JP2001265317A - ビットマップフォント、ビットマップフォント作成方法および装置、専用フォント文字を用いた文書データ作成方法および装置並びに文字認識方法および装置 - Google Patents

ビットマップフォント、ビットマップフォント作成方法および装置、専用フォント文字を用いた文書データ作成方法および装置並びに文字認識方法および装置

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JP2001265317A JP2000082156A JP2000082156A JP2001265317A JP 2001265317 A JP2001265317 A JP 2001265317A JP 2000082156 A JP2000082156 A JP 2000082156A JP 2000082156 A JP2000082156 A JP 2000082156A JP 2001265317 A JP2001265317 A JP 2001265317A
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勉 黒瀬
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浩一 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書データの作成方法およびその復元方法に
おいて、印刷物でのみ文書情報を管理することができる
ようにする。 【解決手段】 文字パーツの少なくとも1つが、そのフ
ォント文字以外の全フォント文字を構成する全文字パー
ツのいずれとも異なる固有文字パーツを有する専用フォ
ント文字を用いて文書データにしたがって各文字を用紙
に印刷する。印刷物上の文字パーツを単位として固有文
字パーツであるか否かを照合・判定し、固有文字パーツ
に対応する文字を照合用テーブルから読み出して元の文
字を復元する。専用フォント文字は文字の認識性を損ね
るものではなく、印刷物を見ただけで文書内容を容易に
確認できる。また、文字の切出し処理を行なう必要性が
なく、文字の認識率を向上させることができ、結果とし
て、文書のデジタルデータを正確に復元でき、文書を印
刷物でのみ管理することができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビットマップフォ
ント、ビットマップフォントを作成する方法および装
置、ビットマップフォントを構成するフォント文字を用
いて文書を作成する方法および装置並びに前記フォント
文字を用いて作成された文書の文字を認識する方法およ
び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザがパーソナルコンピュータ
(以下パソコンという)やワードプロセッサ(以下ワー
プロという)で任意に作成した文書のデジタルデータ
(各文字の文字コードおよび印字位置の情報)を保管し
ておいたり、持ち運んだりすることができる記録媒体
(記憶媒体)として、フロッピー(登録商標)ディスク
やCD−ROMなどが広く知られている。この種の記録
媒体に記録されている文書の内容は、記録媒体に対応す
る装置、例えばFDドライブ装置やCD−ROMドライ
ブ装置などの読出装置を搭載したパソコンやワープロを
用いることで誤りなく復元させることができる。
【0003】ただし、保管状態にある多数の記録媒体の
中から、所望の文書を記録した媒体を見つけ出す(いわ
ゆる検索)ためには、パソコンやワープロを用いて、記
録されている文書をファイル名を頼りに順次読み出して
画面に表示して内容を確認する必要がある。しかしなが
ら、このような方法は、作業効率が悪いという問題点が
ある。
【0004】一方、持ち運び(ハンドリング)中の時間
を利用して文書の内容を確認するためには、記録媒体と
ともに表示部を有する携帯型の読出装置を持ち歩くか、
または該文書の印刷物(紙媒体)を持ち歩く必要があ
る。しかしながら、読出装置を持ち歩く方法では、見難
くない程度の表示画面を備えた装置にすると持ち運ぶの
に大きすぎたり重すぎたりするという問題があり、印刷
物を持ち歩く方法では、記録媒体と印刷物との両方を管
理(ファイル)する必要があり、二重管理が生じるとい
う問題点がある。
【0005】そこで、上述のような問題点を解決する一
方法として、文書を印刷物でのみハンドリングすること
とし、従来より提案されている種々の文字認識方法を用
いて、前記印刷物の文字を認識することで、文書のデジ
タルデータを復元するということが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の文字
認識方法では、100%の文字認識率を得ることは困難
であり、文書のデジタルデータを誤りなく復元できるも
のではなく(復元率が100%にならない)、文書を印
刷物でのみハンドリングするのでは文書管理の方法とし
ては必ずしも十分ではないという問題がある。
【0007】例えば、対象となる文書が、複数の文字パ
ーツからなる漢字を含んでいたり、全角文字と半角文字
とが混在していたりするようなものである場合、文字認
識の前工程として行なう文字の切出し処理の際に1文字
を誤りなく切り出すことができず、切出し処理を誤るこ
とによって文字認識率が低下してしまう虞れがある。特
に漢字は、1文字が複数の分離された偏(へん)や旁
(つくり)などと呼ばれる部首から構成され、異なる文
字において共通の部首が使われていたり、部首それ自体
が単体で特定の文字を表すことがあったり、また例え
ば、‘一’は漢数字の“三”の一部でもあるが‘一’そ
のものでもあるように、文字パーツそれ自体が単体で特
定の文字を表すこともあるために、切出し処理を誤りや
すい。
【0008】なお、文字の切出しの精度を上げるための
方法も種々提案されてはいるが、その方法は、膨大なメ
モリが必要であったり、処理時間が長くなったりすると
いう問題点がある。
【0009】つまり、文書内容の確認や検索が容易にで
き、またデジタルデータを誤りなく復元でき、さらに、
二重管理という問題を生じることがない文書管理方法は
いまだ確立されていないのが実状である。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、上述した従来の問題点を解決することのできる文
書管理方法を実現するのに好適なビットマップフォント
を提供するとともに、該ビットマップフォントを作成す
る方法および装置、ビットマップフォントを構成する専
用フォント文字を用いて文書を作成する方法および装置
並びに前記専用フォント文字を用いて作成された文書の
文字を認識する方法および装置を提供することを目的と
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるビットマッ
プフォントは、多数の専用フォント文字から構成された
ビットマップフォントであって、各専用フォント文字に
ついて、該専用フォント文字を構成する文字パーツの少
なくとも1つが、該専用フォント文字以外の全専用フォ
ント文字を構成する全文字パーツのいずれとも異なる固
有文字パーツであることを特徴とするものである。
【0012】ここで「文字パーツ」とは、文字成分を担
持する画素(例えば黒画素)が所定範囲(例えば8近傍
画素)内で互いに連結している画素の群からなるものを
意味し、漢字における偏や旁などの部首とは異なるもの
である。なお、本願発明における「文字」は、図形や記
