JP2001275321A - インダクタ型交流電力発電機 - Google Patents

インダクタ型交流電力発電機

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JP2001275321A
JP2001275321A JP2000195749A JP2000195749A JP2001275321A JP 2001275321 A JP2001275321 A JP 2001275321A JP 2000195749 A JP2000195749 A JP 2000195749A JP 2000195749 A JP2000195749 A JP 2000195749A JP 2001275321 A JP2001275321 A JP 2001275321A
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teeth
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rotor
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Alexander Radovsky
アレクサンダー・ラドフスキ
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SHR Ltd BVI
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K19/00Synchronous motors or generators
    • H02K19/16Synchronous generators
    • H02K19/18Synchronous generators having windings each turn of which co-operates only with poles of one polarity, e.g. homopolar generators
    • H02K19/20Synchronous generators having windings each turn of which co-operates only with poles of one polarity, e.g. homopolar generators with variable-reluctance soft-iron rotors without winding

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  • Power Engineering (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率良く、信頼性が高く、低コストのインダ
クタ同期発電機を提供する。 【解決手段】 各極を囲んでアーマチャ捲き線と界磁捲
き線とがあるが後者には励磁電圧が印加され磁束線を確
立しており該磁束線は該極から突出する該歯を通過して
いる。ステータの極の上の該歯と面するよう突出する円
形のシリースをなす歯を有するロータがステータに付随
している。ロータが駆動されると、その歯は該ステータ
の極の上の歯を過ぎて進み磁束線と交叉するが、それに
よりアーマチャ捲き線内に高周波数の電圧を誘起する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的には交流(AC)電
力発電機に関し、特に高い周波数を有する交流電力の発
生に適合したインダクタ同期発電機(inductor-alterna
tor)に関する。
【0002】
【従来の技術】早い時期の形の発電所は、直流120ボ
ルトの様な、比較的小さな大きさの直流電圧を発生する
直流(DC)発電機を備えていた。結果として、直流電力
が受電ステーションへ送電線で送られる距離は電流抵抗
{アイ2乗アール(I2R)}損のために限定された。こ
の欠点を克服するために、近代の発電所は同期型交流発
電機を使用しておりその出力は変圧器で昇圧され著しい
アイ2乗アール損無しに送電線上を遠隔の受電ステ−シ
ョンまで高い交流電圧で送られている。受電ステーショ
