JP2001282413A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2001282413A
JP2001282413A JP2000098494A JP2000098494A JP2001282413A JP 2001282413 A JP2001282413 A JP 2001282413A JP 2000098494 A JP2000098494 A JP 2000098494A JP 2000098494 A JP2000098494 A JP 2000098494A JP 2001282413 A JP2001282413 A JP 2001282413A
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display
sub
unit
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JP2000098494A
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Yasuhisa Watanabe
泰久 渡辺
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的にフォーカスウィンドウを変更する。 【解決手段】 図14(A)のサブウィンドウ表示ボタ
ン42-1が選択された場合、判断部のフォーカスウィ
ンドウスタックの先頭にメインウィンドウ41のIDが
プッシュされ、図14(B)のサブウィンドウ51が表
示され、フォーカスウィンドウはメインウィンドウ41
からサブウィンドウ51に変更され、ユーザが音声入力
したデータは、図14(C)のサブウィンドウ結果表示
ボックス55に表示される。サブウィンドウ表示ボタン
42-1から指が離された場合、フォーカスウィンドウ
であるサブウィンドウ51が消去され、フォーカスウィ
ンドウスタックの先頭にIDが記録されているメインウ
ィンドウ41がフォーカスされ、結果表示ボックス43
-1に「京都」が表示され、図14(D)の表示画面と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置に関
し、特に、マルチモーダル入力を用いた情報入力におい
て、自動的にフォーカスウィンドウの設定変更を行い、
必要な情報を表示させることができるようにした情報処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヒューマン・インターフェースを
より発展させたものとして、マルチモーダル・インター
フェースという新しい概念がある。マルチモーダルの類
語として、マルチメディア・インタフェースという言葉
がある。マルチメディア・インタフェースは、単に複数
のメディア(音、映像、触覚など)を用いたインターフ
ェースを表わすのに対し、それぞれのメディアがいろい
ろな形態で使われ、情報伝達を行っている場合に、マル
チモーダル・インターフェースと称される。
【0003】例えば、マルチモーダル・インターフェー
スの例として、発声、動作、あるいは視線を入力モード
とし、これらのモードを協調させたり、同時に使った
り、複数種類のメッセージを組み合わせて、人間が本来
伝えようとしている、あるいは自然に伝わるメッセージ
を理解しようというのがマルチモーダルの基本的な考え
方である。ヒューマン・インターフェースの分野で、マ
ルチモーダルの考え方を取り入れ、キーボードの代役と
して、自然に近い条件で音声・身振り・顔の表情などを
モード化し、コンピュータへの情報入出力に活用しよう
という試みが行われている。
【0004】ここで行われる、音声認識や、画像認識
(視線、身振り、あるいは表情の認識)には、例えば、
事象の発生過程を状態遷移ネットワークを利用して、統
計的に予測する、隠れマルコフモデルが広く用いられて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】マルチモーダルを用い
て、例えばパーソナルコンピュータなどに情報を入力す
る場合、入力したいフィールドに、予めフォーカスをあ
わせる(すなわち、入力フィールドをアクティブにす
る)必要がある。しかしながら、入力フィールドをいっ
たん選択して、例えば、音声などにより情報を入力した
後、次に別のフィールドに情報を入力するには、次に情
報を入力したいフィールドに手動でフォーカスを設定し
なおさなければならなかった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、特に、マルチモーダル入力を用いた情報入
力において、自動的にフォーカスウィンドウの設定変更
を行い、必要な情報を表示させることができるようにす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、第1のウィンドウおよび第2のウィンドウを表示す
る表示手段と、第1のウィンドウに対して、ユーザが操
作を行う操作手段と、第2のウィンドウに対して、ユー
ザが情報を入力するための入力手段と、操作手段および
入力手段からの信号を受け、第1のウィンドウおよび第
2のウィンドウの表示を制御する表示制御手段とを備
え、表示制御手段は、操作手段による第1のウィンドウ
に対する操作が終了した場合、第2のウィンドウを表示
手段から消去するように表示手段を制御し、第2のウィ
ンドウが消去される場合、入力手段により入力された情
報があれば、第1のウィンドウに情報を表示するように
表示手段を制御することを特徴とする。
【0008】前記第1のウィンドウは、例えば、メイン
ウィンドウ41もしくはメインウィンドウ151であ
り、前記第2のウィンドウは、例えば、サブウィンドウ
51、サブウィンドウ101、もしくは、サブウィンド
ウ161である。
【0009】前記表示手段は、例えば、表示部19によ
り構成され、前記操作手段は、例えば、タッチパネル1
3により構成され、前記入力手段は、例えば、音声入力
部14、もしくは画像入力部71により構成され、前記
表示制御手段は、例えば、判断部34およびウィンドウ
処理部35、もしくは、判断部142およびウィンドウ
処理部35により、それぞれ構成することができる。
【0010】また、入力手段は、音声の入力により、第
2のウィンドウに対する情報の入力を受けることができ
る。
【0011】また、入力手段は、ユーザの視線を検知す
ることにより、第2のウィンドウに対する情報の入力を
受けることができる。
【0012】また、入力手段は、カメラによって、ユー
ザの像を撮像することにより、第2のウィンドウに対す
る情報の入力を受けることができる。
【0013】本発明の情報処理装置においては、第1の
ウィンドウおよび第2のウィンドウが表示され、第1の
ウィンドウに対して、ユーザが操作を行い、第2のウィ
ンドウに対して、ユーザが情報を入力し、ユーザの操作
および入力に従って、第1のウィンドウおよび第2のウ
ィンドウの表示が制御され、第1のウィンドウに対する
操作が終了した場合、第2のウィンドウの表示が消去さ
れ、第2のウィンドウが消去される場合、入力された情
報があれば、その情報を第1のウィンドウに表示させる
ようにしたので、マルチモーダル入力を用いた情報入力
において、自動的にフォーカスウィンドウの設定変更を
行い、必要な情報を表示させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、本発明の実
施の形態について説明する。
【0015】まず、図1乃至図15を用いて、マルチモ
ーダル入力に、音声入力を用いた、本発明の第1の実施
の形態について説明する。
【0016】図1に、本発明を適応したパーソナルコン
ピュータ1のブロック図を示す。
【0017】CPU(Central Processing Unit)11
は、ユーザが、入力部12に接続されたタッチパネル1
3、もしくは、音声入力部14より指令を入力すると、
入出力インターフェース15および内部バス16を介し
てその指令を表す信号の入力を受ける。そして、CPU
11は、入力される信号に従って、ROM(Read Only
Memory)17、ハードディスク20などに格納されてい
るプログラム(例えば、図2および図3を用いて後述す
るマルチモーダル入力プログラムなど)をRAM(Rand
om Access Memory)18にロードして実行する。
【0018】RAM18には、ロードされたプログラム
のほかに、例えば、CPU11の処理によって生成され
たデータなどが保存されている。ハードディスク20に
は、上述したプログラムのほかに、CPU11がプログ
ラムを実行する際に必要なデータなども記録されてい
る。また、CPU11は、その処理結果を、例えば、内
部バス16、および入出力インターフェース15を介し
て、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなる表示
