JP2001264688A - 遠紫外線カタディオプトリック・アナモルフィック・テレスコープ - Google Patents
遠紫外線カタディオプトリック・アナモルフィック・テレスコープInfo
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Abstract
ィック・テレスコープを提供することを目的とする。 【解決手段】 オフアクシス凸状球面反射器と、オフア
クシスで組み合わされた反射/屈折光学素子とを有し、
一般にマンジャンミラー206として知られ、屈折第1
面及び反射裏面とを備え、ビーム202のオフアクシス
偏向によって導き出される収差を相殺する。テレスコー
プ205は、約250nmよりも短い波長で遠紫外(DU
V)用途に関して特に有用である。あるアプリケーショ
ンでは、テレスコープは、回折グレーティング又は、選
択波長を逆反射するように整列された他の波長散乱エレ
メントを照射する。あるアプリケーションでは、組み合
わされたテレスコープと回折グレーティングは、レーザ
光学キャビティ内に組み入れられ、それによりレーザの
出力波長を狭帯域化する。又、改良された汎用DUVビ
ームエキスパンダを提供する。
Description
2日に出願されたWatsonの米国出願シリアル番号第09/1
02,241号「Beam Expander For Ultraviolet Lasers」に
関し、該出願は一般的に譲受され、本明細書に完全にリ
ファレンスとして組み込まれる。
・アナモルフィック・ビームエキスパンダに関し、特
に、パルスエレクトリック放電レーザを含むパルスレー
ザの線幅狭帯域化に使用される。
リック放電レーザ、及び、光学的にポンピングされたダ
イレーザを含む種々のタイプのパルスレーザが典型的に
は、比較的広いスペクトル線幅を有する出力ビームを作
り出す。例えばマイクロリソグラフィのような多くの用
途では、出力ビームに関して狭いスペクトル線幅を有す
ることは重要である。レーザスペクトル線幅を小さくす
るために、多数の線狭帯域化パッケージ(LNP)の設
計が考案されてきた。例えば、Hanschの「Repetitively
Pulsed Tunable Dye Laser for High Resolution Spec
troscopy」(Applied Optics vol.11、No.4, pp895-89
8、1972年4月)には、リトロー配置の回折グレー
ティングと一緒にイントラキャビティ・ビーム拡大テレ
スコープを組み込んだダイレーザに関する線狭帯域化パ
ッケージが記載されている。
ロマティック分解能)は、グレーティング罫線の方向と
垂直にグレーティングに対する入射ビームの幅に直接比
例することは当業者には周知である(上述のHansch文献
参照)。それ故、回折グレーティングの波長選択性を最
大にするために、ビームエキスパンダは有効に利用れ
る。ビームエキスパンダの目的は、回折グレーティング
の幅全体を照射するようにビーム断面積を拡大すること
である。線型回折グレーティングは1つの軸方向にだけ
分散特性を有しているので、それ故、1つの軸方向にだ
けビームを拡大すれば十分である。1軸ビーム拡大であ
るアナモルフィックビーム拡大は、種々の方法によって
達成することができる。
ことである(例えば、1977年4月5日に発行された
Klauminzerの米国特許第4,016,504号を参照)。図1
は、現在の線狭帯域化パッケージ100(1998年1
2月22日に発行されたErshovの米国特許第5,852,627
号「Laser with Line Narrowing Output Coupler」参
照)を図示する概略図であり、それは全体的にリファレ
ンスとしてここに組み入れられ、それは、ビーム102
のアナモルフィック拡大のために直角プリズム110を
採用する。拡大された実質的に平行なビーム104は、
実質的に平面のミラー表面から回折グレーティング10