号も含むものとする。
【0013】「ビットマップフォント(bit-mapped fon
t) 」とは、文字(記号や図形も含む;以下同様)の情
報を、そのままの形状でドット表現した方式のフォント
であり、文字の情報をコード化してなるコード化フォン
トと対応するものである。
【0014】なお「専用フォント文字」の「専用」は、
後述する「基礎フォント文字」の「基礎」との対比のた
めに用いたものであって、「専用フォント文字」は、必
ずしも、後述する文書データ作成方法および装置並びに
文字認識方法および装置にのみ利用することができると
いうものではなく、該専用フォント文字を従来のフォン
ト文字に置き換えて、文書作成などに利用してもかまわ
ない。
【0015】本発明によるビットマップフォント作成方
法は、上記ビットマップフォント、具体的には前記固有
文字パーツを有する専用フォント文字のビットマップを
作成する方法であって、基礎ビットマップフォントを構
成する基礎フォント文字を予め用意し、該基礎フォント
文字を構成する文字パーツのビットマップに対して、下
記1)〜4)のいずれかの方法による変形を加えること
により固有文字パーツを生成して、該固有文字パーツを
有する専用フォント文字のビットマップを作成すること
を特徴とするものである。
【0016】1)黒画素を付加する方法 2)前記文字パーツを構成する黒画素を白画素に変更す
る方法 3)前記文字パーツを構成する黒画素を8近傍画素にシ
フトさせる方法 4)1)〜3)のうち少なくとも2つの組み合わせによ
る方法 ここで「基礎フォント」とは、固有文字パーツを有する
多数の専用フォント文字からなる本願発明に係るビット
マップフォント以外のフォントであって、例えば従来の
より通常用いられているフォントが相当する。
【0017】上記において、黒画素あるいは白画素とい
ったのは、文字成分が黒画素で表される黒文字のときを
前提として表現したものであり、黒文字を反転した白抜
き文字の場合には、上記黒画素あるいは白画素をそれぞ
れ反対にして考えるとよく、本願発明には、この白抜き
文字の態様も含まれるものとする。
【0018】上記ビットマップフォント作成方法におい
て、基礎ビットマップフォントが予め得られていないと
きには、コード化フォントを構成するフォント文字のビ
ットマップを作成してこの基礎ビットマップフォントを
得るとよい。
【0019】ここで「コード化フォント」とはビットマ
ップフォント以外のフォントを代表して記述したもので
あり、ビットマップフォント以外のフォントである限
り、必ずしもコード化フォントのみに限定されるもので
はない。
【0020】本発明による文書データ作成方法は、上記
ビットマップフォントを構成する専用フォント文字のビ
ットマップデータを用いて文書のビットマップデータを
作成することを特徴とするものである。なお、「文書」
とは、少なくとも1つの文字からなる文字列を意味す
る。
【0021】上記文書データ作成方法においては、文書
を構成する各文字に対応する専用フォント文字の各ビッ
トマップを、該ビットマップの基準点を各文字の文字位
置基準点に対応させて順次配置することにより、文書の
ビットマップを作成するものとするのが望ましい。
【0022】ここで「ビットマップの基準点を各文字の
文字位置基準点に対応させて順次配置する」とは、要す
るに、印刷用紙上などの文字出力物上において、ワープ
ロなどで作成した文書の文字レイアウトと同じになるよ
うに、各文字に対応する専用フォント文字を順に出力
(例えば印刷)することを意味する。
【0023】本発明による文字認識方法は、上記ビット
マップフォントを構成する専用フォント文字のビットマ
ップを用いて作成された文書のビットマップから文字を
認識する文字認識方法であって、ビットマップフォント
を構成する各専用フォント文字の固有文字パーツと該固
有文字パーツに対応する文字とを対応づけてなる文字パ
ーツ照合用テーブルを予め用意し、文書のビットマップ
から文字パーツを抽出し、抽出した文字パーツのビット
マップと固有文字パーツのビットマップとを照合して、
該抽出した文字パーツが固有文字パーツであるか否かを
判定し、抽出した文字パーツが固有文字パーツであると
きには、該固有文字パーツに対応する文字を文字パーツ
照合用テーブルから読み出すことを特徴とするものであ
る。
【0024】ここで固有文字パーツと固有文字パーツに
対応する文字とを対応づける方法は、少なくとも固有文
字パーツのみに基づいて対応する元の文字を復元するこ
とができる方法であればよく、例えばビットマップや文
字コードなどを間に介在させる方法を用いてもよい。
【0025】上記文字認識方法においては、さらに固有
文字パーツに対応する文字の基準点を示す情報を固有文
字パーツ相対位置データとして文字パーツ照合用テーブ
ルに予め格納しておき、抽出した文字パーツが固有文字
パーツであるときには、該当する(該固有文字パーツに
対応する文字の)固有文字パーツ相対位置データを文字
パーツ照合用テーブルから読み出して、該読み出した基
準点の、前記文書のビットマップ上における位置に応じ
て、文字パーツ照合用テーブルから読み出した固有文字
パーツに対応する文字を配置するのが望ましい。
【0026】ここで「読み出した基準点の、前記文書の
ビットマップ上における位置に応じて、文字パーツ照合
用テーブルから読み出した固有文字パーツに対応する文
字を配置する」とは、文書のビットマップ上つまり文字
出力物上における専用文字パーツの基準点と固有文字パ
ーツに対応する文字の基準点を対応づけて文書データを
復元することを意味し、要するにワープロなどのデータ
上において、復元した文書の文字レイアウトが元の文書
の文字レイアウトと同じになるように、各固有文字パー
ツに対応する各文字のビットマップデータを配置するこ
とを意味する。
【0027】本発明によるビットマップフォント作成装
置は、上記ビットマップフォントを作成する装置であっ
て、基礎ビットマップフォントを構成する基礎フォント
文字のビットマップデータを記憶する基礎フォント文字
記憶手段と、基礎フォント文字記憶手段から基礎フォン
ト文字のビットマップデータを読み出して、該読み出し
たビットマップデータが表す基礎フォント文字を構成す
る文字パーツのビットマップに対して、下記1)〜4)
のいずれかの方法による変形を加えることにより固有文
字パーツを生成して、該固有文字パーツを有する専用フ
ォント文字のビットマップを作成する専用フォント文字
作成手段とを備えてなることを特徴とするものである。
【0028】1)黒画素を付加する方法 2)前記文字パーツを構成する黒画素を白画素に変更す
る方法 3)前記文字パーツを構成する黒画素を8近傍画素にシ
フトさせる方法 4)1)〜3)のうち少なくとも2つの組み合わせによ
る方法 上記ビットマップフォント作成装置においては、コード
化フォントを構成するフォント文字のビットマップを作
成して基礎ビットマップフォントを生成する基礎ビット
マップフォント生成手段を備えたものとするのが望まし
い。
【0029】本発明による文書データ作成装置は、専用
フォント文字を用いて文書のビットマップデータを生成
する装置であって、上記ビットマップフォントを構成す
る多数の専用フォント文字の各ビットマップデータを記
憶する専用フォント文字記憶手段と、文書を構成する各
文字に対応する専用フォント文字の各ビットマップデー
タを専用フォント文字記憶手段から読み出して、該読み
出した専用フォント文字のビットマップデータを用いて