ンでは、該高電圧の交流は地域で有用な交流のレベルま
で変圧器により降圧される。
【0003】高電圧の交流電力の送電は4線式送電線
(3相とゼロと)を要する。該送電線が長距離に亘り延
びると、これは送電線内の隣接線間の静電容量と線の誘
導性(inductivity)とのために可成りのリアクタンス
と問題を引き起こす。
【0004】本発明の交流電力発電機はインダクタ同期
発電機型である。従来型のインダクタ同期発電機は励磁
直流電圧が界磁捲き線に印加される同期発電機である。
交流捲き線は該ステータの周りに分布されておりそこ
に、ロータ歯の位置の変化により起こる磁束変化により
フアラデーの法則に従い電圧が誘起される。
【0005】従来の同期型交流発電機では、該ロータ捲
き線はリングとブラシを介して直流電流源に接続されて
いる。従来型の同期機械でリングとブラシが必要な理由
は静止直流電流源から移動ロータ捲き線へ電力を供給す
るためである。該ロータが回転すると、該直流電流によ
り創られた磁界は該ロータと共に回転し、該ステータ捲
き線内に起電力{イーエムエフ(EMF)}を誘起する。
【0006】この公知の設計は幾つかの欠点を伴ってい
る。第1に、該リングと該ブラシは結局摩耗し交換され
ねばならない。第2に、”捲き線端部(winding end
s)”と呼ばれる該発電機のステ−タ捲き線の部分は該
アーマチャを越えて突出している。これらの捲き線端部
は電流の発生に関与せず、そして該捲き線が超伝導体製
でなければ、該捲き線端部は抵抗損失に貢献する。加え
て、付随する磁場は該アーマチャ外側の電気導体内に渦
電流を創る。これらの渦電流は発電機の電力出力の追加
的なドレーン(drain)となる。
【0007】インダクタ同期発電機のロータからの電力
に接続する必要性を取り除くために、コルベル(Korbel
l)に認められた米国特許第4、401、939号で開
示された同期発電機はステータ内で回転するロータを提
供している。該ロータとステータはそれらの面する表面
上で隔てられた位置でその上に形成された極を有し、該
ロータが回転すると該ロータの極は該ステータの極を過
ぎて移動する。励磁電圧が印加される界磁コイルは該ス
テータの界磁極の周りに捲かれ各極の周りに電磁界を創
る。アーマチャコイルは該ステータの同じ界磁極の1部
の周りに捲かれ、該ロータの極が該ステータの極を過ぎ
て動く時電圧が該アーマチャコイル内に誘起される。従
って、この従来技術のインダクタ同期発電機では、該同
期発電機のの交流出力を供給するためには摺動接触は必
要でない。
【0008】又ラドブスキー(Radovsky)の米国特許第
5,952、759号もブラシレス同期発電機を開示し
ている。そしてボルデマゾビッチ他(Voldemazovitch e
t al)に認められた米国特許第3,714,480号で
開示されたインダクタ同期発電機が従来技術の興味ある
ものであるがそこでは該ステータに多相励磁捲き線とア
ーマチャ捲き線との両者を収容するスロットが備えられ
ている。
【0009】励磁捲き線はステータの比較的大きなスロ
ット内に配置されているがアーマチャ捲き線は多数の小
さなスロット内に置かれたインダクタ同期発電機は公知
である。かくして、ブルニー(Bournea)に認められた
米国特許第3、564、312号は励磁捲き線が複数の
大きなステータスロット内に収容され一方アーマチャ捲
き線は該ステータの小さなスロット内に置かれたMF
(medium frequency)のインダクタ同期発電機を開示し
ている。この配備の欠点はこれらの小さなスロット内で
重々しく絶縁された高電圧捲き線が込み合っていると、
空間の最終的な不足がこの捲き線の適当な冷却を妨げる
ことである。
【0010】交流インダクタ同期発電機は、その周波数
が高いので、非常に大きな値を有する電圧を発生するこ
とは本質的に出来ないが、それを行う発電機の容量は、
該絶縁交流捲き線が大きな電流を担ったり絶縁破壊なし
にこの高電圧を維持することが出来ないことにより抑制
される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題と課題を解決するための
手段】前記事項を考慮して、本発明の主な目的は比較的