8に大きな入射角度で反射される。プリズム110の目
的がビーム102を拡大することであるため、プリズム
当たりの拡大の最大量は望ましい。スネルの法則から、
直角プリズムでたやすく達成されることは当業者によっ
て導き出すことができる。図1Bは単一の直角プリズム
120によってビーム122の拡大を図示する概略図で
ある。ビーム122は、入射角αでプリズム表面124
に入射し、直角プリズム120を介して屈折される。ビ
ーム122は、入射角αでプリズム面124に入射し、
直角プリズム120を介して屈折される。拡大されたビ
ーム126は、直角プリズム120のレッグ128の表
面にほぼ垂直に直角プリズムから出る。この方法の制限
は、小数のプリズムで著しいビーム拡大を作り出すため
に、ビーム122が、直角プリズム120の面に対して
大きな入射角αを有する必要があるということである。
典型的には、現在の設計は、おおよそ74度の入射角α
を要求する。これらの大きな角度で、反射防止(AR)
コーティング130を作るのは困難である。これは、エ
キシマレーザによって作り出された高エネルギ遠紫外
(DUV)ビームに関して特に正しい。一般的には、D
UVは、300nmより短く、200nmよりも長い波
長を示す。本発明に関連するエキシマレーザの主な波長
は、248nm,193nm及び157nmである。そ
れ故、これらの波長の2つは、実際に200nmよりも
短く、技術的にはEUVとして呼ばれ得る、ただしEU
V(extreme ultraviolet;極紫外)の区別は一般的に
は、100nmよりも短い波長に関して予約された称呼
である。
作るのが困難である。大きな入射角ARコーティング及
び、特に大きな角度のDUV ARコーティングは、種
々の理由により作るのが困難である。まず、DUVを透
過させる材料がほんのわずかしかない。このことは、屈
折率が小さいそれらの材料の選択を制限する。それ故、
有用なコーティングを達成するために、コーティングは
多くの層から作られる必要がある。厳しい制約が個々の
層の厚さに必要であるので、マルチレイヤーコーティン
グを作ることはより困難である。また、DUV波長のた
め、コーティングにおいてより大きな吸収がされうる。
このことにより、フォトンの非常に高いエネルギのため
に、コーティングに対してブリスタリング又は損傷が引
き起こされる。マルチレイヤーコーティングをディクテ
イトするコーティングをすることは有効(<1%反射)
であるだけでなく、コーティングは数十億ショットの高
エネルギパルスに耐えうるようにすることができる。
は、温度不均一性である。プリズムのバルク材料を介し
て光線が伝播するので、光エネルギの一部は吸収され、
それによってプリズム材料を加熱する。異なる光線がプ
リズムを横切る実際のパスの長さの間に大きなバリエー
ションがある。プリズムの頂点付近に入射する光線、例
えば、光線122aに関しては、プリズムの中を短い距
離で移動するが、プリズムのレッグ付近に入射する光
線、例えば光線122bは、プリズムの中を長い距離伝
播する(図1B参照)。プリズムの中の光線のこの不均
一な伝播は、プリズム内に不均一な温度勾配を作り出
し、光の波面収差を導き出す。波長が短くなり、パルス
繰り返し数が増加するにつれて、プリズム内の温度勾配
はより重要性が大きくなる。
位体積当たり)に生成された光が、実質的に均一である
けれども、冷却が、プリズムの体積内の全てのポイント
から等距離でないプリズムの表面で起こるので、プリズ
ムの不均一熱ひずみは不均一な冷却を生じる。体積あた
りの表面積は、プリズム内を通る伝播パスの違いによっ
て著しく変化する。例えば、プリズムの頂部に近い伝播
パスは、プリズムのレッグに近いパスを通るよりも、表
面に対する熱伝導が大きい。更に、不均一な温度伝搬
は、プリズムの有限の熱伝導時間によって作り出され
る。エネルギの強くて短いバーストは、著しく過渡的な
不均一性を作り出す。エキシマレーザは典型的には、バ
