JP2001274818A - ネットワーク装置 - Google Patents

ネットワーク装置

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JP2001274818A
JP2001274818A JP2000086005A JP2000086005A JP2001274818A JP 2001274818 A JP2001274818 A JP 2001274818A JP 2000086005 A JP2000086005 A JP 2000086005A JP 2000086005 A JP2000086005 A JP 2000086005A JP 2001274818 A JP2001274818 A JP 2001274818A
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Kazuyo Hashiya
和代 橋谷
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用の通信機を用いることなく、ネットワー
クに接続されている各機器の設置位置情報の管理を行
う。 【解決手段】 IEEE1394バスに接続された各接
続機器は、それぞれ設置位置情報設定部を備えている。
解析部は各接続機器の設置位置情報設定部から設置位置
情報を取得し、各接続機器の情報を設置位置毎に分類し
て表示部に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置情報を用いて
ネットワークに接続される機器を管理するネットワーク
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばIEEE1394ネットワ
ーク技術(バス技術)を用いてオーディオ/ビデオ機器
やコンピュータ装置などを相互接続させる技術が開発さ
れている。特に、特開平11−96131号公報には、
ネットワークに接続される機器の設置位置、例えば居
間、子供部屋といった物理的な設置位置情報を用いてネ
ットワーク管理を行う技術が開示されている。
【0003】この特開平11−96131号公報に開示
されている技術は、情報コンセントと称する通信機器に
ネットワークに接続される機器の設置位置情報を記憶さ
せ、他のネットワークに接続された機器との間で設置位
置情報の認識を行わせるものである。この技術により、
特に家庭における機器のユーザが「応接間のテレビ」、
「台所の冷蔵庫」といったネットワーク管理ができるよ
うになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平11−96131号公報に開示されている技術で
は、機器の設置位置情報を有する専用の通信機器が必要
になり、専用機器が無い場所で設置位置情報を用いたネ
ットワーク管理ができなかった。さらに、特開平11−
96131号公報に開示されている技術では、ネットワ
ークに接続される各機器の設置位置情報を取得するため
に、設置位置情報を持つ機器と持たない機器との接続関
係を調べる必要があり、設置位置情報取得の処理が複雑
であった。
【0005】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、設置位置情報の取得に特別な専用機を必要とせ
ず、ネットワークに接続された各機器を一意に特定で
き、設置位置情報の入力を不要としたネットワーク装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のネットワーク装
置は、バスに接続された各機器に設定された設置位置情
報を取得する取得手段と、この取得手段で取得した設置
位置情報を分類する解析手段と、この解析手段による分
類にしたがって設置位置毎に前記各機器の情報を表示す
る表示手段とを備えている。
【0007】本発明によれば、特別な専用機器を用いる
ことなく設置位置情報が管理できる。
【0008】また、本発明のネットワーク装置は、HA
Vi仕様にしたがったHAVi User prefe
rred Name領域から各機器の設置位置を示す情
報を取得する取得手段と、この取得手段で取得した設置
位置情報を分類する解析手段と、この解析手段による分
類にしたがって設置位置毎に前記各機器の情報を表示す
る表示手段とを備えている。
【0009】本発明によれば、同一ネットワークに接続
されている機器を一意に特定することができる。
【0010】さらに、本発明のネットワーク装置は、設
置位置情報設定モード時に、同一設置位置の機器がIE
EE1394バスから切り離される際に発生するバスリ
セット毎にカウントアップされる設置位置カウンタと、
この設置位置カウンタの値を保持する設置位置情報格納
メモリと備えている。
【0011】本発明によれば、バスリセットを用いて設
