JP2001273379A

JP2001273379A - 懸賞付応募代行サービスシステム

Info

Publication number: JP2001273379A
Application number: JP2000084855A
Authority: JP
Inventors: Junichi Okamura; 潤一岡村; Kenji Kobayashi; 健二小林; Isao Yamamoto; 庸山元; Motomu Otawa; 求大多和; Takeyuki Sakakura; 健之坂倉; Hiromi Saito; 宏海斎藤; Hiroshi Azuma; 啓史東
Original assignee: Toshiba Corp; RIC KK
Current assignee: Toshiba Corp; RIC KK
Priority date: 2000-03-24
Filing date: 2000-03-24
Publication date: 2001-10-05

Abstract

(57)【要約】【課題】テレビジョン放送に於ける電話応募抽選実施に
於いて、応募者（回答者）および実施者（商品提供企
業）の負担を軽減できる懸賞付応募代行サービスシステ
ムを提供する。【解決手段】放送局側から放送信号に多重化して送ら
れ、設問が設けられた懸賞付募集テレビジョン放送を、
受信側はテレビジョン受信機で受信し、応募者は応募者
情報を事前に通知して登録しておいた応募代行業者に、
操作手段により前記テレビジョン受信機、通信回線を介
し、設問の回答の一部を添付して応募代行の依頼を行
い、応募代行業者はこの依頼に基づき、事前に記憶され
た応募者情報を呼び出し、必要とされる応募情報に合成
して回答先に応募代行する懸賞付応募代行サービスシス
テム。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は懸賞付応募代行サー
ビスシステムに係わり、特に、応募者は応募代行業者に
テレビジョン受信機、通信回線を介して応募代行の依頼
を行う懸賞付応募代行サービスシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、実施者（商品提供企業）は、提供
番組中に、自社の商品、サービス宣伝あるいは自らの知
名度の向上を図るために、テレビジョン放送番組に懸賞
付応募形式のコマーシャル（ＣＭ）を流し、応募者に何
等かの賞金、商品、サービスを提供する方法がとられて
いる。

【０００３】このような懸賞付応募形式のＣＭ（プレゼ
ント応募方法等の情報）は、視聴者が番組を見ているな
かで突然流れてくるものであり、それらを書留めること
は非常に手間がかかり不便である。番組全体をビデオに
録画することもできるが、手間がかかることは同じであ
り、また、これらは静止画の情報であることが多く、ビ
デオに録画しても、見たい情報をサーチするにも手間が
かかる。

【０００４】このように従来のテレビジョン受信機には
瞬間の情報を記憶する機能がなく非常に不便であった。

【０００５】また、この懸賞付応募形式のＣＭは、賞
金、商品、サービスを懸賞として無作為抽出で決定され
た当選者に提供する抽選の実施に際して、電話応募によ
り受け付ける方法が採用されている。

【０００６】抽選による賞金、商品、サービス等の選別
提供は、抽選実施を知らしめさらには応募という直接行
動を契機として、提供する商品、サービスを宣伝し、あ
るいは自らの知名度の向上を図ろうとするものであり、
応募方法が簡便でより多くの応募者が参加できることは
抽選一般の目的に適うものと言える。

【０００７】また、電話応募は応募者の負担が葉書等の
郵送応募や出頭応募に比べて軽減されるため、より多く
の応募者を募ることが期待できる。

【０００８】しかしながら、電話応募は他の応募方法に
比べて応募者の負担が軽減されるとはいえ、電話による
応募（回答）時、応募者（回答者）の属性、例えば、住
所、氏名、年齢、職業、家族構成と続柄、趣味および関
心がある商品、サービス等を回答しなければならず、こ
れら回答は、応募者にとって煩わしく、また、電話代が
かかるなどの難点がある。

【０００９】さらに、電話応募は、実施者（商品提供企
業）にとっては決して簡便なものではない。すなわち、
電話応募は電話受付が多数のオペレーターによる集中的
な電話応答作業と、その後の多大な整理、記録作業が不
可避的に伴うためであり、他には電話応募という音声手
段による応募と受付が応募者特定のほかに不確定要素や
過誤を含み易く、他の応募手段には伴わない過大な情報
確認作業が必要となるためである。

