JP2001269651A - 有機廃棄物処理装置 - Google Patents

有機廃棄物処理装置

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JP2001269651A
JP2001269651A JP2000087840A JP2000087840A JP2001269651A JP 2001269651 A JP2001269651 A JP 2001269651A JP 2000087840 A JP2000087840 A JP 2000087840A JP 2000087840 A JP2000087840 A JP 2000087840A JP 2001269651 A JP2001269651 A JP 2001269651A
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air
organic waste
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temperature
air circulation
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JP2000087840A
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English (en)
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Shigeru Handa
繁 半田
Takashi Moriya
孝志 守谷
Morio Kato
守男 加藤
Tomohiro Nishida
知弘 西田
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Koito Industries Ltd
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Koito Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒートポンプにより、冷却による除湿と除湿後
の空気の加熱の両方を実行することで、優れた除湿と除
湿後の加熱を極めて効率よく、かつ低コストで実現する
ことが可能な有機廃棄物処理装置を提供する。 【解決手段】有機廃棄物は分解処理槽11に収納され、
攪拌手段20の回転駆動により攪拌されながら微生物の
働きにより分解される。分解処理槽11内部の空気は、
空気循環経路40を通って外部に循環する途中で、除湿
手段であるヒートポンプ50の蒸発器51により充分に
冷却され、多量の水蒸気が凝縮されることで除湿され
る。また除湿された空気は、同じくヒートポンプ50の
加熱部58によって元の温度付近まで加熱されてから分
解処理槽11内部に戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ等の有機廃
棄物を閉鎖系の環境下で、好気性微生物の働きを利用す
ることにより分解処理するための有機廃棄物処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近では環境保全の意識の高まりによ
り、ごみ処理問題にも多大な関心が集まっているが、生
ゴミ等の有機廃棄物の処理方式に関しては、好気性微生
物の分解能をそのまま利用するいわゆるバイオ式のタイ
プが知られている。
【0003】かかるバイオ式のタイプによれば、有機廃
棄物を好気性微生物の生育媒体とすることにより、有機
廃棄物が最終的には少量の固形物である分解残留物の
他、水それに炭酸ガスを主成分とするガスとに分解され
る。ここで分解残留物は堆肥として有効に再利用できる
ものであり、周囲の環境を損なうことなく生ゴミ等を効
果的に減量化できることから、バイオ式のタイプは注目
されている。
【0004】この種の有機廃棄物処理装置としては、具
体的には例えば特開平11−90384号公報に示すよ
うなものが知られている。すなわち、処理槽1内部に連
通する循環経路2の途中に、水蒸気を除去する凝縮部4
と、処理槽1内部の空気を加熱するための加熱部3とを
それぞれ設けたものである。ここで凝縮部4は既存のラ
ジエータと同等の構成であり、加熱部3には電気ヒータ
が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の技術では、一般のラジエータと同等の凝
縮部4では、例えばヒートポンプ等に比べれば冷却能力
に限界があり、除湿能力が劣るという問題があった。具
体的には、処理槽1内部の温度が40℃に設定されてい
る場合、夏場で周囲温度が30度以上もあるとき等、充
分な除湿効果が得られない虞があった。
【0006】また、電気ヒータである加熱部3の熱量
は、一般には1[kW]=3600[kJ/h]である
のに対して、例えば前記ヒートポンプ(空気熱源)で
は、1[kW]=約11720[kJ/h]であるとい
う実験データがある。これからも明らかなように、電気
ヒータでは、ヒートポンプに比べてランニングコストが
嵩むという問題があった。
【0007】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、ヒートポンプによ
り、冷却による除湿と除湿後の空気の加熱の両方を実行
することで、優れた除湿と除湿後の加熱を極めて効率よ
く充分に、かつ低コストで実現することが可能な有機廃
棄物処理装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に
存する。 [1]有機廃棄物を微生物の働きを利用して分解処理す
るための有機廃棄物処理装置(10)において、収納さ
れた有機廃棄物を攪拌して微生物により分解せしめる分
解処理槽(11)と、該分解処理槽(11)内部の空気
をいったん外部に導いて再び該分解処理槽(11)内部
に戻す空気循環経路(40)と、該空気循環経路(4
0)の途中に設けられた除湿手段とを有し、前記除湿手
段はヒートポンプ(50)から成り、該ヒートポンプ
(50)の低温側の部位により、前記空気循環経路(4
0)中の空気に含まれる水蒸気を凝縮することで除湿す
ることを特徴とする有機廃棄物処理装置(10)。
【0009】[2]前記ヒートポンプ(50)の高温側
の部位により、前記空気循環経路(40)中において、
前記低温側の部位により除湿された空気を加熱可能であ
ることを特徴とする[1]記載の有機廃棄物処理装置
(10)。
【0010】[3]前記空気循環経路(40)中におけ
る前記ヒートポンプ(50)の低温側の部位が配された
位置の上流側と、前記ヒートポンプ(50)の高温側の
部位が配された位置の上流側とに跨るように顕熱交換器
(75)を配設したことを特徴とする[2]記載の有機
廃棄物処理装置(10)。
【0011】[4]前記ヒートポンプ(50)は、その
低温側の部位である蒸発器(51)にて冷媒が蒸発した
冷媒ガスを圧縮機(52)で圧縮し、高温の冷媒ガスと
して高温側の凝縮器(51)へ送り、該凝縮器(51)
で凝縮した冷媒を再び前記蒸発器(51)へ送る行程を
繰り返すものであり、前記蒸発器(51)を前記空気循
環経路(40)中の途中に配設して、該蒸発器(51)
により、前記空気循環経路(40)中の空気に含まれる
水蒸気を凝縮するように設定したことを特徴とする
[1],[2]または[3]記載の有機廃棄物処理装置
(10)。
【0012】[5]前記ヒートポンプ(50)の高温側
の部位である前記圧縮機(52)と前記凝縮器(51)
との間に、その間を流れる高温の冷媒ガスを、前記空気
循環経路(40)中における前記蒸発器(51)がある
位置の下流側まで迂回させるバイパス経路(56)を設
け、所定の切替手段(57)により、前記バイパス経路
(56)を経て前記高温の冷媒ガスが流れるように設定
し、前記空気循環経路(40)中における前記蒸発器
(51)がある位置の下流側にて、前記バイパス経路
(56)の途中に加熱部(58)を形成し、該加熱部
(58)により、前記蒸発器(51)により除湿された
空気を加熱可能に設定したことを特徴とする[4]記載
の有機廃棄物処理装置(10)。
【0013】[6]前記空気循環経路(40)の途中
に、該空気循環経路(40)を経て前記分解処理槽(1
1)内部に外気を導入するための給気経路(43)を設
けたことを特徴とする[1],[2],[3],[4]
または[5]記載の有機廃棄物処理装置(10)。
【0014】[7]前記空気循環経路(40)の途中
に、該空気循環経路(40)を経て前記分解処理槽(1
1)内部の空気を外部に排出するための排気経路(4
5)を設けたことを特徴とする[1],[2],
[3],[4],[5]または[6]記載の有機廃棄物
処理装置(10)。
【0015】[8]前記空気循環経路(40)ないし前
記排気経路(45)の途中に、空気を脱臭するための脱
臭手段(80)を設けたことを特徴とする[7]記載の
有機廃棄物処理装置(10)。
【0016】[9]前記分解処理槽(11)内部を陰圧
に設定したことを特徴とする[1],[2],[3],
[4],[5],[6],[7]または[8]記載の有
機廃棄物処理装置(10)。
【0017】[10]前記切替手段(57)の操作量を
調整して、前記加熱部(58)による発熱量を加減する
ことにより、前記分解処理槽(11)内部の気温を所望
の温度に制御可能に設定したことを特徴とする[5],
[6],[7],[8]または[9]記載の有機廃棄物
処理装置(10)。
【0018】[11]前記分解処理槽(11)内部に加
湿器(30)を設け、該加湿器(30)の出力を加減す
ること、および前記蒸発器(51)の出力を調整するこ
とにより、前記蒸発器(51)による除湿後の空気が導
入された前記分解処理槽(11)内部の湿度を所望の湿
度に制御可能に設定したことを特徴とする[5],
[6],[7],[8],[9]または[10]記載の
有機廃棄物処理装置(10)。
【0019】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。本発明に係る有機廃棄物処理装置(10)によれ
ば、生ゴミ等の有機廃棄物は分解処理槽(11)に収納
され、該分解処理槽(11)の内部で攪拌されながら好
気性微生物の働きにより分解される。
【0020】前記分解処理槽(11)内部の空気は、空
気循環経路(40)を通って外部にいったん導かれてか
ら再び分解処理槽(11)内部に戻されるが、かかる循
環過程で空気循環経路(40)の途中にある除湿手段に
より除湿される。
【0021】前記除湿手段はヒートポンプ(50)から
成り、該ヒートポンプ(50)の低温側の部位により、
前記空気循環経路(40)中の空気に含まれる水蒸気が
凝縮されることで除湿される。ここでヒートポンプ(5
0)は冷凍機としての役目も果たすものであり、例えば
一般のラジエータ等に比べて優れた冷却能力を備えるた
め、空気中の水蒸気を充分に凝縮することができる。
【0022】しかも、前記ヒートポンプ(50)では、
前記低温側の部位で奪った熱を高温側の部位で利用する
ことが可能であるため、該高温側の部位により、前記空
気循環経路(40)中において、前記低温側の部位によ
り除湿されて冷えた空気を加熱することもできる。
【0023】それにより、除湿により冷やされた空気を
所望の温度に加熱するに際して、別途電気ヒータ等を特
別に用いる必要がなく、しかも電気ヒータに比べて、格
段に安いコストで大きな熱容量を得ることができる。
【0024】また、前記空気循環経路(40)中におけ
るヒートポンプ(50)の低温側の部位が配された位置
の直ぐ上流側と、ヒートポンプ(50)の高温側の部位
が配された位置の直ぐ上流側とに跨るように顕熱交換器
(75)を配設すれば、分解処理槽(11)内部の比較
的温度の高かった空気は、顕熱交換器(75)の一端側
により、温度が下げられてから低温側の部位に流れ、逆
に低温側の部位により温度が下げられ除湿された空気
は、顕熱交換器(75)の他端側により、温度が上げら
れてから高温側の部位に流れる。
【0025】それにより、ヒートポンプ(50)の出力
をあげることなく、低温側の部位による除湿効率と、高
温側の部位による加熱効率とを、それぞれよりいっそう
と向上させることができる。
【0026】具体的には前記ヒートポンプ(50)は、
その低温側の部位である蒸発器(51)にて冷媒が蒸発
した冷媒ガスを圧縮機(52)で圧縮し、高温の冷媒ガ
スとして高温側の凝縮器(51)へ送り、該凝縮器(5
1)で凝縮した冷媒を再び前記蒸発器(51)へ送る行
程を繰り返すものである。ここで前記蒸発器(51)を
空気循環経路(40)中の途中に配設して、該蒸発器
(51)により、空気循環経路(40)中の空気に含ま
れる水蒸気を凝縮するように設定するとよい。
【0027】また、前記ヒートポンプ(50)の高温側
の部位である圧縮機(52)と凝縮器(51)との間
に、その間を流れる高温の冷媒ガスを、空気循環経路
(40)中における前記蒸発器(51)がある位置の下
流側まで迂回させるバイパス経路(56)を設け、所定
の切替手段(57)により、前記バイパス経路(56)
を経て前記高温の冷媒ガスが流れるように設定し、該バ
イパス経路(56)の途中に形成した加熱部(58)に
より、前記蒸発器(51)により除湿された空気を加熱
可能に設定するとよい。
【0028】また、前記空気循環経路(40)の途中
に、該空気循環経路(40)を経て前記分解処理槽(1
1)内部に外気を導入するための給気経路(43)を設
ければ、有機廃棄物の分解に伴い消失した酸素等が豊富
な外気を新たに適宜取り込むことができる。ここで分解
処理槽(11)内部を陰圧に設定しておけば、外気の取
り込みが容易となり、しかも内部の空気が外部に徒に漏
れる事態を防ぐことができる。
【0029】また、前記空気循環経路(40)の途中
に、該空気循環経路(40)を経て前記分解処理槽(1
1)内部の空気を外部に排出するための排気経路(4
5)を設ければ、有機廃棄物の分解に伴う生成ガス等を
適宜外部に排出することができる。ここで前記空気循環
経路(40)ないし前記排気経路(45)の途中に、空
気を脱臭するための脱臭手段(80)を設ければ、周囲
に悪臭が拡散する事態を防ぐことができる。
【0030】さらにまた、前記切替手段(57)の操作
量を調整して、前記加熱部(58)による発熱量を加減
することにより、前記分解処理槽(11)内部の気温を
所望の温度に容易に制御することが可能になる。
【0031】また、前記分解処理槽(11)内部に加湿
器(30)を設け、該加湿器(30)の出力を加減した