文書のビットマップデータを作成する文書ビットマップ
データ作成手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0030】上記文書データ作成装置においては、文字
パーツ照合用テーブルを、さらに固有文字パーツに対応
する文字の基準点を示す情報を固有文字パーツ相対位置
データとして格納するものとし、文書ビットマップデー
タ作成手段を、抽出した文字パーツが固有文字パーツで
あるときには、該当する固有文字パーツ相対位置データ
を文字パーツ照合用テーブルから読み出して、該読み出
した基準点の、文書のビットマップ上における位置に応
じて、文字パーツ照合用テーブルから読み出した固有文
字パーツに対応する文字を配置するものとするのが望ま
しい。
【0031】本発明による文字認識装置は、上記ビット
マップフォントを構成する専用フォント文字のビットマ
ップを用いて作成された文書のビットマップから文字を
認識する文字認識装置であって、ビットマップフォント
を構成する各専用フォント文字の固有文字パーツと該固
有文字パーツに対応する文字とを対応づけてなる文字パ
ーツ照合用テーブルと、文書のビットマップから文字パ
ーツを抽出し、抽出した文字パーツのビットマップと、
固有文字パーツのビットマップとを照合して、抽出した
文字パーツが固有文字パーツであるか否かを判定する固
有文字パーツ判定手段と、抽出した文字パーツが固有文
字パーツであると判定されたとき、固有文字パーツに対
応する文字を文字パーツ照合用テーブルから読み出す文
字読出手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0032】上記文字認識装置においては、文字パーツ
照合用テーブルを、固有文字パーツに対応する文字のビ
ットマップの基準点を示す情報を固有文字パーツ相対位
置データとして予め格納することにより、固有文字パー
ツのビットマップと該固有文字パーツに対応する文字の
文字位置基準点とを対応づけるものとし、文字読出手段
を、抽出した文字パーツが固有文字パーツであるときに
は、該当する固有文字パーツ相対位置データを文字パー
ツ照合用テーブルから読み出して、該読み出した基準点
の、文書のビットマップ上における位置に応じて、文字
パーツ照合用テーブルから読み出した固有文字パーツに
対応する文字を配置するものとするのが望ましい。
【0033】
【発明の効果】本発明によるビットマップフォントによ
れば、該ビットマップフォントを構成する専用フォント
文字は、それぞれ前記固有文字パーツを有するので、こ
の専用フォント文字を用いて文書の各文字を用紙に印刷
し、印刷された各文字を読み取って文字認識して元の文
書を復元するという方法を取るに際して、好適なビット
マップフォントにすることができ、結果として、文書を
印刷物でのみ管理するという文書管理方法を確立するこ
とができる。
【0034】具体的には、基礎フォント文字が固有文字
パーツを有していないときには、基礎フォント文字の文
字パーツを上記方法を用いて変形して固有文字パーツを
生成し、この固有文字パーツを有する専用フォント文字
を得、この専用フォント文字を用いてワープロなどで作
成した文書データにしたがって各文字を用紙に印刷する
などすれば、専用フォント文字は基礎フォント文字の形
状を多少変形したか若しくはそのままの形状であるの
で、文字の認識性を損ねるものではなく、印刷物などを
見ただけで、ユーザは元の文書の内容を容易に確認でき
る。また、保管状態にあったり持ち運び中であったりし
ても、印刷物を確認するだけでよく、特定の装置を用い
て文書内容を読み出す必要がない。
【0035】一方、印刷物などから元のデータを復元す
るに際して、文字パーツを単位として固有文字パーツで
あるか否かを照合・判定し、専用フォント文字が有する
固有文字パーツに対応する文字を照合用テーブルから読
み出す、換言すれば、固有文字パーツにのみ基づいて元
の文字を復元するようにすれば、従来の文字認識技術に
おいて誤認識の原因となる文字の切出し処理を行なう必
要性がなく、文字の認識率を向上させることができ、結
果として、文書のデジタルデータを正確に復元させるこ
とができる。
【0036】また、専用フォント文字のビットマップの
基準点を各文字の文字位置基準点に対応させて順次配置
する、つまり、印刷用紙上などの文字出力物上におい
て、文書の文字レイアウトと同じになるように各文字に
対応する専用フォント文字を順に出力すれば、ワープロ
などで作成した文書の元データと同じレイアウトで文書
内容を確認することができる。
【0037】また、このような印刷物を読み取って得た
固有文字パーツに対応する文字のビットマップの基準点
を各文字の文字位置基準点に対応させて順次配置する、
つまり復元した文書の文字レイアウトが元の文書の文字
レイアウトと同じになるように、各固有文字パーツに対
応する各文字のビットマップデータを配置すれば、復元
されたデジタルデータに基づいて再出力した画像上や印
刷物上においても、元の文書とほぼ同じレイアウトでそ
の内容を確認することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0039】図1は本発明の実施の形態によるビットマ
ップフォント作成方法を実施する装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0040】図1に示すように、このビットマップフォ
ント作成装置1は、基礎ビットマップフォントを構成す
る基礎フォント文字のビットマップデータを記憶する基
礎フォント文字記憶手段10と、読み出したビットマッ
プデータが表す基礎フォント文字の、該基礎フォント文
字を構成する文字パーツのビットマップに対して、後述
する種々の方法を用いて変形を加えることにより固有文
字パーツを生成して該固有文字パーツを有する専用フォ
ント文字のビットマップを作成する専用フォント文字作
成手段11とを備えている。
【0041】ここで、専用フォント文字は、文字パーツ
(本実施の形態では8近傍画素において隣接している黒
画素群;他の基準を用いてもよい)の少なくとも1つ
が、ビットマップフォントの全文字中で唯一の形状、す
なわちこの文字パーツによって該文字パーツを含む文字
を特定することができる固有の形状をなす固有文字パー
ツを有するものである。
【0042】この固有形状は、従来のフォント文字の文
字パーツ自体が固有の形状をなしている場合もあるが、
そうでないときには、従来のフォント文字を基礎フォン
ト文字としてビットマップ化した後に、所定の文字パー
ツを選択し、この文字パーツに後述する種々の方法を用
いて微小変形を加えることで作成することができる。こ
のような微小変形は元の文字の印象を大きく損なわない
程度のものであるので、この専用フォント文字を見れば
元の文字を容易に認識することができ、この専用フォン
ト文字を用いて作成された文書のビットマップデータに
基づいて出力される印刷物を見るだけで、ユーザは元の
文書内容を容易に確認できる。また、後述するように、
該印刷物に基づいて復元される文字の認識率もほぼ10
0%にできるから、結果として、該印刷物を見るだけで
復元される文書の内容を認識することもできる。
【0043】次に、ビットマップフォント作成装置1に
よるビットマップフォントの作成方法、つまりビットマ
ップフォントを構成する多数の専用フォント文字を作成
する方法について、図2および図3(図2の続き)に示
すフローチャートを参照して説明する。なお、図中、ス