【００１０】そこで、テレビジョン放送に於ける応募抽
選実施に於いて、応募者（回答者）および実施者（商品
提供企業）の負担を軽減できる懸賞付応募代行サービス
システムが要望されていた。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
を考慮してなされたもので、テレビジョン放送に於ける
応募抽選実施に於いて、応募者（回答者）および実施者
（商品提供企業）の負担を軽減できる懸賞付応募代行サ
ービスシステムを提供することを目的とする。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上述目的を達成するため
になされた本願請求項１の発明は、放送局側から放送信
号に多重化して送られ、設問が設けられた懸賞付募集テ
レビジョン放送を、受信側は通信機能を有するテレビジ
ョン受信機で受信し、応募者は応募者情報を事前に通知
して登録しておいた応募代行業者に、操作手段により前
記テレビジョン受信機、通信手段を介し、設問の回答情
報の一部を添付して応募代行の依頼を行い、応募代行業
者はこの依頼に基づき、事前に記憶された応募者情報を
呼び出し、この呼び出した応募者情報と前記設問の回答
情報の一部とを合成して、必要とされる応募情報にし、
回答先に応募代行することを特徴とする懸賞付応募代行
サービスシステムであることを要旨としている。

【００１３】本願請求項２の発明では、上記応募者は、
応募代行業者と応募代行に関する契約を締結し、この契
約に基づき少なくとも応募者の個人情報を提供し、応募
代行業者はこの個人情報を記憶しておくことを特徴とす
る請求項１に記載の懸賞付応募代行サービスシステムで
あることを要旨としている。

【００１４】本願請求項３の発明では、上記懸賞付募集
テレビジョン放送を実施する実施者は、放送業者に放送
番組の制作を依頼し、広告代理業者に懸賞付アンケート
番組コンテンツの制作を依頼し、放送業者は制作した放
送番組および広告代理業者から提供された懸賞付アンケ
ート番組コンテンツを多重化し放送することを特徴とす
る請求項１または２に記載の懸賞付応募代行サービスシ
ステムであることを要旨としている。

【００１５】本願請求項４の発明では、上記応募者は、
設問が設けられた懸賞付募集テレビジョン放送の画像を
記憶装置に記憶し、その後、記憶された画像を呼び出
し、必要回答事項の一部を入力し、回答情報の一部とし
て応募代行業者に送信し、応募代行を依頼することを特
徴とする請求項１ないし３のいずれか１項に記載の懸賞
付応募代行サービスシステムであることを要旨としてい
る。

【００１６】本願請求項５の発明では、上記応募代行業
者は、応募者から送信されてきた回答情報の一部に、予
め記憶し保有する応募者情報を呼び出して加え合成し、
必要とされる応募情報にし、回答先に送信して回答先に
記憶させ、回答先は当該応募情報を含む全応募者を呼び
出し、当選者を選定することを特徴とする請求項１ない
し４のいずれか１項に記載の懸賞付応募代行サービスシ
ステムであることを要旨としている。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる懸賞付応募
代行サービスシステムの実施形態について添付図面に基
づき説明する。

【００１８】図１は実施形態の懸賞付応募代行サービス
システムの全体構成を示すブロック図である。

【００１９】図１に示すように、この懸賞付応募代行サ
ービスシステム１は、当該テレビ放送のスポンサーで、
懸賞付アンケート（以下アンケートという。）の実施者
Ａと、この実施者Ａからの依頼により、多重放送方式
で、例えば、ドラマのような通常テレビ番組と懸賞付募
集番組、例えばアンケート番組の放送を行う放送業者Ｂ
と、この放送業者Ｂの放送局側の放送設備２０から放送
信号に多重化して送られ、設問が設けられた懸賞付募集
番組放送を、受信側は受信機、例えば、デジタル方式の
テレビジョン受信機３０で受信し、応募者Ｃは応募者情
報を事前に通知して登録しておいた応募代行業者Ｄに、
操作手段，例えばリモコン（遠隔操作器）３１により、
テレビジョン受信機３０、通信手段、例えば公衆網３２
を介し、設問の回答の一部を添付して応募代行の依頼を
行い、応募代行業者Ｄは、この依頼に基づき、事前に記
憶された応募者情報を呼び出し、送信された回答の一部
を加えて合成して、必要とされる応募情報とし、この応
募情報を添付して実施者（回答先）Ａに応募代行するも
のである。

