JP2001282244A - 鍵盤装置 - Google Patents

鍵盤装置

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JP2001282244A
JP2001282244A JP2000090107A JP2000090107A JP2001282244A JP 2001282244 A JP2001282244 A JP 2001282244A JP 2000090107 A JP2000090107 A JP 2000090107A JP 2000090107 A JP2000090107 A JP 2000090107A JP 2001282244 A JP2001282244 A JP 2001282244A
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Iwao Tomita
巌 富田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の光源を選択的に発光させても、均一な
視認性が得られる。 【解決手段】 鍵盤シャーシ2上に光透過性を有する白
鍵3を上下方向に回動可能に設け、かつ鍵盤シャーシ2
に発光体13を白鍵3の下方に対応して設け、この状態
で発光体13を発光させて白鍵3を下方から照明して光
らせる鍵盤装置において、発光体13を発光色の異なる
第1、第2光源14、15で構成し、発光体13と白鍵
3との間に、各光源14、15からの光を導いて白鍵3
の所定箇所に照射させる導光部材21を配置した。従っ
て、発光色の異なる第1、第2光源14、15を選択的
に発光させても、導光部材21により各光源14、15
からの光を白鍵3の所定箇所に導いて照明するので、白
鍵3の所定箇所を光らせることができ、これにより均一
な視認性を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子鍵盤楽器な
どの鍵盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子ピアノなどの電子鍵盤楽器において
は、複数の鍵が上下方向に回動自在に配置された鍵盤シ
ャーシ上に発光体を各鍵の前部下方に対応させて設け、
これら発光体を予め記憶された演奏曲に応じて選択的に
発光させることにより、各鍵の前部側を選択的に照明し
て光らせ、これにより押鍵すべき鍵を指示するナビゲー
ト機能を備えたものがある。この場合、複数の鍵は、白
鍵と黒鍵とからなり、そのいずれもが光透過性を有する
合成樹脂からなり、各鍵の下方に配置された発光体によ
り各鍵の前部側が下方から照明された際、その照明光が
鍵を透過して上方に出射することにより、鍵そのものが
光って見えるように構成されている。
【0003】このような電子鍵盤楽器では、演奏者が鍵
を押鍵するときに、各鍵に対応する発光体が単一の光源
であると、右手で押鍵するのか、左手で押鍵するのかを
判断することができないため、従来では、発光体を発光
色の異なる複数の光源で構成し、これにより光源の発光
色で左右のいずれの手で押鍵するのかを視認できるよう
にしたものが開発されている。
【0004】図4および図5はその一例を示した図であ
る。この電子鍵盤楽器は、合成樹脂製の楽器ケース1に
一体に形成された鍵盤シャーシ2を備えている。この鍵
盤シャーシ2上には、複数の白鍵3および複数の黒鍵4
が上下方向に回動可能に並列に配置されている。また、
鍵盤シャーシ2上には、白鍵3および黒鍵4をそれぞれ
ガイドする白鍵ガイド部5および黒鍵ガイド部6が白鍵
3および黒鍵4の各前部(図5では左側部)に対応して
形成されており、これら白鍵ガイド部5および黒鍵ガイ
ド部6の各近傍には、後述する白鍵用の発光体ユニット
7および黒鍵用の発光体ユニット(図示せず)がそれぞ
れ設けられている。さらに、鍵盤シャーシ2上には、押
鍵時に白鍵3および黒鍵4に形成された各スイッチ押圧
部8により押圧されるゴムスイッチ部9が設けられてい
る。
【0005】複数の白鍵3は、図4および図5に示すよ
うに、その後部(同図では右側部)に薄肉部3aがそれ
ぞれ形成され、これら各薄肉部3aの後端部が鍵配列方
向に沿う共通の連結部3bに並列に連結形成され、これ
らが合成樹脂により一体に成形されている。同様に、複
数の黒鍵4も、その後部(同図では右側部)に薄肉部4
aがそれぞれ形成され、これら各薄肉部4aの後端部が
鍵配列方向に沿う共通の連結部4bに並列に連結形成さ
れ、これらが合成樹脂により一体に成形されている。こ
れら白鍵3および黒鍵4は、各連結部3b、4bを重ね
合わせた状態で、各連結部3b、4bが鍵盤シャーシ2
の後端部の鍵取付部10上にビス11により取り付けら
れ、この状態で各薄肉部3a、4aを中心に上下方向に