高い周波数と、例え1000kVの様に高くても、どん
な望む大きさの電圧でも有する高電圧交流電力を発生す
るのに適合した効率の良い、信頼性のあるそして低コス
トのインダクタ同期発電機を提供することである。
【0012】本発明の同期発電機の著しい利点は、寸法
が遙かにより小さくても、最大の交流同期発電機と同じ
電気エネルギー量を発生出来ることである。そしてより
コンパクトな同期発電機は製造し設置するのに遙かによ
り低廉である。
【0013】特に、本発明の目的は、その励磁及びアー
マチャ捲き線の両者が該ステータの凸極を囲み、該ロー
タが捲き線無しであり、それにより該同期発電機から電
力を得るために摺動接触部の必要を取り除く様なブラシ
レスのインダクタ同期発電機を提供することである。
【0014】又本発明の目的は、その発電所が、2線式
の送電線上を遠隔の受電ステーションまで送電される高
電圧直流を生ずるように、電力が整流される高周波数の
高電圧交流電力を発生するインダクタ同期発電機を備え
付けられている様な電力送電システムを提供することで
ある。該受電ステーションでは入って来る直流高電圧は
標準の低周波交流電力に変換される。或いは該発電所で
発生される該直流高電圧電力は、標準の低周波数(50
又は60Hz)を有する交流高電圧に変換され、現在の
3相送電線上を送電されてもよい。
【0015】本発明のなおもう1つの目的は、中で、絶
縁された高電圧捲き線が比較的大きなスロット内に収容
され従って困難無く冷却出来るインダクタ同期発電機を
提供することである。
【0016】本発明の更に進んだ目的は、その交流捲き
線が絶縁レセプタクル(insulatingreceptacles)内に
保護するよう包まれ、該同期発電機が絶縁破壊無しに非
常な高電圧を発生することを可能にするインダクタ同期
発電機を提供することである。
【0017】簡単に述べると、これらの目的は、その同
期発電機が、各々が歯を付けられた構造(formation)
を有する、凸極の円形の配列を備えられたステータを含
む、高周波交流電力を発生するよう適合されたインダク
タ同期発電機で達成される。界磁捲き線のみならずアー
マチャ捲き線も各ステ−タ極を囲んでおり該界磁捲き線
に励磁電圧が印加され磁束を確立するが該磁束線が該極
の突出する歯を通過している。
【0018】円形のシリースをなす歯を有するロータが
該ステータに付随しており該歯は該ステータ極上の歯と
面するよう突出し同じ歯ピッチを有している。該ロータ
が駆動されると、その歯は該ステータの凸極上の歯を過
ぎるよう進み磁束線を横切り、それにより該アーマチャ
捲き線内に交流電圧を誘起するがその交流電圧の周波数
はロータ歯の数と該ロータ速度に左右される。
【0019】
【実施例】他の目的及び更にその進んだ特徴のみならず
本発明をより良く理解するために、付属する図面への参
照が行われている。第1の実施例 今図1を参照するとその中に、エンジン又
はタービンMに駆動されるシャフト11上に設置された
ロータ10を含む本発明のインダクタ同期発電機が示さ
れている。ロータ10は環状のステータ12の中に配置
されており、駆動されると該ステータの中で回転し該同
期発電機に高周波交流電力を発生させるがその電力の電
圧はどんな望まれる大きさを有してもよい。該ロータと
ステータは現在のインダクタ同期発電機に含まれると同
じ金属で作られてもよい。従ってこの後金属は単に1例
として識別されている。
【0020】例えば、積層された鋼製であってもよい、
円筒形のロータ10は円形のシリースをなす等間隔の小
さな歯13を形成するようスロットによりスロット付け
された外周を有している。形状が環状で強磁性体の積層
シートで創られてもよいステータ12は、6極の様に、
極数が相数及び相領域数に依っている凸極14の円形の
配列を形成するよう大きなスロットによりスロット付
けされた内周を有している。各極は、結果として、大き
な歯であるがその頭部は1セットの幾つかの等間隔の小
さな歯15を創るようノッチを付けられている(notche
d)。
【0021】好ましい配備では、ロータ10の外周上の
小さく等間隔に置かれた小さな歯13は各大きなステー
タ歯14の頭部上の小さな歯15とマッチし(matc
h)、従って同じピッチを有するが、これは連続する小
