JP2001268433A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2001268433A JP2000074723A JP2000074723A JP2001268433A JP 2001268433 A JP2001268433 A JP 2001268433A JP 2000074723 A JP2000074723 A JP 2000074723A JP 2000074723 A JP2000074723 A JP 2000074723A JP 2001268433 A JP2001268433 A JP 2001268433A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】S/N比を低下させることなく且つ簡単な構成
により撮像する被写体の明るさに応じて映像信号を適正
なレベルとする。 【解決手段】電子シャッタ制御回路3から出力される制
御パルス信号のパルス数に基づいて被写体の明るさを判
別する明るさ判別回路8を備え、明るさ判別回路8での
判別結果に応じて映像信号を適正なレベルとする。明る
さ判別回路8では制御パルス信号のパルス数をカウント
し、そのカウント値から被写体の明るさを判別してい
る。そして、制御パルス信号のパルス数から判別された
被写体の明るさが所定の閾値を下回っている場合に明る
さ判別回路8から照明負荷制御信号を出力して照明負荷
9を点灯させ、照明負荷9により照明して被写体照度を
高めることによって、映像信号を適正なレベルとしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置に関する
ものであり、特に設置場所が固定され、一度に連続して
撮像する時間が数分程度と短く且つ光量を調節するため
の絞りを具備しない監視カメラ装置のような撮像装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の撮像装置(監視カメラ装
置)を示すブロック図である。この撮像装置は、被写体
の像を結像する光学レンズ1と、光学レンズ1を通った
光を電荷に換えて蓄積する撮像素子を具備し、撮像素子
に蓄積された電荷より被写体の像を映像信号に変換して
出力する撮像回路2と、撮像回路2から出力された映像
信号より低域ノイズを除去する相関二重サンプリング回
路6と、制御パルス信号を出力して撮像素子の電荷蓄積
時間を調節する電子シャッタ制御回路3と、撮像回路2
から出力されて相関二重サンプリング回路6で低域ノイ
ズが除去された映像信号を増幅するとともに増幅後の映
像信号レベルに応じて増幅度を調整する自動ゲイン制御
回路4と、自動ゲイン制御回路4で増幅された映像信号
を信号処理して所定の映像信号フォーマットに変換する
とともに映像信号の振幅が適正なレベルとなるように電
子シャッタ制御回路3並びに自動ゲイン制御回路4を制
御する信号処理回路5とを備えている。撮像素子として
はCCD(電荷結合素子)が用いられており、光学レン
ズ1によって入射光がCCDの受光面に結像し、CCD
内部で入射光の強弱に応じた電荷が各画素単位で蓄積さ
れ、蓄積電荷量に応じたレベルの映像信号が撮像回路2
から出力される。
【0003】ここで、CCDへの入射光量は被写体の照
度に比例しているから、例えば上述のような撮像装置を
屋外で使用する場合、被写体照度が0.1ルクス(夜間
の無照明下における照度)から15万ルクス(昼間の太
陽光下における照度)までといったようにおよそ150
万倍の明るさ変化に対応する非常に広いダイナミックレ
ンジがCCDに要求される。しかしながら、通常のCC
Dが追従し得るダイナミックレンジは数百〜数千倍の程
度であり、昼間の太陽光下のように非常に明るいシーン
で被写体を撮像した場合に入射光が強すぎて各画素に蓄
積される電荷量が容量を超えてしまうことがある。この
場合、撮像回路2から出力される映像信号の振幅も上限
値に達してしまい、映像信号をモニタ等で表示したとき
に被写体が白つぶれして判別不能になってしまう虞があ
る。
【0004】これに対してCCDへの入射光量を調節す
るために絞りを備えた撮像装置があるが、上述のような
監視カメラ装置として用いる撮像装置においては寸法的
な制約やコストの面から絞りを設けない場合が多く、一
般的にはCCDの画素に蓄積される余分な電荷を掃き捨
てることで蓄積電荷量が飽和することを防ぐ、いわゆる
電子シャッタと呼ばれる機能を設けることで入射光量を
調節している。すなわち、昼間の太陽光下のような明る
いシーンの撮像画像に対してはCCDの電荷蓄積時間を
通常よりも短くすることで蓄積電荷量の飽和を防ぎ、曇
天や夜間等の暗いシーンの撮像画像に対しては電荷蓄積
時間を通常の長さとして充分な電荷が蓄積されるように
してある。
【0005】ところで、撮像回路2に対して余分な蓄積
電荷を掃き捨てさせるための制御パルス信号(一般に電
荷掃き捨てパルスなどと呼ばれる)は、図8(b)に示
すような一定周期の方形パルスであって被写体の照度が
