JP2001273742A - テープカートリッジ - Google Patents
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/04—Magazines; Cassettes for webs or filaments
- G11B23/08—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
- G11B23/107—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using one reel or core, one end of the record carrier coming out of the magazine or cassette
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/20—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture with provision for splicing to provide permanent or temporary connections
- G11B23/26—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture with provision for splicing to provide permanent or temporary connections of leaders for loading or threading, e.g. to form a temporary connection
Landscapes
- Clamps And Clips (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
- Replacement Of Web Rolls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケース本体からテープ先端を引き出すために
テープ先端に取り付けたクランプ部材を有する形式のテ
ープカートリッジは、クランプ部材を構成するピン部材
とそれにテープを巻き付けて固定するためのクランプの
固定力と挿脱しやすさを両立することが難しい。 【解決手段】 ケース本体内にテープを巻装した1つの
テープリールが回転可能に収容され、前記テープの先端
がリーダー部材に固定されて、前記ケース本体に設けた
開口から記録再生装置のテープ引き出し部材によって引
き出されるテープカートリッジにおいて、前記リーダー
部材はピン部材と樹脂製C字形クランプとからなり、前
記C字形クランプの開放部の肉厚をH1とし反対側の肉
厚をH2としたときに、H1=0.7〜1.0mm、H
2/H1=0.6〜0.8とした。とを特徴とするテー
プカートリッジ。
テープ先端に取り付けたクランプ部材を有する形式のテ
ープカートリッジは、クランプ部材を構成するピン部材
とそれにテープを巻き付けて固定するためのクランプの
固定力と挿脱しやすさを両立することが難しい。 【解決手段】 ケース本体内にテープを巻装した1つの
テープリールが回転可能に収容され、前記テープの先端
がリーダー部材に固定されて、前記ケース本体に設けた
開口から記録再生装置のテープ引き出し部材によって引
き出されるテープカートリッジにおいて、前記リーダー
部材はピン部材と樹脂製C字形クランプとからなり、前
記C字形クランプの開放部の肉厚をH1とし反対側の肉
厚をH2としたときに、H1=0.7〜1.0mm、H
2/H1=0.6〜0.8とした。とを特徴とするテー
プカートリッジ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
に用いられる1リールタイプのテープカートリッジに関
する。
に用いられる1リールタイプのテープカートリッジに関
する。
【0002】
【従来の技術】特開平11-353848号には1リー
ルタイプのテープカートリッジで、磁気テープの先端を
リーダーピンに固定する手段について記載されている。
図7に示したように、テープ6の先端を金属製リーダー
ピン81の周りに巻き付けた上、C字形の樹脂製クラン
プ82を嵌合させる。このとき、テープ6の先端の固定
を確実に行うために、リーダーピン81には縦溝81a
を形成し、クランプ82に形成した突縁部82aを嵌合
させている。また、図8のようにクランプ82の外面の
少なくとも一箇所に平面83を設けてクランプをピンに
嵌合するためのジグに対する位置規制面として利用して
いる。しかしながら、この文献にはクランプのピン部材
への確実な定着手段を追求したものであり、クランプの
嵌合のし易さと定着力を両立させる手段に対する考慮は
されていない。
ルタイプのテープカートリッジで、磁気テープの先端を
リーダーピンに固定する手段について記載されている。
図7に示したように、テープ6の先端を金属製リーダー
ピン81の周りに巻き付けた上、C字形の樹脂製クラン
プ82を嵌合させる。このとき、テープ6の先端の固定
を確実に行うために、リーダーピン81には縦溝81a
を形成し、クランプ82に形成した突縁部82aを嵌合
させている。また、図8のようにクランプ82の外面の