ーストの間に変化する時間インターバルを伴うパルスの
バーストで作動する。現在のLNPは、バースト装荷率
(パルスの連続的なバーストの間の時間インターバル)
に依存して異なって作動することが観測される。
性を備えた放電レーザにおける線狭帯域化に関して、大
きな入射角及び関係する反射防止コーティングを排除
し、熱ひずみ及び損傷に対する脆弱性を低減する方法及
びシステムを提供することが当業界で望まれている。更
に、改良された汎用DUVビームエキスパンダを提供す
ることも当業者に望まれている。
質的に垂直な第1の軸において光パワーを有するカタデ
ィオプトリック・アナモルフィック・ビーム拡大テレス
コープを記載する。それはテレスコープを介して伝播す
るので、ビームは、第1の軸に拡大され、オフアクシス
(off-axis)光学素子によって第1の軸に対して実質的
に垂直な面に偏向され、それによって、遮蔽されていな
いビーム拡大を提供する。ビーム拡大テレスコープの光
学素子は、反射、屈折、及び、結合された反射/屈折エ
レメントを含みうる。
・アナモルフィック・ビーム拡大テレスコープは、オフ
アクシス凸状非球面反射器と、オフアクシスで組み合わ
されれた反射/屈折光学素子とを有し、マンジャンミラ
ーとして一般に知られている。マンジャンミラーは、屈
折第1表面と、反射裏面とを有し、それらは、ビームの
オフアクシス偏向によって導き出された収差を相殺する
ように構成される。カタディオプトリック・アナモルフ
ィック・ビーム拡大テレスコープは、約250nmよりも短
い波長で、遠紫外(DUV)用途に関し特に有用であ
る。これらの用途に関し、テレスコープの屈折エレメン
トは、フッ化カルシウム(CaF2)から作られるのが
有利である。
ナモルフィック・ビーム拡大テレスコープは、回折グレ
ーティング又は、他の波長散乱エレメントを照射するの
に使用される。カタディオプトリック・アナモルフィッ
ク・ビーム拡大テレスコープと整列させられた回折グレ
ーティングは、選択的に波長を逆反射し、それによっ
て、波長狭帯域化又は「線狭帯域化」を提供する。ある
アプリケーションでは、組み合わされたカタディオプト
リック・アナモルフィック・ビーム拡大テレスコープと
回折グレーティングは、レーザ光学キャビティ内に組み
入れられ、それより、レーザの出力波長スペクトルを狭
帯域化させる。本発明の実施形態は、KrFエキシマレ
ーザ、ArFエキシマレーザ又はF2分子レーザのよう
な放電レーザにおいてキャビティ内の線狭帯域化に関し
て特に有効である。
狭帯域化のためのカタディオプトリック・アナモルフィ
ック光学設計を使用する方法及びシステムを提供する。
実施形態は、光学素子及び複雑性を最小にすることを含
み、円錐型シリンドリカル光学素子のような困難でコス
トがかかる非球面光学素子を排除する。実施形態は、大
きな入射角度及びそれに関する反射防止コーティングを
排除し、それにより、熱ひずみ及び損傷に対する脆弱性
を低減させる。更に、本発明による実施形態は、改良さ
れた汎用DUVビームエキスパンダを提供する。
な説明を考慮することによりより良く理解することがで
きる。
詳細な説明を示す。本発明のこれらの実施形態は、添付
の図面を参照して記載してあり、方法及び/又は記載さ
れた特定の構成の種々の修正又は追加は容易である。こ
れらの記載及び図面は、理解を制限するものではなく、
本発明は図示された実施例に制限されるべきではない。
るカタディオプトリック・アナモルフィック・ビーム拡
大テレスコープを組み込んだ線狭帯域化パッケージ(L
NP)200の平面及び側面概略図である。ビーム拡大
テレスコープは、以下に詳述する2つの光学素子、即
ち、凸型シリンドリカルミラー205とマンジャンミラ
ー206、又は光学的に等価なものからなる。実質的な
平行光ビーム202は、拡大ビーム203を生成するた
めにシリンドリカルミラー205から反射によって拡大
される、それは、罫線210を備えた回折グレーティン
