JP2001275747A - 棒状化粧品繰出し容器 - Google Patents

棒状化粧品繰出し容器

Info

Publication number
JP2001275747A
JP2001275747A JP2000088650A JP2000088650A JP2001275747A JP 2001275747 A JP2001275747 A JP 2001275747A JP 2000088650 A JP2000088650 A JP 2000088650A JP 2000088650 A JP2000088650 A JP 2000088650A JP 2001275747 A JP2001275747 A JP 2001275747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
cylinder
paper tube
inner cylinder
impregnated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000088650A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeaki Hiraiwa
武昭 平岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON UIRINGU KK
Original Assignee
NIPPON UIRINGU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON UIRINGU KK filed Critical NIPPON UIRINGU KK
Priority to JP2000088650A priority Critical patent/JP2001275747A/ja
Publication of JP2001275747A publication Critical patent/JP2001275747A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】使用後に燃えるごみとして焼却処理することが
可能な環境適応型の棒状化粧品繰出し容器を提供する。 【解決手段】縦溝20.20を有する紙管2aからなる
内筒2と、前記内筒2の下部と嵌合した紙管5aからな
るはかま5と、紙質外層32の内面に2枚の帯紙a’,
a’を上下縁間にクリアランスを設けてスパイラル状に
巻着することで螺旋溝30,30を形成した紙管3aか
らなる外筒3とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は口紅やリップクリー
ムなどで代表される棒状化粧品の繰出し容器に関する。
【0002】
【従来の技術】口紅やリップクリームなどの棒状化粧品
は化粧の必需品として大量に使用されているが、従来の
棒状化粧品の繰出し容器は、これを構成する内筒、外筒
(ガイド筒)およびキヤップなどがプラスチック製また
は金属製であったので、化粧品を消費した後の廃棄に際
しては、いわゆる燃えないごみとして廃棄されることに
なり、環境問題に対応することが困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解消するために創案されたもので、その目的と
するところは、使用後に燃えるごみとして焼却処理する
ことが可能な環境適応型の棒状化粧品繰出し容器を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、縦溝を有する紙管からなる内筒と、前記内筒
の下部と嵌合した紙管からなるはかまと、紙質外層の内
面に2枚の帯紙を上下縁間にクリアランスを設けてスパ
イラル状に巻着することで螺旋溝を形成した紙管からな
る外筒を備えていることを特徴としている。
【0005】好適には、さらに紙管の一端を内方にカー
ルし、このカールに当接するように紙製円板を嵌着した
紙質のキャップを備えている。前記内筒と外筒は滑りを
良くすることと強度を向上するために、熱硬化性樹脂を
含浸した含浸紙を用いることが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図1ないし図4は本発明による棒状
化粧品繰出し容器の一実施例を示しており、図5は本発
明容器における外筒の製造法を示している。1は棒状化
粧品Aを取り付ける中皿、2は中皿1を納め中皿外周の
180度対称位置に設けた突起100を貫通させる縦溝
20,20を有する内筒、3は縦溝20,20を貫いた
突起100,100をガイドする2条の螺旋溝30,3
0を有する外筒(ガイド筒とも称す)、4は前記外筒3
に着脱されるキャップ、5は内筒2を固着した回動操作
用のはかまである。前記のような基本構造は従来の合成
樹脂製のこの種容器と同様であるが、本発明は、前記構
成部品の全部かまたは少なくとも中皿1を除く各部品を
紙質によって構成している。
【0007】まず、内筒2は熱硬化性樹脂を含浸させた
帯状の樹脂含浸紙aをスパイラル状に巻回して作られた
2層以上の紙管2aからなっており、該紙管2aの18
0度対称位置に、プレス機械等により短横溝付きの縦溝
20,20を切取りまたは抜き加工したもので、紙管製
造後または前記加工後に加熱することにより樹脂を硬化
させ、剛直性を持たせている。
【0008】前記内筒2は縦溝20,20の終端よりも
下方に十分な長さを有しており、かつ縦溝20,20の
終端付近の適所たとえば横溝の上または下の部分をビー
ド加工して、突周条21を形成している。また、前記紙
管2aの下端部には内カール部22が設けられ、これに
紙質からなる円板状の底蓋2bが受支され接着されてい
る。底蓋2bは好ましくは防水剤ないし耐水剤を含浸さ
せた含浸紙によって構成されている。
【0009】はかま5は内筒2に比べて厚い帯状の板紙
bをスパイラル状に巻回して作られた多層の紙管5aか
らなっており、外径が前記外筒3の外径よりも大きく、
内径(筒穴)50が内筒2の外径と合致する寸法となっ
ていて、ここに内筒2が嵌着固定されている。
【0010】外筒3は熱硬化性樹脂を含浸させた帯状の
樹脂含浸紙aをスパイラル状に巻回して作られた2層以
上の紙管3aからなっていることは前記内筒2と同じで
あり、加熱することにより樹脂を硬化させ、剛直性を持
たせている。この外筒3にあっては、図3(a)(b)
および図5(b)のように、通常の必要幅の樹脂含浸紙
aを幅方向縁同士が接しまたは適度にラップするように
スパイラル状に巻回して外層32を構成するが、内層用
の帯状の樹脂含浸紙、すなわち一番紙として通常の必要
幅の1/2幅の樹脂含浸紙a’,a’を2枚使用し、そ
れら1/2幅樹脂含浸紙a’,a’を、図5(a)
(b)のように各ターンで幅方向で上縁300と下縁3
01との間に所定のすき間302すなわち、中皿1の突
