JP2001273217A - クライアントサーバシステム及びそのデータ共有方法 - Google Patents

クライアントサーバシステム及びそのデータ共有方法

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JP2001273217A
JP2001273217A JP2000088921A JP2000088921A JP2001273217A JP 2001273217 A JP2001273217 A JP 2001273217A JP 2000088921 A JP2000088921 A JP 2000088921A JP 2000088921 A JP2000088921 A JP 2000088921A JP 2001273217 A JP2001273217 A JP 2001273217A
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JP2000088921A
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Maki Nishihara
まき 西原
Atsushi Ogawa
淳 小川
Akihiro Ueno
明広 上野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバ及びネットワーク環境に左右されずに
共有データを更新することができるクライアントサーバ
システム及びそのデータ共有方法を提供する。 【解決手段】 クライアントで共有するデータのアップ
ロード、ダウンロードの処理の要求と、それら処理を行
う間隔とを設定し(ステップS201,S202)、ア
ップロード処理のときはサーバデータの更新処理を行い
(ステップS209)、ダウンロード処理のときはクラ
イアントデータの更新処理を行って(ステップS20
9,S216)、これらの更新処理が何らかの理由で失
敗したときは(ステップS210,S217でNO)、
次回の処理時に失敗したデータ更新処理を行うので、サ
ーバが未稼働であったり、ネットワーク上で発生したト
ラブル等に左右されず、クライアントサーバ間で共有す
るデータの更新を効率よく行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアントサー
バシステム及びそのデータ共有方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクライアントサーバシステムで
は、複数のクライアント間でサーバ内のデータを共有す
る場合において、そのデータを更新するときは、クライ
アントがネットワークを介してサーバ内のデータを参照
し、そのデータを直接更新する方法がとられていた。ま
た、一旦サーバ内のデータをクライアントにコピーし、
そのデータをクライアント内で更新した後、再度サーバ
へ戻すというバッチ的な方法もとられていた。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述したようなサーバ内のデータをクライアントで直接更
新する方法は、例えば、サーバの電源が入っていない場
合、ネットワーク上でトラブルがある場合、又はネット
ワークがつながっていない場所で作業をしている場合に
は、クライアントがサーバ内のデータを更新できないと
いう問題があった。
【0004】また、一旦サーバ内のデータをクライアン
トにコピーし、そのデータをクライアント内で更新した
後、再度サーバへデータを戻すという更新方法では、サ
ーバ内の全データを一度に更新する場合は、大量のデー
タを扱うために処理に時間がかかり、効率的なデータ更
新が行われないという問題があった。
【0005】本発明は、サーバ及びネットワーク環境に
左右されずに共有データを更新することができるクライ
アントサーバシステム及びそのデータ共有方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のクライアントサーバシステムは、ネ
ットワーク上のクライアント及びサーバが、更新時間と
更新クライアント名を有するデータを共有し、互いに前
記データのアップロード、ダウンロードの処理を行って
前記更新時間と前記更新クライアント名を更新するクラ
イアントサーバシステムにおいて、前記クライアント及
び前記サーバの少なくとも一方が、前記処理を要求する
設定を行う第1の設定手段と、前記処理を行う間隔を設
定する第2の設定手段と、前記処理を要求する設定がな
されているか否かを判別する第1の判別手段と、前記処
理を要求する設定がなされている場合において、前回の
前記処理後に前記更新時間と前記更新クライアント名が
更新されたか否かを判別する第2の判別手段と、前記更
新時間と前記更新クライアント名が更新された場合にお
いて、前記更新されたデータについて前記処理を行い、
前記処理が成功したか否かを判別する第3の判別手段と
を備え、前記第3の判別手段による判別の結果、前記処
理が失敗したときは前記更新時間と前記更新クライアン
ト名を更新せず、次回処理時に行うことを特徴とする。
【0007】請求項2記載のクライアントサーバシステ
ムは、請求項1記載のクライアントサーバシステムにお
いて、前記クライアント及び前記サーバの少なくとも一
方は、前記設定された間隔が経過したときは、前記処理
を起動し、前記設定された間隔が経過しないときは前記
第2の設定手段により前記処理を行う間隔を設定するこ
とを特徴とする。
【0008】請求項3記載のクライアントサーバシステ
ムは、請求項1又は2記載のクライアントサーバシステ
ムにおいて、前記クライアント及び前記サーバの少なく
とも一方は、前記処理を要求する設定がなされている場
合において、前記前回処理時に記憶保持された処理時間
を取得し、現在の時間を処理開始時間として記憶保持す
ることを特徴とする。
【0009】請求項4記載のクライアントサーバシステ
ムは、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のクライア
ントサーバシステムにおいて、前記クライアント及び前
記サーバの少なくとも一方は、前記第3の判別手段によ
る判別の結果、前記処理が成功したときは、前記更新時
間と前記更新クライアント名を更新し、前記処理開始時
間を前記処理時間として記憶保持することを特徴とす
る。
【0010】請求項5記載のクライアントサーバシステ
ムは、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のクライア
ントサーバシステムにおいて、前記処理は、最初に前記
アップロードを行い、次に前記ダウンロードを行うこと
を特徴とする。
【0011】請求項6記載のクライアントサーバシステ
ムは、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のクライア
ントサーバシステムにおいて、前記クライアント及び前