所定レベルよりも明るくなればなるほどに多数入力され
るものである。そして、この制御パルス信号が入力され
ている間、撮像回路2ではCCDに蓄積された電荷を掃
き捨てて電荷蓄積時間を通常よりも短くしている。一
方、図9(b)に示すように被写体照度が低く暗いシー
ンでは制御パルス信号が撮像回路2に入力されず、映像
信号フォーマットに対応した電荷蓄積時間(例えばNT
SC方式の場合には1フレームに対応した約30分の1
秒)だけCCDに電荷が蓄積される。なお、信号処理回
路5が映像信号の振幅から判断した被写体の明るさに応
じて映像信号の振幅を適正なレベルとするように上記制
御パルス信号を出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように屋外で使
用される監視カメラ装置のように非常に広いダイナミッ
クレンジが必要とされる撮像装置の場合、CCDのよう
な撮像素子の能力により適正な映像が得られるダイナミ
ックレンジに限界が生じる。特に監視カメラ装置の場合
には被写体照度が低くなる暗いシーンにおいて問題にな
ることが多い。すなわち、映像信号の振幅に基づいて被
写体照度が低いと判断した場合、信号処理回路5は電子
シャッタ制御回路3に対して制御パルス信号を出力せ
ず、且つ自動ゲイン制御回路4に対してはゲインを最大
とするように制御するが、CCDの感度及び自動ゲイン
制御回路4のゲイン限界により、暗いシーンでの被写体
の撮像が困難になることがある。
【0007】そこで、図10に示すように相関二重サン
プリング回路6と自動ゲイン制御回路4との間に映像信
号を増幅する増幅回路7を設けて自動ゲイン制御回路4
のゲイン限界を補うことが考えられるが、映像信号を増
幅する際には映像信号に含まれるノイズ成分も増幅され
てしまい、被写体照度が高い比較的に明るいシーンでは
S/N比が低下してノイズが目立つようになるので、暗
いシーンでのみ増幅回路7により映像信号を増幅し、明
るいシーンでは増幅しない方が望ましい。
【0008】ところで、特許公報第2807928号に
記載されている撮像装置のように自動ゲイン制御回路4
から出力される制御信号によって増幅回路7のゲインを
調節しようとすると、電子シャッタ制御回路3,自動ゲ
イン制御回路4並びに信号処理回路5を1チップの半導
体デバイス(集積回路)として形成した場合に上記制御
信号を外部に取り出すための出力端子等が必要となり、
コストアップを招くといった問題が生じる。また、最近
では1チップ化された半導体デバイスから上記制御信号
を取り出すような構成とすることは希である。
【0009】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、S/N比を低下させる
ことなく且つ簡単な構成により撮像する被写体の明るさ
に応じて映像信号を適正なレベルとすることができる撮
像装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、被写体の像を結像する光学レン
ズと、光学レンズを通った光を電荷に換えて蓄積する撮
像素子を具備し、撮像素子に蓄積された電荷より被写体
の像を映像信号に変換して出力する撮像回路と、制御パ
ルス信号を出力して撮像素子の電荷蓄積時間を調節する
電子シャッタ制御回路と、撮像回路から出力される映像
信号を増幅するとともに増幅後の映像信号レベルに応じ
て増幅度を調整する自動ゲイン制御回路と、自動ゲイン
制御回路で増幅された映像信号を信号処理して所定の映
像信号フォーマットに変換するとともに映像信号の振幅
が適正なレベルとなるように電子シャッタ制御回路並び
に自動ゲイン制御回路を制御する信号処理回路と、電子
シャッタ制御回路から出力される制御パルス信号のパル
ス数に基づいて被写体の明るさを判別する明るさ判別回
路とを備え、明るさ判別回路での判別結果に応じて映像
信号を適正なレベルとしてなることを特徴とし、電子シ
ャッタ制御回路から出力される制御パルス信号は被写体
の明るさに応じて変化するものであるから、別途明るさ
検出用の素子等を設けることなく、明るさ判別回路にて
制御パルス信号のパルス数をカウントすることで被写体
の明るさを判別することができる。そして、この判別結
果に応じて、例えば被写体照度が低い場合には照明負荷
を点灯させるなどして映像信号を適正なレベルとするた
め、S/N比を低下させることなく且つ簡単な構成によ
り撮像する被写体の明るさに応じて映像信号を適正なレ
ベルとすることができる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、自動ゲイン制御回路の前段に設けられ、明るさ判別
回路での判別結果に応じて映像信号が適正なレベルとな
るように映像信号を増幅する処理と増幅しない処理とが
切り換えられる切換増幅回路を備えたことを特徴とし、
被写体照度が低い場合には切換増幅回路が映像信号を増
幅する処理を行うことで映像信号を適正なレベルとし、
被写体照度が高い場合には切換増幅回路が映像信号を増