部19に、必要に応じて出力し、表示させることができ
る。
【0019】また、タッチパネル13は、表示部19の
画像の光を透過する電導性の透明膜で構成され、表示部
19と重ねて配置されており、表示部19に各種操作ボ
タン等を表示させることにより、ユーザが画面上で直接
操作することができるようになされている。
【0020】なお、図1のパーソナルコンピュータ1に
おいては、タッチパネル13、音声入力部14、ハード
ディスク20、および表示部19を含んだ構成である
が、タッチパネル13、音声入力部14、ハードディス
ク20、および表示部19は、それぞれ、同様の機能を
備えた外部装置を用いても良く、その場合、図示しない
ネットワークインターフェースなどにより、CPU11
との情報の伝達を行えるようにする。
【0021】図2は、RAM18に、マルチモーダル入
力として音声入力を用いたマルチモーダル入力プログラ
ムがロードされ、実行された場合の機能ブロック図を示
す。
【0022】オペレーティングシステム21は、例え
ば、マイクロソフト社のウィンドウズ95(Windows 9
5)、ウィンドウズ98(Windows 98)(ともに商
標)、あるいは、アップルコンピュータ社のマックOS
(商標)等に代表される、コンピュータの基本的な動作
を制御するものである。オペレーティングシステム21
は、パーソナルコンピュータ1の起動とともに、起動さ
れるようになされており、RAM18にロードされ、実
行される各種アプリケーション(ここでは、マルチモー
ダル入力プログラム22)と、音声入力部14、タッチ
パネル13、表示部19およびハードディスク20など
とのデータのやり取りを管理するものである。
【0023】例えば、ユーザが、タッチパネル13もし
くは音声入力部14を用いて指令を入力した場合、オペ
レーティングシステム21は、ユーザの指令を示す信号
をマルチモーダル入力プログラム22に入力し、マルチ
モーダル入力プログラム22が実行する所定の処理によ
って発生する処理結果を、表示部19に出力し、表示さ
せる。
【0024】次に、図3は、図2のマルチモーダル入力
プログラム22の更に詳細な機能ブロック図である。
【0025】入力部31は、フォーカスが設定されたウ
ィンドウに対して、ユーザが、タッチパネル13、もし
くは音声入力部14を用いて入力した情報をオペレーテ
ィングシステム21を介して入力され、その信号の内容
に従って、GUI認識部32、もしくは音声認識部33
に、入力された信号を出力する。すなわち、オペレーテ
ィングシステム21を介して入力された信号が、タッチ
パネル13の操作位置の座標情報を示す信号である場
合、入力部31は、その入力信号をGUI認識部32に
出力し、オペレーティングシステム21を介して入力さ
れた信号が音声信号である場合、入力部31は、その入
力信号を音声認識部33に出力する。
【0026】GUI認識部32は、入力部31から入力
された信号に基づいて、ユーザの操作内容(例えば、所
定のボタンを選択した、あるいは、所定のボタンの選択
を解除した等)を判断部34に出力する。音声認識部3
3は、例えば、入力部31から入力された音声信号に対
して、雑音除去やフィルタリング等の所定の処理を施
し、ハードディスク20に記録されている音声認識のた
めの標準パターンと比較することなどにより、ユーザが
入力した音声を認識し、その結果を判断部34に出力す
る。また、音声認識部33は、ユーザが入力した音声の
認識結果に、複数の候補が存在する場合、その複数の候
補の内容を、判断部34に出力する。例えば、駅名の入
力などのように、予め入力されることが予想される単語
が限られている場合、標準パターンには、入力されるこ
とが予想される単語群のみを標準パターンとして用意す
るようにしても良い。
【0027】判断部34は、図4乃至6を用いて後述す
るメインウィンドウ41およびサブウィンドウ51が有
するそれぞれの入力フィールドに対して、その内容が更
新されたか否かを示すフィールド更新フラグを有する。
また、判断部34は、図7を用いて後述する、次にフォ
ーカスされるウィンドウのIDを保持するLIFO(La
st In First Out)のフォーカスウィンドウスタックを
有している。判断部34は、GUI認識部32、もしく
は音声認識部33から入力された信号に基づいて、フォ
ーカスウィンドウスタックに、現在のフォーカスウィン
ドウのウィンドウIDをプッシュしたり、フォーカスウ
ィンドウスタックの先頭のウィンドウIDをポップし
て、フォーカスするウィンドウのIDを管理する。判断
部34は、ポップしたウィンドウIDをウィンドウ処理
部35に出力したり、現在のフォーカスウィンドウに表
示する内容を示す信号を生成してウィンドウ処理部35
に出力する。ウィンドウ処理部35は、判断部34から
入力される信号に基づいて、表示部19に表示されるウ
ィンドウの画像を処理し、表示部19に出力して表示さ
せる。
【0028】図4に、本発明のマルチモーダル入力プロ
グラムが適応された電車料金検索ソフトウェアにおけ
る、表示部19に表示される入力画面のメインウィンド
ウ41の表示例を示す。
【0029】メインウィンドウ41は、マルチモーダル
を用いた入力フォームである、図6を用いて後述するサ
ブウィンドウ51を表示させる指示を入力するためのサ
ブウィンドウ表示ボタン42‐1乃至42−3、サブウ
ィンドウ51を用いて入力された情報を表示するための
結果表示ボックス43‐1乃至43‐3、および、メイ
ンウィンドウ41の表示を終了する指示を入力するため
の終了ボタン44から構成されている。サブウィンドウ
表示ボタン42‐1乃至42−3、および終了ボタン4
4は、表示部19に重ねて備えられたタッチパネル13
に、ユーザが指などを触れることにより選択され、ユー
ザがタッチパネル13から指などを離すことにより、選
択が解除される。サブウィンドウ表示ボタン42‐1乃
至42−3、および終了ボタン44の選択および解除の
指令は、図3を用いて説明した入力部31から、タッチ
パネル13上の座標情報としてGUI認識部32に入力
される。GUI認識部32は、入力された信号に基づい
て、ユーザの操作内容を示す信号を生成し、判断部34
に出力する。
【0030】サブブウィンドウ表示ボタン42‐1乃至
42−3が選択された場合、図5に示されるサブウィン
ドウ51が表示される。サブウィンドウ51は、ユーザ
の入力を促すためのガイダンスを表示するガイダンス表
示部52、ユーザが音声を用いて入力した情報の判定に
複数の候補が生じた場合、その複数候補を表示してユー
ザに選択させるための候補表示領域53、ユーザが入力
した情報を表示するサブウィンドウ結果表示ボックス5
5、および、サブウィンドウ51の消去を指令するため
のサブウィンドウ消去ボタン56から構成される。
【0031】ユーザが、ガイダンス表示部52に表示さ
れるガイダンスに従って、駅名を音声入力した場合、図
3を用いて説明したように、入力部31に入力された音
声信号は、音声認識部33に入力される。音声認識部3
3は、所定の処理により音声認識を行うが、音声認識の
候補が複数存在する場合、図6に示すように、候補表示
領域53に、音声認識による認識候補に対応する結果候
補ボタン53‐1乃至53‐3を一覧表示する。ユーザ
は、タッチパネル13に触れることにより、結果候補ボ
タン53‐1乃至53‐3のうちの所望の結果候補ボタ
ンを選択することができる。
【0032】図4を用いて説明したメインウィンドウ4
1から、図5および図6を用いて説明したサブウィンド
ウ51に表示が変わる場合、図7に示されるように、判
断部34のフォーカスウィンドウスタックの先頭に、メ
インウィンドウ41のID(図中ウィンドウID1で示
される)がプッシュされる。そして、サブウィンドウ5
1の表示が終了する場合、フォーカススタックの先頭の
ウィンドウID1がポップされ、ウィンドウID1がウ
ィンドウ処理部35に出力されるので、ウィンドウのフ
ォーカスは、メインウィンドウ41に変更される。
【0033】次に、図8のフローチャートを参照して、
第1の実施の形態における、マルチモーダル入力プログ
ラムの処理について説明する。
【0034】ステップS1において、ウィンドウ処理部
35は、図4を用いて説明したメインウィンドウ41を
表示部19に表示する。ステップS2において、判断部
34は、内部に有するフィールド更新フラグをすべてO
FFにする。
【0035】ステップS3において、判断部34は、G
UI認識部32から入力される信号を基に、図4を用い
て説明したサブウィンドウ表示ボタン42−1乃至42
−3のうちのいずれかが選択されたか否かを判断する。
ステップS3において、サブウィンドウ表示ボタン42
−1乃至42−3のうちのいずれかが選択されたと判断
された場合、ステップS4において、図9を用いて後述
するサブウィンドウ表示ボタン選択処理が行われ、その
後、処理はステップS3に戻り、それ以降の処理が繰り
返される。
【0036】ステップS3において、サブウィンドウ表