【００２０】実施者Ａは、放送業者Ｂに、通常の番組放
送（例えばドラマ）に加えて、テレビＣＭ番組および当
該番組中に流す懸賞付アンケート番組を依頼する。実施
者Ａは、応募代行業者Ｄを兼ねる広告代理業者に、ＣＭ
番組コンテンツおよびアンケート番組コンテンツの制作
を依頼する。この依頼に際しては、自企業情報、商品情
報および懸賞広告情報、例えば、懸賞付アンケート情報
を提供して、図２、に示すようなＣＭ番組コンテンツＸ
およびアンケートコンテンツＹを作成させ、このアンケ
ートコンテンツＹおよびＣＭ番組コンテンツＸを放送業
者Ｂに提供する。図３は、図２を拡大して示す静止画の
アンケートコンテンツＹである。なお、実施者Ａは、通
常のコンピュータ機能を有するサーバ１０を有してい
る。

【００２１】放送業者Ｂが有する放送局側には図４に示
すような放送設備２０が設けられており、この放送設備
２０は、テレビ番組送出装置２１、データ放送番組送出
装置２２、多重化装置２３、テレビ送信機２４から構成
されている。放送業者Ｂは、図２示すように、放送業者
Ｂが制作したテレビ番組ＺおよびＣＭ番組Ｘをテレビ番
組送出装置２１に記憶させて、また、データ放送番組送
出装置２２にアンケートコンテンツＹを記憶させてお
き、テレビ番組送出装置２１から送り出されたテレビ番
組Ｚとデータ放送番組送出装置２２から送り出されたデ
ータ放送番組を多重化装置２３により多重化し、テレビ
送信機２４からテレビ電波（放送波）として送信する。

【００２２】当該番組の放送時、テレビ番組送出装置２
１からＣＭ番組Ｘが送り出される（ＣＭ放送開始）とき
には、多重化装置２３からデータ放送番組送出装置２２
に記憶されたアンケートコンテンツＹは呼び出され、多
重化されて、図２に示すような放送が行われる。

【００２３】また、テレビジョン受信機３０は受信回路
３３、映像処理回路３４、表示装置３５、データ放送番
組デコーダ３６、リモートコントロール受信制御系３
７、通信制御系３８、リモコン３１、記憶装置３９とよ
り構成されている。

【００２４】テレビジョン受信機３０は、テレビ受信機
機能とデータ番組に対する機能を備えた受信機であっ
て、テレビジョン受信機３０の受信回路３３は、多重化
装置２３によって多重化された番組のテレビ電波を受信
し、復調、増幅してテレビ放送の映像信号を得るもので
あり、データ放送番組デコーダ３６は、受信回路３３に
より得られた映像信号に多重されているデータ放送番組
の信号をデコードし、データ放送番組のプログラムやデ
ータを得ると共に、得られたプログラムやデータに従っ
てデータ放送用の画面を作成し、表示装置３５に出力
し、また、リモートコントロール受信制御系３７の出力
するキー操作情報に従ってカーソル移動したり、メニュ
ー選択や入力データの取り込み、操作指令の判別、それ
らに従った通信制御系３８への送出機能などを備えてい
る。

【００２５】リモコン３１は、チャンネル切り替えボタ
ンや、音量調整ボタン、電源開閉ボタン、データ放送用
の各種指令ボタン、カーソル操作ボタンなどを備えてお
り、ユーザのボタン操作対応に信号が赤外線などにより
送信される仕組みとなっている。

【００２６】リモートコントロール受信制御系３７は、
リモコン３１からの信号を受信すると共に、受信した信
号をデコードし、その信号対応の指令をデータ番組デコ
ーダ３６や映像処理回路３４に与えるもので、チャンネ
ル切り替え信号であれば受信回路３３にその指令された
チャンネルの受信信号を再生するように受信回路３３に
指令を与え、音量調整の指令であれば音声再生系の増幅
回路の増幅率を指令対応に変化させるべく音声再生系に
指令を与え、電源開閉指令であれば電源の開閉操作系に
指令を与えて電源の開閉操作をさせ、データ放送用の各
種指令であれば、データ番組デコーダ３６にその操作内
容対応の指令を与えるといった機能を有するものであ
る。

