JP2001273400A - 新規募集/売り出しに係る有価証券のブックビルディングにおける需要申告受付処理システム - Google Patents

新規募集/売り出しに係る有価証券のブックビルディングにおける需要申告受付処理システム

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JP2001273400A
JP2001273400A JP2000085954A JP2000085954A JP2001273400A JP 2001273400 A JP2001273400 A JP 2001273400A JP 2000085954 A JP2000085954 A JP 2000085954A JP 2000085954 A JP2000085954 A JP 2000085954A JP 2001273400 A JP2001273400 A JP 2001273400A
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JP2000085954A
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Kiminori Kaneko
公範 兼子
Takao Yoshimura
高雄 吉村
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Nikko Beans Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オンラインで有価証券の新規募集/売り出し
を行なうための、ブックビルディングにおける需要申告
受付処理システムを提供する。 【解決手段】 新規募集/売り出しに係る有価証券につ
いての銘柄情報を格納する銘柄情報格納部13と、ブッ
クビルディング開始時期及び終了時期の情報を前記銘柄
情報に関連付けて格納するブックビルディング情報格納
部14と、前記銘柄情報格納部に格納された銘柄情報に
基き、利用者の端末に銘柄参照インタフェースを表示す
る銘柄参照インタフェース表示部15と、利用者が、銘
柄参照インタフェースに表示された銘柄の需要申告要求
を行なう場合に、当該要求時期がブックビルディング期
間内であることに基き、利用者の端末に申告用インタフ
ェースを表示させる申告用インタフェース表示部16
と、利用者による需要申告を処理する需要申告処理部2
3とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、インター
ネットを利用し、オンラインで有価証券の新規募集/売
り出しを行なうための、ブックビルディングにおける需
要申告受付処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットを通じたオンライ
ン証券取引が盛んになっている。オンライン証券取引と
は、個人投資家が事前登録したIDと暗証番号で証券会
社にインターネット経由でアクセスし、自分の判断で、
好きな時間に自宅等から株式や投信の売買注文を出せる
というものである。また、このオンライン証券取引によ
れば、証券会社としての運用コストが低減できるので、
1999年10月の株式委託手数料が自由化されて以
来、手数料の低額化によって、各オンライン証券会社と
も顧客数を大幅に伸ばしている。
【0003】しかしながら、有価証券の新規募集/売り
出しを行なう場合には、ブックビルディングや、このブ
ックビルディング前に需要者に目論見書の閲覧が証券法
上要求される等、複雑な手続きが要求される。このた
め、未だオンラインでの有価証券の新規募集/売り出し
は行なわれていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述した
事情に鑑みてなされたものであり、オンラインで有価証
券の新規募集/売り出しを行なうための、ブックビルデ
ィングにおける需要申告受付処理システムを提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の主要な観点によれば、新規募集/売り出
しに係る有価証券についての銘柄発行仮条件等の銘柄情
報を格納する銘柄情報格納手段と、ブックビルディング
開始時期及び終了時期の情報を前記銘柄情報に関連付け
て格納するブックビルディング情報格納手段と、前記銘
柄情報格納手段に格納された銘柄情報に基き、利用者の