記サーバはそれぞれ固有の名称を持つことを特徴とす
る。
【0012】請求項7記載のクライアントサーバシステ
ムのデータ共有方法は、ネットワーク上のクライアント
及びサーバが、更新時間と更新クライアント名を有する
データを共有し、互いに前記データのアップロード、ダ
ウンロードの処理を行って前記更新時間と前記更新クラ
イアント名を更新するクライアントサーバシステムのデ
ータ共有方法において、前記クライアント及び前記サー
バの少なくとも一方が、前記処理を要求する設定を行う
第1の設定工程と、前記処理を行う間隔を設定する第2
の設定工程と、前記処理を要求する設定がなされている
か否かを判別する第1の判別工程と、前記処理を要求す
る設定がなされている場合において、前回の前記処理後
に前記更新時間と前記更新クライアント名が更新された
か否かを判別する第2の判別工程と、前記更新時間と前
記更新クライアント名が更新された場合において、前記
更新されたデータについての前記処理を行い、前記処理
が成功したか否かを判別する第3の判別工程とを備え、
前記第3の判別工程による判別の結果、前記処理が失敗
したときは前記更新時間と前記更新クライアント名を更
新せず、次回処理時に行うことを特徴とする。
【0013】請求項8記載のクライアントサーバシステ
ムのデータ共有方法は、請求項7記載のクライアントサ
ーバシステムのデータ共有方法において、前記クライア
ント及び前記サーバの少なくとも一方は、前記設定され
た間隔が経過したときは、前記処理を起動し、前記設定
された間隔が経過しないときは前記第2の設定工程によ
り前記処理を行う間隔を設定することを特徴とする。
【0014】請求項9記載のクライアントサーバシステ
ムのデータ共有方法は、請求項7又は8記載のクライア
ントサーバシステムのデータ共有方法において、前記ク
ライアント及び前記サーバの少なくとも一方は、前記処
理を要求する設定がなされている場合において、前記前
回処理時に記憶保持された処理時間を取得し、現在の時
間を処理開始時間として記憶保持することを特徴とす
る。
【0015】請求項10記載のクライアントサーバシス
テムのデータ共有方法は、請求項7乃至9のいずれか1
項に記載のクライアントサーバシステムのデータ共有方
法において、前記クライアント及び前記サーバの少なく
とも一方は、前記第3の判別工程による判別の結果、前
記処理が成功したときは、前記更新時間と前記更新クラ
イアント名を更新し、前記処理開始時間を前記処理時間
として記憶保持することを特徴とする。
【0016】請求項11記載のクライアントサーバシス
テムのデータ共有方法は、請求項7乃至10のいずれか
1項に記載のクライアントサーバシステムのデータ共有
方法において、前記処理は、最初に前記アップロードを
行い、次に前記ダウンロードを行うことを特徴とする。
【0017】請求項12記載のクライアントサーバシス
テムのデータ共有方法は、請求項7乃至11のいずれか
1項に記載のクライアントサーバシステムのデータ共有
方法において、前記クライアント及び前記サーバはそれ
ぞれ固有の名称を持つことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
クライアントサーバシステムを示すブロック図である。
【0020】図1において、サーバ(X)1は、ネット
ワークを介して接続された複数のクライアント間で共有
するデータを記憶する主記憶装置の記憶装置3と、デー
タを入力するための入力装置12と、記憶装置3及び入
力装置12に接続し、これら各部の制御を行うと共に、
データの更新日時を含む更新情報を記憶装置3に記憶保
持させる制御部のCPU12とで構成される。CPU2
は、外部のネットワークを介してクライアント(A)
4,クライアント(B)8に接続する。
【0021】クライアント(A)4は、入力装置6と、
入力装置6から入力されたデータを記憶する記憶装置7
と、入力装置6及び記憶装置7に接続し、これら各部の
制御を行うCPU5とで構成される。また、同様に、ク
ライアント(B)8は、入力装置10と、入力装置10
から入力されたデータを記憶する記憶装置11と、入力
装置10及び記憶装置11に接続し、これら各部の制御
を行うCPU9とで構成される。CPU5,9は、内蔵
しているプログラムにより記憶装置7,11に記憶され
たデータをサーバ(X)1の記憶装置3にアップロード
する他、サーバ(X)1の記憶装置3からデータをダウ
ンロードする等の制御を行う。サーバ(X)1からクラ
イアント(A)4,(B)8にダウンロードされたデー
タは、記憶装置7,11に記憶保持される。なお、本ク
ライアントサーバシステムは、上述したクライアント
(A)4,(B)8に限らず、ネットワーク上に複数の
クライアントが存在していてもよい。
【0022】次に、本発明の第1の実施の形態に係るク
ライアントサーバシステムのデータの共有方法について
図2〜図7を参照して説明する。
【0023】本実施の形態では、まず、最終アップロー
ド時間及び最終ダウンロード時間が共に記憶保持されて
いない場合のデータ共有方法について図2〜図5を参照
して説明し、次に、最終アップロード時間が記憶保持さ
れている場合のデータ共有方法について図2、図3、及
び図6を参照して説明し、最後に、最終アップロード時
間及び最終ダウンロード時間が共に記憶保持されている
場合のデータ共有方法について図2、図3、及び図7を
参照して説明する。
【0024】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
クライアントサーバシステムのデータ共有方法の処理を
示すフローチャートである。
【0025】図3は、図1のサーバ(X)1に接続され
たクライアント(A)4,クライアント(B)8のクラ
イアント名称を示す図である。図3において、301
は、クライアント(A)4の名称(クライアント An
ame)を表し、302は、クライアント(B)8の名
称(クライアント Bname)を表している。
【0026】図4は、図2の処理におけるクライアント
(A)4とサーバ(X)1間の初回の共有データのアッ
プロード及びダウンロードを示す概略図である。図4に
おいて、403はクライアント(A)4で設定された処
理内容であり、402はクライアント(A)が記憶装置
7に記憶保持しているクライアントデータであり、40
4は更新該当クライアントデータである。406はサー
バ(X)1が記憶装置3に記憶保持しているサーバデー
タであり、407は更新後のサーバデータである。40
8はサーバ(X)1からダウンロードされた更新データ
である。
【0027】図5は、図2の処理におけるクライアント
(B)8とサーバ(X)1間の初回の共有データのアッ
プロードを示す概略図である。図5において、503は
クライアント(B)8で設定された処理内容であり、5
02はクライアント(B)8が記憶装置11に記憶保持
しているクライアントデータであり、504は更新該当
クライアントデータである。506はサーバデータサー
