JP2001273142A - デシジョンテーブルの構造 - Google Patents

デシジョンテーブルの構造

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JP2001273142A
JP2001273142A JP2000087877A JP2000087877A JP2001273142A JP 2001273142 A JP2001273142 A JP 2001273142A JP 2000087877 A JP2000087877 A JP 2000087877A JP 2000087877 A JP2000087877 A JP 2000087877A JP 2001273142 A JP2001273142 A JP 2001273142A
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condition
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JP2000087877A
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Tsuguji Kurihara
世治 栗原
Tetsuya Abe
哲也 阿部
Tetsuya Tsukui
哲也 津久井
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な条件と処理をもつデシジョンテーブル
では、その可読性が劣る。 【解決手段】 デシジョンテーブルに記述される複数の
処理を実行する順番のみを記述するマクロテーブルと、
このマクロテーブルに記述される複数の条件の組み合わ
せ別の複数の判定を記述する判定テーブルとに変換す
る。また、前記判定テーブルの条件の中から・他条件が
確定的で“Yes”と“No”が両方存在する条件、・
YesまたはNoのどちらでもよい条件を削除するこ
と、判定テーブルに記述される条件判定経路が複数ある
場合、条件の共通部をコピーし、それぞれ末端処理まで
1つのルートになるよう展開すること、判定テーブルの
条件が複数テーブルで表現している場合、1つの処理と
その実施条件で表現されたものの集合で記述することも
含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エキスパートシス
テムの知識べ一ス等に採用されるデシジョンテーブル
(DT)の構造に係り、特にデシジョンテーブル形式で
記述された内容の可読性を向上するためのデシジョンテ
ーブルの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エキスパートシステムの知識ベースは、
多数の条件文と実行文の論理の組み合わせで知識を構成
する。また、コンピュータプログラムは、複数の条件の
組み合わせを基に複数の処理のうちの1つの処理に分岐
実行するプログラム文を多く含む。
【0003】これら知識やプログラム文に採用されるデ
シジョンテーブルは、ある条件の組み合わせのときにど
のような処理をするかを定義付けており、図7に構造例
を示すように、複数の条件と、その条件判別の組み合わ
せに当てはまる項目を記述するテーブルとなる。
【0004】さらに、デシジョンテーブルは、その1つ
で処理が決定される場合もあるが、図8に例示するよ
に、複数のデシジョンテーブルの処理が他のデシジョン
テーブルに分岐するような論理の記述が可能で、これら
複数のデシジョンテーブルの結合関係により、より複雑
な知識や処理を記述することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ある複雑な論理を記述
する方法としてデシジョンテーブルを用いることは有効
である。しかし、デシジョンテーブルは、1つのテーブ
ルの条件の数をN個とすると、条件組み合わせは2N
となり、この条件組み合わせ毎に複数の処理が定義付け
られるので、条件の数と処理の数が増えればテーブルの
内容は非常に複雑なものになる。
【0006】しかも、デシジョンテーブルで記述された
論理は、デシジョンテーブル自体の自由度が高いため、
あとで内容を人が理解することは非常に困難である。こ
の可読性が低い理由としては下記の要因が考えられる。
【0007】(1)デシジョンテーブルを記述する際に
構造化や階層化を意識せず記述できるため、全体の論理
構成が不明確な場合が多い。
【0008】(2)1つのテーブルから複数のテーブル
に分岐できるため、複数の判断要因が一つのテーブルに
集約されてしまう場合がある。
【0009】(3)排他的な分岐と連続処理的な分岐が
同じ表現でり、排他的な分岐と連続処理的な分岐を混同
して表記できるので解り難い。
【0010】なお、デシジョンテーブルの論理を検証す
る方法として、特開平5−100891号公報には、プ
ログラムデバッグ装置が開示されている。この装置で
は、デシジョンテーブルで記述された部分を実行する前
に条件判定処理を行い、実行前にどの命令が実行される
かの表示をすることにより、デシジョンテーブルのデバ
ッグを効率良くする。この装置では、デシジョンテーブ
ルの可読性が低いため、デシジョンテーブルの判定を局
部的に実行し、その結果から正当性をチェックするもの