置位置情報を設定できるので、特別な設置位置情報設定
手段が不要になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0013】図1は本発明の実施の形態に係わるネット
ワークシステムの構成を示すブロック図である。オーデ
ィオ/ビデオ機器(以下、AV機器と称する)やパーソ
ナルコンピュータ(以下、PCと称する)などのネット
ワーク接続機器10、20、30、40、50が、それ
ぞれIEEE1394インタフェース11、21、3
1、41、51を介してIEEE1396バス70に接
続され、接続機器間が相互接続される。接続機器10は
部屋Aに設置され、接続機器20および30ならびに4
0は部屋Bに、接続機器50および60は部屋Cに設置
されている。さらに、各接続機器10、20、30、4
0、50、60はそれぞれ設置位置情報設定部13、2
3、33、43、53、63を有し、ユーザが任意に各
接続機器に対して設置位置情報を設定することができ
る。各接続機器10、20、30、40、50、60は
IEEE1394バス70を介して他の接続機器の設置
位置情報設定部13、23、33、43、53、63で
設定された設置位置情報を取得する。なお、接続機器1
0はさらに表示部15および設置位置情報を解析する解
析部17を有している。
【0014】さらに、接続機器10、20、30、4
0、50、60はそれぞれベンダIDや機器の種類など
の情報(以下、機器種別情報と称する)が格納されたコ
ンフィグレーションメモリ19、29、39、49、5
9、69を有している。接続機器10、20、30、4
0、50、60はIEEE1394バス70を介して他
の接続機器のメモリをアクセスして、他の接続機器に関
する情報を取得する。
【0015】図2は各接続機器に設けられた設置位置情
報設定部13、23、33、43、53、63の構成を
示すブロック図である。
【0016】位置情報設定部13、23、33、43、
53、63はそれぞれ位置情報を格納するメモリ20
1、ユーザが位置情報を設定するための入力部203、
設定された位置情報を表示する表示部205および図1
のIEEE1394バス70とのバスインタフェース部
207が内部インタフェース部209を介して接続され
ている。なお、内部インタフェース部209はメモリ2
01、入力部203、表示部205、バスインタフェー
ス部207の間でデータを授受する際に、データのフォ
ーマットを適宜変換する機能を有する。
【0017】図3は図2の入力部203としてディップ
スイッチ300を用いた例を示した図である。
【0018】ディップスイッチ300は4個のスイッチ
300a〜300dを備えている。図3において、ユー
ザがスイッチを左に設定したときをON状態(バイナリ
データ“1”)、右に設定したときをOFF状態(バイ
ナリデータ“0”)と定義し、これら4個のスイッチ3
00a〜300dの組合せで設置位置を特定させる。例
えば、図3(a)のスイッチ300a〜300dの状態
すなわちバイナリデータで1000を部屋A、図3
(b)のスイッチ300a〜300dの状態すなわちバ
イナリデータで0100を部屋B、図3(c)のスイッ
チ300a〜300dの状態すなわちバイナリデータで
0010を部屋Cと定義する。
【0019】図4は図2の入力部203としてキーパッ
ド400を用いた例を示した図である。図4のキーパッ
ド400は複数個のキー401群と表示部403からな
る。このキーパッド400はキー群401中の所定のキ
ーと設置位置情報とを一対一で対応付ける。例えば、キ
ー群401中のキー401aを部屋Aと対応付け、ユー
ザがキー401aを押すと表示部403に入力結果であ
るRoom_Aという文字が表示される。なお、キーの
状態で入力状態がユーザに判別できる構成にすれば表示
部403は必要無い。また、特定のキーと設置位置情報
とを一対一に定義する以外に、ユーザが複数のキーを入
力することで特定の設置位置情報が設定される構成をと
ってもよい。
【0020】図2に説明を戻し、ユーザが入力部203
で設置位置情報を入力すると、入力された設置位置情報
は内部インタフェース部209を介してメモリ201に
格納される。これにより、接続機器の設置位置情報の設
定が完了する。
【0021】図1の各接続機器10、20、30、4
0、50、60は、バス70および各接続機器の139
4インタフェース11、21、31、41、51、61
を介して他の接続機器のコンフィグレーションメモリ1
9、29、39、49、59、69から接続機器の機器
種別情報を取得する。また、各接続機器10、20、3
0、40、50、60は、バス70および各接続機器の
1394インタフェース11、21、31、41、5
1、61および他の接続機器の設置位置情報設定部1
3、23、33、43、53、63内のバスインタフェ
ース部207、内部インタフェース部209を介してメ