バ(X)1が記憶装置3に記憶保持しているサーバデー
タであり、507は更新後のサーバデータである。
【0028】図2において、まず、クライアント(A)
4において、クライアント(A)4とサーバ(X)1間
で共有するデータのアップロード処理とダウンロード処
理を要求するか否かを設定する(ステップS201)。
クライアント(A)4の入力者(ユーザ)が入力装置6
を介してデータのアップロード処理とダウンロード処理
を行うか否かを要求する設定を行い(図4の403)、
アップロード処理要求(アップロード処理あり)又はダ
ウンロード処理要求(ダウンロード処理あり)した更新
情報が記憶装置7に記憶保持される。なお、ユーザが予
め設定して記憶装置7に記憶保持していた場合、設定し
直す必要がなければそのまま次のステップ202へ進
み、必要があればこの時点で設定し直してもよい。
【0029】また、上述したようなクライアントがネッ
トワークを介してサーバ内のデータを参照するシステム
の場合では、ダウンロードのみを要求する設定を行い、
データを参照するのみでデータを更新することもでき
る。
【0030】クライアント(A)4のユーザが入力装置
6を介してデータ更新処理を何分おきに実行するかを設
定するタイマー(処理タイマー間隔)設定を行い(ステ
ップS202)(図4の403)、タイマー設定された
更新情報が記憶装置7に記憶保持される。例えば、この
タイマー設定が30分(図4の403)である場合、1
回目のタイマー設定時間が1997/10/10 1
0:30に始まるとすると、2回目のタイマー設定時間
は30分後の1997/10/10 11:00とな
る。なお、ユーザが予めタイマー設定を行って記憶装置
7に記憶保持していた場合、設定し直す必要がなければ
そのまま次のステップ203へ進み、必要があればこの
時点で設定し直してもよい。
【0031】ステップS203では、タイマーがONし
ているか否かを判別し、ONしていないとき(ステップ
S203でNO)、すなわち、タイマー設定が0又はタ
イマー設定がされていないときは本処理を終了する一
方、タイマーがONしているときは(ステップS204
でYES)、タイマー設定時間が経過したか否かを判別
する(ステップS204)。この判別の結果、クライア
ント(A)4のCPU5が監視(カウント)する時間が
タイマー設定時間である1997/10/1010:3
0を経過したとき(ステップS204でYES)、ステ
ップS205へ進んでデータ更新処理を開始する一方、
タイマー設定時間が経過していないときは(ステップS
204でNO)、ステップS201へ戻ってタイマー設
定時間が経過するまでステップS201〜S204を繰
り返す。
【0032】ステップS205では、記憶装置7に記憶
保持していた更新情報を参照して、アップロード処理要
求がされているか否かを判別し、アップロード処理要求
がされていない(アップロード処理なし)ときは(ステ
ップS205でNO)、ステップS213へ進み、アッ
プロード処理要求がされている(アップロード処理あ
り)ときは(ステップS205でYES)、記憶装置7
に記憶保持していた最終アップロード時間を取得する
(ステップS206)。この処理において、データ更新
処理が1回目であって最終アップロード時間が記憶保持
されていないときは、そのまま次のステップへ進み、現
在の時間を処理開始時間として記憶装置7に記憶保持す
る(ステップS207)。例えば、現在の時間が199
7/10/10 10:31であれば、それが処理開始
時間となる。
【0033】つづいて、サーバ(X)1に対する更新す
べき更新該当データがあるか否かを判別する(ステップ
S208)。更新該当データは、ユーザが入力装置6を
介して新規に入力し、又は更新したクライアントデータ
である。この処理において、クライアント(A)4のク
ライアントデータ(図4の402)の中に、最終アップ
ロード時間後に入力又は更新されたデータがあるか否
か、データ更新クライアント名に自クライアント(A)
4のクライアント名称(クライアント Aname(図
3の301))の名称があるか否かを判別する。この判
別の結果、サーバ(X)1に対する更新該当データが1
件もないときは(ステップS208でNO)、ステップ
S212へ進み、更新該当データがあるときは(ステッ
プS208でYES)、更新該当データ(図4の40
4)をサーバ(X)1にアップロードし、サーバデータ
の更新処理を行う(ステップS209)。この処理にお
いて、サーバ(X)1にサーバデータがない場合は(図
4の406)、アップロードされた更新該当データがそ
のままサーバ(X)1のサーバデータとなり、サーバ
(X)1の記憶装置3に新たなデータ1A、データ2
A、データXXが追加され(図4の407)、自クライ
アント(A)4のクライアント名称がそのままデータ更
新クライアント名になる(図4の404)。
【0034】次に、サーバ(X)1に対するデータ更新
処理が成功したか否かを判別し(ステップS210)、
データ更新処理がサーバ(X)1の未稼働、ネットワー
ク障害等により失敗したときは(ステップS210でN
O)、ステップS213へ進む一方、データ更新処理が
成功したときは(ステップS210でYES)、処理開
始時間をサーバデータのデータ更新時間として更新する
(ステップS211)(図4の407)。次に、このデ
ータ更新時間を最終アップロード時間として更新する
(ステップS212)。これにより、最終アップロード
時間は処理開始時間である1997/10/10 1
0:31となる。
【0035】次に、ステップS213では、クライアン
ト(A)4が記憶装置7に記憶保持していた更新情報を
参照して、ダウンロード処理要求がされているか否かを
判別し、ダウンロード処理要求がされていない(ダウン
ロード処理なし)ときは(ステップS213でNO)、
ステップS201へ戻る一方、ダウンロード処理要求が
されている(ダウンロード処理なし)ときは(ステップ
S213でYES)、記憶装置7に記憶保持していた最
終ダウンロード時間を取得する(ステップS214)。
この処理において、データ更新処理が1回目であって最
終ダウンロード時間が記憶保持されていないときは、そ
のまま次のステップへ進み、サーバ(X)1からクライ
アント(A)4に対する更新すべき更新該当データがあ
るか否かを判別する(ステップS215)。更新該当デ
ータは、サーバ(X)1が他のクライアントから新規に
アップロードされ、又は更新されたサーバデータであ
る。この処理において、サーバ(X)1のサーバデータ
(図4の406)の中に、最終ダウンロード時間後に更
新されたデータがあるか否か、データ更新クライアント
名にクライアント(A)4のクライアント名称(クライ
アント Aname(図3の301))以外の名称があ
るか否かを判別する。この判別の結果、サーバ(X)1
からの更新該当データがないときは(ステップS215
でNO)、ステップS219へ進み、更新該当データが
あるときは(ステップS215でYES)、サーバ
