JP2001276147A - 開閉式便座付き自立介護ベット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】現在、寝たきり高齢者、入院患者、身体障害者
の食事のたびの背起こしや排泄、寝返りは、主に人の手
によって行われており、介護、看病する者の精神的、体
力的、時間的、経済的負担は大きなものがある。 【解決手段】ベットの中心部に、開閉する便座と洗浄、
乾燥する機構を設けると共に、床ずれ予防のための体重
移動、背起こし機構を取り付け、人手を要せず介護、看
病される者自身ができるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、開閉式便座におむ
つ交換機、洗浄機、乾燥機、背起こし機、床ずれ予防
機、防臭便器を組み込んだものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のベットには、開閉する便座、おむ
つ交換機、洗浄機、乾燥機を組み込んだものは見られな
い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のベットでは、寝
たきり高齢者、入院患者が排泄をする時は、おむつを使
うことが多かった。そのため、介護をする人の精神的、
経済的、時間的、体力的負担は大変なものであった。

【０００４】本発明は、介護される人自身が機器を操作
することにより、人手を借りることなく、背起こし、排
泄、洗浄、乾燥、床ずれ予防ができるようにしたもので
ある。

【 ０００５】

【問題を解決する手段】上記目的を達するために、ベッ
トの中央部に便座を設け、二枚のスライド板と開閉板を
作り、便座開閉棒についたぴんの作動でスライド板を開
閉する。

【 ０００６】開閉式便座の中に便座中枠を設け、おむ
つセット板とおむつセット板を開閉するおむつセット板
開閉棒とおむつセット開閉腕を作り、おむつカッターを
取り付ける。

【 ０００７】便座を開閉する便座開閉棒に扇型歯車、
扇型歯車接続棒、歯車つき一方回転のローラーを取り付
け、便座開閉棒の作動でおむつをおむつセット台に送
る。

【０００８】便座下枠に二重パイプを取り付け、外側の
パイプは必要なところで水を噴出する穴をあける。中側
のパイプは、外側のパイプの穴と一致したときだけ水を
噴出する穴をあける。中側のパイプを回転させることに
より、噴出する水の位置が変わる洗浄機を取り付ける。

【０００９】便座下枠に送風用はねと送風穴、排気用は
ねと排気用穴を設け、モーターで駆動することにより空
気を送り乾燥させる。

【００１０】便座を支える外枠の下に、中間を支点で支
えられた足上げ台と背起こしを連動させる連結棒を取り
付ける。足上げ台と連結棒の間に、緩衝材付き棒を取り
付ける。連結棒と背起こし台の間に背起こし台押し上げ
棒を取り付ける。

【 ００１１】便座外枠の下に中枠を設け、便座外枠が
左右に回転できるぴんで止める。中枠の下に土台を設
け、便座外枠が上下に回転できるぴんで止める。便座外
枠と土台の間二枚の板を交互に取り付け、中間に長ボル
トと長ナットを取り付ける。長ボルトの回転で長ナット
についたぴんが二枚の板の中間を左右に動かすことによ
って便座外枠をローリング・ピッチングさせる。

【００１２】便座下枠の下に便器を置き、便器の中に排
泄物や排泄物の臭いの漏れない膜を取り付ける。

【００１３】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。

【 ００１４】図２、３に示された１１、１４のスライ
ド板を開閉する２２、２５の開閉板は、スライド板が左
右同じ高さで開閉するように、２３のぴんに接する面を
削って調整する。

【００１５】図２，３示された２３のぴんが２２、２５
の開閉板に接する面は、作動の摩擦を低減するため、回
転方向に応じたローラーを設ける。

【 ００１６】開閉式便座付き自立介護ベットの使用者
の上半身の体重が図２，３に示された１１、１４のスラ
イド板に一度にかからないように、背起こし台を起こす
角度を調整する。

【 ００１７】

【発明の効果】現在、寝たきり高齢者、入院患者の排泄
処理には、おむつが使用されている。開閉式便座付き自
立介護ベットを使用すると、自動的に排泄処理ができる
ので労力、資源、経費の節約になる。