モリ201に格納された設置位置情報を取得する。
【0022】次に、各接続機器の設置位置状態の解析、
表示、遠隔操作について説明する。
【0023】図1の表示部15を有する接続機器10は
バス70に接続された全ての接続機器10、20、3
0、40、50、60の機器種別情報および設置位置情
報を取得する。
【0024】図5は各接続機器10、20、30、4
0、50、60が送信するデータのフォーマット例であ
る。送信データは接続機器10からの問合わせの制御コ
マンド501、各接続機器をユニークに識別するベンダ
ID503、機種名505、設置位置情報507からな
る。
【0025】図6は接続機器10が取得したデータの例
を示した図である。接続機器10は取得した図6に示さ
れるデータを解析部17に渡す。解析部17は送られて
きたデータを設置位置情報毎に分類する。また、解析部
17には、バイナリデータなどでコード化された設置位
置情報とその設置位置を示すテキスト情報との対応関
係、たとえばバイナリデータ「1000」とテキスト情
報「部屋A」、を示すテーブルが設けられ、バイナリデ
ータで示された設置位置情報をテキスト情報に変換す
る。解析部は設置位置に関するテキスト情報、および設
置位置毎の各接続機器に関する情報を表示部15に送
る。表示部15は設置位置毎の区分けが明確になるよう
に各接続機器の表示位置を決めて表示する。図7は表示
部15に表示された画面の例を示した図である。図7に
より、ユーザは部屋AにTVが、部屋BにTVと2台の
VCRが、部屋Cに2台のPCが設置されていることを
認識できる。
【0026】この構成のネットワークシステムにおい
て、部屋Aの接続機器10から部屋Bの接続機器20を
遠隔操作することを考える。ここで遠隔操作とは、例え
ば接続機器10がテレビ(以下、TVと称する)で接続
機器20がビデオレコーダ(以下、VCRと称する)で
あった場合、部屋BのVCRである接続機器20を再生
して、これを部屋AのTVである接続機器10に映し出
すといった動作である。ユーザは図7のように表示部1
5に表示を見ながら、マウスやペン、リモコン、タッチ
パネルなどの入力デバイスを用いてクリックやドラッグ
アンドドロップなどの入力操作により部屋Aから他の部
屋の接続機器を遠隔操作する。なお、図7の画面を用い
た遠隔操作については公知の技術を用いることにより実
現可能である。
【0027】以上説明したように本実施形態によれば、
バス70に接続された接続機器に設置位置情報を設定す
る設置位置情報設定部13、23、33、43、53、
63を設け、この設定部に設定された情報をバス70を
介して取得することで、設置位置を特定するための専用
装置を設けることなく、設置位置の管理や位置情報に基
づいたサービスを提供できる。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0029】図8は本発明の第2の実施の形態に係わる
ネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、接
続機器が家庭内ネットワーク規格Home Audio
/Video Interoperability(以
下、HAViと称する)に準拠した機器であり、第1の
実施形態にて接続機器に設けられていた設置位置情報設
定部が無い点である。なお、図8において、図1と同一
部には同一符号を付し説明を省略する。
【0030】部屋A(Room_A)にHAViに準拠
した接続機器810、820が設置され、部屋B(Ro
om_B)に同じくHAViに準拠した接続機器83
0、840が設置されている。また、HAViに準拠し
た接続機器850については設置位置不明である。各接
続機器810、820、830、840、850はそれ
ぞれIEEE1394バス70に接続される。各接続機
器810、820、830、840、850はそれぞれ
HAViSDDdataと呼ばれるデータ記憶部81
1、821、831、841、851を備えている。各
接続機器のデータ記憶部811、821、831、84
1、851は各接続機器のコンフィグレーションメモリ
813、823、833、843、853に格納されて
いる情報もそれぞれ保持しており、データ記憶部81
1、821、831、841、851からベンダID、
機器の種類情報などを取得することができる。さらに、
各データ記憶部811、821、831、841、85
1は、ユーザが任意に記述可能なUser Prefe
rred Name(UPN)領域815、825、8
35、845、855を有している。このUPN領域に
設置位置情報を設定することで、各接続機器の機器情報
および設置位置情報が得られる。なお、接続機器810
にはデータ提示部817が設けられている。また、接続
機器820、830にはそれぞれ入力部827、837
および表示部829、839が設けられている。さら