幅しない処理を行うことで過度の増幅によってS/N比
が低下することが無く、その結果、S/N比を低下させ
ることなく且つ簡単な構成により撮像する被写体の明る
さに応じて映像信号を適正なレベルとすることができ
る。
【0012】請求項3は、請求項2の発明において、撮
像開始後の所定時間における明るさ判別回路での判別結
果に応じて切換増幅回路での処理を一方に固定すること
を特徴とし、撮像開始直後には信号処理回路による電子
シャッタ制御回路並びに自動ゲイン制御回路の制御が安
定せず、明るさ判別回路での被写体の明るさの判別が正
確でないために切換増幅回路の処理の切換が頻繁に行わ
れて映像が乱れる場合があるが、電子シャッタ制御回路
並びに自動ゲイン制御回路の制御が安定する所定時間で
の明るさ判別回路の判別結果に応じて切換増幅回路の処
理を一方に固定することにより、頻繁な増幅度の切換に
起因する映像の乱れ(ハンチング現象)を防止すること
ができる。
【0013】請求項4は、請求項3の発明において、切
換増幅回路での処理が何れか一方に固定されるまでの間
だけ信号処理回路から外部への映像信号の出力を禁止す
る映像ミューティング回路を備えたことを特徴とし、切
換増幅回路の処理が何れか一方に固定されるまでの間は
映像の乱れがモニタ装置等の外部機器に出力されず、品
質の向上が図れる。
【0014】請求項5は、請求項3の発明において、撮
像開始後の所定時間内における切換増幅回路の処理を映
像信号の増幅処理に固定することを特徴とし、電子シャ
ッタ制御回路から制御パルス信号が出力される被写体の
明るさが相対的に低くなり、明るさ判別回路の判別結果
に応じて切換増幅回路の処理を切り換えることができる
被写体の明るさも低くすることができ、より暗いシーン
において切換増幅回路に映像信号を増幅する処理を行わ
せることができる。
【0015】請求項6は、請求項2の発明において、所
定時間毎の明るさ判別回路の判別結果に応じて切換増幅
回路における処理の切換を行うことを特徴とし、撮像開
始直後には信号処理回路による電子シャッタ制御回路並
びに自動ゲイン制御回路の制御が安定せず、明るさ判別
回路での被写体の明るさの判別が正確でないために切換
増幅回路の処理の切換が頻繁に行われて映像が乱れる場
合があるが、所定時間毎の明るさ判別回路の判別結果に
応じて切換増幅回路の処理を切り換えることにより、実
際の被写体の明るさに追従しながら頻繁な増幅度の切換
に起因する映像の乱れ(ハンチング現象)を防止するこ
とができる。
【0016】請求項7は、請求項1〜6の何れかの発明
において、少なくとも電子シャッタ制御回路、自動ゲイ
ン制御回路並びに信号処理回路を1チップの半導体デバ
イスとして形成したことを特徴とし、小型化並びにコス
トダウンが図れ、しかも明るさ判別回路では制御パルス
信号により被写体の明るさを判別しているため、被写体
の明るさを判別するための信号出力端子を別途半導体デ
バイスに設ける必要がなく構成が簡素化できる。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は本実施形態
のブロック図を示しており、図7に示した従来例と基本
的な構成が共通である。よって、共通する構成について
は同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴
となる構成についてのみ説明する。
【0018】本実施形態は、図1に示すように電子シャ
ッタ制御回路3から出力される制御パルス信号のパルス
数に基づいて被写体の明るさを判別する明るさ判別回路
8を備え、明るさ判別回路8での判別結果に応じて映像
信号を適正なレベルとする点に特徴がある。
【0019】すなわち、電子シャッタ制御回路から出力
される制御パルス信号のパルス数は被写体照度が高いと
きには少なく又はゼロとなり、被写体照度が低くなるに
つれて増加するものであるから、明るさ判別回路8では
制御パルス信号のパルス数をカウントし、そのカウント
値から被写体の明るさを判別している。つまり、フォト
トランジスタのような明るさ検出用の素子を別途設ける
ことなしに制御パルス信号のパルス数に基づいて被写体
の明るさを判別することができる。
【0020】そして、本実施形態においては、制御パル
ス信号のパルス数から判別された被写体の明るさが所定
の閾値を下回っている場合に明るさ判別回路8から照明
負荷制御信号を出力して照明負荷9を点灯させ、照明負
荷9により照明して被写体照度を高めることによって、
映像信号を適正なレベルとしている。
【0021】上述のように本実施形態では、電子シャッ
タ制御回路3から出力される制御パルス信号のパルス数
に基づいて被写体の明るさを判別する明るさ判別回路8
を備え、明るさ判別回路8での判別結果に応じて映像信
号を適正なレベルとしているので、別途明るさ検出用の
素子等を設けることなく被写体の明るさを判別すること
ができ、そして、この判別結果に応じて被写体照度が低
い場合には照明負荷9を点灯させて映像信号を適正なレ