端末に銘柄参照インタフェースを表示する銘柄参照イン
タフェース表示手段と、利用者が、銘柄参照インタフェ
ースに表示された銘柄の需要申告要求を行なう場合に、
当該要求時期がブックビルディング期間内であることに
基き、利用者の端末に申告用インタフェースを表示させ
る申告用インタフェース表示手段と、利用者による前記
申告用インタフェースを利用した需要申告を処理する需
要申告処理手段とを有することを特徴とするブックビル
ディングにおける需要申告受付処理システムが提供され
る。
【0006】このような構成によれば、ブックビルディ
ング期間前に、利用者が誤って需要申告したと誤解する
ことを防止できる。したがって、オンラインでの有価証
券の新規募集/募集における事故が少なくなる。
【0007】1の実施形態によれば、このシステムは、
目論見書データを当該有価証券の銘柄情報に関連付けて
格納する目論見書データ格納手段と、利用者の要求に応
じて、参照に係る有価証券の目論見書データを、前記目
論見書データ格納手段から選択的にダウンロードさせる
目論見書送信手段とを有し、前記需要申告処理手段は、
前記利用者による前記目論見書のダウンロードが完了し
たことに基いて、当該利用者の需要申告を受け付けるも
のである。
【0008】このような構成によれば、ブックビルディ
ングでの需要申告に必要な目論見書が配布されたこと及
び閲覧されたことをオンラインであっても確実に実行し
確認することが可能になる。
【0009】1の実施形態によれば、アクセスに係る利
用者が取引口座を有する顧客であるかを確認する顧客確
認手段と、利用者の取引口座残高及び取引情報を格納す
る利用者取引情報格納手段とを有し、前記需要申告処理
手段は、前記利用者の取引口座残高及び取引情報に基い
て、当該利用者の需要申告可能額を算出する需要申告可
能額算出手段を有し、前記利用者による需要申告相当額
が前記需要申告可能額以下であることに基いて、当該需
要申告を受け付けるものである。
【0010】このような構成によれば、ブックビルディ
ングに参加するに際して、前金制とすることができるか
ら、オンライン取引での事故を少なくできる。
【0011】1の実施形態によれば、前記需要申告処理
手段は、前記利用者の需要申告相当額が、前記需要申告
可能額よりも高いことに基いて前記利用者の端末に警告
を表示させる警告表示手段をさらに有するものである。
【0012】このような構成によれば、オンラインでコ
ミニュケーションが少ない環境であっても需要者に正確
な需要申告を行わせることが可能になる。
【0013】1の実施形態によれば、前記需要申告処理
手段は、ブックビルディング期間中に銘柄発行仮条件が
変更されたことに基いて、前記需要申告相当額を再度計
算し、この需要申告相当額が前記需要申告可能額よりも
高くなったことに基いて、差額入金の要求を表示させる
差額入金要求手段を有する。
【0014】このような構成によれば、顧客に対して差
額金の入金を促すことが可能になる。
【0015】1の実施形態によれば、需要申告処理手段
は、需要申告情報を格納する需要申告情報格納手段と、
抽選における補欠選出率を格納する補欠選出率格納手段
と、この補欠率格納手段に格納された補欠選出率に基い
て抽選を実行する抽選実行手段と、この抽選実行手段に
よる、当選情報、補欠順位情報、及び落選情報からなる
抽選結果を格納する抽選結果格納手段と、利用者の端末
に、利用者の申告に対する抽選結果を表示させる抽選結
果表示手段とを有する。
【0016】このような構成によれば、補欠当選も発生
させるようにしたから、オンラインでの応募のように応
募者が多数で辞退者が多い場合であっても、効果的に対
応することができる。
【0017】1の実施形態によれば、前記需要申告処理
手段は、申告情報を格納する申告情報格納手段と、申告
情報格納手段に格納された申告情報に基いて、当該銘柄
のブックビルディングにおける当選確率情報を利用者の
端末に表示させるための当選確率情報生成手段とを有す
る。
【0018】このような構成によれば、利用者は当選確
率を確実に把握することができる。
【0019】1の実施形態によれば、前記需要申告処理
手段は、需要申告を受け付けた場合、当該需要申告相当
額分の取引を禁止する取引禁止データを生成する取引禁
止データ生成手段を有する。
【0020】このような構成によれば、オンラインにお
けるブックビルディング処理において、預り金不足等に
よる事故を未然に防止できる。
【0021】1の実施形態によれば、需要申告処理手段
