JP2001266035A - 双方向通信システムにおける本人認証装置 - Google Patents

双方向通信システムにおける本人認証装置

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JP2001266035A
JP2001266035A JP2000072431A JP2000072431A JP2001266035A JP 2001266035 A JP2001266035 A JP 2001266035A JP 2000072431 A JP2000072431 A JP 2000072431A JP 2000072431 A JP2000072431 A JP 2000072431A JP 2001266035 A JP2001266035 A JP 2001266035A
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Minoru Oka
稔 岡
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成でありながら本人の認証を容易に行
なうことができ、本人以外の人が不適正にサービスを受
けるのを、あるいは取引きを行なうのを防止することが
できる双方向通信システムにおける本人認証装置の提供
を目的とする。 【解決手段】上位側のサービス供給装置11と、下位側
のサービス需要装置12とが通信媒体13を介して双方
向通信可能に接続された双方向通信システムにおいて、
上記サービス需要装置12を操作する端末入力装置15
の記憶手段または該端末入力装置に装着される記憶媒体
24の記憶手段に予め個性を有する認証データを記憶
し、ユーザの入力による認証データと上記記憶認証デー
タとが一致した時、サービスの受信を許容または電子商
取引きを許容する許容手段を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上位側のサービ
ス供給装置と、下位側のサービス需要装置とが同軸ケー
ブルや光ファイバケーブルなどの通信媒体を介して双方
向通信可能に接続されたような双方向通信システムにお
ける本人認証装置に関する。
【0002】
【従来の技術】双方向通信システムの一例として双方向
テレビジョンシステムを例示して、その従来技術につい
て説明すると、近年の放送デジタル化にともなって特開
平11−164284号公報に記載の如き双方向TVシ
ステムが既に発明されている。
【0003】このような双方向TVシステムを用いてデ
ジタル放送(有料放送)を視聴する場合には、既設のテレ
ビジョン受像機にデジタルチューナとしてSTB(セッ
ト・トップ・ボックス)を接続し、このSTBにICカー
ドを差込んで、ヘッドエンドセンタ(CATV、つまり
ケーブルによるテレビ放送システムの放送局)と契約す
る。
【0004】契約完了後にSTB本体に対して電話回線
を介して契約完了の通知が入力されるので、上記STB
にICカードが差込まれていると自動的にサービスの利
用状況をヘッドエンドセンタに対して報知することがで
きる。このため、デジタル放送中においてテレビショッ
ピングを行なう場合には、上述のICカードに予め講座
番号を入力しておくと、視聴者が購入した商品に相当し
て、上述の口座番号より決済を行なうシステムを構成す
ることができ、テレビショッピングが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように双
方向のテレビションシステムを用いてオンラインでのテ
レビショッピングを行なう際、例えば同一家族内の本人
以外の他の人が単にICカードを差込むだけ、またはI
Cカードと複数の数字やアルファベットの配列による暗
証番号またはパスワード入力の併用という簡単な操作を
行なうのみでテレビショッピングが可能になると、本人
の意に反して商品が購入される不都合が発生する。この
ため本人であることを確実に認証する装置の開発が要請
されつつある。
【0006】このことは、双方向テレビジョンシステム
におけるテレビショッピングに限らず、上位側のサービ
ス供給装置から下位側のサービス需要給装置を用いて各
種のサービスを受ける場合や他の電子商取引きを実行す
る場合にあっても同様である。
【0007】この発明は、簡単な構成でありながら本人
の認証を容易に行なうことができ、本人以外の人が不適
正にサービスを受けるのを、あるいは取引きを行なうの
を防止することができる双方向通信システムにおける本
人認証装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による双方向通
信システムにおける本人認証装置は、上位側のサービス