(X)1のサーバデータから更新該当データをダウンロ
ードし、データ更新処理を行い(ステップS216)、
更新該当データのデータ更新クライアント名がそのまま
データ更新クライアント名になる(図4の406)。
【0036】次に、自クライアントにおけるデータ更新
処理が成功したか否かを判別し(ステップS217)、
データ更新処理が失敗したときは(ステップS217で
NO)、ステップS201へ戻る一方、データ更新処理
が成功したときは(ステップS217でYES)、処理
開始時間をクライアントデータのデータ更新時間として
更新する(ステップS218)。次に、このデータ更新
時間を最終ダウンロード時間として更新する(ステップ
S219)。これにより、最終ダウンロード時間は19
97/10/10 10:33に更新され(ステップS
219)、ステップS201へ戻る。
【0037】次に、最終アップロード時間が記憶保持さ
れている場合のデータ共有方法について図2、図3、及
び図6を参照して説明する。なお、上述した処理で重複
するステップについては、その説明を省略する。以下の
処理の説明においても同様である。
【0038】図6は、図2の処理におけるクライアント
(B)8とサーバ(X)1間の初回の共有データのダウ
ンロードを示す概略図である。図6において、604は
クライアント(B)8で設定された処理内容であり、6
02はサーバ(X)1が記憶装置3に記憶保持している
サーバデータであり、605は更新該当サーバデータで
ある。606はクライアント(B)8が記憶装置11に
記憶保持しているクライアントデータであり、607は
更新後のクライアントデータである。
【0039】クライアント(B)8において、例えば、
ユーザが入力装置10を介して設定したタイマー設定を
20分(図5の503)と設定した場合、1回目のタイ
マー設定時間が1997/10/10 10:33に始
まるとすると、2回目のタイマー設定時間は20分後の
1997/10/10 10:53となる。
【0040】2回目のタイマー設定時間が経過すると、
上述したステップS203〜S205の処理を実行した
後、ステップS206において、記憶装置11に記憶保
持していた最終アップロード時間を取得する。この処理
において、最終アップロード時間が記憶保持されていな
いときは、現在の時間を処理開始時間として記憶装置1
1に記憶保持する(ステップS207)。例えば、現在
の現在時間が1997/10/10 10:33であれ
ば、それが処理開始時間となる。
【0041】つづいて、サーバ(X)1に対する更新す
べき更新該当データがあるか否かを判別する(ステップ
S208)。この処理において、クライアント(B)8
のクライアントデータ(図5の502)の中に、最終ア
ップロード時間後に入力又は更新されたデータがあるか
否か、データ更新クライアント名に自クライアント
(B)8のクライアント名称(クライアントBname
(図3の302))の名称があるか否かを判別する。こ
の判別の結果、更新該当データがあるときは(ステップ
S208でYES)、更新該当データ(図5の502)
をサーバ(X)1にアップロードし、更新該当データ
(図5の504)の更新処理を行う(ステップS20
9)。この処理において、サーバ(X)1の記憶装置3
に既に記憶保持している既存のサーバデータ(図5の5
06)がクライアント(B)8の更新該当データ(図5
の504)により更新される。これにより、サーバ
(X)1内のサーバデータにおいて、データ1A、デー
タ2Aは何も変更が加えられないことになり、データ1
B、データ2Bが追加され、データXXが更新される
(図5の507)。自クライアント(B)8のクライア
ント名称がそのままデータ更新クライアント名になる
(図5の504)。
【0042】次に、サーバ(X)1に対するデータ更新
処理が成功したか否かを判別し(ステップS210)、
データ更新処理が失敗したときは(ステップS210で
NO)、ステップS213へ進む一方、データ更新処理
が成功したときは(ステップS210でYES)、処理
開始時間をサーバデータのデータ更新時間として更新す
る(ステップS211)(図5の507)。次に、この
データ更新時間を最終アップロード時間として更新する
(ステップS212)。これにより、最終アップロード
時間は、処理開始時間である1997/10/10 1
0:33となる。
【0043】次に、ステップS213では、クライアン
ト(B)8が記憶装置11に記憶保持していた更新情報
を参照して、ダウンロード処理要求がされているか否か
を判別し、ダウンロード処理要求がされている(図6の
603)ときは(ステップS213でYES)、記憶装
置11に記憶保持していた最終ダウンロード時間を取得
する(ステップS214)。つづいて、サーバ(X)1
からクライアント(B)8に対する更新すべき更新該当
データがあるか否かを判別する(ステップS215)。
この処理において、サーバ(X)1のサーバデータ(図
6の602)の中に、最終ダウンロード時間後に更新さ
れたデータがあるか否か、データ更新クライアント名に
クライアント(B)8のクライアント名称(クライアン
ト Bname(図3の302))以外の名称があるか
否かを判別する。この判別の結果、サーバ(X)1から
の更新該当データがないときは(ステップS215でN
O)、ステップS219へ進み、更新該当データがある
ときは(ステップS215でYES)、サーバ(X)1
のサーバデータ(図6の602)から更新該当データ
(図6の605)をダウンロードし、データ更新処理を
行い(ステップS216)、更新該当データのデータ更
新クライアント名がそのままデータ更新クライアント名
になる(図6の605)。
【0044】次に、自クライアントにおけるデータ更新
処理が成功したか否かを判別し(ステップS217)、
データ更新処理が失敗したときは(ステップS217で
NO)、ステップS201へ戻る一方、データ更新処理
が成功したときは(ステップS217でYES)、処理
開始時間をクライアントデータのデータ更新時間として
更新する(ステップS218)。次に、このデータ更新
時間を最終ダウンロード時間として更新する(ステップ
S219)。これにより、最終ダウンロード時間は、1
997/10/10 10:33(図6の604)に更
新され(ステップS219)、ステップS201へ戻
る。
【0045】次に、最終アップロード時間及び最終ダウ
ンロード時間が共に記憶保持されている場合のデータ共
有方法について図2、図3、及び図7を参照して説明す
る。
【0046】図7は、図2の処理におけるクライアント
(A)8とサーバ(X)1間の2回目の共有データのア
ップロード及びダウンロードを示す概略図である。図7
において、702はクライアント(A)4で設定された
処理内容であり、703はクライアント(A)4が記憶
装置3に記憶保持しているクライアントデータであり、
705は更新該当クライアントデータである。707は
サーバ(X)1が記憶装置3に記憶保持しているサーバ