は、需要申告情報を格納する需要申告情報格納手段と、
この需要申告情報格納手段に格納された情報に基いて抽
選を実行する抽選実行手段と、この抽選実行手段によ
る、抽選結果を格納する抽選結果格納手段と、当選に係
る利用者の預り金額と当該有価証券の買付け代金とを比
較し、預かり金額が買付け代金以下である場合には、M
RFを自動解約を実行させるMRF自動解約手段とを有
する。
【0022】このような構成によれば、預り金が不足の
場合に、顧客のMRFを自動的に解約することによっ
て、現金を用意しておくことが可能になる。
【0023】なお、この発明の他の特徴と顕著な効果
は、次の発明の実施の形態の説明と添付した図面によっ
て、より明確にされる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0025】図1は、この実施形態に係る有価証券の新
規募集/売り出しシステムを示す概略構成図である。
【0026】このシステムは、例えば、証券販売窓口会
社が管理する有価証券注文処理サーバ装置2と、この内
部に設置されたブックビルディングの需要申告受付処理
システム1とを有する。
【0027】このサーバ装置2は、有価証券の買付け申
込をする顧客3からのアクセスを、例えばインターネッ
ト等の通信網を通して受け付けるように構成されてい
る。また、このサーバ装置2は、アクセスした顧客3の
本人確認を顧客管理データ格納部5内のデータに基いて
行なう顧客本人確認部6と、アクセスした者が顧客管理
データ格納部5内に登録されていない場合に、当該アク
セス者を顧客として登録する顧客情報登録部7とを有す
る。さらに、このサーバ装置2は、本人確認された顧客
3からの有価証券買付け注文を、注文処理データ格納部
9に格納されたデータに基づいて順次処理するための有
価証券注文処理部8とを有する。なお、前記顧客管理デ
ータ格納部5内には、本人確認のための確認情報を格納
する認証情報格納部11と、利用者の取引口座残高及び
過去の取引履歴を格納する取引情報格納部12とが設け
られている。
【0028】一方、前記ブックビルディング需要申告処
理システム1は、新規募集/売り出しに係る有価証券に
ついての銘柄発行仮条件等の銘柄情報を格納する銘柄情
報格納部13と、ブックビルディング開始時期及び終了
時期の情報を前記銘柄情報に関連付けて格納するブック
ビルディング情報格納部14と、前記銘柄情報格納部1
3に格納された銘柄情報に基き、利用者の端末に銘柄参
照インタフェースを表示する銘柄参照インタフェース表
示部15と、利用者からの当該銘柄に対する需要申告要
求を行なう場合に、この要求時期がブックビルディング
期間内であることに基き、利用者の端末に申告用インタ
フェースを表示させる申告用インタフェース表示部16
と、目論見書データを当該有価証券の銘柄情報に関連付
けて格納する目論見書データ格納部17と、利用者の要
求に応じて、参照に係る有価証券の目論見書データを、
前記目論見書データ格納部17から選択的にダウンロー
ドさせる目論見書送信部18と、目論見書データのダウ
ンロードが終了したことに基いて閲覧完了情報を格納す
る閲覧完了情報格納部19と、利用者による前記申告用
インタフェースを利用した需要申告を処理する需要申告
処理部23とを有する。
【0029】図2は、この需要申告処理部23を詳細に
示すブロック図である。
【0030】この需要申告処理部23は、利用者からの
需要申告を受け付けるための需要申告受付部20と、受
け付けた需要申告に関して抽選を実行するための抽選処
理部21と、当選者及び繰り上げ当選者からの買付け注
文を処理する注文処理部22とを有する。
【0031】このうち、需要申告受付部20は、利用者
の取引口座残高及び取引情報に基いて、当該利用者の需
要申告可能額を算出する需要申告可能額算出部25と、
前記利用者の需要申告相当額と前記需要申告可能額とを
比較する比較部26と、前記需要申告相当額が前記需要
申告可能額よりも高いことに基いて前記利用者の端末に
警告を表示させる警告表示部27と、ブックビルディン
グ期間中に銘柄発行仮条件が変更されたことに基いて、
前記需要申告相当額を再度計算し、この需要申告相当額
が前記需要申告可能額よりも高くなった場合には差額入
金の要求を表示させる差額入金要求部28と、上記全て
の要件をクリアした場合に当該需要申告を受け付け格納
する需要申告情報格納部30と、この受け付けに基いて
当該需要申告相当額分の取引を禁止する取引禁止データ
