JP2001267859A - 差動増幅回路 - Google Patents

差動増幅回路

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JP2001267859A JP2000075658A JP2000075658A JP2001267859A JP 2001267859 A JP2001267859 A JP 2001267859A JP 2000075658 A JP2000075658 A JP 2000075658A JP 2000075658 A JP2000075658 A JP 2000075658A JP 2001267859 A JP2001267859 A JP 2001267859A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 差動増幅回路のラッチアップ現象を防止し且
つ該差動増幅回路を含む半導体装置の小型化を容易とす
る。 【解決手段】 共通エミッタを持つ第1のトランジスタ
及び第2のトランジスタの第1の負荷回路11と、定電
流源13の第3の負荷回路14と、これらの間に設けら
れたコレクタ電圧昇圧回路20Aとを有している。コレ
クタ電圧昇圧回路20Aは、ゲートが第3の負荷回路1
4の出力電圧を受け、ソースが電源電圧VCCを受けるp
型FETQ40と、コレクタ及びベースがp型FETQ40
のドレインと接続され、エミッタが第1のトランジスタ
11のベースと接続された第3のトランジスタQ13と、
コレクタが電源電圧VCCを受け、ベースが第3のトラン
ジスタQ13のベースと共通接続され、エミッタが第1の
トランジスタQ11のコレクタQ11C と接続された第4の
トランジスタQ14とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定電流源により共
通エミッタの電位が保持されるトランジスタ対を有する
差動増幅回路に関し、特に、各トランジスタのベースで
ある入出力端子の電圧変動又はサージ電圧に起因するラ
ッチアップ現象を防止する差動増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体回路の高インピダンス状態を低イ
ンピダンス状態に変える半導体装置や、半導体回路に差
動増幅回路を用いたバッファ回路が一般に利用されてい
る。
【0003】以下、従来の差動増幅回路を用いたバッフ
ァ回路について図面を参照しながら説明する。
【0004】図15は従来のバッファ回路を示し、図1
6は電源電圧に対するバッファ回路の電圧特性を示して
いる。図15に示すように、バッファ回路は、互いに接
続された共通エミッタQ51E を有する第1のトランジス
タQ51及び第2のトランジスタQ52を備えている。第1
のトランジスタQ51のベースQ51B は、入力端子Vin
接続され、コレクタQ51C は第1の負荷回路55を介し
て電源VCCと接続されている。また、第2のトランジス
タQ52のベースQ52B は、出力端子Vout と接続され、
コレクタQ52C は第1の負荷回路55と接続されてい
る。
【0005】共通エミッタQ51E は、電源電圧VCCを受
ける第2の負荷回路56と接続され、該第2の負荷回路
56と接続された定電流源57により、接地電位よりも
高い電位に保持されている。
【0006】図16に示すように、バッファ回路に電源
電圧VCCを供給すると、コレクタQ 51C の電圧は、電源
電圧VCCの値が1.2V程度から4V程度までの間にベ
ースQ51B の電圧値よりも低くなる領域が存在する。こ
の電圧差V1がしきい値電圧(例えば約0.7V)を越
えたり、又は突発的なサージ電圧が印加されて該しきい
値電圧を越えたりすると、図17のバッファ回路装置の
断面構成図に示すように、入力端子VinからコレクタQ
51C に電流が流れて、擬似的なトランジスタ(第1の擬
似トランジスタ)QA として動作する。また、第1のト
ランジスタQ51の近傍には第2の擬似トランジスタQB
が存在するため、これら第1の擬似トランジスタQA
第2の擬似トランジスタQB との間で閉回路が形成さ
れ、その結果、ラッチアップ電流が流れる。このラッチ
アップ電流が発生した状態が続くと、最終的にはバッフ
ァ回路装置が破壊することにもなる。
【0007】このラッチアップ現象は、半導体ウェハの
比抵抗が大きい場合には、第2の擬似トランジスタQB
が特に動作し易いため、発生し易くなる。これを回避す
るには、図16に示す入力電圧Vin1 のように、コレク
タQ51C の電圧よりも高くする必要がある。より具体的
には、第1のトランジスタQ51のベースQ51B とコレク
タQ51C との電圧差を前述のしきい値電圧以下とする必
要がある。
【0008】そこで、従来の差動増幅回路を用いたバッ
ファ回路は、一般に、バッファ回路の入力端子Vinと接
続されている他の回路と該バッファ回路との電源が共通
であるため、例えば入力端子Vinにロジック回路又は遅
延回路を追加して入力信号の電圧を所望の入力電圧V
in1 に近づけることによって、入力信号を遅延させてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のバッファ回路は、信号遅延のためのロジック回路を
設けているため、該バッファ回路を含む半導体装置又は
該半導体装置の周辺回路の部品数が増加して装置本体の
小型化が困難となると共に、装置本体のコストの上昇を
招くという問題がある。
【0010】同様に、差動増幅回路の第1のトランジス
タQ51のベースQ51B と第2のトランジスタQ52のベー
スQ52B とは同電位の信号が発生するため、出力端子V
outにも電源供給時と同じラッチアップ現象が発生す
る。すなわち、出力端子VoutにコレクタQ52C の電圧
よりも約0.7Vの高いサージ電圧が印加されるような
場合にはラッチアップ現象が生じ、さらには半導体装置
が破壊するおそれがある。
【0011】本発明は、前記従来の問題を解決し、ウェ
ハの比抵抗が大きい場合であっても、簡単な構成で差動