供給装置と、下位側のサービス需要装置とが通信媒体を
介して双方向通信可能に接続された双方向通信システム
において、上記サービス需要装置を操作する端末入力装
置の記憶手段または該端末入力装置に装着される記憶媒
体の記憶手段に予め個性を有する認証データを記憶し、
ユーザの入力による認証データと上記記憶認証データと
が一致した時、サービスの受信を許容または電子商取引
きを許容する許容手段を備えたものである。
【0009】上位側のサービス供給装置とは、CATV
(ケーブル・テレビ)等の放送局の放送装置、医療機関の
コンピュータ、官公庁を含む公共機関のコンピュータ、
交通機関や旅行会社等のコンピュータ、各種メーカのコ
ンピュータ、デパート、スーパーマーケット、コンビニ
エンス・ストアのコンピュータ、農業協同組合または農
産地側のコンピュータ等のサービスを提供する側の装置
である。
【0010】下位側のサービス需要装置とは、家庭等に
設置されたオーディオ受信ユニットやテレビジョン受像
機またはパーソナルコンピュータ等のサービスを受ける
側の装置である。通信媒体とは、同軸ケーブルまたは光
ファイバケーブルである。端末入力装置とは、テレビジ
ョン受像機のリモートコントローラまたはパーソナルコ
ンピュータのキーボードである。
【0011】端末入力装置に装着される記憶媒体とは、
ICカードまたはICチップ等の媒体である。記憶手段
とは、RAMまたはP・ROM等の記憶手段である。予
め記憶すべき個性を有する認証データとは、本人の署名
(サイン)または認証用図式記号あるいは認証マークであ
る。
【0012】サービスとは、テレビショッピングを含む
放送サービス、医療サービス、住民票発行あるいは図書
閲覧等の公共サービス、チケット販売サービス、予約サ
ービス、物品販売サービス、農作物販売サービス、音楽
のダウンロードサービス等の各種サービスである。
【0013】電子商取引きとは、テレビショッピング、
情報購入、物品購入、チケットの予約または購入などの
各種の取引きである。
【0014】この発明によると、双方向通信システムに
おいて、サービス需要装置を操作する端末入力装置の記
憶手段または、この端末入力装置に装着される記憶媒体
の記憶手段に対して予め個性を有する認証データ(但
し、本人の認証データ)が記憶され、上位側のサービス
供給装置からのサービスを受ける場合またはサービス中
に取引きを行なう場合、上記許容手段は、ユーザ(本人
を含む)の入力による認証データと上記記憶認証データ
(予め記憶された本人のみの認証データのこと)とが一致
した時に、サービスの受信を許容または電子商取引きを
許容する。
【0015】このため、簡単な構成でありながら本人の
認証を容易に行なうことができ、本人以外の人が不適正
にサービスを受けるのを、あるいは電子商取引きを行な
うのを防止することができる。
【0016】この発明の一実施態様においては、上記サ
ービス供給装置が音響データまたは画像データを送信す
る送信装置に設定され、上記サービス需要装置が音響デ
ータまたは画像データを受信する受信装置に設定された
ものである。上記構成により、音響データ配信中または
画像データ配信中に認証データが一致すると、電子商取
引きを行なうことができる。
【0017】この発明の一実施態様においては、上記サ
ービス供給装置が放送局の放送装置に設定され、上記サ
ービス需要装置がテレビジョン受像機に設定され、上記
端末入力装置がリモートコントローラに設定され、上記
ユーザ(本人含む)による認証データはリモートコントロ
ーラのタッチパッド部から入力されて、上記許容手段は
認証データの一致時にテレビショッピングを許容するも
のである。
【0018】上記構成により、放送局の放送装置から配
信される画像をテレビジョン受像機を用いて視聴してい
る際、リモートコントローラのタッチパッド部を用いて
視聴者(本人を含む)認証データを入力すると、許容手段
は入力された認証データと、予め記憶されている本人の
認証データとが一致した時、テレビショッピングを許容
する。このように、簡単な構成でありながら本人の認証
を容易に行なうことができ、本人以外の人が不適正にテ
レビショッピングを行なうのを防止することができる。
【0019】この発明の一実施態様においては、上記個
性を有する認証データの入力は本人の署名入力に設定さ
れたものである。上記構成により、認証用図式記号や認
証マークよりも最も模倣が困難な本人の署名を用いるこ
とで、より一層適正な本人確認(本人である旨の確認)を
実行することができる。
【0020】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は双方向通信システムにおける本人認証装