を生成する取引禁止データ生成部29とを有する。
【0032】また、前記抽選処理部21は、抽選におけ
る当選可能数を表示させる当選可能数表示部31と、抽
選における補欠選出率を格納する補欠選出率格納部32
と、前記当選可能数及び補欠選出率とに基いて抽選を実
行する抽選実行部33と、この抽選実行部33による、
当選情報、補欠順位情報、及び落選情報からなる抽選結
果を格納する抽選結果格納部34と、利用者の端末に、
利用者の申告に対する抽選結果を表示させる抽選結果表
示部35と、当選者が当選分の申告を取り消した場合に
前記補欠順位に基いて補欠者を当選者に繰り上げ処理す
るための繰り上げ当選処理部36とを有する。
【0033】さらに、買付け注文処理部22は、前記抽
選者からの買付け注文があった場合に、当該当選者の預
り金額と当該有価証券の買付け代金とを比較し、預かり
金額が買付け代金以下である場合には、MRFを自動解
約を実行させるMRF自動解約部38と、当該買付け注
文データを、前記サーバ装置2に設けられた注文処理デ
ータ格納部9に受け渡して注文処理を実行させるための
注文データ提供部40とを有する。
【0034】以上の構成要素は、例えば、証券会社に設
置されたWWWサーバ装置2の記憶媒体に、このWWW
サーバ装置或いは利用者の端末装置を操作するためのコ
ンピュータソフトウエアプログラムの各コンポ−ネット
として記憶されたものであることが好ましい。この場
合、各構成要素は、前記WWWサーバ装置或いは利用者
端末装置の中央演算装置によって呼び出されて実行され
ることで、必要な機能を奏することになる。
【0035】以下、上記各構成要素の機能を図3以下を
参照して詳しく説明する。図3は、処理の順序を示すフ
ロー図、図4以下は顧客の端末上で実行されるブラウザ
によって表示されるインタフェース画面例である。
【0036】まず、図1に示すように、顧客3は、新規
募集/売り出しに係る有価証券のブックビルディングに
参加するために、当該有価証券の受け入れ窓口である証
券会社のサーバ装置2にインターネット網を介して接続
する。サーバ装置2の本人確認部6は、前記顧客3の端
末上で起動されたブラウザ上に、図示しない支店−口座
番号及びパスワードの入力欄を表示させる。そして、そ
の入力値を前記顧客管理データ格納部5に格納されたデ
ータと照合することで当該アクセス者を特定すると共
に、当該証券会社の顧客であることを確認する。なお、
新規顧客の場合には、前記顧客情報登録部7によって前
記顧客管理データ格納部5に顧客登録した上でログイン
を許可するようになっている。
【0037】顧客確認が終了したならば、図3に示すよ
うにメニューに進む。そして、顧客が、図示しないメニ
ュー画面から、「新規株式・公募売出銘柄の募集/売り
出し」の項を選択することで、前記銘柄参照インタフェ
ース表示部15は、図4に示すような銘柄一覧を表示す
る(step1)。なお、証券会社は、予め前記銘柄格
納部13及びブックビルディング情報格納部14に、対
象銘柄情報の登録を行なっておく。なお、ブックビルデ
ィング情報には、ブックビルディング期間((申告可能
期間):スタート日、エンド日、エンド時間)及び募集
期間((申込可能期間):スタート日、スタート時間、
エンド日、エンド時間)が含まれる。そして、図4で銘
柄名41をクリックすることで、図5に示すうに、申告
可能期間等の詳細な内容を確認するための画面が表示さ
れる。
【0038】一方、証券会社では、仮目論見書データを
メールで送信することで、前記目論見書データ格納部1
7に登録する。この目論見書は、例えば、PDFフォー
マットで格納されており、また、一般に非常にボリュー
ムのある書類であるため、複数のファイルに分割されて
格納される。なお、この後、訂正目論見書が何回か出さ
れることを前提としているため、画面上には更新時間5
1を表示するようになっている。そして、この図5に示
す画面中、PDFのボタン52を押すことで、顧客はこ
の目論見書データを自己の端末にダウンロードして見る
ことができる。このダウンロードが終了したならば、こ
のシステムは、閲覧完了情報を、前記閲覧完了情報格納
部19に格納する。
【0039】なお、図5中の申告ボタン53は、ブック
ビルディングのスタート日前は表示されないようになっ
ている。そして、ブックビルディングスタート日になる
と、前記申込インタフェース表示部16は、図5に示す
画面上に申告ボタン53を表示し、申告を可能にする。
【0040】ここで、この申告ボタン53を押すことに