グ208を照射する、拡大された実質的に平行な光ビー
ム204を生成するためにマンジャンミラー206から
反射される。実質的な平行光ビーム204は、グレーテ
ィング罫線210の方向Yと、実質的に平行な光ビーム
202のビーム伝播軸Zとに実質的に垂直な一つの軸X
だけに拡大される。それ故、ビーム拡大テレスコープ2
05、206は、X軸にだけ光パワーを有する。回折グ
レーティング208は、リトロー配置に方位付けされ、
その結果、予め選択された波長の光が回折グレーティン
グ罫線210によって選択的に逆反射され、それによっ
て光ビーム204,203及び202の一連のパスを収
縮させる。
を作り出すために、テレスコープ光学素子205及び2
06を、オフアクシスに傾斜させる。この傾斜は、シス
テムの性能を低下させる光収差を生じさせる。遮蔽され
ていないビームエキスパンダを作り出すために使用され
るテレスコープ光学素子205,206の傾斜が、X又
はY横軸のいずれかに差し向けられることができること
は、当業者にとって理解されるであろう。次いで、ビー
ム拡大システムのアナモルフィック特性は、光学収差を
低減させるのに有利なように利用することができる。傾
斜が光パワーを有しないY軸に関して支配的に生じるな
らば、収差は最小になる。
ようなカタディオプトリック系では、反射光学素子が、
反射光学素子の収差を補正するために追加される。LN
P200で使用される素子の数を低減させるために、マ
ンジャンミラー206を使用する。屈折表面(第1の
面)と反射裏面とを結合したマンジャンミラーは、当業
者に周知である(Smith, Warren J.著「Modern Lens De
sign」McGraw-Hill, NewYork, 1992年、285頁参
照)。マンジャンミラーは、収差を補正するために、表
面206aの曲率を裏面206bの曲率と組み合わせ
る。
を修正又は低減させるために、1又はそれ以上の光学素
子を非球面に作る。この特定の用途では、光パワーが一
つの軸だけに要求されるので、光学素子は非球面シリン
ダ又は円錐シリンダであってよい。しかしながら、円錐
シリンドリカル光学素子は一般的に、製造するのが難し
くコストがかかる。
エキスパンダは、上述の収差低減技術を利用する。それ
は、非球面の光学素子の利用を要求することなく、良好
な補正がされ、遮蔽のない、アナモルフィックビーム拡
大系を作り出すために、傾斜軸の賢明な選択とマンジャ
ンミラーとを利用する。
れたカタディオプトリックLNPの例について記載す
る。図2A及び2Bを参照すると、LNP200は、回
折グレーティング208の反射表面について折り返され
たビーム伝播パスを有し、光線がインターセプトするオ
ーダーで横たわる光学表面を備えた、ダブルパスビーム
伝播に関して設計される。実質的に平行な光ビーム20
2のビーム伝播パスにおける第1の光学表面は、おおよ
そ16.00mmの曲率半径を備えた凸型シリンドリカルミラ
ー205である。マンジャンミラー206の第1の表面
206aは、反射拡大ビーム203のビーム伝播パスに
沿って凸型シリンドリカルミラー205からおおよそ14
8.776mmに位置決めされ、それは、おおよそ163.78mmの
曲率半径を備えた円柱状の凸型屈折表面である。ビーム
は、おおよそ5.00mmの厚さと、おおよそ1.501の屈折率
を備えたフッ化カルシウム(CaF2)からなるマンジャンミ
ラー206の内部を通って伝播する。裏面206bは、
おおよそ243.78mmの曲率半径を備えた円柱状凸型であ
る。拡大された実質的に平行な光ビーム204の光線
は、それによって、マンジャンミラー206の内部を通
って後ろに反射され、それらがマンジャンミラー206
から現れるので、第1の表面206aで再び屈折され
る。次いで、拡大された実質的に平行な光ビーム204
は、回折グレーティング208を照射し、該回折グレー
ティング208は、ビーム204の伝播パスに沿って第
