JP2001268593A - 色差信号補間回路及びそれに用いる色差信号補間方法 - Google Patents

色差信号補間回路及びそれに用いる色差信号補間方法

Info

Publication number
JP2001268593A
JP2001268593A JP2000072051A JP2000072051A JP2001268593A JP 2001268593 A JP2001268593 A JP 2001268593A JP 2000072051 A JP2000072051 A JP 2000072051A JP 2000072051 A JP2000072051 A JP 2000072051A JP 2001268593 A JP2001268593 A JP 2001268593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color difference
difference signal
standard deviation
interpolation
interpolating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000072051A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3458813B2 (ja
Inventor
Shuichi Aoki
秀一 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000072051A priority Critical patent/JP3458813B2/ja
Publication of JP2001268593A publication Critical patent/JP2001268593A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3458813B2 publication Critical patent/JP3458813B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Television Systems (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色のはみだしを視覚的に分かりにくいものに
することが可能な色差信号補間回路を提供する。 【解決手段】 標準偏差算出部1は色差信号の値を求め
る対象ピクセルとその周辺の8ピクセルとを、各々対象
ピクセルを含む4つのブロックに分割し、それぞれに対
して輝度信号の画素値の標準偏差σを計算する。ブロッ
ク重み付け算出部2は標準偏差が0のブロックがない時
に、算出された標準偏差を小さい順に並べ替え、その逆
数に重み付け係数として定数値を乗算する。色差信号補
間部3は標準偏差が0のブロックがある時に、対象ピク
セルの色差信号を標準偏差が0のブロックと同じ値をと
って補間する。色差信号補間部3は標準偏差が0のブロ
ックがない時に対象ピクセルの色差信号を一番性質の近
いブロックからの度合いが高くなるように周辺の4ブロ
ックのいずれかの値をとって補間する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は色差信号補間回路及
びそれに用いる色差信号補間方法に関し、特に画像符号
化の分野において扱われる画像の色差信号の補間方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用テレビジョン受像機の大画
面化が進んでおり、34型や43型の受像機をわずか
2,3メートルといった至近距離から見る機会も多くな
っていると考えられる。
【0003】高精細な画像を提供する手段としては、従
来のテレビジョン放送よりも走査線数を増した方式が開
発されているものの、それらが普及しつつあるとは言い
難い状況である。
【0004】それに対し、DVD(Digital V
ersatile Disk)プレーヤやディジタル放
送が普及しつつある。こうしたメディアでは、一般的
に、画像符号化が行われている。
【0005】そのため、こうしたメディアを大画面のテ
レビジョン受像機で見た場合には全体として美しい映像
が得られるものの、局所的に色がはみ出すという大変見
にくい状況になることがある。
【0006】4:4:4フォーマットというY信号と色
差信号とを同じ標本化周波数で標本化する仕様において
はこのような現象が原理的に起こらないが、伝送容量や
蓄積要領が限られている家庭用のフォーマットとしては
4:2:2や4:2:0フォーマットを使わざるを得な
い状況が今後も続くであろうことが予想される。上記の
フォーマットについては後述する。
【0007】一般に、画像符号化の分野において扱われ
る信号は明るさ成分を表す輝度信号(Y信号)と、色成
分と明るさ成分との差を表す2つの色差信号(C信号)
とからなる。2つの色差信号のうちの一方は青色成分か
ら明るさ成分を引いたものに相当し、Cb信号と表記さ
れる。他方は赤色成分から明るさ成分を引いたものに相
当しCr信号と表記される。
【0008】これら3つの成分から一つのカラー映像が
構成されているので、3つの成分を同じ程度に符号化で
きれば望ましいが、符号量の増加を防ぐために2つの色
差信号は輝度信号よりも低い周波数で標本化されている
場合が多い。
【0009】ITU−R(International
Telecommunication Union−
Radiocommunication Secto
r)BT.601−5を参照すると、例えば走査線数5
25本、フィールド数が60枚の映像信号を輝度信号は
13.5MHzで、両色差信号はそれぞれ6.75MH
zで標本化する仕様が定められている(これを4:2:
2フォーマットという)。
【0010】一方、輝度信号、両色差信号ともに13.