少なくとも一箇所に平面83を設けてクランプをピンに
嵌合するためのジグに対する位置規制面として利用して
いる。しかしながら、この文献にはクランプのピン部材
への確実な定着手段を追求したものであり、クランプの
嵌合のし易さと定着力を両立させる手段に対する考慮は
されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のテープカート
リッジでは、テープのクランプ力を高めると同時に組み
立て性を良くすることが必要である。クランプ部材とし
てはプラスチックが好ましい。金属にすると、クランプ
の端面でテープを切断してしまう可能性があるからであ
る。部品点数、組み立て性を考慮するとピン部材とC字
形のクランプ部材がらなり、テープをリーダーピンに巻
きつけて、その上からC字形クランプをはめ込むのが良
い。組み立て性を重視すると、C字形クランプの開放部
(C字形の切れている部分)の幅が広い方が良いが、テ
ープのクランプ力が低下してしまう。逆に、開放部の幅
を狭くすると組み立て時に大きく変形させる必要があ
り、クランプにクラックや白化が発生する可能性があ
る。
リッジでは、テープのクランプ力を高めると同時に組み
立て性を良くすることが必要である。クランプ部材とし
てはプラスチックが好ましい。金属にすると、クランプ
の端面でテープを切断してしまう可能性があるからであ
る。部品点数、組み立て性を考慮するとピン部材とC字
形のクランプ部材がらなり、テープをリーダーピンに巻
きつけて、その上からC字形クランプをはめ込むのが良
い。組み立て性を重視すると、C字形クランプの開放部
(C字形の切れている部分)の幅が広い方が良いが、テ
ープのクランプ力が低下してしまう。逆に、開放部の幅
を狭くすると組み立て時に大きく変形させる必要があ
り、クランプにクラックや白化が発生する可能性があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケース本体内
にテープを巻装した1つのテープリールが回転可能に収
容され、前記テープの先端がリーダー部材に固定され
て、前記ケース本体に設けた開口から記録再生装置のテ
ープ引き出し部材によって引き出されるテープカートリ
ッジにおいて、前記リーダー部材はピン部材と樹脂製C
字形クランプとからなり、前記C字形クランプの開放部
の肉厚をH1とし反対側の肉厚をH2としたときに、H
1=0.7〜1.0mm、H2/H1=0.6〜0.8
としたことを特徴とするテープカートリッジを提供す
る。好ましくは、前記C字形クランプの前記開放部の外
面側は組み立て時の抵抗を減少する向きの傾斜面とす
る。
にテープを巻装した1つのテープリールが回転可能に収
容され、前記テープの先端がリーダー部材に固定され
て、前記ケース本体に設けた開口から記録再生装置のテ
ープ引き出し部材によって引き出されるテープカートリ
ッジにおいて、前記リーダー部材はピン部材と樹脂製C
字形クランプとからなり、前記C字形クランプの開放部
の肉厚をH1とし反対側の肉厚をH2としたときに、H
1=0.7〜1.0mm、H2/H1=0.6〜0.8
としたことを特徴とするテープカートリッジを提供す
る。好ましくは、前記C字形クランプの前記開放部の外
面側は組み立て時の抵抗を減少する向きの傾斜面とす
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のリーダー部材において、
ピン部材はステンレス鋼、その他の金属材料から製作さ
れ、直径1.4〜1.5mm程度である。ピン部材に対
してテープ先端を固定するためのC字形クランプは樹脂
製であり、特にアセタール樹脂、ポリアミド等等の弾性
率の高く靱性の高い材料から選択される。このような樹
脂から製作したC字形クランプの解放部があまり狭いと
ピン部材に対して嵌合しにくくなり、広すぎるとピン部
材から外れやすいのであまり広くはできない。従って、
本発明ではC字形クランプの解放部をある程度狭くして
係合面積を広くすることによりクランプをピン部材から
外れにくくする一方、C字形クランプの解放部の反対側
の肉厚を薄くすることにより弾性を低下させてクランプ
をピン部材の周りに装着・嵌合しやすくする。
ピン部材はステンレス鋼、その他の金属材料から製作さ
れ、直径1.4〜1.5mm程度である。ピン部材に対
してテープ先端を固定するためのC字形クランプは樹脂
製であり、特にアセタール樹脂、ポリアミド等等の弾性
率の高く靱性の高い材料から選択される。このような樹
脂から製作したC字形クランプの解放部があまり狭いと
ピン部材に対して嵌合しにくくなり、広すぎるとピン部
材から外れやすいのであまり広くはできない。従って、
本発明ではC字形クランプの解放部をある程度狭くして
係合面積を広くすることによりクランプをピン部材から
外れにくくする一方、C字形クランプの解放部の反対側
の肉厚を薄くすることにより弾性を低下させてクランプ
をピン部材の周りに装着・嵌合しやすくする。
【0006】本発明の一実施例である図4により本発明
の原理を説明すると、C字形クランプ82をピン部材と
同等の内径を有する細長いクランプとして構成し、解放
部の幅Dを十分に狭くし、ピン部材にテープ先端を挟ん
で嵌合させたとき、解放部方向にピンを引っ張ると力F
が反力として作用し、引っ張り方向にはその成分F2が
抗力として作用する。直角方向の分力F1が解放部を押