に、接続機器840、850にはそれぞれ表示部84
7、857が設けられている。
【0031】図9は接続機器810のデータ提示部81
7の構成を示したブロック図である。表示区分設定部9
01はUPN領域内の表示区分情報入力フォーマットを
設定する。入力フォーマット部903は表示区分設定部
901により設定された入力フォーマットを格納する。
接続機器操作部905は入力フォーマット部903に格
納された入力フォーマットにしたがってユーザが入力す
る設置位置情報をUPN領域に格納する。接続機器認識
部907はバス70に接続された接続機器を認識し、各
接続機器の機種情報およびUPN領域に設定された設置
位置情報を取得する。この認識処理は公知の技術を用い
ることで実現できる。表示位置解析部909は接続機器
認識部907が取得したUPN領域に設定された設置位
置情報と入力フォーマット部903に格納された入力フ
ォーマットとを比較し表示位置情報を抽出する。接続機
器表示部911は表示位置解析部909で抽出された表
示位置情報を、表示位置情報毎に明確に区分して表示す
る。
【0032】ここで、本実施形態において、ユーザがH
AViに準拠したユーザインタフェースを用いてUPN
領域に接続機器の設置位置情報を入力する際の動作につ
いて説明する。
【0033】まず、表示区分設定部901はあらかじめ
用意してある雛形のフォーマットを複数表示し、ユーザ
に選択を促す。図10は雛形フォーマットの表示例であ
る。図10においては(1)〜(4)の4個の雛型フォ
ーマットが表示されており、ユーザはこの内の1個を選
択する。また他の設定方法として、ユーザが任意なフォ
ーマットを指定してもよい。その場合フォーマットは、
例えば「先頭から:まで」、「@以降」など表示区分情
報が入力される範囲を明確に設定する。このようにして
選択または設定された入力フォーマットが入力フォーマ
ット部903に格納される。
【0034】次に、接続機器操作部905が入力フォー
マット部903からユーザが設定した入力フォーマット
を取得、例示し、ユーザに入力フォーマットどおりに入
力するよう促す。図11は入力フォーマットの表示例で
ある。別な設定方法として、図12に示すように、入力
すべき情報を対話的にユーザに入力させ、接続機器操作
部905が入力フォーマットに従ってUPN領域に格納
する方法もある。
【0035】なお、データ提示部817を備えていない
接続機器、例えば図8の接続機器820では、入力部8
27と表示部829を用いて接続機器801のデータ提
示部817での設定と同様な設定を行う。具体的には、
入力部827はデータ提示部817からバス70を介し
て入力フォーマットを取得する。取得した入力フォーマ
ットは表示部829に受け渡され、図11もしくは図1
2のように表示され、ユーザに設置位置情報の設定を要
求する。
【0036】また、表示部を備えていない接続機器、例
えば図8の接続機器840や入力部を備えていない接続
機器、例えば図8の接続機器850では、他の接続機器
からの遠隔操作で設定がされる。以上の操作により、各
接続機器のUPN領域に設置位置情報が格納される。
【0037】次に、本実施形態におけるネットワーク構
成表示動作について説明する。
【0038】ここでネットワークの構成はデータ提示部
817を備えた接続機器810で表示するものとする。
まず、データ提示部817の接続機器認識部907がバ
ス70に接続された接続機器に対して、機器の種類情報
およびUPN領域の情報を要求する。これら情報の取得
は第1の実施の形態で説明した独自フォーマットを用い
て取得してもよいし、HAViに準拠したインタフェー
スを用い取得してもよい。
【0039】接続機器認識部907は取得した接続機器
の機種情報とUPN領域の情報を表示位置解析部909
に渡す。表示位置解析部909は接続機器認識部907
から渡されたUPN領域の情報と入力フォーマット部9
03に格納されている入力フォーマットを比較し、表示
位置情報を抽出する。表示位置解析部909はUPN領
域の入力フォーマットで指定された位置に情報がない場
合、表示位置情報を「区分外」とする。表示位置解析部
909は抽出した表示位置情報と、機種情報、UPN領
域の情報を接続機器表示部911へ渡す。接続機器表示
部909は各情報を表示位置情報毎に明確に区分けして
表示する。表示位置情報が「区分外」の場合、情報は区分
けされていない領域に表示する。図13は表示部911
による構成表示例である。図8に対応づけると、機器8
10はPC、機器820はVCR、機器830はTV、
機器840はカメラ、機器850はTVとなり、機器8
50のTVは表示位置が設定されていないため表示区分
外に表示されている。
【0040】なお図8において、接続機器830と接続
機器840がいずれもTVであったとする。この場合、
機器の種類情報と設置位置情報から機器830と機器8
40を明確に区別することができない。そこでUPN領