【００２７】通信制御系３８は、データ番組デコーダ３
６からの指令に基づき、通信手段、例えば公衆網３２と
の回線接続のための発呼やダイアル番号の送出等を含む
回線接続手順の実行や、電話回線交換網である公衆網３
２から受信した信号をデコードしてデータ番組デコーダ
３６に与えるなどの機能の他、終話、回線切断までの操
作手順を含め、必要な通信制御を司るためのものであ
る。

【００２８】表示装置３５は映像処理回路３４の出力す
る映像信号を画像として表示するためのものである。こ
の表示装置３５は図２（ａ）に示すようにテレビ番組お
よびＺＣＭ番組Ｘを主画面に、図２（ｂ）に示すように
アンケートコンテンツＸは副画面に表示されるようにな
っており、リモコン３１からに入力によりその画面が切
換えられるようになっている。なお、副画面は表示装置
３５の同一画面上に主画面と同時に表示してもよく、ま
た、副画面を縮小し、主画面にはめ込むようにして同時
に表示するようにしてもよい。

【００２９】記憶装置３９は、ＤＶＤ装置あるいは半導
体素子からなり、迅速に表示装置３５の画像を記憶と、
呼び出しができるようになっている。なお、記憶装置３
９を設け、アンケート画像を録画し、後刻呼び出してリ
モコン３１により、応募代行依頼を行えば便利である
が、当該番組放送中にリモコン３１により、応募代行の
依頼を行う場合には、記憶装置３９は必ずしも設ける必
要がない。

【００３０】応募代行業者Ｄは、通常のコンピュータ機
能を有するサーバ５０を有し、多数のテレビ視聴者（契
約者）と懸賞付募集代行契約を締結し、契約者から契約
者の属性、例えば、住所、氏名、年齢、職業、家族構成
と続柄、趣味などの個人情報の提供を受け、サーバ５０
に記憶させておく。

【００３１】そして、応募代行業者Ｄは、契約者のうち
の応募者Ｃから、公衆網３２を介して、当該アンケート
に対する応募代行の依頼を受ける。この依頼には依頼者
Ｃの続柄（３）（長男）および購入したいパソコンの番
号（３）が情報を添付されている。

【００３２】応募代行業者Ｄは、この依頼に基づき、既
にサーバ５０に記憶されている応募者Ｃの個人情報を呼
び出し、依頼時に送信されてきた続柄（３）およびパソ
コンの番号（３）情報を合わせて、実施者Ａが要求する
アンケートの回答を作成する。

【００３３】しかる後、応募代行業者Ｄは、応募代行業
者Ｄと実施者Ａに設けられた通信回線５１を介して、ア
ンケートの回答を送信して応募代行すると共に、サーバ
５０に記憶させる。なお、応募代行業者Ｄからの応募代
行は、通信回線５１を用いて行うのが好ましいが、葉書
による郵送等、実施者Ａが求める方法によればよい。

【００３４】また、応募代行業者Ｄは、サーバ５０に記
憶された多数の応募者のアンケートの回答を呼び出し、
実施者Ａが必要とする商品情報に加工して、実施企業Ａ
に無償または有償で提供することができ、さらに、実施
企業Ａの了解を得て、実施者Ａの同業者にも有償で提供
することができる。

【００３５】実施者Ａは、多数の応募者の中から抽選な
どにより、懸賞当選者を決定し、懸賞を運送業者Ｇによ
り当選した応募者Ｃに届ける。

【００３６】次ぎに本発明に係わる懸賞付応募代行サー
ビスシステムによる懸賞付アンケート応募代行につい
て、図５および図６に示す懸賞付応募代行サービスシス
テムのフローチャートに基づき説明する。

【００３７】広告代理業者を兼ねる応募代行業者Ｄと応
募者Ｃまたは応募者Ｃの家族は、事前に懸賞付応募代行
に関する契約を締結し、応募者Ｃは家族構成、応募者自
身および家族全員の個人情報を応募代行業者Ｄに提供し
ておく（ＳＴ１）。この契約には応募代行依頼の他に応
募者Ｃから提供された個人情報を応募代行業者Ｄが勝手
に使用したり、第三者に開示することを禁止することが
盛り込まれている。また、家族全員の個人情報を応募代
行業者Ｄに提供してあるので、応募代行依頼の都度、住
所、氏名等の情報を送信する必要がなく、応募者Ｃの続
柄および購入したいパソコンの番号など必要最小限の情
報を送信すればよい。当該応募者Ｃに限らず、家族であ
れば、当該応募者Ｃと同様に応募代行の依頼を行うこと
ができる。