【００１８】介護される者が自立的に行動できると、介
護者の負担が軽くなると共に介護される者の生活内容が
豊かになり、生き甲斐のある毎日を送ることができる。

【００１９】床ずれ予防機は、ゆるやかにローリング・
ピッチングするため、介護される者が熟睡することがで
きる。

【００２０】洗浄機、乾燥機により、介護される者の汚
れた部分を洗浄、乾燥するため、身体を清潔に保つこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】開閉式便座付き自立介護ベットの全体構造図。

【図２】開閉式スライド板１１、１４を閉めた構造図。

【図３】開閉式便座のスライド板１１，１４を開けた構
造図。

【図４】開閉式便座ａ−ｂ線よりＦ面に向け、おむつセ
ット板をセットした構造図。

【図５】開閉式便座ａ−ｂ線よりＦ面に向け、おむつセ
ット板を下ろした構造図。

【図６】開閉式便座の洗浄機、乾燥機構造図。

【図７】背起こし、足上げ構造図。

【図８】足のせ台に使用する緩衝器付き棒の構造図。

【図９】床ずれ予防機の正面図。

【図１０】床ずれ予防機の作動図。

【図１１】開閉式便座の防臭便器構造図。

【符号の説明】 １ 足上げ台 ２ 開閉式便座 ３ 背起こし台 ４ 便座開閉機構 ５ 中枠 ６ 土台 ７ 便座外枠 ８ 背起こし機構 ９ 床ずれ予防機構 １０と１５は１６と１７のぴんで止められた板 １１ １４は１２、１３の枠の中をスライドする板 １８ １９は引き戻しばね ２０ 便座下枠 ２１ ２６は２２、２５の止めぴん ２２ ２５は開閉板 ２３は２８の便座開閉棒に取り付けた２２、２５を動か
すぴん ２４は２２、２５の開閉板を止めるぴん ２７は２８の便座開閉棒を止めるぴん ２８ 便座開閉棒 ２９は２７のぴんを支える板 ３０ 便座中枠 ３１ おむつセット板 ３６と４６はおむつセット板開閉腕 ３２は４６おむつセット板開閉腕を止めるぴん ３３は３１おむつセット板を便座中枠に止めるぴん ３４は３６のおむつセット板開閉腕を止めるぴん ３５ おむつカッタ− ３７ ３８はおむつ誘導板 ４０は４１の歯車と接続された一方回転のロ−ラ− ４３は２８便座下枠の裏側 ４４は４５のおむつセット板開閉棒を止めるぴん ４５ おむつセット板開閉棒 ４７は３０の便座中枠と接続している便座中枠 ４８は５１の扇型歯車の止めぴん ４９ 扇型歯車接続棒の止めぴん ５０ 扇型歯車接続棒 ５１ 扇型歯車 ５２ 扇型歯車接続棒の止めぴん ５３は４３便座下枠と接続している便座下枠 ５４は５６の排気はねと５８の送風はねを回転させるモ
−タ− ５５ 防臭壁 ５６ 排気はね ５７ 仕切板 ５８ 送風はね ５９は４３の便座下枠と接続している便座下枠 ６０ 開閉式送風穴 ６１ 二重パイプ支え穴 ６２ 開閉式排気穴 ６３は６５、６６、６７、６８の穴と穴が一致した時、
水を出すパイプ ６４は６５、６６、６７、６８の噴出穴のついたパイプ ６９は７４緩衝器を止めるぴん ７０ 段階的に止められるストップ付きぴん ７１は７２背起こし台押し上げ棒を止めるぴん ７２ ７３背起こし台押し上げ棒 ７４ ７５は足上げ緩衝器 ７６ ７７は７４、７５の足上げ緩衝器と７８、７９の
連結棒をつなぐぴん ７８ ７９は連結棒 ８０ 背起こし台の止めぴん ８１ ８２は連結棒の止めぴん ８３は７８、７９の連結棒をつなぐ棒 ８４ ８５は７８、７９の連結棒と７２、７３をつなぐ
ぴん ８６は６９への接続部 ８７ 空気吸入 ８８ 緩衝器外筒 ８９ 緩衝器中筒 ９０ 排気穴 ９１は７６への接続部 ９２ ９４はロ−リング支点 ９３と９３に対向する支点はピッチング支点 ９５ 長ボルト ９６ 長ボルト支え ９７ 長ボルトの回転で左右に移動するナット ９８は７の開閉式便座外枠に固定されたＴ型板 ９９は６の土台に固定されたＩ型板 １００、１０２は９５のナットの固定された輪 １０１ 長ナットの支え １０３は９７の長ナットの固定されたぴん １０４は１０３のぴんが移動できる溝 １０５は９８Ｔ型板と９９、Ｉ型板をつなぐぴん １０６は９９Ｉ型板を６土台に止めるぴん １０７は９５長ボルトの固定された輪 １０８ 便座下枠に接続する開口部 １０９ 便器外枠 １１０ １１１は排泄物や排泄物の臭いが漏れない膜