し広げる力に対する抗力になり、これが大きすぎるとク
ランプの出し入れが難しくなる。そこで、本発明では解
放部の反対側に薄肉部82bを設けて抗力F1を減少す
る。(なお実際の抗力F、F1,F2は内面で積分した
値となる)。従って、クランプの厚さH1を0.7〜
1.0mmとし、薄肉部82bの厚さH2をH2/H1
=0.6〜0.8に設定する。また、クランプの内径は
1.3〜1.5mm程度、及び解放部の幅Dとしては
0.7〜0.9mmが好ましい。本発明の構成により、
十分なクランプ力を維持しながら、クランプのピン部材
への固定が容易になり、しかも各部への局部的な応力集
中が回避され、クランプの局部的な白化現象を回避でき
る。
の原理を説明すると、C字形クランプ82をピン部材と
同等の内径を有する細長いクランプとして構成し、解放
部の幅Dを十分に狭くし、ピン部材にテープ先端を挟ん
で嵌合させたとき、解放部方向にピンを引っ張ると力F
が反力として作用し、引っ張り方向にはその成分F2が
抗力として作用する。直角方向の分力F1が解放部を押
し広げる力に対する抗力になり、これが大きすぎるとク
ランプの出し入れが難しくなる。そこで、本発明では解
放部の反対側に薄肉部82bを設けて抗力F1を減少す
る。(なお実際の抗力F、F1,F2は内面で積分した
値となる)。従って、クランプの厚さH1を0.7〜
1.0mmとし、薄肉部82bの厚さH2をH2/H1
=0.6〜0.8に設定する。また、クランプの内径は
1.3〜1.5mm程度、及び解放部の幅Dとしては
0.7〜0.9mmが好ましい。本発明の構成により、
十分なクランプ力を維持しながら、クランプのピン部材
への固定が容易になり、しかも各部への局部的な応力集
中が回避され、クランプの局部的な白化現象を回避でき
る。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すテープカートリ
ッジの分解斜視図である。本カートリッジは上下ケース
1、2からなる本体ケース内にテープを巻回した1つの
テープリール3が回転可能に収納されている。下ケース
には装置の駆動軸が挿入される開口21を有する。上下
ケース1、2にはテープ引き出し用の開口12、22が
形成されている。テープリール3は上フランジ31、下
フランジ33を一体に形成したハブ32及びハブ32の
下面には時期的に吸着可能な金属板7が一体に形成され
ている。金属板7の周囲においてハブ32の底面には装
置の駆動軸と係合する係合歯(図示なし)が設けられ
る。金属板7は装置の駆動軸に磁気的に吸着されてテー
プリール3が回転する。テープは水等によって直接ハブ
の外周面に接着されるので、テープ固着用の固定部材は
設けられていない。
ッジの分解斜視図である。本カートリッジは上下ケース
1、2からなる本体ケース内にテープを巻回した1つの
テープリール3が回転可能に収納されている。下ケース
には装置の駆動軸が挿入される開口21を有する。上下
ケース1、2にはテープ引き出し用の開口12、22が
形成されている。テープリール3は上フランジ31、下
フランジ33を一体に形成したハブ32及びハブ32の
下面には時期的に吸着可能な金属板7が一体に形成され
ている。金属板7の周囲においてハブ32の底面には装
置の駆動軸と係合する係合歯(図示なし)が設けられ
る。金属板7は装置の駆動軸に磁気的に吸着されてテー
プリール3が回転する。テープは水等によって直接ハブ
の外周面に接着されるので、テープ固着用の固定部材は
設けられていない。
【0008】ハブ32の内面には係合歯部35があり、
リールブレーキ5と係合して不使用時にテープリール3
の不要な回転を防止する。リールブレーキ5は下面側に
歯部51を有し、ハブ32の歯部35と係合する。リー
ルブレーキ5はブレーキスプリング4によって常時ブレ
ーキ位置に押圧されている。リールブレーキ5の凸部5
2は上ケース1の内面に設けた位置規制部(図示せず)
によってブレーキ位置とブレーキ解除位置の間を確実に
上下動できるようになっている。
リールブレーキ5と係合して不使用時にテープリール3
の不要な回転を防止する。リールブレーキ5は下面側に
歯部51を有し、ハブ32の歯部35と係合する。リー
ルブレーキ5はブレーキスプリング4によって常時ブレ
ーキ位置に押圧されている。リールブレーキ5の凸部5
2は上ケース1の内面に設けた位置規制部(図示せず)
によってブレーキ位置とブレーキ解除位置の間を確実に
上下動できるようになっている。
【0009】ハブ32とリールブレーキ5の間にはブレ
ーキ解除板9が介在している。ブレーキ解除板9は主板
91と脚部92からなる。脚部92はハブ32の下面に
ある孔36に入りこんでおり、装置に装着されるとブレ
ーキ解除板9の脚部92が上方に持ち上げられ、これに
伴いリールブレーキ5が上方へ持ち上げられてテープリ
ール3との係合が解除されてテープリール3が回転する
ことができるようになる。
ーキ解除板9が介在している。ブレーキ解除板9は主板
91と脚部92からなる。脚部92はハブ32の下面に
ある孔36に入りこんでおり、装置に装着されるとブレ
ーキ解除板9の脚部92が上方に持ち上げられ、これに
伴いリールブレーキ5が上方へ持ち上げられてテープリ
ール3との係合が解除されてテープリール3が回転する
ことができるようになる。
【0010】テープ6の先端はリーダー部材8に固定さ
れ、カートリッジが装置に装着されると、リーダー部材
