JP2001266133A - 指紋照合装置 - Google Patents

指紋照合装置

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JP2001266133A
JP2001266133A JP2000073501A JP2000073501A JP2001266133A JP 2001266133 A JP2001266133 A JP 2001266133A JP 2000073501 A JP2000073501 A JP 2000073501A JP 2000073501 A JP2000073501 A JP 2000073501A JP 2001266133 A JP2001266133 A JP 2001266133A
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JP2000073501A
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English (en)
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Hiroshi Nakajima
寛 中島
Koji Kobayashi
孝次 小林
Toshio Yamamoto
利夫 山本
Motoyasu Okabe
元保 岡部
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Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • G06V40/12Fingerprints or palmprints
    • G06V40/1365Matching; Classification

Abstract

(57)【要約】 【課題】 指紋入力部に置かれた指の状態を直感的に瞬
時に理解できるようにする。 【解決手段】 表示部10−2に2次元パターンPを表
示する。この2次元パターンPは、その大きさが入力指
紋画像の面積を示し、内部の濃度が入力指紋画像の濃淡
度を示し、位置が入力指紋画像の位置を示す。2次元パ
ターンPの大きさは「大きさ1」,「大きさ2」,「大
きさ3」の3段階、濃度は「パターン1(1/10密
度)」,「パターン2(1/2密度)」,「パターン3
(密度1)」の3段階、位置は「位置1」〜「位置9」
の9段階用意されている。2次元パターンPの大きさ,
内部の濃度,位置は入力指紋画像の面積,濃淡度,重心
を算出して決める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、指紋入力部に置
かれた指の指紋データを取り込み、取り込んだ指紋デー
タと登録されている指紋データとを照合する指紋照合装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ室や重要機械室への
入退室管理、コンピュータ端末や銀行の金融端末へのア
クセス管理、マンションの出入管理などの個人認識を必
要とする分野において、これまでの暗証番号やIDカー
ドに代わって、指紋照合装置が採用されつつある。
【0003】この指紋照合装置は、光学式や静電容量式
の指紋入力部を備え、指紋入力部に置かれた指の指紋デ
ータを取り込み、取り込んだ指紋データと登録されてい
る指紋データとを照合する。光学式の指紋入力部はプリ
ズムやCCDを構成要素とする。静電容量式の指紋入力
部については例えば特開平11−19070号公報など
に示されている。
【0004】光学式の指紋入力部を例にとると、利用者
は、指紋入力部のプリズム面に指を置く。すると、この
指の紋様がCCD上に写り、指紋画像として取り込まれ
る。指紋照合装置には前もって本人の指紋画像が登録さ
れている。すなわち、照合時と同様、指紋入力部のプリ
ズム面に指を置き、このときCCD上に写る指紋画像を
読み込ませ、この読み込ませた指紋画像のうち良質のも
のを登録指紋画像として記憶させている。他の人の指紋
画像も登録指紋画像として記憶されている。指紋照合装
置は、記憶されている登録指紋画像と取り込んだ指紋画
像とを照合し、ドアを解錠するなどの処理を行う。
【0005】登録時や照合時に取り込ませる指紋画像
は、指紋入力部のプリズム面に置かれた指の状態がディ
スプレイに表示されるので、この状態を見て利用者が決
