JP2001282264A - 機械的発声装置 - Google Patents

機械的発声装置

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JP2001282264A
JP2001282264A JP2000099288A JP2000099288A JP2001282264A JP 2001282264 A JP2001282264 A JP 2001282264A JP 2000099288 A JP2000099288 A JP 2000099288A JP 2000099288 A JP2000099288 A JP 2000099288A JP 2001282264 A JP2001282264 A JP 2001282264A
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JP
Japan
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tongue
control means
tongue body
mechanical
lip
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Application number
JP2000099288A
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English (en)
Inventor
Atsuo Takanishi
淳夫 高西
Koichiro Asama
弘一郎 浅間
Hiroki Hayashi
宏樹 林
Hideaki Takanobu
英明 高信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Waseda University
Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Waseda University
Japan Science and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置内部に配設された呼気通路に舌体を配設
し、該呼気通路に気体を流通することにより人工的に人
間に近い発声をする機械的発声装置を提供する。 【解決手段】 装置内部に配設された呼気通路7に舌体
11を配設し、該呼気通路に気体を流通することにより
発声する機械的発声装置において、前記呼気通路の上方
に鼻腔部3A、3bを有した鼻部3と、前記呼気通路の
奥側に声帯部50、出口側に口唇18、及び歯部13と
を配設するとともに、前記口唇の開口面積を制御する口
唇制御手段と、前記歯部の開閉を制御する歯部制御手段
と、前記舌体を所定形状に変位させる舌体制御手段と、
前記声帯部の呼気流通開口面積を制御する声帯部開口制
御手段とを備え、少なくとも、前記呼気通路、舌体及び
声帯部を柔軟部材で形成するとともに、前記各制御手段
を剛体部材で形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置内部に配設さ
れた呼気通路に舌体を配設し、該呼気通路に気体を流通
することにより発声する機械的発声装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、多数の発振器とそれらを足し
合わせる加算器からなる電子回路によって、電子的に音
声を合成することができるが、これを人間的な声にする
ことは困難である。また、肺部、声帯部、舌部、唇部を
人工的に構成し、人工的に発声する研究が行われている
が、まだ満足するものは完成していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の事情に鑑み、本
発明は、装置内部に配設された呼気通路に舌体を配設
し、該呼気通路に気体を流通することにより人工的に人
間に近い発声をする機械的発声装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置内部に配
設された呼気通路に舌体を配設し、該呼気通路に気体を
流通することにより発声する機械的発声装置において、
前記呼気通路の上方に鼻腔部を有した鼻部と、前記呼気
通路の奥側に声帯部、出口側に口唇、及び歯部とを配設
するとともに、前記口唇の開口面積を制御する口唇制御
手段と、前記歯部の開閉を制御する歯部制御手段と、前
記舌体を所定形状に変位させる舌体制御手段と、前記声
帯部の呼気流通開口面積を制御する声帯部開口制御手段
とを備え、少なくとも、前記呼気通路、舌体及び声帯部
を柔軟部材で形成するとともに、前記各制御手段を剛体
部材で形成したことを特徴とする。
【0005】本発明は、前記口唇、歯部、前記呼気通路
と、前記鼻部と、前記舌体とにより人間に近い口腔内空
所を形成することができる。また、前記呼気通路、舌体