起よりも適度に大きい寸法の平行なすき間302が残存
するようにマンドレルDにスパイラル状に巻回して内層
33とするのであり、これにより上縁300と下縁30
1間のすき間302と外層32の内面とで前記螺旋溝3
0,30を形成している。
【0011】外筒3は前記内筒2の外径と合致する内径
を有しており、かつまた、内筒2の突周条21に対応す
る位置に環状溝31を形成している。これはビード加工
により突周条を形成することで得られる。そして、かか
る外筒3を前記内筒2に嵌合することにより環状溝31
と突周条21とを嵌合させ、それにより外筒3と内筒2
を軸方向で相対移動しないようにしつつ相対回転可能に
組み付けている。
【0012】キャップ4は帯状の板紙cをスパイラル状
に巻回して作られた2層以上の紙管4aからなってお
り、外径が前記外筒3の外径と略一致し、はかま5の外
径よりも小さくなっている。そして前記紙管4aの頂部
には内カール部40が形成されていて、この内カール部
40に紙質からなる円板状の天蓋4bが受支され接着さ
れている。紙管4aと天蓋4bは、好ましくは防水剤な
いし耐水剤を含浸させた含浸紙によって構成されてい
る。紙管4aの外周面には化粧用材4cが貼られる。
【0013】中皿1はこの例では合成樹脂の成形体から
なっている。しかし、場合によっては中皿1も短い紙管
で構成し、突起100,100を固定することで構成し
てもよい。前記各部品の紙材としては再生紙を使用する
ことができる。
【0014】
【実施例の作用】本発明による棒状化粧品繰出し容器
は、内筒2の下部をはかま5に嵌着し、内筒2に外筒3
を外嵌し、内筒2に中皿1を嵌めて突起100,100
を縦溝20,20を通して外筒3の螺旋溝30,30に
嵌めることにより組立てが完了する。 使用時には慣用
のこの種の容器と同じように、片方の指で外筒3をつま
み、残る片方の指ではかま5をつまんで回転させるもの
で、中皿1は内筒2と一体回転しつつ螺旋溝30,30
にそって上下動し、棒状化粧品Aは繰り出されたり、引
き込まれたりする。
【0015】本発明は内筒2、外筒3、はかま5および
キャップ4が紙質で構成されているため軽量で、質感も
良好であり、化粧用材4cに対する印刷も自由度が高い
のでさまざまな装飾を凝らすことができる。内筒2と外
筒3は熱硬化性樹脂を含浸させた帯状の樹脂含浸紙aを
使用し加熱により樹脂を硬化させているので、機械的強
度が良好であるとともに樹脂分により中皿1との接触、
内筒2と外筒3との相対回転の際の摩擦抵抗が少なく、
繰り返し円滑に中皿1を上下することができる。
【0016】そして、棒状化粧品Aを使用費した後に
は、内筒2、外筒3、はかま5およびキャップ4が紙質
であるため、燃えるごみとして焼却処理することがで
き、環境に適合したものとすることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1によると
きには、縦溝20,20を有する紙管2aからなる内筒
2と、前記内筒2の下部と嵌合した紙管5aからなるは
かま5と、紙質外層32の内面に2枚の帯紙a’,a’
を上下縁間にクリアランスを設けてスパイラル状に巻着
することで螺旋溝30,30を形成した紙管3aからな
る外筒3を備えているので、棒状化粧品Aを自在に繰出
し繰込みできる機能を有し、しかも使用後には燃えるご
みとして処理することができ、廃棄処理対策にマッチし
た棒状化粧品繰出し容器とすることができ、紙材として
再生紙を使用することができることに加え、外筒3の螺
旋溝30,30を特別な成形型を要さず、紙管製造時の
スパイラル巻きの特性を利用して簡単に得ることができ
るためコストも安くすることができるなどのすぐれた効
果が得られる。
【0018】請求項2によれば、キャップ4も紙質であ
るため自由なバライテイに富む加飾を施すことができ、
使用後も燃えるごみとして処理することかできるという
すぐれた効果が得られる。請求項3によれば、内筒2と
外筒3が熱硬化性樹脂を含浸した含浸紙からなっている
ので、良好な機械的強度と繰り返し相対回転での良好な
すべりを得ることができるというすぐれた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による棒状化粧品繰出し容器の一実施例
を示す斜視図である。
【図2】図1の部分切欠側面図である。
【図3】(a)は外筒の部分拡大断面図、(b)は外筒
の拡大横断面図、(c)は外筒と内筒との取り合いを拡
大して示す部分的断面図、(d)はキャップの部分的拡
大断面図、である。
【図4】本発明容器の分解斜視図である。
【図5】(a)は外筒の内装形成状態を示す斜視図、
(b)は外筒の形成状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 内筒 2a 紙管 3 外筒 3a 紙管 4 キャップ 4a 紙管 4b 紙製天蓋 5 はかま 5a 紙管 20,20 縦溝 30,30 螺旋溝 a,a’ 樹脂含浸紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦溝20,20を有する紙管2aからなる
    内筒2と、前記内筒2の下部と嵌合した紙管5aからな
    るはかま5と、紙質外層32の内面に2枚の帯紙a’,
    a’を上下縁間にクリアランスを設けてスパイラル状に
    巻着することで螺旋溝30,30を形成した紙管3aか
    らなる外筒3とを備えていることを特徴とする棒状化粧
    品繰出し容器。
  2. 【請求項2】紙管4aの一端を内方にカールし、このカ
    ールに当接するように紙製円板4bを嵌着した紙質のキ
    ャップ4を備えている請求項1に記載の棒状化粧品繰出
    し容器。
  3. 【請求項3】内筒2と外筒3が熱硬化性樹脂を含浸した
    含浸紙からなっている請求項1に記載の棒状化粧品繰出
    し容器。
JP2000088650A 2000-03-28 2000-03-28 棒状化粧品繰出し容器 Pending JP2001275747A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000088650A JP2001275747A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 棒状化粧品繰出し容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000088650A JP2001275747A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 棒状化粧品繰出し容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001275747A true JP2001275747A (ja) 2001-10-09