【００３８】実施者Ａは、テレビＣＭ番組およびアンケ
ート番組を伴った通常のテレビ番組（例えば、ドラマ）
の放送を計画する（ＳＴ２）。テレビＣＭ番組時に多重
化してアンケート番組も放送するものとする。

【００３９】実施者Ａは、放送業者Ｂに、テレビＣＭ番
組およびアンケート番組付を伴った通常のテレビ番組の
放送を依頼し、また、テレビ番組の制作を依頼する（Ｓ
Ｔ３）。

【００４０】さらに、実施者Ａは、広告代理業者を兼ね
る応募代行業者Ｄに、ＣＭ番組コンテンツおよびアンケ
ート番組コンテンツの制作を依頼する（ＳＴ４）。この
依頼に際しては、自企業情報、商品情報および懸賞広告
情報、例えば、懸賞付アンケート情報を提供して、図
２、に示すようなＣＭ番組コンテンツＸおよびアンケー
トコンテンツＹを制作させる。

【００４１】完成したアンケートコンテンツＹおよびＣ
Ｍ番組コンテンツＸを放送業者Ｂに提供する（ＳＴ
５）。図３に示すようにアンケートコンテンツＹは、例
えば、パソコンに関するアンケートであり、対象商品欄
には、３形態のパソコンとその主性能、販売価格が表示
され、さらに、質問項目欄には、（１）商品について：
購入したいパソコンの番号、（２）応募者について：
住所、氏名、年齢、家族構成（例えば、１：父、
２：母、３長男、４長女）、職業、趣味についてと
質問事項が含まれている。

【００４２】放送業者Ｂはテレビ番組ＺおよびＣＭ番組
Ｘを制作し、テレビ番組送出装置２１に記憶させ、提供
されたデータ放送番組送出装置２２にアンケートコンテ
ンツＹを記憶させる（ＳＴ６）。テレビ番組Ｚ、ＣＭ番
組ＸおよびアンケートコンテンツＹを記憶させておくこ
とにより、放送時に容易に呼び出すことができる。

【００４３】さらに、放送業者Ｂは、放送時、テレビ番
組送出装置２１からテレビ番組ＺおよびＣＭ番組Ｘを、
データ放送番組送出装置２２からアンケートコンテンツ
Ｙを呼び出し、多重化装置２３により多重化し、この多
重化されたテレビ電波（放送波）をテレビ送信機２４か
ら送信する（ＳＴ７）。アンケートコンテンツＹはＣＭ
番組Ｘの放送時に多重化して放送すのが、電波の有効活
用の観点から好ましいが、テレビ番組ＺおよびＣＭ番組
Ｘの放送時、常時、表示しておいてもよい。

【００４４】応募者Ｃ側のテレビジョン受信機３０によ
り受信されたテレビ波は受信回路３３、映像処理回路３
４により処理され、図２（ａ）に示すような番組（ドラ
マ）画像として、表示装置３５上に表示される。さら
に、番組（ドラマ）の途中で、図２（ａ）に示すような
ＣＭ番組Ｘに変わる。このＣＭ番組Ｘには、商品（パソ
コン）紹介と同時に放送されているデータ放送番組に懸
賞付アンケート番組が放送されていることの表示ａが示
される（ＳＴ８）。

【００４５】応募者Ｃは、リモコン３１によりモートコ
ントロール受信制御系３７を制御して、表示装置３５上
の画像をデータ放送番組に切り替え、ＳＴ５で述べ図３
に示すアンケートコンテンツＹのアンケート画像を呼び
出す（ＳＴ９）。

【００４６】さらに、アンケート画像Ｙを記憶装置３９
に記憶させる（ＳＴ１０）。アンケート画像を記憶させ
ておくことにより、応募者Ｃの都合がよい時に、必要事
項の情報を添付して、応募代行業者Ｄに依頼をすること
ができ便利である。

