JP2001265459A - 制御プログラム、制御プログラムを含むデバイス、制御プログラムの作成方法、および、制御プログラムの動作方法 - Google Patents

制御プログラム、制御プログラムを含むデバイス、制御プログラムの作成方法、および、制御プログラムの動作方法

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JP2001265459A JP2001003116A JP2001003116A JP2001265459A JP 2001265459 A JP2001265459 A JP 2001265459A JP 2001003116 A JP2001003116 A JP 2001003116A JP 2001003116 A JP2001003116 A JP 2001003116A JP 2001265459 A JP2001265459 A JP 2001265459A
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基志 伊藤
Hiroshi Ueda
宏 植田
Shinji Sasaki
真司 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開発期間および/またはコストおよび/また
は安全性の面で優れてた制御プログラムを提供するこ
と。 【解決手段】 制御プログラムが、マイコン102の動
作を制御する制御プログラムであって、データ変換回路
103によって復元可能な隠蔽プログラムと、非隠蔽プ
ログラムと含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御プログラム、
制御プログラムを含むデバイス、制御プログラムの作成
方法、および、制御プログラムの動作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、ソフトウェア並びにプログラ
ムと呼ばれるものには、大別して2つある。一方は、音
楽または映像などのコンテンツであり、他方は、中央演
算装置(CPUまたはマイコンまたはMPUと略す)を
制御するコンピュータプログラムである。本明細書にお
いて、前者を指す場合はコンテンツと表現し、特に言及
しない限り、「プログラム」および「ソフトウェア」は
後者のコンピュータプログラムを意味する。
【0003】近年、音楽または映像などのコンテンツが
ディジタル化され、コンテンツの著作権を保護する重要
度が増している。コンテンツの著作権を保護するための
手法の1つとしてコンテンツを暗号化することが挙げら
れる。コンテンツを暗号化した場合、この暗号化された
コンテンツを再生するためには暗号を解読することが必
要となる。そこで、そのようなコンテンツを再生する再
生装置を開発するためには、暗号作成者とライセンスを
結び、暗号の解読方法を入手するのと同時に、解読方法
が他人に漏れないように、何らかの保護手段を講じて再
生装置に組み込むことが求められる。
【0004】暗号の解読がLSIなどのハードウェア手
段としてデバイスに組み込まれている場合、LSIの製
造技術をもつ専門の人でないかぎり、LSIの中のアル
ゴリズムを解析することは不可能である。しかしなが
ら、暗号の解読がソフトウェアによって行われる場合、
そのソフトウェアの実行ファイルから例えば逆アセンブ
ルを行うことで暗号の解読ができる人物(いわゆるハッ
カー)によって解析されて、不正に利用されるおそれが
ある。そうしたハッカーに対抗するために、解析するこ
とが困難なソフトウェア(Tamper Resist
ant Program)技術が開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ソフト
ウェア技術だけによって解析を困難にしたプログラム
は、ソフトウェア技術によって解析することが不可能と
は言えない。また、LSIなどのハードウェアによる暗
号解読手段をデバイスに組込むことは、近年の開発競争
において、開発速度の観点から、および/または、コス
ト面から不利に働く傾向がある。
【0006】本発明は上記問題点に鑑み、デバイスに組
み込まれた制御プログラムの特徴を生かした、ハードウ
ェアとソフトウェアを組み合わせた制御プログラムの隠
蔽方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の制御プログラム
は、マイコンの動作を制御する制御プログラムであっ
て、データ変換回路によって復元可能な隠蔽プログラム
と、非隠蔽プログラムとを含む。
【0008】前記隠蔽プログラムを復元した復元プログ
ラムは、少なくとも1つの関数と、該復元プログラム内
における該少なくとも1つの関数の相対的な番地を示す
相対番地リストと、を含み、該相対番地リストは、前記
復元プログラムの所定の位置に配置されてもよい。
【0009】本発明のデバイスは、マイコンと、該マイ
コンの動作を制御する制御プログラムを格納するプログ