テップ番号にはS印を付す。
【0044】1)専用フォント文字作成手段11は、先
ず、基礎フォント文字記憶手段10に格納されている、
専用フォント文字の基礎となる特定のフォント(基礎フ
ォント)、サイズ、およびスタイルを有する一般的な文
字である基礎フォント文字のセット(フォントデータ)
から、任意の1文字のデータを選択して読み出す(ステ
ップ1)。
【0045】本実施の形態においては、基礎フォント文
字のセットとして、ひらがな、カタカナ、漢字を含み、
文字サイズは7×7画素(ピクセル)、スタイルはノー
マルのゴシックフォントの文字からなるものを使用して
いる。また、本実施の形態においては、ステップ1にお
ける文字選択を、文字コードの小さい順に行なうように
している。
【0046】図4(a1)(b1)(c1)に、基礎フ
ォント文字のビットマップデータの一例を示す。
【0047】なお、基礎フォントがビットマップフォン
トでないときには、基礎ビットマップフォント生成手段
を設けて、コード化フォントを構成するフォント文字の
形状そのものが表されるように予めドット化(ビットマ
ップ化)して基礎ビットマップフォントを生成し、生成
した基礎ビットマップフォントを基礎フォント文字記憶
手段10に格納しておくとよい。
【0048】2)選択された基礎フォント文字のビット
マップデータから、文字パーツを抽出し、順次文字パー
ツ番号を付与する(ステップ2)。
【0049】例えば、図4(a1)(b1)(c1)に
示すように、文字コードiに対応する基礎フォント
文字「一」からは1つ(文字パーツ番号:j00)、文
字コードiに対応する基礎フォント文字「二」から
は2つ(文字パーツ番号:j 10、j11)、文字コー
ドiに対応する基礎フォント文字「三」からは3つ
(文字パーツ番号:j20、j21、j22)の文字パ
ーツがそれぞれ抽出される。
【0050】さらに、基礎フォント文字の文字コード
と、ステップ2において抽出された文字パーツ数、各文
字パーツに付与された文字パーツ番号およびビットマッ
プデータとの対応関係を示す情報テーブルを作成する
(ステップ3)。また、このとき、固有文字パーツ判定
フラグを「0(固有文字パーツでないことを意味す
る)」に初期化しておく。作成した情報テーブルの一例
を図5に示す。なお、上記対応関係は、図5中の項目
(a)〜(d)、および(f)に相当する。
【0051】3)ステップ1〜3までの処理を全ての基
礎フォント文字に対して行なう(ステップ4)。
【0052】4)全ての基礎フォント文字に対する情報
テーブルの作成が終了した後、基礎フォント文字のセッ
トから1文字を選択する(ステップ5)。
【0053】5)選択された基礎フォント文字の文字パ
ーツを1つ選択する(ステップ6)。本実施の形態にお
いては、この選択を、文字パーツ番号の小さい順に行な
うようにしている。
【0054】さらに、選択された文字パーツのビットマ
ップデータを、図5に示す情報テーブルに格納されてい
る、該文字パーツを除く全ての文字パーツのビットマッ
プデータと比較し、黒画素群の配置が完全に一致してい
る文字パーツの個数(以下同一形状文字パーツ数とい
う)Nを抽出する(ステップ7)。
【0055】さらに、同一形状文字パーツ数Nの情
報を、情報テーブルに追加する(ステップ8)。この同
一形状文字パーツ数Nの情情は、図5に示す情報テ
ーブルの項目(e)に相当する。
【0056】6)ステップ6〜8までの処理を、選択さ
れた基礎フォントの全ての文字パーツに対して行なう
(ステップ9)。次いで、ステップ5〜9までの処理
を、全ての基礎フォント文字に対して行なう(ステップ
10)。
【0057】7)全ての基礎フォント文字に対する情報
テーブルへの情報追加が終了した後、基礎フォント文字
のセットから1文字を選択する(ステップ11)。
【0058】8)選択された基礎フォント文字が、固有
形状の文字パーツ、具体的には同一形状文字パーツ数N
=0である文字パーツを有しているか否かを、図5
に示す情報テーブルに格納されている同一形状文字パー
ツ数Nの情報に基づいて判定する(ステップ1
2)。
【0059】9)ステップ12において、固有形状の文
字パーツを有していると判定された場合は、文字特定用
の文字パーツ(本発明の固有文字パーツに相当)の設定
を行なう(ステップ13)。
【0060】具体的には、基礎フォントが固有形状の文
字パーツを1つ有している場合、その文字パーツを固有
文字パーツに設定し、固有文字パーツ判定フラグを
「1」に修正する。例えば、図4(c2)に示すよう
に、基礎フォント文字「三」については、番号j20
文字パーツを固有文字パーツに設定する。
【0061】一方、基礎フォント文字が固有形状の文字
パーツを複数有している場合は、それらのうちの1つを
固有文字パーツに設定する。本実施の形態においては、
文字パーツ番号が小さいものを、固有文字パーツに設定
するようにしている。
【0062】さらに、各文字パーツが固有文字パーツで
あるか否かを示す情報である固有文字パーツ判定フラグ
とともに、固有文字パーツであるものについては文字位
置基準点の座標の復元を可能にする固有文字パーツ相対
位置データを、図5に示す情報テーブルの項目(g)に
追加する(ステップ14)。本実施の形態においては、
図4(c2)中●で示す文字位置基準点の座標に対す
る、同図中△で示す固有文字パーツの外接四角形bにお
ける左上頂点画素の座標の相対的位置情報を固有文字パ
ーツ相対位置データとしている。ここで、図5の項目
(g)のデータ(x,y)において、xは主走査方向の
相対位置、yは副走査方向の相対位置を示している。
【0063】なお、図5の項目(g)の< >内に記載
されたデータは、ステップ12において、固有文字パー
ツの設定が行なわれなかった文字パーツの固有文字パー
ツ相対位置データを参考値として示したものである。こ
のデータは必ずしもここで求めておく必要はない。
【0064】10)一方、ステップ12において、固有
形状の文字パーツを有していないと判定された文字につ
いては、いずれかの文字パーツを、変形用文字パーツに
設定する(ステップ16)。本実施の形態においては、
同一形状文字パーツ数Nの最も少ない文字パーツを優
先的に変形用文字パーツに設定するようにしている。た
だし、同一形状文字パーツ数Nの最も少ない文字パ
ーツが複数存在する場合は、文字パーツ番号が小さいも
のを変形用文字パーツに設定するようにしている。
【0065】さらに、ステップ16において設定された
変形用文字パーツに対し、変形可能画素を抽出して所定
の変形を施す(ステップ17,18)。ここで、変形の
方法としては、変形用文字パーツへの黒画素の付加(方
法A)、変形用文字パーツを構成する黒画素の白画素へ
の変更(方法B)、変形用文字パーツを構成する黒画素
の8近傍画素へのシフト(方法C)およびこれらのうち
少なくとも2つの組み合わせによるもの(方法D)など
があげられる。それぞれの変形方法における変形可能画
素としての条件は、以下に示す通りである。なお、本実
施の形態においては、1画素単位での変形を優先的に行
なうことで、基礎フォント文字の印象が大きく損なわれ
ないようにしている。また、抽出された変形可能画素の
うち、座標がラスター順で小さいものから、黒画素への
変更、白画素への変更または8近傍画素へのシフトを行
なうようにしている。
【0066】図6を参照して、方法A〜Bについての変
形可能画素の条件を示す。