域に表示位置情報を加え、追加情報を設定することでこ
れらの機器を区別する。複数の情報設定は、図10の項
目(3)および(4)で行う。具体的には、表示区分1
に設置位置情報、例えばRoom_Bを設定し、表示区
分2に追加情報として、例えば窓側という設定を行う。
これによって、「Room_Bにある窓側のTV」との
特定が行える。
【0041】また、追加情報の変形例としてUPN領域
に各機器の使用者を設定することも可能である。この
際、表示位置解析部909は入力されたUPN領域の情
報と入力フォーマット3を比較し、表示位置情報と使用
者を抽出する。表示位置解析部909はUPN領域の入
力フォーマットで指定された位置に表示位置情報がない
場合、表示位置情報を「区分外」とし、同様に使用者情
報がない場合、使用者情報を「使用者特定なし」とす
る。表示位置解析部909は抽出した表示位置情報と使
用者情報、機種情報、UPN領域の情報を接続機器表示
部911へ渡す。接続機器表示部911は各情報を表示
位置情報毎に明確に区分けして表示する。表示位置情報
が「区分外」の場合は区分けされていない領域に表示す
る。図14は使用者情報の表示例である。さらに、表示
位置情報もしくは使用者情報により表示内容を変更する
ことも可能である。図14(a)はネットワーク接続さ
れたすべての機器を表示した例であるが、表示選択を
「使用者:太郎」に設定した図14(b)では使用者:
花子に設定されたRoom_BのPCが表示されていな
い。このように、追加情報に使用者情報を設定し、使用
者情報により表示内容を変更できるようにすることによ
り、各機器へのアクセス制限を可能とする。
【0042】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。
【0043】第3の実施の形態は第2の実施の形態で説
明したデータ提示部817の構成が異なる。図15は本
実施形態におけるデータ提示部150の構成を示すブロ
ック図である。
【0044】まず、表示区分設定部1501がUPN領
域に入力される表示区分情報を設定する。具体的には、
図16に一例を示すように表示区分のキーワードとなる
情報を設定する。さらに、設定する情報と図16におけ
る、、など簡易記号を対応付ける。図16におい
て、簡易記号はあらかじめ入力表示領域に表示させるよ
うにしたが、簡易記号もユーザが入力してもよい。この
際、簡易記号はスイッチなど簡易な入力装置から指定で
きるような記号、例えば1、2、3やa、b、cなどと
する。このようにして設定された表示区分情報とそれに
対応した簡易記号は表示区分情報格納メモリ1503に
格納される。
【0045】次に、データ提示部140の接続機器操作
部1405が表示区分情報を設定する。具体的には、図
17(a)のようにUPN領域に入力すべき情報を直接
ユーザに入力させる。ここで、表示区分情報格納メモリ
1503に格納されている情報をガイドとして表示し、
この情報を含めると区分して表示することをユーザに知
らせる。また、別の設定方法として、図17(b)のよ
うに、表示区分情報格納メモリ1503に格納されてい
る情報と接続された機器を対応付ける情報の入力をユー
ザに促す。さらに、別の設定方法として、図17(c)
のように接続機器表示部1507の表示画面を利用し、
表示区分情報が設定されていない機器をドラックアンド
ドロップして表示区分範囲に機器のアイコンを移動させ
ることで表示区分情報を設定する。図17(d)の例で
は表示位置設定ダイヤルのような簡易な入力方法で表示
区分情報を設定する。
【0046】いずれの入力方法で入力した場合も、接続
機器操作部1505は入力された情報と表示区分情報格
納メモリに格納されている情報を比較する。格納されて
いる表示区分キーワードと同じ情報が入力された場合、
接続機器操作部1505は入力された情報をそのままU
PN領域に格納する。簡易記号が入力された場合、簡易
記号から表示区分キーワードを抽出し、簡易な記号を表
示区分キーワードに置き換えてUPN領域に格納する。
ここで、UPN領域に既に情報が格納されていた場合、
既に格納されている情報に追記して情報を格納する。以
上の処理により、接続機器のUPN領域に表示区分情報
が格納される。
【0047】次に、本実施形態における構成表示につい
て説明する。
【0048】第2の実施形態と異なる点は表示区分解析
部1509の処理である。第2の実施形態と同様に、接
続機器認識部1511は接続された機器の機種情報およ
びUPN領域の情報をを取得する。接続機器認識部15
11は機種情報とUPN領域の情報を表示区分解析部1
509に渡す。表示区分解析部1509は、UPN領域
の情報と表示区分情報格納メモリ1503に格納されて
いる表示区分キーワードがない場合、表示区分情報を
「区分外」とする。また、UPN領域から複数の表示区
分キーワードが抽出された場合「区分不明」とし、ネット