ラムメモリであって、該制御プログラムは隠蔽プログラ
ムと非隠蔽プログラムとを含む、プログラムメモリと、
該プログラムメモリから複製された該隠蔽プログラムを
格納する書換可能メモリと、該書換可能メモリに格納さ
れた該隠蔽プログラムを復元プログラムに復元するデー
タ変換回路と、を備える。
【0010】前記データ変換回路が誤り訂正回路として
機能してもよい。
【0011】前記復元プログラムは、少なくとも1つの
関数と、該復元プログラム内における該少なくとも1つ
の関数の相対的な番地を示す相対番地リストと、を含
み、該相対番地リストは、前記復元プログラムの所定の
位置に配置されてもよい。
【0012】本発明の制御プログラムの作成方法は、該
制御プログラムの一部の対象プログラムを制御対象のデ
バイスに備わるデータ変換回路の変換に対する逆変換を
施し、該制御プログラムの一部に隠蔽プログラムを作成
する、プログラム逆変換ステップと、該隠蔽プログラム
を含む該制御プログラムを、マイコンの動作を制御する
ためにプログラムメモリに格納するプログラム格納ステ
ップと、を包含する。
【0013】前記プログラム逆変換ステップは、非隠蔽
プログラムを作成するステップと、前記隠蔽プログラム
と該非隠蔽プログラムを関連付けて前記制御プログラム
を合成するステップと、を包含してもよい。
【0014】本発明の制御プログラムの動作方法は、制
御プログラムの動作方法であって、該制御プログラムの
一部である隠蔽プログラムをプログラムメモリから書換
可能メモリに複製するプログラム複製ステップと、該プ
ログラム複製ステップにより複製された該隠蔽プログラ
ムをデータ変換回路によって復元プログラムに復元する
プログラム復元ステップと、該制御プログラムに含まれ
る非隠蔽プログラムと、該復元プログラムとを実行する
プログラム実行ステップと、を包含する。
【0015】前記復元プログラムを前記書換可能メモリ
から消去するプログラム消去ステップをさらに包含して
もよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0017】以下の説明において、特に言及しない場
合、「プログラム」は制御プログラムを意味する。制御
プログラムは、その命令に基づいてマイコンを動作させ
る(すなわち、制御プログラムがマイコンの動作を制御
する)のに対し、一般のコンテンツプログラムはマイコ
ンからの命令にしたがって読み出される点で両者は異な
る。
【0018】図1は、本発明の実施の形態におけるデバ
イス100の構成の一例を示すブロック図である。図1
で示されるデバイス100は、制御プログラムを格納す
る不揮発性メモリであるプログラムメモリ104と、プ
ログラムメモリ104に格納された制御プログラムの命
令に従ってデバイス100を制御する小型演算素子(M
PU:Micro Processer Unit)で
あるマイコン102と、マイコン102の作業データ等
を一時的に格納する書換可能メモリ105と、データを
可逆的に変換するデータ変換回路103と、その他の回
路106と、それらを接続する内部バス107とから構
成される。ここで、プログラムメモリ104として、再
生専用メモリ、1回書込可能メモリ(One Time
ROM)、またはフラッシュメモリを使用してもよ
い。また、書換可能メモリ105として、データの保持
動作が不要なスタティックメモリ(Static Me
mory)またはデータの保持動作が必要なダイナミッ
クメモリ(DynamicMemory)、具体的には
DRAMを使用してもよい。デバイス100が情報記憶
装置の場合、その他の回路106として、データ誤り訂
正回路が情報記憶装置内に設けられてもよい。
【0019】図2は、データ変換回路103の一例を示
す回路図である。図2に示されるデータ変換回路103
は、1ビットのフリップフロップ201〜208が直列
に接続されるシフトレジスタである。1ビットの排他的
論理和210、211、212、213が、入力とフリ
ップフロップ201との間、フリップフロップ202と
フリップフロップ203との間、フリップフロップ20
3とフリップフロップ204との間、フリップフロップ
204とフリップフロップ205との間にそれぞれ配置
される。フリップフロップ208からの信号は排他的論
理和210、211、212、213に入力される。フ
リップフロップ201〜208は、リセット信号線およ
びクロック信号線にそれぞれ接続される。リセット信号
によりフリップフロップ201〜208が保持する値は
リセットされる。また、1周期のクロック信号により、
フリップフロップ201〜207の保持する値は左側に
1ビットずつ移動し、フリップフロップ208の保持す
る値は排他的論理和210、211、212、213に
入力される。上記のような構成は、エラー訂正理論で用
いられる8次の原始多項式(Primitive po
lynomial)であるP(x)=x8+x4+x3
2+1を表している。
【0020】リセット信号によりフリップフロップ20
1〜208の値を0に設定した後に、入力信号を1にし