置を示すが、まず図1を参照して双方向通信システムの
一例としての双方向テレビジョンシステムについて説明
する。
【0021】上位側のサービス供給装置としてのヘッド
エンドセンタ11(放送局の放送装置)と、下位側のサー
ビス需要装置としてのテレビジョン受像機12(以下単
にTVと略記する)とを、通信媒体13およびSTB1
4を介して双方向通信可能に接続している。なお、デジ
タルチューナ内蔵型のTV12においてはSTB14を
介して双方向通信可能に接続している。なお、デジタル
チューナ内蔵型のTV12においてはSTB14を省略
することができる。
【0022】上述の通信媒体13としては同軸ケーブル
または光ファイバケーブルが用いられ、ヘッドエンドセ
ンタ11からSTB14に向けて音響データおよび画像
データが配信(送信)され、STB14からヘッドエンド
センタ11に向けて操作データ(取引きデータを含む)が
送信されるように構成している。
【0023】上述のTV12は端末入力装置としてのリ
モートコントローラ15(以下単にリモコンと略記する)
により電源のON、OFF、音量操作、チャンネル選択
等が行なわれる。
【0024】このため、リモコン15は電源スイッチ1
6、各チャンネル選択用のチャンネルキー17を有する
と共に、テレビショッピングを可能とする目的でデータ
キー18と、TV12の表示画面に表示された複数の商
品のうちから希望する商品を選択するための機能キーと
してのショッピング用ボタン19,20,21,22と
タッチパッド付き液晶表示部23とを備えている。
【0025】ここで、上述のショッピング用ボタン19
〜22は購入商品選択操作を簡便ならしめるために、
青、赤、緑、黄に着色されている。
【0026】しかも、上述のリモコン15のボディの一
部には記憶媒体としてのICカード24を挿入するカー
ド挿入口25が形成されており、このカード挿入口25
に対してICカード24を抜取り可能に装着すべく構成
している。
【0027】上述のICカード24は支払い機能を有す
るもので、例えば当該ICカード所有者本人の口座番号
等がデータ化して記憶されている。このICカード24
の他にはクレジットカード、電子マネーカードやデビッ
トカード等を用いることができる。
【0028】図2はリモコン15の制御回路を示し、M
PU30(Microprocessor Unit)は電源スイッチ16、
データキー18、ショッピング用ボタン19〜22、チ
ャンネルキー17、タッチパッド26からの入力に基づ
いて、ROM27に格納されたプログラムに従って、送
受信部28、表示部23を駆動制御し、またRAM29
は予め個性を有する認証データの一例として本人の署名
データを記憶する。
【0029】本人の署名データ(認証データ)をRAM2
9に予め記憶させるには、リモコン15の表示部23を
一旦タッチパッドモードに切換え、タッチパッド26に
タッチペン(図示せず)で本人が署名すると、MPU30
はその筆跡を読取り、読取った筆跡をデータ化してRA
M29に記憶させることができる。
【0030】また上述のMPU30はインタフェース3
1を介してICカード24の口座番号等のデータを読取
るように構成している。ここで、上述のMPU30はR
AM29に予め記憶された本人認証データ(本人の署名
入力による記憶認証データ)と、テレビショッピング時
に入力されたユーザ(本人を含む)の認証データとを比較
照合する比較照合手段(図3に示すフローチャートの第
5ステップS5参照)と、比較照合手段の出力に基づい
てデータの一致時(サインの一致時)に本人であることを
認証して、電子商取引き(この場合はテレビショッピン
グ)を許容する許容手段(図3の各ステップS6,S7か
ら成るルーチンR1参照)と、比較照合手段の出力に基
づいてデータの不一致時(サインの不一致時)に本人であ
ることを否定して、電子商取引き(テレビショッピング)
を禁止する禁止手段(図3に示すフローチャートの第9
ステップS9参照)と、を兼ねる。
【0031】このように構成した双方向テレビジョンシ
ステムにおける本人認証装置の作用を図3に示すフロー
チャートを参照して、以下に詳述する。ヘッドエンドセ
ンタ11から通信媒体13およびSTB14を介して放
送データがTV12に入力されると、TV12はその受
信によりブラウン管等の表示画面にテレビ放送映像を表
示する。
【0032】第1ステップS1で、テレビ放送中におい
てショッピング番組がスタートすると、次の第2ステッ
プS2で、視聴者(ユーザ)はICカード24リモコン1
5のカード挿入口25に差込む。
【0033】ICカード24が挿入されると、次の第3
ステップS3で、不適正な購入操作を防止することを目
的としてMPU30はリモコン15の送信機能のみをO
FFにする。
【0034】次に第4ステップS4で、MPU30は表
示部23をタッチパッドモードに切換える。視聴者(ユ
ーザ)はタッチパンを用いてタッチパッド26に署名入
力(サイン入力)を行なう。
【0035】次に第5ステップS5で、MPU30は予
めRAM29に記憶されている記憶認証データ(本人の
認証データ)とタッチパッド26から入力されたユーザ
の認証データとが略一致または一致するか否かを判定
(比較照合)し、一致時(YES判定時)には次の第6ステ
ップS6に移行する一方、不一致時(NO判定時)には別
の第9ステップS9に移行する。
【0036】上述の第6ステップS6で、MPU30は
本人認証OKと認定し、先の第3ステップS3で一旦O
FFと成したリモコン15の送信機能を復帰(リモコン
ON)させる。
【0037】次に第7ステップS7で、視聴者はTV1
2に表示される商品のうちから希望する商品を選択し、
TV画面に表示された商品指定カラーと同一色のショッ
ピング用ボタン(19〜22のうちの何れか)をON操作
すると、選択商品データおよびICカード24から読取
った口座番号データがTV12、STB14および通信
媒体13を介してヘッドエンドセンタ11に送信される
ので、テレビショッピングを行なうことができると共
に、取引き決済が行なわれ、その明細は表示モードに切
換えられた表示部23に可視表示される。
【0038】次に第8ステップS8で、データキー18
をON操作すると、必要なデータがリモコン15に取込
まれる。一方、上述の第9ステップS9で、MPU30
は本人確認NGと認定し、先の第3ステップS3で一旦
OFFと成したリモコン15の送信防止状態を維持(リ
モコンOFF)する。したがって、署名入力(サイン入り
入力)が予めRAM29に記憶された認証データと一致
しない限り、テレビショッピングを行なうことは不可能
となる。
【0039】このように図1〜図3に示した実施例の双
方向通信システムにおける本人認証装置は、上位側のサ
ービス供給装置(ヘッドエンドセンタ11参照)と、下位
側のサービス需要装置(TV12参照)とが通信媒体13
を介して双方向通信可能に接続された双方向通信システ
ムにおいて、上記サービス需要装置(TV12参照)を操
作する端末入力装置(リモコン15参照)の記憶手段(R
AM29参照)に予め個性を有する認証データ(本人の署
名データ参照)を記憶し、視聴者の入力(第4ステップS
4参照)による認証データ(サイン入力参照)と上記記憶
認証データとが一致した時(第5ステップS5のYES
判定参照)、電子商取引き(テレビショッピング参照)を
許容する許容手段(ルーチンR1参照)を備えたものであ
る。
【0040】このため、双方向通信システム(双方向テ
レビジョンシステム参照)において、サービス需要装置
(TV12参照)を操作する端末入力装置(リモコン15
参照)の記憶手段(RAM29参照)に対して予め個性を
有する認証データ(本人の署名データ参照)が記憶され、
上位側のサービス供給装置(ヘッドエンドセンタ11参
照)からのサービス(放送サービス参照)を受ける場合、
またはサービス中に取引き(テレビショッピング参照)を
行なう場合、上記許容手段(ルーチンR1参照)は、視聴
者(本人を含む)の入力(第4ステップS4参照)による認
証データと上記記憶認証データ (予め記憶された本人の
認証データのこと)とが一致した時に、電子商取引き(テ
レビショッピング参照)を許容する。
【0041】したがって、簡単な構成でありながら本人
の認証を容易に行なうことができ、本人以外の人が不適
正に取引き(テレビショッピング参照)を行なうのを防止
することができる。
【0042】また、上記サービス供給装置(ヘッドエン
ドセンタ11参照)が音響データおよび画像データを送
信する送信装置に設定され、上記サービス需要装置(T
V12参照)が音響データおよび画像データを受信する
受信装置に設定されたものであるから、音響データ配信
中および画像データ配信中に認証データが一致すると、
電子商取引き(テレビショッピング参照)を行なうことが
できる。
【0043】さらに、上記サービス供給装置が放送局の
放送装置(ヘッドエンドセンタ11参照)に設定され、上
記サービス需要装置がTV12に設定され、上記端末入
力装置がリモコン15に設定され、上記ユーザ(視聴者)
による認証データはリモコン15のタッチパッド26か
ら入力されて、上記許容手段(ルーチンR1参照)は認証
データの一致時にテレビショッピングを許容するもので
ある。
【0044】このように、放送局の放送装置(ヘッドエ
ンドセンタ11参照)から配信される画像(音声を含む映
像)をTV12を用いて視聴している際、リモコン15
のタッチパッド26を用いてユーザが認証データ(サイ
ン入力参照)を入力すると、許容手段(ルーチンR1参
照)は入力された認証データと、予めRAM29に記憶
されている本人の認証データとが一致した時、テレビシ
ョッピングを許容する。したがって、簡単な構成であり
ながら本人の認証を容易に行なうことができ、本人以外
の人が不適正にテレビショッピングを行なうのを防止す
ることができる。
【0045】しかも、上記個性を有する認証データ(サ
イン入力参照)の入力は本人の署名入力に設定されたも
のであるから、認証用図式記号や認証マークよりも最も
模倣が困難な本人の署名を用いることで、より一層適正
な本人確認(本人である旨の確認)を実行することができ
る。
【0046】図4〜図6は双方向通信システムにおける
本人認証装置の他の実施例を示すものである。まず、図
4を参照して双方向通信システムについて説明すると、
上位側のサービス供給装置としてのメーカ側上位コンピ
ュータ41と、下位側のサービス需要装置としてのパー
ソナルコンピュータ42(以下単にPCと略記する)と
を、光ファイバケーブル(通信媒体)43を介して双方向
通信可能に接続している。
【0047】ここで、上述の上位コンピュータ41から
PC42に向けてメーカが販売する商品データが送信さ
れ、PC42から上位コンピュータ41に向けて操作デ
ータ(取引きデータを含む)が送信されるように構成して
いる。
【0048】上述のPC42は端末入力装置としてのキ
ーボード44により商品内容の検索、商品選択等の制御
を行なう。またキーボード44には署名入力用のタッチ
パッド45が接続されると共に、キーボード本体の一部
には前述のICカード24を着脱可能に挿入するカード
挿入口46が形成されている。
【0049】図5はキーボード44を含むPC42の制
御回路ブロックを示し、CPU50はタッチパッド4
5、キーボード44からの入力に基づいて、ROM48
に格納されたプログラムに従って、表示部48、送受信
部49を駆動制御し、またRAM51は予め個性を有す
る認証データの一例として本人の署名データを記憶す
る。
【0050】本人の署名データをRAM51に予め記憶
させるには、タッチパッド45にタッチペン(図示せず)
で本人が署名を行なうと、この署名データがキーボード
44を介してCPU50に入力され、CPU50は読取
った筆跡データをRAM51に記憶するものである。
【0051】また上述のCPU50はキーボード44を
介してICカード24の口座番号のデータを読取るよう
に構成している。しかも、上述のCPU50は、RAM
51に予め記憶された認証データ(本人の署名入力によ
る記憶認証データ)と、電子商取引き前に入力されるユ
ーザの認証データとを比較照合する比較照合手段(図6
に示すフローチャートの第5ステップQ5参照)と、こ
の比較照合手段の出力に基づいてデータの一致時(サイ
ンの一致時)に本人であることを認証して、上位コンピ
ュータからのデータ入力および電子商取引きを許容する
許容手段(図6の各ステップQ7,Q8,Q9から成る
ルーチンR2参照)と、比較照合手段の出力に基づいて
データの不一致時(サインの不一致時)に本人であること
を否定して、電子商取引きを禁止する禁止手段(図6の
各ステップQ10,Q11から成るルーチンR3参照)
と、を兼ねる。
【0052】このように構成した双方向通信システムに
おける本人認証装置の作用を、図6に示すフローチャー
トを参照して、以下に詳述する。第1ステップQ1で、
PC42のCPU50はその表示部48を駆動して、上
位コンピュータ41からの販売商品データを入力するか
否かの案内表示を実行し、使用者のキーボード44入力
によりYES判定時には第3ステップQ3に移行する一
方、NO判定時には第2ステップQ2に移行する。
【0053】この第2ステップQ2においては、電子商
取引きを実行しない通常のPCとしての使用を許容す
る。一方、第3ステップQ3で、使用者がキーボード4
4のカード挿入口46にICカード24を挿入すると、
次の第4ステップQ4で、CPU50は表示部48を駆
動して、サイン入力(署名入力)を促す旨の案内表示を実
行する。
【0054】次に第5ステップQ5で、CPU50はタ
ッチパッド45からのユーザ(本人を含む)署名入力(サ
イン入力)があったか否かを判定し、YES判定時にの
み次の第6ステップQ6に移行する。なお、タッチパッ
ド45を用いての署名入力は図示しないタッチペンを使
用して先の実施例と同様に実行することができる。
【0055】上述の第6ステップQ6で、CPU50は
RAM51に予め記憶された本人の認証データ(署名デ
ータ)と今回入力されたユーザの署名データ(認証)とが