【0067】<方法A>(図6(a)参照) a)文字サイズに固有の領域a内の白画素 b)変形用文字パーツに8近傍画素において隣接してい
る白画素 c)他の文字パーツに8近傍画素において隣接していな
い白画素
【0068】<方法B>(図6(b)参照) 白画素への変更により変形用文字パーツを複数のパーツ
に分離させることがない該変形用文字パーツを構成する
黒画素
【0069】<方法C>(図6(c)参照) a)シフトさせても文字サイズに固有の領域a内にある
変形用文字パーツを構成する黒画素 b)シフトさせても変形用文字パーツを複数のパーツに
分離させることがない該変形用文字パーツを構成する黒
画素 c)シフトさせても他の文字パーツに8近傍画素におい
て隣接することがない変形用文字パーツを構成する黒画
【0070】例えば、基礎フォント文字「一」について
は、番号j00の文字パーツを変形用文字パーツに設定
し、方法Aを用いて、図4(a2)の△で示す画素が黒
画素となるようにビットマップデータを変形する。
【0071】また、基礎フォント文字「一」について
は、番号j10の文字パーツを変形用文字パーツに設定
し、方法Aを用いて、図4(b2)の△で示す画素が黒
画素となるようにビットマップデータを変形する。
【0072】11)変形用文字パーツの変形後のビット
マップデータと、図5に示す情報テーブルに格納されて
いる全ての文字パーツのビットマップデータとを比較
し、固有形状であるか否かを判定する(ステップ1
9)。固有形状であると判定された場合は、この変形用
文字パーツを固有文字パーツに設定する。具体的には、
情報テーブルの、文字パーツのビットマップデータ、同
一形状文字パーツ数および固有文字パーツ判定フラグの
情報をそれぞれ変形後のものに修正する、つまり同一形
状文字パーツ数Nを「0」にし、固有文字パーツ判
定フラグを「0」から「1」に修正するとともに、変更
後のビットマップデータに基づく固有文字パーツ相対位
置データをステップ14と同様にして項目(g)に追加
する。
【0073】一方、固有形状でないと判定された場合
は、ステップ17からステップ19までの処理を、変形
の処理方法を変えて、変形用文字パーツの変形後の形状
が固有であると判定されるまで繰り返し行なう。なお、
設定された変形用文字パーツに上記方法A〜Dを用いて
変形を施しても固有形状とならない場合は、変形用文字
パーツを他の文字パーツに設定し直して、同様にステッ
プ17からステップ19までの処理を行なう(ステップ
20)。
【0074】12)ステップ11以降の処理を、全ての
基礎フォント文字に対して行なう(ステップ15)。
【0075】13)各フォント文字について、設定され
た固有文字パーツを用いて専用フォント文字を作成す
る。具体的には、基礎フォント文字の固有文字パーツに
設定される文字パーツ番号部分は設定された固有文字パ
ーツを用い、それ以外は基礎フォント文字の文字パーツ
そのものを用いてビットマップデータを作成する。
【0076】これにより、文字位置基準点の座標が基礎
フォント文字の文字位置基準点の座標と同じ専用フォン
ト文字のセットであるフォントデータが作成される。作
成されたフォントデータは、例えばCD−ROMなどの
コンピュータ読取り可能な媒体に記録して配布するとよ
い。図4(a3)(b3)(c3)に、漢数字「一」、
「二」、「三」についての専用フォント文字のビットマ
ップデータを示す。
【0077】このように、上記方法を用いれば、簡単な
方法で専用フォント文字のビットマップデータを作成す
ることができる。
【0078】次に、上述のようにして作成された専用フ
ォント文字からなるビットマップフォントを用いて文書
のビットマップデータを作成する、本発明に係る文書デ
ータ作成部を備えた文書作成装置、および文書作成装置
により作成、出力された印刷物から文書のデジタルデー
タを復元する、本発明に係る文字認識部を備えた文書復
元装置の一実施の形態について説明する。なお、この文
書作成装置と文書復元装置とを合わせて、紙によるデジ
タル・インターフェース・システム(以下紙DIFシス
テムという)という。
【0079】図7は文書作成装置の概略構成を示すブロ
ック図、図8は文書復元装置の概略構成を示すブロック
図、図9はパソコンやワープロなどで作成された文書原
稿の一例を示す図である。
【0080】文書作成装置2は、図7に示すように、文
字情報抽出手段20と、専用フォント文字記憶手段31
および文書ビットマップデータ作成手段32からなる文
書データ作成部30と、プリンタなどの画像出力手段4
0とから構成されており、ユーザがパソコンやワープロ
で任意に作成した文書の各文字の文字情報のうち、文字
コードおよび文字位置基準点の座標に応じて、専用フォ
ント文字を用いて文書の印刷物50を作成し、出力する
ものである。
【0081】文書データ作成部30を構成する専用フォ
ント文字記憶手段31には、上述したビットマップフォ
ント作成装置1により作成された専用フォント文字のビ
ットマップデータ(フォントデータ)を格納するもので
ある。なお、このデータの入手に際しては、例えば専用
フォント文字のセットを記録したCD−ROMなどの媒
体を不図示の読取装置で読み取って、読み取ったデータ
を専用フォント文字記憶手段31に記憶させるとよい。
【0082】文書データ作成部30を構成する文書ビッ
トマップデータ作成手段32は、ユーザがパソコンやワ
ープロで任意に作成した文書の各文字の文字情報のうち
の文字コードに応じて専用フォント文字記憶手段31に
記憶されている所定の専用フォント文字のビットマップ
データを読み出し、この読み出した専用フォント文字の
ビットマップデータを、各文字の文字情報のうち文字位
置基準点の座標に応じて、元の文書の大きさに対応する
全画素が白のデジタル画像の所定の位置に貼り付けるこ
とによって、専用フォント文字を用いた文書のビットマ
ップデータを作成するものである。
【0083】ここで、文字位置基準点の座標としては、
文字サイズに応じて固有な領域内の所定の座標とすれば
よく、本例においては、図9中●で示す、各文字の周囲
に点線を付した矩形領域a内の左上頂点画素の座標とす
る。なお、これに限らず、文字の基準位置を定めること
ができるかぎり、その他の座標を文字位置基準点の座標
としてもよい。
【0084】文書復元装置3は、図8に示すように、ス
キャナなどの画像入力手段60と、文書ビットマップデ
ータ抽出手段70と、文字パーツ判定手段81、文字パ
ーツ照合用テーブル82、および文字読出手段83から
なる文字認識部80と、ラスタライザ手段90とから構
成されており、上記文書作成装置2により作成、出力さ
れた印刷物50から、元の文書のデジタルデータをパソ
コンやワープロ上で復元させるものである。
【0085】文字認識部80を構成する文字パーツ照合
用テーブル82には、専用フォント文字のセットに含ま
れている全ての文字パーツのビットマップデータが、重
複することなく、文字を特定可能な固有の形状を有する
か否かを示す情報である固有文字パーツ判定フラグとと
もに格納されている。また、文字を特定可能な固有の形
状を有する文字パーツ(固有文字パーツ)については、
所定の文字コードおよび文字位置基準点の座標に対する
該固有文字パーツの相対的位置情報である固有文字パー
ツ相対位置データが格納されている。文字パーツ照合用
テーブル82の一例を図10に示す。
【0086】文字認識部80を構成する文字パーツ判定
手段81は、専用フォント文字を用いた文書のビットマ
ップデータから、文字パーツを抽出し、抽出した文字パ
ーツのビットマップデータと、文字パーツ照合用テーブ
