JP2001266466A - ディスク記憶装置及び同装置における衝撃検出方法 - Google Patents

ディスク記憶装置及び同装置における衝撃検出方法

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JP2001266466A JP2000085260A JP2000085260A JP2001266466A JP 2001266466 A JP2001266466 A JP 2001266466A JP 2000085260 A JP2000085260 A JP 2000085260A JP 2000085260 A JP2000085260 A JP 2000085260A JP 2001266466 A JP2001266466 A JP 2001266466A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】衝撃検出の状況に応じて衝撃検出感度(衝撃検
出レベル)を動的に設定変更できるようにする。 【解決手段】装置に加えられる衝撃を設定された衝撃検
出感度で検出するための衝撃検出回路24を、ショック
センサ241と、このショックセンサ241の出力を増
幅するゲイン可変増幅回路242と、この増幅回路24
2のゲインを変更設定するゲインコントローラ243
と、増幅回路242の出力をスレッショルドレベルと比
較してその比較結果に応じて衝撃検出信号240を出力
するコンパレータ244で構成する。マイクロコントロ
ーラ25はコンパレータ244からの衝撃検出信号24
0を一定期間単位で監視して、その一定期間毎の監視結
果及び衝撃検出回路24の現在の衝撃検出感度に応じ
て、その都度ゲインコントローラ243を介して増幅回
路242のゲインを1段階変更設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝撃検出機能を有
するディスク記憶装置に係り、特に衝撃検出レベル(衝
撃検出感度)が可変設定可能なディスク記憶装置及び同
装置における衝撃検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、磁気ディスク装置に代表されるデ
ィスク記憶装置は、可搬型のコンピュータや、車載用の
ナビゲーション装置など、衝撃や振動を受けやすい環境
で使用される機器に搭載して使用されることが多くなっ
てきている。そこで、この種のディスク記憶装置では、
衝撃検出回路を備え、データ書き込み中に当該検出回路
で衝撃が検出された場合には書き込みを中断すること
で、隣接トラック等のデータ破壊を防止可能としてい
る。
【0003】この従来のディスク記憶装置における衝撃
検出時の隣接トラック等のデータ破壊防止機能(ヘッド
オフトラックライト防止機能)について、磁気ディスク
装置を例に説明する。
【0004】まず磁気ディスク装置のサーボ制御は、ト
ラック内に一定間隔で複数埋め込まれたサーボ情報に基
づき実行される。制御データの処理はサンプリング制御
であるため、ヘッドを目標トラックの目標位置にシーク
位置決めするためのVCM(ボイスコイルモータ)制御
電流制御は、サーボサンプリング間隔毎に行われる。
【0005】さて、ヘッドを目標トラックの目標位置に
位置決めしている状態(オントラック状態)でデータの
書き込みを行っている最中に、外部から何らかの衝撃が
印加された場合、その衝撃によるヘッドの目標位置から
のずれ量、つまりオフトラック量は次のサーボサンプリ
ングを行うまで知ることができない。このため、衝撃加
速度が大きい場合にはヘッド(ヘッドオフトラック)は
書き込み対象トラックの隣接セクタ、或いは隣接トラッ
クまで至る可能性もあり、最悪の場合には書き込み対象
トラック、或いは隣接トラックのデータを破壊してしま
う。
【0006】そこで近年の磁気ディスク装置では、この
ような障害を防止するため、上記したように衝撃検出回
路を備えているのが一般的である。この衝撃検出回路を
用いて衝撃印加をリアルタイムで監視することで、衝撃
によるヘッドオフトラックが隣接トラックに及ぶ前にデ
ータ書き込みを中断することを実現している。中断した
該当トラックの目標セクタへのデータ書き込みは、リト
ライ処理により行われる。
【0007】上記衝撃検出回路は、一般に圧電素子から
なるショックセンサ(衝撃センサ)を内蔵している。従
来の磁気ディスク装置の衝撃検出回路では、このショッ
クセンサの出力をアンプで増幅し、コンパレータで基準
レベル(スレッショルドレベル)と比較することで2値
化して、衝撃検出信号としている。ここで、衝撃検出レ
ベル(衝撃検出感度)は、ショックセンサ感度、アンプ
増幅率、コンパレータのスレッショルドレベルによって
決定される。従来は、この衝撃検出レベルは、サーボ制
御帯域、装置衝撃仕様、センサ共振周波数等を考慮し、
固定値で設定されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】磁気ディスク装置に代
表されるディスク記憶装置において、ショックセンサ
は、プリント基板(PCB)上またはヘッドディスクア
センブリ(HDA)内のフレキシブルプリント配線板
(FPC)上に実装されるのが一般的である。
【0009】このような構成のディスク記憶装置に外部
から衝撃が加わった場合、PCBのばね力、ショックセ