回動するように構成されている。
【0006】これら白鍵3および黒鍵4は、それぞれ透
光性を有する合成樹脂からなり、その形状および長さが
異なる以外はほぼ同じ構成になっている。このため、以
下の説明は白鍵3側のみついて述べる。
【0007】白鍵用の発光体ユニット7は、図5に示す
ように、白鍵3の前部側に対応する鍵盤シャーシ2の下
側に配置されている。この発光体ユニット7は、発光体
基板12と、白鍵3の下方にそれぞれ対応する発光体1
3とからなっている。発光体基板12は、鍵盤シャーシ
2の下面に設けられたボス12aにビス止めされてい
る。発光体13は、第1光源14と第2光源15とから
なり、それぞれリード線14a、15aにより発光体基
板12上に電気的に接続された状態で取り付けられてい
る。これら第1、第2光源14、15は、それぞれ発光
色が異なる高輝度の発光ダイオード(LED)などのラ
ンプからなり、各白鍵3の前部側の下方に位置して白鍵
3の長手方向に沿う前後(図5では左右)に配置され、
鍵盤シャーシ2の各孔を通して各白鍵ガイド部5の後部
側(図1では右側)にそれぞれ露出し、この状態で各白
鍵3の前部側を下方から照明するように構成されてい
る。
【0008】この場合、第1、第2光源14、15のう
ち、例えば第1光源14は、発光色が赤色で、右手によ
る押鍵を指示し、第2光源15は、発光色が黄色で、左
手による押鍵を指示する。このような発光体ユニット7
は、自動演奏や演奏練習などの際に、その演奏曲に応じ
て第1、第2光源14、15を選択的に点灯するように
制御されている。なお、第1、第2光源14、15の近
傍に位置する鍵盤シャーシ2上には、隣接する白鍵3に
第1、第2光源14、15からの光が照射するのを遮る
ほぼ枠状の遮光リブ16が各白鍵ガイド部5の後部に連
続して形成されている。
【0009】なお、ゴムスイッチ部9は、図5に示すよ
うに、鍵盤シャーシ2の中間部分の下面に設けられた回
路基板17上に配置されている。すなわち、ゴムスイッ
チ部9は、白鍵3のスイッチ押圧部8に対応する弾性変
形可能な膨出ゴム18を有し、その内部に可動接点と固
定接点とが互いに接離可能に設けられ、この膨出ゴム1
8が鍵盤シャーシ2の開口部を通して回路基板17上に
設けられ、上方に突出した上端部がスイッチ押圧部8の
下面に当接し、この膨出ゴム17の弾性復帰力によりス
イッチ押圧部8を介して白鍵3を押し上げている。
【0010】また、鍵盤シャーシ2の下面には、図5に
示すように、膨出ゴム18の弾性復帰力および薄肉部3
aの弾性復帰力により白鍵3が押し上げられることによ
り、白鍵3に形成されたL字状のストッパ片3cが下方
から当接して白鍵3を所定の上限位置(初期位置)に位
置規制するフェルトなどの上限ストッパ19aが設けら
れている。また、L字状の各ストッパ片3cの下方に位
置する鍵盤シャーシ2の底部上には、白鍵3のストッパ
片3cが下方から当接して下限位置を規制するするフェ
ルトなどの下限ストッパ19bが設けられている。
【0011】このような電子鍵盤楽器では、自動演奏や
演奏練習の際、その演奏曲に応じて発光体ユニット7の
第1、第2光源14、15を選択的に点灯させると、点
灯した第1、第2光源14、15からの光が白鍵3の前
部側に下方から照射され、この照射された光が白鍵3を
透過してその上方に出射されるので、白鍵3の前部側が
光って見える。このとき、第1光源14が点灯すると、
赤色で発光するので、右手で押鍵することを指示し、ま
た第2光源15が点灯すると、黄色で発光するので、左
手で押鍵することを指示する。これにより、自動演奏や
演奏練習をする際に、演奏曲に応じて押鍵すべき白鍵3
を異なる色の光らせることにより、ナビゲータとして押
鍵すべき白鍵3を左右のいずれの手で押鍵すべきかを指
示することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電子鍵盤楽器では、発光体ユニット7の第1、第2
光源14、15が白鍵3の長手方向における前後(図5
では左右)に配置されているので、第1、第2光源1
4、15による白鍵3の照明位置が異なる。すなわち、
前側に位置する第1光源14が点灯したときには、図4
に示すように、白鍵3の前部側における前側領域E1
(同図に左下がりの斜線で示す領域)を照明し、また後
側に位置する第2光源15が点灯したときには、白鍵3
の前部側における後側領域E2(同図に左上がりの斜線
で示す領域)を照明する。このため、前側領域E1と後
側領域E2とで視認性が異なるという問題がある。
【0013】この発明の課題は、複数の光源を選択的に
発光させても、均一な視認性が得られるようにすること
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、鍵盤シャー