さな歯の間の間隔により決定されている。該極ピッチtp
の該歯ピッチttに対する関係は次の式で表されるが、す
なわちtp=(n+1/3)tt ここで3相発電機用にはn=1,2,
3...である。従って、極の特定の対上の歯が該ロータ上
の歯と1列になる時、他の極上の歯は該ロータの歯に対
し1/3ttだけ変位される。
【0022】アーマチャ又は交流(AC)コイル16は各
極14を囲み、連続する極の間の大きなスロットの中
に配置されている。ロータが駆動されると。アーマチャ
捲き線内に交流起電力(AC EMF)が誘起されるが該捲き
線は外部負荷17に接続されそれへ電力を供給する。励
磁電源19に接続された励磁捲き線18は各アーマチャ
コイル16を囲みそれと同心になっている。
【0023】実際には、該アーマチャ捲き線をセラミッ
ク又は他の絶縁材料(dielectric material)製の絶縁
レセプタクル(insulating receptacle)内に保護して
囲んでもよい。該レセプタクルは絶縁ガス又は流体で充
たされるが、それは絶縁破壊せずに非常に高い電圧を発
生することを可能にする。そして実際には、直流励磁捲
き線は該交流捲き線内に置かれるてもよく或いはこれら
の捲き線はタンデム関係(tandem relation)に配置さ
れてもよい。
【0024】ロータ10がエンジンMに駆動されステ−
タ12内で回転するようにされると、該ロータ上の各歯
13は、該ロータの全1回転の経過で、該ステータ極の
頭部上で小さな歯15のセットを走査する。こうする過
程で、該ロータの該歯は該ステータの極を通して通過す
る磁束を次々と変調し該ステータの極に付随するアーマ
チャ捲き線内に起電力(EMF)を誘起する。該同期発電
機により発生される最終交流電圧は高周波を示す。該ロ
ータの歯の数が多く該ロータの速度が大きい程、該発生
される交流電力の周波数は高い。
【0025】下記の式から明らかな様に、該周波数が高
い程、該同期発電機からの出力電圧Vの大きさは大き
い。 V=π√2・f・N・S・Bm ここでVは該同期発電機の出力電圧、fは該出力電圧の周
波数、Nは該アーマチャ捲き線内の捲き数、Sは磁気的コ
ア断面の面積、Bmは交番する誘導の振幅である。
【0026】誘導同期型の発電機では、誘導の交番する
成分の振幅は最大励磁大きさ(maximal exciting magni
tude)の約30から45%である。
【0027】該発電機の周波数が増大すると、該出力電
圧の最終利得(resultant gain)は可成りになる。例え
ば、典型的な現在の同期発電機は周波数50Hzで動作
するが、本発明の同期発電機の周波数は、例えば、16
00Hzにしてもよい。その誘導は現在の同期発電機に
於けるより3倍少なくても、その利得はなお10倍より
多く大きい。これは鋼のコアの面積のみならず該アーマ
チャ捲き線の捲き数従って必要なコイル線の量も実質的
に減らすことを可能にする。
【0028】この仕方で、その電力出力が遙かにより大
きい同期発電機のそれに匹敵するコンパクトなインダク
タ発電機を遙かにより低廉なコストで製造出来る。そし
て該アーマチャ及び励磁捲き線はその上にねじ込まれる
より寧ろ該ステータ極上に嵌合するコイル又はソレノイ
ドの形であるので、該同期発電機は容易に作り組み立て
ることが可能である。図1に示す該同期発電機の実施例
では、該ステータは3相の機械の6つの相領域を創るた
めに6つの凸極又は大きな歯の配列を有することは注意
されるべきである。しかしながら、本発明はこの数に限
定されない。
【0029】本発明の同期発電機では、該交流捲き線は
大きなステータスロット内に収容されており、それは、
非常に大きな電流を担うことが出来る交流捲き線を有す
る同期発電機を作ることと、例外的に高い電圧を発生す
ることを可能にすることを注意することは重要である。
これは該交流捲き線を受ける小さなスロットを有する従
来型同期発電機では可能でない。
【0030】該ステータはk・m個の大きな歯を有してお
り、kは相領域の数を規定する1,2又は3に等しく、m
は相の数である。各大きな歯14は幾つかの小さな歯1
5に分かれ、そのピッチはロータ10の歯13のそれに
等しい。ステータ12上の小さな歯の数Z1とロータ上の