ンサの実装位置、PCBをHDAに固定するためのねじ
位置等がダンパーの役目をすることによって、同じ外部
衝撃が加わった場合においてもHDDによってショック
センサに伝播する衝撃値はばらつきを持つことになる。
また、ショックセンサ自体の共振点により、電源ノイズ
によって衝撃検出感度が上がってしまうこともある。
【0010】そこで従来のディスク記憶装置では、この
ようなばらつきを考慮して衝撃検出回路の衝撃検出レベ
ル(衝撃検出感度)を設定していた。ここでは、データ
の書き込み中に外部から衝撃が加わった場合に、当該衝
撃を確実に検出してデータ破壊防止のために書き込みを
中断できるように、全てのディスク記憶装置において衝
撃検出レベルを一様に低い値(衝撃検出感度を高い値)
に設定するのが一般的であった。
【0011】ところが、衝撃検出レベルを一様に低い値
に設定すると、ディスク記憶装置によっては、電源ノイ
ズ等によってもショックセンサ出力が大きな値となって
衝撃が検出されてしまうという問題があった。逆に、衝
撃検出レベルを高い値に設定すると、外部衝撃によって
ヘッドがオフトラックしているにも拘わらず、衝撃が検
出されずにデータ書き込みが行われて、書き込み対象ト
ラックまたは隣接トラックのデータが破壊される虞があ
るという問題があった。
【0012】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、衝撃検出の状況に応じて衝撃検出感度
(衝撃検出レベル)を動的に設定変更できるディスク記
憶装置及び同装置における衝撃検出方法を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク記憶装
置は、装置に加えられる衝撃を設定された衝撃検出感度
で検出するための当該感度が可変設定可能な衝撃検出回
路と、この衝撃検出回路の衝撃検出状況を監視する監視
手段と、この監視手段の衝撃検出状況監視結果及び上記
衝撃検出回路の現在の衝撃検出感度に応じて、当該衝撃
検出回路の衝撃検出感度を段階的に可変設定する衝撃検
出感度可変設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】このような構成のディスク記憶装置におい
ては、衝撃検出回路の衝撃検出状況と当該衝撃検出回路
の現在の衝撃検出感度(現設定感度)に応じて、当該衝
撃検出感度が段階的に可変設定されることから、常に使
用環境下における最適感度(最高感度)の衝撃検出感度
を持つことが可能となる。
【0015】ここで、装置起動時には、衝撃検出感度を
絶対的な最高衝撃検出感度に初期設定するならば、通常
状態では比較的微小な衝撃に対しても確実に衝撃検出が
行われる。この衝撃検出に応じてライト禁止処理を行え
ば、オフトラックライト防止効果は最大となる。また、
衝撃検出が頻繁に発生している場合に衝撃検出感度を段
階的に下げるならば、(固定的に高い衝撃検出感度に設
定する場合と異なって)電源ノイズ等を衝撃と誤検出す
る虞を少なくできると共に、(固定的に低い衝撃検出感
度に設定する場合と異なって)装置に実際に加えられた
衝撃を検出し損なう虞も少なくできる。
【0016】また、衝撃検出感度を可変設定するには、
上記衝撃検出感度可変設定手段に次の各手段、即ち、上
記監視手段の衝撃検出状況監視結果に基づいて衝撃検出
頻度が第1の基準値以下であるか、或いは当該第1の基
準値より多い第2の基準値以上であるかを所定期間毎に
判定する衝撃検出頻度判定手段と、上記衝撃検出頻度判
定手段により上記衝撃検出頻度が第1の基準値以下であ
ると判定され、且つ上記衝撃検出回路の現在の衝撃検出
感度が最高衝撃検出感度でない場合に、当該衝撃検出回
路の衝撃検出感度を1段階上げる衝撃検出感度アップ手
段と、上記衝撃検出頻度判定手段により上記衝撃検出頻
度が第2の基準値以上であると判定され、且つ上記衝撃
検出回路の現在の衝撃検出感度が最低衝撃検出感度でな
い場合に、当該衝撃検出回路の衝撃検出感度を1段階下
げる衝撃検出感度ダウン手段とを持たせるとよい。
【0017】さて、衝撃検出回路による衝撃検出はラン
ダムに発生する。そこで、衝撃検出回路による衝撃検出
に応じて、当該衝撃検出状態を第1の時間保持するため
のフラグ手段と、上記衝撃検出回路による衝撃検出の履
歴を最新の第2の時間分保持するための衝撃検出履歴保
持手段とを設け、上記監視手段では、上記フラグ手段の
状態を上記第2の時間より短い第3の時間間隔で調べる
ことにより上記衝撃検出回路の衝撃検出状況を監視し
て、その都度当該フラグ手段の状態に対応する衝撃検出
の有無を示す情報を上記衝撃検出履歴保持手段に格納す
るようにするならば、当該衝撃検出履歴保持手段に最新
の第2の時間分の衝撃検出の履歴を保持することが可能
となる。このような構成とした場合、衝撃検出感度可変
設定手段では、上記第2の時間間隔で上記衝撃検出履歴
保持手段の示す衝撃検出の履歴を参照して、その都度当
該衝撃検出の履歴を上記監視手段の衝撃検出状況監視結
果として用いることにより、上記衝撃検出回路の衝撃検
出感度を常にその時点における使用環境下での最適感度
に設定できる。
【0018】ここでは、上記衝撃検出の履歴の示す上記
第2の時間内における衝撃検出数が第1の基準値以下で
あり、且つ上記衝撃検出回路の現設定感度が最高衝撃検
出感度でない場合に、当該衝撃検出回路の衝撃検出感度
を1段階上げ、上記衝撃検出数が第2の基準値以上であ