【００４７】しかる後、再びリモコン３１によりモート
コントロール受信制御系３７を制御して、画像を番組
（ドラマ）Ｚに戻す。

【００４８】応募者Ｃは、番組（ドラマ）Ｚ終了後、リ
モコン３１によりモートコントロール受信制御系３７を
制御して、記憶装置３９からアンケート画像を呼び出
し、リモコン３１を用い、（１）商品について：購入し
たいパソコンの番号、例えば３と、（２）応募者につい
て：続柄３（長男）を指定しする（ＳＴ１１）。必要最
小限の事項のみ回答であるので、煩わしさがない。な
お、契約者の家族が１人で、契約者が応募者Ｃである場
合には、続柄を入力する必要がなく、懸賞付応募毎に変
わる質問事項、本実施形態では購入したいパソコンの番
号、３のみを入力すればよい。

【００４９】さらに、応募者Ｃは、リモコン３１により
通信制御系３８を制御し、この通信制御系３８、公衆網
３２を介して、予め記憶されている応募代行業者Ｄの電
話番号を呼び出し、回線を接続し、ＳＴ１１で実施した
アンケート回答の一部（購入したいパソコンの番号３
と、続柄３）を添付して、応募代行の依頼を行う（ＳＴ
１２）。

【００５０】この依頼を受けた応募代行業者Ｄは、重複
依頼を防止するため、１放送に付き１回の受付を行い、
受付後、ＳＴ１２で応募者Ｃから送信されてきたアンケ
ート回答の一部情報に、予めサーバ５０に登録されてい
た応募者Ｃの住所、氏名、年齢、家族構成、職業、趣味
に関する情報を加えて合成し、アンケートの回答を完成
させ、通信回線を用いて、実施者Ａに応募（代行）する
（ＳＴ１３）。

【００５１】応募代行業者Ｄは実施者Ａか提供される企
業情報を基づき、実施者Ａが活用しやすい様式、セグメ
ント等に分類し、企業者Ａに無償または有償で提供す
る。

【００５２】この応募情報は実施者Ａのサーバ１０に、
他の応募情報と共に記憶される（ＳＴ１４）。また、応
募代行業者Ｄは応募手続き完了後、応募完了の通知を行
う。

【００５３】必要回答事項を満たした応募情報が回答先
Ａのサーバ１０に記憶されるので、実施者Ａでは、その
後のアンケート情報の加工処理、当選者の選定など応募
業務の処理に便利である。

【００５４】実施者Ａは、サーバ１０から全ての応募者
を呼び出し、抽選により当選者を決定する（ＳＴ１
５）。

【００５５】当選した応募者Ｃに対して懸賞を送付し
（ＳＴ１６）、当選した応募者Ｃは、懸賞を受領する
（ＳＴ１７）。

【００５６】次に放送番組画像およびデータ放送画像の
変形例を図５に示す懸賞付応募代行サービスシステムの
フローチャートに基づき説明する。

【００５７】本変形例は図７（ａ）に示すような放送番
組Ｚ１（ドラマなど）の画面中に懸賞アンケートａのお
知らせを画面右下に表示する。関心のある視聴者（応募
者Ｃ）は図４に示すように、リモコン３１を用いてリモ
ートコントロール受信制御系３７に入力し（ＳＴ８）、
画面を図７（ａ）に示すような放送番組Ｚ１（ドラマな
ど）から図７（ｂ）に示すようなデータ放送番組Ｙ１に
切替える。しかる後、図７（ｂ）の拡大図、図８（ｂ）
に基づき、例えば、赤いワンピースであれば、「１」を
入力し、ＯＫを入力した後、さらに、図８（ｂ）右上に
表示された次画面送り表示ｍに入力し、図８（ｂ）を図
８（ｃ）に切替える。応募者Ｃがお嬢さんであれば
「４」を入力し、さらに応募理由がなんとなくであれば
「２」を入力し（ＳＴ１１）、応募（応募代行を依頼）
する（ＳＴ１２）。依頼を受けた応募代行業者Ｄは、図
５に示すようなステップに沿って応募（代行）を行う
（ＳＴ１３）。以降ＳＴ１４〜ＳＴ１７が実行される。

【００５８】本変形例においては、図８（ｂ）、図８
（ｃ）に示すように、応募者Ｃの入力内容が簡単であ
り、煩わしさがなく、短時間で入力作業が完了するの
で、図８（ｂ）、図８（ｃ）を一旦記憶装置に記憶し、
後刻これを呼び出して入力し応募する必要もなく、記憶
装置を用いず、ダイレクトにアンケート応募をすること
ができる。