ル82に格納されている文字パーツのビットマップデー
タとの照合を行ない、抽出された文字パーツが固有文字
パーツであるか否かを判定するものである。なお、ここ
で使用する文書のビットマップデータは、印刷物50を
画像入力手段60で読み込み、文書ビットマップデータ
抽出手段70で文書部分のビットマップデータを抽出す
ることによって得られる。
【0087】文字認識部80を構成する文字読出手段8
3は、抽出された文字パーツが固有文字パーツであると
判定されたとき、固有文字パーツに対応する文字コード
および固有文字パーツ相対位置データを文字パーツ照合
用テーブル82から読み出すものである。
【0088】次に、文書作成装置2および文書復元装置
3からなる紙DIFシステムの作用について説明する。
【0089】文書作成装置2では、以下のようにして専
用フォント文字を用いて文書の印刷物50が出力され
る。
【0090】1)先ず文字情報抽出手段20により、ユ
ーザがパソコンやワープロで任意に作成した文書の各文
字の文字情報のうち、文字コードおよび文字位置基準点
の座標を抽出する(図9参照)。
【0091】2)次に文書ビットマップデータ作成手段
32において、各文字の文字コードに応じて、専用フォ
ント文字記憶手段31に記録されている所定の専用フォ
ント文字のビットマップデータを順次読み出す。そし
て、文書の各文字の文字位置基準点が配される用紙上の
位置に該文字に対応する専用フォント文字の文字位置基
準点が配されるように、元の文書の大きさに対応する全
画素が白のデジタル画像の所定の位置に、読み出した専
用フォント文字のビットマップデータを順次貼り付け
る。これにより、専用フォント文字を用いた文書のビッ
トマップデータD1が作成される。
【0092】3)画像出力手段40は、専用フォント文
字を用いた文書のビットマップデータD1に基づいて文
書の印刷物50を100dpiで出力する。これによ
り、パソコンなどで作成した文書の元データと同じレイ
アウト(文字位置)で専用フォント文字が印刷される。
【0093】なお、本実施の形態においては、後述する
文書復元装置3の文書ビットマップデータ抽出手段70
によって文書ビットマップデータを正確に抽出すること
ができるように、文書の画像領域サイズおよび解像度に
応じたスケール枠55を用紙の縁から数ミリ内側にかけ
て印刷するようにしている。図11に、このスケール枠
55付きの専用フォント文字を用いた文書の印刷物50
の一例を示す。なお、スケール枠に限らず、その他の基
準位置を示す文字や記号を印刷するようにしてもよい。
【0094】図11から判るように、専用フォント文字
の一部(図では「一」や「二」)については元の文字
(基礎フォント文字)に比べて形状が多少変形されてい
るが、文字の認識性を損ねるものではなく、この印刷物
50を見ただけで、ユーザは元の文書の内容を容易に確
認できる。また、パソコンなどで作成した文書の元デー
タと同じ位置に各文字が印刷されるので、元データと同
じレイアウトで文書内容を確認することができる。
【0095】したがって、文書情報をFDなどに記録し
て保存する形態をとれば文書内容の確認のための装置が
必要とされるのに対して、本発明によれば、保管状態に
あったり持ち運び中であったりしても、特定の装置を用
いることなく、紙出力のみで文書の内容をユーザが認識
できる。
【0096】一方文書復元装置3では、以下のようにし
て専用フォント文字を用いた文書の印刷物50から元の
文書のデジタルデータD1が復元される。
【0097】1)画像入力手段60により、専用フォン
ト文字を用いた文書の印刷物50を400dpiの多値
画像データとして読み込む。また、文書ビットマップデ
ータ抽出手段70により、この多値画像データから、該
印刷物50のスケール枠55内に存在する100dpi
の文書ビットマップデータを抽出する。
【0098】なお、画像入力手段60による印刷物50
の読み込みの際には、印刷物50の文字レイアウトに合
わせて読み込むようにする。具体的には、図11に示す
印刷物50を読み込む場合には、印刷物50の左上を走
査原点として、右方向を主走査方向、下方向を副走査方
向として読み取ることとする。読取り方向がこれとは異
なる場合には、画像データ上で適当な回転処理を行った
後に後述する各処理を行なうようにする。
【0099】なお、本実施の形態においては、上述のよ
うに印刷物50にはスケール枠55が印刷されている。
スケール枠55と印刷文字との相対位置は原稿画像を忠
実に再現するものであり、印刷物が多少天地左右にずれ
て画像入力手段60により斜めに読み取られても、周知
の位置ズレ補正方法を用いてこの相対位置に基づいて画
像データ上で位置ズレを補正することにより、位置ズレ
のない文書ビットマップデータを抽出することができ、
結果として正確な文字認識が可能となる。つまり、スケ
ール枠55は文書ビットマップデータを抽出する際の位
置決め用のデータとして機能するものである。
【0100】2)文字パーツ判定手段81により、全て
の文字パーツを抽出し、抽出した各文字パーツのビット
マップデータを、文字パーツ照合用テーブル82に記録
されている文字パーツのビットマップデータと照合し、
固有文字パーツ判定フラグの情報から各文字パーツが固
有文字パーツであるか否かを判定する。なお、本実施の
形態においては、この照合の際に、一般的に知られてい
るハッシュ法を採用している(例えば、「アルゴリズム
C」 第2巻:R.セジウィック著:近代科学社を参
照)。勿論、ハッシュ法以外の方法を用いて照合しても
かまわない。
【0101】3)文字読出手段83は、固有文字パーツ
でないと判定されたものについては無視する。これによ
り、同じ形状を有する文字パーツについては、文字コー
ドが対応づけられていないから、不要な文字が復元され
ることはない。
【0102】一方、固有文字パーツであると判定された
ものについては、文字パーツ照合用テーブル82から固
有文字パーツに対応する文字コードおよび固有文字パー
ツ相対位置データを読み出す。さらに、この固有文字パ
ーツ相対位置データに基づいて、文字位置基準点の座標
を復元する。具体的には、図12に示すように、図中△
で示す固有文字パーツの外接四角形bにおける左上頂点
画素の画像データ上(ラスタ上)における主走査方向お
よび副走査方向の各位置(座標)と、固有文字パーツ相
対位置データが示す相対位置情報とに基づいて、図中a
で示す矩形領域の左上部の●で示す文字位置基準点の、
画像データ上(ラスタ上)における主走査方向および副
走査方向の各位置を求める。これにより文字位置基準点
の座標が復元される。
【0103】4)ラスタライザ手段90により、求めら
れた文字位置基準点の座標の画像データ上(ラスタ上)
における走査位置の走査順(ラスター順)で小さいもの
から順に、文字コードを並べる。
【0104】これにより、文字コードの記述からなる、
元の文書のデジタルデータを、パソコンやワープロ上で
正確に復元させることができる。つまり、文字(本例で
は文字コード)の復元は専用フォント文字中の固有文字
パーツのみに基づいて行っており、しかも専用フォント
文字の形状そのものではなく、文字パーツを単位として
固有文字パーツであるか否かを照合・判定し、固有文字
パーツに対応する文字コードを参照して文字を特定する
ことにしているので、従来の文字認識技術において誤認
識の原因となる文字の切出し処理を行なう必要性がな
く、文字の認識率を向上させることができ、結果とし