り、且つ上記現設定感度が最低衝撃検出感度でない場合
に、当該衝撃検出回路の衝撃検出感度を1段階下げるよ
うにすればよい。
【0019】また、上記衝撃検出感度が可変可能な衝撃
検出回路として、装置に加えられる衝撃をアナログ信号
に変換するショックセンサと、このショックセンサの出
力を増幅するゲイン可変増幅回路と、この増幅回路の出
力レベルを基準のスレッショルドレベルと比較してその
比較結果に応じて衝撃検出信号を出力するコンパレータ
とで構成するとよい。この構成では、上記衝撃検出回路
の衝撃検出感度を上記ゲイン可変増幅回路のゲインを変
えることで可変することができる。
【0020】この他に、上記衝撃検出感度が可変可能な
衝撃検出回路として、装置に加えられる衝撃をアナログ
信号に変換するショックセンサと、このショックセンサ
の出力を増幅する増幅回路と、この増幅回路の出力レベ
ルを設定されたスレッショルドレベルと比較してその比
較結果に応じて衝撃検出信号を出力するスレッショルド
レベル可変コンパレータとで構成することも可能であ
る。この構成では、上記衝撃検出回路の衝撃検出感度を
上記コンパレータのスレッショルドレベルを変えること
で可変することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。
【0022】図1は本発明の一実施形態に係る磁気ディ
スク装置の構成を示すブロック図である。図1の磁気デ
ィスク装置(HDD)において、11はデータが磁気記
録される記録媒体としてのディスク(磁気ディスク)、
12はディスク11へのデータ書き込み(データ記録)
及びディスク11からのデータ読み出し(データ再生)
に用いられるヘッド(磁気ヘッド)である。ヘッド12
は、ディスク11の各記録面に対応してそれぞれ設けら
れているものとする。なお、図1の構成では、ディスク
11が2枚積層配置されたHDDを想定しているが、デ
ィスク11が3枚以上積層配置されたHDD、或いは単
一枚のディスク11を備えたHDDであっても構わな
い。
【0023】ディスク11の記録面には、同心円状の多
数のトラック(図示せず)が形成されている。各トラッ
クには、ヘッド12のシーク・位置決め等に用いられる
サーボ情報が記録されたサーボ領域(図示せず)が等間
隔で配置されている。このサーボ領域間には複数の記録
単位としてのセクタ(データセクタ)が配置されてい
る。各サーボ領域は、ディスク11上では中心から各ト
ラックを渡って放射状に等間隔で配置されている。
【0024】ディスク11はスピンドルモータ(以下、
SPMと称する)13により高速に回転する。ヘッド1
2はヘッド移動機構としてのヘッドアクチュエータ(ロ
ータリ型ヘッドアクチュエータ)15に取り付けられて
おり、当該アクチュエータ15の回動(角度回転)に従
ってディスク11の半径方向に移動する。これにより、
ヘッド12は、目標トラック上にシーク・位置決めされ
るようになっている。アクチュエータ15は、当該アク
チュエータ15の駆動源となるボイスコイルモータ(以
下、VCMと称する)14を有しており、当該VCM1
4により駆動される。
【0025】ディスク11の外周側には、(SPM13
の回転停止に伴う)当該ディスク11の回転停止状態に
おいてヘッド12を退避(リトラクト)させておくため
のランプ(図示せず)が配置されている。
【0026】SPM13は、SPMドライバ(SPM駆
動回路)16から供給される操作電流(SPM電流)に
より駆動される。VCM14を有するヘッドアクチュエ
ータ15は、VCMドライバ(ヘッドアクチュエータ駆
動回路)17から供給される操作電流(VCM電流)に
より駆動される。本実施形態において、SPMドライバ
16及びVCMドライバ17は、1チップに集積回路化
されたドライバIC18によって実現されている。SP
Mドライバ16からSPM13に、VCMドライバ17
からVCM14に、それぞれ供給される操作電流を決定
するための値(操作量)は、マイクロコントローラ25
により決定される。
【0027】ヘッド12は、目標トラック上にシーク・
位置決めされた後、ディスク11の回転動作により、そ
のトラック上を走査する。またヘッド12は、走査によ
りその上に等間隔を保って配置されたサーボ領域のサー
ボ情報を順に読み込む。またヘッド12は、走査により
目標セクタに対するデータの読み書きを行う。
【0028】ヘッド12は例えばフレキシブルプリント
配線板(FPC)に実装されたヘッドアンプ回路(ヘッ
ドIC)19と接続されている。ヘッドアンプ回路19
は、(マイクロコントローラ25からの制御に従う)ヘ
ッド12の切り替え、ヘッド12との間のリード/ライ
ト信号の入出力等を司る。ヘッドアンプ回路19は、ヘ
ッド12で読み取られたアナログ出力(ヘッド12のリ
ード信号)を増幅すると共に、R/W回路(リード/ラ
イトIC)20から送られるライトデータに所定の信号
処理を施してこれをヘッド12に送る。
【0029】R/W(リード/ライト)回路20は、ヘ
ッド12によりディスク11から読み出されてヘッドア
ンプ回路19で増幅されたアナログ出力(ヘッド12の
リード信号)を一定の電圧に増幅するAGC(自動利得
制御)機能と、このAGC機能により増幅されたリード
信号から例えばNRZコードのデータに復号するのに必
要な信号処理を行うデコード機能(リードチャネル)
と、ディスク11へのデータ記録に必要な信号処理を行