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【手続補正書】

【提出日】平成１２年１２月２０日（２０００．１２．
２０）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】符号の説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【符号の説明】 １ 足上げ台 ２ 開閉式便座 ３ 背起こし台 ４ 便座開閉機構 ５ 中枠 ６ 土台 ７ 便座外枠 ８ 背起こし機構 ９ 床ずれ予防機構 １０と１５は１６と１７のぴんで止められた板 １１、１４は１２、１３の枠の中をスライドする板 １８、１９は引き戻しばね ２０ 便座下枠 ２１、２６は２２、２５の止めぴん ２２，２５は開閉板 ２３は２８の便座開閉棒に取り付けた２２、２５を動か
すぴん ２４は２２、２５の開閉板を止めるぴん ２７は２８の便座開閉棒を止めるぴん ２８ 便座開閉棒 ２９は２７のぴんを支える板 ３０ 便座中枠 ３１ おむつセット板 ３６と４６はおむつセット板開閉腕 ３２は４６おむつセット板開閉腕を止めるぴん ３３は３１おむつセット板を便座中枠に止めるぴん ３４は３６のおむつセット板開閉腕を止めるぴん ３５ おむつカッター ３７、３８はおむつ誘導板 ４０は４１の歯車と接続された一方回転のローラー ４３は２０便座下枠の裏側 ４４は４５のおむつセット板開閉棒を止めるぴん ４５ おむつセット板 開閉棒 ４７は３０の便座中枠と接続している便座中枠 ４８は５１の扇型歯車の止めぴん ４９ 扇型歯車接続棒の止めぴん ５０ 扇型歯車接続棒 ５１ 扇型歯車 ５２ 扇型歯車接続棒の止めぴん ５３は４３便座下枠と接続している便座下枠 ５４は５６の排気はねと５８の送風はねを回転させるモ
ーター ５５ 防臭壁 ５６ 排気はね ５７ 仕切板 ５８ 送風はね ５９は４３の便座下枠と接続している便座下枠 ６０ 開閉式送風穴 ６１ 二重パイプ支え穴 ６２ 開閉式排気穴 ６３は６５、６６、６７、６８の穴と穴が一致した時、
水を出すパイプ ６４は６５、６６、６７、６８の噴出穴のついたパイプ ６９は７４緩衝器を止めるぴん ７０ 段階的に止められるストップ付きぴん ７１は７２背起こし台押し上げ棒の止めぴん ７２、７３背起こし台押し上げ棒 ７４、７５は足上げ緩衝器 ７６、７７は７４、７５の足上げ緩衝器と７８、７９の
連結棒をつなぐぴん ７８、７９は連結棒 ８０ 背起こし台の止めぴん ８１、８２は連結棒の止めぴん ８３は７８、７９の連結棒をつなぐ棒 ８４、８５は７８、７９の連結棒と７２、７３をつなぐ
ぴん ８６は６９への接続部 ８７ 空気吸入弁 ８８ 緩衝器外筒 ８９ 緩衝器中筒 ９０ 排気穴 ９１は７６への接続部 ９２、９４はローリング支点 ９３と９３に対向する支点はピッチング支点 ９５ 長ボルト ９６ 長ボルト支え ９７ 長ボルトの回転で左右に移動するナット ９８は７の開閉式便座外枠に固定されたＴ型板 ９９は６の土台に固定されたＩ型板 １００、１０２は９５の長ナットに固定された輪 １０１ 長ナットの支え １０３は９７の長ナットに固定されたぴん １０４は１０３のぴんが移動できる溝 １０５は９８Ｔ型板と９９、Ｉ型板をつなぐぴん １０６は９９、Ｉ型板を６土台に止めるぴん １０７は９５長ボルトに固定された輪 １０８ 便座下枠に接続する開口部 １０９ 便器外枠 １１０、１１１は排泄物や排泄物の臭いが漏れない膜

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 （７）の便座外枠の中に（１１、１４）
   のスライドする板と（２２、２５）の開閉板を取り付
   け、（２８）の便座開閉棒に取り付けた（２３）のぴん
   で（１１、１４）のスライド板を開閉する開閉式便座。
2. 【請求項２】 （４３）の便座下枠に（３０、４７）の
   便座中枠を取り付け、（３１）のおむつセット板と（４
   ５）のおむつセット板開閉棒と（４６、３６）のおむつ
   セット板開閉腕を設け、（２８）に取り付けた（２３）
   のぴんの動きで（３１）のおむつセット板をセットする
   開閉式便座のおむつ板セット機。
3. 【請求項３】 （２８）の便座開閉棒に（５０）の扇型
   歯車接続棒と（５１）の扇型歯車を取り付け（４１）の
   歯車と（４０）の一方回転つきローラーを回転させ、お
   むつを（３１）のおむつセット板上に送る開閉式便座の
   おむつ送り機。
4. 【請求項４】 （５３）の便座下枠に（５４）のモータ
   ーと（５６）の排気はねと（５８）の送風はねを（５
   ５）防臭壁と（５７）の仕切り板を挟んで取り付け、モ
   ーターの作動より（６０）の開閉式送風穴と（６２）の
   開閉式排気穴により、空気を循環させて乾燥する開閉式
   便座乾燥機
5. 【請求項５】 （５３）の便座下枠に（６５、６６、６
   ７、６８）の噴出穴と一致したとき水がでる（６３）の
   送水パイプと（６５、６６、６７、６８）の噴出穴のつ
   いた（６４）のパイプを取り付け、（６３）のパイプを
   回転させて噴出穴を選択する開閉式便座の洗浄機。
6. 【請求項６】（１）の足上げ台に、必要な時、（１）を
   ゆるやかに下ろすことのできるロック付きぴん（７０）
   を設け、緩衝器付き棒（７４）を取り付ける。（７４）
   の棒に（８１）のぴんで支えられた（７８）の連結棒を
   取り付ける。（７８）の連結棒に（７２）の背起こし台
   押し上げ棒を連結する。この機構は（ｄ−ｅ）線を中心
   として左右に設ける。このような機構を持つ開閉式便座
   の背起こし機。
7. 【請求項７】 （７）便座外枠と（５）中枠を（９２）
   と（９４）のぴんで止める。（５）中枠と（６）土台を
   （９３）と（９３）に対向するぴんで止める。（７）の
   便座外枠に（９８）の板を取り付ける。（６）の土台に
   （９９）の板を取り付け（９８）の板と（９９）の板を
   （１０５）のぴんで止める。（６）の土台に（９６）と
   （１０１）のボルト受けを設け、（９５）の長ボルトを
   取り付ける。（９５）の長ボルトには（１０３）のぴん
   がついた（９７）のナットを取り付ける。（９９）の板
   には（１０３）のぴんが入る（１０４）の溝を設ける。
   （９５）の長ボルトを前後に回転させると（９８、９
   ９）の板が左右に動き、（７）の便座外枠をローリング
   ・ピッチングさせる開閉式便座の床ずれ予防機。
8. 【請求項８】 （７）便座外枠に挿入して使用する便器
   外枠（１０９）を設ける。（１０９）の便座外枠の内側
   に排泄物や排泄物の臭いが漏れない膜（１１０、１１
   １）を取り付ける。このような機構を持つ開閉式便座の
   防臭便器。