て最初のクロックを送り、その後は入力を0にして続き
のクロックを送る。このようにして、1クロック毎に出
力されるデータ列を考える。最初のクロックによって、
フリップフロップ201(x0で示される)の出力は1
に設定される。1クロック毎に出力されるデータ列を1
6進数で表記すると、01,02,04,08,10,
20,40,80,1D,3A,...,8E,0
1,...のように表され、周期が255個(=28
1個)の周期的なデータ列が出力される。この出力デー
タ列の256番目に00を加えれば、可逆的な8ビット
のデータ変換ができる。そのデータ変換を16進数であ
らわすと、00は01、01は02、02は04、03
は08,...,FEは8E、FFは00となる。また
データ逆変換は、00はFF、01は00、02は0
1、03は19,...,FEは58、FFはAFとな
る。但し、上記のデータ変換はデータ変換の一例にすぎ
ず、可逆的なデータ変換ができれば、どのような回路を
データ変換回路として使用してもよい。誤り訂正回路を
備えたデバイスであれば、このような可逆データ変換手
段が誤り訂正回路に予め存在するので、誤り訂正回路を
データ変換回路として流用することも可能である。
【0021】図3は、隠蔽プログラムを含む制御プログ
ラムの実行形式を作成するフローチャートを示す。本明
細書において、隠蔽プログラムとは、逆アセンブリなど
のソフトウェア処理によって解析されないプログラムを
示し、隠蔽プログラムはそのままではマイコンに所望の
動作をさせることはできない。また、制御プログラム内
の隠蔽プログラム以外のプログラムを非隠蔽プログラム
と規定する。
【0022】データ変換回路103は可逆的なデータ変
換が可能であるが、本明細書において、データ変換回路
103が隠蔽プログラムを作成する変換を「逆変換」と
よび、隠蔽プログラムから動作可能なプログラムに復元
する変換を「復元」とよぶ。
【0023】ステップ301において、隠蔽すべき制御
手順をプログラミングし、隠蔽の対象となる(すなわ
ち、後に隠蔽プログラムとなる)プログラムソース31
1を作成する。
【0024】ステップ302において、隠蔽対象プログ
ラムソース311をコンパイルおよびリンクして、実行
形式のバイナリデータ312を生成する。
【0025】ステップ303において、実行形式のバイ
ナリデータ312に、上述したデータ逆変換を施して、
逆変換済みのバイナリデータ313を生成する。データ
変換回路103は可逆的なデータ変換を行い得る。
【0026】ステップ304において、逆変換済みのバ
イナリデータ313を、他のプログラムソースに組み入
れやすいように、プログラムソース形式(例えばC言語
のchar型の配列表記を内容として持つインクルード
ファイル形式)である、逆変換済みのバイナリデータを
表現するデータ配列314に変換する。
【0027】ステップ305において、逆変換済みのバ
イナリデータを表現するデータ配列314と隠蔽対象で
ない他の制御手順とを結合し、全プログラムソース31
5を合成する。隠蔽対象でない他の制御手順は、ステッ
プ301、ステップ302、ステップ304の代わりに
ステップ301’を経ることで、そのようなプログラム
を作成することができる。
【0028】ステップ306において、全プログラムソ
ース315をコンパイルおよびリンクして、デバイス1
00のプログラムメモリ104に格納される実行形式の
バイナリデータ316を生成する。このとき、隠蔽対象
プログラムソース311に対応する復元しなければ実行
できない隠蔽プログラム317が、バイナリデータ31
6内に形成される。
【0029】上述したバイナリデータ316は、予めプ
ログラムメモリ104に書込まれて出荷されることもあ
るし、または、最近のパーソナルコンピュータのマザー
ボードで見かけられるように、フラッシュメモリを用い
たプログラムメモリを更新するために、インターネット
経由でバイナリデータ316の最新バージョンが配布さ
れることもある。上記のように形成されたバイナリデー
タ316は、例え逆アセンブルといった手法を用いて
も、隠蔽された制御手順(隠蔽プログラム)を解析する
ことはできない。
【0030】図4は、隠蔽プログラムに隠蔽された命令
を実行するフローチャートを示す。図5A〜図5Cに示
した隠蔽プログラム、複製プログラムおよび復元プログ
ラムの領域と合わせて説明する。
【0031】ステップ(401)において、図5Aに示
されるように、プログラムメモリ104に格納された制
御プログラム内の隠蔽プログラム317を、書換可能メ
モリ105に複製し、複製プログラム502を作る。複
製プログラム502の内容は、隠蔽プログラム317の
内容と同一である。
【0032】ステップ(402)において、図5Bに示
されるように、書換可能メモリ105上の複製プログラ
ム502を、データ変換回路103を用いて、復元プロ
グラム503に復元する。
【0033】ステップ(403)において、マイコン1
02が、図5Bで示された復元プログラム503の中の