うエンコード機能(ライトチャネル)と、上記リード信
号からのサーボ情報抽出を可能とするために当該リード
信号をパルス化してパルス化リードデータとして出力す
るパルス化機能と、次に述べるサーボ処理回路21から
のタイミング信号(バーストタイミング信号)に応じて
サーボ情報中のバーストデータを抽出する機能とを有し
ている。このバーストデータはマイクロコントローラ2
5に送られて、ヘッド12を目標トラックの目標位置に
位置決めするための位置決め制御に用いられる。
【0030】サーボ処理回路21は、R/W回路20か
ら出力されるリードパルスからサーボ情報を取得するた
めの、バーストタイミング信号を含む各種タイミング信
号を生成する機能と、サーボ情報中のシリンダコードを
抽出する機能とを有している。このシリンダコードは、
マイクロコントローラ25に送られて、ヘッド12を目
標トラックに移動するシーク制御に用いられる。
【0031】HDC(ディスクコントローラ)22は、
HDDを利用するホストシステム(以下、ホストと称す
る)と接続されている。HDC22は、ホストとの間の
コマンド(ライトコマンド、リードコマンド等)、デー
タの通信を制御するインタフェース制御機能と、ディス
ク1lとの間のデータ転送を制御するディスク制御機能
と、次に述べるバッファメモリ23を制御するバッファ
制御機能とを有する。
【0032】バッファメモリ23は、主として、ホスト
から転送されてディスク1lに書き込むべきデータ(ラ
イトデータ)を一時格納するためのライトキャッシュ
と、ディスク1lから読み出されてホストに転送される
データ(リードデータ)を一時格納するためのリードキ
ャッシュとして用いられる。バッファメモリ23は例え
ばRAM(Random Access Memory)を用いて構成され
る。
【0033】衝撃検出回路24は、HDDに加えられる
衝撃を検出してマイクロコントローラ25に通知するも
ので、ショックセンサ241と、増幅回路242と、ゲ
インコントローラ243と、コンパレータ244とを有
している。
【0034】ショックセンサ241は、例えば圧電素子
等により構成され、HDDに加えられる衝撃を検出して
アナログ信号に変換する。増幅回路242はショックセ
ンサ241の出力(アナログ衝撃波形)を増幅する。こ
の増幅回路242は設定ゲイン(アンプゲイン)が可変
のアンプ(図示せず)を内蔵する。
【0035】ゲインコントローラ243は、増幅回路2
42のゲインをマイクロコントローラ25により指定さ
れた値に切り替え設定する。コンパレータ244は、増
幅回路242の出力を閾値+Vth及び−Vthと比較し、
増幅回路242の出力が+Vth及び−Vthの範囲を超え
ている場合に、衝撃検出信号240を真にして、衝撃検
出をマイクロコントローラ25に通知する。
【0036】マイクロコントローラ25は、制御プログ
ラムに従うHDD全体の制御、例えばサーボ処理回路2
1により抽出されたシリンダコード及びR/W回路20
により抽出されたバーストデータに基づくヘッド12の
シーク・位置決め制御、ホストからのリード/ライトコ
マンドに従うHDC22によるディスクアクセス制御
(リード/ライトアクセス制御)等を実行する。
【0037】マイクロコントローラ25はまた、SPM
13を回転停止状態から一定速度での回転状態に立ち上
げた際に、ヘッド12をランプからディスク11上にロ
ードするヘッドロード制御と、SPM13の回転を停止
させるに際し、ヘッド12をランプにアンロードするヘ
ッドアンロード制御を行う。
【0038】マイクロコントローラ25は更に、コンパ
レータ244の出力(衝撃検出結果)の状況を監視する
ことによって、衝撃検出レベル(衝撃検出感度)を決定
する1要素である増幅回路242の設定ゲインを動的に
複数段階に切り替える。換言すればマイクロコントロー
ラ25は、増幅回路242の設定ゲインを動的に切り替
えることで、衝撃検出レベルを動的に複数段階に切り替
える。
【0039】マイクロコントローラ25は、上記制御プ
ログラムが予め格納されているROM(Read Only Memo
ry)251と、当該マイクロコントローラ25のワーク
領域等を提供するRAM(Random Access Memory)25
2とを内蔵している。RAM252には、コンパレータ
244による衝撃検出に応じて一定期間セットされるシ
ョックセンサフラグ252aと、定期的に行われるショ
ックセンサフラグ252aの状態チェックの結果の履歴
を最新の一定回数分、例えば32回分保持する32ビッ
トのセンサ履歴レジスタ252bと、最新の一定回数、
例えば32回のショックセンサフラグ252aの状態チ
ェックで当該フラグ252aがセットされていた(立っ
ていた)回数を保持する16ビットのセンサカウントレ
ジスタ252cと、例えば増幅回路242の設定ゲイン
(アンプゲイン)を決定する衝撃検出感度を保持するた
めの感度レジスタ252dの各領域が割り当てられてい
る。
【0040】次に、図1の構成の動作を、マイクロコン
トローラ25による衝撃検出回路24に対する衝撃検出
感度(衝撃検出レベル)の切り替え設定を含む一連の制
御動作について説明する。
【0041】まず、ヘッドロード時の制御について、図
2のフローチャートを参照して説明する。マイクロコン
トローラ25は、装置が電源オフ状態または省電力モー
ドにあって、ディスク11の回転が停止している状態か