小さな歯の数Z2は次の関係を保証するようになってお
り、すなわち3相の機械用にはt1=(n+1/3)t2であり該
機械ではt1は該大きな歯のピッチであり、t2は該小さな
歯のピッチである。もし相の数が3でなければ、t1=(n
+1/m)t2であり、ここでmは相の数である。
【0031】該励磁及びアーマチャコイル16及び18
を収容する大きなステータスロット内には利用出来るス
ペースがあるので、実際には該アーマチャコイルは絶縁
流体で充たされたセラミックのカプセル(capsule)の
様な絶縁カプセル内に保護して密封出来る。これは例外
的に高い電圧で動作する交流発電機の設計を可能にす
る。第2の実施例 図2に図解される第2の実施例では、ロー
タ20のステータ21に対する関係は逆にされている
が、最終的なインダクタ同期発電機は他の点では図1に
示す同期発電機と同じ様に作動する。この実施例では、
極22又は環状ステータ21の大きな歯は該ステータの
外周から突出している。このステータの極22の頭部は
1セットの小さな極の歯23を創るために各々ノッチさ
れている。
【0032】ステータ21内の該小さな極の歯23はロ
ータ20の内周上に形成された円形のシリースをなす小
さな突出歯24に面している。ロータ20はステータ2
1と同心であり従って該ステータの外側を回転する。該
アーマチャと励磁コイル(図3には示してない)は、図
1と同じ仕方で該ステータの極を囲んでいて、これらの
コイルは連続する極22の間の大きなスロット内に収容
されている。
【0033】ロータ20の外径がステータ21のそれよ
り大きい該配置の1つの利点はデイーゼルエンジンで駆
動されるより大きくて重い大直径ロータが該エンジンの
回転速度を安定化するよう慣性のあるフライホイールと
して機能しそしてそうすることにより該同期発電機の出
力電圧を安定化することが出来ることである。該システム 発電所からの交流電力が高電圧交流送電線上
を受電ステーションへ送電される従来の方式は幾つかの
欠点を有するが、その1つは該発電所での昇圧変圧器の
必要性と該受電ステーションでの降圧変圧器の必要性と
である。従来の交流電力送電システムのもう1つの欠点
は多相交流電力を送電するための多数の線の必要性であ
る。更に、交流電力送電は無効ネットワーク問題(reac
tive network problems)を引き起こす。
【0034】図3に示すシステムでは、本発明のインダ
クタ同期発電機25はタービン又はエンジン26により
駆動されている。実際に、エンジン26は該ロータを高
速で回すことが出来るデイーゼルエンジンであってもよ
く、又該ロータはその回転速度を安定化させるために該
エンジン用のフライホイールとしても作動する。
【0035】同期発電機25により供給された高周波、
高電圧交流電力は、整流器27を通り、該整流された高
電圧を受電ステーション29へ送電する2線式の直流送
電線28へ印加される。この受電ステーションでは、該
到来した高い直流電圧は直流対交流変換器(DC to AC i
nverter)に供給され該変換器の交流出力は負荷17へ
供給される。無効抵抗問題無しに高電圧直流を送電する
ための2線式送電線28の使用は3相交流電圧を送電す
るために必要な4線式の電線送電を上回る利点を有する
ことは明らかである。
【0036】図3に示す該インダクタ同期発電機25の
アーマチャ捲き線を通過する重負荷電流は励磁捲き線1
6により発生される該コア内磁束を制限し、該コアを減
磁する傾向がある。その結果、重負荷条件下では、該イ
ンダクターリアクタ(inductor reactor)の出力電圧は
減少させられる。
【0037】この欠点を克服するために、同期発電機2
5に接続された整流器27の出力の1部又は全部は補助
の又は第2の励磁捲き線30に供給されそれは該コアの
磁束を安定化する作用をする。
【0038】ここに開示された該インダクタ同期発電機
の基礎となる発明概念は、該発電機のステータが凸極の
円形の配列を有し、該極の各々が励磁及びアーマチャ捲
き線の双方に囲まれており、各極の頭部が1セットの小
さな歯を形成するようスロット付けされている様な配備
にある。
【0039】同じ発明の概念は、小さな歯の数を増やす
ことにより高周波電流を発生する比較的低い回転速度を