定することができる。例えば、ディスプレイには、図9
に示すように、「小さい」とか「うすい」とかのメッセ
ージが文字表示される。また、図10に示すように、入
力された指紋画像の濃淡度や面積がリアルタイムにバー
グラフ表示される。また、図11に示すように、入力さ
れた指紋画像の輪郭が表示される(特開平7−1469
42号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9の
ようなメッセージ表示の場合、コンピュータによる判断
結果は分かるが、利用者の頭の中で「小さい」とか「う
すい」とかのメッセージを組み合わせてイメージしなけ
ればならず(左脳を使う)、直感的(右脳を使う)にど
のような状態であるのか瞬時には分からない。
【0007】また、図10のようなバーグラフ表示(1
次元パターン)の場合、バーグラフだけではそれが何を
表示しているのか分からず、注釈をつける必要がある。
また、利用者の頭の中で「濃淡度」や「面積」などのバ
ーグラフの表示内容を組み合わせてイメージしなければ
ならず、直感的にどのような状態であるのか瞬時には分
からない。
【0008】また、図11のような輪郭の表示の場合
(連続的な表示の場合)、コンピュータの判断情報(う
すい、小さい、位置ずれなど)が含まれていないので、
それを見ても適性なのか不適性なのかが分からない。な
お、照合時に入力画像と登録画像とを並べて表示するよ
うにすれば、使用者が両者を比較することにより大小の
判断をすることはある程度可能であるが、コンピュータ
の判断情報が含まれていないことに変わりはない。ま
た、登録時には比較相手がないので大小の判断はできな
い。
【0009】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、指紋入力部
に置かれた指の状態(適否をコンピュータが判断した状
態)を直感的に瞬時に理解することの可能な指紋照合装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に係る発明(第1発明)は、指紋入
力部におかれた指の指紋データを取り込み、この指紋デ
ータから算出した指紋の面積に基づいて2次元パターン
の大きさを段階的に変化させ、適否を識別可能に表示す
るようにしたものである。請求項2に係る発明(第2発
明)は、指紋入力部におかれた指の指紋データを取り込
み、この指紋データから算出した指紋の濃淡度に基づい
て2次元パターンの濃度を段階的に変化させ、適否を識
別可能に表示するようにしたものである。
【0011】請求項3に係る発明(第3発明)は、指紋
入力部におかれた指の指紋データを取り込み、この指紋
データから算出した指紋の位置に基づいて2次元パター
ンの位置を段階的に変化させ、適否を識別可能に表示す
るようにしたものである。請求項4に係る発明(第4発
明)は、指紋入力部におかれた指の指紋データを取り込
み、この指紋データから算出した指紋の面積・濃淡度・
位置のうち少なくとも2つ(評価パラメータ)に基づい
て2次元パターンの大きさ・濃度・位置のうち少なくと
も対応する2つの表示要素を段階的に変化させ、適否を
識別可能に表示するようにしたものである。
【0012】第1発明によれば、2次元パターンの大き
さによって、指紋入力部に置かれている指の状態(=面
積についての適否をコンピュータが判断した結果)を直
感的に瞬時に理解することができる。第2発明によれ
ば、2次元パターンの濃度によって、指紋入力部に置か
れている指の状態(=濃淡度についての適否をコンピュ
ータが判断した結果)を直感的に瞬時に理解することが
できる。第3発明によれば、2次元パターンの位置によ
って、指紋入力部に置かれている指の状態(=位置につ
いての適否をコンピュータが判断した結果)を直感的に
瞬時に理解することができる。第4発明によれば、2次
元パターンの複数の表示要素によって、指紋入力部に置
かれている指の状態(=複数の評価パラメータについて
の適否をコンピュータが判断した結果)を直感的に瞬時
に理解することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。図2はこの発明の一実施の形態を示
す指紋照合装置のブロック図である。同図において、1
0は操作部、20はコントロール部であり、操作部10
には番号入力部(テンキー)10−1,表示部(液晶デ
ィスプレイ)10−2と共に指紋入力部10−3が設け