1の表面206aからおおよそ135mmに位置決めされ
る。そのリトロー配置のため、回折グレーティング20
8は、上記エレメント206a、206,206b,2
06,206a及び205を含む全体的な光学トレイン
を介してその伝播パスを引き返すためにそのビームを逆
反射させる。ビーム204が実質的に平行であるので、
LNP200の光学特性は、マンジャンミラー206と
回折グレーティング208との間の正確な光学パス長に
対してひどく鈍感である。
示す、6つの光線インターセプトダイアグラムである。
特に、図3A乃至3Fは、当業者に周知である光線トレ
ース解析技術を利用した、所定のフィールド角度でLN
Pシステムの予測分散又は波長選択性を示す。ダイアグ
ラム3A,3C,3EのY軸は、DYAと示し、ダイア
グラム3B,3D及び3FのY軸は、DXAとそれぞれ
示す。DYA軸は、回折グレーティング208の罫線に
垂直な面において光学系を介してトレースされた、光線
の角度変位をラジアン単位で表す。DXA軸は、回折グ
レーティングの罫線に対して平行な面において光学系を
介してトレースされた光線の変位をラジアン単位で表
す。各y軸の目盛は、0.0004ラジアンを表す。ダイアグ
ラム3A乃至3Fのx軸は、入射ビームの部分的な高さ
(完全なアパーチャ半径に垂直な光学軸線からの距離)
であり、FY及びFXとそれぞれ表す。
角度がゼロ度を意味するLNP200「軸上(on axi
s)」の性能を示す。ダイアグラム3C及び3Dは、
0.07度のフィールド角度、又は、0.1度のトータ
ルフィールド角度の0.7倍の性能を示す。ダイアグラ
ム3E及び3Fは、完全な(full)フィールド又は0.
1度での性能を示す。図3の「軸上」を解析すると、
(実質的には水平な平行線として見える)3つのカーブ
を見ることができる。各カーブ(ライン)312,31
4及び316は、それぞれ波長193.349nm、193.350nm及
び193.351nmに関するデータを示し、それらは図に示し
たシンボルによって識別される。
0nm波長を逆反射させるように配置される。従って、公
称波長を表すカーブ314は、全体のエントランス・ア
パーチャを横切る垂直な角度変化がないことを示す。19
3.350nmの公称波長からの0.001nmの波長のシフトに関し
て、それらは、カーブ312及び316の垂直位置によ
って示された、およそ0.001ラジアンの角度変化に
対応する。従って、LNP200の散乱は、おおよそ1ミリラ
ジアン/ピコメートルである。線型回折グレーティング
208がy軸のみに対して散乱するので、DXA軸につ
いて、ダイアグラム3B,3D及び3Fにおけるカーブ
(ライン)の間には、垂直の分離はない。ダイアグラム
3A及び3Bにおけるカーブの水平距離は、完全なアパ
ーチャの直径を表す。ダイアグラム3C乃至3Fにおけ
る対応するカーブは、アパーチャのエッジ付近のビネッ
トのために水平においてわずかに短くされ、非対称に見
える。
が、実質的に直線として現れるということは、LNP系
200の散乱が、系における光学的収差によって生成さ
れる光線における角度変化よりも大きいということの証
拠である。LNP系200の単色収差を図示するため
に、図4A乃至4Fは、図3A乃至3Fに示した3つの
波長に関する光線インターセプトカーブに対応する、一
つの波長だけに関する光線インターセプトカーブを示
す。ダイアグラム4A乃至4Fのy軸の各目盛は、1×
10-5ラジアンを示す。x軸の単位及びスケールは、ダ
イアグラム3A乃至3Fと同じである。ダイアグラム4
A乃至4Fに示したように、最悪の場合、DYA軸に関
する単色収差のために光線インターセプトにおけるピー
ク間の角度差は、おおよそ0.04ミリラジアンであ
る。図3B、3D及び3Fのカーブと同様に、図4B,4
D及び4Fのカーブは、DXA軸に関して無視できる程
度のごくわずかな収差を示す。図5A及び5Bは、LN
P系200に関する単色収差のために、対応する波面の