8が装置の保持部材に保持されてテープが引き出される
ようになっている。リーダー部材8は、ピン部材81、
樹脂製C字形クランプ82、テープ6はピン部材81に
巻きつけられ、その上からC字形クランプ82が嵌め込
まれることで固定される。C字形クランプ82の材質と
してはポリアセタール(POM)やナイロン(PA)が
好ましい。
れ、カートリッジが装置に装着されると、リーダー部材
8が装置の保持部材に保持されてテープが引き出される
ようになっている。リーダー部材8は、ピン部材81、
樹脂製C字形クランプ82、テープ6はピン部材81に
巻きつけられ、その上からC字形クランプ82が嵌め込
まれることで固定される。C字形クランプ82の材質と
してはポリアセタール(POM)やナイロン(PA)が
好ましい。
【0011】図2はリーダー部材8の拡大斜視図であ
る。C字形クランプ82にはピン部材81に嵌め込むた
めの開放部82aがあり、これの反対側には薄肉部82
bが形成されている。
る。C字形クランプ82にはピン部材81に嵌め込むた
めの開放部82aがあり、これの反対側には薄肉部82
bが形成されている。
【0012】図3はC字形クランプ82を組込む経過を
示す断面図である。図3(a)はC字形クランプ82を
ピン部材81に組込み始めた時の断面図である。C字形
クランプ82の開放部82aの両側面はC字形クランプ
82を押し広げ易い傾斜面82cとなっている。図3
(b)は組込み途中を示す断面図である。C字形クラン
プ82は変形しやすい薄肉部82bが変形する。薄肉に
することで、柔軟性を持たせている。図3(c)は組込
みの完了した断面図である。開放部82aを狭く設定し
ているので、テープ6は確実にクランプされる。
示す断面図である。図3(a)はC字形クランプ82を
ピン部材81に組込み始めた時の断面図である。C字形
クランプ82の開放部82aの両側面はC字形クランプ
82を押し広げ易い傾斜面82cとなっている。図3
(b)は組込み途中を示す断面図である。C字形クラン
プ82は変形しやすい薄肉部82bが変形する。薄肉に
することで、柔軟性を持たせている。図3(c)は組込
みの完了した断面図である。開放部82aを狭く設定し
ているので、テープ6は確実にクランプされる。
【0013】図4に薄肉部82bの変形例を示す。開放
部82aの反対側(ハッチングで表示した部分)が薄く
なっていればどのような形状でも構わない。図5のよう
にクランプ内面側に溝82eを形成するなどして薄くす
ることも可能である。
部82aの反対側(ハッチングで表示した部分)が薄く
なっていればどのような形状でも構わない。図5のよう
にクランプ内面側に溝82eを形成するなどして薄くす
ることも可能である。
【0014】図6に示すように開放部82aの内面側に
平坦部82dを形成し、組込んだ後にピン部材81を確
実に保持できるようにしても良い。
平坦部82dを形成し、組込んだ後にピン部材81を確
実に保持できるようにしても良い。
【0015】実験例 図2の実施例において、樹脂としてポリアセタール(旭
化成(株)製テナック7054)と、ポリアミド(旭化
成(株)レオナFG101)を使用し、長さ12.5m
m、内径1.4mm、82b部の肉厚H1=0.8m
m、肉厚H2=0.6mm、D=0.8mm、としてク
ランプを製作し、外形1.4mmのピン部材に厚さ17
μmの磁気テープを固定した。クランプをピン部材に装
着する際の押圧力、及び固定後にピン部材から引き離す
に要した力を、H1=H2以外は同一の寸法と材質のク
ランプ(比較例)に対比した。本発明/比較例の比で表
すと次の通りであった。 ポリアセタール:押圧力 0.7、引離し力 0.9 ナ イ ロ ン:押圧力 0.7、引離し力 0.9
化成(株)製テナック7054)と、ポリアミド(旭化
成(株)レオナFG101)を使用し、長さ12.5m
m、内径1.4mm、82b部の肉厚H1=0.8m
m、肉厚H2=0.6mm、D=0.8mm、としてク
ランプを製作し、外形1.4mmのピン部材に厚さ17
μmの磁気テープを固定した。クランプをピン部材に装
着する際の押圧力、及び固定後にピン部材から引き離す
に要した力を、H1=H2以外は同一の寸法と材質のク
ランプ(比較例)に対比した。本発明/比較例の比で表
すと次の通りであった。 ポリアセタール:押圧力 0.7、引離し力 0.9 ナ イ ロ ン:押圧力 0.7、引離し力 0.9
【0016】
【発明の効果】クランプを組込む時に薄肉部があるので
変形が容易となり、クランプのクラック発生を防止でき
る。また、変形が容易なので、開放部を狭くすることが
可能となりクランプ力を向上することができる。開放部
に組み立て時の抵抗を減少する向きの斜面を設けること
により組み立て性を更に向上できる。解放部の内端に隣
接してピンの挿脱方向に対してより大きい角度をなす平
坦部を形成することによりピン部材を確実に保持し得
る。
変形が容易となり、クランプのクラック発生を防止でき
る。また、変形が容易なので、開放部を狭くすることが
可能となりクランプ力を向上することができる。開放部
に組み立て時の抵抗を減少する向きの斜面を設けること
により組み立て性を更に向上できる。解放部の内端に隣
接してピンの挿脱方向に対してより大きい角度をなす平
坦部を形成することによりピン部材を確実に保持し得
る。