Family

ID=18604497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000088650A Pending JP2001275747A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 棒状化粧品繰出し容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001275747A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100398406C (zh) * 2002-02-09 2008-07-02 日本乐敦制药株式会社 制剂用容器
JP2014117606A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Becton Dickinson & Co 低価格医療針容器およびその製造方法
GB2584870A (en) * 2019-06-18 2020-12-23 Multi Packaging Solutions Uk Ltd Dispensers
WO2022003374A3 (en) * 2020-07-03 2022-03-10 Multi Packaging Solutions Uk Limited Product dispensers
EP3973814A1 (en) * 2020-09-25 2022-03-30 Multi Packaging Solutions UK Limited Dispensers
WO2024090894A1 (ko) * 2022-10-27 2024-05-02 코스맥스 주식회사 제로 웨이스트 친환경 화장품 및 그 제조방법

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100398406C (zh) * 2002-02-09 2008-07-02 日本乐敦制药株式会社 制剂用容器
JP2014117606A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Becton Dickinson & Co 低価格医療針容器およびその製造方法
JP2018043145A (ja) * 2012-12-13 2018-03-22 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニーBecton, Dickinson And Company 低価格医療針容器およびその製造方法
JP7048307B2 (ja) 2012-12-13 2022-04-05 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 低価格医療針容器およびその製造方法
GB2584870A (en) * 2019-06-18 2020-12-23 Multi Packaging Solutions Uk Ltd Dispensers
WO2022003374A3 (en) * 2020-07-03 2022-03-10 Multi Packaging Solutions Uk Limited Product dispensers
EP3973814A1 (en) * 2020-09-25 2022-03-30 Multi Packaging Solutions UK Limited Dispensers
US12011896B2 (en) 2020-09-25 2024-06-18 Multi Packaging Solutions Uk Limited Dispensers
WO2024090894A1 (ko) * 2022-10-27 2024-05-02 코스맥스 주식회사 제로 웨이스트 친환경 화장품 및 그 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5186560A (en) Innerbody flex tab cosmetic dispenser
JP2001275747A (ja) 棒状化粧品繰出し容器
US20230276922A1 (en) Product dispensers
US12011896B2 (en) Dispensers
US3835871A (en) Collapsible cosmetic hair roller
US3057044A (en) Roller construction
US1755597A (en) Bottle cap, container, and other reenforced product
US3371774A (en) Coreless roll dispenser
JPH082432B2 (ja) 塗装用ローラの製造方法
JPH0621750Y2 (ja) 棒状体の繰出機構およびその螺旋体
US20100087303A1 (en) Paperboard winding core for inorganic materials, having removable outer ply
JPS5836334Y2 (ja) 化粧用具
JPS5939948Y2 (ja) 繰出し容器
JPH02129366U (ja)
JPH0346450U (ja)
JPS58154771U (ja) ごみ取りロ−ル
JPH038689Y2 (ja)
JPH0718687Y2 (ja) 糸条巻取管
JPH0418863Y2 (ja)
JPS6221232Y2 (ja)
JPS5931379Y2 (ja) 管製造装置
JPH0740475A (ja) 紙製筒状体の定寸切り装置
JPS6386139U (ja)
JPH11208178A (ja) ポリマー合成紙使用の巻付けペン筒体の製造方法とその製品
JPH039873U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050404

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080527

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081014