増幅回路にラッチアップ現象が生じないようにすること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、共通エミッタを持つトランジスタ対を有
する差動増幅回路の内部に、該トランジスタ対の少なく
とも一方のコレクタ電圧とベース電圧との差がしきい値
電圧を越えないようにする回路を付加する構成とする。
【0013】具体的に、本発明に係る差動増幅回路は、
互いに接続された共通エミッタを有する第1のトランジ
スタ及び第2のトランジスタと、第1のトランジスタの
コレクタ及び第2のトランジスタのコレクタのうちの少
なくとも一方の電位を、入力信号又は出力信号の電圧値
とほぼ同等の電圧値にまで昇圧するコレクタ電圧昇圧手
段とを備えている。
【0014】本発明の差動増幅回路によると、第1のト
ランジスタのコレクタ及び第2のトランジスタのコレク
タのうちの少なくとも一方の電位を、入力信号又は出力
信号の電圧値とほぼ同等の電圧値にまで昇圧するコレク
タ電圧昇圧手段を備えているため、図17に示したよう
な第1の擬似トランジスタQA と第2の擬似トランジス
タQB との間で閉回路が形成されなくなるので、ラッチ
アップ現象の発生を防止できる。また、差動増幅回路内
にコレクタ電圧昇圧手段を設けるため、差動増幅回路を
含む半導体装置の小型化が容易となる。
【0015】本発明の差動増幅回路において、コレクタ
電圧昇圧手段が、エミッタが第1のトランジスタ又は第
2のトランジスタのベースと接続された第3のトランジ
スタと、ベースが第3のトランジスタのベースと接続さ
れエミッタが第1のトランジスタ又は第2のトランジス
タのコレクタと接続された第4のトランジスタとを有し
ていることが好ましい。
【0016】また、本発明の差動増幅回路において、コ
レクタ電圧昇圧手段が、カソードが第1のトランジスタ
又は第2のトランジスタのベースと接続されたダイオー
ドと、ベースがダイオードのアノードと接続されエミッ
タが第1のトランジスタ又は第2のトランジスタのコレ
クタと接続された第3のトランジスタとを有しているこ
とが好ましい。
【0017】また、本発明の差動増幅回路において、コ
レクタ電圧昇圧手段が、エミッタが第1のトランジスタ
又は第2のトランジスタのベースと接続された第3のト
ランジスタと、ベースが第3のトランジスタのベースと
接続されエミッタが第1のトランジスタのコレクタと接
続された第4のトランジスタと、ベースが第3のトラン
ジスタのベースと接続されエミッタが第2のトランジス
タのコレクタと接続された第5のトランジスタとを有し
ていることが好ましい。
【0018】また、本発明の差動増幅回路において、コ
レクタ電圧昇圧手段が、カソードが第1のトランジスタ
又は第2のトランジスタのベースと接続されたダイオー
ドと、ベースがダイオードのアノードと接続されエミッ
タが第1のトランジスタのコレクタと接続された第3の
トランジスタと、ベースがダイオードのアノードと接続
され、ミッタが第2のトランジスタのコレクタと接続さ
れた第4のトランジスタとを有していることが好まし
い。
【0019】また、本発明の差動増幅回路において、コ
レクタ電圧昇圧手段が、第3のトランジスタと、エミッ
タが共通エミッタと接続されベース及びコレクタが共通
接続された第4のトランジスタと、ベースが第3のトラ
ンジスタのベースと接続されエミッタが第1のトランジ
スタ又は第2のトランジスタのコレクタと接続された第
5のトランジスタとを有していることが好ましい。
【0020】また、本発明の差動増幅回路において、コ
レクタ電圧昇圧手段が、カソードが共通エミッタと接続
されたダイオードと、ベースがダイオードのアノードと
接続されエミッタが第1のトランジスタ又は第2のトラ
ンジスタのコレクタと接続された第3のトランジスタと
を有していることが好ましい。
【0021】また、本発明の差動増幅回路において、コ
レクタ電圧昇圧手段が、第3のトランジスタと、エミッ
タが共通エミッタと接続されベース及びコレクタが共通
接続された第4のトランジスタと、ベースが第3のトラ
ンジスタのベースと接続されエミッタが第1のトランジ
スタのコレクタと接続された第5のトランジスタと、ベ
ースが第3のトランジスタのベースと接続されエミッタ
が第2のトランジスタのコレクタと接続された第6のト
ランジスタとを有していることが好ましい。
【0022】また、本発明の差動増幅回路において、コ
レクタ電圧昇圧手段が、カソードが共通エミッタと接続
されたダイオードと、ベースがダイオードのアノードと
接続されエミッタが第1のトランジスタのコレクタと接
続された第3のトランジスタと、ベースがダイオードの
アノードと接続されエミッタが第2のトランジスタのコ
レクタと接続された第4のトランジスタとを有している
ことが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の第1
の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0024】図1は本発明の第1の実施形態に係る差動
増幅回路を用いたバッファ回路の回路構成を示し、図2
は本実施形態に係るバッファ回路の電源電圧に対する電
圧特性を示している。
【0025】図1に示すように、本実施形態に係るバッ
ファ回路は、互いに共通接続された共通エミッタQ11E
を有する第1のトランジスタQ11及び第2のトランジス
タQ 12を備えている。なお、本願明細書におけるトラン
ジスタはバイポーラトランジスタを意味する。
【0026】第1のトランジスタQ11のベースは入力端
子Vinと接続され、コレクタQ11Cは、p型FETから
なる第1の負荷回路11を介して電源端子(電源電圧)
CCと接続されている。第2のトランジスタQ12のベー
スは、出力端子Vout と接続され、コレクタQ12C は第
1の負荷回路11と接続されている。
【0027】共通エミッタQ11E は、n型FET及びト
ランジスタからなる第2の負荷回路12と接続されてい
る。第2の負荷回路12には、定電流源13における接
地端子と反対側の端子と接続されたp型FETからなる
第3の負荷回路14から出力される電圧が印加される。
これにより、共通エミッタQ11E は、接地電位よりも高
い所定の電圧、すなわち、入力端子の電圧Vinから0.