ワーク構成表示後、ユーザに再度表示区分情報設定を促
す。
【0049】表示区分解析部1509は、抽出した表示
区分情報と機種情報、UPN領域の情報を接続機器表示
部1507へ渡し、接続機器表示部1507は情報を表
示区分情報毎に明確に区分けして表示する。表示区分情
報が「区分外」の情報は区分けされていない領域に表示す
る。さらに、表示区分情報が「区分不明」の場合、区分け
されていない領域に区分不明と表示し、UPN領域を再
設定するようガイド表示する。
【0050】以上説明したように第2および第3の実施
形態によれば、HAViに準拠した接続機器に対してU
PN領域に設置位置情報と追加情報を設定しこれらの情
報をバス70を介して得ることで、同一ネットワークに
接続されている各接続機器を一意に特定することがで
き、設置位置の管理やこれに基づいたサービスを提供す
ることができる。
【0051】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。
【0052】第4の実施の形態では、第1の実施形態に
おける設置位置情報設定部の形態が異なる。その他の部
分については第1の実施形態と同じである。
【0053】図18は本実施形態における設置位置情報
設定部180の構成を示すブロック図である。動作モー
ド切り替え部1801は、例えばON/OFFを制御で
きるスイッチで構成され、設置位置情報設定モードと通
常動作モードの2種類を切り替える。ここでは、ON時
を通常動作モード、OFF時を設置位置情報設定モード
とする。動作モード切り替え部1801および設置位置
カウンタ1803、設置位置格納メモリ1805、バス
インタフェース1807は内部インタフェース部180
9を介して接続される。
【0054】以下、本実施形態における設置位置情報の
設定動作を図19のフローチャートおよび図1、図18
を用いて説明する。
【0055】まず、ネットワークに接続されている全て
の接続機器の電源をONする(ステップS1901)。
この際、全ての機器の動作モードは通常動作モードとす
る。次に、動作モード切り替え部1801のスイッチを
OFFすることで、動作モードを通常動作モードから設
置位置情報設定モードに切り替える(ステップS190
2)。その後、直ちに各機器の設置位置カウンタ180
3がクリアされる。すなわち、カウンタ値は「0」とな
る(ステップS1903)。
【0056】次に、同一設置位置にある機器、例えば部
屋Cにある50および機器60をネットワークから切り
離す(Plug OFFする)(ステップS190
4)。バス70から機器の接続が外された場合、バスリ
セット(Bus Reset)が起こりネットワーク構
成が変わる。バスリセット後、ネットワークに接続され
ている機器は、それぞれ設置位置カウンタを「1」増やす
(ステップS1905)。次に、ネットワークに接続さ
れている機器がすべて同一設置位置かがチェックされ
(ステップS1096)、一致が検出されるまでステッ
プ1904からの動作が繰り返される。
【0057】ネットワークに接続されている機器がすべ
て同一設置位置で構成されていると判断された場合、最
後に設定したグループの一方のグループのすべての機器
に対して動作モード切り替え部1801のスイッチをO
Nにした後、直ちにOFFにする(ステップS190
7)。これにより、このグループの設置位置カウンタ1
801はクリアされ、カウンタ値は「0」となる(ステ
ップS1908)。全ての機器に対して、動作モード切
り替え部1801のスイッチをONにすることで、設置
位置情報設定モードから通常動作モードに切り替えられ
る。(ステップS1909)。通常動作モードに切り替
えられると、各機器は直ちに設置位置カウンタ1803
のカウンタ値をインタフェース部1809を介して、設
置位置格納メモリ1802に格納する(ステップS19
10)。以上の操作で、各機器は設置位置を示す数値を
取得でき、設置位置情報の設定は終了する。
【0058】各接続機器は第1の実施形態と同様にバス
70を介してコンフィングレーションメモリから機器の
種類に関する情報を取得し、また設置位置情報設定部1
3、23、33、43、53、63での設定による設置
位置情報を取得することでネットワークに接続されてい
る接続機器を認識する。この設置位置情報は図18の設
置位置格納メモリ1805からインタフェース部180
9、1807を介してバス70に出力され、各接続機器
で取得される。
【0059】認識した結果は、表示部を備えた接続機器
で図7のように表示される。ユーザは表示画面からマウ
スやペン、リモコン、タッチパネルなどの入力デバイス
を用いて、クリックやドラックアンドロップなどの入力
操作により遠隔操作を行う。
【0060】以上説明したように第4の実施形態によれ
ば、IEEE1394インタフェースを備えた接続機器
に設置位置情報を設定する設置位置情報設定部を設け、