有する発電機の構造に適用出来る。又それは標準的50
又は60Hzの周波数出力を発生する非常に低速度の発
電機の構造にも適用される。又該発明の概念は、低速度
同期モータ及び風力又は水力により駆動される発電機を
含む低速度同期発電機の構造で実施されてもよい。
【0040】本発明の好ましい実施例が開示されたが、
本発明の精神から離れることなく多くの変化がその中で
なされることは理解されるべきである。かくして、ここ
に開示された同期発電機は発電所の発電機として動作す
るよう適合されているが、本質的に同じ設計の同期発電
機が自動車用同期発電機として機能するよう作られても
よい。そして該同期発電機はこの様な供給を必要とする
応用品用の直流電源を提供するために整流器に付随され
るのみでもよい。
【0041】本発明の特徴及び態様を示せば以下の通り
である。
【0042】1. A.比較的大きな空間により相互か
ら分離された凸(salient)極の円形の配列を備えてい
るステータを具備しており、前記極の各々は小さな極の
歯の1セットを形成するようスロット付けされた頭部を
有しており、又 B.前記極の各々を囲みそして前記空間内に配置された
アーマチャ捲き線と励磁捲き線とを具備しており、該ア
ーマチャ捲き線は外部負荷に接続可能であり、該励磁捲
き線は前記極の各々の周りに磁束線を確立するために励
磁電源に接続可能であり、そして更に C.該ステータに付随し、該ステータの該極の歯に面す
る円形のシリースをなす小さな突出した歯を備えたロー
タを具備しているが、該ロータは駆動された時、その歯
は、該磁束線を変調しそして該負荷に印加される高周波
交流電圧を該アーマチャ捲き線内に誘起するために、該
ステータの該極の歯をサイクル式(cyclically)に走査
することを特徴とする高周波数を有する交流電力を発生
するように適合されたインダクタ同期発電機。
【0043】2.上記1の同期発電機に於いて、該ステ
ータが強磁性体で形成されることを特徴とする同期発電
機。
【0044】3.上記2の同期発電機に於いて、該ステ
ータが積層金属板により形成されることを特徴とする同
期発電機。
【0045】4.上記1の同期発電機に於いて、該ロー
タの歯が該ステータの歯と同じピッチを有することを特
徴とする同期発電機。
【0046】5.上記1の同期発電機に於いて、前記ア
ーマチャ捲き線が前記極上に設置されたコイルの形をし
ていることを特徴とする同期発電機。
【0047】6.上記5の同期発電機に於いて、前記コ
イルが絶縁流体で充たされた絶縁用レセプタクル内に封
入されていることを特徴とする同期発電機。
【0048】7.上記5の同期発電機に於いて、該励磁
捲き線が該アーマチャコイルと同心のコイルの形である
ことを特徴とする同期発電機。
【0049】8.上記1の同期発電機が更に、整流され
た負荷電流が供給される補助励磁捲き線を有することを
特徴とする同期発電機。
【0050】9.上記1の同期発電機に於いて、極の該
円形の配列が環状のステータの内周上に形成されてお
り、該ロータ上の該円形のシリースをなす小さな歯が該
ロータの外周上に形成されており、該ロータが該環状の
ステータの中に配置されていることを特徴とする同期発
電機。
【0051】10.上記1の同期発電機に於いて、極の
該円形の配列が該ステータの外周上に形成されており、
該円形のシリースをなす小さな歯が環状の形状を有する
該ロータの内周上に形成されており、該ステータが該環
状のロータ内に配置されていることを特徴とする同期発
電機。
【0052】11.上記10の同期発電機に於いて、該
ロータガフライホイールとして機能することを特徴とす
る同期発電機。
【0053】12.A.発電所から遠隔の受電ステーシ
ョンまで電力を送電するための高電圧直流送電線と、 B.発電所にあり、次いで該送電線に印加される、高電
圧の直流を発生するために該同期発電機により発生され
る該高電圧、高周波数の交流電力を整流するための手段
と、 C.該受電ステーションにあり、該受電した高電圧の直
流を標準の周波数と大きさ(magnitude)の交流電圧に
変換するための手段とを具備していることを特徴とする
その発電所が上記1のインダクタ同期発電機を備えてい
る電力送電システム。