て、文書のデジタルデータを正確に復元させることがで
きる。なお、文字コードを参照して文字を特定するの
で、固有文字パーツが基礎フォントの文字パーツを変形
したものである場合においても、変形の態様に左右され
ることなく一義的に文字を特定することができる。
【0105】また、文字の基準位置情報も含めて復元す
るようにしているので、文字が配されるべき位置につい
ても正確に復元することができ、復元されたデジタルデ
ータに基づいて再出力した画像上や印刷物上において
も、元の文書とほぼ同じレイアウトでその内容を確認す
ることができる。
【0106】以上説明したように、上記実施の形態によ
る紙DIFシステムにおいては、文書作成装置2におい
て作成された専用フォント文字を用いた文書の印刷物5
0を見ただけで、ユーザは文書の内容を容易に確認でき
るし、また、文書復元装置3において、専用フォント文
字を用いた文書の印刷物50から、元の文書をパソコン
やワープロ上で正確に復元させることができる。
【0107】したがって、本発明を文書管理の方法とし
て利用することによって、文書情報を紙出力のみで管理
することができるようになるので、文書内容の確認や検
索が容易にでき、また文書のデジタルデータを誤りなく
復元でき、さらに、二重管理という問題を生じることが
ない文書管理方法を確立することができる。
【0108】なお、上記実施の形態においては、文字パ
ーツ照合用テーブル82に、専用フォント文字のセット
に含まれている全ての文字パーツのビットマップデータ
やその他の情報を重複することなく格納するものとして
いるが、文字データの復元という点においては、固有文
字パーツ以外は必ずしも必要なものではなく、固有文字
パーツのみの情報を格納するようにしてもよい。
【0109】また、上記実施の形態においては、全角文
字のみで構成されている文書を例に説明したが、全角文
字と半角文字とが混在する文書に対しても、全ての文字
が固有文字パーツを備えるように専用フォント文字のビ
ットマップデータを作成することで、同様の効果を得る
ことができる。
【0110】また、上記実施の形態においては、1つの
基礎フォント文字のセットを利用した固有文字パーツに
対応する文字コードおよび文字の位置の情報を復元する
ようになっているが、固有文字パーツの種類を増やすこ
とで、スタイル(書体)やサイズに応じて固有文字パー
ツを設定することもできる。こうすれば、文書作成装置
で作成されたビットマップデータは、スタイル(書体)
やサイズなども含めて、元の文書原稿をより忠実に反映
するものとなる。これらの文字情報のうち何を固有文字
パーツから得られるようにするかは、生成されるビット
マップデータの原稿に対する忠実さの度合いと、専用フ
ォント文字記憶手段の容量とのバランスによって決めれ
ば良い。
【0111】さらに、上記実施の形態においては、1つ
の文字について1つの固有文字パーツを設定するものと
して説明したが、1つの文字について複数の固有文字パ
ーツを設定してもよい。この場合、同一文字についての
文字コードと位置情報が各固有文字パーツに対応づけら
れているので、いずれの固有文字パーツに基づいて文字
を復元しても、元の文字を確実に復元できる。なお、復
元位置は同じ位置であるから、文字重なり(2度うち)
が生じ得るが、文字ズレが生じることはないので問題は
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるビットマップフォン
ト作成方法を実施する装置の構成を示すブロック図
【図2】専用フォント文字を作成する方法を示すフロー
チャート
【図3】専用フォント文字を作成する方法を示すフロー
チャート(図2の続き)
【図4】基礎フォント文字から専用フォント文字を作成
する方法を示す図であって、基礎フォント文字のビット
マップデータの一例を示した図(a1),(b1),
(c1)、固有文字パーツおよび変形用文字パーツ(変
形後)のビットマップデータの一例を示した図(a
2),(b2),(c2)、専用フォント文字のビット
マップデータの一例を示した図(a3),(b3),
(c3)
【図5】基礎フォント文字の文字コードと、対応する各
種情報との対応関係を示す情報テーブルの一例を示した
【図6】変形方法Aにおける変形可能画素の一例を示す
図(a)、変形方法Bにおける変形可能画素の一例を示
す図(b)、変形方法Cにおける変形可能画素の一例を
示す図(c)
【図7】本発明の一実施の形態による文書作成装置の概
略構成を示すブロック図
【図8】本発明の一実施の形態による文書復元装置の概
略構成を示すブロック図
【図9】文書原稿の一例を示す図
【図10】文字パーツ照合用テーブルの一例を示した図
【図11】専用フォント文字を用いた文書の一例を示す
【図12】専用フォント文字を用いた文書からの固有文
字パーツの抽出および文字位置基準点の座標の復元方法
を説明するための図
【符号の説明】
1 ビットマップフォント作成装置 2 文書作成装置 3 文書復元装置 10 基礎フォント文字記憶手段 11 専用フォント文字作成手段 20 文字情報抽出手段 30 文書データ作成部 31 専用フォント文字記憶手段 32 ビットマップデータ作成手段 40 画像出力手段 50 印刷物 60 画像入力手段 70 文書ビットマップデータ抽出手段 80 文字認識部 81 文字パーツ判定手段 82 文字パーツ照合用テーブル 83 文字読出手段 90 ラスタライザ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 9/68 G06K 9/68 E (72)発明者 石戸谷 光昭 東京都港区新橋2丁目20番15号 理想科学 工業株式会社内 Fターム(参考) 5B009 RA01 RA11 RC11 5B021 AA02 BB02 JJ08 JJ09 5B064 AA01 AB16 DA17 DA19 DA21 DA22 DA26 DA35 FA07 5C082 AA17 BA02 BB12 BB15 BB32 DA53 MM02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の専用フォント文字から構成され
    たビットマップフォントであって、各専用フォント文字
    について、該専用フォント文字を構成する文字パーツの
    少なくとも1つが、該専用フォント文字以外の全専用フ
    ォント文字を構成する全文字パーツのいずれとも異なる
    固有文字パーツであることを特徴とするビットマップフ
    ォント。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のビットマップフォントを
    作成する方法であって、基礎ビットマップフォントを構
    成する基礎フォント文字を予め用意し、該基礎フォント
    文字を構成する文字パーツのビットマップに対して、下
    記1)〜4)のいずれかの方法による変形を加えること
    により前記固有文字パーツを生成して、該固有文字パー
    ツを有する前記専用フォント文字のビットマップを作成
    することを特徴とするビットマップフォント作成方法。 1)黒画素を付加する方法 2)前記文字パーツを構成する黒画素を白画素に変更す
    る方法 3)前記文字パーツを構成する黒画素を8近傍画素にシ
    フトさせる方法 4)1)〜3)のうち少なくとも2つの組み合わせによ
    る方法
  3. 【請求項3】 コード化フォントを構成するフォント文