【図1】本発明の実施例を示すテープカートリッジの分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】リーダー部材の分解斜視図である。
【図3】C字形クランプを組込む経過を示す断面図であ
る。
る。
【図4】C字形クランプ薄肉部の変形例である。
【図5】C字形クランプ薄肉部の他の変形例である。
【図6】C字形クランプ開放部の変形例である。
【図7】従来のクランプ部材を斜視図である。
【図8】従来のクランプの斜視図である。
1 上ケース 2 下ケース 3 テープリール 4 ブレーキスプリング 5 リールブレーキ 6 テープ 8 リーダー部材 81 ピン部材 82 C字形クランプ 82a 開放部 82b 薄肉部 82c 傾斜面 82d 平坦部
Claims (3)
- 【請求項1】 ケース本体内にテープを巻装した1つの
テープリールが回転可能に収容され、前記テープの先端
がリーダー部材に固定されて、前記ケース本体に設けた
開口から記録再生装置のテープ引き出し部材によって引
き出されるテープカートリッジにおいて、前記リーダー
部材はピン部材と樹脂製C字形クランプとからなり、前
記C字形クランプの開放部の肉厚をH1とし開放部の反
対側の肉厚をH2としたときに、H1=0.7〜1.0
mm、H2/H1=0.6〜0.8としたことを特徴と
するテープカートリッジ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のテープカートリッジに
おいて、前記C字形クランプの前記開放部の外面側は組
み立て時の抵抗を減少する向きの傾斜面としたことを特
徴とするテープカートリッジ。 - 【請求項3】 請求項1のテープカートリッジにおい
て、C型クランプの内径が1.3〜1.5mmである請
求項1または2のテープカートリッジ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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US09/816,304 US20010043435A1 (en) | 2000-03-29 | 2001-03-23 | Tape cartridge |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000090836A JP2001273742A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | テープカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001273742A true JP2001273742A (ja) | 2001-10-05 |
Family
ID=18606384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000090836A Withdrawn JP2001273742A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | テープカートリッジ |
Country Status (3)
Country | Link |
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US (1) | US20010043435A1 (ja) |
EP (1) | EP1143446A3 (ja) |
JP (1) | JP2001273742A (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6003802A (en) * | 1998-04-03 | 1999-12-21 | Seagate Technology, Inc. | Tape leader pin assembly and method for making the same |
JP3755633B2 (ja) * | 1998-08-12 | 2006-03-15 | 富士写真フイルム株式会社 | 磁気テープカートリッジ |
EP1052641A1 (en) * | 1999-05-11 | 2000-11-15 | TDK Corporation | Tape cartridge |
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2000
- 2000-03-29 JP JP2000090836A patent/JP2001273742A/ja not_active Withdrawn
-
2001
- 2001-03-07 EP EP01302099A patent/EP1143446A3/en not_active Withdrawn
- 2001-03-23 US US09/816,304 patent/US20010043435A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20010043435A1 (en) | 2001-11-22 |
EP1143446A3 (en) | 2001-10-17 |
EP1143446A2 (en) | 2001-10-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |