【図5】本発明に係るライセンス配信システムの他の例
の構成図
【図6】本発明に係る情報配信システムの第1の実施形
態における情報提供サーバの機能構成図
【図7】同第1の実施形態の端末機能ブロック図
【図8】同第1の実施形態の配信プログラムの機能構成
【図9】本発明に係る情報配信システムの第2の実施形
態の概略構成図
【図10】同第2の実施形態の動作を示すフローチャー
【図11】同第2の実施形態の動作を示すフローチャー
【図12】本発明に係る情報配信システムの第3の実施
形態の概略構成図
【図13】同第3の実施形態の動作を示すフローチャー
【図14】同第3の実施形態の動作を示すフローチャー
【図15】Javaモバイルエージェントの概略構成を
示す図
【図16】上記第1〜第3の実施形態の情報配信システ
ムにおける実施例1の動作を示すフローチャート
【図17】実施例2の動作を示すフローチャート
【図18】本発明に係るライセンス提供システムにおけ
る第1の実施形態のライセンス提供サーバの機能構成図
【図19】同第1の実施形態の端末機能ブロック図
【図20】同第1の実施形態のプロダクトの機能構成図
【図21】同第1の実施形態の配信プログラム機能構成
【図22】同第1の実施形態の実施例1の動作を示すフ
ローチャート
【図23】同第1の実施形態の実施例2の動作を示すフ
ローチャート
【図24】本発明に係るライセンス提供システムの第2
の実施形態におけるライセンス提供サーバの機能構成図
【図25】同第2の実施形態の端末機能ブロック図
【図26】同第2の実施形態のプロダクトの機能構成図
【図27】同第2の実施形態のライセンスプログラムの
機能構成図
【図28】同第2の実施形態における実施例1の動作を
示すフローチャート
【図29】同第2の実施形態における実施例2の動作を
示すフローチャート
【図30】同第2の実施形態における実施例3を示す図
【図31】同実施例3の動作を示すフローチャート
【図32】実施例4を示す図
【図33】同実施例4の動作を示すフローチャート
【図34】実施例5を示す図
【図35】同実施例5の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
11−ライセンス提供サーバ 12(12a、12b、12c)−端末 13(13a、13b、13c)−プロダクト 14−配信プログラム 15−ライセンス(ライセンスキー)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重森 弓束 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 清水 敦 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 Fターム(参考) 5B076 BB06 FB01 FB17 FD02 5B085 AA08 AE00

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】汎用ネットワークに接続され特定の受信者
    へ提供するための情報が登録されている情報提供サーバ
    において、前記登録されている情報を配信プログラムに
    組み込む配信プログラム設定部と、この配信プログラム
    を汎用ネットワークに接続されている前記特定の受信者
    の端末に送信する部分とを備え、配信プログラムは以下
    の部分を持つことを特徴とする情報提供サーバ。 (1)端末上で表示する情報を格納する情報格納部 (2)情報の削除タイミングの条件を記憶する条件記憶
    部 (3)削除タイミングの条件が満たされたときに配信プ
    ログラムを削除する部分
  2. 【請求項2】配信プログラムとの通信部を備え、端末に
    配信プログラムの送信後にその削除タイミングの条件を
    変更可能とする請求項1記載の情報提供サーバ。
  3. 【請求項3】端末から配信プログラムの削除タイミング
    の条件を受信する受信部を備え、この条件を前記条件記
    憶部に記憶可能とする請求項1記載の情報提供サーバ。
  4. 【請求項4】請求項1の情報提供サーバに汎用ネットワ
    ークを介して接続される端末であって、前記配信プログ
    ラムを情報提供サーバから受信し、配信プログラムを実
    行する配信プログラム実行部と、該配信プログラム実行
    部の実行結果を表示し、また、表示された内容に対して
    入力が可能なユーザインターフェイスと、配信プログラ
    ムの上記(3)の削除が行われるときに、該配信プログ
    ラムの実際の削除動作を行う配信プログラム削除部と、
    を備えたことを特徴とする端末。
  5. 【請求項5】配信プログラムの削除タイミングの条件
    を、該プログラムの保存時間が所定時間になったタイミ
    ングとする場合に、その保存時間を管理する時間管理部
    を備える、請求項4記載の端末。
  6. 【請求項6】汎用ネットワークに接続され特定の受信者
    へ提供するための情報が登録されている情報提供サーバ
    から、汎用ネットワークに接続されている端末に送信さ
    れる配信プログラムであって、 (1)情報端末上で表示する情報を格納する情報格納部 (2)情報の削除タイミングの条件を記憶する条件記憶
    部 (3)削除タイミングの条件が満たされたときに配信プ
    ログラムを削除する部分を備えたことを特徴とする配信
    プログラム。
  7. 【請求項7】請求項1〜3のいずれかの情報提供サーバ
    と請求項4または5の端末からなる、汎用ネットワーク
    を利用した情報配信システム。
  8. 【請求項8】汎用ネットワークに接続されプロダクトを
    利用する端末に対してプロダクトに起動許可を与えるラ
    イセンスを提供ライセンス提供サーバにおいて、ライセ
    ンスを配信プログラムに組み込む配信プログラム設定部
    と、この配信プログラムをプロダクトを利用する端末に
    送信する部分とを備え、配信プログラムは以下の部分を
    持つことを特徴とするライセンス提供サーバ。 (1)ライセンスを格納し、プロダクトに接続してライ
    センスを入力するライセンス格納/出力部 (2)ライセンスの削除タイミングの条件を記憶する条
    件記憶部 (3)削除タイミングの条件が満たされたときに配信プ
    ログラムを削除する部分
  9. 【請求項9】汎用ネットワークに接続されプロダクトを
    利用する端末に対してプロダクトに起動許可を与えるラ
    イセンスを与えるライセンス提供サーバにおいて、プロ
    ダクトに起動許可を与えるライセンスを提供するライセ
    ンスプログラムをプロダクトを利用する端末に送信する
    部分とを備え、ライセンスプログラムは以下の部分を持
    つことを特徴とするライセンス提供サーバ。 (1)プロダクトに接続してライセンスプログラム自身
    を登録するプロダクト通信部 (2)ライセンスプログラムの削除タイミングの条件を
    記憶する条件記憶部 (3)削除タイミングの条件が満たされたときにライセ
    ンスプログラムを削除する部分
  10. 【請求項10】請求項8のライセンス提供サーバに汎用
    ネットワークを介して接続される端末であって、前記配
    信プログラムをライセンス提供サーバから受信し、配信
    プログラムの上記(3)の削除が行われるときに、該配
    信プログラムの実際の削除動作を行う配信プログラム削
    除部と、を備えたことを特徴とする端末。
  11. 【請求項11】請求項9のライセンス提供サーバに汎用
    ネットワークを介して接続される端末であって、前記ラ
    イセンスプログラムをライセンス提供サーバから受信
    し、ライセンスプログラムの上記(3)の削除が行われ
    るときに、該ライセンスプログラムの実際の削除動作を
    行うライセンスプログラム削除部と、を備えたことを特
    徴とする端末。
  12. 【請求項12】汎用ネットワークに接続されプロダクト
    に起動許可を与えるライセンスが登録されている情報提
    供サーバから、汎用ネットワークに接続されている端末
    にライセンスが組み込まれて送信される配信プログラム
    であって、 (1)ライセンスを格納し、プロダクトに接続してライ
    センスを入力するライセンス格納/出力部 (2)ライセンスの削除タイミングの条件を記憶する条
    件記憶部 (3)削除タイミングの条件が満たされたときに配信プ
    ログラムを削除する部分を備えたことを特徴とする配信
    プログラム。
  13. 【請求項13】汎用ネットワークに接続されプロダクト
    に起動許可を与えるライセンスが登録されているライセ
    ンス提供サーバから、汎用ネットワークに接続されてい
    る端末にライセンスを与えるために送信されるライセン
    スプログラムであって、 (1)プロダクトに接続してライセンスプログラム自身
    を登録するプロダクト通信部 (2)ライセンスプログラムの削除タイミングの条件を
    記憶する条件記憶部 (3)削除タイミングの条件が満たされたときにライセ
    ンスプログラムを削除する部分を備えたことを特徴とす
    るライセンスプログラム。
  14. 【請求項14】自身の端末間移動を管理する移動管理部
    を備える、請求項12記載の配信プログラム。
  15. 【請求項15】自身の端末間移動を管理する移動管理部
    を備える、請求項13記載のライセンスプログラム。
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