関数(モジュールとも呼ぶ)を呼び出す。関数の呼び出
しに関する詳細は後述する。
【0034】ステップ(404)において、呼び出した
関数から戻ってきた後に、図5Cで示されるように、復
元プログラム503が存在した領域504を、例えば、
値0で埋めることで消去する。
【0035】上記ステップ401〜404はいずれも、
隠蔽プログラム317以外の制御プログラム(図5A〜
図5Cに非隠蔽プログラム500として示す)の命令に
基づいたマイコン102の動作によって行われる。
【0036】ステップ(402)の復元処理を、全てソ
フトウェアで実行する場合、この復元処理を行うソフト
ウェア部分を解析すれば、隠蔽プログラムが解読される
危険性がある。本発明の実施の形態では、デバイス10
0に固有のハードウェアであるデータ変換回路103を
用いることで、デバイス100の開発者のみが知り得る
ハードウェア知識が漏れない限り、開発者以外の人物が
隠蔽プログラム317を解読することを防ぐことができ
る。
【0037】次に、関数の呼び出し方法について説明す
る。図6は、隠蔽プログラム317が復元された復元プ
ログラム503の構造を示す図である。復元プログラム
503は、相対番地リスト60と、プログラム部66と
を含む。プログラム部66は、復元プログラム503の
外部(すなわち図5Aの非隠蔽プログラム500)から
呼び出される公開関数61、62と、復元プログラム5
03の内部から相対番地で呼び出される内部関数63、
64、65とを含む。例えば、公開関数61、62は、
非隠蔽プログラム500から呼び出される。公開関数6
1は相対番地で内部関数63および内部関数64を呼び
出し、公開関数62は相対番地で内部関数63および内
部関数65を呼び出す。公開関数が呼び出す内部関数の
数は任意の整数であり得る。
【0038】相対番地リスト60は、復元プログラム5
03の先頭からみた公開関数61と公開関数62の相対
番地を列挙したものである。これらの番地の情報は、図
5Bの書換可能メモリ105に対する復元プログラム5
03の位置に依存しない情報であり、図3の隠蔽対象プ
ログラムソース311をステップ302でリンクした情
報から得ることができる。
【0039】図7は、マイコン102から見たアドレス
空間700を示す。マイコン102から見たアドレス空
間700において、プログラムメモリ104と書換可能
メモリ105は、それぞれ独自の番地が割付けられた領
域701、702にそれぞれ位置する。復元プログラム
503は、上述したように、隠蔽プログラム317が複
製された複製プログラムがデータ変換回路によって復元
されたものであるが、このとき、復元プログラム503
はマイコン102が指定する所定の番地に配置するよう
に復元される。アドレス空間700において、復元プロ
グラム503は、復元プログラムの先頭番地708以降
に配置される。この時、復元プログラム503の先頭に
相対番地リスト60が配置される。相対番地リスト60
は、公開関数61の相対番地706と公開関数62の相
対番地707を含む。
【0040】アドレス空間700における公開関数61
の絶対番地は、復元プログラムの先頭番地708に公開
関数61の相対番地706を加算することによって求め
られる。したがって、マイコン102(図1)は、アド
レス空間700における公開関数61の絶対番地を指定
することで、公開関数61を呼び出すことができる。公
開関数62についても同様である。
【0041】なお、図7に示される復元プログラム50
3の相対番地リスト60は復元プログラム503の先頭
に配置されているが、本発明はこれに限定されず、相対
番地リスト60は復元プログラム503と外部のプログ
ラム(すなわち、非隠蔽プログラム500)との間で取
り決めた所定の位置に配置されていればよい。例えば、
相対番地リスト60の配置が、復元プログラム503の
先頭から100番地目でも200番地目でもよい。10
0番地目であれば、マイコン102は、復元プログラム
先頭番地708に100番地を加えることで、相対番地
リスト60を参照することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の実施の形
態によれば、隠蔽プログラムを含む制御プログラムを作
成でき、この制御プログラムを安全に復元して実行する
ことができる。制御プログラムの復元アルゴリズムは、
デバイスに組み込まれたハードウェアと制御プログラム
自身とで分担しているので、非常に高度なソフトウェア
技術を有した人物であっても、制御プログラムだけを解
析しただけでは分からない。用いるハードウェア(具体
的には、データ変換回路)は簡単な回路でも、暗号の解
読に対して充分な抵抗力を持つことができるので、隠蔽
すべき処理を全てのハードウェアで実現したり、もしく
は全てソフトウェアで実現するのに比較して、開発期間
および/またはコストおよび/または安全性の面で優れ
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるデバイスの構成の