り、前記蒸発器(51)の出力を調整することにより、
前記除湿手段による除湿後の空気が導入された前記分解
処理槽(11)内部の湿度を、所望の湿度に容易に制御
することも可能になる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する各種実施の形態を説明する。図1および図2は本発
明の第1実施の形態を示している。本実施の形態に係る
有機廃棄物処理装置10は、生ゴミ等の有機廃棄物を閉
鎖系環境下において、好気性微生物の働きを利用して分
解処理するための装置である。
【0033】図1に示すように、有機廃棄物処理装置1
0は、有機廃棄物を収納する分解処理槽11と、該分解
処理槽11内部の空気をいったん外部に導いて再び該分
解処理槽11内部に戻す空気循環経路40と、該空気循
環経路40の途中に設けられ除湿手段であるヒートポン
プ50とから成る。
【0034】前記分解処理槽11は所定容量に設定され
ており、その内部には、有機廃棄物やこれが微生物によ
り分解処理された分解残留物を攪拌するための攪拌手段
20が配設されている。また、攪拌手段20の上側に
は、いわゆる水噴霧式の加湿器30が配設されている。
【0035】前記攪拌手段20は、具体的には図1に示
すように、分解処理槽11内の所定の深さ位置に回転可
能に横設されたシャフト21に、その軸心方向に亘って
複数の攪拌翼22,22…を所定間隔おきに放射状ある
いは螺旋状に突設したものから成る。このシャフト21
の一端側は外側へ貫通しており、該シャフト21は外部
に配設された駆動モータ23により、一般的な動力伝達
機構を介して回転駆動されるように設定されている。
【0036】前記加湿器30は、外部の給水源に連通し
た給水管31に複数の噴霧ノズル32を連設して成り、
給水管31の基端側には、各噴霧ノズル32からの水噴
霧量、すなわち分解処理槽11内部の湿度を調整可能な
流路遮断弁33が設けられている。この流路遮断弁33
は湿度制御装置36に信号線を介して接続されている。
なお、分解処理槽11内部の湿度制御については後述す
る。
【0037】分解処理槽11は天井壁には、有機廃棄物
を投入するための供給口12と、この供給口12を開閉
する蓋板12aが設けられている。一方、分解処理槽1
1の適所には、図示省略したが余分な分解残留物を外部
へ適宜排出するための排出口等も設けられている。な
お、分解処理槽11の下部には、沈降した余分な水分を
外部へ排出するための排水ポートを設けてもよい。
【0038】分解処理槽11の天井壁の一端側には、該
分解処理槽11内部の空気をいったん外部に導いて再び
該分解処理槽11内部に戻す空気循環経路40の始端口
41が連通接続され、同じく天井壁の他端側には、空気
循環経路40の終端口42が連通接続されている。
【0039】空気循環経路40は、前記始端口41があ
る往路配管40aと、前記終端口42がある復路配管4
0bと、これら往路配管40aと復路配管40bとを結
んで空気循環経路40の途中一部を成すと共に、ヒート
ポンプ50の構成の一部でもある除湿ユニット50bと
から形成されている。
【0040】前記往路配管40aの途中には、該往路配
管40aを流れる空気(分解処理槽11内部の空気)の
湿度を測定する湿度センサ34と、温度を測定する温度
センサ35が設けられている。湿度センサ34は湿度制
御装置36に、温度センサ35は温度制御装置37に、
それぞれ信号線を介して接続されている。
【0041】前記復路配管40bの下流側途中には、該
復路配管40bを経て前記分解処理槽11内部に外気を
導入するための給気経路43が連通接続されている。こ
の給気経路43の途中には、給気量を適宜調整するため
の風量調整ダンパ44が設けられている。なお、復路配
管40bの途中にも風量調整ダンパ47が設けられてい
る。
【0042】前記分解処理槽11内部は陰圧に設定され
ているため、少なくとも前記給気経路43では特別な動
力を用いることなく、外気が分解処理槽11内部に自然
に空気が取り込まれるようになっている。
【0043】一方、前記復路配管40bの上流側途中に
は、該復路配管40bを経て前記分解処理槽11内部の
空気を外部に排出するための排気経路45が連通接続さ
れている。この排気経路45の途中には、空気を脱臭す
るための脱臭手段80と、排気量を適宜調整するための
風量調整ダンパ46が設けられている。
【0044】ここで脱臭手段80は、脱臭フィルタ81
とブロワ82とを具備して成る。ブロワ82による吸引
により、前記復路配管40b(空気循環経路40)中の
空気の一部が強制的に外部に排出されるわけであるが、
これにより、前記分解処理槽11内部は常時陰圧に維持
されることになる。
【0045】前記除湿手段であるヒートポンプ50は、
外観的には室外機ユニット50aと、前記除湿ユニット
50bとから成り、これら各ユニット50a,50bの