示ボタン42−1乃至42−3のうちのいずれも選択さ
れていないと判断された場合、ステップS5において、
判断部34は、GUI認識部32から入力される信号を
基に、図4を用いて説明したサブウィンドウ表示ボタン
42−1乃至42−3のうちのいずれかの選択が解除さ
れたか否かを判断する。ステップS3において、サブウ
ィンドウ表示ボタン42−1乃至42−3のうちのいず
れかの選択が解除されたと判断された場合、ステップS
6において、図10を用いて後述するサブウィンドウ表
示ボタン選択解除処理が行われ、その後、処理はステッ
プS3に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0037】ステップS5において、サブウィンドウ表
示ボタン42−1乃至42−3のいずれも選択が解除さ
れていないと判断された場合、ステップS7において、
判断部34は、音声認識部33から入力される信号を基
に、音声信号が入力されたか否かを判断する。ステップ
S7において、音声信号が入力されたと判断された場
合、ステップS8において、図11を用いて後述する音
声信号入力受理処理が行われ、その後、処理はステップ
S3に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0038】ステップS7において、音声信号が入力さ
れていないと判断された場合、ステップS9において、
判断部34は、GUI認識部32から入力される信号を
基に、図5を用いて説明したサブウィンドウ消去ボタン
56の選択が解除されたか否かを判断する。ステップS
9において、サブウィンドウ消去ボタン56の選択が解
除されたと判断された場合、ステップS10において、
図12を用いて後述するサブウィンドウ消去ボタン選択
解除処理が行われ、その後、処理はステップS3に戻
り、それ以降の処理が繰り返される。
【0039】ステップS9において、サブウィンドウ消
去ボタン56の選択が解除されていないと判断された場
合、ステップS11において、判断部34は、GUI認
識部32から入力される信号を基に、図6を用いて説明
した結果候補ボタン53−1乃至53−3のうちのいず
れかが選択されたか否かを判断する。ステップS11に
おいて、結果候補ボタン53−1乃至53−3のうちの
いずれかが選択されたと判断された場合、ステップS1
2において、図13を用いて後述する結果候補ボタン選
択処理が行われ、その後、処理はステップS3に戻り、
それ以降の処理が繰り返される。
【0040】ステップS11において、結果候補ボタン
53−1乃至53−3がいずれも選択されていないと判
断された場合、ステップS13において、判断部34
は、GUI認識部32から入力される信号を基に、図4
を用いて説明した終了ボタン44が選択されたか否かを
判断する。ステップS13において、終了ボタン44が
選択されていないと判断された場合、処理はステップS
3に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ステップS
13において、終了ボタン44が選択されたと判断され
た場合、処理が終了される。
【0041】次に、図9のフローチャートを参照して、
図8のステップS4におけるサブウィンドウ表示ボタン
選択処理について説明する。
【0042】ステップS21において、判断部34は、
現在のフォーカスウィンドウのIDを、図7を用いて説
明したフォーカスウィンドウスタックにプッシュする。
【0043】ステップS22において、判断部34は、
選択されたサブウィンドウ表示ボタン(ここでは、サブ
ウィンドウ表示ボタン42−1が選択されたものとす
る)に対応するサブウィンドウ51を表示させるための
制御信号を生成し、ウィンドウ処理部35に出力する。
ウィンドウ処理部35は、制御信号の入力を受け、選択
されたサブウィンドウ表示ボタン42−1に対応するサ
ブウィンドウ51を、表示部19に表示させる。
【0044】ステップS23において、判断部34は、
ステップS22において表示されたサブウィンドウ51
にフォーカスを設定する。すなわち、入力部31は、ス
テップS22において表示されたサブウィンドウ51に
対するユーザの入力を示す信号を受け付ける。
【0045】ステップS24において、ウィンドウ処理
部35は、ガイダンス表示部52に音声入力を促すメッ
セージを表示させて、処理は、図8のステップS3に戻
り、それ以降の処理が繰り返される。
【0046】次に、図10のフローチャートを参照し
て、図8のステップS6において実行されるサブウィン
ドウ表示ボタン選択解除処理について説明する。
【0047】ステップS31において、判断部34は、
現在のフォーカスウィンドウに対応するフィールド更新
フラグがONであるか否かを判断する。ステップS31
において、フィールド更新フラグがONではないと判断
された場合、処理は、図8のステップS3に戻り、それ
以降の処理が繰り返される。
【0048】ステップS31において、フィールド更新
フラグがONであると判断された場合、ステップS32
において、判断部34は、フォーカスウィンドウを消去
させるための制御信号を生成し、ウィンドウ処理部35
に出力する。ウィンドウ処理部35は、入力された制御
信号に従って、フォーカスウィンドウを、表示部19の
表示画面から消去する。
【0049】ステップS33において、判断部34は、
図7を用いて説明したウィンドウスタックからIDをポ
ップし、そのIDが示すウィンドウにフォーカスを設定
する。
【0050】ステップS34において、判断部34は、
ステップS32において消去されたウィンドウに対して
入力された音声入力結果を、現在のフォーカスウィンド
ウの対応する位置に表示させるための制御信号を生成
し、ウィンドウ処理部35に出力する。ウィンドウ処理
部35は、入力された制御信号に従って、ステップS3
2において消去されたフォーカスウィンドウに対して入
力された音声入力結果を、現在のフォーカスウィンドウ
の対応する位置に表示させる。
【0051】ステップS35において、判断部34は、
ステップS32において消去されたウィンドウに対応す
るフィールド更新フラグをOFFにし、処理は、図8の
ステップS3に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0052】次に、図11のフローチャートを参照し
て、図8のステップS8において実行される音声信号入
力受理処理について説明する。
【0053】ステップS41において、音声認識部33
は、入力部31から入力される音声信号と、ハードディ
スク20から読み出した音声認識のための標準パターン
とを比較し、音声認識処理を実行し、その結果を判断部
34に出力する。判断部34は、音声認識部33から入
力された音声認識結果に基づいて、候補に該当する単語
があるか否かを判断する。
【0054】ステップS41において、候補に該当する
単語がなかったと判断された場合、ステップS42にお
いて、判断部34は、ガイダンス表示部52に再入力を
促すメッセージを表示させるための制御信号を生成し、
ウィンドウ処理部35に出力する。ウィンドウ処理部3
5は、制御信号の入力を受け、表示部19のガイダンス
表示部52に再入力を促すメッセージを表示させて、処
理は、図8のステップS3に戻り、それ以降の処理が繰
り返される。
【0055】ステップS41において、音声認識結果
に、候補に該当する単語があると判断された場合、ステ
ップS43において、判断部34は、音声認識部33か
ら入力された音声認識結果に基づいて、候補の個数は複
数であるか否かを判断する。ステップS43において、
候補の個数は複数ではない(すなわち、候補は1つの単
語のみ)と判断された場合、ステップS44において、
判断部34は、認識結果をフォーカスされているウィン
ドウに表示させるための制御信号を生成し、ウィンドウ
処理部35に出力する。ウィンドウ処理部35は、入力
された制御信号に従って、認識結果をフォーカスされて
いるウィンドウに表示させる。
【0056】ステップS45において、判断部34は、
現在のフォーカスウィンドウに対応するフィールド更新
フラグをONにし、処理は、図8のステップS3に戻
り、それ以降の処理が繰り返される。
【0057】ステップS43において、候補の個数が複
数であると判断された場合、ステップS46において、
判断部34は、現在のフォーカスウィンドウの候補表示
領域53に、図6を用いて説明したような結果候補ボタ
ン53−1乃至53−3を表示させるための制御信号を
生成し、ウィンドウ処理部35に出力する。ウィンドウ
処理部35は、入力された制御信号に従って、現在のフ
ォーカスウィンドウの候補表示領域53に、結果候補ボ
タン53−1乃至53−3を表示させる。
【0058】ステップS47において、判断部34は、
ガイダンス表示部52に候補選択を促すメッセージを表
示させるため制御信号を生成し、ウィンドウ処理部35
に出力する。ウィンドウ処理部35は、入力された制御