データであり、708は更新後のサーバデータである。
704はサーバ(X)1からダウンロードされた更新デ
ータである。
【0047】クライアント(A)4において、1回目の
データ更新処理後の2回目のタイマー設定時間は30分
後の1997/10/10 11:00となるが、この
間にデータのアップロード処理及びダウンロード処理の
要求が設定され、且つタイマー設定が変更されなかった
場合、タイマー設定時間が経過したときは、記憶装置7
に記憶保持していた更新情報を参照して、アップロード
処理要求がされているか否かを判別する(ステップS2
05)。この処理において、予めアップロード処理要求
(図7の702)がされているので(ステップS205
でYES)、記憶装置7に記憶保持していた最終アップ
ロード時間を取得し(ステップS206)、現在の時間
を処理開始時間として記憶装置7に記憶保持する(ステ
ップS207)。例えば、前回(1回目)の処理開始時
間が1997/10/10 10:30(図7の70
2)であれば、今回(2回目)の処理開始時間は、19
97/10/10 11:00となる。
【0048】次に、サーバ(X)1に対する更新すべき
更新該当データがあるか否かを判別する(ステップ20
8)。この処理において、クライアント(A)4のデー
タ(図7の703)の中に、最終アップロード時間であ
る1997/10/10 10:30後に入力又は更新
されたデータがあるか否か、データ更新クライアント名
に自クライアント(A)4のクライアント名称(クライ
アント Aname(図3の301))以外の名称があ
るか否かを判別する。この判別の結果、更新該当データ
(図7の705)があるので(ステップS208でYE
S)、更新該当データをサーバ(X)1にアップロード
し、サーバデータ(図7の707)の更新処理を行う
(ステップS209)。これにより、サーバデータ70
7にデータ3Aが追加される。
【0049】次に、サーバ(X)1に対するデータ更新
処理が成功したか否かを判別し(ステップS210)、
データ更新処理が成功したときは(ステップS210で
YES)、処理開始時間をサーバデータのデータ更新時
間として更新する(ステップS211)(図7の70
8)。次に、このデータ更新時間を最終アップロード時
間として更新する(ステップS212)。これにより、
最終アップロード時間は、1997/10/10 1
1:00(図7の702)となる。
【0050】つづいて、ステップS213では、クライ
アント(A)4が記憶装置7に記憶保持していた更新情
報を参照して、ダウンロード処理要求がされているか否
かを判別するが、既にダウンロード処理要求がされてい
る(図7の702)ので、記憶装置7に記憶保持してい
た更新情報の最終ダウンロード時間を取得する(ステッ
プS214)。例えば、取得された最終ダウンロード時
間は、前回のデータ処理開始時間である1997/10
/10 10:30である(図7の702)。次に、サ
ーバ(X)1からクライアント(A)4に対する更新す
べき更新該当データがあるか否かを判別する(ステップ
S215)。この処理において、サーバ(X)1のサー
バデータ(図7の708)の中に、最終ダウンロード時
間である1997/10/10 10:30後に更新さ
れたデータがあるか否か、データ更新クライアント名に
クライアント(A)4のクライアント名称(クライアン
トAname(図3の301))以外の名称があるか否
かを判別する。この判別の結果、サーバ(X)1からの
更新該当データがあるので(ステップS215でYE
S)、サーバ(X)1のサーバデータ(図7の708)
から更新該当データをダウンロードし、データ更新処理
を行う(ステップS216)。
【0051】次に、自クライアントにおけるデータ更新
処理が成功したか否かを判別し(ステップS217)、
自クライアント(A)4におけるデータ更新処理がネッ
トワークの切断等何らかの理由で失敗したときは(ステ
ップS217でNO)、ステップS201へ戻り、記憶
装置7に記憶保持していた更新情報の最終ダウンロード
時間を更新しない。これにより、次回クライアント
(A)4がダウンロード処理を行ったとき、最終ダウン
ロード時間は1997/10/10 10:30のまま
となるので、今回更新が失敗したデータを含むデータが
次回の更新該当データとなり、サーバ(X)1の未稼
働、ネットワークの障害等が発生しても、共有するデー
タを更新することができる。
【0052】本実施の形態では、直接サーバ(X)1の
データを更新することを止めたことにより、サーバ
(X)1が稼動していない限り更新できなかったデータ
をクライアント(A)4,クライアント(B)8上で更
新し、更新されたデータをサーバ(X)1にアップロー
ドするので、サーバが起動していない場合、又はネット
ワーク上のトラブル等によりデータ更新ができない場合
でもデータ更新を効率よく行うことができ、更に、ネッ
トワークがつながっていない場所で作成したデータもク
ライアントに移し替えれば、タイマー設定時間の経過毎
にデータ更新が可能になった。
【0053】また、更新したデータだけをある一定間隔
で更新することにより、複数のクライアントからデータ
の変更があった場合でも、サーバデータはそれぞれのク
ライアントが更新したデータだけをサーバに対して更新
するので、データの整合性を損なうことを防止できる。
更に、更新データだけを更新するので処理データが最小
限に押さえられ、大量のデータを扱う場合でも処理速度
が遅くならず、効率的にデータ共有が行われるようにな
った。その上、クライアントが自クライアント名称を持
つことにより、クライアントを増やした場合でもサーバ
側の設定変更が必要ないので、サーバ、クライアントの
増減時の管理を簡単に行うことができる。
【0054】なお、上述したクライアント(A)4,
(B)8を含むすべてのクライアントの時間は、各クラ
イアントの起動時にサーバ(X)1の時計を参照(又
は、処理要求時毎にサーバ(X)1の時間を参照)して
サーバ(X)1の時間と合わせることで、各クライアン
ト間の時間のずれをなくすことができる。
【0055】本第1の実施の形態によれば、クライアン
トで共有するデータのアップロード、ダウンロードの処
理の要求と、それら処理を行う間隔とを設定し(ステッ
プS201,S202)、アップロード処理のときはサ
ーバデータの更新処理を行い(ステップS209)、ダ
ウンロード処理のときはクライアントデータの更新処理
を行って(ステップS209,S216)、これらの更
新処理が何らかの理由で失敗したときは(ステップS2
10,S217でNO)、次回の処理時に失敗したデー
タ更新処理を行うので、サーバが未稼働であったり、ネ
ットワーク上で発生したトラブル等に左右されず、クラ
イアントサーバ間で共有するデータの更新を効率よく行
うことができる。
【0056】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態に係るクライアントサーバシステムのデー