7V程度低い電圧に保持される。
【0028】本実施形態の特徴として、第1の負荷回路
11と第3の負荷回路14との間に、コレクタ電圧昇圧
回路20Aが設けられている。
【0029】コレクタ電圧昇圧回路20Aは、ゲートが
第3の負荷回路14の出力電圧を受け、ソースが電源電
圧VCCを受けるp型FETQ40と、コレクタ及びベース
がp型FETQ40のドレインと接続され、エミッタが第
1のトランジスタQ11のベースと接続された第3のトラ
ンジスタQ13と、コレクタが電源電圧VCCを受け、ベー
スが第3のトランジスタQ13のベースと共通接続され、
エミッタが第1のトランジスタQ11のコレクタQ11C
接続された第4のトランジスタQ14とにより構成されて
いる。
【0030】以下、前記のように構成されたバッファ回
路の動作を説明する。
【0031】図2に示すように、電源電圧VCCを供給す
ると、入力端子Vinに印加される電圧(=入力電圧
in)に応じて第3のトランジスタQ13のエミッタ電圧
が上昇する。これにより、第3のトランジスタQ13のベ
ース電圧がベースエミッタ電圧V BE(ここでは、約0.
7V)分だけ上昇するため、該第3のトランジスタQ13
とベースを共有する第4のトランジスタQ14のエミッタ
電圧は、ベースエミッタ電圧VBE分だけ低い電圧にラッ
チされる。ここで、第4のトランジスタQ14のエミッタ
は第1のトランジスタQ11のコレクタQ11C と接続され
ているため、第1のトランジスタQ11のコレクタQ11C
の電圧は、第3のトランジスタQ13のベースエミッタ電
圧VBE分だけ上昇したこととなり、その結果、入力電圧
inとコレクタQ11C の電圧との電圧差V2はほぼ0V
となる。
【0032】このように本実施形態によると、バッファ
回路の内部にコレクタ電圧昇圧手段を設けているため、
半導体装置の小型化を阻害することなく、コレクタQ
11C の電圧が入力電圧Vin(第1のトランジスタQ11
ベース電圧)よりも低くなる電源電圧領域をなくすこと
ができ、第1のトランジスタQ11がラッチアップ現象を
生じさせないようにできる。なお、図2に示すように、
電源電圧VCCが4Vを越える領域では、従来のバッファ
回路と同様の電圧特性を示す。
【0033】本実施形態において、第3のトランジスタ
13及び第4のトランジスタQ14のベースエミッタ電圧
BEの値を0.7Vとしたが、これは一例に過ぎず、コ
レクタQ11C の電圧と入力電圧Vinとの電圧差V2が所
定のしきい値電圧を越えないようなベースエミッタ電圧
BE値であればよい。
【0034】また、第3のトランジスタQ13のエミッタ
を入力端子Vinと接続したが、出力端子Vout (第2の
トランジスタQ12のベース)と接続してもよい。
【0035】(第1の実施形態の一変形例)以下、本発
明の第1の実施形態の一変形例について図面を参照しな
がら説明する。
【0036】図3は本実施形態の一変形例に係る差動増
幅回路を用いたバッファ回路の回路構成を示している。
図3において、図1に示す構成要素と同一の構成要素に
は同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0037】本変形例に係るコレクタ電圧昇圧回路20
Bは、第4のトランジスタQ14のエミッタが、第1のト
ランジスタQ11のコレクタQ11C ではなく、第2のトラ
ンジスタQ12のコレクタQ12C と接続されていることを
特徴とする。この場合でも、電圧特性は図2と同様の特
性を示す。
【0038】本変形例によると、出力端子Vout は半導
体装置の出力端子として他の回路と接続される場合が多
いため、該出力端子Vout に対してサージ電圧等の不測
の電圧が印加されるような場合であっても、コレクタQ
12C の電圧と出力端子Voutに出力される電圧(=出力
電圧Vout )との電圧差V2が所定のしきい値電圧より
も大きくならないので、ラッチアップ現象の発生を防止
できる。
【0039】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0040】図4は本発明の第2の実施形態に係る差動
増幅回路を用いたバッファ回路の回路構成を示してい
る。図4において、図1に示す構成要素と同一の構成要
素には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0041】本実施形態に係るコレクタ電圧昇圧回路2
1Aは、ゲートが第3の負荷回路14の出力電圧を受
け、ソースが電源電圧VCCを受けるp型FETQ41と、
アノードがp型FETQ41のドレインと接続され、カソ
ードが第1のトランジスタQ11のベースと接続されたダ
イオードD13と、コレクタが電源電圧VCCを受け、ベー
スがダイオードD13のアノードと接続され、エミッタが
第1のトランジスタQ11のコレクタQ11C と接続された
第3のトランジスタQ15とにより構成されている。
【0042】このように、第1のトランジスタQ11のベ
ースである入力端子Vinとp型FETQ41との間にダイ
オードD13を順方向に直列接続して、ダイオードD13
アノードの電圧を入力電圧Vinよりも0.7V程度高く
することにより、第1の実施形態と同様の電圧特性を得
ることができる。