であり、可読性を向上させるものではない。
【0011】本発明の目的は、複雑な条件と処理の組み
合わせになるデシジョンテーブルの可読性を高めたデシ
ジョンテーブルの構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、複雑な条件と
処理をもつデシジョンテーブルにおける条件や処理を論
理的に分割したデシジョンテーブルまたは別形式に変換
したテーブル構造とすることで、各デシジョンテーブル
における複雑度を下げると共に各デシジョンテーブルの
可読性を向上させたもので、以下の構造を特徴とする。
【0013】多数の条件と、該各条件の組み合わせに応
じて決定される複数の処理とを記述するデシジョンテー
ブルの構造であって、前記デシジョンテーブルを、前記
デシジョンテーブルに記述される前記複数の処理を実行
する順番のみを記述するマクロテーブルと、前記マクロ
テーブルに記述される前記複数の条件の組み合わせ別の
複数の判定が記述され、前記マクロテーブルによる処理
指令で個々に処理を実行する判定テーブルと、に変換し
たことを特徴とする。
【0014】また、前記判定テーブルの条件の中から下
記の条件、 ・他条件が確定的で“Yes”と“No”が両方存在す
る条件 ・YesまたはNoのどちらでもよい条件 を削除した判定テーブルとすることを特徴とする。
【0015】また、前記判定テーブルに記述される条件
判定経路が複数ある場合、条件の共通部をコピーし、そ
れぞれ末端処理まで1つのルートになるよう展開した判
定テーブルとすることを特徴とする。
【0016】また、前記判定テーブルの条件が複数テー
ブルで表現している場合、1つの処理とその実施条件で
表現されたものの集合で記述した判定テーブルとするこ
とを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の実施形態を示し、既存のテーブルを別形式の等価な
テーブルに変換する場合である。
【0018】既存のデシジョンテーブルAが複数の条件
と複数の処理で記述されるのに対して、本実施形態では
条件判定をしないマクロテーブルBと個別の処理を行う
判定テーブルCに分割することで、テーブルの簡略化と
可読性を向上させる。
【0019】マクロテーブルBには処理を行う順番だけ
を記述する。判定テーブルCには個々に1つの処理を行
うための条件を記述する。
【0020】図2は、具体例を示し、3つの条件の組み
合わせで4つの処理を行う既存のデシジョンテーブルA
に対して、マクロテーブルBには4つの処理別の判定テ
ーブルへの処理順を記述し、マクロテーブルBから処理
指令が与えられたときに、各判定テーブルC1〜C4に
は各条件の組み合わせが成立したか否かを判定し、判定
が成立したときに1つの処理を行う記述をする。
【0021】なお、マクロテーブルBおよび判定テーブ
ルC1〜C4の記述は、既存のデシジョンテーブルの条
件と処理の論理に合わされるもので、既存のデシジョン
テーブルAを読み取ることで自動的に展開することがで
きる。
【0022】以上のように、従来の1つのテーブルで表
現されている情報を論理的に分割し、テーブルが実行す
る処理を明確にすることができる。そして、1つのテー
ブル内での処理の数を減少させることにより、1テーブ
ルの複雑度を下げることができ、局所的にテーブル内容
が理解し易くなる。
【0023】なお、全体的なテーブル構成は逆に複雑に
なるが、マクロ的なブロック構造は変換を行った後の方
がわかり易くなる。図3は、テーブル変換の例を示し、
テーブル構造は複雑になるが、論理的な意味は解り易く
なる。
【0024】(第2の実施形態)図4は、本発明の他の
実施形態を示し、前記のテーブル変換を実施後、判定テ
ーブルの条件の中から下記条件を満たすものを削除する
ことで、必要な条件だけを抽出する。
【0025】・他条件が確定的で“Y”と“N”が両方
存在する条件 ・すべて“−”である条件 なお、条件“Y”はYes、“N”はNo、“−”はY
esまたはNoのどちらでもよいことを意味する。
【0026】これらの条件は、本テーブルの処理を実行
する際に影響しない条件である。そこで、これらの条件
を削除することで、テーブル内の条件数を減少させるこ
とができ、結果としてテーブルの複雑度を下げると共に
可読性を一層高めることができる。
【0027】図4の例では、テーブルCaの条件3にお
ける“−”は、YesまたはNoであるため、この部分
をYesとNoに置き換えることでテーブルCbに変換
できる。そして、テーブルCbの条件1は、Yesで確
定されており、条件2と3はYesとNoが混在してい
るため、処理1は条件2と3には影響されないことか
ら、条件2と3を削除することでテーブルCcに変換さ
れ、処理1は条件1がYesのときのみ処理されるもの
になる。
【0028】(第3の実施形態)図5は、本発明の他の
実施形態を示し、第1の実施形態によるテーブル変換を
行った後、複数テーブルから参照されているテーブルを
コピーすることで可読性を高める。
【0029】図5の例では、(a)に示す論理構成にな
るテーブル(●印)は、末端処理まで2つのルートがあ
り、末端処理が1つであっても条件判定経路が2つある
場合である。このテーブル構成に対して、(b)に示す
ように各末端処理までのルートを1つのルートに限定す