ら、SPM13を回転させてディスク11を所定回転速
度(例えば4,200rpm)で定常回転させると、ヘ
ッド12をランプからディスク11上にロードするため
のヘッドロード処理を開始する。
【0042】まずマイクロコントローラ25は、センサ
履歴レジスタ252b及びセンサカウントレジスタ25
2cを初期化(ゼロクリア)する(ステップS1,S
2)。次にマイクロコントローラ25は、感度レジスタ
252dを初期化する(ステップS3)。ここでは、感
度レジスタ252dは、例えば4段階の衝撃検出感度
(衝撃検出レベル)のうちの最高の衝撃検出感度(最低
の衝撃検出レベル)を示す値に設定される。またマイク
ロコントローラ25は、感度レジスタ252dの示す衝
撃検出感度に対応するアンプゲイン値(最高の衝撃検出
感度に対応する最高ゲイン値)をゲインコントローラ2
43に設定する(ステップS4)。これによりゲインコ
ントローラ243は、増幅回路242のアンプゲイン
を、マイクロコントローラ28の指定した値(初期値で
ある最高ゲイン値)に設定する。
【0043】その後、マイクロコントローラ28はヘッ
ド12をランプからディスク11上にロードする周知の
ヘッドロード制御を行う(ステップS5)。このヘッド
ロード制御が正常終了すると、ヘッド12を目標位置に
シーク位置決めして、目標セクタからのデータ読み出し
または目標セクタへのデータ書き込みを行う通常動作が
可能なる。
【0044】本実施形態では、コンパレータ244の出
力である衝撃検出信号240が真(アクティブ)となっ
た場合、衝撃が収まると推定される時間、例えば100
ms(第1の時間)の間、ショックセンサフラグ252
aを立てる(セットする)ことにする。もし、ショック
センサフラグ252aが既に立っているならば、その時
点から更に100msの間当該フラグ252aを立てる
ことになる。
【0045】ここで本実施形態におけるHDDの主要な
仕様は、 モータ(ディスク)回転数…4,200rpm サーボ情報数/トラック……60 衝撃検出感度…………………感度1(最高感度)〜感度4
(最低感度)の4段階である。
【0046】さて、サーボ処理回路21は、ヘッド12
によりディスク11から読み取られた情報からサーボ情
報を取得すると、マイクロコントローラ25にサーボ処
理のための割り込みを発生する。これによりマイクロコ
ントローラ25はサーボ割り込み時の処理を行う。
【0047】このサーボ割り込み時の処理手順につい
て、図3及び図4のフローチャートを参照して説明す
る。まずマイクロコントローラ25は、(サーボ処理回
路21により抽出されたサーボ情報中のシリンダコード
と)R/W回路20により抽出されたバーストデータを
もとに、ヘッド12を目標位置に(シーク・)位置決め
するためのサーボ処理を行う(ステップS11)。
【0048】もし、このサーボ処理が、先頭サーボ(ト
ラック上に埋め込まれている60のサーボの先頭サー
ボ、つまりサーボセクタ番号が0のサーボ)の処理でな
いか(ステップS12)、先頭サーボの処理であって
も、シーク未完了であるならば、即ちシーク中であるな
らば(ステップS13)、マイクロコントローラ25は
サーボ割り込み時の処理を終了する。
【0049】これに対し、先頭サーボ(サーボ0)の処
理で、且つ既にシーク完了していて目標位置への位置決
め制御(オントラック制御)の状態にあるならば、マイ
クロコントローラ25は本発明に直接関係する衝撃検出
感度(衝撃検出レベル)の切り替え設定を含む一連の処
理を次のように行う。つまりマイクロコントローラ25
は、ヘッド12がオントラック状態にある期間、ディス
ク11の1回転(に要する第3の時間)毎に、衝撃検出
感度の切り替え設定を含む一連の処理を行う。
【0050】まずマイクロコントローラ25は、ショッ
クセンサフラグ252aの状態をチェックする(ステッ
プS14)。もし、ショックセンサフラグ252aが立
っている(セットしている)ならば(ステップS1
5)、マイクロコントローラ25はセンサカウントレジ
スタ252cの値を1インクリメントして(ステップS
16)、ステップS17に進む。これに対し、ショック
センサフラグ252aが立っていない(セットしていな
い)ならば、マイクロコントローラ25はそのままステ
ップS17に進む。
【0051】マイクロコントローラ25はステップS1
7において、32ビットのセンサ履歴レジスタ252b
の内容を上位側に1ビットシフト(左シフト)する。そ
してマイクロコントローラ25は、センサ履歴レジスタ
252bの最下位ビット(ビット0)に、ショックセン
サフラグ252aのチェック結果をセットする(ステッ
プS18)。ここでは、ショックセンサフラグ252a
が立っているときは“1”が、立っていないときは
“0”がセットされる。
【0052】このように、32ビットのセンサ履歴レジ
スタ252bの内容は、ヘッド12がオントラック状態
にある期間におけるディスク11の1回転毎(60サー
ボ情報毎)に、上位側に1ビットシフトされ、最下位ビ
ットに最新のショックセンサフラグ252aのチェック
結果が保持される。したがって、オントラック状態でデ
ィスク11が32回転した後は、センサ履歴レジスタ2
52bには、常に最新の32回分(に対応する第2の時
間分)のショックセンサフラグ252aのチェック結果
が時間順に保持されていることになる。ここでは、上位