ベルとするため、S/N比を低下させることなく且つ簡
単な構成により撮像する被写体の明るさに応じて映像信
号を適正なレベルとすることができる。
【0022】ところで、電子シャッタ制御回路3、自動
ゲイン制御回路4並びに信号処理回路5を1チップの半
導体デバイス(例えば、Digital Signal Processor)1
0として形成した場合、撮像装置の小型化並びにコスト
ダウンが図れ、しかも明るさ判別回路8では制御パルス
信号により被写体の明るさを判別しているため、被写体
の明るさを判別するための信号出力端子を別途半導体デ
バイス10に設ける必要がなく、構成が簡素化できると
いう利点がある。
【0023】(実施形態2)図2は本実施形態のブロッ
ク図を示しており、図7に示した従来例及び実施形態1
と基本的な構成が共通である。よって、共通する構成に
ついては同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態
の特徴となる構成についてのみ説明する。
【0024】本実施形態は、明るさ判別回路8での判別
結果に応じて映像信号が適正なレベルとなるように映像
信号を増幅する処理と増幅しない処理とが切り換えられ
る切換増幅回路11を自動ゲイン制御回路4の前段に設
けた点に特徴がある。
【0025】切換増幅回路11は、映像信号増幅用のア
ンプ11aと、相関二重サンプリング回路6の出力端に
接続された共通端子をアンプ11aの入力端並びに出力
端に切換接続するスイッチ11bとで構成される。ま
た、スイッチ11bは制御パルス信号のパルス数から判
別された被写体の明るさが所定の閾値を下回っている場
合に明るさ判別回路8によってアンプ11aの入力端側
に切り換えられ、上記閾値を上回っている場合にはアン
プ11aの出力端側に切り換えられる。
【0026】而して、被写体照度が低い場合には切換増
幅回路11にて映像信号をアンプ11aで増幅すること
で映像信号を適正なレベルとし、被写体照度が高い場合
には切換増幅回路11ではアンプ11aをスルーして映
像信号を増幅せずに出力している。このため、被写体照
度が低く暗いシーンでのみ映像信号を増幅し、被写体照
度が高く明るいシーンでは過度の増幅によってS/N比
が低下することが無く、簡単な構成により撮像する被写
体の明るさに応じて映像信号を適正なレベルとすること
ができる。
【0027】(実施形態3)ところで実施形態2におい
ては、明るさ判別回路8の判別結果に応じて切換増幅回
路11による増幅処理の有無を切り換えているが、例え
ば、CCDの撮像範囲内で被写体が動くことによって明
るさ判別回路8の判別結果が変化する場合があるため、
被写体が動く度に明るさ判別回路8の判別結果が変化し
て切換増幅回路11による増幅処理の有無が切り換えら
れると、信号処理回路5から出力される映像信号をモニ
タ装置等で表示した場合に非常に見苦しい映像となって
しまう。
【0028】例えば、明るさ判別回路8で被写体が暗い
と判断した場合、映像信号の増幅処理が行われて切換増
幅回路11から出力される映像信号の振幅が瞬間的に増
大するが、信号処理回路5において映像信号の振幅から
被写体が明るいと判断されると電子シャッタ制御回路3
並びに自動ゲイン制御回路4に制御パルス信号並びに制
御信号を出力して映像信号の振幅を低下させるような制
御が働く。しかしながら、これらの制御と実際の映像信
号の振幅変化との間にはタイムラグが生じるため、モニ
タ装置等においては画面が一瞬明るくなった後に徐々に
暗くなってしまう。また、明るさ判別回路8で被写体が
明るいと判断した場合、スイッチ11bがアンプ11a
の出力端側に切り換えられて映像信号の増幅処理が行わ
れなくなると切換増幅回路11から出力される映像信号
の振幅が瞬間的に低下するが、信号処理回路5において
映像信号の振幅から被写体が暗いと判断されると電子シ
ャッタ制御回路3並びに自動ゲイン制御回路4に制御パ
ルス信号並びに制御信号を出力して映像信号の振幅を増
大させるような制御が働く。しかしながら、この場合に
も上記制御と実際の映像信号の振幅変化との間にタイム
ラグが生じるため、モニタ装置等においては画面が一瞬
暗くなった後に徐々に明るくなってしまう。このように
切換増幅回路11において映像信号の増幅処理の有無が
切り換えられると、瞬間的にモニタ装置等の画面上で映
像が乱れてしまうことになる。さらに被写体の明るさが
明るさ判別回路8の閾値近傍にある場合、増幅処理の有
無の切り換えが頻繁に生じる現象(ハンチング現象)が
引き起こされる。
【0029】そこで、本実施形態では以下に説明する動
作を行うことで上記ハンチング現象の発生を防いでい
る。なお、本実施形態の構成は実施形態2と共通である
から図示並びに説明は省略する。
【0030】図3のフローチャートに示すように撮像回
路2に電源が供給されて撮像が開始された後、電子シャ
ッタ制御回路3並びに自動ゲイン制御回路4の制御動作
が安定するまでの所定時間(制御安定待ち時間)をカウ