タの共有方法について図2、図8、図9、図10、及び
図11を参照して説明する。
【0057】図8は、本発明の第2の実施の形態に係る
クライアントサーバシステムを示すブロック図である。
【0058】図8において、親サーバ801は、ネット
ワークを介してサーバ(X)802、及びサーバ(Y)
803と接続する。サーバ(X)802は、ネットワー
クを介してクライアント(A)804、及びクライアン
ト(B)805と接続し、サーバY803は、クライア
ント(C)806、及びクライアント(D)807と接
続する。サーバ(X)802及びサーバ(Y)803
は、上述の第1の実施の形態において説明した処理タイ
マー間隔、データ更新開始時間、ダウンロード処理並び
にアップロード処理の要求、及び最終アップロード時間
並びに最終ダウンロード時間等の更新情報を記憶保持す
ることができる。なお、これらの各サーバ、各クライア
ントは、上述の第1の実施の形態におけるサーバ、クラ
イアントとその構成が同じであり、それらの説明は省略
する。
【0059】図9は、図8のサーバ(X)802,サー
バ(Y)803のサーバ名称、及び各サーバに接続され
たクライアント名一覧を示す図である。図9において、
901は、サーバ(X)802の名称(サーバ Xna
me)を表し、902は、サーバ(Y)803の名称
(サーバ Yname)を表している。903は、サー
バ(X)802に接続されたクライアント名一覧であ
り、クライアント(A)804の名称(クライアント
Aname)とクライアント(B)805の名称(クラ
イアント Bname)で表し、904は、サーバ
(Y)803に接続されたクライアント名一覧であり、
クライアント(C)806の名称(クライアントCna
me)とクライアント(D)807の名称(クライアン
ト Dname)で表されている。
【0060】図10は、図8のサーバ(X)802と親
サーバ801間における共有データのアップロードを示
す概略図である。図10において、1003は任意のク
ライアントで設定された処理内容であり、1002はサ
ーバ(X)802のサーバデータであり、1004は更
新該当データである。1006は親サーバ801のサー
バデータであり、1007は更新後のサーバデータであ
る。
【0061】図11は、図8のサーバ(X)802と親
サーバ801間における共有データのダウンロードを示
す概略図である。図11において、1104は任意のク
ライアントで設定された処理内容であり、1102は親
サーバ801のサーバデータである。1106はサーバ
(X)802のサーバデータであり、1105は親サー
バ802からダウンロードされた更新データである。1
107は更新後のサーバデータである。
【0062】図2において、サーバ(X)802におい
て、既にデータのアップロード処理とダウンロード処理
の要求が設定され、タイマー設定が60分に設定された
ものが記憶装置3に記憶保持されているものとする(図
10の1003)。例えば、1回目のデータ更新処理が
既に1997/10/10 10:32に行われていた
とすると、2回目のデータ更新処理は1997/10/
10 11:32に開始される。
【0063】2回目のデータ更新処理が開始されると、
サーバ(X)802は、記憶装置3に記憶保持していた
更新情報を参照して、アップロード処理要求とダウンロ
ード処理要求(図10の1003)がされているか否か
を判別する(ステップS205)。この判別の結果、ア
ップロード処理要求とダウンロード処理要求(図10の
1003)がされているので(ステップS205でYE
S)、サーバ(X)802が前回の処理開始時間である
1997/10/10 l0:32を最終アップロード
時間として記憶保持し(図10の1003)、現在時間
である1997/10/10 11:32を処理開始時
間として記憶装置3に記憶保持する(ステップS20
7)。
【0064】つづいて、サーバ(X)802のサーバデ
ータの中に、最終アップロード時間である1997/1
0/10 10:32後に更新されたデータがあるか否
か、自サーバ(X)802に接続されたクライアント名
一覧(図9の903)にあるクライアント Aname
とクライアント Bnameがデータ更新クライアント
名にあるか否かを判別する(ステップS208)。この
判別の結果、更新されたデータがあるので、サーバ
(X)802からの更新該当データ(図10の100
4)を親サーバ801にアップロードし、更新該当デー
タに基づいて親サーバ801の既存のサーバデータ(図
10の1006)の更新処理を行う(ステップS20
9)。この処理において、更新該当データのデータ更新
クライアント名を自サーバ(X)302のサーバ名称で
あるサーバ Xname(図9の901)に更新する
(図10の1007)。
【0065】次に、親サーバ801に対するデータ更新
処理が成功したときは、親サーバ801がその記憶装置
に記憶保持していたデータ更新時間を今回更新されたデ
ータ更新時間に更新し(ステップS211)(図10の
1007)、処理開始時間を最終アップロード時間とし
て更新する(ステップS211)。これにより、サーバ
(X)802の最終アップロード時間は1997/10
/10 11:32(図11の1104)となる。
【0066】次に、サーバ(X)802が記憶装置3に
記憶保持していた更新情報を参照して、ダウンロード処
理の要求がされているか否かを判別し(ステップS21
3)、既にダウンロード処理要求がされている(図11
の1104)ので、記憶装置3に記憶保持していた最終
ダウンロード時間を取得する(ステップ214)。例え
ば、最終ダウンロード時間は、前回のデータ処理開始時
間である1999/10/10 10:32である(図
11の1104)。次に、親サーバ801からサーバ
(X)802に対する更新該当データ(図11の110
2)の中に、最終ダウンロード時間である1997/1
0/10 10:32後に更新されたデータがあるか否
か、データ更新クライアント名に自サーバ(X)802
のサーバ名称(サーバ Xname(図9の901))
以外の名称があるか否かを判別する(ステップS21
5)。この判別の結果、親サーバ801からの更新該当
データがあるので、親サーバ801のサーバデータ(図
11の1102)の中から更新該当データ(図11の1
105)をダウンロードし、データ更新処理を行う(ス
テップS216)。
【0067】次に、自サーバ(X)802におけるデー
タ更新処理が成功したか否かを判別し(ステップS21
7)、自サーバ(X)802におけるデータ更新処理が
ネットワークの切断等何らかの理由で失敗したときは、
ステップS201へ戻って記憶装置3に記憶保持してい
た最終ダウンロード時間を更新しない。一方、自サーバ
(X)802におけるデータ更新処理が成功したとき
は、自サーバ(X)802の記憶装置3に記憶保持して
いたデータ更新時間を今回更新されたデータ更新時間に
更新する(ステップS219)。これにより、最終ダウ