5MHzで標本化する仕様も定められており(これを
4:4:4フォーマットという)、この形式の画像を符
号化する仕様も存在する。
【0011】しかしながら、例えばITU−T(Int
ernational Telecommunicat
ion Union−Telecommunicati
onSector)H.261やITU−T H.26
3、またはISO−11172、もしくはISO−14
496といった画像符号化の仕様においては4:2:2
フォーマットの色差信号を走査線一本おきに間引いた
4:2:0フォーマットと呼ばれる映像信号しか符号化
することができない。この場合、色差信号は輝度信号の
情報量の1/4にまで減らされてしまっている。
【0012】また、4:4:4フォーマットを符号化す
ることができるISO−13818仕様においても、現
状では多くの場合において符号化効率を重要視し、4:
2:0フォーマットで符号化されている。
【0013】両色差信号を輝度信号の半分の標本化周波
数で標本化した場合、輝度信号には含むことができる高
い周波数帯の信号が両色差信号には存在しえない。その
ため、輝度信号が短い時間で急峻に変化した場合に、す
なわち1ピクセル間での画像の大幅な変化が認められる
場合において、両色差信号も本来同様に変化しなければ
ならないところを、低い標本化周波数のためにその変化
についていけない場合がある。この現象は、視覚的には
本来明確に塗り分けられなければならない画像の境界に
おいて、隣接した領域に色がはみ出すという形で認めら
れ、その画像が大変見にくいものとなる。
【0014】従来の技術においては、図6に示すよう
に、入力画像がA/D(アナログ/ディジタル)変換部
4でA/D変換され、画像符号化装置5で符号化された
後に、画像復号化装置6で復号化される。この画像復号
化装置6の4:2:0形式のフォーマットの出力がD/
A(ディジタル/アナログ)変換部7でD/A変換され
る場合において、例えば出力の場合、一つのCr値、C
b値を4ピクセルで共有したり、単に隣接画素からの直
線補間を行ったりしている。図7に示す4:2:0形式
のフォーマットでの補間においては、左上斜線部内で一
つのCr値、Cb値を共有していることを示している。
【0015】そのため、この範囲に画像の境界が存在
し、輝度信号に大きな変化が生じても両色差信号は同じ
値のために隣接ピクセルに色がはみ出してしまい、視覚
的影響がでてしまう。上記の補間については、特開平1
1−55681号公報に開示された技術がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
おいては、色差信号が存在しないピクセルにおいて隣接
画素の値をそのまま用いているため、色のはみだしとい
う視覚的現象が生じてしまう。
【0017】これは隣接画素間の平均値を取るという直
線補間や0値を挿入することで補間するという従来より
一般的に行われている方法でも補間することができる
が、これらの方法では画像の性質を利用していないた
め、隣接画素間で極端に画素値が変化する場合等におい
て色のはみだしが生じてしまうことになる。
【0018】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、色のはみだしを視覚的に分かりにくいものにする
ことができる色差信号補間回路及びそれに用いる色差信
号補間方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明による色差信号補
間回路は、色成分と明るさ成分との差を表す2つの色差
信号が輝度信号よりも低い周波数で標本化されている画
像形式において色差信号の補間を行う色差信号補間回路
であって、前記色差信号の補間を行う対象画素と当該対
象画素の隣接画素との標準偏差を求める標準偏差算出手
段と、前記標準偏差算出手段の算出結果に応じて前記対
象画素の色差信号の補間を行う手段とを備えている。
【0020】本発明による色差信号補間方法は、色成分
と明るさ成分との差を表す2つの色差信号が輝度信号よ
りも低い周波数で標本化されている画像形式において色
差信号の補間を行う色差信号補間方法であって、前記色
差信号の補間を行う対象画素と当該対象画素の隣接画素
との標準偏差を求めるステップと、その算出結果に応じ
て前記対象画素の色差信号の補間を行うステップとを備
えている。
【0021】すなわち、本発明の色差信号の補間方法
は、4:2:2フォーマットや4:2:0フォーマット
といった両色差信号が輝度信号よりも低い周波数で標本
化されている画像形式において、輝度信号の変化から画
像の変化を推測し、それによって両色差信号を正しく補
間し、視覚的な色のはみだしを軽減することを特徴とし
ている。
【0022】本発明においては画像復号化装置とD/A
コンバータとの間において、輝度信号に応じて画像の性
質を推定し、適切な色差信号を補間し、視覚的な影響を
軽減するものである。
【0023】本発明を利用することで、色のはみだしを
視覚的に分かりにくいものにすることが可能となるの
で、今後普及が予想されるさらなる大画面受像機におい
ても美しい映像を楽しむことが可能となる。また、携帯
情報端末における画像通信においても画像符号化が用い
られており、より高精細な映像を楽しむことが可能とな
る。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る色差信号補間回路の構成を示すブロック図である。図
1において、本発明の一実施例による色差信号補間回路