IEEE1394ネットワークのバスリセットを利用し
て設置位置情報を各接続機器に設定することで、設置位
置情報を入力するための入力手段を設けることなく設置
位置の管理やこれに基づいたサービスを提供することが
できる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、設置位置情報を用いる
ネットワークシステムにおいて、設置位置を特定するた
めの専用装置を設けることなく設置位置の管理やこれに
基づいたサービスを提供できる。さらに、HAVi U
ser PreferredName領域に設置位置情
報等を設定することで、ネットワークに接続されている
各機器を一意に特定できる。また、IEEE1394の
バスリセットを利用して設置位置情報の各接続機器への
設定を行うことで、設置位置を入力するための入力手段
を設けることなく設置位置の管理やこれに基づいたサー
ビスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わるネットワーク
システムの構成を示すブロック図。
【図2】設置位置情報設定部の構成を示すブロック図。
【図3】入力部としてディップスイッチを用いた例を示
した図。
【図4】入力部としてキーパッドを用いた例を示した
図。
【図5】接続機器が送信するデータのフォーマットを示
した図。
【図6】接続機器が取得したデータを示した図。
【図7】表示部に表示された画面を示した図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係わるネットワー
クシステムの構成を示すブロック図。
【図9】データ掲示部の構成を示すブロック図。
【図10】雛形フォーマットの表示画面を示した図。
【図11】入力フォーマットの表示画面を示した図。
【図12】対話型入力画面を示した図。
【図13】構成表示例を示した図。
【図14】使用者情報の表示例を示した図。
【図15】データ提示部の構成を示すブロック図。
【図16】表示区分設定部による表示例を示す図。
【図17】接続機器操作部による入力画面の表示例を示
す図。
【図18】設置位置情報設定部の構成を示すブロック
図。
【図19】設置位置情報の設定動作を説明するフローチ
ャート。
【符号の説明】
10 接続機器 13 設置位置情報設定部 15 表示部 17 解析部 815 UPN 901 表示区分設定部 903 入力フォーマット部 905 接続機器操作部 907 接続機器認識部 909 接続機器解析部 1503 表示区分情報格納メモリ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の設置位置を示す情報を入力するた
    めの入力手段と、この入力手段で入力された設置位置情
    報を記憶する記憶手段とをそれぞれ持つ複数の機器が、
    IEEE1394バスを介して相互接続されたネットワ
    ークシステムにおいて、 前記バスに接続された各機器の前記設置位置情報を取得
    する取得手段と、 この取得手段で取得した設置位置情報を分類する解析手
    段と、 この解析手段による分類にしたがって設置位置毎に前記
    各機器の情報を表示する表示手段とを具備したことを特
    徴とするネットワーク装置。
  2. 【請求項2】 前記機器の設置位置を示す情報はコード
    されて前記記憶手段に記憶され、前記解析手段により設
    置位置を表すテキスト情報に変換され前記表示手段で表
    示されることを特徴とする請求項1記載のネットワーク
    装置。
  3. 【請求項3】 HAVi仕様に準拠し、HAVi仕様に
    したがったHAVi User preferred
    Name領域に機器の設置位置を示す情報が記述された
    機器がIEEE1394バスを介して相互接続されたネ
    ットワークシステムにおいて、 前記バスに接続された各機器の前記領域に記述された機
    器の設置位置を示す情報を取得する取得手段と、 この取得手段で取得した設置位置情報を分類する解析手
    段と、 この解析手段による分類にしたがって設置位置毎に前記
    各機器の情報を表示する表示手段とを具備したことを特
    徴とするネットワーク装置。
  4. 【請求項4】 前記HAVi User prefer
    red Name領域に機器の設置位置を示す情報を記
    述する際の入力フォーマットが設定される設定手段と、
    この設定手段で設定された入力フォーマットにしたがっ
    て入力された各機器に関する情報を各機器のHAVi
    User preferred Name領域に記述す
    る機器操作手段とをさらに備えたことを特徴とする請求
    項3記載のネットワーク装置。
  5. 【請求項5】 HAVi仕様に準拠し、HAVi仕様に