信号に従って、ガイダンス表示部52に候補選択を促す
メッセージを表示させ、処理は、図8のステップS3に
戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0059】次に、図12のフローチャートを参照し
て、図8のステップS10において実行されるサブウィ
ンドウ消去ボタン選択ボタン選択解除処理について説明
する。
【0060】ステップS51において、判断部34は、
GUI認識部32から、サブウィンドウ消去ボタン56
の選択解除を示す信号の入力を受け、対応するサブウィ
ンドウ51を消去させるための制御信号を生成して、ウ
ィンドウ処理部35に出力する。ウィンドウ処理部35
は、判断部34から入力された制御信号に従って、表示
部19に表示されているサブウィンドウ51を消去す
る。
【0061】ステップS52において、判断部34は、
図7を用いて説明したウィンドウスタックからIDをポ
ップし、そのIDが示すウィンドウにフォーカスを設定
する。
【0062】ステップS53において、判断部34は、
ステップS51において消去されたウィンドウに対して
入力された音声入力済みの結果があるか否かを判断す
る。ステップS53において、音声入力済みの結果がな
いと判断された場合、処理は、図8のステップS3に戻
り、それ以降の処理が繰り返される。
【0063】ステップS53において、音声入力済みの
結果があると判断された場合、ステップS54におい
て、判断部34は、音声入力結果を現在のフォーカスウ
ィンドウの対応する位置に表示させるための制御信号を
生成し、ウィンドウ処理部35に出力する。ウィンドウ
処理部35は、入力された制御信号に従って、ステップ
S51において消去されたフォーカスウィンドウに対し
て入力された音声入力結果を、現在のフォーカスウィン
ドウの対応する位置に表示させる。
【0064】ステップS55において、判断部34は、
ステップS51において消去されたサブウィンドウに対
応するフィールド更新フラグをOFFにし、処理は、図
8のステップS3に戻り、それ以降の処理が繰り返され
る。
【0065】次に、図13のフローチャートを参照し
て、図12のステップS12において実行される候補結
果ボタン選択処理について説明する。
【0066】ステップS61において、判断部34は、
GUI認識部32から入力される信号を基に、選択され
た結果候補ボタン53−1乃至53−3のいずれかに対
応する文字列を、サブウィンドウ結果表示ボックス55
に表示させる。
【0067】ステップS62において、判断部34は、
現在のフォーカスウィンドウ(すなわち、結果候補ボタ
ン53−1乃至53−3が表示されているウィンドウ)
を消去させるための制御信号を生成して、ウィンドウ処
理部35に出力する。ウィンドウ処理部35は、判断部
34から入力された制御信号に従って、表示部19に表
示されているフォーカスウィンドウを消去する。
【0068】ステップS63において、判断部34は、
図7を用いて説明したウィンドウスタックからIDをポ
ップし、そのIDが示すウィンドウにフォーカスを設定
する。
【0069】ステップS64において、判断部34は、
選択された候補ボタンに対応する文字列を、対応する結
果表示ボックス55に表示させるための制御信号を生成
してウィンドウ処理部35に出力する。ウィンドウ処理
部35は、判断部34から入力された制御信号に従っ
て、選択された候補ボタンに対応する文字列を、対応す
る結果表示ボックス55に表示させ、処理は、図8のス
テップS3に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0070】次に、図14および図13を参照して、図
8を用いて説明したマルチモーダル入力プログラム22
の処理の具体的な例について説明する。
【0071】まず、図8のステップS1において、図1
4(A)に示されるメインウィンドウ41が表示され
る。そして、図14(B)に示されるように、ユーザ
が、メインウィンドウ41のサブウィンドウ表示ボタン
42−1を選択した場合、図8のステップS3の処理に
より、サブウィンドウ表示ボタンが選択されたと判断さ
れ、ステップS4において、図9を用いて説明したサブ
ウィンドウ表示ボタン選択処理が実行される。すなわ
ち、図9のステップS21の処理により、フォーカスウ
ィンドウスタックの先頭に、メインウィンドウ41のウ
ィンドウIDがプッシュされ、ステップS22の処理に
より、サブウィンドウ51が表示され、ステップS23
の処理により、フォーカスウィンドウが、メインウィン
ドウ41からサブウィンドウ51に変更される。
【0072】そして、図9のステップS24の処理によ
り、図14(B)のサブウィンドウ51のガイダンス表
示部52に表示されたメッセージに従って、ユーザが、
駅名を音声入力した場合、図8のステップS7の処理に
より、音声信号が入力されたと判断され、ステップS8
において、図11を用いて説明した音声信号入力受理処
理が実行される。そして、図11のステップS43にお
いて、入力された音声に対する音声認識結果の候補の個
数が1つであると判断された場合、ステップS44にお
いて、図14(C)に示されるように、現在のフォーカ
スウィンドウであるサブウィンドウ51のサブウィンド
ウ結果表示ボックス55に、音声認識結果である「京
都」が表示され、ステップS45において、判断部34
は、対応するフィールド更新フラグをONにする。
【0073】そして、ユーザが、サブウィンドウ表示ボ
タンの選択を解除した場合(すなわち、タッチパネル1
3から指を離した場合)、図8のステップS5の処理に
より、サブウィンドウ表示ボタンの選択が解除されたと
判断されるので、ステップS6において、図10を用い
て説明したサブウィンドウ表示ボタン選択解除処理が実
行される。そして、図10のステップS31の処理によ
り、フィールド更新フラグはONであると判断されるの
で、ステップS32において、現在のフォーカスウィン
ドウであるサブウィンドウ51の表示が消去され、ステ
ップS33の処理により、フォーカスウィンドウスタッ
クの先頭にIDが記録されているメインウィンドウ41
に、フォーカスが設定され、ステップS34の処理によ
り、メインウィンドウ41の結果表示ボックス43‐1
に、音声入力結果である「京都」が表示され、図14
(D)で示される表示画面となる。
【0074】例えば、図14(B)の状態で、音声入力
がされないまま、ユーザがタッチパネル13から指を離
し、サブウィンドウ表示ボタンの選択を解除したとして
も、図10のステップS31の処理により、フィールド
更新フラグはONではないと判断されるため、サブウィ
ンドウ51は消去されず、フォーカスウィンドウも、サ
ブウィンドウ51のまま、次の入力待ちとなる。この場
合、ユーザがサブウィンドウ消去ボタン56を選択解除
して(タッチパネル13上にて、サブウィンドウ消去ボ
タン56に触れ、その後指を離す)図8のステップS1
0における、図12を用いて説明したサブウィンドウ消
去ボタン選択解除処理を実行すれば、サブウィンドウ5
1は消去される。
【0075】次に、図15(A)において、図14
(A)および図14(B)を用いて説明した処理と同様
に、サブウィンドウ表示ボタン42‐1が選択され、メ
インウィンドウ41のウィンドウIDが、フォーカスウ
ィンドウスタックの先頭にプッシュされ、サブウィンド
ウ51が表示されてフォーカスが設定され、ユーザによ
り、駅名が音声入力されたとする。ここで、図8のステ
ップS7の処理により、音声信号が入力されたと判断さ
れるので、ステップS8において、図11を用いて説明
した音声信号入力受理処理が実行される。例えば、図1
1のステップS43において、候補の個数が複数である
と判断された場合、ステップS46の処理により、図1
5(B)に示されるように、サブウィンドウ51の候補
表示領域53に結果候補ボタン53−1乃至53−3が
表示され、ステップS47において、ガイダンス表示部
52に、候補選択を促すためのメッセージである「出発
駅は次のどれですか?」が表示される。ここでは、フォ
ーカスウィンドウは変更されないし、フィールド更新フ
ラグもONにならない。すなわち、ユーザが、サブウィ
ンドウ表示ボタンの選択を解除しても、図10のステッ
プS31において、フィールド更新フラグはONではな
いと判断されるため、サブウィンドウ51は消去されな
い。
【0076】そして、ユーザは、ガイダンス表示部52
に表示された、候補選択を促すためのメッセージである
「出発駅は次のどれですか?」に従って、結果候補ボタ
ン53−1乃至53−3のうちの所望の結果候補ボタン
を選択する(すなわち、タッチパネル13の所望の結果
候補ボタンの位置に触れる)。すなわち、図8のステッ
プS11において、結果候補ボタン53−1乃至53−
3のいずれかが選択されたと判断され、ステップS12
において、図13を用いて説明した結果候補ボタン選択
処理が実行される。図13のステップS61において、