【００５９】

【発明の効果】本発明に係わる懸賞付応募代行サービス
システムによれば、テレビジョン放送に於ける電話応募
抽選実施に於いて、応募者の負担を軽減できる懸賞付応
募代行サービスシステムを提供することができる。

【００６０】すなわち、放送局側から放送信号に多重化
して送られ、設問が設けられた懸賞付募集テレビジョン
放送を、受信側は通信機能を有するテレビジョン受信機
で受信し、応募者は応募者情報を事前に通知して登録し
ておいた応募代行業者に、操作手段により前記テレビジ
ョン受信機、通信手段を介し、設問の回答情報の一部を
添付して応募代行の依頼を行い、応募代行業者はこの依
頼に基づき、事前に記憶された応募者情報を呼び出し、
この呼び出した応募者情報と前記設問の回答情報の一部
とを合成して、必要とされる応募情報にし、回答先に応
募代行する懸賞付応募代行サービスシステムであるの
で、応募者は、必要最小限の事項のみを入力して代行依
頼を行えばよく、回答作成のための入力作業が軽減され
煩わしさがない。

【００６１】また、応募者は、応募代行業者と応募代行
に関する契約を締結し、この契約に基づき少なくとも応
募者の個人情報を提供し、応募代行業者はこの個人情報
を記憶しておくので、応募者の個人情報の秘密が保たれ
ると共に、応募者の入力作業が軽減され、かつ、応募代
行業者も応募者情報を呼び出し、応募情報に容易に合成
することができる。

【００６２】また、懸賞付募集テレビジョン放送を実施
する実施者は、放送業者に放送番組の制作を依頼し、広
告代理業者に懸賞付アンケート番組コンテンツの制作を
依頼し、放送業者は制作した放送番組および広告代理業
者から提供された懸賞付アンケート番組コンテンツを多
重化し放送するので、視聴者に実施者の提供する商品、
サービス等を効果的に宣伝し、あるいは自らの知名度を
容易に向上させることができる。さらに、多重テレビジ
ョン放送応募は応募者の負担が葉書等の郵送応募や出頭
応募に比べて軽減されるため、より多くの応募者を募る
ことが期待できる。

【００６３】また、応募者は、設問が設けられた懸賞付
募集テレビジョン放送の画像を記憶装置に記憶し、その
後、記憶された画像を呼び出し、必要回答事項の一部を
入力し、回答情報の一部として応募代行業者に送信し、
応募代行を依頼するので、応募者の都合がよい時に、必
要事項の情報を添付して、応募代行業者に依頼をするこ
とができ便利であり、さらに、時間的余裕もあるので、
誤入力等も回避できる。

【００６４】また、上記応募代行業者は、応募者から送
信されてきた回答情報の一部に、予め記憶し保有する応
募者情報を呼び出して加え合成し、必要とされる応募情
報にし、回答先に送信して回答先に記憶させ、回答先は
当該応募情報を含む全応募者を呼び出し、当選者を選定
するので、電話受付により生じる問題点、すなわち、多
数のオペレーターによる集中的な電話応答作業と、その
後の多大な整理、記録作業、応募者特定のほかに不確定
要素や過誤を含み易く、過大な情報確認作業が必要とな
る等の点を解消することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係わる懸賞付応募代行サービスシステ
ムの概念図。

【図２】図２（ａ）および（ｂ）は、本発明に係わる懸
賞付応募代行サービスシステムに用いられるテレビジョ
ン受信機に表示される画像の概念図。

【図３】図２（ｂ）におけるアンケートコンテンツ画像
を拡大して示す概念図。

【図４】本発明に係わる懸賞付応募代行サービスシステ
ムに用いられる放送設備とテレビジョン受信機を説明す
る概念図。

【図５】本発明に係わる懸賞付応募代行サービスシステ
ムを実施する場合のフロー図。

【図６】本発明に係わる懸賞付応募代行サービスシステ
ムを実施する場合のフローの概略図。

【図７】図７（ａ）および（ｂ）は、本発明に係わる懸
賞付応募代行サービスシステムに用いられるテレビジョ
ン受信機に表示される画像の変形例の概念図。

【図８】図８（ｂ）は図７（ｂ）におけるアンケートコ
ンテンツ画像を拡大し、図８（ｃ）は図８（ｂ）に連な
るアンケートコンテンツ画像の変形例を拡大して示す概
念図。