られている。指紋入力部10−3はプリズムやCCDを
構成要素とする。
【0014】コントロール部20は、CPUを有してな
る制御部20−1と、プログラム記憶部(ROM)20
−2と、作業用一時記憶部(RAM)20−3と、登録
指紋画像記憶部(フラッシュメモリ)20−4と、出力
部20−5と、画像処理・照合部(ASIC)20−6
と、画像一時記憶部(フレームメモリ)20−7とを備
えており、プログラム記憶部20−1には登録プログラ
ムと照合プログラムが格納されている。なお、請求範囲
中の指紋データ取込手段とは、主に画像処理・照合部2
0−6と画像一時記憶部20−7に対応するものであ
る。
【0015】図7にこの指紋照合装置の斜視図を示す。
指紋入力部10−3は指を案内するためのガイド10−
31を有している。このガイド10−31の奥にプリズ
ム面10−32がのぞいている。なお、番号入力部10
−1はカバー10−4で隠されており、キー入力が必要
な時にカバー10−4を開く。また、指紋入力部10−
3の下方に、エンターキー10−33が設けられてい
る。
【0016】〔指紋の登録〕この指紋照合装置において
利用者の指紋は次のようにして登録する。運用する前
に、利用者は、エンターキー10−33を押したうえ
(図3に示すステップ301)、指紋入力部10−3の
プリズム面10−32の上に指を置く。プリズム面10
−32に置かれた指紋の紋様はCCD(図示せず)上に
写り、画像処理・照合部20−6へ送られ、入力指紋画
像としてフレームメモリ20−7に格納される。この入
力指紋画像のフレームメモリ20−7への格納は制御部
20−1の指令によりサイクリックに行われる。
【0017】制御部20−1は、フレームメモリ20−
7に格納されている入力指紋画像について、その照度
S,濃淡度N,面積Mおよび重心Jを算出する(ステッ
プ302)。プリズム面10−32に指を置く動作を細
かく見ると、プリズム面10−32に指を軽くおいてか
ら指圧を高めるので、指とプリズム面10−32との接
触面積および接触圧は時間が経過するにつれて大きくな
る。このため、入力指紋画像の照度S,濃淡度N,面積
Mは、図4(a),(b),(c)に示すような曲線を
描く。なお、濃淡度Nは、S/M又は、エリア(中心付
近の狭いエリアでだいたいどんな置き方をしても指が置
かれるであろうエリア)照度で求められる。
【0018】制御部20−1は、算出した照度Sと予め
定められている第1の照度閾値Sth1とを比較し(ス
テップ303)、照度Sが照度閾値Sth1以上となれ
ば(ステップ303のYES)、そのときの入力指紋画
像の濃淡度Nと予め定められている第1の濃淡度閾値N
1とを比較する(ステップ304)。
【0019】濃淡度Nが濃淡度閾値N1よりも小さけれ
ば(ステップ304のYES)、密度1/10(濃度1
0%)の「パターン1」を選択する(ステップ30
5)。濃淡度Nが濃淡度閾値N1以上であれば(ステッ
プ304のNO)、ステップ306へ進み、第2の濃淡
度閾値N2(N2>N1)と比較する。濃淡度Nが濃淡
度閾値N2よりも小さければ(ステップ306のYE
S)、密度1/2(濃度50%)の「パターン2」を選
択する(ステップ307)。濃淡度Nが濃淡度閾値N2
以上であれば(ステップ306のNO)、ステップ30
8へ進み、密度1(濃度100%)の「パターン3」を
選択する。
【0020】次に、制御部20−1は、そのときの入力
指紋画像の面積Mと予め定められている第1の面積閾値
M1とを比較する(ステップ309)。面積Mが面積閾
値M1よりも小さければ(ステップ309のYES)、
「大きさ1」を選択する(ステップ310)。面積Mが
面積閾値M1以上であれば(ステップ309のNO)、
ステップ311へ進み、第2の面積閾値M2(M2>M
1)と比較する。面積Mが面積閾値M2よりも小さけれ
ば(ステップ311のYES)、「大きさ1」よりも大
きい「大きさ2」を選択する(ステップ312)。面積
Mが面積閾値M2以上であれば、ステップ313へ進
み、「大きさ2」よりも大きい「大きさ3」を選択す
る。
【0021】さらに、制御部20−1は、CCD上の指
紋の写る領域を9分割して領域J1〜J9を定め(図5
(a)参照)、そのときの入力指紋画像の重心Jが領域
J1〜J9のどの領域に位置しているかを判断し、領域
J1に位置していた場合には「位置1」を選択し(図5
(b)参照)、領域J2に位置していた場合には「位置