ユーザが選択した結果候補ボタン53−2に対応する文
字列「大阪」がサブウィンドウ結果表示ボックス55に
表示され、ステップS62において、フォーカスウィン
ドウであるサブウィンドウ51が消去され、ステップS
63において、フォーカスウィンドウスタックの先頭に
記録されているメインウィンドウ41のIDがポップさ
れて、メインウィンドウ41にフォーカスが設定され、
ステップS64において、選択された候補ボタンに対応
する文字列が、対応する結果表示ボックス55に表示さ
れ、図15(D)に示される表示画面になる。
【0077】次に、図16乃至図24を用いて、マルチ
モーダル入力として視線検知を用いた、本発明の第2の
実施の形態について説明する。
【0078】図16は、本発明を適応したパーソナルコ
ンピュータ61の構成を示すブロック図である。図16
のパーソナルコンピュータ61においては、図1におけ
る場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、そ
の説明は適宜省略する(以下、同様)。すなわち、図1
6のパーソナルコンピュータ61は、音声入力部14に
代わり、画像入力部71が備えられ、新たに、画像演算
処理部72が備えられている以外は、基本的に、図1の
パーソナルコンピュータ1と同様の構成を有している。
【0079】画像入力部71は、例えば、CCD(Char
ge-Coupled Devices)を有するデジタルカメラ等で構成
され、パーソナルコンピュータ61を操作するユーザの
顔の画像を取り込むようになされている。画像演算処理
部72は、入力部12、入出力インターフェース15、
内部バス16を介して、画像入力部71から画像データ
の入力を受け、例えば、2値化し、顔の輪郭や目の位置
などのデータとともに、瞳の位置を算出することによ
り、ユーザの視線を検出し(すなわち、ユーザが、表示
部19上のどの部分を注視しているかを検出し)、検出
結果を、内部バス16を介してCPU11に出力する。
【0080】図17に、RAM18に、マルチモーダル
入力に、視線検知を用いたマルチモーダル入力プログラ
ムがロードされ、実行された場合の機能ブロック図を示
す。図17のマルチモーダル入力プログラム81が実行
された場合の機能ブロック図は、音声入力部14に代わ
り、画像入力部71の機能を有している以外は、基本的
に、図2における場合と同様である。
【0081】すなわち、タッチパネル13からユーザの
指令を表わす信号が入力された場合、もしくは、画像入
力部71からユーザの視線を検知するための画像信号が
入力された場合、オペレーティングシステム21は、こ
れらの信号をマルチモーダル入力プログラム81に入力
し、マルチモーダル入力プログラム81が実行する所定
の処理によって発生する処理結果を、表示部19に出力
し、表示させる。
【0082】次に、図18は、図17のマルチモーダル
入力プログラム81の更に詳細な機能ブロック図であ
る。図18に示されるマルチモーダル入力プログラム8
1は、音声認識部33の機能に代わり、画像受理部91
および視線検知部92の機能を有する以外は、基本的
に、図3を用いて説明したマルチモーダル入力プログラ
ム22と同様の機能を有する。
【0083】すなわち、入力部31は、タッチパネル1
3、もしくは画像入力部71から入力された情報を、オ
ペレーティングシステム21を介して入力される。そし
て、入力された信号が、タッチパネル13の操作位置の
座標情報を示す信号である場合、入力部31は、その入
力信号をGUI認識部32に出力し、入力された信号が
画像信号である場合、入力部31は、その入力信号を画
像受理部91に出力する。
【0084】画像受理部91は、その内部に、所定の周
期で画像の入力を受け付けるためのインターバルタイマ
を有し、インターバルタイマのイベントが発生した場
合、入力部31から入力された画像信号を視線検知部9
2に出力する。視線検知部92は、入力された画像信号
を基に、例えば、画像データを2値化し、顔の輪郭や目
の位置などのデータとともに、瞳の位置を算出すること
により、ユーザの視線(すなわち、ユーザが、表示部1
9上のどの部分を注視しているか)を検出し、検出結果
を、判断部34に出力する。
【0085】ここで、ウィンドウ処理部35の処理によ
って表示部19に表示されるメインウィンドウは、図4
を用いて説明した第1の実施の形態における場合と同様
である。一方、第2の実施の形態においては、マルチモ
ーダル入力に視線検知を用いているので、ウィンドウ処
理部35の処理によって表示部19に表示されるサブウ
ィンドウは、例えば、図19に示されるサブウィンドウ
101のようになる。サブウィンドウ101は、ユーザ
が視線を当てることにより選択される選択ボタン111
−1乃至111−6、およびユーザの操作を促すための
メッセージが表示されるガイダンス表示部112で構成
される。
【0086】視線検知部92が検知したユーザの視線の
検知結果を基に、判断部34は、選択ボタン111−1
乃至111−6のうち、いずれの選択ボタンが選択され
ているかを示す信号を生成してウィンドウ処理部35に
出力する。ウィンドウ処理部35は、判断部34から入
力された信号に従って、ユーザが視線を当てていると判
断された選択ボタンの色を変更し、選択されていないと
判断されている選択ボタンとの区別がつくように表示さ
せる。
【0087】次に、図20のフローチャートを参照し
て、第2の実施の形態における、マルチモーダル入力プ
ログラム81の処理について説明する。
【0088】ステップS71およびステップS72にお
いて、図8のステップS1およびステップS2と同様の
処理が行われる。ステップS73において、画像受理部
91は、画像入力を実行するインターバルタイマを所定
の値に設定して、インターバルタイマの動作を開始させ
る。
【0089】ステップS74において、判断部34は、
GUI認識部32から入力される信号を基に、図4を用
いて説明したサブウィンドウ表示ボタン42−1乃至4
2−3のいずれかが選択されたか否かを判断する。ステ
ップS74において、サブウィンドウ表示ボタン42−
1乃至42−3のいずれかが選択されたと判断された場
合、ステップS75において、図21を用いて後述する
サブウィンドウ表示ボタン選択処理が行われ、その後、
処理はステップS74に戻り、それ以降の処理が繰り返
される。
【0090】ステップS74において、サブウィンドウ
表示ボタン42−1乃至42−3のいずれも選択されて
いないと判断された場合、ステップS76において、判
断部34は、GUI認識部32から入力される信号を基
に、図4を用いて説明したサブウィンドウ表示ボタン4
2−1乃至42−3のいずれかの選択が解除されたか否
かを判断する。ステップS76において、サブウィンド
ウ表示ボタン42−1乃至42−3のいずれかの選択が
解除されたと判断された場合、ステップS77におい
て、図22を用いて後述するサブウィンドウ表示ボタン
選択解除処理が行われ、その後、処理はステップS74
に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0091】ステップS76において、サブウィンドウ
表示ボタン42−1乃至42−3のいずれも選択が解除
されていないと判断された場合、ステップS78におい
て、判断部34は、画像受理部91のインターバルタイ
マのイベントが発生したか否かを判断する。ステップS
78において、インターバルタイマのイベントが発生し
たと判断された場合、ステップS79において、図23
を用いて後述するインターバルタイマ処理が行われ、そ
の後、処理はステップS74に戻り、それ以降の処理が
繰り返される。
【0092】ステップS78において、インターバルタ
イマのイベントが発生していないと判断された場合、ス
テップS80において、判断部34は、GUI認識部3
2から入力される信号を基に、図4を用いて説明した終
了ボタン44が選択されたか否かを判断する。ステップ
S80において、終了ボタン44が選択されていないと
判断された場合、処理はステップS74に戻り、それ以
降の処理が繰り返される。ステップS80において、終
了ボタン44が選択されたと判断された場合、処理が終
了される。
【0093】次に、図21のフローチャートを参照し
て、図20のステップS75におけるサブウィンドウ表
示ボタン選択処理について説明する。
【0094】ステップS91乃至ステップS93におい
て、図9のステップS21乃至ステップS23と同様の
処理が実行される。そして、ステップS94において、
ウィンドウ処理部35は、ガイダンス表示部112に視
線入力を促すメッセージを表示させて、処理は、図20
のステップS74に戻り、それ以降の処理が繰り返され
る。
【0095】次に、図22のフローチャートを参照し
て、図20のステップS77において実行されるサブウ
ィンドウ表示ボタン選択解除処理について説明する。
【0096】ステップS101およびステップS102
において、図10のステップS32およびステップS3
3と同様の処理が実行される。ステップS103におい
て、図10のステップS31の処理と同様に、フィール
ド更新フラグがONか否かが判断され、フィールド更新
フラグがONではないと判断された場合、処理は、図2
0のステップS74に戻り、それ以降の処理が繰り返さ
れる。
【0097】ステップS103において、フィールド更
新フラグがONであると判断された場合、ステップS1
04において、判断部34は、ステップS101におい
て消去されたウィンドウで注視されていた選択ボタンに
対応するデータを、現在のフォーカスウィンドウの対応
する位置に表示させるための制御信号を生成し、ウィン
ドウ処理部35に出力する。ウィンドウ処理部35は、
入力された制御信号に従って、ステップS101におい
て消去されたウィンドウで注視されていた選択ボタンに
対応するデータを、現在のフォーカスウィンドウの対応
する位置に表示させる。
【0098】ステップS105において、判断部34
は、ステップS102において消去されたウィンドウに
対応するフィールド更新フラグをOFFにし、処理は、
図20のステップS74に戻り、それ以降の処理が繰り
返される。
【0099】次に、図23のフローチャートを参照し
て、図20のステップS79において実行される、イン
ターバルタイマ処理について説明する。
【0100】ステップS111において、判断部34
は、サブウィンドウ101が表示中であるか否かを判断
する。ステップS111において、サブウィンドウ10
1が表示中ではないと判断された場合、処理は、図20
のステップS74に戻り、それ以降の処理が繰り返され
る。
【0101】ステップS111において、サブウィンド
ウ101が表示中であると判断された場合、ステップS
112において、視線検知部92は、入力部31、およ
び画像受理部91を介して入力された画像データを基
に、視線検知処理を実行し、ユーザの瞳の位置を特定
し、その結果を判断部34に出力する。
【0102】ステップS113において、判断部34
は、ステップS112において、視線検知部92から入
力されたユーザの瞳の位置を示す信号を基に、ユーザが
注視している選択ボタンが特定されたか否かを判断す
る。
【0103】ステップS113において、ユーザが注視
している選択ボタンが特定されたと判断された場合、ス
テップS114において、判断部34は、ユーザが注視
していると特定された選択ボタンの表示色を変更させ、
それ以前に表示色が変更されていた選択ボタンの表示色
を元に戻させるための制御信号を生成してウィンドウ処
理部35に出力する。ウィンドウ処理部35は、判断部
34から入力された制御信号に従って、ユーザが注視し
ていると判断された選択ボタンの表示色を変更させ、そ
れ以前に表示色が変更されていた選択ボタンの表示色を
元に戻す。
【0104】ステップS115において、判断部34
は、現在のフォーカスウィンドウに対応するフィールド
更新フラグをONにする。そして、処理は、図20のス
テップS74に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0105】ステップS113において、選択ボタンが
特定されなかったと判断された場合、判断部34は、そ
れ以前に表示色が変更されていた選択ボタンの表示色を
元に戻させるための制御信号を生成してウィンドウ処理
部35に出力する。ウィンドウ処理部35は、判断部3
4から入力された制御信号に従って、それ以前に表示色
が変更されていた選択ボタンの表示色を元に戻す。そし
て、処理は、図20のステップS74に戻り、それ以降
の処理が繰り返される。
【0106】次に、図24を参照して、図20を用いて
説明したマルチモーダル入力プログラム81の処理の具
体的な例について説明する。
【0107】まず、図20のステップS71において、
図24(A)に示されるメインウィンドウ41が表示さ
れる。そして、図24(B)に示されるように、ユーザ
が、メインウィンドウ41のサブウィンドウ表示ボタン
42−1を選択した場合、図20のステップS74の処
理により、サブウィンドウ表示ボタンが選択されたと判
断され、ステップS75において、図21を用いて説明
したサブウィンドウ表示ボタン選択処理が実行され、サ
ブウィンドウ101が表示される。ここで、図21のス
テップS91の処理により、フォーカスウィンドウスタ
ックの先頭に、メインウィンドウ41のウィンドウID
がプッシュされ、ステップS73の処理により、フォー
カスウィンドウが、メインウィンドウ41からサブウィ
ンドウ101に変更されている。
【0108】そして、図24(B)のサブウィンドウ1
01のガイダンス表示部112に表示されるメッセージ
に従って、ユーザは、選択したいボタンを見つめる。そ
して、次のインターバルタイマのイベントが発生するタ
イミングで、図20のステップS78の処理において、
インターバルタイマのイベントが発生したと判断され、
ステップS79において、図23を用いて説明したイン
ターバルタイマ処理が実行される。
【0109】図23のステップS113において、選択
ボタンが特定された場合、図24(C)に示されるよう
に、ステップS114において、特定されたと判断され
た選択ボタン(ここでは、選択ボタン111−1)の表
示色が変更され、ステップS115において、フィール
ド更新フラグがONになる。ユーザは、選択ボタンの表
示色の変更を確認して、サブウィンドウ表示ボタンの選
択を解除する(すなわち、タッチパネル13から指を離
す)ので、図20のステップS76において、サブウィ
ンドウ表示ボタンの選択が解除されたと判断される。そ
して、ステップS77において、図22を用いて説明し
た、サブウィンドウ表示ボタン選択解除処理が実行され
る。図22のステップS101において、現在のフォー
カスウィンドウであるサブウィンドウ101が消去さ
れ、ステップS102において、フォーカスウィンドウ
スタックの先頭にあるメインウィンドウ41にフォーカ
スが設定され、ステップS103において、フィールド
更新フラグはONであると判断されるので、ステップS
104において、注視されていた選択ボタン111−1
に対応するデータである「京都」が現在のフォーカスウ
ィンドウである、メインウィンドウ41の結果表示ボッ
クス43−1に表示され、図22(D)に示される表示
画面を得ることができる。
【0110】次に、図25乃至図34を用いて、マルチ
モーダル入力として画像入力を用いた、本発明の第3の
実施の形態について説明する。
【0111】図25は、本発明を適応したパーソナルコ
ンピュータ121の構成を示すブロック図である。図2
5のパーソナルコンピュータ121においては、図16
における場合と対応する部分には同一の符号を付してあ
り、その説明は適宜省略する。すなわち、図25のパー
ソナルコンピュータは、画像演算処理部72に代わり、
画像表示処理部131が備えられている以外は、基本的
に、図16のパーソナルコンピュータ61と同様の構成
を有している。
【0112】画像表示処理部131は、入力部12、入
出力インターフェース15、内部バス16を介して、画
像入力部71から画像データの入力を受け、例えば、フ
ィルタリングや、ジャギー除去など、表示部19に表示
するために必要な画像処理を施し、内部バス16を介し
てCPU11に出力する。
【0113】図26に、RAM18に、マルチモーダル
入力に画像入力を用いたマルチモーダル入力プログラム
がロードされ、実行された場合の機能ブロック図を示
す。図26のマルチモーダル入力プログラム141が実
行された場合の機能ブロック図は、マルチモーダル入力
プログラム141以外の部分においては、基本的に、図
17における場合と同様の構成を有している。
【0114】すなわち、タッチパネル13からユーザの
指令を表わす信号が入力された場合、もしくは、画像入
力部71から画像信号が入力された場合、オペレーティ
ングシステム21は、これらの信号をマルチモーダル入
力プログラム141に入力し、マルチモーダル入力プロ
グラム141が実行する所定の処理によって発生する処
理結果を、表示部19に出力し、表示させる。
【0115】次に、図27は、図26のマルチモーダル
入力プログラム141の更に詳細な機能ブロック図であ
る。図27に示されるマルチモーダル入力プログラム1
41は、視線検知部92の機能が削除され、判断部24
に代わり、GUI認識部32から入力される信号に従っ
て、画像受理部91から入力される画像信号に対する処
理を決定する判断部142の機能を有する以外は、基本
的に、図18を用いて説明したマルチモーダル入力プロ
グラム81と同様の機能を有している。
【0116】すなわち、入力部31は、タッチパネル1
3、もしくは画像入力部71から入力された情報を、オ
ペレーティングシステム21を介して入力され、入力さ
れた信号が、タッチパネル13の操作位置の座標情報を
示す信号である場合、入力部31は、その入力信号をG