【0043】(第2の実施形態の一変形例)以下、本発
明の第2の実施形態の一変形例について図面を参照しな
がら説明する。
【0044】図5は本実施形態の一変形例に係る差動増
幅回路を用いたバッファ回路の回路構成を示している。
図5において、図4に示す構成要素と同一の構成要素に
は同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0045】本変形例に係るコレクタ電圧昇圧回路21
Bは、第3のトランジスタQ15のエミッタが、第1のト
ランジスタQ11のコレクタQ11C ではなく、第2のトラ
ンジスタQ12のコレクタQ12C と接続されていることを
特徴とする。この場合でも、電圧特性は図2と同様の特
性を示す。
【0046】本変形例によると、第1の実施形態の一変
形例と同様に、出力端子Vout に対してサージ電圧等の
不測の電圧が印加されるような場合であっても、コレク
タQ 12C の電圧と出力端子Vout に印加される出力電圧
out との電圧差V2が所定のしきい値電圧よりも大き
くならないので、ラッチアップ現象の発生を防止でき
る。
【0047】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0048】図6は本発明の第3の実施形態に係る差動
増幅回路を用いたバッファ回路の回路構成を示してい
る。図6において、図1に示す構成要素と同一の構成要
素には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0049】本実施形態に係るコレクタ電圧昇圧回路2
2Aは、ゲートが第3の負荷回路14の出力電圧を受
け、ソースが電源電圧VCCを受けるp型FETQ40と、
コレクタ及びベースがp型FETQ40のドレインと接続
され、エミッタが第1のトランジスタQ11のベースと接
続された第3のトランジスタQ16と、コレクタが電源電
圧VCCを受け、ベースが第3のトランジスタQ16のベー
スと共通接続され、エミッタが第1のトランジスタQ11
のコレクタQ11C と接続された第4のトランジスタQ17
と、コレクタが電源電圧VCCを受け、ベースが第3のト
ランジスタQ16のベースと共通接続され、エミッタが第
2のトランジスタQ12のコレクタQ12C と接続された第
5のトランジスタQ18とにより構成されている。
【0050】このように、エミッタが第1のトランジス
タQ11のコレクタQ11C と接続された第4のトランジス
タQ17と、エミッタが第2のトランジスタQ12のコレク
タQ 12C と接続された第5のトランジスタQ18とは、そ
れぞれのベースが第3のトランジスタQ16のベースと共
通接続されているため、コレクタQ11C 及びコレクタQ
12C は共に、第3のトランジスタQ16のベースエミッタ
電圧VBE分の電圧が上昇する。従って、第1のトランジ
スタQ11におけるコレクタQ11C の電圧が入力端子Vin
に印加される電圧と比べて、ラッチアップ現象が生じる
程に低下することがなくなる。同様に、第2のトランジ
スタQ12におけるコレクタQ12C の電圧も出力端子V
out に印加される電圧と比べて、ラッチアップ現象が生
じる程に低下することがなくなる。
【0051】(第3の実施形態の一変形例)以下、本発
明の第3の実施形態の一変形例について図面を参照しな
がら説明する。
【0052】図7は本実施形態の一変形例に係る差動増
幅回路を用いたバッファ回路の回路構成を示している。
図7において、図1に示す構成要素と同一の構成要素に
は同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0053】本変形例に係るコレクタ電圧昇圧回路22
Bは、ゲートが第3の負荷回路14の出力電圧を受け、
ソースが電源電圧VCCを受けるp型FETQ41と、アノ
ードがp型FETQ41のドレインと接続され、カソード
が第1のトランジスタQ11のベースと接続されたダイオ
ードD13と、コレクタが電源電圧VCCを受け、ベースが
ダイオードD13のアノードと接続され、エミッタが第1
のトランジスタQ11のコレクタQ11C と接続された第3
のトランジスタQ19と、コレクタが電源電圧V CCを受
け、ベースが第3のトランジスタQ19のベースと共通接
続され、エミッタが第2のトランジスタQ12のコレクタ
12C と接続された第4のトランジスタQ 20とにより構
成されている。
【0054】このように、第1のトランジスタQ11のベ
ースである入力端子Vinとp型FETQ41との間にダイ
オードD13を順方向に直列接続して、ダイオードD13
アノードの電圧を0.7V程度高くする。これにより、
コレクタQ11C の電圧と入力電圧Vinとの電圧差V2、
及びコレクタQ12C の電圧と出力電圧Vout との電圧差
V2がいずれもラッチアップ現象が起きない程度とな
る。
【0055】(第4の実施形態)以下、本発明の第4の
実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0056】図8は本発明の第4の実施形態に係る差動
増幅回路を用いたバッファ回路の回路構成を示してい
る。図8において、図1に示す構成要素と同一の構成要