2」を選択し、・・・・領域J9に位置していた場合に
は「位置9」を選択する(ステップ314)。
【0022】そして、制御部20−1は、ステップ30
5,307,308で選択したパターン、ステップ31
0,312,313で選択した大きさ、ステップ314
で選択した位置に基づいて、表示部10−2にその外郭
が円形の2次元パターンPを表示する(図7:ステップ
315)。この2次元パターンPは、ステップ316で
のNOに応じてステップ302以降が繰り返されること
により、アニメーションのように変化する。
【0023】入力指紋画像の照度Sが大きくなり、予め
定められている第2の照度閾値Sth2(Sth2>S
th1)を越えると(ステップ316のYES)、登録
処理が行われる(ステップ317)。この登録処理では
そのときの入力指紋画像の登録指紋画像としての適性度
を診断する。適性であれば、ステップ318のYESに
応じてステップ319へ進み、「OK」表示を行うと共
に登録指紋画像として取り込み、フラッシュメモリ20
−4に格納する。不適性であれば、ステップ320へ進
み、「NG」表示を行いリトライを要求する。
【0024】ステップ307で「パターン2」が選択さ
れ、ステップ312で「大きさ2」が選択され、ステッ
プ314で「位置5」が選択された場合の2次元パター
ンPの表示例を図1(a)に示す。この場合、2次元パ
ターンPの大きさがステップ312で選択された「大き
さ2」とされ、2次元パターンPの内部の濃度がステッ
プ307で選択された「パターン2」とされ、2次元パ
ターンPの位置がステップ314で選択された「位置
5」とされる。この2次元パターンPにより、このとき
の入力指紋画像の濃淡度,面積,位置ともに適性である
ことを、直感的に瞬時に理解することができる。この場
合、ステップ317での診断は適性とされ、ステップ3
19において「OK」表示が行われると共に登録指紋画
像としてフラッシュメモリ20−4に格納される。
【0025】これに対し、例えば、ステップ308で
「パターン3」が選択され、ステップ313で「大きさ
3」が選択され、ステップ314で「位置1」が選択さ
れた場合、2次元パターンPは図1(b)に示すように
「濃い、大きい、左上より」となる。この2次元パター
ンPにより、このときの入力指紋画像の濃淡度,面積,
位置ともに不適性であることを、その理由も含めて直感
的に瞬時に理解することができる。すなわち、プリズム
面10−32に置かれた指の接触面積が大きく、接触圧
が強く、位置が左上にずれていることを瞬時に理解する
ことができる。この場合、ステップ317での診断は不
適性とされ、ステップ320において「NG」表示が行
われる。利用者は、2次元パターンPより直感的に理解
した不適性の理由を解消するように、プリズム面10−
32への指の置き方を工夫してリトライする。
【0026】また、例えば、ステップ305で「パター
ン1」が選択され、ステップ310で「大きさ1が選択
され、ステップ314で「位置6」が選択された場合、
2次元パターンPは図6(c)に示すように「うすい、
小さい、右より」となる。この2次元パターンPによ
り、このときの入力指紋画像の濃淡度,面積,位置とも
に不適性であることを、その理由も含めて直感的に瞬時
に理解することができる。すなわち、プリズム面10−
32に置かれた指の接触面積が小さく、接触圧が弱く、
位置が右にずれていることを瞬時に理解することができ
る。この場合、ステップ317での診断は不適性とさ
れ、ステップ320において「NG」表示が行われる。
利用者は、2次元パターンPより直感的に理解した不適
性の理由を解消するように、プリズム面10−32への
指の置き方を工夫して(指に息を吹きかけて、真ん中に
もう少し強く指を置く)、リトライする。
【0027】〔指紋の照合〕この指紋照合装置において
利用者の指紋の照合は次のようにして行われる。運用
中、利用者は、エンターキー10−33を押したうえ
(図6に示すステップ601)、指紋入力部10−3の
プリズム面10−32の上に指を置く。以下、ステップ
602〜ステップ616までの動作は、図3に示した登
録時のステップ302〜316までの動作と同じである
ので、その説明は省略する。
【0028】入力指紋画像の照度Sが大きくなり、照度
閾値Sth2を越えると(ステップ616のYES)、
制御部20−1の指令により、そのときの入力指紋画像
を取り込み、画像処理・照合部10−20−6が照合処
理を行う(ステップ617)。この照合処理では、フラ
ッシュメモリ20−4に格納されている登録指紋画像を
読み出し、この登録指紋画像と取り込んだ入力指紋指紋
画像とを照合する。
【0029】照合の結果、一致していると判断されれ
ば、ステップ618のYESに応じてステップ619へ
進み、出力部20−5より解錠許可信号を出力する。照
合の結果、不一致と判断されれば、ステップ620へ進
み、「NG」表示を行いリトライを要求する。リトライ
する場合、表示部10−2に表示される2次元パターン
Pを参照とし、この2次元パターンPより直感的に理解
した不適性の理由を解消するように、プリズム面10−
32への指の置き方を工夫する。
【0030】なお、上述した実施の形態では、指紋入力
部10−3を光学式としたが、静電容量式など他のタイ
プとしてもよい。また、表示する2次元パターンPの形
状は円に限られるものではなく、指の形などとしてもよ
い。また、2次元パターンPは必ずしも閉じた領域によ
って表現されるものでなくてもよく、その外郭が一部と
ぎれたような形であってよい。また、上述した実施の形
態では、一体的に設けた表示部10−2に2次元パター
ンPを表示するようにしたが、パソコンなどの画面上
(CRTや液晶)に2次元パターンPを表示させるよう
にしてもよい。図8にパソコンの画面上での表示例を示
す。本発明は、パソコンでも使えるが、特に小型の液晶
画面などに向いている。また、上述した実施の形態で
は、2次元パターンPの大きさと内部の濃度と位置とに
より入力指紋画像の適性・不適正を識別可能に段階的に
表示するようにしたが、そのうち1つ又は2つを省略し
てもよいし、1つ又は2つを連続的に表示するようにし
てもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば、第1発明では、指紋入力部におかれた
指の指紋データを取り込み、この指紋データから算出し
た指紋の面積に基づいて2次元パターンの大きさを段階
的に変化させ、適否を識別可能に表示するようにしたの
で、2次元パターンの大きさによって、指紋入力部に置
かれている指の状態(=面積についての適否をコンピュ
ータが判断した結果)を直感的に瞬時に理解することが
できる。これにより、使用者は、不適性の理由を解消す
るために再入力時に指の置き方をどのように工夫すれば
よいか、瞬時に理解することができる。
【0032】第2発明では、指紋入力部におかれた指の
指紋データを取り込み、この指紋データから算出した指
紋の濃淡度に基づいて2次元パターンの濃度を段階的に
変化させ、適否を識別可能に表示するようにしたので、
2次元パターンの濃度によって、指紋入力部に置かれて
いる指の状態(=濃淡度についての適否をコンピュータ
が判断した結果)を直感的に瞬時に理解することができ
る。これにより、使用者は、不適性の理由を解消するた
めに再入力時に指の置き方をどのように工夫すればよい
か、瞬時に理解することができる。
【0033】第3発明では、指紋入力部におかれた指の
指紋データを取り込み、この指紋データから算出した指
紋の位置に基づいて2次元パターンの位置を段階的に変
化させ、適否を識別可能に表示するようにしたので、2
次元パターンの位置によって、指紋入力部に置かれてい
る指の状態(=位置についての適否をコンピュータが判
断した結果)を直感的に瞬時に理解することができる。
これにより、使用者は、不適性の理由を解消するために
再入力時に指の置き方をどのように工夫すればよいか、
瞬時に理解することができる。
【0034】第4発明では、指紋入力部におかれた指の
指紋データを取り込み、この指紋データから算出した指
紋の面積・濃淡度・位置のうち少なくとも2つ(評価パ
ラメータ)に基づいて2次元パターンの大きさ・濃度・
位置のうち少なくとも対応する2つの表示要素を段階的
に変化させ、適否を識別可能に表示するようにしたの
で、2次元パターンの複数の表示要素によって、指紋入
力部に置かれている指の状態(=複数の評価パラメータ
についての適否をコンピュータが判断した結果)を直感
的に瞬時に理解することができる。これにより、使用者
は、不適性の理由を解消するために再入力時に指の置き
方をどのように工夫すればよいか、瞬時に理解すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る2次元パターンの表示例を示す
図である。