及び声帯部を柔軟部材で形成しているので、共鳴腔によ
る音響特性を得ることができる。
【0006】また、少なくとも前記口唇制御手段と、前
記歯部制御手段と、前記舌体制御手段とにより共鳴腔を
形成するように構成することも本発明の有効な手段であ
る。
【0007】かかる技術的手段によると、前記口唇制御
手段により口唇開口面積の調節と、前記歯部制御手段と
前記舌体制御手段との組み合わせにより多くの口腔内形
状が選択でき、よって、多くの共鳴腔を調節設定できる
ので、人間に近い呼気状態を得ることができる。
【0008】また、前記声帯部の呼気流通開口面積はボ
ールネジによる直動アクチュエータによって制御するよ
うに構成することも本発明の有効な手段である。かかる
技術的手段によると、前記声帯部の呼気流通開口面積の
調節を精度よく行うことができる。
【0009】また、前記舌体制御手段、前記口唇制御手
段、前記歯部制御手段、及び前記声帯部開口制御手段と
は、動作開始位置である初期位置を検出する初期位置検
出手段を含むように構成することも本発明の有効な手段
である。
【0010】かかる技術的手段によると、初期位置検出
手段を含む制御手段は、初期位置に復帰した後にその位
置から所定の制御位置に移動することができ、とくに少
しの変化で位置誤差が大きい口唇および歯部、また舌先
位置、呼気通路面積が制御される舌本体位置の制御にお
いても正確な位置制御が可能である。
【0011】また、前記舌体制御手段を、発声に寄与す
る舌先を含む舌先部分を所定位置で所定形状に形成保持
させる舌先部分制御手段と、前記舌先部分の後端から舌
根部分までの舌本体部分を所定位置に移動する舌本体部
分制御手段とで構成し、前記舌先部分制御手段は、前記
舌先部分を所定位置に移動保持させる舌先部分移動保持
手段と、該所定位置で前記舌先位置を制御する舌先位置
制御手段とで構成するとともに、前記舌本体部分制御手
段は、前記舌本体部分を所定位置に移動保持させる舌本
体部分移動保持手段と、該所定位置で前記舌本体形状を
更に調節する舌本体形状調節手段とで構成し、前記舌先
位置制御手段と、前記舌本体形状調節手段とに前記初期
位置検出手段が含まれるように構成することが望まし
い。
【0012】かかる技術的手段によると、前記舌先部分
を所定位置に移動保持させる舌先部分移動保持手段と、
前記舌本体部分を所定位置に移動保持させる舌本体部分
移動保持手段とは舌体を、先ず想定される位置に移動保
持するものであるが、その位置で前記舌先位置を制御す
る舌先位置制御手段及び、その位置で前記舌本体形状を
更に調節する舌本体形状調節手段は少しの動きで呼気通
路を形成する舌体表面位置、また、舌先位置が変化する
ので、初期位置検出手段によって初期位置から移動する
ことが望ましい。
【0013】また、舌根近傍に前記呼気通路と分岐して
前記鼻部に連通する分岐通路を形成するとともに、前記
分岐通路を開閉可能な口蓋帆部を配置し、上下左右から
呼気流通開口面積を調節可能に配設された前記口唇と、
上下の歯部の内一方の歯部のみを開閉可能に配設された
前記歯部とを備えて構成することも本発明の有効な手段
である。
【0014】かかる技術的手段によると、前記口蓋帆部
により前記分岐通路が連通すると、鼻音を発生すること
ができ、また、前記口唇は上下左右から呼気流通開口面
積を調節可能に配設され、前記歯部は上下の歯部の内一
方の歯部のみを開閉可能に配設されているので、簡単な
構成で人間に近い発声を得ることができる。
【0015】また、前記舌体をゴム部材で形成するとと
もに、前記舌体制御手段を、発声に寄与する舌先を含む
舌先部分を所定位置で所定形状に形成保持させる舌先部
分制御手段と、前記舌先部分の後端から舌根部分までの
舌本体部分を所定位置に移動する舌本体部分制御手段と
のそれぞれ2つのリンク手段で構成し、これらのリンク
手段により前記ゴム部材を押圧することによって前記舌
体を所定位置に移動するとともに、所定形状に形成保持
するように構成することも本発明の有効な手段である。
【0016】かかる技術的手段によると、前記舌先部分
制御手段と、前記舌本体部分制御手段とをそれぞれ2つ
のリンク手段で構成しているので、2つのリンク手段を
並列的に操作することが可能であり、迅速に所定位置へ
移動することができる。また、リンク手段により前記ゴ
ム部材を押圧するので、所定形状を正確に形成すること
ができる。
【0017】また、前記舌体の断面は超低硬度ゴムでス
ライム状物体を挟んで形成した多層ゴム形状を有するよ
うに構成することも本発明の有効な手段である。かかる
技術的手段によると、EPDMのみを用いた場合と比べ
て、多層ゴムを用いた場合はフォルマントが現れやすく
なり、また、舌の位置によりフォルマントの位置が大き
く変化し、人間に近い発声を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施の形