ンロード時間は今回の処理開始時間である1997/1
0/10 11:32(図11の1104)に更新さ
れ、ステップS201に戻る。
【0068】サーバにもクライアントと同じ仕組みと、
上述したアップロード処理でデータを自サーバにアップ
ロードするクライアントの名称一覧(図12の120
1)をサーバに持たせ、アップロード処理時にサーバが
更新クライアント名を自サーバ名に更新してから親サー
バにデータを更新する処理を持つことで、親サーバを通
してサーバ同士でのデータ共有が行える。この組み合わ
せを何段階にもすることで任意階層でのデータ共有が行
えることになる。
【0069】なお、これまで、各クライアントにおいて
データの追加、更新する場合みを述べてきたが、各クラ
イアントでデータが削除されたか否かを判別する項目更
にを更新情報に追加してもよい。
【0070】本実施の形態では、サーバ、クライアント
だけの1階層だけでなく、任意の階層でのサーバクライ
アント構造を持ち、すべてのサーバ、クライアントでデ
ータ共有を行うことができる。また、サーバが自サーバ
名称を持つことにより、サーバを増やした場合でもサー
バ、クライアントの設定変更が必要ないので、サーバ、
クライアントの増減時の管理を簡単に行うことができ
る。
【0071】本第2の実施の形態によれば、サーバがア
ップロード、ダウンロード処理を要求する設定と、それ
ら処理を行う間隔とを設定し(ステップS201,S2
02)、その間隔がきたときに(ステップS204でY
ES)、アップロード処理のときはサーバデータの更新
処理を行い(ステップS209)、ダウンロード処理の
ときはクライアントデータの更新処理を行い(ステップ
S209,S216)、これらの更新処理が何らかの理
由で失敗したとき(ステップS210,S217でN
O)、次回の処理間隔でデータの更新処理を行うので、
サーバが未稼働であったり、ネットワーク上で発生した
トラブル等に左右されず、サーバ間で共有するデータの
更新を効率よく行うことができる。
【0072】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1記
載のシステム及び請求項7記載の方法によれば、クライ
アント及びサーバの少なくとも一方は、更新時間と更新
クライアント名を持つデータのアップロード、ダウンロ
ード処理を要求する設定を行い、設定された間隔で処理
を行うとき、前回の処理後に更新されたデータについて
アップロード処理又はダウンロード処理を行い、それら
処理が失敗したときは、データ更新時間と更新クライア
ント名を更新せずに次回の処理のときに更新するので、
サーバが未稼働であったり、ネットワーク上で発生した
トラブル等に左右されず、クライアントサーバ間で共有
するデータの更新を効率よく行うことができる。
【0073】請求項2記載のシステム及び請求項8記載
の方法によれば、クライアント及びサーバの少なくとも
一方は、設定された間隔が経過したときは、処理を起動
し、設定された間隔が経過しないときは、処理を行う間
隔を設定するので、適正な時間で処理を行うことができ
る。
【0074】請求項3記載のシステム及び請求項9記載
の方法によれば、クライアント及びサーバの少なくとも
一方は、処理を要求する設定がなされている場合におい
て、前回処理時に記憶保持された処理時間を取得し、現
在の時間を処理開始時間として記憶保持するので、請求
項1記載のシステム及び請求項7記載の方法を効果的に
奏することができる。
【0075】請求項4記載のシステム及び請求項10記
載の方法によれば、クライアント及びサーバの少なくと
も一方は、処理が成功したときは、データの更新時間と
クライアント名を更新し、処理開始時間を処理時間とし
て記憶保持するので、請求項1記載のシステム及び請求
項7記載の方法を更に効果的に奏することができる。
【0076】請求項5記載のシステム及び請求項11記
載の方法によれば、最初にアップロード処理を行い、次
にダウンロードを行うので、クライアントで更新された
データを効率よくアップデートすることができる。
【0077】請求項6記載のシステム及び請求項12記
載の方法によれば、クライアント及びサーバはそれぞれ
固有の名称を持つので、クライアントを増やした場合で
もサーバ側の設定変更が必要ないので、サーバ及びクラ
イアントの増減時の管理を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るクライアント
サーバシステムを示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るクライアント
サーバシステムのデータ共有方法の処理を示すフローチ
ャートである。
【図3】図1のサーバ(X)1に接続されたクライアン
ト(A)4,クライアント(B)8のクライアント名称
を示す図である。
【図4】図2の処理におけるクライアント(A)4とサ
ーバ(X)1間の初回の共有データのアップロード及び
ダウンロードを示す概略図である。
【図5】図2の処理におけるクライアント(B)8とサ
ーバ(X)1間の初回の共有データのアップロードを示
す概略図である。
【図6】図2の処理におけるクライアント(B)8とサ
ーバ(X)1間の初回の共有データのダウンロードを示
す概略図である。
【図7】図2の処理におけるクライアント(A)8とサ
ーバ(X)1間の2回目の共有データのアップロード及
びダウンロードを示す概略図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るクライアント
サーバシステムを示すブロック図である。
【図9】図8のサーバ(X)802,サーバ(Y)80
3の名称、及び各サーバに接続されたクライアント名一
覧を示す図である。
【図10】図8のサーバ(X)802と親サーバ801
間における共有データのアップロードを示す概略図であ
る。
【図11】図8のサーバ(X)802と親サーバ801
間における共有データのダウンロードを示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1,802 サーバX 2,5,9 CPU 3,7,11 記憶装置 4,804 クライアントA 6,10,12 入力装置 8,805 クライアントB 801 親サーバ 803 サーバY 806 クライアントC 807 クライアントD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 明広 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B082 GB02 HA05 5B089 GA11 GA21 GB09 HA06 JA12 KA00 LB14

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上のクライアント及びサー
    バが、更新時間と更新クライアント名を有するデータを