ントし(S1)、この制御安定待ち時間が経過した時点
で明るさ判別回路8が電子シャッタ制御回路3から出力
される制御パルス信号のパルス数をカウントして被写体
の明るさを判別し(S2,S3)、判別された被写体の
明るさが所定の閾値を下回っていれば明るさ判別回路8
によってスイッチ11bをアンプ11aの入力端側に切
り換えて切換増幅回路11により映像信号を増幅し(S
4)、上記閾値を上回っている場合にはスイッチ11b
をアンプ11aの出力端側に切り換えて切換増幅回路1
1による映像信号の増幅処理を行わない(S5)。この
結果、上述のように頻繁な増幅度の切換に起因する映像
の乱れ(ハンチング現象)を防止することができる。
【0031】なお、本実施形態では上記処理以降、撮像
回路2に電源が供給されている間は被写体の明るさが変
化しても明るさ判別回路8はスイッチ11bの切り換え
を行わないようにしている。つまり、撮像する場所や時
間とともに被写体の明るさが変化する可能性があるが、
本実施形態の撮像装置は監視カメラ装置であって設置場
所並びに撮像場所が固定され、しかも一回の撮像時間が
短いことから、上述のようにスイッチ11bの切り換え
を行わないようにしても実際上問題になることはほとん
ど無い。
【0032】而して本実施形態では、撮像開始後の所定
時間における明るさ判別回路8での判別結果に応じて切
換増幅回路11での処理を一方に固定するので、撮像開
始直後には信号処理回路5による電子シャッタ制御回路
3並びに自動ゲイン制御回路4の制御が安定せず、明る
さ判別回路5での被写体の明るさの判別が正確でないた
めに切換増幅回路11の処理の切換が頻繁に行われて映
像が乱れる場合があるが、電子シャッタ制御回路3並び
に自動ゲイン制御回路4の制御が安定する所定時間(制
御安定待ち時間の経過時点)での明るさ判別回路8の判
別結果に応じて切換増幅回路11の処理を一方に固定す
ることにより、頻繁な増幅度の切換に起因する映像の乱
れ(ハンチング現象)を防止することができる。
【0033】(実施形態4)図4は本実施形態のブロッ
ク図を示しており、図7に示した従来例及び実施形態2
と基本的な構成が共通である。よって、共通する構成に
ついては同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態
の特徴となる構成についてのみ説明する。
【0034】上述の実施形態3においては、ハンチング
現象を防止して被写体が暗い場合だけ切換増幅回路11
による増幅処理を行わせることができるが、制御安定待
ち時間が経過した時点で明るさ判別回路8の判別結果に
応じて切換増幅回路11のスイッチ11bが切り換えら
れたときにモニタ装置等の画面に乱れが生じる可能性が
ある。
【0035】そこで、このような画面の乱れを防ぐため
に、本実施形態は切換増幅回路11での処理が何れか一
方に固定されるまでの間だけ信号処理回路5から外部
(モニタ装置等)への映像信号の出力を禁止する映像ミ
ューティング回路12を備えており、この点に本実施形
態の特徴がある。
【0036】映像ミューティング回路12は従来周知の
構成を有し、制御安定待ち時間が経過してから切換増幅
回路11の切換処理が完了するまでの所定時間だけ信号
処理回路5から出力された映像信号を後段のモニタ装置
等に出力せず、その代わりに所定の映像信号(例えば、
黒又は青一色の画面を表示するための映像信号)を出力
する。
【0037】而して本実施形態では、切換増幅回路11
での処理が何れか一方に固定されるまでの間だけ信号処
理回路5から外部への映像信号の出力を禁止する映像ミ
ューティング回路12を備えたので、切換増幅回路11
の処理が何れか一方に固定されるまでの間は映像の乱れ
がモニタ装置等の外部機器に出力されず、品質の向上が
図れる。
【0038】(実施形態5)ところで実施形態3におい
ては、制御安定待ち時間の経過後に電子シャッタ制御回
路3から出力される制御パルス信号のパルス数をカウン
トして被写体の明るさを判別し、被写体が暗いと判断し
た場合には切換増幅回路11のスイッチ11bをアンプ
11aの入力端側に切り換えて映像信号を増幅している
が、この場合、明るさ判別回路8における明るさの判別
レベルの最小値は制御パルス信号のパルス数が0又は1
つの境界付近の値となる。しかしながら、制御パルス信
号の出力パルス数は切換増幅回路11における増幅処理
の有無によって変化する。つまり、スイッチ11bがア
ンプ11aの出力端側に切り換えられて切換増幅回路1
1が増幅処理を行っていない場合、例えば100ルクス
程度の周囲照度下で明るさ判別回路8が判別レベルの最
小値にあっても、スイッチ11bがアンプ11aの入力
端側に切り換えられて切換増幅回路11が増幅処理を行
っている場合には、明るさ判別回路8の判別レベルの最
小値は100ルクスよりも低いレベルとなる。すなわ
ち、切換増幅回路11で増幅処理を行っている場合、撮
像シーンが暗い状態であっても映像信号が切換増幅回路
11で増幅されているために信号処理回路5では被写体
が明るいものと判断し、電子シャッタ制御回路3並びに
自動ゲイン制御回路4に対して映像信号の振幅を低下さ
せるように制御を行う。その結果、電子シャッタ制御回
路3より出力される制御パルス信号のパルス数が増加す
ることになる。
【0039】而して本実施形態では、以下に説明するよ
うな動作を行うことで明るさ判別回路8の判別結果に応
じて切換増幅回路11の処理を切り換えることができる
被写体の明るさを低くするようにしている。なお、本実
施形態の構成は実施形態2と共通であるから図示並びに
説明は省略する。
【0040】図5のフローチャートに示すように撮像回
路2に電源が供給されて撮像が開始されたとき、切換増
幅回路11では常にスイッチ11bがアンプ11aの入
力端側に切り換えられて映像信号を増幅する処理を行っ
ている(S1)。そして、実施形態3で説明したように
電子シャッタ制御回路3並びに自動ゲイン制御回路4の
制御動作が安定するまでの制御安定待ち時間をカウント
し(S2)、この制御安定待ち時間が経過した時点で明
るさ判別回路8が電子シャッタ制御回路3から出力され
る制御パルス信号のパルス数をカウントして被写体の明
るさを判別し(S3,S4)、判別された被写体の明る
さが所定の閾値を下回っていればスイッチ11bをその
ままの状態に保って切換増幅回路11により映像信号を
増幅し(S5)、上記閾値を上回っている場合にはスイ
ッチ11bをアンプ11aの出力端側に切り換えて切換
増幅回路11による映像信号の増幅処理を行わない(S
6)。つまり、制御安定待ち時間の経過時点では切換増
幅回路11によって常に映像信号が増幅されているた
め、映像信号が切換増幅回路11によって増幅されてい
ない場合に比較して明るさ判別回路8の判別レベルの最
小値を低いレベルにすることができる。
【0041】而して本実施形態では、撮像開始後の所定
時間内における切換増幅回路11の処理を映像信号の増
幅処理に固定するので、電子シャッタ制御回路3から制
御パルス信号が出力される被写体の明るさが相対的に低
くなり、明るさ判別回路8の判別結果に応じて切換増幅
回路11の処理を切り換えることができる被写体の明る
さも低くすることができる。この結果、より暗いシーン
において切換増幅回路11に映像信号を増幅する処理を
行わせることができる。
【0042】(実施形態6)ところで実施形態3におい
ては、制御安定待ち時間の経過後に電子シャッタ制御回
路3から出力される制御パルス信号のパルス数をカウン
トして被写体の明るさを判別し、被写体が暗いと判断し
た場合には切換増幅回路11のスイッチ11bをアンプ
11aの入力端側に切り換えて映像信号を増幅し、これ
以降、撮像回路2に電源が供給されている間は被写体の
明るさが変化しても明るさ判別回路8はスイッチ11b
の切り換えを行わないようにしている。すなわち、本実
施形態の撮像装置が監視カメラ装置であって一回の撮像
時間が短いことから、撮像中に被写体の明るさが変化す
る可能性が低いという前提で、撮像開始後の所定のタイ
ミングで切換増幅回路11の増幅処理の有無を切り換え
るようにしているが、被写体の動き等によってその明る
さが変化する可能性が僅かではある。
【0043】そこで、本実施形態では以下に説明する動
作を行うことで実際の被写体の明るさに追従しながら上
記ハンチング現象の発生を防いでいる。なお、本実施形
態の構成は実施形態2と共通であるから図示並びに説明
は省略する。
【0044】図6のフローチャートに示すように撮像回
路2に電源が供給されて撮像が開始された後、電子シャ
ッタ制御回路3並びに自動ゲイン制御回路4の制御動作
が安定するまでの制御安定待ち時間をカウントし(S
1)、この制御安定待ち時間が経過した時点で明るさ判
別回路8が電子シャッタ制御回路3から出力される制御
パルス信号のパルス数をカウントして被写体の明るさを
判別し(S2,S3)、判別された被写体の明るさが所
定の閾値を下回っていれば明るさ判別回路8によってス
イッチ11bをアンプ11aの入力端側に切り換えて切
換増幅回路11により映像信号を増幅し(S4)、上記
閾値を上回っている場合にはスイッチ11bをアンプ1
1aの出力端側に切り換えて切換増幅回路11による映
像信号の増幅処理を行わない(S5)。そして、本実施
形態の動作が実施形態3と異なる点は、切換増幅回路1
1による増幅処理の有無を切り換えた後に再度制御安定
待ち時間のカウントを行い(S1)、上記動作を繰り返
す点にある。この結果、制御安定待ち時間よりも短くな
い比較的長い時間間隔(例えば、数十秒)で明るさ判別
回路8により被写体の明るさを判別して切換増幅回路1
1における増幅処理の有無を切り換えているため、切換
時に多少の映像の乱れは生じるものの、実際の被写体の
明るさに追従しながらも頻繁な増幅度の切換に起因する
ハンチング現象を防止することができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明は、被写体の像を結像す
る光学レンズと、光学レンズを通った光を電荷に換えて
蓄積する撮像素子を具備し、撮像素子に蓄積された電荷
より被写体の像を映像信号に変換して出力する撮像回路
と、制御パルス信号を出力して撮像素子の電荷蓄積時間
を調節する電子シャッタ制御回路と、撮像回路から出力
される映像信号を増幅するとともに増幅後の映像信号レ
ベルに応じて増幅度を調整する自動ゲイン制御回路と、
自動ゲイン制御回路で増幅された映像信号を信号処理し
て所定の映像信号フォーマットに変換するとともに映像
信号の振幅が適正なレベルとなるように電子シャッタ制
御回路並びに自動ゲイン制御回路を制御する信号処理回
路と、電子シャッタ制御回路から出力される制御パルス
信号のパルス数に基づいて被写体の明るさを判別する明
るさ判別回路とを備え、明るさ判別回路での判別結果に
応じて映像信号を適正なレベルとしてなるので、電子シ
ャッタ制御回路から出力される制御パルス信号は被写体
の明るさに応じて変化するものであるから、別途明るさ
検出用の素子等を設けることなく、明るさ判別回路にて
制御パルス信号のパルス数をカウントすることで被写体
の明るさを判別することができ、そして、この判別結果
に応じて、例えば被写体照度が低い場合には照明負荷を
点灯させるなどして映像信号を適正なレベルとするた
め、S/N比を低下させることなく且つ簡単な構成によ
り撮像する被写体の明るさに応じて映像信号を適正なレ
ベルとすることができるという効果がある。
【0046】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、自動ゲイン制御回路の前段に設けられ、明るさ判別
回路での判別結果に応じて映像信号が適正なレベルとな
るように映像信号を増幅する処理と増幅しない処理とが
切り換えられる切換増幅回路を備えたので、被写体照度
が低い場合には切換増幅回路が映像信号を増幅する処理
を行うことで映像信号を適正なレベルとし、被写体照度
が高い場合には切換増幅回路が映像信号を増幅しない処
理を行うことで過度の増幅によってS/N比が低下する
ことが無く、その結果、S/N比を低下させることなく
且つ簡単な構成により撮像する被写体の明るさに応じて
映像信号を適正なレベルとすることができるという効果
がある。
【0047】請求項3は、請求項2の発明において、撮
像開始後の所定時間における明るさ判別回路での判別結
果に応じて切換増幅回路での処理を一方に固定するの
で、撮像開始直後には信号処理回路による電子シャッタ
制御回路並びに自動ゲイン制御回路の制御が安定せず、
明るさ判別回路での被写体の明るさの判別が正確でない
ために切換増幅回路の処理の切換が頻繁に行われて映像
が乱れる場合があるが、電子シャッタ制御回路並びに自
動ゲイン制御回路の制御が安定する所定時間での明るさ
判別回路の判別結果に応じて切換増幅回路の処理を一方
に固定することにより、頻繁な増幅度の切換に起因する
映像の乱れ(ハンチング現象)を防止することができる
という効果がある。
【0048】請求項4は、請求項3の発明において、切
換増幅回路での処理が何れか一方に固定されるまでの間
だけ信号処理回路から外部への映像信号の出力を禁止す
る映像ミューティング回路を備えたので、切換増幅回路
の処理が何れか一方に固定されるまでの間は映像の乱れ
がモニタ装置等の外部機器に出力されず、品質の向上が
図れるという効果がある。
【0049】請求項5は、請求項3の発明において、撮
像開始後の所定時間内における切換増幅回路の処理を映
像信号の増幅処理に固定するので、電子シャッタ制御回
路から制御パルス信号が出力される被写体の明るさが相
対的に低くなり、明るさ判別回路の判別結果に応じて切
換増幅回路の処理を切り換えることができる被写体の明
るさも低くすることができ、より暗いシーンにおいて切
換増幅回路に映像信号を増幅する処理を行わせることが
できるという効果がある。
【0050】請求項6は、請求項2の発明において、所
定時間毎の明るさ判別回路の判別結果に応じて切換増幅
回路における処理の切換を行うので、撮像開始直後には
信号処理回路による電子シャッタ制御回路並びに自動ゲ
イン制御回路の制御が安定せず、明るさ判別回路での被
写体の明るさの判別が正確でないために切換増幅回路の
処理の切換が頻繁に行われて映像が乱れる場合がある
が、所定時間毎の明るさ判別回路の判別結果に応じて切
換増幅回路の処理を切り換えることにより、実際の被写
体の明るさに追従しながら頻繁な増幅度の切換に起因す
る映像の乱れ(ハンチング現象)を防止することができ
るという効果がある。
【0051】請求項7は、請求項1〜6の何れかの発明
において、少なくとも電子シャッタ制御回路、自動ゲイ
ン制御回路並びに信号処理回路を1チップの半導体デバ
イスとして形成したので、小型化並びにコストダウンが
図れ、しかも明るさ判別回路では制御パルス信号により
被写体の明るさを判別しているため、被写体の明るさを
判別するための信号出力端子を別途半導体デバイスに設
ける必要がなく構成が簡素化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示すブロック図である。