態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その
相対配置などは特に特定的な記載がない限りは、この発
明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明
例にすぎない。
【0019】図1は、本発明の実施の形態にかかる機械
的発声装置の概略断面図、図2は、口部を正面から視た
一部断面図、図3は、図1のA−A断面図、図4は、唇
部の開閉状態を示す説明図、図5は、舌先部の制御動作
機構を説明する説明図、図6は、舌体部の制御動作機構
を説明する説明図、図7は、舌体部の動作を説明する動
作説明図、図8は、舌先部の動作を説明する動作説明
図、図9は、声帯部の動作を説明する動作説明図、図1
0は、電気回路のブロック構成図である。
【0020】図1において、機械的に発声するロボット
頭部1は、枠体6内に鼻腔3aを有する鼻部3と、口部
4から内部に連なる口腔部とで構成され、該口腔部から
は連通部5を介してロボット肺部2が配設されている。
【0021】鼻部3は図3に示すように鼻腔3a、3b
を有し、前記口腔部には、前記連通部から上方に呼気通
路7が延在し、該呼気通路7は、鼻腔3a、3bへの開
口部3c直前で分岐して分岐通路7aとなって口部4
に、また、分岐通路7cとなって前記鼻腔3a、3bに
向かっている。
【0022】前記呼気通路7は、それぞれ呼気流通方向
と交差する方向にU字形断面を形成する第1呼気通路形
成体8と、第2呼気通路形成体9と、舌体11とで構成
される。これらの呼気通路を形成する第1呼気通路形成
体8と、第2呼気通路形成体9は、人間に近い共鳴に近
づけるために、材質:エチレン−プロピレンゴム(EP
DM)、ショア硬さ:1Hs(JIS−A)、引張強
さ:60[kgf/cm2]、伸び:1097%、比
重:1.096で形成された超低硬度ゴムを、アルミニ
ュームで形成された金属基体10c及び10aの表面に
貼着している。
【0023】呼気通路の下端には、後述する声帯部50
を配置する固定枠48が配設され、該固定枠48にバネ
23を介して一端が付勢された舌部11が、第1呼気通
路形成体8及び第2呼気通路形成体9と対面して配置さ
れ、その舌部11の他端は口部4側に配置された止め板
14に固着されている。この舌部11は、前記性質を有
するゴム部材EPDMをスライム状の物体を挟んで形成
した多層ゴムを用いる。よって、該舌体11の断面は、
EPDM層とスライム状物体層とエPDM層との多層形
状を呈している。
【0024】音声波をスペクトル分析し、縦軸に周波
数、横軸に時間をとると、声道の共鳴の結果、音のエネ
ルギがある特定の周波数の領域に集中し、フォルマント
と呼ばれるスペクトルの山が現れる。EPDMのみを用
いた場合と前記多層ゴムを用いた場合と比較すると、E
PDMのみの場合は舌の位置を変化させてもフォルマン
トが発生しにくいが、前記多層ゴムを用いた場合はフォ
ルマントが現れやすくなり、また、舌の位置によりフォ
ルマントの位置が大きく変化する。これが前記多層ゴム
を用いる理由であるが、舌の形状については、舌先部分
制御機構21と舌体部分制御機構22とで舌体形状が制
御されるが、これは後述する。
【0025】金属基体10aの前方表面には上歯13a
が固着され、止め板14の前方表面側には下歯13bが
金属基体10aから延在する図示しない枠体に上下動可
能に配置された第1可動板15に配設されている。歯部
13の前方側には金属基体10aから延在する図示しな
い枠体に配設した口唇固定板77が配置され、該口唇固
定体77の中央部分は開口77Aaが開設され、該開口
の表面側の周囲に口唇18の外周側部分が固着されてい
る。この口唇18には、後述する第2可動板16、及び
第3可動板17が金属基体10aから延在する図示しな
い枠体に配設され、口唇18の動きを制御可能に構成さ
れている。
【0026】声帯部50に連通する連通部5を介してロ
ボット肺部2が配設され、該ロボット肺部2は、空気の
流入を行うが排気を阻止する逆止弁24を一端に配し、
内部にピストン26を配置したシリンダ25と、該シリ
ンダを上下動するDCサーボモータM6と、その位置を
検出するエンコーダEC14とで構成される。尚、DC
サーボモータM6は、呼気途中で後述する電気制御回路
70の指令により回転速度を可変して呼気速度を変更す
る機能を有している。また、口蓋帆12が鼻控部3a、
3bへの開口3cを閉鎖しない位置においては、また、
口部4への呼気通路7が閉鎖されない位置にあって、口
唇及び歯部が開口している状態においては、呼気通路7
に連通する声帯部50の開口部から空気を吸入可能であ
り、よって、逆止弁24は必ずしも必要ではないが、こ
の逆止弁24を設けることによって空気の吸入は容易と
なる。
【0027】図2は、図1の左方から、すなわち口部を
正面から視た一部断面図である。金属基体10a(図