素には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0057】本実施形態に係るコレクタ電圧昇圧回路2
3Aは、ゲートが第3の負荷回路14の出力電圧を受
け、ソースが電源電圧VCCを受けるp型FETQ40と、
コレクタ及びベースがp型FETQ40のドレインと接続
された第3のトランジスタQ21と、コレクタ及びベース
が第3のトランジスタQ21のエミッタと接続され、エミ
ッタが共通エミッタQ11E と接続された第4のトランジ
スタQ22と、コレクタが電源電圧VCCを受け、ベースが
第3のトランジスタQ21のベースと共通接続され、エミ
ッタが第1のトランジスタQ11のコレクタQ11C と接続
された第5のトランジスタQ23とにより構成されてい
る。
【0058】以下、前記のように構成されたバッファ回
路の動作を説明する。
【0059】電源電圧VCCを供給すると、共通エミッタ
11E の電圧は、入力電圧Vinに応じて第1のトランジ
スタQ11のベースエミッタ電圧VBE分だけ低下する。逆
に、第4のトランジスタQ22のベース電圧は該第4のト
ランジスタQ22のベースエミッタ電圧VBE分だけ上昇す
るため、第3のトランジスタQ21のエミッタ電圧は、第
1のトランジスタQ11のベース電圧、すなわち入力電圧
inとほぼ等しくなる。その結果、第3のトランジスタ
21とベースを共有する第5のトランジスタQ 23のエミ
ッタ電圧は、この第3のトランジスタQ21のエミッタ電
圧とほぼ等しくなるため、図2の電圧特性曲線に示すよ
うに第5のトランジスタQ23のエミッタ電圧である第1
のトランジスタQ11のコレクタQ11C の電圧は、入力電
圧Vinとほぼ等しくなる。
【0060】例えば、第1の実施形態においては、第1
のトランジスタQ11のベース電圧(入力電圧Vin)を基
準にして、互いにベースを共有する第3のトランジスタ
13及び第4のトランジスタQ14の各エミッタ電圧がほ
ぼ等しいことを用いて、入力電圧VinとコレクタQ11C
の電圧との電圧差V2をしきい値電圧以下に抑えてい
る。
【0061】一方、本実施形態においては、共通エミッ
タQ11E の電圧を基準にしているため、第4のトランジ
スタQ22を介在させることにより、第1の実施形態と同
様に、互いにベースを共有した第3のトランジスタQ21
及び第5のトランジスタQ23の各エミッタ電圧を用い
て、入力電圧VinとコレクタQ11C の電圧との電圧差V
2をしきい値電圧以下にまで小さくしている。
【0062】このように本実施形態においても、半導体
装置の小型化を阻害することなく、コレクタQ11C の電
圧と入力電圧Vinとの差V2がしきい値電圧以上に大き
くなる電源電圧領域をなくすことができるため、第1の
トランジスタQ11がラッチアップ現象を生じないように
できる。
【0063】(第4の実施形態の一変形例)以下、本発
明の第4の実施形態の一変形例について図面を参照しな
がら説明する。
【0064】図9は本実施形態の一変形例に係る差動増
幅回路を用いたバッファ回路の回路構成を示している。
ここで、図9において、図8に示す構成要素と同一の構
成要素には同一の符号を付すことにより説明を省略す
る。
【0065】本変形例に係るコレクタ電圧昇圧回路23
Bは、第5のトランジスタQ23のエミッタが、第1のト
ランジスタQ11のコレクタQ11C ではなく、第2のトラ
ンジスタQ12のコレクタQ12C と接続されていることを
特徴とする。この場合でも、電圧特性は図2と同様の特
性を示す。
【0066】本変形例によると、出力端子Vout は半導
体装置の出力端子として他の回路と接続される場合が多
いため、該出力端子Vout に対してサージ電圧等が印加
されるような場合であっても、コレクタQ12C の電圧と
出力電圧Vout との電圧差V2がしきい値電圧以上に大
きくならないので、ラッチアップ現象が発生しにくくな
る。
【0067】(第5の実施形態)以下、本発明の第5の
実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0068】図10は本発明の第5の実施形態に係る差
動増幅回路を用いたバッファ回路の回路構成を示してい
る。図10において、図1に示す構成要素と同一の構成
要素には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0069】本実施形態に係るコレクタ電圧昇圧回路2
4Aは、ゲートが第3の負荷回路14の出力電圧を受
け、ソースが電源電圧VCCを受けるp型FETQ41と、
該p型FETQ41のドレインと共通エミッタQ11E との
間に順方向に直列接続された第1のダイオードD13及び
第2のダイオードD14と、コレクタが電源電圧VCCを受
け、ベースが第1のダイオードD13のアノードと接続さ
れ、エミッタが第1のトランジスタQ11のコレクタQ
11C と接続された第3のトランジスタQ24とにより構成
されている。
【0070】このように、共通エミッタQ11E とp型F
ETQ41との間に第1のダイオードD13及び第2のダイ
オードD14を順方向に直列接続して、第1のダイオード
13のアノードの電圧を1.4V程度高くすることによ
り、第5の実施形態と同様の電圧特性を得ることができ
る。