よって、図6で示すような申込インタフェースが表示さ
れる。このインタフェースを通して、申告数量、申告価
格等必要な項目を入力し、申告ボタン61を押すと、前
記需要申告処理部23に設けられた前期需要申告受付部
は、次の処理により、顧客の需要申告の受付可否をチェ
ックする(ステップ6)。そして、このチェックに合致
しない場合には、前記警告表示部27によって警告が表
示されるようになっている。
【0041】まず、前記需要申告可能額算出部25は、
翌日受渡ベースで、預り金、株式、投信、出金、入金確
定、申告データをもとに申告可能額を算出する。なお、
この申告可能額は、図6に62で示すように前記インタ
フェース上に表示される。そして、前記比較部26は、
この申告可能額と、顧客が入力した申告相当額とを比較
し、この結果、申告可能額に足りない場合には、その旨
の警告を発する。次に、需要申告受付部20は、前記閲
覧完了情報格納部19内に、当該銘柄の閲覧完了情報が
存在するかをチェックする。
【0042】そして、以上のチェックをクリアした需要
申告を、前記需要申告情報格納部30に格納するように
する。また、これに基いて、前記取引禁止データ生成部
29は、当該申告相当額をホールドし、他の取引に利用
できないようにするための禁止データを生成し、前記サ
ーバ装置2の注文処理部8に提供する。
【0043】この処理が終了した後、このシステムは、
顧客の端末に、図7に示すような受付確認を受付番号7
2を表示させる。ついで、顧客が、この確認画面で、
「申告/申込一覧」71を選択することで、図8に示す
ように、当該顧客が需要申告した銘柄の一覧が表示す
る。この一覧中、特定の銘柄についての需要申告内容を
閲覧したい場合には、受付番号81をクリックすること
で、図9に示す詳細表示画面を表示させることができ
る。
【0044】また、この需要申告情報登録後ブックビル
ディング期間中に、顧客が自己の需要申告を取り消した
い場合には、図8の申告一覧画面から取消リンク82を
クリックすることで、図示しない取り消し用の画面を表
示させる。そして、この画面で取り消しボタンを押すこ
とで、自己の申告を自由に取り消すことができる。取消
された申告データは申告可能額計算の対象外扱いとなる
(ステップ7)。
【0045】また、一度申告している銘柄に対して、重
複申込を行なうと、前回申告分が取消され今回入力分の
みが有効になりますというメッセージが出力されるよう
になている(ステップ8)。この場合、申告可能額の計
算は、同一銘柄分の申告については、取消扱いとして計
算し表示する。
【0046】次に、前記抽選処理部21による抽選処理
が実行される(ステップ9)。この抽選は、ブックビル
ディング期間終了後に実行される。このとき、このシス
テムでは、前記補欠選出率格納部32に、補欠当選率
(当選株数に対する補欠株数の割合)を登録することが
できる。抽選は、前記ブックビルディング情報格納部1
4に格納された当選可能数と、前記補欠当選率とに基い
て行なわれ、その結果が抽選結果格納部34に格納され
る。そして、この当選結果は、前述した一覧表示画面8
中に○(当選)、●(落選)、△(補欠)で示されるよ
うになっている(図8)。そして、抽選した結果、落
選、抽選対象外となった申告については、結果を登録し
た時に申告相当額のホールドを解除するようにする。
【0047】なお、申込を辞退する顧客が存在する場合
には、前記繰り上げ当選処理実行部36は、前記補欠に
係る顧客を補欠順序に基いて繰り上げ当選とし、前記抽
選結果格納部34を更新する。
【0048】次に、買付け注文処理部22は、当選顧客
の預り金と申告相当額とを比較し、預り金では充当でき
ない場合には、前記MRF自動解約部38で、当該顧客
のMRFの自動解約データを発生させ、申込時点で現金が
存在するようにする(ステップ10)。
【0049】なお、当選した顧客が、権利を放棄するに
は、コールセンターオペレータに電話で当選取消依頼を
行うようにし、顧客が自由に取消を出来ないようにして
いる(ステップ11)。これにより、募残が出ることを
有効に防止できる。一方、補欠当選となった顧客は、募
集期間になった場合には、申告の取消を自由に行うこと
が可能となる(ステップ12)。
【0050】当選後、募集期間中には顧客は図10の画
面で、申込ボタン100を押すことで買付け申込が行な
える。この申込されたデータは、買付注文データ提供部
40から、注文データとして前記注文処理データ格納部