シ上に光透過性を有する鍵が上下方向に回動可能に設け
られ、前記鍵盤シャーシに発光体が前記鍵の下方に対応
して設けられ、この状態で前記発光体を発光させて前記
鍵を下方から照明して光らせる鍵盤装置において、前記
発光体は、発光色の異なる複数の光源からなり、前記発
光体と前記鍵との間には、前記複数の光源からの光を導
いて前記鍵の所定箇所に照射させる導光部材が配置され
ていることを特徴とする。この発明によれば、発光体の
発光色の異なる複数の光源を選択的に発光させても、発
光体と鍵との間に配置された導光部材により、各光源か
らの光を鍵の所定箇所に導いて照明するので、鍵の所定
箇所を光らせることができ、これにより均一な視認性を
得ることができる。
【0015】この場合、請求項2に記載のごとく、前記
導光部材は、前記複数の光源をそれぞれほぼ密着状態で
保持するホルダ部を備えていることにより、複数の光源
の光軸と導光部材の光軸との位置合わせが容易にでき、
また各光源が導光部材にほぼ密着していることにより、
各光源の光量の損失を極力抑えることができる。また、
請求項3に記載のごとく、前記導光部材の光出射面は、
拡散面に形成されていることにより、導光部材により照
明領域を広くすることができ、これにより視認性を高め
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、図1およ
び図2を参照して、この発明の鍵盤装置を電子鍵盤楽器
に適用した第1実施形態について説明する。なお、図4
および図5に示された従来例と同一部分には同一符号を
付して説明する。この場合にも、白鍵用と黒鍵用の各発
光体ユニットは、その取付位置および取付構造が異なる
以外は同じ構成になっている。このため、以下の説明で
も、白鍵3側のみについて述べる。この電子鍵盤楽器
は、発光体ユニット20の構造が従来例と異なり、これ
以外は従来例とほぼ同じ構造になっている。すなわち、
発光体ユニット20は、従来例と同様、白鍵3の前部側
に対応する鍵盤シャーシ2の下面にボス12aを介して
取り付けられた発光体基板12と、この発光体基板12
に取り付けられた発光体13とを備えているほか、図2
に示すように、発光体13と白鍵3との間に配置された
導光部材21を備えている。
【0017】この場合、発光体13は、従来例と同様、
第1光源14と第2光源15とからなり、それぞれリー
ド線14a、15aにより発光体基板12上に電気的に
接続された状態で取り付けられている。これら第1、第
2光源14、15は、それぞれ発光色が異なる高輝度の
発光ダイオード(LED)などのランプからなり、各白
鍵3の前部側の下方に位置して白鍵3の長手方向に沿う
前後(図2では左右)に配置され、鍵盤シャーシ2の各
孔を通して各白鍵ガイド部5の後部側(図1では右側)
にそれぞれ露出した状態で発光するように構成されてい
る。この場合、第1、第2光源14、15のうち、例え
ば第1光源14は、発光色が赤色で、右手による押鍵を
指示し、第2光源15は、発光色が黄色で、左手による
押鍵を指示する。
【0018】導光部材21は、アクリルなどの光透過性
の高い材料からなり、図2に示すように、発光体13の
第1光源14および第2光源15にそれぞれ対応する各
光入射部21a、21bと、入射した光を出射する共通
の光出射部21cと、鍵盤シャーシ2上に設けられたボ
ス22にビス止めされる取付部21dとからなってい
る。すなわち、導光部材21は、発光体13の上側に配
置され、第1、第2光源14、15からの光を各光入射
部21a、21bから導入して共通の光出射部21cか
ら出射させることにより、白鍵3を下側から照明するも
のであり、その下部が二股に分かれ、前側(図2では左
側)の光入射部21aの下面に第1光源14が接近して
配置され、後側(同図では右側)の光入射部21bの下
面に第2光源15が接近して配置され、かつ上部に位置
する共通の光出射部21cの上面が凹凸状の拡散面に形
成され、これにより光出射部21cから光を拡散させて
出射するように構成されている。
【0019】このような電子鍵盤楽器では、発光体13
の第1、第2光源14、15のうち、例えば発光色が赤
色の第1光源14が選択されて点灯すると、その赤色の
光が導光部材21の下部前側の光入射部21aから入射
し、この入射した光が導光部材21により導かれて共通
の光出射部21cから上方に拡散されて出射され、これ
により白鍵3の前部側が下方から照明されて赤く光る。
また、発光色が黄色の第2光源15が選択されて点灯す
ると、その黄色の光が導光部材21の下部後側の光入射
部21bから入射し、この入射した光が導光部材21に
より導かれて共通の光出射部21cから上方に拡散され
て出射され、これにより白鍵3の前部側が下方から照明
されて黄く光る。
【0020】このときには、第1光源14が点灯して
も、また第2光源15が点灯しても、導光部材21の光
出射部21cが共通であるから、図1に斜線で示すよう
に、白鍵3の所定箇所が同じ領域で照明されることにな
る。このため、白鍵3の前後方向に沿って第1、第2光
源14、15を配置して選択的に発光させても、白鍵3
の所定箇所を異なる色で光らせることができ、これによ
り均一な視認性を得ることができる。この場合、特に光
出射部21cの上面は、凹凸状の拡散面に形成されてい
るので、白鍵3に対する照明領域を広くすることがで
き、これにより視認性を高めることができる。
【0021】このように、この電子鍵盤楽器では、自動
演奏や演奏練習の際に、その演奏曲に応じて白鍵用の発
光体ユニット20の各発光体13を選択的に点灯させる
とともに、発光体13の第1、第2光源14、15のい
ずれかを点灯させることにより、白鍵3の前部側の所定
箇所を照明し、第1、第2光源14、15のいずれかの
異なる発光色で光らせることができるので、押鍵すべき
白鍵3を視認することができるとともに、白鍵3の発光
色により左右いずれの手で押鍵すべきをも視認すること
ができる。これにより、自動演奏および演奏練習では、
演奏曲に応じて押鍵すべき白鍵3の前部側を光らせるこ
とにより、ナビゲータとして押鍵すべき白鍵3を良好に
指示することができる。
【0022】[第2実施形態]次に、図3を参照して、
この発明の鍵盤装置を電子鍵盤楽器に適用した第2実施
形態について説明する。なお、図1および図2に示され
た第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明す
る。この場合にも、白鍵用と黒鍵用の各発光体ユニット
は、その取付位置および取付構造が異なる以外は同じ構
成になっている。このため、以下の説明でも、白鍵3側
のみについて述べる。この電子鍵盤楽器は、発光体ユニ
ット20の導光部材25が第1実施形態と異なり、これ
以外は第1実施形態と同じ構成になっている。すなわ
ち、導光部材25は、第1実施形態と同様、アクリルな
どの光透過性の高い材料からなり、図3に示すように、
内部が中空状に形成されている。
【0023】すなわち、この導光部材25の下部外周に
は、発光体基板12と共に鍵盤シャーシ2のボス12a
に取り付けられる取付鍔部26が設けられており、導光
部材25の中間部には、第1、第2光源14、15を保
持する中空状のホルダ部27が設けられている。このホ
ルダ部27は、その内部が二股に分かれ、前側(図3で
は左側)に第1光源14が密着状態で配置される凹部状
の光入射部27aが設けられ、その後側(同図では右
側)に第2光源15が密着状態で配置される凹部状の光
入射部27bが設けられている。また、導光部材25の
上部には、各光入射部27a、27bから入射した光を
出射する共通の光出射部28が設けられている。この光
出射部28の上面は、第1実施形態と同様、凹凸状の拡
散面に形成され、これにより光を拡散させて出射するよ
うに構成されている。
【0024】このような鍵盤装置では、第1実施形態と
ほぼ同様の作用効果があるほか、特に導光部材25の内
部にホルダ部27が設けられ、このホルダ部27に第1
光源14が密着状態で配置される凹部状の光入射部27
aと、第2光源15が密着状態で配置される凹部状の光
入射部27bとが設けられているので、導光部材25に
対して第1、第2光源14、15を取り付ける際に、第
1、第2光源14、15の各光軸と導光部材25の光軸
との位置合わせが容易にでき、また第1、第2光源1
4、15が導光部材25の各光入射部27a、27bに
密着して取り付けられているので、第1、第2光源1
4、15の光量の損失を極力抑えることができ、これに
より照度の高い照明ができ、より一層、白鍵3を明るく
光らせることができるとともに、視認性をも高めること
ができる。
【0025】なお、上記第1、第2実施形態では、発光
体13が第1、第2光源14、15の2つで構成されて
いる場合について述べたが、これに限らず、発光色の異
なる光源を3つ以上で構成しても良い。この場合には、
導光部材の光入射部を各光源に対応させて3つ以上設け
れば良い。また、黒鍵用の発光体ユニットについても、
全く同様に構成すれば良い。
【0026】また、上記第1、第2実施形態では、白鍵
3および黒鍵4の各後部に薄肉部3a、4aを形成し、
これら薄肉部3a、4aを各共通の連結部3b、4bに
連結形成することにより、複数の白鍵3および複数の黒
鍵4を一体に成形した簡易型の一体鍵構造の鍵盤装置に
ついて述べたが、これに限らず、例えば、白鍵および黒
鍵の各後端部をそれぞれ鍵盤シャーシ上に設けられた鍵
支持軸に回動自在に取り付け、白鍵および黒鍵と鍵盤シ