ビットほど古く、下位ビットほど新しい。つまり最上位
ビット(ビット31)の示すチェック結果が最も古く、
最下位ビット(ビット0)の示すチェック結果が最も新
しい。
【0053】さてマイクロコントローラ25は、センサ
履歴レジスタ252bの内容を1ビット上位側にシフト
した結果、キャリーアウトが発生した場合、つまり1ビ
ットシフト前の最上位ビット(ビット31)が“1”の
ためにキャリーフラグが立った場合(ステップS1
9)、センサカウントレジスタ252cの値を1デクリ
メントして(ステップS20)、ステップS21に進
む。これに対して、キャリーアウトが発生しなかった場
合、つまり1ビットシフト前の最上位ビット(ビット3
1)が“0”のためにキャリーフラグが立たなかった場
合(ステップS19)、マイクロコントローラ25はそ
のままステップS21に進む。
【0054】このようにセンサカウントレジスタ252
cの値に対し、ショックセンサフラグ252aのチェッ
ク時に当該フラグ252aが立っているときのみ1加算
して、センサ履歴レジスタ252bに対する1ビットシ
フトにより当該レジスタ252bのキャリーフラグが立
ったときのみ1減算することにより、当該センサカウン
トレジスタ252cの値を、常にセンサ履歴レジスタ2
52b内の“1”のビット数、つまり最新の32回分の
ショックセンサフラグ252aのチェック結果のうち、
当該フラグ252aが立っていた回数と等しくすること
ができる。
【0055】したがって、センサ履歴レジスタ252b
内の“1”のビット数を数えなくても、センサカウント
レジスタ252cの値を読み取るだけで、最新の32回
分のショックセンサフラグ252aのチェック結果(以
下、センサ検出数と称する)を知ることができる。
【0056】明らかなように、センサカウントレジスタ
252cの値(0≦レジスタ値≦32)からは、ディス
ク11の最新の32回転の期間(回転速度が4,200
rpmの例では、32×60,000/4,200≒4
57ms)における衝撃検出回路24による衝撃検出の
発生の程度、つまり衝撃検出発生頻度を判断することが
可能である。
【0057】そこで本実施形態では、センサカウントレ
ジスタ252cの値をもとに、衝撃検出回路24の衝撃
検出感度の再設定を行うようにしている。但し、オント
ラック状態でディスク11が32回転した後において、
当該ディスク11の1回転毎に衝撃検出感度の再設定を
行うのは、センサカウントレジスタ252cの値の変化
が最大で1であるため無意味である。このため本実施形
態では、ディスク11の32回転毎に衝撃検出感度の再
設定のための処理を行うこととする。つまり、衝撃検出
感度の再設定のための処理の繰り返し周期を、ディスク
11の32回転分とする。
【0058】マイクロコントローラ25は、オントラッ
ク状態の期間、ディスク11の回転数をカウントし、3
2回転毎に当該カウント数をゼロクリアするようになっ
ている。そしてマイクロコントローラ25は、ディスク
11の32回転毎に(ステップS21)、センサカウン
トレジスタ252cの値(センサ検出数)を読み込ん
で、そのレジスタ値(センサ検出数)の大小を判定する
(ステップS22)。ここでは、レジスタ値(センサ検
出数)が0(第1の基準回数以下)であるか、或いは1
以上9以下であるか、或いは10以上(第2の基準回数
以上)現在の衝撃検出感度現在の衝撃検出感度であるか
が判定される。
【0059】もし、センサ検出数(レジスタ値)が0
で、つまり衝撃検出が発生しておらず、且つ感度レジス
タ252dの示す現在の衝撃検出感度が最高感度(感度
1)でない場合(ステップS23)、マイクロコントロ
ーラ25は衝撃検出感度を上げられると判断し、感度レ
ジスタ252dに現在設定されている衝撃検出感度(現
設定感度)を1段階だけ上げる(現設定感度が感度2な
らば感度1に、感度3ならば感度2に、そして感度4な
らば感度3に上げる)衝撃検出感度の再設定を行って一
連のサーボ割り込み時処理を終了する(ステップS2
4)。このステップS24では、マイクロコントローラ
25は新たな衝撃検出感度に対応して増幅回路242に
設定すべきゲイン値を1段階上げて、その新たなゲイン
値をゲインコントローラ243に設定する。これにより
ゲインコントローラ243は、増幅回路242のアンプ
ゲインの値がマイクロコントローラ25により設定され
たゲイン値となるように、当該ゲインを切り替える。
【0060】また、レジスタ値(センサ検出数)が10
以上で、つまり衝撃検出が頻繁に発生しており、且つ感
度レジスタ252dの示す現在の衝撃検出感度が最低感
度でない場合(ステップS25)、マイクロコントロー
ラ25は衝撃検出感度を下げられると判断し、感度レジ
スタ252dに現在設定されている衝撃検出感度を1段
階だけ下げる(現設定感度が感度1ならば感度2に、感
度2ならば感度3に、そして感度3ならば感度4に下げ
る)衝撃検出感度の再設定を行って一連のサーボ割り込
み時処理を終了する(ステップS26)。このステップ
S26では、マイクロコントローラ25は新たな衝撃検
出感度に対応して増幅回路242に設定すべきゲイン値
を1段階下げて、その新たなゲイン値をゲインコントロ
ーラ243に設定する。これによりゲインコントローラ
243は、増幅回路242のアンプゲインの値がマイク
ロコントローラ25により設定されたゲイン値となるよ
うに、当該ゲインを切り替える。