【0071】なお、本実施形態においては、2つのダイ
オードを直列接続して用いたが、第1のトランジスタQ
11のコレクタQ11C の電圧が入力電圧Vinとほぼ等しく
なる程度、言い換えれば、第3のトランジスタQ24のベ
ース電圧をラッチアップ現象が生じない程度の電圧に昇
圧できるダイオードであればその個数は限定されない。
【0072】(第5の実施形態の一変形例)以下、本発
明の第5の実施形態の一変形例について図面を参照しな
がら説明する。
【0073】図11は本実施形態の一変形例に係る差動
増幅回路を用いたバッファ回路の回路構成を示してい
る。図11において、図10に示す構成要素と同一の構
成要素には同一の符号を付すことにより説明を省略す
る。
【0074】本変形例に係るコレクタ電圧昇圧回路24
Bは、第3のトランジスタQ24のエミッタが、第1のト
ランジスタQ11のコレクタQ11C ではなく、第2のトラ
ンジスタQ12のコレクタQ12C と接続されていることを
特徴とする。この場合でも、電圧特性は図2と同様の特
性を示す。
【0075】(第6の実施形態)以下、本発明の第6の
実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0076】図12は本発明の第6の実施形態に係る差
動増幅回路を用いたバッファ回路の回路構成を示してい
る。図12において、図1に示す構成要素と同一の構成
要素には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0077】本実施形態に係るコレクタ電圧昇圧回路2
5Aは、ゲートが第3の負荷回路14の出力電圧を受
け、ソースが電源電圧VCCを受けるp型FETQ40と、
コレクタ及びベースがp型FETQ40のドレインと接続
された第3のトランジスタQ25と、コレクタ及びベース
が第3のトランジスタQ25のエミッタと接続され、エミ
ッタが共通エミッタQ11E と接続された第4のトランジ
スタQ26と、コレクタが電源電圧VCCを受け、ベースが
第3のトランジスタQ25のベースと共通接続され、エミ
ッタが第1のトランジスタQ11のコレクタQ11C と接続
された第5のトランジスタQ27と、コレクタが電源電圧
CCを受け、ベースが第3のトランジスタQ25のベース
と共通接続され、エミッタが第2のトランジスタQ12
コレクタQ 12C と接続された第6のトランジスタQ28
により構成されている。
【0078】これにより、入力端子Vin又は出力端子V
out に対してサージ電圧等の電圧変動が生じても、ラッ
チアップ現象が起こりにくくなる。
【0079】(第6の実施形態の一変形例)以下、本発
明の第6の実施形態の一変形例について図面を参照しな
がら説明する。
【0080】図13は本実施形態の一変形例に係る差動
増幅回路を用いたバッファ回路の回路構成を示してい
る。図13において、図12に示す構成要素と同一の構
成要素には同一の符号を付すことにより説明を省略す
る。
【0081】本変形例に係るコレクタ電圧昇圧回路25
Bは、ゲートが第3の負荷回路14の出力電圧を受け、
ソースが電源電圧VCCを受けるp型FETQ41と、該p
型FETQ41のドレインと共通エミッタQ11E との間に
順方向に直列接続された第1のダイオードD13及び第2
のダイオードD14と、コレクタが電源電圧VCCを受け、
ベースが第1のダイオードD13のアノードと接続され、
エミッタが第1のトランジスタQ11のコレクタQ11C
接続された第3のトランジスタQ29と、コレクタが電源
電圧VCCを受け、ベースが第3のトランジスタQ29のベ
ースと共通接続され、エミッタが第2のトランジスタQ
12のコレクタQ12C と接続された第4のトランジスタQ
30とにより構成されている。
【0082】このように、共通エミッタQ11E とp型F
ETQ41との間に第1のダイオードD13及び第2のダイ
オードD14を順方向に直列接続して、第1のダイオード
13のアノードの電圧を1.4V程度高くすることによ
り、第6の実施形態と同様の電圧特性を得ることができ
る。
【0083】なお、本変形例においては、2つのダイオ
ードを直列接続して用いたが、第1のトランジスタQ11
におけるコレクタQ11C の電圧が入力電圧Vinとほぼ等
しくなる程度で、且つ、第2のトランジスタQ12におけ
るコレクタQ12C の電圧が出力電圧Vout とほぼ等しく
なる程度、言い換えれば、第3のトランジスタQ29のベ
ース電圧をラッチアップが起きない程度の電圧に昇圧で
きるダイオードであればその個数は問われない。
【0084】なお、各実施形態及びその変形例におい
て、第1のトランジスタQ11及び第2のトランジスタQ
12に対して保護用のベース抵抗Rを設けても本発明の効
果を得ることができる。図14に示すように、第1の実
施形態に係るバッファ回路を例に採ると、第3のトラン
ジスタQ13のエミッタと第1のトランジスタQ11のベー
スとの間及び第2のトランジスタQ12のベースと出力端
子Vout との間にそれぞれベース抵抗Rを挿入すればよ
い。
【0085】また、バッファ回路ではなく差動増幅回路
として用いる場合には、第1の実施形態を例に採ると、
第1の入力端子及び第2の入力端子を第1のトランジス
タQ 11及び第2のトランジスタQ12の各ベースとし、第