1)の表面には板材で馬蹄形状に形成された上歯13a
が固着され、金属基体10aから延在する図示しない枠
体に配置された止め板14の前方表面側には板材で馬蹄
形状に形成された下歯13bが上下動可能に配置された
第1可動板15に配設されている。
【0028】該第1可動板15は略T字状に3本の腕を
有して形成され、中心部分の腕には長孔15aが設けら
れ該長孔15aには図示しない枠体に設けられた軸28
a、28bが摺動可能に嵌合し、右側部分の腕には下歯
13bが配置され、左側の腕には長孔15aと直行する
方向に長孔15bが設けられ、該長孔15bには回転腕
27の一端に設けられたピン27aが摺動可能に嵌合
し、回転腕27の他端はサーボモータM10の回転軸に
結合し、該サーボモータM10の回転軸はピン27aの
反対側において第1可動板15の初期位置を検知するポ
テンショメータPM8と動作位置を検知するエンコーダ
EC7が配設されている。第1可動板15はサーボモー
タM10の回転により下歯13bを上下動可能に構成さ
れている。よって、第1可動板15、サーボモータM1
0、ポテンショメータPM8、エンコーダEC7は歯部
制御手段を構成する。
【0029】歯部13の前方側に配設した口唇固定板7
7は中央部分に開口77Aa(図1)が開設され、該開
口の表面側の周囲に口唇18の外周側部分18cが固着
されている。この口唇18は、必ずしも伸び率1097
%を必要としないが、前記性質を有するEPDMで、厚
い部分18bと薄い外周側部分18cを有し、厚い部分
18bの中央には、自然状態で1mm×30mmの開口
18aが生じるように形成され、厚い部分18bの上側
は後述する第3可動板17の端部17cがインサートさ
れ、厚い部分18bの下側は後述する第2可動板16の
端部16cがインサートされる。
【0030】第2可動板16は略T字状に3本の腕を有
して形成され、中心部分の腕には長孔16aが設けられ
該長孔16aには図示しない枠体に設けられた軸28
e、28fが摺動可能に嵌合し、左側部分の腕の先端部
16cは口唇18の厚い部分18bの下側にインサート
され、右側の腕には長孔16aと直行する方向に長孔1
6bが設けられ、該長孔16bには回転腕27の一端に
設けられたピン27aが摺動可能に嵌合し、回転腕27
の他端はサーボモータM13の回転軸に結合し、該サー
ボモータM13の回転軸はピン27aの反対側において
第2可動板15の初期位置を検知するポテンショメータ
PM2と動作位置を検知するエンコーダEC12が配設
されている。よって、第2可動板16はサーボモータM
13の回転により下唇部分を上下動可能に構成されてい
る。
【0031】第3可動板17は3本の腕を有し、中心部
分の腕には長孔17aが設けられ該長孔17aには図示
しない枠体に設けられた軸28c、28dが摺動可能に
嵌合し、左側部分の腕の先端部17cは口唇18の厚い
部分18bの上側にインサートされ、右側の腕には長孔
17aと直行する方向に長孔17bが設けられ、該長孔
17bには回転腕27の一端に設けられたピン27aが
摺動可能に嵌合し、回転腕27の他端はサーボモータM
9の回転軸に結合し、該サーボモータM9の回転軸はピ
ン27aの反対側において第3可動板17の初期位置を
検知するポテンショメータPM5と動作位置を検知する
エンコーダEC13が配設されている。よって、第3可
動板17はサーボモータM9の回転により上唇部分を上
下動可能に構成されている。
【0032】口唇18の厚い部分18bの開口18aの
両端には、それぞれワイヤ取付部31、32が設けら
れ、このワイヤ取付部31、32に一端が固着されたワ
イヤ29及び30の他端はそれぞれサーボモータM2及
びM3の回転軸M2a及びM3aに固着されている。そ
して、ワイヤとは反対側においてワイヤ取付部31、3
2の初期位置を検知するポテンショメータPM4、9と
動作位置を検知するエンコーダEC5、8が配設されて
いる。
【0033】第3可動板17の初期位置と第2可動板1
6の初期位置は、前記開口18aが、図4(a)に示す
ように閉鎖しているように組み込み、そのときのポテン
ショメータPM2、及び5の位置、エンコーダEC12
及び13の位置を初期位置としてセットする。また、ワ
イヤ取付部31、32の初期位置は、前記開口18aが
閉鎖した状態で自然状態のときにポテンショメータPM
4、及び9の位置、エンコーダEC5及び8の位置を初
期位置としてセットする。
【0034】サーボモータM5及びM13の回転により
前記開口18aの上下方向寸法を伸縮することができ、
また、サーボモータM2及びM3の回転により前記開口
18aの長手方向寸法を伸縮することができ、図4
(b)に示すように開口18aの開口面積を調整するこ
とができる。よって、第2可動板16、サーボモータM
13、ポテンショメータPM2、エンコーダEC12、
第3可動板17、サーボモータM9、ポテンショメータ
PM5、エンコーダEC13、ワイヤ29及び30、サ