は標準偏差算出部1と、ブロック重み付け算出部2と、
色差信号補間部3とから構成され、図示せぬ画像復号化
装置とD/Aコンバータとの間に配設されている。
【0025】標準偏差算出部1は色差信号(Cb信号、
Cr信号)の値を求める対象ピクセルとその周辺の8ピ
クセルとを、各々対象ピクセルを含む4つのブロックに
分割し、4つのブロックそれぞれに対して輝度信号(Y
信号)の画素値の標準偏差σを計算する。
【0026】ブロック重み付け算出部2はいずれかのブ
ロックの標準偏差が0でなければ、標準偏差算出部1が
算出した標準偏差を小さい順に並べ替え、その逆数に重
み付け係数として定数値を乗算する。
【0027】色差信号補間部3はいずれかのブロックの
標準偏差が0であれば、対象ピクセルの色差信号を標準
偏差が0のブロックと同じ値をとって補間する。また、
色差信号補間部3はいずれかのブロックの標準偏差が0
でなければ、ブロック重み付け算出部2の乗算結果を基
に対象ピクセルの色差信号を一番性質の近いブロックか
らの度合いが高くなるように周辺の4ブロックのいずれ
かの値をとって補間する。
【0028】図2は4:2:2フォーマットにおける
Y,Cb,Cr各信号の配置を示す図であり、図3は本
発明の一実施例における補間を実行する際に参照する隣
接ピクセルの範囲を示す図であり、図4は本発明の一実
施例において標準偏差を求める各ブロックを示す図であ
り、図5は本発明の一実施例による色差信号の補間方法
を示すフローチャートである。これら図1〜図5を参照
して本発明の一実施例による色差信号の補間方法につい
て説明する。
【0029】最初に、4:2:2フォーマットにおいて
説明する。4:2:2フォーマットにおける輝度信号の
値とCb、Crの両色差信号の値とは、図2に示すよう
な配置になっている。
【0030】すなわち、輝度信号の値(Y11〜Y1
5,……,Y21〜Y25,……,Y31〜Y35,…
…,Y41〜Y45,……,Y51〜Y55,……,Y
61〜Y65,……)は全ピクセルで存在するものの、
両色差信号(Cb11,Cb13,Cb15,……,C
b21,Cb23,Cb25,……,Cb31,Cb3
3,Cb35,……,Cb41,Cb43,Cb45,
……,Cb51,Cb53,Cb55,……,Cb6
1,Cb63,Cb65,……,Cr11,Cr13,
Cr15,……,Cr21,Cr23,Cr25,…
…,Cr31,Cr33,Cr35,……,Cr41,
Cr43,Cr45,……,Cr51,Cr53,Cr
55,……)については水平方向に1ピクセルおきにし
か存在していない。
【0031】色差信号の値を求めるピクセルを(i,
j)ピクセルとすると、Cb信号、Cr信号の補間のた
めに、図3に示すように、その周辺の8ピクセル[(i
−1,j−1)(i−1,j)(i−1,j+1)
(i,j−1)(i,j+1)(i+1,j−1)(i
+1,j)(i+1,j+1)の各ピクセル]について
考える。
【0032】(i,j)ピクセルがフレームの境界に位
置し、周辺の8ピクセルが存在しない場合にはフレーム
境界に接している3ピクセルがもう一列(一行)存在す
るものとし、(i,j)ピクセルを含め9ピクセルの範
囲で考える。
【0033】これを、図4に示すように、4ピクセルず
つ、4つのブロックに分ける(図5ステップS1)。例
えば、左上ブロックは(i−1,j−1)、(i−1,
j)、(i,j−1)、(i,j)の4ピクセルを含む
ものと考えるように、(i,j)ピクセルを含み、その
周辺の3ピクセルを含む4つのブロックに分ける。
【0034】ここでは、上記の(i−1,j−1)、
(i−1,j)、(i,j−1)、(i,j)の4ピク
セルを含むブロックと、(i−1,j)、(i−1,j
+1)、(i,j)、(i+1,j+1)の4ピクセル
を含むブロックと、(i,j−1)、(i,j)、(i
+1,j−1)、(i+1,j)の4ピクセルを含むブ
ロックと、(i,j)、(i,j+1)、(i+1,
j)、(i+1,j+1)の4ピクセルを含むブロック
とに分ける。
【0035】標準偏差算出部1はこのようにしてできた
4つのブロックそれぞれに対し輝度信号の画素値の標準
偏差σを計算する(図5ステップS2)。標準偏差算出
部1で求められた標準偏差は(i,j)ピクセルが4つ
のブロックのうちのどのブロックに一番近い性質を持つ
ピクセルであるかを示すことになる。
【0036】ブロック重み付け算出部2はいずれかのブ
ロックの標準偏差が0をとらない場合、標準偏差算出部
1で算出された標準偏差を小さい順に並べ替え、その逆
数に重み付け係数として定数値を乗算する(図5ステッ
プS3,S5)。これは(i,j)ピクセルがどのブロ
ックと最も近い性質を持つかを表すパラメータになる。
【0037】色差信号補間部3はこのブロック重み付け
算出部2の乗算結果を基に、一番性質の近いブロックか
らの度合いが高くなるように周辺の4ブロックの値から
補間を行う(図5ステップS6)。
【0038】また、色差信号補間部3はいずれかのブロ
ックの標準偏差が0の場合、(i,j)ピクセルの色差
信号がそのブロック内の色差信号と同じ値であるので、
そのブロックと同じ性質を持つものと考えられる。した
がって、色差信号補間部3は(i,j)ピクセルの色差
信号を、そのブロックと同じ値をとって補間を行う(図
5ステップS4)。
【0039】標準偏差算出部1とブロック重み付け算出
部2と色差信号補間部3とはそれぞれ対象となるピクセ
ルがなくなるまで上述した処理動作を繰り返し行う(図
5ステップS1〜S7)。
【0040】以下に具体例を示す。(i,j)ピクセル