【0061】また、レジスタ値(センサ検出数)が1以
上9以下の場合には、マイクロコントローラ25は感度
レジスタ252dに現在設定されている衝撃検出感度を
維持し、そのまま一連のサーボ割り込み時処理を終了す
る。
【0062】以上に述べた本実施形態によれば、図1の
HDDは起動時には衝撃検出感度は最高感度(感度1)
に初期設定され、この状態では、比較的小さな衝撃に対
してもライト禁止処理を行うため、オフトラックライト
防止効果は最大となる。一方、図1のHDDが電源ノイ
ズの大きいシステム等に実装された場合、従来の衝撃検
出感度固定式で感度を最高に設定するとノイズを衝撃と
誤検出してデータ書き込み動作ができなくなりパフォー
マンスが著しく悪化する可能性があるが、本実施形態で
はノイズの影響がなくなるまでマイクロコントローラ2
5により衝撃感度を自動調整できるため、パフォーマン
スの悪化を防止できる。
【0063】なお、以上に述べた実施形態では、ゲイン
可変の増幅回路242を用い、当該増幅回路242のゲ
インを可変することで、衝撃検出回路24の衝撃検出感
度を可変する場合について説明したが、これに限るもの
ではない。例えば、コンパレータ244にスレッショル
ドレベル可変のコンパレータを用い、当該コンパレータ
のスレッショルドレベル(+Vth,−Vth)をマイクロ
コントローラ25から可変設定することで、衝撃検出回
路24の衝撃検出感度を可変するようにしても構わな
い。但し、可変する方向は増幅回路242に対するのと
逆である。即ち、衝撃検出感度を1段上げるには、スレ
ッショルドレベル(+Vth,−Vthの絶対値)を1段下
げ、衝撃検出感度を1段下げるには、スレッショルドレ
ベル(+Vth,−Vthの絶対値)を1段上げればよい。
【0064】また、以上に述べた実施形態では、本発明
を磁気ディスク装置に実施した場合について説明した
が、本発明は、衝撃検出機能を有し、ヘッドにより読み
取られたサーボ情報に基づいてヘッドのシーク・位置決
め制御を行うディスク記憶装置であれば、光磁気ディス
ク装置、フロッピー(登録商標)ディスク装置など、磁
気ディスク装置以外のディスク記憶装置にも実施可能で
ある。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、衝
撃検出の状況に応じて衝撃検出感度(衝撃検出レベル)
を段階的に設定変更できるため、常に使用環境下におい
て最適な衝撃検出感度での衝撃検出が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態における、センサ履歴レジスタ25
2b、センサカウントレジスタ252c、及び感度レジ
スタ252dの初期化処理が付加されたヘッドロード時
の制御手順を説明するためのフローチャート。
【図3】同実施形態における、衝撃検出感度可変処理が
付加されたサーボ割り込み時の処理手順を説明するため
のフローチャートの一部を示す図。
【図4】同実施形態における、衝撃検出感度可変処理が
付加されたサーボ割り込み時の処理手順を説明するため
のフローチャートの残りを示す図。
【符号の説明】
11…ディスク 12…ヘッド 13…SPM(スピンドルモータ) 14…VCM(ボイスコイルモータ) 24…衝撃検出回路 25…マイクロコントローラ(監視手段、衝撃検出感度
可変設定手段、衝撃検出頻度判定手段、衝撃検出感度ア
ップ手段、衝撃検出感度ダウン手段、衝撃検出数判定手
段) 241…ショックセンサ 242…増幅回路 243…ゲインコントローラ 244…コンパレータ 252a…ショックセンサフラグ(フラグ手段) 252b…センサ履歴レジスタ(衝撃検出履歴保持手
段) 252c…センサカウントレジスタ 252d…感度レジスタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衝撃検出機能を有するディスク記憶装置
    において、 前記装置に加えられる衝撃を設定された衝撃検出感度で
    検出するための当該感度が可変設定可能な衝撃検出回路
    と、 前記衝撃検出回路の衝撃検出状況を監視する監視手段
    と、 前記監視手段の衝撃検出状況監視結果及び前記衝撃検出
    回路の現在の衝撃検出感度に応じて、当該衝撃検出回路
    の衝撃検出感度を段階的に可変設定する衝撃検出感度可
    変設定手段とを具備することを特徴とするディスク記憶
    装置。
  2. 【請求項2】 前記衝撃検出感度可変設定手段は、前記
    監視手段の衝撃検出状況監視結果に基づいて衝撃検出頻
    度が第1の基準値以下であるか、或いは当該第1の基準
    値より多い第2の基準値以上であるかを所定期間毎に判
    定する衝撃検出頻度判定手段と、前記衝撃検出頻度判定
    手段により前記衝撃検出頻度が第1の基準値以下である
    と判定され、且つ前記衝撃検出回路の現在の衝撃検出感
    度が最高衝撃検出感度でない場合に、当該衝撃検出回路
    の衝撃検出感度を1段階上げる衝撃検出感度アップ手段
    と、前記衝撃検出頻度判定手段により前記衝撃検出頻度
    が第2の基準値以上であると判定され、且つ前記衝撃検
    出回路の現在の衝撃検出感度が最低衝撃検出感度でない
    場合に、当該衝撃検出回路の衝撃検出感度を1段階下げ
    る衝撃検出感度ダウン手段とを備えていることを特徴と