ーボモータM2及びM3、ポテンショメータPM4、
9、エンコーダEC5、8が口唇制御手段を構成する。
【0035】呼気通路7(図1)が鼻腔3a、3bに連
通する開口部3cの直前には、EPDMで形成された口
蓋帆12が、サーボモータM7の回転軸M7aに固着さ
れ、開口部3cの直前の通路7を開閉可能に配置されて
いる。そして、回転軸M7aの延設方向に沿って口蓋帆
12の初期位置を検知するポテンショメータPM1と動
作位置を検知するエンコーダEC11が配設されてい
る。
【0036】次に、舌11の動きを制御する舌先部分制
御機構(舌先部分制御手段)21及び、舌体部分制御機
構(舌体部分制御手段)22の構成を説明する。図5に
示す舌先部分の制御機構21と、図6に示す舌体部分制
御機構22とで舌体制御手段を構成する。図5におい
て、該制御機構21はリンク部とカム部と、これらを駆
動するモータ及びベルト体を有する駆動部とで構成され
る。
【0037】第1リンク体34と第2リンク体36は、
連結棒34aを介して一体に形成される。第1リンク体
34の一端34aは第4リンク体38と軸結合し、両者
は回転軸心78を中心として相対的に回転摺動可能に構
成される。一方、第2リンク体36の一端36aは第3
リンク体37と軸結合し、両者は回転軸心79を中心と
して相対的に回転摺動可能に構成される。
【0038】第1リンク体34の先端部は左右の脚部を
有する門形状に形成され、左右の脚部内には後述する舌
体11の下面を受ける受けローラ33が回転可能に配置
され、その側面には同軸上に後述する回転駆動力を受け
て受けローラ33を回転させる第1ベルトローラ39が
配設されている。左右の脚部の外側には、それぞれ第1
ベルトローラ39と同軸上に取付ローラ35a、35b
が配設され、該取付ローラ35a、35bの外側面には
舌先カム19a、19bが固着されている。よって、舌
先カム19a及び19bは第1ベルトローラ39の回転
によって仮想線で示す最大突出19a′及び19b′を
変位可能に構成されている。
【0039】第3リンク体37の一端37aは、動作位
置を検知するエンコーダEC2を有したサーボモータM
8の回転軸M8aに固着され、第4リンク体38の一端
38aは、動作位置を検知するエンコーダEC1を有し
たサーボモータM11の回転軸M11aに固着されてい
る。モータM8の回転によって第3リンク体37が矢印
90のごとく回転して第1リンク体34は矢印91のご
とく動き、また、モータM11の回転によって第4リン
ク体38が矢印92のごとく回転して第1リンク体34
は矢印93のごとく動く。よって、第1リンク体34と
第2リンク体36、受けローラ33、エンコーダEC
2、サーボモータM8、エンコーダEC1、サーボモー
タM11は、舌先部分移動保持手段を構成する。
【0040】また、動作位置を検知するエンコーダEC
10を有したサーボモータM14の回転軸M14aに
は、第6ベルトローラ44が固着されとともに、舌先カ
ム19a、19bの初期位置を知るポテンショメータP
M6が配設されている。そして、第6ベルトローラ44
の上側には一体に形成された第4及び第5ベルトローラ
42、43が配置され、さらに、第1リンク体34の端
部34aに回転軸心78と同軸芯上を一体で回転する第
3ベルトローラ41及び第2ベルトローラ40が配設さ
れている。図8(a)、(b)に示すように、モータM
14の回転によって第3ベルト47が矢印94のごとく
回転して第2ベルト46は矢印95のごとく動き、ま
た、第1ベルト45が矢印96のごとく動き、舌先が制
御される。よって、取付ローラ35a、35b、舌先カ
ム19a、19b、第1ベルト45、第2ベルト46、
第3ベルト47、エンコーダEC10、サーボモータM
14、ポテンショメータPM6は、舌先位置制御手段を
構成する。
【0041】図6は、舌体部の制御機構22を説明する
説明図である。同図において、該制御機構22はリンク
部とカム部と、これらを駆動するモータ及びベルト体を
有する駆動部とで構成される。
【0042】第1リンク体54と第2リンク体56は、
連結棒54aを介して一体に形成される。第1リンク体
54の一端54aは第4リンク体58と軸結合し、両者
は回転軸心78を中心として相対的に回転摺動可能に構
成される。一方、第2リンク体56の一端56aは第3
リンク体57と軸結合し、両者は回転軸心79を中心と
して相対的に回転摺動可能に構成される。
【0043】第1リンク体54の先端部は左右の脚部を
有する門形状に形成され、左右の脚部内には後述する舌
体11の下面を受ける受けローラ53が回転可能に配置
され、その側面には同軸上に後述する回転駆動力を受け
て受けローラ53を回転させる第1ベルトローラ59が
配設されている。左右の脚部の外側には、それぞれ第1
ベルトローラ59と同軸上に取付ローラ55a、55b
が配設され、該取付ローラ55a、55bの外側面には
舌体カム20a、20bが固着されている。よって、舌
体カム20a及び20bは第1ベルトローラ59の回転
によって仮想線で示す最大突出20a′及び20b′を
変位可能に構成されている。
【0044】第3リンク体57の一端57aは、動作位
置を検知するエンコーダEC4を有したサーボモータM
4の回転軸M4aに固着され、第4リンク体58の一端
58aは、動作位置を検知するエンコーダEC3を有し
たサーボモータM1の回転軸M1aに固着されている。
モータM4の回転によって第3リンク体57が矢印90
のごとく回転して第1リンク体54は矢印91のごとく
動き、また、モータM1の回転によって第4リンク体5
8が矢印92のごとく回転して第1リンク体54は矢印
93のごとく動く。よって、第1リンク体54と第2リ
ンク体56、受けローラ53、エンコーダEC4、サー
ボモータM4、エンコーダEC3、サーボモータM1
は、舌本体部分移動保持手段を構成する。
【0045】また、動作位置を検知するエンコーダEC
9を有したサーボモータM12の回転軸M12aには、
第6ベルトローラ64が固着されとともに、舌体カム2
0a、20bの初期位置を知るポテンショメータPM7
が配設されている。そして、第6ベルトローラ64の上
側には一体に形成された第4及び第5ベルトローラ6
2、63が配置され、さらに、第1リンク体54の端部
54aに回転軸心78と同軸芯上を一体で回転する第3
ベルトローラ61及び第2ベルトローラ60が配設され
ている。図7に示すように、モータM12の回転によっ
て第3ベルト67が矢印94のごとく回転して第2ベル
ト66は矢印95のごとく動き、また、第1ベルト65
が矢印96のごとく動き、舌体が制御される。よって、
取付ローラ55a、55b、舌体カム20a及び20
b、第1ベルト65、第2ベルト66、第3ベルト6
7、エンコーダEC9、サーボモータM12、ポテンシ
ョメータPM7は、舌本体形成調節手段を構成する。
【0046】図9は、声帯部50の動作を説明する動作
説明図である。声帯部50は、内部に空洞50cを有
し、前記性質を有するEPDMで形成され、上部一端は
固定枠48に図示しない方法で取付られた取付板49に
ビスにて固着される。(a)に示すように、自然状態で
は声帯部50の上面50bには下方から空気が通過可能
な開口部50aが開設されている。声帯部50の上部他
端はボール雌ネジ形成部69に固着された押さえ板51
に固着されている。押さえ板51の一端にはピン51a
が植設され、該ピン51aはボール雌ネジ形成部69の
初期位置を知らせるポテンショメータPM3に連結し、
直動アクチュエータを構成している。
【0047】ボール雌ネジ形成部69は下方側を固定枠
48の長溝48aに軸部69aを介して左右に摺動可能
に構成する。ボール雌ネジ形成部69の中央部分に設け
た雌ネジ部には、ボール雄ネジ形成部68の雄ネジ部が
両ネジ部間に金属ボールを介在させて螺合し、ボールネ
ジ結合している。そして、ボール雄ネジ形成部68は、
サーボモータM5の回転軸70に形成され、該回転軸7
0はボール雌ネジ形成部69の動作位置を知るエンコー
ダEC6に連結している。よって、ボール雌ネジ形成部
69、押さえ板51、ポテンショメータPM3、ボール
雄ネジ形成部68、サーボモータM5、エンコーダEC
6は、声帯部開口制御手段を構成している。
【0048】声帯部50は、かかる構成によって、サー
ボモータM5が回転するとボール雌ネジ形成部69が左
行して押さえ板51が声帯部50を押圧し、開口部50
aは仮想線50a′に示すように開口面積が増大する。
また、サーボモータM5が逆回転することで押さえ板5
1が右行し、開口部50aの開口面積が減少する。
【0049】上述したように、ポテンショメータを有
し、初期位置に復帰して後に所定音声の位置に移動する
部材は、口蓋帆12、口唇18(上下左右)、声帯部5
0、歯部13、舌先カム19、舌体カム20の9部材で
あって、比較的移動量の少ないものである。これは、移
動距離もしくは移動回転角が少なく、所定音声終了毎に
初期位置に復帰した後に移動しても時間的ロスとはなら
ず、むしろ初期位置から移動することにより所定位置へ
の移動が正確に制御される。
【0050】そして、ポテンショメータを有さないサー
ボモータは、肺部のピストン26を駆動するモータM6
であり、これは人間と同じように1音声を発しても呼気
する空気量がまだシリンダ25内にある場合は、シリン
ダ25内に吸引しない。また、舌先リンク及び舌体リン
クはそれぞれ2つのリンク体の移動量の合成で位置制御
されるものであり、それらをそれぞれ初期位置に復帰さ
せた後に所定距離移動させるのでは余分な動きが介在し
応答性に問題がある。
【0051】図10は、電気回路のブロック構成図であ
る。CPUとインターフェースを有した電気制御回路7
0は、移動部材の初期位置信号を初期位置検出手段71
から受け、また移動部材の動作位置信号を移動部材位置