【符号の説明】

１懸賞付応募代行サービスシステム１０サーバ２０放送設備２１テレビ番組送出装置２２データ放送番組送出装置２３多重化装置２４テレビ送信機３０テレビジョン受信機３１操作手段（リモコン）３２通信手段（公衆網）３３受信回路３４映像処理回路３５表示装置３６データ放送番組デコーダ３７リモートコントロール受信制御系３８通信制御系３９記憶装置５０サーバＡ実施者Ｂ放送業者Ｃ応募者Ｄ応募代行業者ＸＣＭ番組コンテンツＹアンケートコンテンツＺテレビ番組

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｈ０４Ｎ 5/45 Ｈ０４Ｎ 5/45 7/08 7/08 Ｚ 7/081 (72)発明者小林健二東京都港区芝浦一丁目１番１号株式会社東芝本社事務所内 (72)発明者山元庸東京都府中市東芝町１番地株式会社東芝府中工場内 (72)発明者大多和求東京都府中市東芝町１番地株式会社東芝府中工場内 (72)発明者坂倉健之東京都港区海岸１丁目９番11号株式会社アール・アイ・シー (72)発明者斎藤宏海東京都港区海岸１丁目９番11号株式会社アール・アイ・シー (72)発明者東啓史東京都港区海岸１丁目９番11号株式会社アール・アイ・シーＦターム(参考） 5B049 AA01 AA02 BB11 BB36 BB49 CC08 DD00 DD01 EE00 FF00 FF03 GG02 GG03 GG04 GG09 5B089 GA11 GA23 HA11 JA38 KA14 LB14 5C025 BA25 BA27 BA28 BA30 CA06 CB10 DA01 DA05 DA10 5C056 AA05 BA02 BA03 BA05 DA11 DA20 5C063 AB03 AB07 AC01

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】放送局側から放送信号に多重化して送ら
れ、設問が設けられた懸賞付募集テレビジョン放送を、
受信側は通信機能を有するテレビジョン受信機で受信
し、応募者は応募者情報を事前に通知して登録しておい
た応募代行業者に、操作手段により前記テレビジョン受
信機、通信手段を介し、設問の回答情報の一部を添付し
て応募代行の依頼を行い、応募代行業者はこの依頼に基
づき、事前に記憶された応募者情報を呼び出し、この呼
び出した応募者情報と前記設問の回答情報の一部とを合
成して、必要とされる応募情報にし、回答先に応募代行
することを特徴とする懸賞付応募代行サービスシステ
ム。
【請求項２】上記応募者は、応募代行業者と応募代行
に関する契約を締結し、この契約に基づき少なくとも応
募者の個人情報を提供し、応募代行業者はこの個人情報
を記憶しておくことを特徴とする請求項１に記載の懸賞
付応募代行サービスシステム。
【請求項３】上記懸賞付募集テレビジョン放送を実施
する実施者は、放送業者に放送番組の制作を依頼し、広
告代理業者に懸賞付アンケート番組コンテンツの制作を
依頼し、放送業者は制作した放送番組および広告代理業
者から提供された懸賞付アンケート番組コンテンツを多
重化し放送することを特徴とする請求項１または２に記
載の懸賞付応募代行サービスシステム。
【請求項４】上記応募者は、設問が設けられた懸賞付
募集テレビジョン放送の画像を記憶装置に記憶し、その
後、記憶された画像を呼び出し、必要回答事項の一部を
入力し、回答情報の一部として応募代行業者に送信し、
応募代行を依頼することを特徴とする請求項１ないし３
のいずれか１項に記載の懸賞付応募代行サービスシステ
ム。
【請求項５】上記応募代行業者は、応募者から送信さ
れてきた回答情報の一部に、予め記憶し保有する応募者
情報を呼び出して加え合成し、必要とされる応募情報に
し、回答先に送信して回答先に記憶させ、回答先は当該
応募情報を含む全応募者を呼び出し、当選者を選定する
ことを特徴とする請求項１ないし４のいずれか１項に記
載の懸賞付応募代行サービスシステム。