の輝度信号の値をYi,j のように表すと、図4の左上
ブロックの輝度信号の標準偏差σulは、
【数1】 という式から求められる。ここで、
【数2】 である。
【0041】同様に、右上、左下、右下の各ブロックの
標準偏差σur,σll,σlrを計算する。もしも、標準偏
差σul,σllもしくは標準偏差σur,σlrが0である場
合、それぞれCbi,j =Cbi,j-1 、Cbi,j =C
i,j+1 とする。この場合、Crも同様である。
【0042】次に、標準偏差σul,σur,σll,σlr
小さい順に並べ替え、重み付け定数を乗算する。この場
合、 σul<σll<σur<σlr とし、重み付け定数をω1 ,ω2 ,ω3 ,ω4 とす
ると、(i,j)ピクセルのCb信号の値は、
【数3】 となる。
【0043】このように、隣接画素との標準偏差を求
め、その値に応じた補間を行うために、近い性質を持つ
ピクセルからより多く、またあまり似ていない性質のピ
クセルからは多くない寄与のある補間とすることによっ
て、単純な線形補間を比べて、色のはみだしという視覚
的影響を軽減することができる。
【0044】一方、4:2:0フォーマットの場合、
4:2:2フォーマットの場合とは異なり、両色差信号
(Cb信号、Cr信号)の値が1ラインおきに交互にし
か存在しない。そのため、最初に縦方向に補間を行うこ
とで、4:2:2フォーマットと同様の形式にしてしま
う。Cr信号が存在しないピクセルの上下のピクセルに
はCr信号が存在しているので、4:2:2フォーマッ
トの時と同様、まわりの8ピクセルを考え、それらを4
ブロックに分け、それらの標準偏差を求めることで、縦
方向から補間を行う。最初に縦方向の補間を行えば、
4:2:2フォーマットと同様の形式になるので、次に
4:2:2フォーマットの時と同様に横方向の補間を行
う。
【0045】よって、本発明の一実施例では色のはみだ
しを視覚的に分かりにくいものにすることができるの
で、今後普及が予想されるさらなる大画面受像機におい
ても美しい映像を楽しむことができる。また、携帯情報
端末における画像通信においても画像符号化が用いられ
ており、より高精細な映像を楽しむことができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、色
成分と明るさ成分との差を表す2つの色差信号が輝度信
号よりも低い周波数で標本化されている画像形式におい
て色差信号の補間を行う色差信号補間回路において、色
差信号の補間を行う対象画素と当該対象画素の隣接画素
との標準偏差を求め、その算出結果に応じて対象画素の
色差信号の補間を行うことによって、色のはみだしを視
覚的に分かりにくいものにすることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による色差信号補間回路の構
成を示すブロック図である。
【図2】4:2:2フォーマットにおけるY,Cb,C
r各信号の配置を示す図である。
【図3】本発明の一実施例における補間を実行する際に
参照する隣接ピクセルの範囲を示す図である。
【図4】本発明の一実施例において標準偏差を求める各
ブロックを示す図である。
【図5】本発明の一実施例による色差信号の補間方法を
示すフローチャートである。
【図6】従来の画像復号化の過程を示す図である。
【図7】4:2:0フォーマットでの従来技術における
補間を示す図である。
【符号の説明】
1 標準偏差算出部 2 ブロック重み付け算出部 3 色差信号補間部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色成分と明るさ成分との差を表す2つの
    色差信号が輝度信号よりも低い周波数で標本化されてい
    る画像形式において色差信号の補間を行う色差信号補間
    回路であって、前記色差信号の補間を行う対象画素と当
    該対象画素の隣接画素との標準偏差を求める標準偏差算
    出手段と、前記標準偏差算出手段の算出結果に応じて前
    記対象画素の色差信号の補間を行う手段とを有すること
    を特徴とする色差信号補間回路。
  2. 【請求項2】 前記色差信号の補間を行う手段は、前記
    隣接画素との標準偏差の値に応じた補間を行うために、
    近い性質を持つ画素からはより多く、あまり似ていない
    性質の画素からは多くない寄与のある補間とするよう構
    成したことを特徴とする請求項1記載の色差信号補間回
    路。
  3. 【請求項3】 前記標準偏差算出手段は、前記対象画素
    とその周辺の8画素とを、各々対象画素を含む4つのブ
    ロックに分割し、4つのブロックそれぞれに対して輝度
    信号の画素値の標準偏差を計算するよう構成したことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の色差信号補間
    回路。
  4. 【請求項4】 前記標準偏差が0のブロックがない時に
    前記標準偏差算出手段が算出した標準偏差を小さい順に
    並べ替えかつその逆数に重み付け係数として定数値を乗
    算する乗算手段を含み、 前記色差信号の補間を行う手段は、前記標準偏差が0の
    ブロックがない時に対象画素の色差信号を前記乗算手段
    の乗算結果を基に一番性質の近いブロックからの度合い
    が高くなるように周辺の4ブロックのいずれかの値をと
    って補間するよう構成したことを特徴とする請求項3記
    載の色差信号補間回路。