検出手段72から受け、ROM73に記憶されているプ
ログラムに従ってサーボモータを駆動するモータ駆動手
段76制御するように構成されている。
【0052】次に、本実施の形態の動作を説明する。本
実施の形態は上述のように構成しているので、 (1)肺部モータエンコーダの指示にしたがってサーボ
モータM6によって、シリンダ25内のピストン26を
最下点に移動する。その際に、シリンダ25内が負圧と
なり逆止弁24から空気がシリンダ25内に流入する。
【0053】(2)舌先カム19、舌体カム20が、そ
れぞれの最大偏芯量を有する先端が舌体から離間して初
期位置に復帰しているかどうかを初期位置検出手段71
によってチェックし、これらが初期位置に復帰していな
いとモータ駆動手段76によって初期位置に復帰させ
る。これらの(1)及び(2)の工程は並列的に行う。
【0054】(3)次に、舌先リンク右エンコーダEC
1及び舌先リンク左エンコーダEC2の指示にしたがっ
て、舌先リンクを構成する第1リンク体34が歯部13
との距離が最短となる位置、すなわち第1リンク体34
の調節動作域P1〜P2(図1)のP1点と受けローラ
33(図5)が接触する位置に、第1リンク体34をセ
ットする。この最短となる位置とは、その位置でカム1
9の最大偏芯量となるカム先端部を歯部13側に向くよ
うにカム19を回転させると舌先が上歯と下歯とによっ
て挟まれる位置である。
【0055】(4)舌体リンク右エンコーダEC3及び
舌体リンク左エンコーダEC4の指示にしたがって、舌
体リンクを構成する第1リンク体54が、第1リンク体
54の調節動作域P3〜舌根点P5(図1)の中間点P
4点と受けローラ53(図6)が接触する位置に、第1
リンク体54をセットする。これらの(3)及び(4)
の工程は並列的に行う。
【0056】(5)口蓋帆12、口唇18(上下左
右)、声帯部50、歯部13の部材が初期位置に復帰し
ているかどうかを初期位置検出手段71によってチェッ
クする。これらの部材が初期位置に復帰していないとモ
ータ駆動手段76によって初期位置に復帰させる。すな
わち、口蓋帆12が鼻控部3a、3bへの通路を遮断し
た位置に、口唇18が閉じた状態に、声帯部50が最小
開口面積に、歯部13が閉じた状態の位置に、それぞれ
セットされる。
【0057】発声段階においては、 (6)舌先リンク機構と舌体リンク機構が発声音に対応
する位置、すなわち、リンク体の動作領域P1〜P5の
どこかに移動する。 (7)カム19及び20が初期位置から所定位置に回動
する。 (8)口蓋帆12が所定位置に回動する。 (9)口唇18が所定形状に形成される。これらの
(7)、(8)及び(9)の工程は並列的に行う。
【0058】(10)サーボモータM6が作動してピス
トン26がシリンダ25内の空気を排気することによっ
て発声される。 (11)第1音発声後は、ピストン26が動作中に、上
記(6)、(7)、(8)、(9)が必要に応じて個別
もしくは並列的に行われる。
【0059】(12)所定音数の発声が終了すると、サ
ーボモータM6が停止て呼気が停止する。その後は、 (13)肺部モータエンコーダの指示にしたがってサー
ボモータM6によって、シリンダ25内のピストン26
を最下点に移動して、シリンダ25内に空気を収納す
る。 (14)舌先カム19、舌体カム20が、それぞれの最
大偏芯量を有する先端が舌体から離間して初期位置に復
帰する。
【0060】(15)舌先リンク機構の第1リンク体3
4の位置、及び舌体リンク機構の第1リンク体54の位
置がRAM74に記憶され、口蓋帆12、口唇18(上
下左右)、声帯部50、歯部13の部材が初期位置に復
帰する。次の発声段階においては、前記工程(7)の段
階に戻り、工程(15)までの段階が繰り替えされる。
【0061】
【発明の効果】上述のように、本発明は、口部と、呼気
通路と、鼻部と、舌体とにより人間に近い口腔内空所を
形成することができる。また、前記呼気通路、舌体及び
声帯部を柔軟部材で形成しているので、人間に近い共鳴
腔による音響特性を得ることができる。よって、本発明
にかかる機械的発声装置により、口唇部、歯部、舌体部
等の位置及び形状を視認可能な視覚データとして把握す
ることが可能であり、また、それらのデータから1音毎
の口唇部、歯部、舌体部等の位置及び形状を触接可能な
模型を作成可能であり、視覚データまたは触接可能な模
型として発話訓練に多大に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる機械的発声装置
の概略断面図である。
【図2】 口部を正面から視た一部断面図である。
【図3】 図1のA−A断面図である。
【図4】 唇部の開閉状態を示す説明図である。
【図5】 舌先部の制御動作機構を説明する説明図であ
る。
【図6】 舌体部の制御動作機構を説明する説明図であ
る。
【図7】 舌体部の動作を説明する動作説明図である。
【図8】 舌先部の動作を説明する動作説明図である。