相違を示す。図5A及び5Bでは、y軸単位は、0.0
02ウェーブを示す各目盛を備えた公称作動波長に対す
るウェーブであり、x軸単位及びスケールは、図3A乃
至3F及び4A乃至4Fにおけるものと実質的に同じで
ある。おおよそ0.04ミリラジアンのピーク間の角度
の相違は、図5Aのカーブに示したように、y軸におけ
る193.350nmでのおおよそ0.008ウェーブにおけるピーク
間の波面の相違に変換される。一方、図5Bのカーブ
は、x軸において無視できる程度のごくわずかな波面の
相違を示し、それは光パワーを包含していない。従っ
て、LNP系200の公称パフォーマンスは、公称系波
長の1/00よりも小さいピーク間の波面エラーに修正
される。
エキシマレーザ。ArFエキシマレーザ、又はF2分子
レーザのような放電レーザの線狭帯域化に関して、カタ
ディオプトリック・アナモルフィック光学設計を使用し
た方法及びシステムを提供する。実施形態は、最小の光
学素子と複雑性を要求し、円錐シリンドリカル光学素子
のような困難で高コストで非球面の光学素子を除去す
る。実施形態は、大きな入射角と、それに関する反射防
止コーティングを除去し、それにより、熱ひずみ及び損
傷に対する脆弱性を低減させる。更に、本発明による実
施形態は、改良された汎用DUVビームエキスパンダを
提供する。
明のより広い観点から逸脱することなく、ここに例示し
た実施形態に対して変更及び修正をすることができる。
従って、上記実施形態には明白には記載しなかったけれ
ども、本末名の他の実施形態が、本発明の範囲内にある
ことは明らかである。それ故、特許請求の範囲は、記載
された発明の本当の範囲内にあるような全てのかかる変
形及び修正を必然的に取り囲み、更にこの範囲は、本発
明の範囲を説明するために例示した単なる実施形態に制
限されるべきではないことを理解すべきである。
り、当業者が本発明をよりよく理解し、多くの目的、特
徴、及び利点をより理解することができる。簡易化及び
理解を容易にするために、異なる図面における同様な参
照シンボルの使用は、類似又は同様なアイテムを示す。
プリズムを利用した現在の線狭帯域化パッケージの設計
を図示した概略図。
示した概略図。
ク・アナモルフィック・ビーム拡大テレスコープを組み
込んだ線狭帯域化パッケージ(LNP)の平面概略図。
ク・アナモルフィック・ビーム拡大テレスコープを組み
込んだ線狭帯域化パッケージ(LNP)の側面概略図。
ク・アナモルフィック・ビーム拡大テレスコープの性能
を示す光線インターセプトダイヤグラムを示す。
ク・アナモルフィック・ビーム拡大テレスコープの性能
を示す光線インターセプトダイヤグラムを示す。
ク・アナモルフィック・ビーム拡大テレスコープの性能
を示す光線インターセプトダイヤグラムを示す。
ク・アナモルフィック・ビーム拡大テレスコープの性能
を示す光線インターセプトダイヤグラムを示す。
ク・アナモルフィック・ビーム拡大テレスコープの性能
を示す光線インターセプトダイヤグラムを示す。
ク・アナモルフィック・ビーム拡大テレスコープの性能
を示す光線インターセプトダイアグラムを示す。
曲線を示すダイアグラム。
曲線を示すダイアグラム。
曲線を示すダイアグラム。
曲線を示すダイアグラム。
曲線を示すダイアグラム。
曲線を示すダイアグラム。
面の差を示すダイアグラム。
面の差を示すダイアグラム。
Claims (23)
- 【請求項1】 波長及び伝播軸を有する光ビームを伝送
するための装置であって、 前記伝播軸と実質的に垂直な第1の軸において光パワー
を備えたカタディオプトリック・アナモルフィック・ビ
ーム拡大テレスコープを有し、 前記光ビームが、前記ビーム拡大テレスコープによって
前記第1の軸に拡大された拡大ビーム部分を含む、こと
を特徴とする波長及び伝播軸を有する光ビームを伝送す
るための装置。 - 【請求項2】 前記光ビームが、前記第1の軸に対して
実質的に垂直な面において偏向していることを特徴とす