内部に、低温側の部位や高温側の部位をそれぞれ構成す
る各種機構が内装されている。なお、前述したが除湿ユ
ニット50bは、前記空気循環経路40の途中一部を形
成している。
【0046】本有機廃棄物処理装置10では、このヒー
トポンプ50の低温側の部位により、前記空気循環経路
40中の空気に含まれる水蒸気を凝縮することで除湿す
るように構成されている。同じくヒートポンプ50の高
温側の部位により、前記空気循環経路40中において、
前記低温側の部位により除湿された空気を加熱可能に構
成されている。
【0047】前記ヒートポンプ50は、その低温側の部
位である蒸発器51にて冷媒が蒸発した冷媒ガスを圧縮
機52で圧縮し、高温の冷媒ガスとして高温側の凝縮器
53へ送り、該凝縮器53で凝縮した冷媒を再び前記蒸
発器51へ送る行程を繰り返す装置である。
【0048】ここで蒸発器51は、前記空気循環経路4
0中の途中である除湿ユニット50bに内設されてお
り、この蒸発器51により、前記空気循環経路40中の
空気に含まれる水蒸気が凝縮するように設定されてい
る。ヒートポンプ50の冷媒循環経路50cにおける前
記蒸発器51の手前位置には、膨脹弁55が設けられて
おり、この膨脹弁55を経て蒸発器51に入った冷媒は
周囲の熱を奪って蒸発することで、当該位置にて除湿用
の冷却能力を発揮する。
【0049】一方、前記圧縮機52や凝縮器53は、そ
れぞれ室外機ユニット50aの方に内設されている。圧
縮機52はコンプレッサから成り、前記蒸発器51から
送られてきた冷媒ガスは、圧縮機52で圧縮されてから
凝縮器53に送られて、凝縮器53で放熱しながら凝縮
する。凝縮器53にはファン53aが付設されている。
【0050】前記凝縮器53の下流側には冷媒タンク5
4も配設されており、凝縮器53で凝縮された冷媒はい
ったん冷媒タンク54に貯留されてから、再び前記膨脹
弁55を経て蒸発器51へと送られる。
【0051】前記ヒートポンプ50の高温側の部位であ
る圧縮機52と凝縮器53との間には、その間を流れる
高温の冷媒ガスを、前記除湿ユニット50b(空気循環
経路40)中における前記蒸発器51がある位置の下流
側まで迂回させるバイパス経路56が設けられている。
【0052】前記圧縮機52と凝縮器53との間には、
所定の切替手段である流路切換弁57が設けられてお
り、この流路切換弁57の電磁的な切替操作によって、
前記バイパス経路56を流れる高温の冷媒ガスの流量を
調整できるようになっている。
【0053】バイパス経路56の途中には、例えばコイ
ル管を密に配して成る加熱部58が設けられている。こ
の加熱部58は、前記除湿ユニット50b(空気循環経
路40)中における前記蒸発器51がある位置の下流側
に配設されており、該加熱部58により、前記蒸発器5
1により除湿された空気を加熱できるように設定されて
いる。なお、前記加熱部58の直ぐ下流には、前記空気
循環経路40中の空気を強制的に循環させるべく送風す
るブロワ76が配設されている。
【0054】除湿ユニット50b中における前記蒸発器
51の直ぐ下流側には、冷却表面積が比較的広いステン
レス製のデミスタ71と、脱臭フィルタ72がそれぞれ
順次通路を覆うように並設されている。また、これらの
下方には、凝縮された水を回収するための回収ドレイン
73と、その底部73aに連なる排水管74が配設され
ている。
【0055】除湿ユニット50b中における前記蒸発器
51が配された位置の直ぐ上流側と、前記加熱部58が
配された位置の直ぐ上流側とに跨るように顕熱交換器7
5が配設されている。ここで顕熱交換器75は、物体の
温度変化のために使用・排出される熱をなるべく均等に
するものであり、具体的には例えば、鋼板を密に折り曲
げた板状にした構造等から成り、熱交換の促進のために
適宜ファンを内蔵するように構成してもよい。
【0056】また、前記圧縮機52は、前記流路遮断弁
33や湿度センサ34と同様に信号線を介して前記湿度
制御装置36に接続されている。また、前記流路切換弁
57は、前記温度センサ35と同様に信号線を介して前
記温度制御装置37に接続されている。
【0057】次に第1実施の形態の作用を説明する。図
1において、分解処理槽11内部には、その蓋板12a
を開いて供給口12から処理すべき生ゴミ等の有機廃棄
物を投入する。有機廃棄物は攪拌手段20全体が埋もれ
て隠れる程度まで収納するとよい。ここで分解処理槽1
1内部には、好気性微生物を多く含んだ分解残留物が予
め所定量だけ収納されている。
【0058】分解処理槽11に適当量の有機廃棄物が収
納された状態で、駆動モータ23を始動させるとシャフ
ト21が回転駆動され、このシャフト21に突設された
各攪拌翼22により有機廃棄物は破砕されつつ攪拌され
る。なお、分解処理槽11の底部断面形状を各攪拌翼2
2の先端の回転軌跡になるべく合致する円弧形とすれ