【図9】 声帯部の動作を説明する動作説明図である。
【図10】 電気回路のブロック構成図である。
【符号の説明】
2 ロボット肺部(肺部) 3 鼻部 4 口部 5 連通部 7 呼気通路 11 舌体 13 歯部 18 口唇 50 声帯部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 宏樹 東京都板橋区加賀2−21−1−508 (72)発明者 高信 英明 東京都三鷹市上連雀8丁目1番25−23号 Fターム(参考) 9A001 BB04 HH18 HH34 KK32 KK46

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置内部に配設された呼気通路に舌体を
    配設し、該呼気通路に気体を流通することにより発声す
    る機械的発声装置において、 前記呼気通路の上方に鼻腔部を有した鼻部と、前記呼気
    通路の奥側に声帯部、出口側に口唇、及び歯部とを配設
    するとともに、 前記口唇の開口面積を制御する口唇制御手段と、 前記歯部の開閉を制御する歯部制御手段と、 前記舌体を所定形状に変位させる舌体制御手段と、 前記声帯部の呼気流通開口面積を制御する声帯部開口制
    御手段とを備え、 少なくとも、前記呼気通路、舌体及び声帯部を柔軟部材
    で形成するとともに、前記各制御手段を剛体部材で形成
    したことを特徴とする機械的発声装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも、前記口唇制御手段と、前記
    歯部制御手段と、前記舌体制御手段とにより共鳴腔を形
    成することを特徴とする請求項1記載の機械的発声装
    置。
  3. 【請求項3】 前記声帯部の呼気流通開口面積はボール
    ネジによる直動アクチュエータによって制御することを
    特徴とする請求項1記載の機械的発声装置。
  4. 【請求項4】 前記舌体制御手段、前記口唇制御手段、
    前記歯部制御手段、及び前記声帯部開口制御手段とは、
    動作開始位置である初期位置を検出する初期位置検出手
    段を含むことを特徴とする請求項1記載の機械的発声装
    置。
  5. 【請求項5】 前記舌体制御手段を、発声に寄与する舌
    先を含む舌先部分を所定位置で所定形状に形成保持させ
    る舌先部分制御手段と、前記舌先部分の後端から舌根部
    分までの舌本体部分を所定位置に移動する舌本体部分制
    御手段とで構成し、 前記舌先部分制御手段は、前記舌先部分を所定位置に移
    動保持させる舌先部分移動保持手段と、該所定位置で前
    記舌先位置を制御する舌先位置制御手段とで構成すると
    ともに、 前記舌本体部分制御手段は、前記舌本体部分を所定位置
    に移動保持させる舌本体部分移動保持手段と、該所定位
    置で前記舌本体形状を更に調節する舌本体形状調節手段
    とで構成し、 前記舌先位置制御手段と、前記舌本体形状調節手段とに
    前記初期位置検出手段が含まれることを特徴とする請求
    項4記載の機械的発声装置。
  6. 【請求項6】 舌根近傍に前記呼気通路と分岐して前記
    鼻部に連通する分岐通路を形成するとともに、前記分岐
    通路を開閉可能な口蓋帆部を配置し、 上下左右から呼気流通開口面積を調節可能に配設された
    前記口唇と、 上下の歯部の内一方の歯部のみを開閉可能に配設された
    前記歯部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の機
    械的発声装置。
  7. 【請求項7】 前記舌体をゴム部材で形成するととも
    に、前記舌体制御手段を、発声に寄与する舌先を含む舌
    先部分を所定位置で所定形状に形成保持させる舌先部分
    制御手段と、前記舌先部分の後端から舌根部分までの舌
    本体部分を所定位置に移動する舌本体部分制御手段とを
    それぞれ2つのリンク手段で構成し、 これらのリンク手段により前記ゴム部材を押圧すること
    によって前記舌体を所定位置に移動するとともに、所定
    形状に形成保持することを特徴とする請求項1記載の機
    械的発声装置。
  8. 【請求項8】 前記舌体の断面は超低硬度ゴムでスライ
    ム状物体を挟んで形成した多層ゴム形状を有することを
    特徴とする請求項1、または7記載の機械的発声装置。
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JP2008116498A (ja) * 2006-10-31 2008-05-22 Takayuki Arai 声道模型及びこれを用いた音声生成模型
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