る。この処理には、共通部をコピーし、それぞれのルー
トに展開することにより、全体的な構造が見やすくす
る。
【0030】このように各末端の処理までのルートを一
本化し表現することで、シンプルな木構造表現を可能と
する。結果として、末端処理までの条件判別ルートが一
本化されるので、全体の構造がより解かりやすくなる。
【0031】(第4の実施形態)図6は、本発明の他の
実施形態を示し、前記の第3の実施形態の枝ごとにそれ
にいたる条件を抽出することで、「実行すべき処理」と
それを「実施するか否かの条件」というデシジョンテー
ブルと異なる形式に表現する。
【0032】これは、デシジョンテーブル形式で記述し
た複数テーブルで表現しているルールを、1つの「処
理」とその「実施条件」で表現されたものの集合で表現
したことになる。
【0033】このような形式のルールとして表現するこ
とで、ある特定の条件を含む処理をグルーピングした
り、処理や条件の比較を容易に行えるため、ルールの分
析や新たな形式のルールヘの変換を容易に行うことがで
きる。
【0034】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、複雑な
条件と処理をもつデシジョンテーブルにおける条件や処
理を論理的に分割したデシジョンテーブルまたは別形式
に変換したテーブル構造とするため、デシジョンテーブ
ル形式で記述された条件、処理を変換・展開することで
可読性を上げることができる。
【0035】また、末端処理に対する条件を最適化する
こと、条件判別構造を明確にすること、新たな表現のル
ールに変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すテーブル変換。
【図2】第1の実施形態におけるテーブル変換の具体
例。
【図3】第1の実施形態におけるテーブル構造の変換
例。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す処理に対する条
件最適化の例。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す複数リンクテー
ブルのコピーの例。
【図6】本発明の第4の実施形態を示す条件一覧の例。
【図7】従来のデシジョンテーブルの構造例。
【図8】従来の複数のデシジョンテーブルを用いた論理
の記述例。
【符号の説明】
A…既存のデシジョンテーブル B…マクロテーブル C、C1〜C4、Ca、Cb、Cc…判定テーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の条件と、該各条件の組み合わせに
    応じて決定される複数の処理とを記述するデシジョンテ
    ーブルの構造であって、 前記デシジョンテーブルを、 前記デシジョンテーブルに記述される前記複数の処理を
    実行する順番のみを記述するマクロテーブルと、 前記マクロテーブルに記述される前記複数の条件の組み
    合わせ別の複数の判定が記述され、前記マクロテーブル
    による処理指令で個々に処理を実行する判定テーブル
    と、に変換したことを特徴とするデシジョンテーブルの
    構造。
  2. 【請求項2】 前記判定テーブルの条件の中から下記の
    条件、 ・他条件が確定的で“Yes”と“No”が両方存在す
    る条件 ・YesまたはNoのどちらでもよい条件 を削除した判定テーブルとすることを特徴とする請求項
    1に記載のデシジョンテーブルの構造。
  3. 【請求項3】 前記判定テーブルに記述される条件判定
    経路が複数ある場合、条件の共通部をコピーし、それぞ
    れ末端処理まで1つのルートになるよう展開した判定テ
    ーブルとすることを特徴とする請求項1または2に記載
    のデシジョンテーブルの構造。
  4. 【請求項4】 前記判定テーブルの条件が複数テーブル
    で表現している場合、1つの処理とその実施条件で表現
    されたものの集合で記述した判定テーブルとすることを
    特徴とする請求項3に記載のデシジョンテーブルの構
    造。
JP2000087877A 2000-03-28 2000-03-28 デシジョンテーブルの構造 Pending JP2001273142A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006146374A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Aie Research Inc 知識情報処理装置および知識情報処理方法
JP2013148965A (ja) * 2012-01-17 2013-08-01 Fujitsu Fsas Inc 編集装置、編集方法および編集プログラム

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JP2006146374A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Aie Research Inc 知識情報処理装置および知識情報処理方法
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