ば、有機廃棄物を満遍なく攪拌することができる。
【0059】分解処理槽11内の有機廃棄物は微生物の
活動に伴って、生成ガス、水、それに分解残留物に逐次
分解され、最終的には分解処理槽11内には著しく減量
された分解残留物だけが残る。この分解残留物が、次に
収納する有機廃棄物を分解するための微生物の担体とな
る。また、分解処理槽11内の過剰な分解残留物は、適
宜外部に排出できるようになっている。ここで分解残留
物はいわゆる堆肥と同等の組成を有するものであり、肥
料として有効に再利用することができる。
【0060】分解処理槽11内部の空気(生成ガスも含
む。)は、空気循環経路40の往路配管40aを通って
いったん外部に導かれ、ヒートポンプ50の除湿ユニッ
ト50bを通過した後、往路配管40aを通って再び分
解処理槽11内部に戻されるように循環する。かかる空
気の循環過程で、除湿手段であるヒートポンプ50によ
って充分に除湿される。
【0061】すなわち、往路配管40aを経て除湿ユニ
ット50bに導入された空気は、先ず顕熱交換器75の
一端側に触れた後、ヒートポンプ50の蒸発器51によ
って露点温度以下に積極的に冷却されることで、水蒸気
は凝縮される。そしてデミスタ71の表面で水滴とな
り、回収ドレイン73を伝って排水管74より排水され
る。
【0062】このように除湿手段はヒートポンプ50か
ら成り、該ヒートポンプ50において冷凍機としての役
目も果たす蒸発器51によって、空気は充分に冷却され
て水分が凝縮するため、従来のラジエータを用いた除湿
手段と比べて、格段に優れた除湿能力を得ることができ
る。
【0063】ヒートポンプ50では、前記蒸発器51
(低温側の部位)で奪った熱を高温側の部位で利用する
ことも可能であるため、蒸発器51により除湿されて冷
えた空気を加熱することができる。すなわち、前記除湿
された空気は、同じく除湿ユニット50b内で今度は前
記顕熱交換器75の他端側に触れた後、加熱部58によ
って加熱される。これにより前記除湿された空気は、再
び元の前記分解処理槽11内部の温度付近まで戻った状
態で、復路配管40bを経てヒートポンプ50に戻され
る。
【0064】このように、除湿により冷やされた空気を
所望の温度に加熱するに際して、ヒートポンプ50の一
部を利用することにより、別途電気ヒータ等を特別に用
いる必要がなく、しかも電気ヒータに比べて、格段に安
いコストで大きな熱容量を得ることができる。
【0065】また、前記蒸発器51の配設位置の直ぐ上
流側と、前記加熱部58の配設位置の直ぐ上流側とに跨
るように顕熱交換器75を配設したから、前記分解貯留
槽11内部の比較的温度の高かった空気は、顕熱交換器
75の一端側により、いったん温度が下げられてから蒸
発器51側に流れる。また蒸発器51により温度が下げ
られ除湿された空気は、顕熱交換器75の他端側によ
り、今度は逆に温度が上げられてから加熱部58側に流
れる。
【0066】それにより、ヒートポンプ50の出力をあ
げることなく、低温側の部位による除湿効率と、高温側
の部位による加熱効率とを、それぞれよりいっそうと向
上させることができる。発明者らが実験調査した結果、
図2中の例えばの湿度設定領域においては、除湿ユニ
ット50b内に導入された時の空気の温度が39℃であ
ったのが(図1,2のA点)、顕熱交換器75の一端側
を通過することで31℃まで下がる(図1,2のB
点)。
【0067】続いて空気は蒸発器51により冷やされる
ことで、露点温度28℃(図2のP点)を経て25.5
℃くらいまで下がる(図1,2のC点)。この際に除湿
される。そして今度は、空気が顕熱交換器75の他端側
を通過することで33℃付近まで上がり(図1,2のD
点)、さらに加熱部58により、結局空気が分解処理槽
11内に戻った次点での目標温度に達する45℃まで加
熱されることになる(図1,2のE点)。
【0068】また湿度制御装置36によって、前記流路
遮断弁33の調整による加湿器30の出力を加減するこ
とと、前記蒸発器52の出力を電気的に調整することに
より、前記分解処理槽11内部の湿度を所望の湿度に制
御可能に設定されている。すなわち、前記流路遮断弁3
3と圧縮機52の調整により、湿度センサ34で検知さ
れる実測湿度を所望の湿度(目標湿度)に近づけるよう
に制御することができる。
【0069】さらに温度制御装置37によって、流路切
換弁57の操作量を調整して、前記加熱部58による発
熱量を加減することにより、前記分解処理槽11内部の
気温も所望の温度に制御可能に設定されている。すなわ
ち、前記流路切換弁57の調整により、温度センサ35
で検知される実測温度を所望の温度(目標温度)に近づ
けるように制御することができる。
【0070】前記復路配管40bの上流側途中に連通接
続された排気経路45により、分解処理槽11内部での
有機廃棄物の分解に伴う生成ガス等の余分な空気を適宜