1の出力端子を第1のトランジスタQ11のコレクタQ
11C とし、第2の出力端子を図1に示す出力端子Vout
とすればよい。
【0086】
【発明の効果】本発明の係る差動増幅回路によると、共
通エミッタを有する第1のトランジスタ及び第2のトラ
ンジスタにおける第1のトランジスタのコレクタ及び第
2のトランジスタのコレクタのうちの少なくとも一方の
電位を、入力信号又は出力信号の電圧値とほぼ同等の電
圧値にまで昇圧するコレクタ電圧昇圧手段を備えている
ため、回路の小型化を妨げることなく、ラッチアップ現
象の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る差動増幅回路を
用いたバッファ回路を示す回路図である。
【図2】本発明に係る差動増幅回路を用いたバッファ回
路の電源電圧に対する電圧特性を示すグラフである。
【図3】本発明の第1の実施形態の一変形例に係る差動
増幅回路を用いたバッファ回路を示す回路図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る差動増幅回路を
用いたバッファ回路を示す回路図である。
【図5】本発明の第2の実施形態の一変形例に係る差動
増幅回路を用いたバッファ回路を示す回路図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る差動増幅回路を
用いたバッファ回路を示す回路図である。
【図7】本発明の第3の実施形態の一変形例に係る差動
増幅回路を用いたバッファ回路を示す回路図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る差動増幅回路を
用いたバッファ回路を示す回路図である。
【図9】本発明の第4の実施形態の一変形例に係る差動
増幅回路を用いたバッファ回路を示す回路図である。
【図10】本発明の第5の実施形態に係る差動増幅回路
を用いたバッファ回路を示す回路図である。
【図11】本発明の第5の実施形態の一変形例に係る差
動増幅回路を用いたバッファ回路を示す回路図である。
【図12】本発明の第6の実施形態に係る差動増幅回路
を用いたバッファ回路を示す回路図である。
【図13】本発明の第6の実施形態の一変形例に係る差
動増幅回路を用いたバッファ回路を示す回路図である。
【図14】本発明の第1の実施形態に係る差動増幅回路
にベース抵抗を設けた場合の回路図である。
【図15】従来の差動増幅回路を用いたバッファ回路を
示す回路図である。
【図16】従来の差動増幅回路を用いたバッファ回路の
電源電圧に対する電圧特性を示すグラフである。
【図17】従来の差動増幅回路を用いたバッファ回路の
ラッチアップ現象を説明するための半導体装置の模式的
な構成断面図である。
【符号の説明】
11 第1の負荷回路 12 第2の負荷回路 13 定電流源 14 第3の負荷回路 20A コレクタ電圧昇圧回路(コレクタ電圧昇圧手
段) 20B コレクタ電圧昇圧回路 21A コレクタ電圧昇圧回路 21B コレクタ電圧昇圧回路 22A コレクタ電圧昇圧回路 22B コレクタ電圧昇圧回路 23A コレクタ電圧昇圧回路 23B コレクタ電圧昇圧回路 24A コレクタ電圧昇圧回路 24B コレクタ電圧昇圧回路 25A コレクタ電圧昇圧回路 25B コレクタ電圧昇圧回路 Vin 入力端子(入力電圧) Vout 出力端子(出力電圧) VCC 電源端子(電源電圧) Q11 第1のトランジスタ Q12 第2のトランジスタ Q11E 共通エミッタ Q11C (第1のトランジスタの)コレクタ Q12C (第2のトランジスタの)コレクタ Q40 p型FET Q13 第3のトランジスタ Q14 第4のトランジスタ Q41 p型FET D13 ダイオード(第1のダイオード) Q15 第3のトランジスタ Q16 第3のトランジスタ Q17 第4のトランジスタ Q18 第5のトランジスタ Q19 第3のトランジスタ Q20 第4のトランジスタ Q21 第3のトランジスタ Q22 第4のトランジスタ Q23 第5のトランジスタ D14 第2のダイオード Q24 第3のトランジスタ Q25 第3のトランジスタ Q26 第4のトランジスタ Q27 第5のトランジスタ Q28 第6のトランジスタ Q29 第3のトランジスタ Q30 第4のトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J066 AA01 AA12 AA45 CA56 CA92 FA03 HA08 HA09 HA17 HA18 HA19 HA25 HA29 KA02 KA05 KA09 KA24 MA11 MA21 ND01 ND14 ND22 ND23 PD01 QA02 TA02 5J091 AA01 AA12 AA45 CA56 CA92 FA03 GP02 HA08 HA09 HA17 HA18 HA19 HA25 HA29 KA02 KA05 KA09 KA24 MA11 MA21 QA02 TA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接続された共通エミッタを有する
    第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタのコレクタ及び前記第2のトラ