UI認識部32に出力し、入力された信号が画像信号で
ある場合、入力部31は、その入力信号を画像受理部9
1に出力する。
【0117】画像受理部91は、その内部に、所定の周
期毎に画像の入力を受け付けて、図29を用いて後述す
るサブウィンドウ161の画像表示部163に表示させ
るための画像プレビュー用インターバルタイマを有し、
インターバルタイマのイベントが発生した場合、入力部
31から入力された画像信号を判断部142に出力す
る。
【0118】判断部142は、ウィンドウIDを保持す
るLIFOのフォーカスウィンドウスタックを有してい
る。判断部142は、GUI認識部32から入力された
信号に基づいて、フォーカスウィンドウスタックに対し
て、フォーカスウィンドウIDをプッシュ、もしくはポ
ップして、フォーカスウィンドウのIDを管理し、ポッ
プしたウィンドウIDをウィンドウ処理部35に出力し
たり、現在のフォーカスウィンドウに表示する内容を示
す信号を生成してウィンドウ処理部35に出力する。
【0119】また、判断部142は、画像受理部91か
ら入力される画像信号を、ウィンドウ処理部35に出力
して、図29を用いて後述するサブウィンドウ161の
画像表示部163に表示させるとともに、GUI認識部
32から入力される信号を基に、画像入力部71から入
力されている画像が、入力結果として登録される画像デ
ータであるか否かを判断し、登録される画像データであ
ると判断された場合、その画像データが、登録される画
像データであることを示す信号をウィンドウ処理部35
に出力する。
【0120】ここで、ウィンドウ処理部35の処理によ
って表示部19に表示されるメインウィンドウ151を
図28に示す。第3の実施の形態におけるメインウィン
ドウ151は、ユーザが入力したい表情の種類に対応す
るサブウィンドウ表示ボタン152−1乃至152−
3、画像データの入力結果を表示させるための表示結果
ボックス153−1乃至153−3、および終了ボタン
154から構成されている。
【0121】図29に、図28のサブウィンドウ表示ボ
タン152−1が選択された場合に表示されるサブウィ
ンドウ161を示す。サブウィンドウ161は、ユーザ
の操作を促すためのメッセージが表示されるガイダンス
表示部162および現在入力されている画像データを表
示させるための画像表示部163から構成される。
【0122】次に、図30のフローチャートを参照し
て、第2の実施の形態における、マルチモーダル入力プ
ログラムの処理について説明する。
【0123】ステップS121において、図8のステッ
プS1と同様の処理が行われ、時28を用いて説明した
メインウィンドウ151が表示される。ステップS12
2において、画像受理部91は、入力された画像を図2
9を用いて説明したサブウィンドウ161の画像表示部
163に表示させる処理を実行させるための、画像プレ
ビュー用インターバルタイマを所定の値に設定する。
【0124】ステップS123において、判断部142
は、GUI認識部32から入力される信号を基に、図2
8を用いて説明したサブウィンドウ表示ボタン152−
1乃至152−3のいずれかが選択されたか否かを判断
する。ステップS123において、サブウィンドウ表示
ボタン152−1乃至152−3のいずれかが選択され
たと判断された場合、ステップS124において、図3
1を用いて後述するサブウィンドウ表示ボタン選択処理
が行われ、その後、処理はステップS123に戻り、そ
れ以降の処理が繰り返される。
【0125】ステップS123において、サブウィンド
ウ表示ボタン152−1乃至152−3のいずれも選択
されていないと判断された場合、ステップS125にお
いて、判断部142は、GUI認識部32から入力され
る信号を基に、図28を用いて説明したサブウィンドウ
表示ボタン152−1乃至152−3のいずれかの選択
が解除されたか否かを判断する。ステップS125にお
いて、サブウィンドウ表示ボタン152−1乃至152
−3のいずれかの選択が解除されたと判断された場合、
ステップS126において、図32を用いて後述するサ
ブウィンドウ表示ボタン選択解除処理が行われ、その
後、処理はステップS123に戻り、それ以降の処理が
繰り返される。
【0126】ステップS125において、サブウィンド
ウ表示ボタン152−1乃至152−3のいずれも選択
が解除されていないと判断された場合、ステップS12
7において、判断部142は、画像受理部91のインタ
ーバルタイマのイベントが発生したか否かを判断する。
ステップS127において、インターバルタイマのイベ
ントが発生したと判断された場合、ステップS128に
おいて、図33を用いて後述するインターバルタイマ処
理が行われ、その後、処理はステップS123に戻り、
それ以降の処理が繰り返される。
【0127】ステップS127において、インターバル
タイマのイベントが発生していないと判断された場合、
ステップS129において、判断部142は、GUI認
識部32から入力される信号を基に、図28を用いて説
明した終了ボタン154が選択されたか否かを判断す
る。ステップS129において、終了ボタン154が選
択されていないと判断された場合、処理はステップS1
23に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ステップ
S129において、終了ボタン154が選択されたと判
断された場合、処理が終了される。
【0128】次に、図31のフローチャートを参照し
て、図30のステップS124におけるサブウィンドウ
表示ボタン選択処理について説明する。
【0129】ステップS141乃至ステップS143に
おいて、図9のステップS21乃至ステップS23と同
様の処理が実行される。そして、ステップS144にお
いて、ウィンドウ処理部35は、ガイダンス表示部16
2に画像入力を促すメッセージを表示させて、処理は、
図30のステップS123に戻り、それ以降の処理が繰
り返される。
【0130】次に、図32のフローチャートを参照し
て、図30のステップS126において実行されるサブ
ウィンドウ表示ボタン選択解除処理について説明する。
【0131】ステップS151およびステップS152
において、図10のステップS32およびステップS3
3と同様の処理が実行される。ステップS153におい
て、判断部142は、現在の入力画像をフォーカスウィ
ンドウに表示させるための制御信号を生成し、ウィンド
ウ処理部35に出力する。ウィンドウ処理部35は、入
力された制御信号に従って、現在の入力画像をフォーカ
スウィンドウに表示させ、処理は、図30のステップS
123に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0132】次に、図33のフローチャートを参照し
て、図30のステップS128において実行される、イ
ンターバルタイマ処理について説明する。
【0133】ステップS161において、判断部142
は、サブウィンドウ161が表示中であるか否かを判断
する。ステップS161において、サブウィンドウ16
1が表示中ではないと判断された場合、処理は、図30
のステップS123に戻り、それ以降の処理が繰り返さ
れる。
【0134】ステップS161において、サブウィンド
ウ161が表示中であると判断された場合、ステップS
162において、画像受理部91は、入力部31から入
力される画像データを取り込み、その画像データを判断
部142に出力する。
【0135】ステップS163において、判断部142
は、サブウィンドウ161の画像表示部163に、入力
された画像データを表示させるための制御信号を生成
し、入力された画像データとともに、ウィンドウ処理部
35に出力する。ウィンドウ処理部35は、入力された
制御信号に従って、サブウィンドウ161の画像表示部
163に、入力された画像データを表示させる。そし
て、処理は、図30のステップS123に戻り、それ以
降の処理が繰り返される。
【0136】次に、図34を参照して、図30を用いて
説明したマルチモーダル入力プログラム141の処理の
具体的な例について説明する。
【0137】図30のステップS1の処理により、図3
1(A)のメインウィンドウ151が表示される。そし
て、ユーザが、サブウィンドウ表示ボタン152−1を
選択した場合、ステップS123において、サブウィン
ドウ表示ボタンが選択されたと判断され、ステップS1
24において、図31を用いて説明したサブウィンドウ
表示ボタン選択処理が実行されるので、ステップS14
1において、フォーカスウィンドウスタックの先頭にメ
インウィンドウ151のウィンドウIDが保存され、ス
テップS142において、サブウィンドウ161が表示
され、ステップS143において、サブウィンドウ16
1にフォーカスが設定され、ステップS144におい
て、図34(B)に示すように、ガイダンス表示部16
2に、選択されたサブウィンドウ表示ボタンに対応する
メッセージである「カメラに向かって、喜びの表情を見