外部に排出することができる。排気経路45による空気
排出量は、風量調整ダンパ46の開閉度合いと脱臭手段
80のブロワ82の出力によって調整可能である。また
脱臭手段80により、排気時に周囲に悪臭が拡散する事
態を防ぐことができる。
【0071】一方、前記復路配管40bの下流側途中に
連通接続された給気経路43により、分解処理槽11内
部での有機廃棄物の分解に伴い消失した酸素等が豊富な
外気を新たに適宜取り込むことができる。ここで分解処
理槽11内部は陰圧に設定されているため、外気の取り
込みが容易となり、しかも内部の空気が外部にいたずら
に漏れる事態を防ぐことができる。なお、風量調整ダン
パ44により給気量を適宜調整することもできる。
【0072】図3は本発明の第2実施の形態を示してい
る。本実施の形態では、前記第1実施の形態における排
気経路45に、前記脱臭手段80とは別にさらにその上
流側に消臭機ユニット100を設けたものである。消臭
機ユニット100は、その内部に2重の脱臭フィルタ1
01,102の他、ダンパ103やブロワ104が設け
られている。
【0073】空気循環経路40(復路配管40b)の途
中より消臭機ユニット100へ入った空気は、2重の脱
臭フィルタ101,102により充分に脱臭されてか
ら、ダンパ103を通りブロワ104によって脱臭手段
80側へと送り出される。消臭機ユニット100も脱臭
手段に該当する。
【0074】このような第2実施の形態によれば、排気
経路45からの排気に際して脱臭手段80のみならず、
大型で脱臭性能の優れた消臭機ユニット100によって
も処理されるため、さらに外部への臭気の分散を抑える
ことができる。なお、本発明に係る有機廃棄物処理装置
は、前述した各種実施の形態に限定されるものではな
い。
【0075】
【発明の効果】本発明に係る有機廃棄物処理装置によれ
ば、分解処理槽内部の空気を外部循環させる空気循環経
路と、該空気循環経路の途中に設けられた除湿手段とを
有し、前記除湿手段はヒートポンプから成るから、分解
処理槽内部の空気は、空気循環経路を通って外部に循環
する途中で、除湿手段であるヒートポンプの低温側の部
位により充分に冷却され、多量の水蒸気が凝縮されるこ
とで除湿されるので、優れた除湿を極めて効率よく、か
つ低コストで実現することができる。
【0076】しかも、前記ヒートポンプでは、前記低温
側の部位で奪った熱を高温側の部位で利用することが可
能であるため、該高温側の部位により、前記空気循環経
路中において、前記低温側の部位により除湿されて冷え
た空気を加熱することも可能となる。それにより、除湿
により冷やされた空気を所望の温度に加熱するに際し
て、別途電気ヒータ等を特別に用いる必要がなく、しか
も電気ヒータに比べて、格段に安いコストで大きな熱容
量を得ることができる。
【0077】また、前記空気循環経路中におけるヒート
ポンプの低温側の部位が配された位置の直ぐ上流側と、
ヒートポンプの高温側の部位が配された位置の直ぐ上流
側とに跨るように顕熱交換器を配設すれば、低温側の部
位による除湿効率と、高温側の部位による加熱効率と
を、それぞれよりいっそうと向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る有機廃棄物処理
装置を模式的に示す正面図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る有機廃棄物処理
装置の作用を説明するための空気線図である。
【図3】本発明の第2実施の形態に係る有機廃棄物処理
装置を模式的に示す正面図である。
【符号の説明】
10…有機廃棄物処理装置 11…分解処理槽 20…攪拌手段 30…加湿器 31…給水管 32…噴霧ノズル 33…流路遮断弁 34…湿度センサ 35…温度センサ 36…湿度制御装置 37…温度制御装置 40…空気循環経路 40a…往路配管 40b…復路配管 41…始端口 42…終端口 43…給気経路 44…風量調整ダンパ 45…排気経路 46…風量調整ダンパ 47…風量調整ダンパ 50…ヒートポンプ 50a…室外機ユニット 50b…除湿ユニット 50c…冷媒循環経路 51…蒸発器 52…圧縮機 53…凝縮器 54…冷媒タンク 55…膨脹弁 56…バイパス経路 57…流路切換弁 58…加熱部 71…デミスタ 72…脱臭フィルタ 73…回収ドレイン 74…排水管 75…顕熱交換器 76…ブロワ 80…脱臭手段 81…脱臭フィルタ 82…ブロワ 100…消臭機ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 守男 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内 (72)発明者 西田 知弘 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA02 AB01 AC05 CA15 CA19 CA42 CA48 CB04 CB28 CB31 CB50 DA01 DA02 DA06 4D052 AA02 BA00 BB01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機廃棄物を微生物の働きを利用して分解