    したがったHAVi User preferred
    Name領域に機器の設置位置を示す情報が記述された
    機器がIEEE1394バスを介して相互接続されたネ
    ットワークシステムにおいて、 前記HAVi User preferred Nam
    e領域に機器の設置位置を示す情報を記述する際の入力
    フォーマットが設定される設定手段と、 この設定手段で設定された設置位置情報を含む機器に関
    する情報を各機器のHAVi User prefer
    red Name領域に記述する機器操作手段と、 前記各機器のHAVi User preferred
    Name領域に記述された前記機器に関する情報を取
    得する取得手段と、 前記入力フォーマットにしたがい前記取得手段で取得し
    た前記機器に関する情報から設置位置情報を抽出し、分
    類する解析手段と、 この解析手段による分類にしたがって設置位置毎に前記
    各機器の情報を表示する表示手段とを具備したことを特
    徴とするネットワーク装置。
  6. 【請求項6】 HAVi仕様に準拠し、HAVi仕様に
    したがったHAVi User preferred
    Name領域に機器の設置位置を示す情報が記述された
    機器がIEEE1394バスを介して相互接続されたネ
    ットワークシステムにおいて、 前記HAVi User preferred Nam
    e領域に機器の設置位置を示す情報のキーワードを記述
    する際の入力フォーマットが設定される設定手段と、 この設定手段で設定された入力フォーマットにしたがっ
    て入力された設置位置情報を含む機器に関する情報を各
    機器のHAVi User preferred Na
    me領域に記述する機器操作手段と、 前記各機器のHAVi User preferred
    Name領域に記述された前記機器に関する情報を取
    得する取得手段と、 前記キーワードにしたがい前記取得手段で取得した前記
    機器に関する情報から設置位置情報を抽出し、分類する
    解析手段と、 この解析手段による分類にしたがって設置位置毎に前記
    各機器の情報を表示する表示手段とを具備したことを特
    徴とするネットワーク装置。
  7. 【請求項7】 HAVi仕様に準拠し、HAVi仕様に
    したがったHAVi User preferred
    Name領域に機器の設置位置を示す情報が記述された
    機器がIEEE1394バスを介して相互接続されたネ
    ットワークシステムにおいて、 前記各機器の前記HAVi User preferr
    ed Name領域に複数の機器の設置位置を示す情報
    を記述する際の入力フォーマットが設定される設定手段
    と、 この設定手段で設定された複数の設置位置情報を含む機
    器に関する情報を各機器のHAVi User pre
    ferred Name領域に記述する機器操作手段
    と、 前記各機器のHAVi User preferred
    Name領域に記述された前記機器に関する情報を取
    得する取得手段と、 前記入力フォーマットにしたがい前記取得手段で取得し
    た前記機器に関する情報から前記複数の設置位置情報を
    抽出し、分類する解析手段と、 この解析手段による分類にしたがって設置位置毎に前記
    各機器の情報を表示する表示手段とを具備したことを特
    徴とするネットワーク装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の設置位置情報は設置部屋情報
    およびこの設置部屋中の位置情報並びに使用者情報であ
    ることを特徴とする請求項7記載のネットワーク装置。
  9. 【請求項9】 前記表示手段は前記使用者情報にしたが
    い前記各機器の情報の表示状態を切り替えることを特徴
    とする請求項8記載のネットワーク装置。
  10. 【請求項10】 複数の機器がIEEE1394バスに
    より相互接続されたシステムにおいて、 設置位置情報設定モード時に、同一設置位置の機器が前
    記バスから切り離される際に発生するバスリセット毎に
    カウントアップされる設置位置カウンタと、 この設置位置カウンタの値を保持する設置位置情報格納
    メモリとを具備したことを特徴とするネットワーク装
    置。
  11. 【請求項11】 各機器の前記設置位置情報格納メモリ
    に格納されたカウンタ値を取得することにより各機器の
    設置位置に関する情報を表示する表示手段をさらに具備
    したことを特徴とする請求項10記載のネットワーク装
    置。
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