    する請求項1記載のディスク記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記衝撃検出回路による衝撃検出に応じ
    て、当該衝撃検出状態を第1の時間保持するためのフラ
    グ手段と、 前記衝撃検出回路による衝撃検出の履歴を最新の第2の
    時間分保持するための衝撃検出履歴保持手段とを更に具
    備し、 前記監視手段は、前記フラグ手段の状態を前記第2の時
    間より短い第3の時間間隔で調べることにより前記衝撃
    検出回路の衝撃検出状況を監視し、その都度当該フラグ
    手段の状態に対応する衝撃検出の有無を示す情報を前記
    衝撃検出履歴保持手段に格納して、当該衝撃検出履歴保
    持手段に最新の第2の時間分の衝撃検出の履歴が保持さ
    れるようにし、 前記衝撃検出感度可変設定手段は、前記第2の時間間隔
    で前記衝撃検出履歴保持手段の示す衝撃検出の履歴を参
    照し、その都度当該衝撃検出の履歴を前記監視手段の衝
    撃検出状況監視結果として用いることで前記衝撃検出回
    路の衝撃検出感度を可変設定することを特徴とする請求
    項1記載のディスク記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記衝撃検出感度可変設定手段は、前記
    衝撃検出の履歴の示す前記第2の時間内における衝撃検
    出数が第1の基準値以下であるか、或いは当該第1の基
    準値より多い第2の基準値以上であるかを判定する衝撃
    検出数判定手段と、前記衝撃検出数判定手段により前記
    衝撃検出数が第1の基準値以下であると判定され、且つ
    前記衝撃検出回路の現在の衝撃検出感度が最高衝撃検出
    感度でない場合に、当該衝撃検出回路の衝撃検出感度を
    1段階上げる衝撃検出感度アップ手段と、前記衝撃検出
    数判定手段により前記衝撃検出数が第2の基準値以上で
    あると判定され、且つ前記衝撃検出回路の現在の衝撃検
    出感度が最低衝撃検出感度でない場合に、当該衝撃検出
    回路の衝撃検出感度を1段階下げる衝撃検出感度ダウン
    手段とを備えていることを特徴とする請求項3記載のデ
    ィスク記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記衝撃検出回路は、前記装置に加えら
    れる衝撃をアナログ信号に変換するショックセンサと、
    前記ショックセンサの出力を増幅するゲイン可変増幅回
    路と、前記増幅回路の出力レベルを基準のスレッショル
    ドレベルと比較してその比較結果に応じて衝撃検出信号
    を出力するコンパレータとを備えており、 前記衝撃検出感度可変設定手段は、前記衝撃検出回路の
    衝撃検出感度を前記ゲイン可変増幅回路のゲインを変え
    ることで可変することを特徴とする請求項1または請求
    項3記載のディスク記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記衝撃検出回路は、前記装置に加えら
    れる衝撃をアナログ信号に変換するショックセンサと、
    前記ショックセンサの出力を増幅する増幅回路と、前記
    増幅回路の出力レベルを設定されたスレッショルドレベ
    ルと比較してその比較結果に応じて衝撃検出信号を出力
    するスレッショルドレベル可変コンパレータとを備えて
    おり、 前記衝撃検出感度可変設定手段は、前記衝撃検出回路の
    衝撃検出感度を前記コンパレータのスレッショルドレベ
    ルを変えることで可変することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項3記載のディスク記憶装置。
  7. 【請求項7】 装置に加えられる衝撃を設定された衝撃
    検出感度で検出するための当該感度が可変設定可能な衝
    撃検出回路を備えたディスク記憶装置における衝撃検出
    方法であって、 前記衝撃検出回路による衝撃検出状況を監視する第1の
    ステップと、 この衝撃検出状況の監視結果及び前記衝撃検出回路の現
    在の衝撃検出感度に応じて、当該衝撃検出回路の衝撃検
    出感度を段階的に可変設定する第2のステップとを具備
    することを特徴とする衝撃検出方法。
  8. 【請求項8】 前記第2のステップは、前記衝撃検出状
    況の監視結果に基づいて衝撃検出頻度が第1の基準値以
    下であるか、或いは当該第1の基準値より多い第2の基
    準値以上であるかを所定期間毎に判定するステップと、
    前記衝撃検出頻度が第1の基準値以下であると判定さ
    れ、且つ前記衝撃検出回路の現在の衝撃検出感度が最高
    衝撃検出感度でない場合に、当該衝撃検出回路の衝撃検
    出感度を1段階上げるステップと、前記衝撃検出頻度が
    第2の基準値以上であると判定され、且つ前記衝撃検出
    回路の現在の衝撃検出感度が最低衝撃検出感度でない場
    合に、当該衝撃検出回路の衝撃検出感度を1段階下げる
    ステップとを備えていることを特徴とする請求項7記載
    の衝撃検出方法。
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