ャーシとの間にコイルばねをそれぞれ設け、これらコイ
ルばねにより白鍵および黒鍵を上方に付勢する構造の鍵
盤装置にも適用でき、また白鍵および黒鍵が回動自在に
取り付けられた鍵盤シャーシにハンマーアームを白鍵お
よび黒鍵に対応させてそれぞれ回動自在に取り付け、こ
れら各ハンマーアームによって白鍵および黒鍵にアクシ
ョン荷重を付与することにより、押鍵時にアコースティ
ックピアノの鍵タッチ感に近似した鍵タッチ感が得られ
る構造の鍵盤装置にも適用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、鍵盤シャーシ上に光透過性を有する鍵を上下方向に
回動可能に設け、かつ鍵盤シャーシに発光体を鍵の下方
に対応して設け、この状態で前記発光体を発光させて鍵
を下方から照明して光らせる鍵盤装置において、発光体
が発光色の異なる複数の光源からなり、この発光体と鍵
との間に複数の光源からの光を導いて鍵の所定箇所に照
射させる導光部材を配置したので、発光体の発光色の異
なる複数の光源を選択的に発光させても、発光体と鍵と
の間に配置された導光部材により、各光源からの光を鍵
の所定箇所に導いて照明することができ、これにより鍵
の所定箇所を光らせることができ、このため均一な視認
性を得ることができる。
【0028】この場合、導光部材が複数の光源をそれぞ
れほぼ密着状態で保持するホルダ部を備えていることに
より、複数の光源の各光軸と導光部材の光軸との位置合
わせが容易にでき、また各光源が導光部材にほぼ密着し
ていることにより、各光源の光量の損失を極力抑えるこ
とができ、このため各光源による鍵に対する照度を高め
ることができ、より一層、明るく鍵を光らせることがで
きる。また、導光部材の光出射面が拡散面に形成されて
いることにより、導光部材により照明領域を広くするこ
とができ、これにより視認性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の鍵盤装置を電子鍵盤楽器に適用した
第1実施形態を示した要部の平面図。
【図2】図1のA−A矢視における断面図。
【図3】この発明の鍵盤装置を電子鍵盤楽器に適用した
第2実施形態における白鍵の箇所の断面図。
【図4】従来の電子鍵盤楽器を示した要部の平面図。
【図5】図4のB−B矢視における断面図。
【符号の説明】
2 鍵盤シャーシ 3 白鍵 4 黒鍵 13 発光体 14 第1光源 15 第2光源 20 発光体ユニット 21、25 導光部材 21a、21b、27a、27b 光入射部 21c、28 光出射部 27 ホルダ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍵盤シャーシ上に光透過性を有する鍵が上
    下方向に回動可能に設けられ、前記鍵盤シャーシに発光
    体が前記鍵の下方に対応して設けられ、この状態で前記
    発光体を発光させて前記鍵を下方から照明して光らせる
    鍵盤装置において、 前記発光体は、発光色の異なる複数の光源からなり、前
    記発光体と前記鍵との間には、前記複数の光源からの光
    を導いて前記鍵の所定箇所に照射させる導光部材が配置
    されていることを特徴とする鍵盤装置。
  2. 【請求項2】前記導光部材は、前記複数の光源をそれぞ
    れほぼ密着状態で保持するホルダ部を備えていることを
    特徴とする請求項1に記載の鍵盤装置。
  3. 【請求項3】前記導光部材の光出射面は、拡散面に形成
    されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    鍵盤装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010181756A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Casio Computer Co Ltd 鍵盤装置
JP2011128506A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Casio Computer Co Ltd 鍵盤装置
JP2011227273A (ja) * 2010-04-20 2011-11-10 Casio Comput Co Ltd 鍵盤装置
JP2017144003A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 株式会社コナミデジタルエンタテインメント ゲーム機及びその入力装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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