    処理するための有機廃棄物処理装置において、 収納された有機廃棄物を攪拌して微生物により分解せし
    める分解処理槽と、該分解処理槽内部の空気をいったん
    外部に導いて再び該分解処理槽内部に戻す空気循環経路
    と、該空気循環経路の途中に設けられた除湿手段とを有
    し、 前記除湿手段はヒートポンプから成り、該ヒートポンプ
    の低温側の部位により、前記空気循環経路中の空気に含
    まれる水蒸気を凝縮することで除湿することを特徴とす
    る有機廃棄物処理装置。
  2. 【請求項2】前記ヒートポンプの高温側の部位により、
    前記空気循環経路中において、前記低温側の部位により
    除湿された空気を加熱可能であることを特徴とする請求
    項1記載の有機廃棄物処理装置。
  3. 【請求項3】前記空気循環経路中における前記ヒートポ
    ンプの低温側の部位が配された位置の上流側と、前記ヒ
    ートポンプの高温側の部位が配された位置の上流側とに
    跨るように顕熱交換器を配設したことを特徴とする請求
    項2記載の有機廃棄物処理装置。
  4. 【請求項4】前記ヒートポンプは、その低温側の部位で
    ある蒸発器にて冷媒が蒸発した冷媒ガスを圧縮機で圧縮
    し、高温の冷媒ガスとして高温側の凝縮器へ送り、該凝
    縮器で凝縮した冷媒を再び前記蒸発器へ送る行程を繰り
    返すものであり、 前記蒸発器を前記空気循環経路中の途中に配設して、該
    蒸発器により、前記空気循環経路中の空気に含まれる水
    蒸気を凝縮するように設定したことを特徴とする請求項
    1,2または3記載の有機廃棄物処理装置。
  5. 【請求項5】前記ヒートポンプの高温側の部位である前
    記圧縮機と前記凝縮器との間に、その間を流れる高温の
    冷媒ガスを、前記空気循環経路中における前記蒸発器が
    ある位置の下流側まで迂回させるバイパス経路を設け、
    所定の切替手段により、前記バイパス経路を経て前記高
    温の冷媒ガスが流れるように設定し、 前記空気循環経路中における前記蒸発器がある位置の下
    流側にて、前記バイパス経路の途中に加熱部を形成し、
    該加熱部により、前記蒸発器により除湿された空気を加
    熱可能に設定したことを特徴とする請求項4記載の有機
    廃棄物処理装置。
  6. 【請求項6】前記空気循環経路の途中に、該空気循環経
    路を経て前記分解処理槽内部に外気を導入するための給
    気経路を設けたことを特徴とする請求項1,2,3,4
    または5記載の有機廃棄物処理装置。
  7. 【請求項7】前記空気循環経路の途中に、該空気循環経
    路を経て前記分解処理槽内部の空気を外部に排出するた
    めの排気経路を設けたことを特徴とする請求項1,2,
    3,4,5または6記載の有機廃棄物処理装置。
  8. 【請求項8】前記空気循環経路ないし前記排気経路の途
    中に、空気を脱臭するための脱臭手段を設けたことを特
    徴とする請求項7記載の有機廃棄物処理装置。
  9. 【請求項9】前記分解処理槽内部を陰圧に設定したこと
    を特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7または
    8記載の有機廃棄物処理装置。
  10. 【請求項10】前記切替手段の操作量を調整して、前記
    加熱部による発熱量を加減することにより、前記分解処
    理槽内部の気温を所望の温度に制御可能に設定したこと
    を特徴とする請求項5,6,7,8または9記載の有機
    廃棄物処理装置。
  11. 【請求項11】前記分解処理槽内部に加湿器を設け、該
    加湿器の出力を加減すること、および前記蒸発器の出力
    を調整することにより、前記蒸発器による除湿後の空気
    が導入された前記分解処理槽内部の湿度を所望の湿度に
    制御可能に設定したことを特徴とする請求項5,6,
    7,8,9または10記載の有機廃棄物処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007526A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Utec:Kk バケット式汚泥減容機及びバケット持上げ装置

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