略一致または一致するか否かを判定し、YES判定時
(サイン一致時)には第7ステップQ7に移行する一方、
NO判定時(サインの不一致時)には別の第10ステップ
Q10に移行する。
【0056】上述の第7ステップQ7で、CPU50は
本人認証OKと認定し、次の第8ステップQ8で、CP
U50はキーボード44からの入力受付けを許容する。
さらに次の第9ステップQ9で、CPU50は上位コン
ピュータ41からの販売商品データの入力を許容すると
共に、キーボード操作による電子商取引きを許容する。
【0057】上位コンピュータ41からPC42の送受
信部49に対して販売商品データが入力されると、CP
U50は販売商品の内容、機能、価額、複数一括購入時
の割引き率を表示部48に表示するので、使用者はキー
ボード44を操作して希望商品、数量を入力し、電子商
取引きを実行することができる。なお、当該使用者の希
望商品データ、数量データはICカード24内の口座番
号データと共に送受信部49および光ファイバケーブル
43を介して上位コンピュータ41に送信されるので、
電子商取引の決済を行なうことができる。
【0058】一方、第10ステップQ10で、CPU5
0は本人認証NGと認識し、次の第11ステップQ11
で、CPU50はキーボード44からの入力受付けを禁
止し、さらに次の第12ステップQ12で、CPU50
は送受信部49および光ファイバケーブル43を介して
上位コンピュータ41に取引不可データを送信通知す
る。
【0059】このように図4〜図6で示した実施例の双
方向通信システムにおける本人認証装置は、上位側のサ
ービス供給装置(上位コンピュータ41参照)と、下位側
のサービス需要装置(PC42参照)とが通信媒体(光フ
ァイバケーブル43参照)を介して双方向通信可能に接
続された双方向通信システムにおいて、上記サービス需
要装置(PC42参照)を操作する端末入力装置(キーボ
ード44参照)の記憶手段(RAM51参照)に予め個性
を有する本人の認証データ(署名データ参照)を記憶し、
ユーザ(本人を含む)の入力による認証データと上記記憶
認証データ(本人の認証データ)とが一致した時(第6ス
テップQ6のYES判定参照)、サービス(販売商品デー
タの提供サービス参照)の受信を許容および電子商取引
きを許容する許容手段(ルーチンR2参照)を備えたもの
である。
【0060】このため、双方向通信システムにおいて、
サービス需要装置(PC42参照)を操作する端末入力装
置(キーボード44参照)の記憶手段(RAM51参照)に
対して予め個性を有する本人の認証データ(署名データ
参照)が記憶され、上位側のサービス供給装置(上位コン
ピュータ41参照)からのサービスを受ける場合、上記
許容手段(ルーチンR2参照)は、ユーザの入力による認
証データと上記記憶認証データ(予め記憶された本人の
認証データのこと)とが一致した時に、サービスの受信
を許容すると共に電子商取引きを許容する。
【0061】したがって、簡単な構成でありながら本人
の認証を容易に行なうことができ、本人以外の人が不適
正にサービスを受けるのを、あるいは電子商取引きを行
なうのを防止することができる。
【0062】しかも先の実施例同様に、上記個性を有す
る認証データの入力を本人の署名入力に設定したので、
認証用図式記号や認証マークよりも最も模倣が困難な本
人の署名を用いることで、より一層適正な本人確認(本
人である旨の確認)を実行することができる。
【0063】なお、上記実施例においてはキーボード4
4による商品選択の前にサイン入力、サイン一致判定を
行なうように構成したが、これに代えて、次の構成を採
用してもよい。
【0064】すなわち、商品選択、カード挿入、署名入
力(サイン入力)、一致判定をこの順で実行し、本人認証
OK時に取引きを成立し、本人認証NG時に取引きを無
効にするように構成しても、実質的には図6のフローチ
ャートによる手順と同様に、データ一致時にのみ電子商
取引きを許容することができる。
【0065】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の上位側のサービス供給装置は、実
施例のヘッドエンドセンタ11、上位コンピュータ41
に対応し、以下同様に、下位側のサービス需要装置は、
TV12、PC42に対応し、通信媒体は、通信媒体1
3、光ファイバケーブル43に対応し、端末入力装置
は、リモコン15、キーボード44に対応し、記憶手段
は、RAM29,51に対応し、記憶媒体は、ICカー
ド24に対応し、個性を有する認証データは、本人の署
名入力データに対応し、許容手段は、MPC30制御に
よるルーチンR1またはCPU50制御によるルーチン
R2に対応し、送信装置および放送装置は、ヘッドエン