9に提供され、前記サーバ装置2の有価証券注文処理部
8で処理されることなる(ステップ13)。
【0051】なお、この発明は上記一実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々
変形可能である。
【0052】例えば、前述した差額入金要求部は、前記
ブックビルディング情報格納部14内の仮条件が変更登
録されたことに基いて、重要申告情報格納部から該当顧
客を抽出し、該当顧客に対し、一斉に変更情報を電子メ
ールで通知するようにしても良い。これにより顧客は申
告の効力が継続されるのか、無効になるのかを把握する
ことができるメリットがある。
【0053】また、前記抽選結果表示部は、前記抽選処
理部で抽選処理を実行されたことに基いて前記需要申告
情報格納部から該当顧客を抽出し、該当顧客に対し、一
斉に抽選結果をメールで通知するようにしても良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、オンラインで有価証券の新規募集/売り出しを行な
うための、ブックビルディングにおける需要申告受付処
理システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す機能ブロック図。
【図2】同じく、需要申告処理部を説明するための機能
ブロック図。
【図3】同じく、処理手順を示すフロー図。
【図4】同じく、利用者の端末に表示されるインタフェ
ース画面の一例を示す図。
【図5】同じく、利用者の端末に表示されるインタフェ
ース画面の一例を示す図。
【図6】同じく、利用者の端末に表示されるインタフェ
ース画面の一例を示す図。
【図7】同じく、利用者の端末に表示されるインタフェ
ース画面の一例を示す図。
【図8】同じく、利用者の端末に表示されるインタフェ
ース画面の一例を示す図。
【図9】同じく、利用者の端末に表示されるインタフェ
ース画面の一例を示す図。
【図10】同じく、利用者の端末に表示されるインタフ
ェース画面の一例を示す図。
【符号の説明】
1…ブックビルディング需要申告処理システム 2…有価証券注文処理サーバ装置 3…顧客 5…顧客管理データ格納部 6…顧客本人確認部 7…顧客情報登録部 8…有価証券注文処理部 9…注文処理データ格納部 11…認証情報格納部 12…取引情報格納部 13…銘柄情報格納部 14…ブックビルディング情報格納部 15…銘柄参照インタフェース表示部 16…申告用インタフェース表示部 17…目論見書データ格納部 18…目論見書送信部 19…閲覧完了情報格納部 20…需要申告受付部 21…抽選処理部 22…買付注文処理部 23…需要申告処理部 25…需要申告可能額算出部 26…比較部 27…警告表示部 28…差額入金要求部 29…取引禁止データ生成部 30…需要申告情報格納部 31…当選可能数表示部 32…補欠選出率格納部 33…抽選実行部 34…抽選結果格納部 35…抽選結果表示部 36…繰り上げ当選処理部 38…MRF自動解約部 40…注文データ提供部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 AA01 AA06 BB47 CC05 DD01 FF03 FF09 GG04 GG07 5B055 BB10 BB19 CB05 CB08 CC16 EE01 EE02 EE07 PA02 PA34

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新規募集/売り出しに係る有価証券につ
    いての銘柄発行仮条件等の銘柄情報を格納する銘柄情報
    格納手段と、 ブックビルディング開始時期及び終了時期の情報を前記
    銘柄情報に関連付けて格納するブックビルディング情報
    格納手段と、 前記銘柄情報格納手段に格納された銘柄情報に基き、利
    用者の端末に銘柄参照インタフェースを表示する銘柄参
    照インタフェース表示手段と、 利用者が、銘柄参照インタフェースに表示された銘柄の
    需要申告要求を行なう場合に、当該要求時期がブックビ
    ルディング期間内であることに基き、利用者の端末に申
    告用インタフェースを表示させる申告用インタフェース
    表示手段と、 利用者による前記申告用インタフェースを利用した需要
    申告を処理する需要申告処理手段とを有することを特徴