せてください。ボタンを離すとシャッターが切れます」
と表示されたサブウィンドウ161が表示される。
【0138】そして、次のインターバルタイマのイベン
トの発生タイミングに、ステップS127において、イ
ンターバルタイマのイベントが発生したと判断され、ス
テップS128において、図33を用いて説明したイン
ターバルタイマ処理が実行され、ステップS161にお
いて、サブウィンドウ161が表示されていると判断さ
れるので、ステップS162において、入力部31か
ら、ユーザの画像が取り込まれ、ステップS163にお
いて、現在の入力画像が画像表示部163に表示される
ので、図34(C)に示す表示画面が得られる。
【0139】そして、ユーザは、図34(C)に示され
る画像表示部163の画像を参照して、表示されている
画像を登録しようと判断した任意のタイミングで、サブ
ウィンドウ表示ボタンの選択を解除する。そして、図3
0のステップS125において、サブウィンドウ表示ボ
タンの選択が解除されたと判断され、ステップS126
において、図32を用いて説明したサブウィンドウ表示
ボタン選択解除処理が実行される。すなわち、ステップ
S151において、現在のフォーカスウィンドウである
サブウィンドウ161が消去され、ステップS152に
おいて、フォーカスウィンドウスタックの先頭にIDが
記録されているメインウィンドウ151にフォーカスが
設定され、ステップS153において、現在の入力画像
がフォーカスウィンドウであるメインウィンドウ151
の結果表示ボックス153−1に表示され、図34
(D)に示す表示画面が得られる。
【0140】以上説明したように、本発明の実施の形態
1乃至3においては、メインウィンドウのウィンドウの
操作中に、サブウィンドウを介して、データの入力を可
能とし、データの入力が正しく認識された場合、ユーザ
が新たに操作することなしにサブウィンドウを消去し
て、メインウィンドウにフォーカスを設定し、かつ、サ
ブウィンドウを介して入力されたデータを、メインウィ
ンドウに表示することができる。
【0141】
【発明の効果】本発明の情報処理装置によれば、第1の
ウィンドウに対する操作が終了した場合、第2のウィン
ドウの表示を消去し、第2のウィンドウが消去される場
合、入力された情報があれば、その情報を第1のウィン
ドウに表示することにより、マルチモーダル入力を用い
た情報入力において、自動的にフォーカスウィンドウの
設定変更を行い、必要な情報を表示させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適応したパーソナルコンピュータの構
成を示すブロック図である。
【図2】マルチモーダル入力プログラムが起動された場
合の、パーソナルコンピュータの機能ブロック図であ
る。
【図3】マルチモーダル入力プログラムの機能ブロック
図である。
【図4】メインウィンドウを説明するための図である。
【図5】サブウィンドウを説明するための図である。
【図6】サブウィンドウを説明するための図である。
【図7】フォーカスウィンドウスタックを説明するため
の図である。
【図8】マルチモーダル入力プログラムの処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図9】サブウィンドウ表示ボタン選択処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図10】サブウィンドウ表示ボタン選択解除処理を説
明するためのフローチャートである。
【図11】音声信号入力受理処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図12】サブウィンドウ消去ボタン選択解除処理を説
明するためのフローチャートである。
【図13】結果候補ボタン選択処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図14】第1の実施の形態において実施される処理の
具体例を説明するための図である。
【図15】第1の実施の形態において実施される処理の
具体例を説明するための図である。
【図16】本発明を適応したパーソナルコンピュータの
構成を示すブロック図である。
【図17】マルチモーダル入力プログラムが起動された
場合の、パーソナルコンピュータの機能ブロック図であ
る。
【図18】マルチモーダル入力プログラムの機能ブロッ
ク図である。
【図19】サブウィンドウを説明するための図である。
【図20】マルチモーダル入力プログラムの処理を説明
するためのフローチャートである。
【図21】サブウィンドウ表示ボタン選択処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図22】サブウィンドウ表示ボタン選択解除処理を説
明するためのフローチャートである。
【図23】インターバルタイマ処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図24】第2の実施の形態において実施される処理の
具体例を説明するための図である。
【図25】本発明を適応したパーソナルコンピュータの
構成を示すブロック図である。
【図26】マルチモーダル入力プログラムが起動された
場合の、パーソナルコンピュータの機能ブロック図であ
る。
【図27】マルチモーダル入力プログラムの機能ブロッ
ク図である。
【図28】メインウィンドウを説明するための図であ
る。
【図29】サブウィンドウを説明するための図である。
【図30】マルチモーダル入力プログラムの処理を説明
するためのフローチャートである。
【図31】サブウィンドウ表示ボタン選択処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図32】サブウィンドウ表示ボタン選択解除処理を説
明するためのフローチャートである。
【図33】インターバルタイマ処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図34】第3の実施の形態において実施される処理の
具体例を説明するための図である。
【符号の説明】
13 タッチパネル 14 音声入力部 19 表示部 22 マルチモーダル入力プログラム 31 入力部 32 GUI認識部 33 音声認識部 34 判断部 35 ウィンドウ処理部 41 メインウィンドウ 51 サブウィンドウ 71 画像入力部 81 マルチモーダル入力プログラム 91 画像受理部 92 視線検知部 101 サブウィンドウ 141 マルチモーダル入力プログラム 142 判断部 151 メインウィンドウ 161 サブウィンドウ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のウィンドウおよび第2のウィンド
    ウを表示する表示手段と、 前記第1のウィンドウに対して、ユーザが操作を行う操
    作手段と、 前記第2のウィンドウに対して、ユーザが情報を入力す
    るための入力手段と、 前記操作手段および前記入力手段からの信号を受け、前
    記第1のウィンドウおよび前記第2のウィンドウの表示
    を制御する表示制御手段とを備え、 前記表示制御手段は、 前記操作手段による前記第1のウィンドウに対する操作
    が終了した場合、前記第2のウィンドウを前記表示手段
    から消去するように前記表示手段を制御し、 前記第2のウィンドウが消去される場合、前記入力手段
    により入力された前記情報があれば、前記第1のウィン
    ドウに前記情報を表示させるように、前記表示手段を制
    御することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段は、音声の入力により、前
    記第2のウィンドウに対する前記情報の入力を受けるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記入力手段は、ユーザの視線を検知す
    ることにより、前記第2のウィンドウに対する前記情報
    の入力を受けることを特徴とする請求項1に記載の情報
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記入力手段は、カメラによって、ユー
    ザの像を撮像することにより、前記第2のウィンドウに
    対する前記情報の入力を受けることを特徴とする請求項
    1に記載の情報処理装置。
JP2000098494A 2000-03-31 2000-03-31 情報処理装置 Withdrawn JP2001282413A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6392403B1 (ja) * 2017-04-12 2018-09-19 株式会社アドバンスト・メディア 端末装置及びプログラム

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