    ンジスタのコレクタのうちの少なくとも一方の電位を、
    入力信号又は出力信号の電圧値とほぼ同等の電圧値にま
    で昇圧するコレクタ電圧昇圧手段とを備えていることを
    特徴とする差動増幅回路。
  2. 【請求項2】 前記コレクタ電圧昇圧手段は、 エミッタが前記第1のトランジスタ又は前記第2のトラ
    ンジスタのベースと接続された第3のトランジスタと、 ベースが前記第3のトランジスタのベースと接続され、
    エミッタが前記第1のトランジスタ又は前記第2のトラ
    ンジスタのコレクタと接続された第4のトランジスタと
    を有していることを特徴とする請求項1に記載の差動増
    幅回路。
  3. 【請求項3】 前記コレクタ電圧昇圧手段は、 カソードが前記第1のトランジスタ又は前記第2のトラ
    ンジスタのベースと接続されたダイオードと、 ベースが前記ダイオードのアノードと接続され、エミッ
    タが前記第1のトランジスタ又は前記第2のトランジス
    タのコレクタと接続された第3のトランジスタとを有し
    ていることを特徴とする請求項1に記載の差動増幅回
    路。
  4. 【請求項4】 前記コレクタ電圧昇圧手段は、 エミッタが前記第1のトランジスタ又は前記第2のトラ
    ンジスタのベースと接続された第3のトランジスタと、 ベースが前記第3のトランジスタのベースと接続され、
    エミッタが前記第1のトランジスタのコレクタと接続さ
    れた第4のトランジスタと、 ベースが前記第3のトランジスタのベースと接続され、
    エミッタが前記第2のトランジスタのコレクタと接続さ
    れた第5のトランジスタとを有していることを特徴とす
    る請求項1に記載の差動増幅回路。
  5. 【請求項5】 前記コレクタ電圧昇圧手段は、 カソードが前記第1のトランジスタ又は前記第2のトラ
    ンジスタのベースと接続されたダイオードと、 ベースが前記ダイオードのアノードと接続され、エミッ
    タが前記第1のトランジスタのコレクタと接続された第
    3のトランジスタと、 ベースが前記ダイオードのアノードと接続され、エミッ
    タが前記第2のトランジスタのコレクタと接続された第
    4のトランジスタとを有していることを特徴とする請求
    項1に記載の差動増幅回路。
  6. 【請求項6】 前記コレクタ電圧昇圧手段は、 第3のトランジスタと、 エミッタが前記共通エミッタと接続され、ベース及びコ
    レクタが共通接続された第4のトランジスタと、 ベースが前記第3のトランジスタのベースと接続され、
    エミッタが前記第1のトランジスタ又は前記第2のトラ
    ンジスタのコレクタと接続された第5のトランジスタと
    を有していることを特徴とする請求項1に記載の差動増
    幅回路。
  7. 【請求項7】 前記コレクタ電圧昇圧手段は、 カソードが前記共通エミッタと接続されたダイオード
    と、 ベースが前記ダイオードのアノードと接続され、エミッ
    タが前記第1のトランジスタ又は前記第2のトランジス
    タのコレクタと接続された第3のトランジスタとを有し
    ていることを特徴とする請求項1に記載の差動増幅回
    路。
  8. 【請求項8】 前記コレクタ電圧昇圧手段は、 第3のトランジスタと、 エミッタが前記共通エミッタと接続され、ベース及びコ
    レクタが共通接続された第4のトランジスタと、 ベースが前記第3のトランジスタのベースと接続され、
    エミッタが前記第1のトランジスタのコレクタと接続さ
    れた第5のトランジスタと、 ベースが前記第3のトランジスタのベースと接続され、
    エミッタが前記第2のトランジスタのコレクタと接続さ
    れた第6のトランジスタとを有していることを特徴とす
    る請求項1に記載の差動増幅回路。
  9. 【請求項9】 前記コレクタ電圧昇圧手段は、 カソードが前記共通エミッタと接続されたダイオード
    と、 ベースが前記ダイオードのアノードと接続され、エミッ
    タが前記第1のトランジスタのコレクタと接続された第
    3のトランジスタと、 ベースが前記ダイオードのアノードと接続され、エミッ
    タが前記第2のトランジスタのコレクタと接続された第
    4のトランジスタとを有していることを特徴とする請求
    項1に記載の差動増幅回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1524769A2 (en) * 2003-10-09 2005-04-20 Sharp Kabushiki Kaisha Current switch circuit, amplifier, and mobile terminal
US7034568B2 (en) 2003-09-25 2006-04-25 Hitachi, Ltd. Logic circuit
JP2019022179A (ja) * 2017-07-21 2019-02-07 新日本無線株式会社 演算増幅器

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