    共有し、互いに前記データのアップロード、ダウンロー
    ドの処理を行って前記更新時間と前記更新クライアント
    名を更新するクライアントサーバシステムにおいて、 前記クライアント及び前記サーバの少なくとも一方が、
    前記処理を要求する設定を行う第1の設定手段と、 前記処理を行う間隔を設定する第2の設定手段と、 前記処理を要求する設定がなされているか否かを判別す
    る第1の判別手段と、 前記処理を要求する設定がなされている場合において、
    前回の前記処理後に前記更新時間と前記更新クライアン
    ト名が更新されたか否かを判別する第2の判別手段と、 前記更新時間と前記更新クライアント名が更新された場
    合において、前記更新されたデータについて前記処理を
    行い、前記処理が成功したか否かを判別する第3の判別
    手段とを備え、 前記第3の判別手段による判別の結果、前記処理が失敗
    したときは前記更新時間と前記更新クライアント名を更
    新せず、次回処理時に行うことを特徴とするクライアン
    トサーバシステム。
  2. 【請求項2】 前記クライアント及び前記サーバの少な
    くとも一方は、前記設定された間隔が経過したときは、
    前記処理を起動し、前記設定された間隔が経過しないと
    きは前記第2の設定手段により前記処理を行う間隔を設
    定することを特徴とする請求項1記載のクライアントサ
    ーバシステム。
  3. 【請求項3】 前記クライアント及び前記サーバの少な
    くとも一方は、前記処理を要求する設定がなされている
    場合において、前記前回処理時に記憶保持された処理時
    間を取得し、現在の時間を処理開始時間として記憶保持
    することを特徴とする請求項1又は2記載のクライアン
    トサーバシステム。
  4. 【請求項4】 前記クライアント及び前記サーバの少な
    くとも一方は、前記第3の判別手段による判別の結果、
    前記処理が成功したときは、前記更新時間と前記更新ク
    ライアント名を更新し、前記処理開始時間を前記処理時
    間として記憶保持することを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載のクライアントサーバシステム。
  5. 【請求項5】 前記処理は、最初に前記アップロードを
    行い、次に前記ダウンロードを行うことを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれか1項に記載のクライアントサー
    バシステム。
  6. 【請求項6】 前記クライアント及び前記サーバはそれ
    ぞれ固有の名称を持つことを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれか1項に記載のクライアントサーバシステム。
  7. 【請求項7】 ネットワーク上のクライアント及びサー
    バが、更新時間と更新クライアント名を有するデータを
    共有し、互いに前記データのアップロード、ダウンロー
    ドの処理を行って前記更新時間と前記更新クライアント
    名を更新するクライアントサーバシステムのデータ共有
    方法において、 前記クライアント及び前記サーバの少なくとも一方が、
    前記処理を要求する設定を行う第1の設定工程と、 前記処理を行う間隔を設定する第2の設定工程と、 前記処理を要求する設定がなされているか否かを判別す
    る第1の判別工程と、 前記処理を要求する設定がなされている場合において、
    前回の前記処理後に前記更新時間と前記更新クライアン
    ト名が更新されたか否かを判別する第2の判別工程と、 前記更新時間と前記更新クライアント名が更新された場
    合において、前記更新されたデータについての前記処理
    を行い、前記処理が成功したか否かを判別する第3の判
    別工程とを備え、 前記第3の判別工程による判別の結果、前記処理が失敗
    したときは前記更新時間と前記更新クライアント名を更
    新せず、次回処理時に行うことを特徴とするクライアン
    トサーバシステムのデータ共有方法。
  8. 【請求項8】 前記クライアント及び前記サーバの少な
    くとも一方は、前記設定された間隔が経過したときは、
    前記処理を起動し、前記設定された間隔が経過しないと
    きは前記第2の設定工程により前記処理を行う間隔を設
    定することを特徴とする請求項7記載のクライアントサ
    ーバシステムのデータ共有方法。
  9. 【請求項9】 前記クライアント及び前記サーバの少な
    くとも一方は、前記処理を要求する設定がなされている
    場合において、前記前回処理時に記憶保持された処理時
    間を取得し、現在の時間を処理開始時間として記憶保持
    することを特徴とする請求項7又は8記載のクライアン
    トサーバシステムのデータ共有方法。
  10. 【請求項10】 前記クライアント及び前記サーバの少
    なくとも一方は、前記第3の判別工程による判別の結
    果、前記処理が成功したときは、前記更新時間と前記更
    新クライアント名を更新し、前記処理開始時間を前記処
    理時間として記憶保持することを特徴とする請求項7乃
    至9のいずれか1項に記載のクライアントサーバシステ
    ムのデータ共有方法。
  11. 【請求項11】 前記処理は、最初に前記アップロード
    を行い、次に前記ダウンロードを行うことを特徴とする
    請求項7乃至10のいずれか1項に記載のクライアント
    サーバシステムのデータ共有方法。
  12. 【請求項12】 前記クライアント及び前記サーバはそ
    れぞれ固有の名称を持つことを特徴とする請求項7乃至
    11のいずれか1項に記載のクライアントサーバシステ
    ムのデータ共有方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012221317A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Kii corp データ同期装置、データ同期システム、データ同期方法及びプログラム
JP2014127123A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Canon Marketing Japan Inc 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び記録媒体
JP2015194888A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 富士通エフ・アイ・ピー株式会社 データ管理方法及びデータ管理システム

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