  5. 【請求項5】 前記画像形式が4:2:2フォーマット
    であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれ
    か記載の色差信号補間回路。
  6. 【請求項6】 前記画像形式が4:2:0フォーマット
    であり、前記色差信号の縦方向の補間を行った後に横方
    向の補間を行うよう構成したことを特徴とする請求項1
    から請求項4のいずれか記載の色差信号補間回路。
  7. 【請求項7】 前記色差信号の補間処理を、復号処理と
    ディジタル/アナログ変換処理との間で行うよう構成し
    たことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか記
    載の色差信号補間回路。
  8. 【請求項8】 色成分と明るさ成分との差を表す2つの
    色差信号が輝度信号よりも低い周波数で標本化されてい
    る画像形式において色差信号の補間を行う色差信号補間
    方法であって、前記色差信号の補間を行う対象画素と当
    該対象画素の隣接画素との標準偏差を求めるステップ
    と、その算出結果に応じて前記対象画素の色差信号の補
    間を行うステップとを有することを特徴とする色差信号
    補間方法。
  9. 【請求項9】 前記色差信号の補間を行うステップは、
    前記隣接画素との標準偏差の値に応じた補間を行うため
    に、近い性質を持つ画素からはより多く、あまり似てい
    ない性質の画素からは多くない寄与のある補間とするよ
    うにしたことを特徴とする請求項8記載の色差信号補間
    方法。
  10. 【請求項10】 前記標準偏差を算出するステップは、
    前記対象画素とその周辺の8画素とを、各々対象画素を
    含む4つのブロックに分割し、4つのブロックそれぞれ
    に対して輝度信号の画素値の標準偏差を計算するように
    したことを特徴とする請求項8または請求項9記載の色
    差信号補間方法。
  11. 【請求項11】 前記標準偏差が0のブロックがない時
    に前記標準偏差を小さい順に並べ替えかつその逆数に重
    み付け係数として定数値を乗算するステップを含み、 前記色差信号の補間を行うステップは、前記標準偏差が
    0のブロックがない時に対象画素の色差信号を前記定数
    値の乗算結果を基に一番性質の近いブロックからの度合
    いが高くなるように周辺の4ブロックのいずれかの値を
    とって補間するようにしたことを特徴とする請求項10
    記載の色差信号補間方法。
  12. 【請求項12】 前記画像形式が4:2:2フォーマッ
    トであることを特徴とする請求項8から請求項11のい
    ずれか記載の色差信号補間方法。
  13. 【請求項13】 前記画像形式が4:2:0フォーマッ
    トであり、前記色差信号の縦方向の補間を行った後に横
    方向の補間を行うようにしたことを特徴とする請求項8
    から請求項11のいずれか記載の色差信号補間方法。
  14. 【請求項14】 前記色差信号の補間処理を、復号処理
    とディジタル/アナログ変換処理との間で行うようにし
    たことを特徴とする請求項8から請求項13のいずれか
    記載の色差信号補間方法。
JP2000072051A 2000-03-15 2000-03-15 色差信号補間回路及びそれに用いる色差信号補間方法 Expired - Fee Related JP3458813B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000072051A JP3458813B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 色差信号補間回路及びそれに用いる色差信号補間方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000072051A JP3458813B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 色差信号補間回路及びそれに用いる色差信号補間方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001268593A true JP2001268593A (ja) 2001-09-28
JP3458813B2 JP3458813B2 (ja) 2003-10-20

Family

ID=18590524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000072051A Expired - Fee Related JP3458813B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 色差信号補間回路及びそれに用いる色差信号補間方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3458813B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006527566A (ja) * 2003-06-13 2006-11-30 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 空間的信号変換