【図2】実施形態2を示すブロック図である。
【図3】実施形態3の動作説明用のフローチャートであ
る。
【図4】実施形態4を示すブロック図である。
【図5】実施形態5の動作説明用のフローチャートであ
る。
【図6】実施形態6の動作説明用のフローチャートであ
る。
【図7】従来例を示すブロック図である。
【図8】同上の動作説明用の波形図である。
【図9】同上の動作説明用の波形図である。
【図10】他の従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光学レンズ 2 撮像回路 3 電子シャッタ制御回路 4 自動ゲイン制御回路 5 信号処理回路 6 相関二重サンプリング回路 7 増幅回路 8 明るさ判別回路 9 照明負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川原 雄三 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA01 AB02 AB15 AB20 AC42 AC69

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の像を結像する光学レンズと、光
    学レンズを通った光を電荷に換えて蓄積する撮像素子を
    具備し、撮像素子に蓄積された電荷より被写体の像を映
    像信号に変換して出力する撮像回路と、制御パルス信号
    を出力して撮像素子の電荷蓄積時間を調節する電子シャ
    ッタ制御回路と、撮像回路から出力される映像信号を増
    幅するとともに増幅後の映像信号レベルに応じて増幅度
    を調整する自動ゲイン制御回路と、自動ゲイン制御回路
    で増幅された映像信号を信号処理して所定の映像信号フ
    ォーマットに変換するとともに映像信号の振幅が適正な
    レベルとなるように電子シャッタ制御回路並びに自動ゲ
    イン制御回路を制御する信号処理回路と、電子シャッタ
    制御回路から出力される制御パルス信号のパルス数に基
    づいて被写体の明るさを判別する明るさ判別回路とを備
    え、明るさ判別回路での判別結果に応じて映像信号を適
    正なレベルとしてなることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 自動ゲイン制御回路の前段に設けられ、
    明るさ判別回路での判別結果に応じて映像信号が適正な
    レベルとなるように映像信号を増幅する処理と増幅しな
    い処理とが切り換えられる切換増幅回路を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 撮像開始後の所定時間における明るさ判
    別回路での判別結果に応じて切換増幅回路での処理を一
    方に固定することを特徴とする請求項2記載の撮像装
    置。
  4. 【請求項4】 切換増幅回路での処理が何れか一方に固
    定されるまでの間だけ信号処理回路から外部への映像信
    号の出力を禁止する映像ミューティング回路を備えたこ
    とを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 撮像開始後の所定時間内における切換増
    幅回路の処理を映像信号の増幅処理に固定することを特
    徴とする請求項3記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 所定時間毎の明るさ判別回路の判別結果
    に応じて切換増幅回路における処理の切換を行うことを
    特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも電子シャッタ制御回路、自動
    ゲイン制御回路並びに信号処理回路を1チップの半導体
    デバイスとして形成したことを特徴とする請求項1〜6
    の何れかに記載の撮像装置。
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JP2008177628A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Sanyo Electric Co Ltd 信号処理回路
JP2008219372A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法
JP2012257172A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Canon Inc 撮像装置及び撮像素子
JPWO2017069134A1 (ja) * 2015-10-21 2018-05-10 シャープ株式会社 固体撮像素子

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