【図2】 本発明の一実施の形態を示す指紋照合装置の
ブロック図である。
【図3】 この指紋照合装置の指紋登録時の動作を示す
フローチャートである。
【図4】 指をプリズム面に置いてからの入力指紋画像
の照度S,濃淡度N,面積Sの時間変化を示すグラフで
ある。
【図5】 領域J1〜J9および「位置1」〜「位置
9」を示す図である。
【図6】 この指紋照合装置の指紋照合時の動作を示す
フローチャートである。
【図7】 この指紋照合装置の斜視図である。
【図8】 パソコンの画面上での表示例を示す図であ
る。
【図9】 従来のメッセージによる表示例を示す図であ
る。
【図10】 従来のバーグラフによる表示例を示す図で
ある。
【図11】 従来の輪郭パターンによる表示例を示す図
である。
【符号の説明】
10…操作部、10−1…番号入力部、10−2…表示
部、10−3…指紋入力部、10−31…ガイド、10
−32…プリズム面、10−4…蓋、20…コントロー
ル部、20−1…制御部、20−2…プログラム記憶部
(ROM)、20−3…作業用一時記憶部(RAM)、
20−4…登録指紋画像記憶部(フラッシュメモリ)、
20−5…出力部、20−6…画像処理・照合部(AS
IC)、20−7…画像一時記憶部(フレームメモ
リ)、P…2次元パターン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 利夫 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 株式会 社山武内 (72)発明者 岡部 元保 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 株式会 社山武内 Fターム(参考) 4C038 FF01 FF05 FG01 5B047 AA25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指紋入力部と、この指紋入力部に置かれ
    た指の指紋データを取り込む指紋データ取込手段と、取
    り込まれた指紋データと登録されている指紋データとを
    照合する照合手段と、指紋の状態を表示する表示手段と
    を備えた指紋照合装置において、 前記指紋データ取込手段は、指紋の面積を算出すると共
    に、 前記表示手段は、前記面積に基づいて適否を識別可能に
    大きさが段階的に変化する2次元パターンを表示するこ
    とを特徴とする指紋照合装置。
  2. 【請求項2】 指紋入力部と、この指紋入力部に置かれ
    た指の指紋データを取り込む指紋データ取込手段と、取
    り込まれた指紋データと登録されている指紋データとを
    照合する照合手段と、指紋の状態を表示する表示手段と
    を備えた指紋照合装置において、 前記指紋データ取込手段は、指紋の濃淡度を算出すると
    共に、 前記表示手段は、前記濃淡度に基づいて適否を識別可能
    に濃度が段階的に変化する2次元パターンを表示するこ
    とを特徴とする指紋照合装置。
  3. 【請求項3】 指紋入力部と、この指紋入力部に置かれ
    た指の指紋データを取り込む指紋データ取込手段と、取
    り込まれた指紋データと登録されている指紋データとを
    照合する照合手段と、指紋の状態を表示する表示手段と
    を備えた指紋照合装置において、 前記指紋データ取込手段は、指紋の位置を算出すると共
    に、 前記表示手段は、前記位置に基づいて適否を識別可能に
    位置が段階的に変化する2次元パターンを表示すること
    を特徴とする指紋照合装置。
  4. 【請求項4】 指紋入力部と、この指紋入力部に置かれ
    た指の指紋データを取り込む指紋データ取込手段と、取
    り込まれた指紋データと登録されている指紋データとを
    照合する照合手段と、指紋の状態を表示する表示手段と
    を備えた指紋照合装置において、 前記指紋データ取込手段は、指紋の面積・濃淡度・位置
    のうち少なくとも2つを算出すると共に、 前記表示手段は、算出した評価パラメータに基づいて適
    否を識別可能に大きさ・濃度・位置のうち少なくとも対
    応する2つの表示要素が段階的に変化する2次元パター
    ンを表示することを特徴とする指紋照合装置。
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