    とするブックビルディングにおける需要申告受付処理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の処理システムにおいて、 目論見書データを当該有価証券の銘柄情報に関連付けて
    格納する目論見書データ格納手段と、 利用者の要求に応じて、参照に係る有価証券の目論見書
    データを、前記目論見書データ格納手段から選択的にダ
    ウンロードさせる目論見書送信手段とを有し、 前記需要申告処理手段は、前記利用者による前記目論見
    書のダウンロードが完了したことに基いて、当該利用者
    の需要申告を受け付けるものであることを特徴とするシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の処理システムにおいて、 アクセスに係る利用者が取引口座を有する顧客であるか
    を確認する顧客確認手段と、 利用者の取引口座残高及び取引情報を格納する利用者取
    引情報格納手段とを有し、 前記需要申告処理手段は、前記利用者の取引口座残高及
    び取引情報に基いて、当該利用者の需要申告可能額を算
    出する需要申告可能額算出手段を有し、前記利用者によ
    る需要申告相当額が前記需要申告可能額以下であること
    に基いて、当該需要申告を受け付けるものであることを
    特徴とする処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の処理システムにおいて、 前記需要申告処理手段は、前記利用者の需要申告相当額
    が、前記需要申告可能額よりも高いことに基いて前記利
    用者の端末に警告を表示させる警告表示手段をさらに有
    するものであることを特徴とする処理システム。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の処理システムにおいて、 前記需要申告処理手段は、ブックビルディング期間中に
    銘柄発行仮条件が変更されたことに基いて、前記需要申
    告相当額を再度計算し、この需要申告相当額が前記需要
    申告可能額よりも高くなったことに基いて、差額入金の
    要求を表示させる差額入金要求手段を有することを特徴
    とする処理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の処理システムにおいて、 需要申告処理手段は、 需要申告情報を格納する需要申告情報格納手段と、 抽選における補欠選出率を格納する補欠選出率格納手段
    と、 この補欠率格納手段に格納された補欠選出率に基いて抽
    選を実行する抽選実行手段と、 この抽選実行手段による、当選情報、補欠順位情報、及
    び落選情報からなる抽選結果を格納する抽選結果格納手
    段と、 利用者の端末に、利用者の申告に対する抽選結果を表示
    させる抽選結果表示手段とを有することを特徴とする処
    理システム。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の処理システムにおいて、 前記需要申告処理手段は、 申告情報を格納する申告情報格納手段と、 申告情報格納手段に格納された申告情報に基いて、当該
    銘柄のブックビルディングにおける当選確率情報を利用
    者の端末に表示させるための当選確率情報生成手段とを
    有することを特徴とする処理システム
  8. 【請求項8】 請求項1記載の処理システムにおいて、 前記需要申告処理手段は、 需要申告を受け付けた場合、当該需要申告相当額分の取
    引を禁止する取引禁止データを生成する取引禁止データ
    生成手段を有することを特徴とする処理システム。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の処理システムにおいて、 需要申告処理手段は、 需要申告情報を格納する需要申告情報格納手段と、 この需要申告情報格納手段に格納された情報に基いて抽
    選を実行する抽選実行手段と、 この抽選実行手段による、抽選結果を格納する抽選結果
    格納手段と、 当選に係る利用者の預り金額と当該有価証券の買付け代
    金とを比較し、預かり金額が買付け代金以下である場合
    には、MRFを自動解約を実行させるMRF自動解約手
    段とを有することを特徴とする処理システム。
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