一例を示すブロック図
【図2】データ変換回路の一例を示す回路図
【図3】隠蔽プログラムを含む制御プログラムの実行形
式の作成フローチャート
【図4】隠蔽プログラムに隠蔽された命令を実行するフ
ローチャート
【図5A】プログラム複製処理におけるプログラム領域
の配置図
【図5B】プログラム復元処理におけるプログラム領域
の配置図
【図5C】プログラム消去処理におけるプログラム領域
の配置図
【図6】復元プログラムの構造図
【図7】アドレス空間図
【符号の説明】
60 相対番地リスト 61,62 公開関数 63,64,65 内部関数 100 デバイス 102 マイコン 103 データ変換回路 104 プログラムメモリ 105 書換可能メモリ 106 その他の回路 107 内部バス 311 隠蔽対象プログラムソース 312 実行形式のバイナリデータ 313 逆変換済みのバイナリデータ 314 逆変換済みのバイナリデータを表現するデータ
配列 315 全プログラムソース 316 プログラムメモリに格納される実行形式のバイ
ナリデータ 317 隠蔽プログラム 500 非隠蔽プログラム 502 複製プログラム 503 復元プログラム 504 消去されたプログラム領域 700 アドレス空間 701 プログラムメモリ領域 702 書換可能メモリ領域
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 真司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B076 FC08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイコンの動作を制御する制御プログラ
    ムであって、データ変換回路によって復元可能な隠蔽プ
    ログラムと、非隠蔽プログラムとを含む、制御プログラ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記隠蔽プログラムを復元した復元プロ
    グラムは、 少なくとも1つの関数と、 該復元プログラム内における該少なくとも1つの関数の
    相対的な番地を示す相対番地リストと、を含み、 該相対番地リストは、前記復元プログラムの所定の位置
    に配置される、請求項1に記載の制御プログラム。
  3. 【請求項3】 マイコンと、 該マイコンの動作を制御する制御プログラムを格納する
    プログラムメモリであって、該制御プログラムは隠蔽プ
    ログラムと非隠蔽プログラムとを含む、プログラムメモ
    リと、 該プログラムメモリから複製された該隠蔽プログラムを
    格納する書換可能メモリと、 該書換可能メモリに格納された該隠蔽プログラムを復元
    プログラムに復元するデータ変換回路と、を備えるデバ
    イス。
  4. 【請求項4】 前記データ変換回路が誤り訂正回路とし
    て機能する、請求項3に記載のデバイス。
  5. 【請求項5】 前記復元プログラムは、 少なくとも1つの関数と、 該復元プログラム内における該少なくとも1つの関数の
    相対的な番地を示す相対番地リストと、 を含み、 該相対番地リストは、前記復元プログラムの所定の位置
    に配置される、請求項3に記載のデバイス。
  6. 【請求項6】 制御プログラムの作成方法であって、 該制御プログラムの一部の対象プログラムを制御対象の
    デバイスに備わるデータ変換回路の変換に対する逆変換
    を施し、該制御プログラムの一部に隠蔽プログラムを作
    成する、プログラム逆変換ステップと、 該隠蔽プログラムを含む該制御プログラムを、マイコン
    の動作を制御するためにプログラムメモリに格納するプ
    ログラム格納ステップと、を包含する、制御プログラム
    の作成方法。
  7. 【請求項7】 前記プログラム逆変換ステップは、 非隠蔽プログラムを作成するステップと、 前記隠蔽プログラムと該非隠蔽プログラムを関連付けて
    前記制御プログラムを合成するステップと、を包含す
    る、請求項6に記載の制御プログラムの作成方法。
  8. 【請求項8】 制御プログラムの動作方法であって、 該制御プログラムの一部である隠蔽プログラムをプログ
    ラムメモリから書換可能メモリに複製するプログラム複
    製ステップと、 該プログラム複製ステップにより複製された該隠蔽プロ
    グラムをデータ変換回路によって復元プログラムに復元
    するプログラム復元ステップと、 該制御プログラムに含まれる非隠蔽プログラムと、該復
    元プログラムとを実行するプログラム実行ステップと、
    を包含する、制御プログラムの動作方法。
  9. 【請求項9】 前記復元プログラムを前記書換可能メモ
    リから消去するプログラム消去ステップをさらに包含す
    る、請求項8に記載の制御プログラムの動作方法。
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