【0054】13.上記12のシステムに於いて、該変
換器手段が標準の低周波交番電流を生ずるよう適合され
た変換器であることを特徴とするシステム。
【0055】14.上記12のシステムに於いて、該送
電線が直流を送電するための2線を有することを特徴と
するシステム。
【0056】15.A.発電所にあり、該高周波数交流
電力を標準の低周波数に変換するための手段と、 B.交流発電所から受電ステーションまで交流電力を送
電するための送電線と、 C.該受電ステーションにあり、該受電された高電圧の
交流を標準の又は望まれた大きさの交流電圧に変換する
手段とを具備することを特徴とするその発電所が高電圧
で高周波数を有する交流電力を発生する上記1の同期発
電機を備える電力送電システム。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインダクタ同期発電機の第1の実施例
を略図的に図解している。
【図2】該同期発電機の第2の実施例を図解している。
【図3】駆動された、高電圧、高周波数のインダクタ同
期発電機を備え付けられた発電所から遠隔の受電ステー
ションまでの電力送電用の本発明のシステムを示す。
【符号の説明】
10 ロータ 11 シャフト 12 ステータ 13 等間隔の小さな歯 14 凸極又は大きな歯 15 小さな歯 16 アーマチャ又はACコイル 17 外部負荷 18 励磁捲き線 19 励磁電源 20 ロータ 21 ステータ 22 極 23 小さな極の歯 24 小さな突出歯 25 インダクタ同期発電機 26 エンジン 27 整流器 28 2線式送電線 29 受電ステーション 30 励磁捲き線 M エンジン又はタービン S スロット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.比較的大きな空間により相互から
    分離された凸極の円形の配列を備えているステータを具
    備しており、前記極の各々は小さな極の歯の1セットを
    形成するようスロット付けされた頭部を有しており、又 B.前記極の各々を囲みそして前記空間内に配置された
    アーマチャ捲き線と励磁捲き線とを具備しており、該ア
    ーマチャ捲き線は外部負荷に接続可能であり、該励磁捲
    き線は前記極の各々の周りに磁束線を確立するために励
    磁電源に接続可能であり、そして更に C.該ステータに付随し、該ステータの該極の歯に面す
    る円形のシリースをなす小さな突出した歯を備えたロー
    タを具備しており、該ロータは駆動された時、その歯
    は、該磁束線を変調しそして該負荷に印加される高周波
    交流電圧を該アーマチャ捲き線内に誘起するために、該
    ステータの該極の歯をサイクル式に走査することを特徴
    とする高周波数を有する交流電力を発生するように適合
    されたインダクタ同期発電機。
  2. 【請求項2】 A.発電所から遠隔の受電ステーション
    まで電力を送電するための高電圧直流送電線と、 B.発電所にあり、次いで該送電線に印加される、高電
    圧の直流を発生するために該同期発電機により発生され
    る該高電圧、高周波数の交流電力を整流するための手段
    と、 C.該受電ステーションにあり、該受電した高電圧の直
    流を標準の周波数と大きさの交流電圧に変換するための
    手段とを具備していることを特徴とするその発電所が請
    求項1のインダクタ同期発電機を備えている電力送電シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 A.発電所にあり、該高周波数交流電力
    を標準の低周波数に変換するための手段と、 B.交流発電所から受電ステーションまで交流電力を送
    電するための送電線と、 C.該受電ステーションにあり、該受電された高電圧の
    交流を標準の又は望まれた大きさの交流電圧に変換する
    手段とを具備することを特徴とするその発電所が高電圧
    で高周波数を有する交流電力を発生する請求項1の同期
    発電機を備える電力送電システム。
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