    字のビットマップを作成して前記基礎ビットマップフォ
    ントを得ることを特徴とする請求項2記載のビットマッ
    プフォント作成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のビットマップフォントを
    構成する専用フォント文字のビットマップデータを用い
    て文書のビットマップデータを作成することを特徴とす
    る文書データ作成方法。
  5. 【請求項5】 前記文書を構成する各文字に対応する専
    用フォント文字の各ビットマップを、該ビットマップの
    基準点を前記各文字の文字位置基準点に対応させて順次
    配置することにより、前記文書のビットマップを作成す
    ることを特徴とする請求項4記載の文書データ作成方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のビットマップフォントを
    構成する専用フォント文字のビットマップを用いて作成
    された文書のビットマップから文字を認識する文字認識
    方法であって、 前記ビットマップフォントを構成する各専用フォント文
    字の固有文字パーツと該固有文字パーツに対応する文字
    とを対応づけてなる文字パーツ照合用テーブルを予め用
    意し、 前記文書のビットマップから文字パーツを抽出し、抽出
    した文字パーツのビットマップと前記固有文字パーツの
    ビットマップとを照合して、該抽出した文字パーツが前
    記固有文字パーツであるか否かを判定し、 前記抽出した文字パーツが固有文字パーツであるときに
    は、該固有文字パーツに対応する文字を前記文字パーツ
    照合用テーブルから読み出すことを特徴とする文字認識
    方法。
  7. 【請求項7】 さらに前記固有文字パーツに対応する文
    字のビットマップの基準点を示す情報を固有文字パーツ
    相対位置データとして前記文字パーツ照合用テーブルに
    予め格納しておき、 前記抽出した文字パーツが固有文字パーツであるときに
    は、該当する前記固有文字パーツ相対位置データを前記
    文字パーツ照合用テーブルから読み出して、該読み出し
    た基準点の前記文書のビットマップ上における位置に応
    じて、前記文字パーツ照合用テーブルから読み出した前
    記固有文字パーツに対応する文字を配置することを特徴
    とする請求項6記載の文字認識方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のビットマップフォントを
    作成する装置であって、 基礎ビットマップフォントを構成する基礎フォント文字
    のビットマップデータを記憶する基礎フォント文字記憶
    手段と、 前記基礎フォント文字記憶手段から基礎フォント文字の
    ビットマップデータを読み出して、該読み出したビット
    マップデータが表す基礎フォント文字を構成する文字パ
    ーツのビットマップに対して、下記1)〜4)のいずれ
    かの方法による変形を加えることにより前記固有文字パ
    ーツを生成して、該固有文字パーツを有する前記専用フ
    ォント文字のビットマップを作成する専用フォント文字
    作成手段とを備えてなることを特徴とするビットマップ
    フォント作成装置。 1)黒画素を付加する方法 2)前記文字パーツを構成する黒画素を白画素に変更す
    る方法 3)前記文字パーツを構成する黒画素を8近傍画素にシ
    フトさせる方法 4)1)〜3)のうち少なくとも2つの組み合わせによ
    る方法
  9. 【請求項9】 コード化フォントを構成するフォント文
    字のビットマップを作成して前記基礎ビットマップフォ
    ントを生成する基礎ビットマップフォント生成手段を備
    えたことを特徴とする請求項8記載のビットマップフォ
    ント作成装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のビットマップフォント
    を構成する多数の専用フォント文字の各ビットマップデ
    ータを記憶する専用フォント文字記憶手段と、 文書を構成する各文字に対応する専用フォント文字の各
    ビットマップデータを前記専用フォント文字記憶手段か
    ら読み出して、該読み出した専用フォント文字のビット
    マップデータを用いて文書のビットマップデータを作成
    する文書ビットマップデータ作成手段とを備えたことを
    特徴とする文書データ作成装置。
  11. 【請求項11】 前記文字パーツ照合用テーブルが、さ
    らに前記固有文字パーツに対応する文字の基準点を示す
    情報を固有文字パーツ相対位置データとして格納するも
    のであり、 前記文書ビットマップデータ作成手段が、前記抽出した
    文字パーツが固有文字パーツであるときには、該当する
    前記固有文字パーツ相対位置データを前記文字パーツ照
    合用テーブルから読み出して、該読み出した基準点の前
    記文書の、ビットマップ上における位置に応じて、前記
    文字パーツ照合用テーブルから読み出した前記固有文字
    パーツに対応する文字を配置するものであることを特徴
    とする請求項10記載の文書データ作成装置。
  12. 【請求項12】 請求項1記載のビットマップフォント
    を構成する専用フォント文字のビットマップを用いて作
    成された文書のビットマップから文字を認識する文字認
    識装置であって、 前記ビットマップフォントを構成する各専用フォント文
    字の固有文字パーツと該固有文字パーツに対応する文字
    とを対応づけてなる文字パーツ照合用テーブルと、 前記文書のビットマップから文字パーツを抽出し、抽出
    した文字パーツのビットマップと、前記固有文字パーツ
    のビットマップとを照合して、該抽出した文字パーツが
    固有文字パーツであるか否かを判定する固有文字パーツ
    判定手段と、 前記抽出した文字パーツが固有文字パーツであると判定
    されたとき、該固有文字パーツに対応する文字を前記文
    字パーツ照合用テーブルから読み出す文字読出手段とを
    備えたことを特徴とする文字認識装置。
  13. 【請求項13】 前記文字パーツ照合用テーブルが、さ
    らに前記固有文字パーツに対応する文字のビットマップ
    の基準点を示す情報を固有文字パーツ相対位置データと
    して予め格納するものであり、 前記文字読出手段が、前記抽出した文字パーツが固有文
    字パーツであるときには、該当する前記固有文字パーツ
    相対位置データを前記文字パーツ照合用テーブルから読
    み出して、該読み出した基準点の前記文書のビットマッ
    プ上における位置に応じて、前記文字パーツ照合用テー
    ブルから読み出した前記固有文字パーツに対応する文字
    を配置するものであることを特徴とする請求項12記載
    の文字認識装置。
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JP2015069256A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 株式会社日立製作所 文字識別システム

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