ドセンタ11に対応し、受信装置およびテレビジョン受
像機は、TV12に対応するも、この発明は、上述の実
施例の構成のみに限定されるものではない。
【0066】例えば、衛星(BSデジタル)放送を受信し
て電話回線で送信するシステムにも適用することができ
る。
【0067】
【発明の効果】この発明によれば、簡単な構成でありな
がら本人の認証を容易に行なうことができ、本人以外の
人が不適正にサービスを受けるのを、あるいは電子商取
引きを行なうのを防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の本人認証装置を備えた双方向通信シ
ステムを示す系統図。
【図2】 本人認証装置の制御回路ブロック図。
【図3】 本人認証制御を示すフローチャート。
【図4】 双方向通信システムにおける本人認証装置の
他の実施例を示す系統図。
【図5】 本人認証装置の制御回路ブロック図。
【図6】 本人認証制御を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…ヘッドエンドセンタ(サービス供給装置) 12…TV(サービス需要装置) 13…通信媒体 15…リモコン(端末入力装置) 24…ICカード(記憶媒体) 26…タッチパッド 29…RAM(記憶手段) 41…上位コンピュータ(サービス供給装置) 42…PC(サービス需要装置) 43…光ファイバケーブル(通信媒体) 44…キーボード(端末入力装置) 45…タッチパッド 51…RAM(記憶手段) R1,R2…許容手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/00 G09C 1/00 660E 5J104 19/10 660B 9A001 G09C 1/00 660 H04H 1/02 F H04N 5/00 A H04H 1/02 7/173 640Z H04L 9/32 G06K 19/00 Q H04N 5/00 S 7/173 640 H04L 9/00 673A 673D Fターム(参考) 5B035 AA14 BB09 BC01 CA22 5B049 AA05 BB11 BB41 CC05 CC08 DD01 DD04 EE07 EE09 EE23 FF03 FF04 FF06 FF08 GG04 GG07 GG10 5B058 CA15 KA02 KA06 KA37 YA02 5C056 BA02 BA03 BA05 BA10 CA08 CA19 CA20 EA06 EA20 5C064 BA01 BA02 BB01 BB10 BC01 BC06 BC16 BC20 BD02 BD05 EA00 5J104 AA07 KA01 KA14 NA35 NA36 PA06 PA10 9A001 BB04 BB06 CC02 DD10 JJ62 JJ67 LL03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上位側のサービス供給装置と、下位側のサ
    ービス需要装置とが通信媒体を介して双方向通信可能に
    接続された双方向通信システムにおいて、上記サービス
    需要装置を操作する端末入力装置の記憶手段または該端
    末入力装置に装着される記憶媒体の記憶手段に予め個性
    を有する認証データを記憶し、ユーザの入力による認証
    データと上記記憶認証データとが一致した時、サービス
    の受信を許容または電子商取引きを許容する許容手段を
    備えた双方向通信システムにおける本人認証装置。
  2. 【請求項2】上記サービス供給装置が音響データまたは
    画像データを送信する送信装置に設定され、上記サービ
    ス需要装置が音響データまたは画像データを受信する受
    信装置に設定された請求項1記載の双方向通信システム
    における本人認証装置。
  3. 【請求項3】上記サービス供給装置が放送局の放送装置
    に設定され、上記サービス需要装置がテレビジョン受像
    機に設定され、上記端末入力装置がリモートコントロー
    ラに設定され、上記ユーザによる認証データはリモート
    コントローラのタッチパッド部から入力されて、上記許
    容手段は認証データの一致時にテレビショッピングを許
    容する請求項1または2記載の双方向通信システムにお
    ける本人認証装置。
  4. 【請求項4】上記個性を有する認証データの入力は本人
    の署名入力に設定された請求項1,2または3記載の双
    方向通信システムにおける本人認証装置。
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