る請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 前記ビーム拡大テレスコープが、反射光
学素子を有することを特徴とする請求項1に記載の装
置。 - 【請求項4】 前記ビーム拡大テレスコープが、屈折光
学素子を有することを特徴とする請求項1に記載の装
置。 - 【請求項5】 前記屈折光学素子が、屈折第1表面と、
反射裏面とを備えることを特徴とする請求項4に記載の
装置。 - 【請求項6】 前記反射裏面が、湾曲していることを特
徴とする請求項5に記載の装置。 - 【請求項7】 前記波長が、おおよそ250nmよりも長く
ないことを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項8】 前記ビーム拡大テレスコープが、実質的
にフッ化カルシウム(CaF2)からなる屈折光学素子
を有することを特徴とする請求項7に記載の装置。 - 【請求項9】 散乱光学素子を更に有し、 前記拡大ビーム部分のような前記拡大されたビーム部分
に配置された前記散乱光学素子が、前記散乱光学素子に
よって逆反射されることを特徴とする、請求項1に記載
の装置。 - 【請求項10】 前記散乱光学素子が、散乱が実質的に
前記第1の軸と整列するように配置された回折グレーテ
ィングであることを特徴とする請求項9に記載の装置。 - 【請求項11】 前記ビーム拡大テレスコープが、レー
ザの光学キャビティ内に組み込まれたことを特徴とする
請求項9に記載の装置。 - 【請求項12】 前記レーザが、放電レーザであること
を特徴とする請求項11に記載の装置。 - 【請求項13】 前記放電レーザが、KrF,ArF及
びF2レーザからなるグループから選択されることを特
徴とする請求項12に記載の装置。 - 【請求項14】 伝播軸及び実質的に平行な入射光ビー
ム部分を有する光ビームをテレスコピックに拡大する方
法であって、 前記入射光ビームを光学素子から反射させ、それによ
り、拡大ビーム部分を生成し、 光学素子から前記拡大ビーム部分を屈折させ、それによ
り、実質的に平行に拡大された光ビーム部分を生成し、 かかるビーム拡大が、前記入射光ビーム部分の伝播軸と
実質的に垂直な第1の軸を生じさせ、 前記拡大された光ビームで回折グレーティングを照射さ
せることを特徴とする方法。 - 【請求項15】 前記光ビーム部分が、同じ光学素子で
反射され、屈折されることを特徴とする請求項14に記
載の方法。 - 【請求項16】 前記光ビーム部分が、前記第1の軸と
実質的に垂直な面において光学素子によって偏向させら
れたことを特徴とする請求項14に記載の方法。 - 【請求項17】 前記光ビーム部分が、前記伝播軸及び
前記第1の軸に対して実質的に相互に垂直な軸において
光学素子から偏向されたことを特徴とする請求項14に
記載の方法。 - 【請求項18】 前記拡大光ビーム部分が、もはやおお
よそ250nmの波長を有しないことを特徴とする請求項1
4に記載の方法。 - 【請求項19】 前記拡大されたビーム部分で散乱光学
素子を照射するステップを更に有し、 前記拡大されたビーム部分が前記散乱光学素子によって
逆反射されることを特徴とする請求項14に記載の方
法。 - 【請求項20】 前記散乱光学素子は、散乱が前記第1
の軸に実質的に整列されるように配置された回折グレー
ティングであることを特徴とする請求項19に記載の方
法。 - 【請求項21】 前記ビーム拡大が、レーザの光学キャ
ビティ内で生じることを特徴とする請求項19に記載の
方法。 - 【請求項22】 前記レーザが、放電レーザであること
を特徴とする請求項21に記載の方法。 - 【請求項23】 前記放電レーザが、KrF,ArFお
よびF2レーザからなるグループから選択されたことを
特徴とする請求項22に記載の方法。
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