KR100859052B1 (ko) * 2007-02-06 2008-09-17 엘지이노텍 주식회사 픽셀 어레이의 보간 방법
KR101390096B1 (ko) 2008-02-18 2014-04-28 엘지전자 주식회사 영상신호 변환장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006527566A (ja) * 2003-06-13 2006-11-30 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 空間的信号変換
JP4734239B2 (ja) * 2003-06-13 2011-07-27 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 空間的信号変換
KR100859052B1 (ko) * 2007-02-06 2008-09-17 엘지이노텍 주식회사 픽셀 어레이의 보간 방법
KR101390096B1 (ko) 2008-02-18 2014-04-28 엘지전자 주식회사 영상신호 변환장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3458813B2 (ja) 2003-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Poynton Digital video and HD: Algorithms and Interfaces
KR100498517B1 (ko) 디스플레이방법및그장치
EP0515143B1 (en) Video signal encoding and decoding apparatus
US20050147165A1 (en) Prediction encoding apparatus, prediction encoding method, and computer readable recording medium thereof
JP4949463B2 (ja) アップスケーリング
US11301971B2 (en) Method and device for obtaining a second image from a first image when the dynamic range of the luminance of said first image is greater than the dynamic range of the luminance of said second image
KR20180021747A (ko) 컬러 맵핑 함수들을 이용하여 hdr 픽처 및 상기 hdr 픽처로부터 획득된 sdr 픽처의 양자를 인코딩하기 위한 방법 및 디바이스
CN112369025A (zh) 基于上下文的二进制算术编码和解码
US7733355B2 (en) Apparatus and method of transforming three color signals into multi-color signal
CN113489977B (zh) 环路滤波方法、视频/图像编解码方法及相关装置
EP3016387A1 (en) A method and device for estimating a color mapping between two different color-graded versions of a sequence of pictures
US8520742B2 (en) Moving image compression-coding device, method of compression-coding moving image, and H.264 moving image compression-coding device
JP3458813B2 (ja) 色差信号補間回路及びそれに用いる色差信号補間方法
CN114788280A (zh) 视频的编解码方法与装置
KR100754735B1 (ko) 에지 신호 성분을 이용한 효율적인 영상 확대 방법 및 이를위한 장치
US6424381B1 (en) Filtering decimation technique in a digital video system
US7068721B2 (en) Method and configuration for coding a digitized picture, and method and configuration for decoding a digitized picture
CN101964907A (zh) 一种去区块装置及方法
US20190246123A1 (en) Pre-Processing Of HDR Video Involving Chroma Adjustment
CN112383774B (zh) 编码方法、编码器以及服务器
US20040264809A1 (en) Image processing apparatus, image processing method and image processing system
JP3448883B2 (ja) 適応型量子化器
CN102075750B (zh) 一种rgb空间的视频编解码方法、装置和系统
JPH02154572A (ja) 画像信号の復号化方式
KR20030028198A (ko) 영상 보간방법

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees